FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (804/858)
デビッド・ベッカム(David Beckham)がメンズウエアブランドをスタートする。ブランドは、妻ヴィクトリアのブランドを運営し、スパイスガールズ時代から夫妻のビジネスパートナー兼アドバイザーを務めてきているサイモン・フラー(Simon Fuller)とともに設立するもので、香港のファッション企業、リー&フォン傘下のグローバルブランズとの契約により、世界展開を図る。新ブランドからの商品発売時期、詳しいラインアップなどは不明だが、グローバルブランズ側がベッカムのスポーツスターでありつつスタイルアイコンでもある部分を高く評価していることから、スポーツウエア系となる可能性が高いと見られている。
2014年12月09日12月19日から代官山「GALLERY SPEAK FOR」で、画家・イラストレーター曄田依子の「犬の系図」展が開催される。1月14日まで。獅子のような犬、鯉の態様を借りた金魚、絵画化された文字、現代女性による吉祥図など透明水彩画が展示される。グラデーション豊かで繊細だが、伝統文様とそのコンセプトを土台に、ミックスカルチャーによるズレや違和感が少なからず含まれている。インド、中国、朝鮮半島、日本など、アジアの信仰のあり方や世界観、幸福の思想を観察して得られた視点から生み出される作品には、深さと妖しさ、愛らしさが混在。本展タイトルは、彼女の絵画観を最もよく表す「獅子狛(ししこま)」シリーズから。「古代、信仰のため日本に呼ばれ、獅子から犬へと転じた狛犬に、愛玩犬の歴史や、それがぴったりと寄り添い続けてきた人の歴史との相関を見続けている」という。獅子狛の新作が本展の骨格となり、「福字」「違和感」などこれまでのアーカイブの他、大小の原画やジークレープリント、立体作品など約40点あまりを展示・販売。また、獅子狛をモチーフにしたアクセサリーやクラッチバッグ、クッション、オリジナルのダルマやしめ縄飾りも販売される。【イベント情報】曄田依子犬の系図会場:ギャラリー スピーク フォー住所:東京都渋谷区猿楽町28-2スピークフォー2階会期:2014年12月19日から2015年1月14日時間:11:00から19:00(最終日は18:00まで)休廊日:木曜日、12月28日から1月5日と1月8日入場無料
2014年12月09日ラフォーレ原宿はファッションドール「バービー(Barbie)」とのコラボレーション企画、「Barbie in LAFORET -Limited Collection-」を開催する。期間は2月7日から3月1日まで。この企画はバービーの55周年を記念したもの。期間中にはバービー人形とその着せ替え服のセットが、一部ブランドにて先行もしくは限定販売される。その他、イベントには館内にある約20のファッションブランドが参加しており、バービーオリジナルアイテムも発売される予定だ。バービーは59年のデビュー以来、世界中の少女に愛され続けてきた。日本でも昭和30年代に約10年間製造されており、そこには女性が願う夢や人生をかなえられるようにとの、原作者ルース・ハンドラーの願いが込められている。過去には「クリスチャン・ディオール」や「プラダ」「ジョルジオ・アルマーニ」などとのコラボレーションが実現しており、ファッションアイコンとしても人気となった。
2014年12月09日デザイナー・芦田多恵は、宮城県南三陸町の復興支援の一環として、南三陸の仮設住宅に入居する縫製技術者とコラボレーションし、マスコット付きキーホルダー「ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)」を12月10日から、伊勢丹新宿店と日本橋三越本店で販売する。今回で2度目の販売となるミナ・タン チャームは、ウマのキーラ(1万5,000円)、ペガサスのリア(1万8,000円)、ネコのミナ(1万5,000円)、キリンのサン(1万3,000円)、イヌのリック(1万4,000円)に加え、初登場のヒツジのエリザベス(1万5,000円)、ジョージ(マフラー付き/1万4,000円)、セーラ(1万2,000円)の合計6種類が全てハンドメイドで販売される。伊勢丹新宿では、伊勢丹のタータン柄(マクミランイセタン)のオリジナルのパッケージに入り販売される。このチャーム販売を通じた復興プロジェクトは、2013年7月、南三陸町の長期的な復興支援を目的として、株式会社ジュン アシダが“Support Tohoku Eternal Project(S.T.E.P)”を発足。同社は芦田多恵によるデザイン及び技術指導、商品を制作する工程で生まれる高級輸入生地の残布や半端なパーツを提供し、プロジェクトをサポートする。チャームの売上金額から販売経費を除く金額が、工賃として縫製技術者に支払われるという。ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)の“MINA”は南三陸、“TAN”は「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」ブランドの「TA」に由来するほか、千利休の孫である「宗旦(そうたん)」の“TAN”でもあるという。この宗旦には逸話が残されている。ある寺の住職が庭に咲いた一輪の白玉椿を宗旦に見せようと思い小僧に届けさせるが、小僧は途中で転び、せっかくの花びらは飛び散ってしまった。しかし、宗旦は花を失った枝や花びらを生かし、花のない枝を茶室の床の間に生け、花びらを巻き散らすことで、茶室には宗旦特有の風情が生み出されたという。このように、同復興プロジェクトには、「いっときは美しく栄えていたものが価値を失ってしまっても、人のまごころを吹き込むことでふたたび輝きを取り戻させ、かかわるすべてのものを生かすことができる」という想いがある。洋服の生地やパーツとして価値のあったものが、洋服を制作した結果として残布や半端なパーツになってしまっても、今ふたたび“ミナ・タン チャーム”として生まれ変わってほしいという願いが込められているという。このミナ・タン チャームは、伊勢丹新宿店では本館4階「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」ショップ横(12月25日まで)、日本橋三越では本館3階ライトウェル(12月16日まで)で販売される。
