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ミラノのコレクションブランド「ポーツ 1961(PORTS 1961)」が、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)をプリントした特別コレクションを制作。六本木のセレクトショップ「リステア(RESTIR)」で10月28日まで作品展示と限定商品の発売をしている。ウェブサイトでも販売予定。今コレクションは、ニューヨークのフォトグラファー、クリストファー・マコス(CHRISTOPHER MAKOS)が公私共に親交の深かったアンディ・ウォーホルを撮影したポートレートを使用して製作。マコスの師であるアメリカのアーティスト、マン・レイ(Man Ray)が、かつてマルセル・デュシャンの別人格の女性、ローズ・セラヴィを撮影した作品へのオマージュとして、ウォーホルが女性のような姿で写し出されたプリントをもとに、Tシャツやスウェットシャツ、バッグなどを特別にデザインした。また日本限定アイテムとしてウォーホルをカットワークで描いた左右非対称のサルエルパンツ(5万500円)を用意している。PORTS1961は、1961年に日系のルーク・タナベ(LUKE TANABE)によりカナダで立ち上げられたラグジュアリーブランド。1970年にニューヨークに拠点を移し、エレガントを貴重としたモダンなライフスタイルを提案するブランドとして成功を収め、ヨーロッパ、アジアにもオンリーショップを展開。現在はミラノファッションウィークにて、メンズ・レディスともにコレクションを発表している。本展は世界主要都市のセレクトショップを巡回予定。日本は、ミラノのディエイチ・コルソ・コモ、ロンドンのセルフリッジに続いての開催となった。
2014年10月16日11月5日から18日まで、伊勢丹新宿店本館6階ウエストパークにて、原宿系ブランドの代名詞「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)」のキッズライン「ベイプ キッズ(BAPE KIDS)」 の期間限定ショップがオープンする。注目は、伊勢丹新宿店限定での展開となるTシャツ(キッズサイズ5,200円、メンズサイズ7,000円)。また、伊勢丹ECサイトではオンラインストア限定Tシャツ(キッズサイズのみ5,200円)も販売される。いずれのアイテムにも、ウルトラマンのキャラクターをモチーフにしたイラストがプリントされていることもあり、会場ではバルタン星人の展示が行われる。また、11月8日には、ウルトラマンのグリーティングイベントが開催される。
2014年10月16日全国200店舗以上のイタリアンレストランが参加するイベント「ダイナースクラブイタリアンレストラン ウィーク」が、10月25日から11月9日まで開催される。このイベントでは特別コースメニューをお得なプライスで提供。普段は敬遠しがちな高級店でも特別価格のメニューが用意され、予約殺到の人気店でも毎日1席がこのイベントのために確保される。また、ダイナースクラブ会員にはウェルカムドリンクサービスなどの特典も用意した。今年のイベントテーマは“Essenza”。これは“本質=エッセンス”を表すイタリア語で、本物の食材、卓越したシェフの腕、イタリア産ワインを追求したもの。ワインと料理のマリアージュを大切にしながら、食材もDOP(保護原産地)にこだわった。これは、特定の地域で飼育または栽培され、既定の方法に則って加工されたもの。特別コースではこの伝統を受け継ぐ由緒正しい食材が、最低でも1品に使用される。予約は各店舗への電話、またはダイナースクラブの公式サイトか「一級.comレストラン」の特設サイトで受け付ける。一般予約は10月18日からとなっており、ダイナースクラブ会員は10月11日から先行予約が始まっている。価格はランチが2,000円または5,000円、ディナーが5,000円または1万円。コース内容はアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェの4品で、これとは別にコースとの相性を考えたワインペアリングもオプションで用意される。イベントに参加するレストランに関する情報は、ダイナースクラブの公式サイトに掲載。エリアや価格からの検索にも対応している。
2014年10月16日「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が10月9日、世界6ヶ国で展開中のミュージックイベント「EMPORIO ARMANI SOUNDS」の東京公演を開催した。会場は南青山・IDOLで、ステージに立ったのは、このイベントのためにUKから来日した「カインドネス(KINDNESS)」ことアダム・ベンブリッジ。デビュー前からインディ・ダンス・シーンで注目を浴び、ビースティ・ボーイズ、カニエ・ウェスト、ザ・ラプチャー、フェニックスなどを手掛けたフィリップ・ゼダールとの共同プロデュースにより、2012年にリリースしたファーストアルバム『World, You Need A Change Of Mind』がその年を代表するダンス・ロック・アルバムと絶賛されるに至ったアーティストだ。サマーソニック2012でも来日を果たした彼にとって、東京での公演は久しぶりのこと。今回は、10月11日にリリースされる待望のセカンドアルバム『アザーネス(Otherness)』を引っ提げ、楽器隊やコーラスボーカルとともに白熱のステージを見せてくれた。また、「カインドネス」によるライブの前後には、イギリス・シェフィールド出身のロックバンド・パルプ(PULP)のメンバーで、現在はDJ活動にも注目が集まっているスティーヴ・マッキー(STEVE MACKEY)によるDJプレイで会場がヒートアップ。ドレスアップして会場に駆け付けたヒャダインやダレノガレ明美、水沢アリーらのタレントやモデルも満足げな表情をのぞかせた。同ブランドによるミュージックイベントは東京の他パリ、バルセロナで実施。今後中国、ブラジルで行われる予定。55555555556
2014年10月16日エールフランス航空は、10月末スタートの冬期スケジュールより新たなビジネスクラスを導入する。新スケジュールの10月26日から2015年3月28日まで、AF279便が13時40分羽田発18時25分パリ着、AF293便が0時半羽田発5時半パリ着となり、成田2便、関西からの1便を加え毎日最大5便が発着。10月28日より羽田発のAF293便には、最新のビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスを装備したボーイングB777-200を導入。AF279便では来年1月半ばの導入を予定している。新ビジネスクラスには、座席が180度水平なベッドになる「フルフラット(FULL FLATト)」、全座席から通路へのダイレクトアクセスが可能な「フルアクセス(FULL ACCESS)」、包み込むような曲線が完璧なプライベート空間を創出する「フルプライバシー(FULL PRIVACY)」の三つの「F」を導入する。15年1月末まで、三ッ星シェフのレジス・マルコンが考案した新しいメインディッシュをパリ発便で提供。仏・ピュイ地方のグリーンレンズ豆や黒網笠茸等の選りすぐり食材、季節の素材を巧みに採り入れる。パリ発のフライトでは4種のメイン料理のうち1皿がマルコンシェフの料理となる。現在のキャビン構成はファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの4クラスだが、エールフランスでは全クラスのクオリティーを向上させる計画を推進中。エコノミークラスでは足元のスペースが広くなり、新しいクッションを設置。調節可能なヘッドレストやワイドテーブル等すべてをリニューアル。電源とヘッドフォンホルダー等を含む新しい設備も加わる。機内エンターテインメントプログラムでは音楽、映画、テレビ番組、その他多くの番組がオンデマンドで楽しめる高画質なワイドタッチスクリーンを装備。プレミアムエコノミークラスの機内食では1食目、2食目共に温かい食事を提供し、新たにチョコレートやキャンディー、アイスクリームもプラスする。
2014年10月16日伊勢丹新宿店本館3階ウエストパークに10月28日まで、クリエーターと日本の伝統や最新技術が出合うプロジェクト「エン(EN)」のポップアップストア「エン フォー イセタン(EN FOR ISETAN)」が登場している。エンは2014年3月、メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京の連動イベントとして、「ものづくりを行う産地とクリエーターを出会いの“縁”で結び、時代の“円”でつなぐ」というコンセプトのもと開催されたエキシビションだ。今回のポップアップでは、三越伊勢丹の協力のもと、初めてリアル店舗エンが誕生した。ショップのテーマは“未来の日本庭園”。会場は、日本古来の美が凝縮された石庭がイメージされている一方、石庭に敷き詰められた石がイエローであったり、ビビッドカラーの商品構成であったりと未来的ともとれる空間が演出されている。