2014年12月09日仏ブランド「デヴァステ(DEVASTEE)」の世界初ショップ(東京都渋谷区神宮前6-11-4)が12月7日、オープンした。これに合わせてデザイナーのフランソワ・アラリィ(Francois Alary)とオフェリー・クレール(Ophelie Klere)が来日した。デザイナー自ら物件探し、内装も手掛けた同ショップは、表参道の喧騒から少し離れ奥まった通りに隠れ家のようにひっそりと佇む。ブランドアイコンカラーのモノトーンを基調としたショップは2階建て。洋服やアクセサリーに加え、クッションやテーブルウエアなどのインテリアや、ノートなどステーショナリーまで豊富なアイテムを展開。階段を上がって正面の壁に設置された大きな黒板には、デザイナーがチョークで描いたサンリスをイメージした風景が広がる。更に、フィッティングルームのカーテンや、柱など至る所に墓地からインスパイアされたおばけや墓石モチーフのイラスト描かれている。「風景にかなりインスパイアされる。地面の土や、古い建物の壁の質感などから素材選びを行ったり。ずっとオフェリーと生活を共にしながら日々デザインを行っているので、環境や日々の暮らしそのものがブランドの世界観」とフランソワ氏。彼らのアトリエ兼住居があるフランス・サンリスは、パリから約40マイル北へ位置し、森に包まれた中世の美しい街並みを残す自然豊かな土地という。「アトリエ周辺は小鳥がさえずり、田舎特有のとてもゆったりとした時間が流れている。その空気感をそのままこのショップへ持ち込みたかった」という2人。かねてからの夢であったショップをオープンすることが決まってから様々な物件を探し回ったのだが、この建物の天井の梁がアトリエと全く同じであったことから即決。「この裏路地の土地の方から僕達にここへお店を開くようにと誘い掛けて来た感覚に陥った」とフランソワ氏は話す。今後について、「インテリアの分野においても更にデザインの幅を広げていきたい。イスやテーブル、ラグ、それから書籍などまでファッションだけに止まらず、人々の人生に寄り添うようなブランドであることが目標」と展望している。
2014年12月09日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊を毎週紹介。■「VITRA: EVERYTHING IS CONNECTED」フロリアン・ベーム(Florian Bohm)、アナヒータ・カマーリー(Annahita Kamali)本書は、1950年にスイスで創業した家具ブランド「ヴィトラ(VITRA)」のプロダクトデザインや関連人物などを、写真を中心に構成したビジュアルブック。20世紀から今までヴィトラ社に関わってきた人物のポートレート、家具の写真や広告、スナップショット、スケッチなどを約300ページにわたって収録。イームズ夫妻、アレキサンダー・ジラルド、柳宗理、ノグチ・イサム、ジョージ・ネルソン、はたまた現代アーティストのブルース・ナウマンやヘラ・ヨンゲリウスら、ヴィトラ社とゆかりのあるデザイナーの作品も掲載している。「イームズ ラウンジチェア」のようなアイコン的なプロダクトの変遷なども、美しいビジュアルイメージの数々を通して見ることができる、インスピレーションを刺激される一冊。ヴィトラ社のプロモーションフィルムを制作したこともあるデザイナーのフロリアン・ベームとアナヒータ・カマーリーが書籍デザイン、編集を手掛けた。【書籍情報】「VITRA: EVERYTHING IS CONNECTED」著者:フロリアン・ベーム、アナヒータ・カマーリー出版社:GESTALTEN言語:英語ソフトカバー/304ページ/250×190mm発刊:2014年価格:5,530円
2014年12月09日東京オペラシティ アートギャラリーは「スイスデザイン展」を開催する。期間は1月17日から3月29日まで。この展覧会は日本とスイスの国交樹立150周年を記念したもの。鉄道、航空、時計、靴、家具、ファブリックなど、スイスから世界へと発信されていった様々なアイテムを集め、その歴史や思想をデザインの観点から紐解いていく。中でも、スイスを代表する2大デザイナーのマックス・ビル(Max Bill)、ル・コルビュジエ(Le Corbusier)については、その思想や哲学を解説するような展示が行われており、スイスデザインに一貫された合理性や普遍性に迫るきっかけになりそうだ。その他、会場では「バリー(Bally)」「ビクトリノックス(Victorinox)」「スウォッチ(Swatch)」「USMモジュラーファーニチャー」「シグ(SIGG)」など、スイスを代表する8ブランドの作品を展示。アーカイブを豊富に取りそろえ、ポスターやデザイン原画といった貴重な資料も見られる。また、バウハウスや抽象絵画の影響を色濃く残す「スイスタイポグラフィー」、スイスデザインアワード受賞者の作品にもフォーカスし、それぞれを代表するデザイナーの作品が展示される予定だ。なお、期間中には1月25日の「ル・コルビュジエとスイスデザイン」を皮切りに、全4回のギャラリートークが開催される。ゲストには大成建設ギャルリーの林美佐、デザインディレクターの柳本浩市などが招待され、スイスにおける現代デザインの起源から最先端までを把握するための参考となるだろう。【イベント情報】スイスデザイン展会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:1月17日から3月29日時間:11:00から19:00(金曜日・土曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日、2月8日入場料:一般1,200円大・高校生1,000円中学生以下無料