日本庭園で販売されるアイテムは、一見すると目を疑いたくなるようなパープルの鉄急須や独楽(こま)をイメージさせるようなカラフルなコップ、和モダンテイストの切り子など、「和テースト+アルファー」の要素がふんだんに組み込まれた商品が紹介されている。これらのアイテムは、伊勢丹バイヤーとクリエーティブカンパニー「セルフ(SELF)」など、共同ディレクションにより製作されたものだ。セルフは日本の感性とものづくりを軸に、業界に縛られない独自のネットワークから生まれるクリエーター集団。今回登場するクリエーターは、「しわ(SIWA |紙和)」「ジョイントラスト(JOINTRUST)」「トウキョウ ライフ(Tokyo LIFE)」「堀口切子」など。また、同店会期終了後には、伊勢丹オンラインストアでも「エン」ショップがオープンする。担当バイヤーは「今まで伊勢丹には、日本古来のものを編集している場がなかった。今伊勢丹では、日本の伝統美や美意識を紹介するキャンペーン「イセタン ジャパンセンセィズ(JAPAN SENSES)」も開催しているため、相乗効果でジャパンの文化を盛り上げていきたい」と語る。
2014年10月16日2015年2月13日、ムーミン史上初の映画となる『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が公開される。トーベ・ヤンソンの生誕100周年記念として、母国フィンランドで製作されたもの。全国の劇場(TOHOシネマズやイオンシネマなど)で、特典付き前売り券の「スペシャル版」(2,800円)が発売中だ。ムーミンの物語は1945年に発表され、さらに漫画、絵本、アニメーションとなって世界中の人々に愛されている。2014年はムーミンの生みの親である、原作者のトーベ・ヤンソン生誕100周年という記念すべき年とあって、日本初公開のオリジナル作品も展示する『MOOMIN!ムーミン展』が全国11都市を巡回、また10月23日より横浜市のそごう美術館で『トーベ・ヤンソン展』も開催される。来年公開の映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は同じくアニバーサリーを記念したスペシャルプロジェクトのひとつとして注目を集めている。映画前売り券の「通常版」は、特典としてクリアファイルつき。ムーミンのガールフレンドであるフローレンが、バカンス先でプレイボーイにナンパされているシーンが描かれている。これに対して「スペシャル版」は、同クリアファイルに加えて、ムーミンのママとパパがプリントされた映画オリジナルトートバッグが付いてくる。どちらも前売り券購入者のみが入手できる貴重な品ゆえ、ファンにはたまらない特典であることは間違いないだろう。気になるストーリーは、ムーミン谷を抜け出して南の海でバカンスを楽しむムーミン一家が、現地で体験する悲喜こもごもを中心に描かれているんだとか。バカンス先で出会った貴族たちの優雅な暮らしに魅了されたフローレンとムーミンパパに対して、ムーミンとムーミンママはご立腹。そして遂には滞在先のホテルから飛び出してしまう彼らに、どんな運命が待ちうけているのだろう?その答えは、劇場でお確かめあれ!
2014年10月15日10月15日、伊勢丹新宿店本館1階 ザ・ステージに「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」の20周年を記念したミュージアム「丸山景観」が登場、丸山敬太本人も同店を訪れ、オープニングのあいさつを行った。同ミュージアムショップのオープン会期は21日まで。ミュージアム内には「JAPAN」「アニバーサリー」「アーカイブ」「ギフト」をテーマにした数々の限定商品や記念グッズが並び、館内に華やかな息吹をもたらした。同店が15日から展開するキャンペーン「イセタン ジャパンセンセィズ(JAPAN SENSES)」を意識した「20th スペシャルスカジャン」(28万円)は、着物の打掛に刺繍を施す桐生の職人が、約29時間掛けて、KEITAMARUYAMA20年分の図柄から選ばれたデザインを手差しした逸品。限定6着だ。全体に花びらを施したデコラティブなオートクチュールコート(50万円)は、染めから手作業で行った逸品で、裏地にはサーカス柄とオリジナルレースが施される。過去のアーカイブコレクションからの復刻刺繍ニット(5万6,000円から)には、ドラゴン、梅と鶯、菊と芍薬、スワン、ロックンロールサーカスなど、ブランドを象徴するモチーフが細やかな刺繍として施されている。また、英国アンティーク品を中心に幅広い家具を扱う「ロイズ・アンティークス(Lloyd’s Antiques)」とコラボレーションして作ったフロアランプ(19万円)、トランク(12万4,000円)など味のあるインテリア類が会場に華やかさを添える。会場の壁面装飾にはアーカイブコレクションに使われた図柄が用いられ、ステージ全体がケイタマルヤマカラーに染められている。さらに、会場前面には丸山が手掛けた、ドリームズカムトゥルー吉田美和の衣装がお目見え。「ドリームズカムトゥルー ワンダーランド2007」の際に着用されたもので、今回のキャンペーンのために吉田本人から借用したものだという。会期初日となる15日朝には、丸山敬太の他、ミュージアムディレクションを担当したアートディレクター・森本千絵も来場した。同店で20年前にキャリアをスタートさせた丸山氏は、2011年に次いで、今回3回目となるキャンペーンをザ・ステージで行うことについて、「僕の“百貨店でこんなことしたい”という妄想を形にできてすごく嬉しい」と表現した。また、「子供の頃から伊勢丹が大好きだった」というだけあり、期間中の催し物アイディア提案も積極的に行ったという。「お客さんにはいろんなフロアを見て回ることを楽しんでほしいと思い、館内中に台を設置してスタンプラリーすることを思いついた」と明かした。更に、「日本人は春夏秋冬を愛でる素晴らしい感覚を持っていて、それは海外に出ていくときの武器になると思うが、作ったものを上手に売ってくれる人がいないと意味がない。そういう意味において、作品の良さをしっかりと発信してくれる伊勢丹、ジャパンセンセィズの展開は素晴らしいと思う」と話した。また、森本氏は「丸山さんが日本の伝統を愛しているのは一目瞭然だが、今回一緒に仕事したことで、日本の素晴らしさをそのまま発信しているのでなく、どんなストーリーを持った商品にすればお客に楽しんでもらえるかを考えていることが分かった。しかも、そうした創意工夫によって、伝統を守る職人達と若い世代をつなげる役割を果たしているところがすごい」とコメント。今回のプロジェクトに携わり、間近でその仕事ぶりを確認する前は「デザインの美しさでインパクトを与えることに重きを置いているかと思っていた」と森本氏。共に作品を作り上げる中で、丸山のものづくりに対する姿勢に共感を覚えたという。10月19日には丸山が伊勢丹新宿店の1日店長を務め、開店時のお出迎えやお客とのランチ、お茶会にも参加する。またイベント期間中は、タレントの清水ミチコによる店内アナウンスも流れるという。
2014年10月15日三陽商会が10月15日、2015-16秋冬シーズンよりスタートする英「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とのライセンスブランド「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」のコレクション概要を初披露した。マッキントッシュ ロンドンは2015春夏でライセンス契約が終了する「バーバリー(BURBERRY)」ブランドに代わる三陽商会の次代を担う基幹ブランドとしての位置づけだ。主な販売先として全国百貨店のウィメンズプレタゾーン、メンズトラッドゾーンを見据える。現在のバーバリーショップを取って代えたい考えだ。期待する出店数は200に上る。公表されている価格帯はコットンのコートが12万から14万円。ウィメンズジャケット7万から8万円、メンズスーツ10万円ほど。さてゴム引きコートが有名なファクトリーブランド・マッキントッシュだが、三陽商会はウエアからアクセサリーまでトータルでそろうウィメンズ・メンズブランドとして開発。もちろんアウターがコアアイテムだ。構成比は約3割を予定している。注目としては、本国のテキスタイル・製法に三陽商会のパターンを用いて作るインポートのゴム引きコート。裏地はマッキントッシュ社のハウスチェックを使用。カラフルな色展開で男女合わせて2,000着を販売する。価格はウィメンズ14万5,000円、メンズ16万円。その他、ウィメンズでは同ブランドのアイコニックアイテムであるシルクのような光沢を放つ140双コットンのトレンチコートや、ファー、スカーフなどの小物類、アウターのインに合わせるニットなどカジュアルウエアをそろえる。メンズではビジネススーツやカフリンクス、タイバーなどのシルバーアクセサリー、ニットなどをラインアップ。コレクションプレゼンテーション後に行われた会見で、杉浦昌彦代表取締役社長は、「“本当にいいものづくりを見直し、再建しよう”と社内外で一致団結し、社の集大成としてぶち当てて行きたいと思っている」と意気込みを語った。これまでのバーバリー顧客にふさわしいブランドの風格・品格作りを目指し、200年を誇る伝統的な「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」の技術を継承しつつ、インポートに劣らない製品を日本で提供するという。「現在全国の百貨店さんを回っているが感触は良い。売り場ではバーバリーで培ったサービスを生かしていく」(杉浦社長)。当面の目標として2018年度に200億円の売り上げを掲げる。そのために過去最高の投資を行うという。