2014年12月08日シグネチャーブランドを経て10-11AWより「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」をミラノコレクションで発表、また他ブランドのクリエーティブディレクターを兼任するという多才なアレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell'Acqua)が、12月初旬に来日した。2014年9月に世界初となる旗艦店が東京にオープンし話題となるも、そのタイミングでの来日ができず今回の来日となった。N°21誕生の経緯は、1996年からシグネチャーブランドをミラノコレクションで発表していたが仕事の環境が変わり、インターバルをおいてスタートした。パーティーシーンで活躍するドレスが多かった前ブランドと違い、N°21はデイリーに着るカジュアルさを備え、しかも手頃な価格をコンセプトとしたコレクションだ。世界的に経済が冷え込んだ2007・8年頃から、モードの流れが変わるのを感じたデラクアは、今までとは違う、見せるための服ではなく、心地よく着て楽しめるをコンセプトに服を作り始めたのだ。ドレスからカジュアルな服に切り替わっても、デラクアのモダンなフェミニティーは変わることなく、N°21はたちまち世界中の女性を魅了した。デラクアが醸し出す繊細でイノセントな雰囲気は、日本の女性の心を惹きつけ、多くのファンが存在するという。東京に世界初の旗艦店ができたのもそうした理由からだ。デラクアの希望もあり、インターナショナルで世界の新しい動き敏感な東京という街に初の旗艦店がオープンした。2号店は本拠地ミラノでと候補地を探している最中だというが、大阪も候補の一つになっているらしい。今後の服作りについて尋ねると、「ファッションのトレンドというのは、その時代に影響力を持つデザイナーが作り出し、それをフォローする傾向があります。今でいうと、エディ・スリマンのサンローランがそうですが……。誰かに追従するのは嫌ですから、私は常に自分らしいトレンドを追求することにしています」ときっぱりと言い切る。「私達デザイナーが作る服は、芸術品ではありませんし、ショップは美術館ではありません。いつまでもお店を飾っている美しい服は、クリエーティブであっても、ビジネスには向かないのです。私は皆が着たいと思う服を作りたいと思っています」クリエーションとビジネスの関係は、車の両輪のように共に機能しなければいけないという。数々のブランドのデザインを手掛け、ビジネス的にも成功を収める彼の才能は、今デザイナーに求められるもの。優れたバランス感覚が窺われる。
2014年12月08日音楽レーベルの運営のみならず、ファッションブランド「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」やグラフィックデザインも駆使してユニークな情報を発信し続けるインディペンデントレーベル、KITSUNEが、東京・渋谷のライブハウスWOMBにて、1年を締めくくるビッグパーティ「Kitsune Club Night」を開催する。イベントスタートは12月29日23時。さらに、前日12月28日には、大阪のLive & Bar 11 ONZIEME(オンジェム)でも開催。今回は、同イベントディレクターのGlidasはもちろん、イギリスのDJ、Karma kidも来日して出演する。また、今回だけのスペシャル特典として、来場者全員に、kitsuneカンバッジ、リストバンド、タトゥーシールのプレゼントが用意されている。
2014年12月08日「オメガ(OMEGA)」は、日本橋三越本店で12月10日から「オメガ クリスマス フェア」を開催する。期間は12月25日まで。“ホワイトクリスマス”をテーマに、白を使ったモデルにフォーカス。ホワイトベルト仕様の「シーマスター プラネットオーシャン メンズ」(56万円)や、白い文字盤を採用したスポーティーなデザインの「シーマスター プラネットオーシャン レディス」(56万円)など、ペアウォッチやクリスマスプレゼントにもおすすめのアイテムを取りそろえる。会場は本館6階の時計サロン。
2014年12月08日代官山の蔦屋書店は、インク不要で一生使える「FOREVER・ピニンファリーナ・カンビアーノ・ペン」(1万9,440円)を数量限定で発売。このペンはフェラーリなどを手掛けたことで有名なピニンファリーナ社が、イタリアの文具メーカーと共同で開発したもの。そのデザインは2012年に同社が発表したコンセプトカー「カンビアーノ」にインスピレーションを受けており、木とアルミを組み合わせたボディが美しい流線形を描く。日本での取り扱い例は極めて少なく、蔦屋書店ではブラックモデルのみの取り扱い。ペン先には特殊合金が使用され、紙の上を走らせた摩擦で酸化が起き、その軌跡が線として残されるという仕組みで消しゴムで消すことはできない。タッチは筆圧によって変化し、鉛筆のような感覚で使用出来る。
2014年12月08日「エスカーダ(ESCADA)」が12月5日、六本木のホテル、グランドハイアット東京でクリスマスパーティーを開催。ゲストモデルに菜々緒を招き15SSウィメンズコレクションショーを実施した。パーティーの前に行われたトークショーに菜々緒は、大胆に胸元の開いたエスカーダのブラックスーツ姿で登場。光沢のあるレーヨンクレープに大判なボタニカルプリントを施し、女性らしく妖艶な雰囲気を醸し出す。エスカーダのファッションディレクターを務めるダニエル・ウィンゲート(Daniel Wingate)氏は「日本女性は花が好きで、今シーズンのテーマ“ボタニカルビューティー”そのものだ」とコメント。続いてエスカーダ・ジャパン/エスカーダ・コリアCEOのセクロ・リー(Serok Lee)からのクリスマスプレゼントのスカーフがふんわりと菜々緒の首元を彩った。ブランドのアイデンティティー「Love of Color」を感じさせる様々なトーンのピンクやビタミンオレンジ、パープルなど鮮やかなカラーパレットをベースに、あらゆる植物から着想を得たプリントや、咲き乱れる花々をイメージした刺繍やレースなど、エキゾチックでロマンティックなムードが春の華やかさを運ぶ。全身に小花をまとったようなレースのロングドレスや、肩から胸元に掛けて大小様々なビジューを敷き詰めたミニドレス、オパール加工のワンピースや薄手のコートなど、ボタニカルを表現する技法は様々。また、レオパードにボタニカルプリントを重ねたブラウスや、プリントアイテム同士のスタイリングなど挑戦的なアイテムも今シーズンの特徴。ラストには煌びやかなビーズ刺繍が施されたチュールのトップに、裾に掛けてたっぷりボリュームを持たせたロングドレスで優雅なシルエットの菜々緒が颯爽とランウエイに現れた。また、コレクションモデルの松岡モナやモデルでタレントの森星らもショー中に登場した。会場にはその他、早見優、アンミカ、神田うのを始めとする様々な業界人もドレスアップして駆け付け、華やかなパーティーの一夜となった。
2014年12月08日12月13日から2015年1月31日まで、東京・六本木の「タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム」にて、写真家、リナ・シェイニウスによる日本初個展「Exhibition 03」が開催される。リナ・シェイニウスは、1981年、スウェーデン南西の町ベーナシュボリ生まれ。現在はロンドンを拠点に活動している。独学で写真を学び始めたのは10歳のとき。その後、Flickrを通じて注目を集めたことがきっかけとなり、撮影を依頼されたシャルロット・ランピリングのポートレイトが『Dazed & Confused』に採用されたことを皮切りに、プロとしてのキャリアをスタートさせ、以降、『Vogue』『AnOther』なと数多くのファッション雑誌へコントリビュートを経て、ドイツの週間新聞紙『Die Zeit』でフォトコラムを担当するなど、多彩に活躍している。そんな彼女は、モデルとして活躍後、写真家に転身したことから、被写体としての経験が作品にも大きく反映されているのが特徴。一つひとつの作品から伝わってくるのは、「見るもの」と「見られるもの」の関係性を再構築したいという欲求と、フィルム写真という手法でその関係を構築したいという確かな思いだ。また、リナ自身は自らのウェブサイトで、「私はカメラや写真集が身近である環境に育ち、そこから写真術の多くを学んだ。父は私たち家族の写真をたくさん撮り、それを映写機で見るのがとても楽しかった。モデルをやり始めてから、どのようにプロのファッション・フォトグラファーが動くのか、そして自分がどのようになりたくないのかを学んだ」とコメントしている。今回の展覧会では、約16点の作品が展示される。また、同期間中、渋谷区恵比寿の「POST」では、彼女が自ら編集・発行と担当している自費出版写真集「07」の発行を記念した展示も行われる。「タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム」では、初日12月13日18時からレセプションを開催。「POST」では、12月14日にサイン会が催される。【イベント情報】リナ・シェイニウス 「Exhibition 03」会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル2階会期:12月13日から2015年1月31日時間:11:00から19:00休館日:月曜日、日・祝日入場無料
2014年12月08日森トラストグループはスターウッド ホテル&リゾートと共同で、2015年春に「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」をオープンする。“ラグジュアリーコレクション”は、スターウッド ホテル&リゾートでも最高級カテゴリーに位置するブランド。 “翠嵐”は司馬遼太郎が嵐山の緑豊かな自然を称えた言葉から取られており、その自然美を最大限に活かすと共に、日本のおもてなし文化を象徴する旅館の空間演出やサービスをホテルに融合させた。渡月橋にほど近い保津川沿いの好立地で、嵐山を散策した足でそのままチェックイン出来る。客室は“月”をテーマとする華美に優れた39室で、翡翠や菫といった日本伝統の色調をインテリアに用いた和客室となっている。日本庭園や嵐山の眺望が1枚絵のように窓越しに切り抜かれ、テラスや月見台などの施設も完備。スイートルームなど一部の部屋では、嵐山温泉の湯を引いた専用露天風呂を用意した。レセプションエリアは御簾や格子をオマージュした格調高い空間となり、チェックイン後のひと時をくつろげるようにと、庭園を望むカウンター席を配置。館内のレストランでは現代のアレンジを加えた懐石料理の他、プライベートな個室で鉄板焼きが味わえる。また、甘味処やカフェは築100年を超える建物を再生しており、宿泊の際には和の趣のある店内や保津川を望むテラス席で、癒やしのひと時を過ごしたい。
2014年12月08日「マンダリン オリエンタル 東京」がバレンタイン&ホワイトデーに向けた限定アイテムを発売する。エグゼクティブペストリーシェフの武藤修司が“ハート&パッション”をテーマに作り上げたのは、愛のストーリーが込められた全12種類の限定ギフト。上質なデザインと配色で、大人の男女に合わせたセレクションとなっている。4種類の小さなハート型のチョコレートを詰め合わせた「ハート プラリネ」(1,800円)は、赤のグラデーションで恋するふたりの愛が深まっていく様子を表現。薄い赤から深みのある赤までの4色は“出会い”、“ファーストキス”、“恋に落ちて”、“真実の愛”を意味している。一方、「マカロン ルージュアムールコレクション」(1,800円)はレッドとホワイトの期間限定カラーのマカロンで、クリームはチョコレートとベリーを合わせた。ストロベリー、ラズベリー、カシス、ブラックベリー、グリオットチェリーの5種類を用意する。その他、「プティ クール ルージュ」(888円)、「グラン クール ブラン」(2,000円)はバレンタインとホワイトデーに向けた赤と白のハート型のボックスに、ほんのりとした甘さのヨーグルレーズンチョコレートを詰めたもの。「クール ア ラ フレーズ」(3,800円)はストロベリーショートケーキを、淡いピンク色のクリームでデコレートした。ローズとハートをモチーフにした5種類のロリポップ「マカロン ロリポップ ルージュアムール コレクション」(400円)は、友人や同僚にもプレゼントしやすい手軽さだ。また、バレンタイン限定で、立体的なハートボックスの中にハート型のプラリネが5つ入った「セント バレンタイン プレミアム ボックス」(2,800円)、チョコレートのムースとイチゴのムースをハート型にした「トアモア タルト 2 ピースハートクリエーション」(800円)を販売。ホワイトデー限定アイテムでは、イチゴをかたどったチョコレート「フリーズ ド サクラ」(3,000円)、リンゴをかたどったムース「フリュイ ディフェンデュ」(1,000円)、特別なデコレーションを施した「トレゾー」(1,400円)を用意する。販売は3月にリニューアルオープンした直営パティスリー「グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京」にて。バレンタインデイ限定アイテムは1月24日から2月14日まで、ホワイトデー限定アイテムは2月28日から3月14日までの提供となる。