2014年10月15日「サカイ(sacai)」が「sacai "THE" seven」と題したポップアップストアを阪急うめだ本店1階のコトコトステージにオープンした。期間は10月15日から21日まで。同ショップでは、ウィメンズコレクション、メンズコレクション、サカイ ラック(sacai luck)の全ブランドの新作をラインアップ。また、同ブランドのベースとなっているクラシカルで普遍的な七つのスタイルを、異素材や新たなパターン、ビジューなどの装飾を用いてバージョンアップさせたカプセルコレクションも限定発売する。カプセルコレクションコレクションのラインアップは、メンズブルゾン(13万8,000円)、レディスカットソー(2万2,000円、2万5,000円)、モーターサイクルジャケット(13万8,000円)、ドレス(5万8,000円)、プルオーバーニット(4万2,000円)など。
2014年10月15日ペルノ・リカール・ジャパンは10月18日、東京・駒沢のブックス&ギャラリー「スノウ・ショベリング(Snow Shoveling)」にて、一夜限りのイベント「ペルノ・アブサン・ナイト(Pernod Absinthe Night)」を開催する。同イベントでは、恵比寿で多数のアブサンを取りそろえた「バー・トラム(Bar Tram)」を手掛けるスモールアックス代表の伊藤拓也、および開催場所であるスノウ・ショベリングの中村秀一と共に、ミステリアスな「ペルノ アブサン」の歴史や18世紀初頭のアート・文学などのカルチャー、国内外のバーやカクテルなどについてトーク。ペルノ アブサンを使ったカクテルの紹介もあり、テイスティングも楽しむことが出来る。イベント開催時間は10月18日の18時から20時まで。参加費は1人500円(カクテル代込み)。満20歳以上限定。なお同イベントはマガジンハウス発行『Hanako FOR MEN』のVol.13 「男はBAR」号のスピンオフ企画となっている。1805年にフランスで誕生したスピリッツ・ペルノ アブサンは、植物を原料とし、効果の高い治療薬としての使用や、その味や香りが芸術を生み出すインスピレーションとして好まれ、多くの芸術家や著名人が愛飲し「緑の妖精」と呼ばれた。ところが1915年、様々な理由から欧米のほとんどの国で製造や販売、流通が禁止される。しかし、2011年になってフランスで禁止令を完全に撤廃する法律が制定されたことにより、ペルノ アブサンはその名の下に創業当時のオリジナル製法に回帰することが可能に。2014年3月、アブサンの歴史や伝統を感じさせるデザインでリニューアル発売された。
2014年10月15日東京・渋谷の「PARCO GALLERY X」は、写真展「3人のフォトグラファーが撮る小松菜奈」を開催する。小松菜奈は14年公開の映画『渇き。』で長編映画へのデビューを果たした若手女優。同年10月に公開された『近キョリ恋愛』や、15年公開予定の『バクマン。』では、相次いでヒロイン役を務めて話題となった。今回の写真展では小松の写真集を手掛けた、tsukao、アシザワシュウ、鈴木新という3人のフォトグラファーによる作品を出展。今回しか見られない貴重なカットも数多く展示される。また、会場では10月10日に発売された写真集『小松菜奈 first photo book18』の他、写真詩集『雪の国の白雪姫』の先行販売を予定。写真詩集で実際に使用されたアクセサリー、ポエムカードやマグカップなども販売される。【イベント情報】3人のフォトグラファーが撮る小松菜奈会場:渋谷パルコ パート1 地下1階住所:東京都渋谷区宇田川町15-1会期:10月18日から10月26日時間:10:00から21:00入場無料
2014年10月15日ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)は、モレスキンとコラボレーションしたノートブックを発売する。このノートブックではカバー部分にイエローのソフトレザーを使用。そこにブランドネームの一部をアイコニックなグラフィックでプリントしている。中面には落ち着いた趣きのあるクリーム色を採用した。価格は3,700円。ラフォーレ原宿店、ルクア大阪店、名古屋パルコ店で10月31日から販売される。国内限定。ピカソやヘミングウェイが愛用していたとされる黒い革張りノートブックを発祥とするブランドとして世界的に知られるモレスキンとヴィヴィアン・ウエストウッドのコラボはファンのみならず注目が集まる。