2014年12月08日「アルマーニ ジュニア(Armani Junior)」が、絵本の世界とのコラボシリーズ「アルマニマルズ(ARMANIMALS)」を発表。12月中旬より発売する。今回のコラボレーション相手は、米「ニューヨーク・タイムズ」や仏「ル・モンド」などにイラストを提供しているイタリアの絵本作家、エミリアーノ・ポンジ(Emiliano Ponzi)。コットン素材のTシャツには、ポンジによって、キリンやワニ、ヒョウなど男女それぞれ5種類の動物が描かれている。価格は、ベビー用(12ヶ月から24ヶ月)が1万5,000円、ジュニア用(2歳から8歳)が1万6,000円。新生児用(6ヶ月から12ヶ月)にロンパース(1万4,000円)も用意されている。全アイテム、それぞれ4種のカラーが用意されている。また、森林管理協議会(FSC)に認定された資材で作られたギフトボックスでラッピングされ、プリントの動物にちなんだ絵本も同封される。この絵本は、イタリアの出版社・コーライニ出版とのコラボでプロデュースされたもの。
2014年12月08日日常からの逃避行に胸が踊るような週にしてはいかが?例えバカンスに行けなくても、いつもと違う道を通るだけでもエネルギーチャージできそうです。ファッションで気分転換をするのも開運に。いつもはコンサバティブなスタイルの人も、少しだけモードな刺激を取り入れるとマンネリからパッと解放されるに違いありません。“ちょっとした冒険”をキーワードに 身体を縮こませることなく、アクティブな気分で過ごしてみましょう。■牡羊座(3.21 - 4.20)映画鑑賞やライブなどエンターテイメント全般にツキがあるとき。赤にゴールドのアクセントなどゴージャスでホリデーらしい色使いをまとえば、目一杯楽しく過ごせそう。交際費はケチらないのが正解です。■牡牛座(4.21 - 5.21)勘がさえる分、こだわりが強く頑固にになりそうなのでガーリーな装いで華やぎを意識して。エポカのようなクラシックで上質なテーラードジャケットが社交力をあげてくれます。■双子座(5.22 - 6.21)スエードやレザーの襟がついたトップスは、知的なセンスをアピールできます。カラーもやはり知的な印象のグレージュ、アイボリー、ブラックを選んで。おしゃれの情報収集はwebが吉。■蟹座(6.22 - 7.22)ビッグボリュームのコートやニット、拡張されたデザイン、ごつごつしたアクセサリーなど、“大げさ”がキーワード。使っても戻ってくるような金運なので新しいアイテムを買い足すのもアリです。■獅子座(7.23 - 8.22)新たなことも物怖じせずトライすれば結果がついてくるでしょう。勝負強さを引き立てるのは、デニムやスモーキーなカラー。またフラットやウエッジソールのカジュアルな足元が良い運を引き寄せます。■乙女座(8.23 - 9.23)ストライプのパンツ、マニッシュなローファーなどハンサムなアイテムを取り入れると好調に。なにかと多忙な時期なので、ファッションは無理がこないようなリラックスできるスタイルを意識して。■天秤座(9.24 - 10.23)空気をはらんだような丸いシルエットやアシンメトリなど個性的なスカートがオススメです。斬新なカラーのファーをアクセントにすると幸運なサプライズを呼ぶでしょう。財布の買い替えも◎。■蠍座(10.24 - 11.22)隠れ家的な場所やマニアックな映画館で英気を養って。転職やスキルアップは吉。ローズやダークブルーといったエレガントなカラーは周りの人との絆を深めてくれるでしょう。■射手座(11.23 - 12.21)好奇心の赴くまま楽しめます。異素材の切り替え、ゴージャスなムートンといったデザイン性の強い、一点豪華主義のコートスタイルで最強の星回りに。カラーも派手なものを選んで。■山羊座(12.22 - 1.20)ネイルとリングをコーディネートするなど、細部まで気を配って。スカートはミニよりもドレッシィなミモレ丈のものを選ぶと財運が上昇。色はシャンパンゴールドやパールピンクが吉。■水瓶座(1.21 - 2.19)注目のヴァレクストラのように、黒く縁取られたヴィヴィッドカラーのバッグがラッキー。お金は気前よく使うとかえって財運が上がる流れに。憧れブランドを買うなら今がチャンスです。■魚座(2.20 - 3.20)トラブルに巻き込まれがちな運勢。千鳥格子、アーガイルなどクラシックな柄のニットや靴下、タイツで厄除けできます。特にお酒の席での失敗には注意。UGGなどムートンのブーツもお守りに。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2014年12月08日イタリアを拠点とするデザイナー、クリスチャン・ペリザーリ(Christian Pellizzari)が自身の名を冠するブランドの15SS展示会に合わせて来日した。同ブランドを扱う青山・骨董通りのセレクトショップ「イザ(IZA)」にて話す機会を得た。彼は1981年、イタリア・トレビソ生まれ。「トネッロ(TONELLO)」「ヴィオネ(Vionnet)」などを経て、2011年に自身のブランドを設立。ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の若手デザイナー支援プロジェクトに選出され、14年6月にアルマーニ・テアトロ(劇場)を舞台に15SSメンズコレクションショーを実施。今注目のイタリアの若手デザイナーだ。「資金的な援助はないものの、選ばれたことで世界中のバイヤーやエディターの目に留まり、今後につながる機会となった。そして何よりアルマーニ氏に認められたことが光栄」とペリザーリ。ブランドコンセプトは、テーラード×スポーツスタイルや、カジュアル素材のイブニングウエア、ビエッラ地方の伝統生地や新素材のシルクジャカード生地など異なるディテールや様々な要素を融合し“どんなオケージョンにも対応出来る順応性の高いトータルルック”を提案すること。今シーズンは、フォークとコンテンポラリーが共存するラテンカルチャーから着想を得て、ホワイト、ブラック、ブルーをベースに鮮やかなイエロー、ピンクをミックス。コレクションを製作する際、「デザインよりまず先に徹底した素材リサーチから行う」という。今回ウィメンズコレクションでキーとなるのが、シルクオーガンジーに牡丹花がダイナミックに浮かび上がる3Dジャカードのドレスだ。同素材は彼が新考案したもので、フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)の絵画がモチーフとなっている。その他、アイコンアイテムであるビスコースやシルクジョーゼットのトップスとジャカードスカートを繋ぎ合わせたドレス、立体的な花の刺繍を施したパンツにスカート、ドレスなどエレガントなものから、ストライプのクラシックなイタリアンシャツにショートパンツを組み合わせたマスキュリンなルックまで提案。メンズではボルドーカラーを中心に、ボタニカル柄や、刺繍が施されたシャツ、ブロンズなどのラメ糸をふんだんに用いたジャケットなどポップかつ仕立てにこだわったコレクションを展開し、現代的なコレクションを製作している。若手では珍しくメンズ・ウィメンズ両コレクションを発表しているが、「自分にとってメンズウエアを作り続けることはとても重要だが、市場はやはりウィメンズの方が大きい。得意とするサルトリア技術をウィメンズアイテムに応用し、更なるブランド拡大を目指している」と展望する。既にメンズ・ウィメンズで同じ素材を使用したアイテムも発表している。年明け1月にはミラノにて15-16AWメンズコレクションショーを予定しているペリザーリ。3月にはウィメンズプレゼンテーションも控える。慌ただしくも充実した表情でインタビューを後にした。
2014年12月07日「フェンディ(FENDI)」は「ディモーレスタジオ(Dimore Studio)」とのコラボレーション作品として、デザイン・マイアミ2014にてインスタレーション「ローマン・ラウンジ」を発表した。会場に展開されるアパートの1室のような空間は、“理想的かつ現実的なローマのフェンディ・アパートメント”をディモーレスタジオのメンバー、エミリア―ノ・サルチ(Emiliano Salci)とブリット・モラン(Britt Moran)ならではの解釈で形にしたもの。水平・垂直方向に延びる2種類の照明に照らし出された空間には、ライトと同じ色合いの書棚、ミンクの刈り毛を用いたベッド、グレーの濃淡が模様を描くカーペットなどを配置した。その中で、「カンバーセーション・ピース」と名付けられた正方形のテーブル、2脚のイスが確かな存在感を放っている。インスタレーションではミンクファーやセレリアレザーといった素材を用いることで、ラグジュアリー、無限の創造性、熟練のクラフトマンシップといった、フェンディのパーソナリティーを表現している。ディモーレスタジオは「現代の文化や風潮、感情に照らした真のラグジュアリーを表現する作品に基づき、ユニークな“オートクチュール”体験を生み出している」とコメントしている。
2014年12月07日新丸ビル7階の「丸の内ハウス」で12月8日からエキシビション「HONESTLY CRAFTED FASHION FROM AROUND THE WORLD」が開催される。このエキシビションを主催する「エシカル ファッション イニシエイティブ(Ethical Fashion Initiative)」は、国連関係機関「国際貿易センター」によって08年に発足したプロジェクト。ファッションを通じた経済的な自立を支援しており、経済や社会情勢などで困難にある女性達に技術を身に付けさせ、貧困から抜け出させることを目標としている。今回のエキシビションでは、ブルキナファソ、ハイチ、ケニア、マリでのものづくりの様子を撮影した写真や、アルチザンで暮らす人々のポートレート、現地で作られたファブリックを用いた作品などが展示される。参加ブランドの一つ「テゲ ユナイテッドアローズ(TEGE UNITED ARROWS)」は、「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」と同プロジェクトのコラボレーションによって生まれたもの。現地で使われているバンバラ語で「テゲ」は手を意味し、発音が日本語の“手芸”を連想させることからこの名がついた。様々な色や柄の織物、カラフルなビーズワークは、アフリカの職人達が手作りしている。その他、「オスクレン(OSKLEN)」「ステラ・ジーン(STELLA JEAN)」といったブランドも参加。ステラジャンではコレクションの一部にブルキナファソの生地を使用しており、これはエシカル ファッション イニシエイティブの運営によって製作されている。また、11日にはパネルディスカッションも開催される。テーマは“How to make people happy with fashion”で、ゲストにシモーネ・チプリアーニ、ステラ・ジーン、栗野宏文を招聘。さらに、期間中にはユナイテッドアローズ 丸の内店でポップアップショップが開かれ、テゲ ユナイテッドアローズやステラ・ジーンのアイテムが展開される。【イベント情報】HONESTLY CRAFTED FASHION FROM AROUND THE WORLD会場:丸の内ハウス 住所:東京都千代田区丸の内1-5-1新丸ビル7階会期:12月8日から14日まで時間:パネルディスカッションは18:30から(先着50名まで)