2014年10月15日「ヴェルサーチ(VERSACE)」は、ブランドでは初となるベースボールキャップを発売した。日本では全部で2型のアイテムが展開される。その一つは、ヴェルサーチのアイデンティティーとなるメデューサの周りに、ゼブラプリントを施したもの。もう一つにはブラックをベースに、ブランドシグニチャーのバロック柄をゴールドプリントした。どちらもユニセックス仕様となっている。価格は2万6,000円。取り扱い店舗はヴェルサーチ 阪急メンズ東京店、ヴェルサーチ阪急メンズ大阪店、ヴェルサーチ 大丸心斎橋店、GR8となる。
2014年10月15日「ワイズ(Y’s)」は、「ドクター マーチン(Dr.Martens)」とのコラボレーションブーツで新たなカラーバリエーションを展開する。この10ホールブーツは13SSコレクションで登場したもの。14-15AWコレクションでは、スエードレザーにスネークパターンをエンボス加工した新色「オフホワイトスネーク」を追加。エアクッションの配色もワイズ独特のスモークブラックに変更し、アイレットは最上部のみシルバーを使用するなど、細部までディティールにこだわっている。バックジップにはスムーズに開閉出来るよう、“Air Wair”のタグを取り付けた。価格は4万4,000円で、11月から全国のY'sショップで取り扱われる予定。
2014年10月15日「ディプティック(diptyque)」は年末恒例の限定コレクションとして、新作クリスマスキャンドルを3種類(70g 各4,300円、190g 各8,100円)をリリースした。新たに発売されるフレグランスのデザインは、フランス発のアーティスト集団「キュボ・ガス(Qubo Gas)」とのコラボレーションによるもの。それぞれ“スパイシー”、“冬”、“樹脂”を象徴する香りとなっている。赤いキャンドルのテーマは“スパイシー”。シナモンがアクセントのあるスパイシーさを醸し出し、薪の炎のほっとするような香り、プラムの落ち着いた香りに心から暖まる。一方、緑のキャンドルは松の樹皮や樹液、葉の香りをブレンド。“冬”をテーマとする青いキャンドルには、薪の匂いや焼き栗など、身の引き締まるような寒さをイメージさせる香りを詰め込んだ。
2014年10月15日ロンドンのオークションハウス「サザビーズ(SOTHERBY’S)」で10月15日、ファビアン・バロン(Fabien Baron)撮影によるグリーンランドの氷河の写真展がスタートした。本展は、「モンクレール(Moncler)」と高級カメラメーカー「ライカ(Leica)」のコラボレーションによる新作カメラ「Leica X エディション ’Moncler’」の発表に合わせたもの。15日から18日までロンドンで開催中のアートフェア「フリーズ・アート・フェア(Frieze Art Fair)」の一環ともなっている。厳しい環境での撮影に耐えるライカのカメラ、極地の厳しい気候から身体を守るモンクレールのダウン、ファッション撮影の傍らアイスランドなどで長年厳しい風景を撮り続けてきたバロンと、厳しい環境、特に極地への興味が一致した3者が組んだ同プロジェクト。今年春にグリーンランドで撮影された氷河の夜景写真が高さ1.5メートルという巨大なプリントで展示される。Leica X エディション ’Moncler’はモンクレールによるダウンポーチ付きで、ボディカラーとレザーストラップも特別にデザインされている。ベースとなっているのはライカのコンパクトカメラ「ライカX」。モンクレール旗艦店、およびライカの直営店で年内発売予定。また、写真展はニューヨークでも開催を予定している。
2014年10月15日「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」の15SSコレクションは真っ赤だった。デザイナー・川久保玲が掲げたテーマは「Roses and Blood(血とバラ)」だ。ボーンとテープのみで構築したルック、ギャザーや縫い重ねたフェイクレザーにより布を積層したドレス(バラの花弁だろうか?)、詰め物で抽象的な紋様を描き出したドレス、血しぶきのようなプリント、臓物を抉り出したかのようなディテール、テープから滴り落ちるコサージュ、フリルを幾重にも巻き付け上下半身に作り出されたバラ、全体的に不規則なボリュームとバランス……美しい花の裏に潜む狂気を描いたかのようだ。2シーズン前から続く非ウエアラブルなコレクションで川久保は何を訴えたいのだろう。ただただ怒りのみを感じる。