2014年12月06日2013年6月、フランスの企業グループPPRがケリング(Kering)と社名変更したという情報は、ファッション関連のメディアに大きく報じられた。ケリング グループは、「グッチ」「ボッテガ・ヴェネタ」「サンローラン」「ステラ マッカートニー」などのラグジュアリー部門18ブランドと「プーマ」「ボルコム」などのスポーツ&ライフスタイル部門5ブランドからなるもので、このグループのビジネススタイルは、新しい時代の到来を感じさせた。その企業活動の中心には、近年メディアに頻繁に取り上げられる環境問題や、女性に対する暴力の撲滅のための活動に取り組み、持続可能=サステイナブルな企業を目指すというビジョンがある。ケリングが取り組むサステイナブルビジネスについて、同社サステナビリティ部門を統括するマリ=クレール・ダヴォ氏に話を聞くチャンスに恵まれた。1992年国連主導のもとブラジルのリオデジャネイロで「地球サミット」が開催されたのを機に、環境保全の声は高まり、21世紀に入ると企業も本格的に取り組まなければいけない課題となった。そうした動きを受け、ケリングも現在ダヴォ氏が統括するサステナビリティ部門を2003年に創設。革新やイマジネーションを刺激し、コストを低減する可能性も含む、ビジネス上の機会を創出するものとして「サステイナブル・ディベロップメント」を打ち出した。具体的な活動内容として、温室効果ガスの低減、排水、廃棄物削減、クロコダイルやリザードといったプレシャススキン、レザー、ゴールド、パッケージを含む紙類、ケリングのビジネスに欠かせない原材料の使用時に起こる問題解決がある。2012年ケリングは、メディアとステークホルダー(消費者、従業員、株主、取引先、地域社会など利害関係を有するもの)に対して、これら環境保全に必要な課題に対する、具体的な目標の数値と実行計画を発表した。その結果は2016年に公表されることになっている。実行計画をグループ全体で共有するためにグループ取締役会に「サステイナブル・ディベロップメント委員会」を設け、またダヴォ氏が属する経営委員会(エグゼクティブコミッティー)と各ブランドにも担当部署を設けた。「天然資源の枯渇、天候変動、生物多様性の消失、人口増加に伴う諸問題、これらに立ち向かう唯一の方法が、サステイナブル・ディベロップメントを日常に取り入れることだと確信しています」とダヴォ氏は毅然とした態度で語る。これまでの消費社会のありかたとは違う「より少ない資源で、より多くの価値を生み出す」という発想のパラダイムシフトが起きているのだ。2/3に続く。
2014年12月06日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)の1冊。■「Lina Scheynius 07」リナ・シェイニウス(Lina Scheynius)スウェーデンを代表するスーパーモデルとして活躍した後、フォトグラファーへ転身した女性写真家リナ・シェイニウスの自費出版作品集。リナは『アナザーマガジン(Another Magazine)』『デイズド・アンド・コンフューズド(Dazed & Confused)』『ヴォーグ(Vogue)』などの雑誌に作品を提供する傍ら、自費出版の写真集が人気を博し、パーソナルな日常シーンを捉えた透明感のある写真でファンを増やしてきた。自身7冊目の写真集となる本書では、2014年夏にスウェーデンの山小屋で過ごした際の写真を収録。650部限定。最新号の発売に合わせ、12月13日より六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムでは、日本初となる個展が開催され、本人も来日。また恵比寿のPOSTでも本書の発行を記念した展覧会が開催される。【書籍情報】「Lina Scheynius 07」著者:リナ・シェイニウス出版社:self publishingソフトカバー/60ページ/150×210mm発刊:2014年価格:4,000円
2014年12月06日今年9月に急逝した広告写真家の高橋榮の遺作となる立体の作品展「REPOSING SOULS」が、12月3日より京都のギャラリーSUGATA(京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町271-1)で行われている。今回の展覧会はスタイリストであり、アクセサリーデザイナーの片山優子との2人展として今年夏から予定されていたもので、高橋の遺作となった作品は片山及び高橋の家族、知人で設営、展示された。高橋榮は1945年生まれ。70年代初頭から大阪を拠点に広告写真家として活動。神戸ファッション美術館のコレクション作品、コシノヒロコの作品集(2004年)、天野喜孝×菱沼良樹Eve展(2010年)などファッション関連の仕事でも知られ、現在公開されているパナソニックのLUMIX GMのサイトで東京のティーンズを撮影した「TOKYO VIVID」で、その作品は改めて注目を集めていた。今回の展覧会は高橋が数年前から本格的に制作を始めた造形作家としての一面をクローズアップしたもの。流木、動物の骨、古い農機具などを立体作品に仕上げたアッサンブラージュは、ジャンクアートと呼ぶには精密にデザインされ、会場の和の空間にプリミティブに佇む。鉄の作品は公共広告機構の環境部門のTVCMに使用されており、紅葉の庭に展示されているそれを見て、高橋の作風に気付く人も多い。朝日現代クラフト展に初出品した年に準グランプリを獲得したというその才能に惜別の念を感じると共に、片山のボタンで作るアクセサリー作品とともに展示されたことで、写真・立体を問わず高橋の作品がファッションフィールドにあったことがうかがえる展示構成になっている。展覧会作品の一部は京都で開催された後、渋谷ヒカリエShinQs 5階「茶庭然花抄院」内の同ギャラリーで12月25日から1月14日まで展示される。【イベント情報】「REPOSING SOULS」高橋榮片山優子会場:ギャラリー素形・然花抄院住所:京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町271-1会期:12月3日から12月21日時間:10:00から19:00休廊日:12月8日入場無料
2014年12月06日ドイツのフレグランスブランド「リナーリ(LINARI)」は、フレグランスアクセサリー「ブルドゥパルファム(BOULE DE PARFUM)」(1万2,000円)を12月10日に発売する。香料が含まれたリード(葦)とリボンを編み、ボール状(BOULE)に仕上げられた同アイテム。その形から美しいオブジェとして、部屋はもちろん、車やスーツケース、バッグチャームなどシーンや好みに合わせて楽しめそうだ。香りは同ブランドのダイアモンドライン3種類、「オパール‐優しい中毒‐」「フェニーチェ‐イノセントな平穏‐」「アンバー‐惜しみない愛情‐」を展開。それぞれゴールドレザー、シルバーレザー、ブラックベルベットのリボンで編んでいる。香りは約6ヶ月持続する。