2014年10月15日スイス発の時計ブランド「オメガ(OMEGA)」は、希少なウィメンズタイムピースを展示する展覧会「A Journey Through Time」を全国4店舗で開催する。本展ではオメガミュージアムに収蔵された様々なコレクションを展示。その中でも1956年に発表された「レディマティック」は当時、世界最小だった女性用時計で、その名前は“レディ”と“オートマティック”から付けられたもの。他にも、50年代に登場したシークレットウォッチでは、ダイヤル部分にダイヤモンドカバーを付けたモデルや、バゲットカットのオレンジトパーズを使用したものなどがお披露目される。開催期間は阪急うめだ本店が10月29日から11月4日まで、新宿高屋店が11月12日から25日まで、ジェイアール名古屋タカシマヤ店が12月2日から7日まで、大阪高島屋店が12月17日から23日まで。オメガは、1848年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業。1932年のロサンゼルスオリンピックで初めて一つのブランドで公式計時を務めて以来、五輪公式タイムキーパーブランドとして採用された最多記録を持つ。1969年、人類初の月面着陸に携行された、NASAの正式装備品であり、また、ジャック・マイヨールが無酸素潜水の記録を打ち立てた際に着用していたのもオメガだった。その一方で、ハイジュエリーウォッチを始めとする、ウィメンズウォッチも古くから製作。英国王室御用達であったアンドリュー・グリマや、ジルベール・アルベールといった各時代を代表するデザイナー達も数多くのオメガのデザインを手掛けてきた。1900年のパリ万国博覧会でのグランプリ受賞を始め、数々の賞も受賞している。
2014年10月15日「コーチ(COACH)」は、スヌーピー等のキャラクターで知られる作品『ピーナッツ(Peanuts)』とのコラボレーション企画によるコレクションを発表した。10月15日から阪急うめだ本店1F にてポップアップストアが展開、また10月29日にオープンするコーチ新宿店でも販売される。同コレクションの中心は、コーチのグラブタンレザーに初期ピーナッツのイラストをエンボス加工したレザーバッグとレザーアクセサリー。スヌーピーをはじめとしたピーナッツに登場するキャラクターたちをブラック、ホワイト、ウッドストックイエローといった単色のカラーパレットと組み合わせた。バッグはサイズのバリエーションを揃えたサッチェル、トート、ダッフルなど。アクセサリーはポートフォリオ、ウォレット、キーチェーン、ブレスレットなど。また、ブラックレザーのドールや、イラストをリバースプリントしたTシャツも展開する。商品の一つひとつに、シリアルナンバーを刻印した「コーチ・ストーリーパッチ」が付く。また、10月下旬にはコーチ初となるiPhoneアプリがローンチされる。アプリを使ってコーチのアイテム情報を得たりショッピングをすることができるほか、ピーナッツキャラクターのカメラフレーム、キャラクター診断なども搭載。また、今回のコラボレーション商品に描かれたキャラクター部分にiPhoneをかざすとキャラクターたちが踊りだす仕掛けなども楽しめる。価格は無料。コーチのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、スチュアート・ヴィヴァースは、「ピーナッツとスヌーピーは、誰もが一度は手にしてきたキャラクターで、今もなお広く愛される存在。スヌーピーの魅力と遊び心を、少し大人でエッジーな魅力を吹き込みながらコーチに取り入れてみたいと思ったのが始まりだった。コーチらしい上質なレザーを使ったことで、遊び心がより際立っていると思う」と語った。ポップアップストアは10月15日から21日まで阪急うめだ本店1F婦人バッグ売場内にオープン。また、10月29日にグランドオープンするコーチ新宿店などでも販売される。
2014年10月15日伊勢丹新宿店本店3階イーストパーク/リ・スタイルギフトでは10月15日から28日まで、ロンドン発ドールブランド「ボビーダズラー(BOBBY DAZZLER)」のポップアップショップをオープンする。本イベントは今年のハロウィン企画の一つで、昨年に続き登場のボビーダズラーから新しく「着ぐるみシリーズ」がお目見え。昨年は動物がマントをまとったシリーズが登場したが、今年は同店限定の「カボチャの着ぐるみを着たおじさん」(1万4,000円)といったユニークなアイテムをラインアップ。また他にも帽子やマントが取り外し可能な、ハロウィン以外でも活用できる縫いぐるみも登場する。「縫いぐるみの製作段階で伊勢丹側からは大まかな要望は伝えているが、デザイナーの2人は生地をベースにインスピレーションで作り上げるため、まったく新しい斬新なものが出来上がってきた。