2014年12月06日「ヴェルサーチ(VERSACE)」は、15SSキャンペーンビジュアルを公開した。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)が担当。今回はマドンナがミューズ。ドレスを纏い、自信に満ち溢れた挑発的な視線のマドンナが、見る者に強い女性のイメージを与える。モノクロであるために内面の力強さが更に際立つビジュアルとなっている。マドンナは、「全身ヴェルサーチを纏うことはいつの時代もとてもエキサイティング。ドナテラがパッションや鮮明なイマジネーションを込めて作ったコレクションを誰よりも先に着ることができとても光栄」と話している。彼女がヴェルサーチのキャンペーンに登場するのは4回目。1回目の1995年から20年が経過した今も、マドンナは世界のトップアイコンだ。
2014年12月05日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はデザイン・マイアミ2014で、家具デザイナーのピエール・ポランが手掛けたデザインを再現した家具を発表した。フランスを代表する家具デザイナーのピエール・ポランは、72年にオフィス家具を手掛ける「ハーマンミラー」の住宅用プロジェクトに参加している。このプロジェクトでは人が周囲との関係を支配することで、よりパーソナルに利用出来るような空間構成を追及。外の世界から流入する情報について、その大部分を意図的に遮断することを目的としていた。しかし、プロジェクトは結局一度も成果を見せることなく、現在ではパリの総合文化施設ポンピドゥーセンターに展示された模型にのみその姿を見ることが出来る。この模型は全6フロアに分けて配置されており、1階部分には基礎となるモジュール群を展示。その他、五つのフロアで家具の組み合わせ例が紹介され、自分なりのファニチャーの配置例を思い描けるような内容となっている。そのプロジェクトを同ブランドが現代に再現。合わせて、イメージティザームービーも公開している。
2014年12月05日「トッズ(TOD’S)」が、アイコンシューズ「ゴンミーニ」と「バレリーナ マルゴー」のクリスマススペシャルエディションを発売した。ブラックレザーのドライビングシューズ「ゴンミーニ スピッラ」(7万3,000円)は、ラインストーンが彩りを添える淡いゴールドのピンがあしらわれた上品なデザイン。シックな表情で様々なスタイルに対応しそう。一方、ポニースキンを用いた「バレリーナ マルゴー」(7万7,000円)は、千鳥格子やギンガムチェック、ツイルなどのプリントがシーズンらしいシューズ。ヒールカップにはメタルのスタッズが施され、見る角度によって様々な表情を見せてくれる。
2014年12月05日「ディーゼル(DIESEL)」が15SSプレコレクションを発表した。アーティスティックディレクター、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)が、「1度もキャンパスに姿を見せずドロップアウトした学生達が主役」と語る今シーズンのテーマは、“インディペンデントでアンチプレッピー”。「プレッピーロック」「タトゥー」「ブラックカーペット」の三つのサブタイトルをベースに、スポーティーテイストを含んだ独自のカレッジスタイルを提案。エンブレムが刺繍されたブルゾンやスウェットやテーラードブレザー、シャツに合わせたロゴ配したカーディガンなど、プレッピースタイルならではの枠にはまったアイテム達は、ダメージデニム素材や“タトゥー”に見立てたグラフィックプリント、レザージャケットのインクワークなどにより、反主流的で斬新なプレッピースタイルを作り上げる。何にも縛られない自由な発想は、ビニールコーティングを施したミニドレスや、取り外し可能な大胆なフリルを施したシャツやワンピースなどのイブニングウエアへと現れる。タキシードはブラックスワロフスキーがポイントに輝く細身のブラックデニムと合わせ、フィルムのように薄いチュールはタイトドレスに重ね着。クラシックな雰囲気を漂わせつつもインパクトを与える。デニムは、ブラック、グレー、インディゴといったディーゼルのキーカラーを中心に展開。ビンテージジーンズには、レッグ部分に異なるシェードのインディゴデニムを継ぎ当てた新ウォッシュの「ブレイブ・フロンティア(Brave Frontier)」が登場。ジャージーのような伸縮性を持つ「ジョグ・ジーンズ(Jogg Jeans)」にはジッパーやシャイニーなスタッズをあしらう。
2014年12月05日12月13日から、原宿「ロケット(ROCKET)」(東京都渋谷区神宮前6-9-6)で、アパレルブランド「YEAH RIGHT!!」デザイナー井村美智子と、フラワークリエーター篠崎恵美によるユニット「ララエデン(La La eden)」による初のポップアップショップ「THE GIFT by La La eden」が開催される。25日まで。会期中は、クリスマスギフトにふさわしいアイテム販売の他、オーナメントモチーフやリボンの組み合わせが自由に選べるスワッグのセミオーダーイベントも開催。会期後半にはララエデンのフラワーショップがオープンする。
2014年12月05日「サカイ ジェム(sacai gem)」は12月6日、ドーバー ストリート マーケット ギンザで新作アイテムを発売する。同ブランドは「sacai(サカイ)」のDSMGエクスクルーシブライン。新作はメンズとウィメンズの各1アイテムで、サイズは3種類を用意する。メンズ向けに展開するのはキルティングシャツ(3万6,000円)。中綿入りでアウターのようなボリューム感があるフォルムを、スタイリッシュなデザインに仕上げた。これから寒くなる冬を乗り切るのに役立ちそうなアイテムだ。一方、ウィメンズのシャツワンピース(6万8,000円)には、サカイを代表する10種の素材や技法を組み合わせた。サイドにシフォンのプリーツや、キュプラのラッフルなどがあしらわれ、ドレッシーな仕上がりとなっている。メンズ、ウィメンズ共にネイビーとストライプの2色を用意。
2014年12月05日