今年は“もっとハロウィンを楽しもう”という意味も込めてより踏み込んだ内容にしようと企図していたため、満足のいく仕上がりになっている」と、担当バイヤーは話す。ボビーダズラーは、フミエ(Fumie Kamijo)とロージー(Rosie Short)の女性2人が手掛けるロンドンのドールブランド。「リサイクル」を標語に掲げ、古着などのビンテージ素材や洋服・雑貨の生産過程で不要になった残反を再利用して、ハンドメイドで作品を製作。一つひとつ仕上がりに個体差があるのが持ち味となっている。ポップアップショップでは約90体の縫いぐるみを取りそろえ、さらに日本橋三越本店にオープンした「リ・スタイルレディ」にも10体が置かれる予定だ。
2014年10月15日セブン&アイ・ホールディングスが武蔵小杉駅至近に開発中の新商業施設「グランツリー武蔵小杉(GRAND TREE MUSASHIKOSUGI)」が、160テナントをそろえて11月22日にグランドオープンする。「My Beautiful Life」をコンセプトとする1階には「(TOMORROWLAND)」「ビームス(BEAMS)」「アーバンリサーチ ロッソ(URBAN RESEARCH ROSSO)」「アーバンリサーチ サニーレーベル(URBAN RESEARCH Sonny Label)」等のセレクトショップライン、国内外のブランドをセレクトする「ストアルーム(StoreRoom)」や「アルアバイル(allureville)」等のウィメンズファッションがそろう。ジュースバー併設の「コスメキッチン ジューサリー(Cosme Kitchen JUICERY)」、新宿ルミネで女性に人気のタルトスイーツカフェ「ハンドベイクス(HAND BAKES)」や、卵と朝食を中心としたリゾートカフェ新業態「BUSHWICK BAKERY & GRILL(ブッシュウィック ベーカリー&グリル)」も出店。トレンドファッションとビューティーのフロア、2階「CLOSET & MIRROR」には、原料すべてが自然に由来するニュージーランドの老舗コスメメーカー「リビングネイチャーオーガニック(Living Nature)」が日本初出店。「ベイフロー(BAYFLOW)」「シェアパーク(SHARE PARK)」「ニコ・アンド(niko and...)」等の人気アパレルショップの他、ライフスタイルショップ「バロウズアンドサン(BURROWS & SUN)」「スヴニール バイ コンシェルジュ(souvenir BY CONCIERGE)」、都内人気美容室サロン・ガーデンの新業態「ニュートラル(NEUTRAL)」が神奈川初出店。「ザ・フレンチトーストファクトリー(The French Toast Factory)」も登場する。「Enjoy Living!」をコンセプトとする3階は、本や楽器、インテリアや雑貨を始めとする暮らしのアイテムと趣味のフロア。紀伊國屋書店と白ヤギ珈琲店のコラボショップ、上質シャツショップ「東京シャツコレクション-2812-(ニハチイチニ)」新業態がオープン。ギフトショップ「キャナエル(canaelle)」、こだわりの雑貨店「アンジェ ボン・ルパス(Angers bon repas)」、写真館「フォトスタジオハルル(HALULU)」が神奈川初出店。「フランフラン(Francfranc)」や「ウニコ(unico)」に加え「ロフト(LOFT)」のニュースタイルショップも登場する。4階「Handy for Moms」には「アカチャンホンポ」を中心に、上質子供ファッション「プチマイン(petit main)」「マーキーズ(MARKEY’S)」、日本初出店の絵本と共にファミリーが触れ合えるカフェ「タリーズコーヒー キッズコミュ」、神奈川初出店の「ドクターボディ キッズ&マミー」、知的玩具を備えた「ボーネルンド(BorneLund) あそびのせかい」、子供向けフィットネス「マイジム(MyGym)」等が登場する。館内にオープンするイトーヨーカドーは、対面販売型売場を備え鮮度にこだわった食品を取りそろえる食品フロアやライフスタイルストアを設け、プライベートブランドファッションも充実。開業時の販促活動として、近隣住民と全スタッフの想いが一つになる「折鶴プロジェクト(ORIZURU Project)」を実施。約4万羽の折鶴を葉に見立てた大樹のモニュメントが完成する。2階で展開する「西武・そごう 武蔵小杉ショップ」では、ライブ中継を繋いだそごう横浜店と西武渋谷店の商品を見てショッピングができる「ライブショッピングサービス」、専門サイトに掲載された商品の試着をネットで申し込める「ご試着サービス」、人気商品をそごう横浜店から取り寄せられる「お取り寄せサービス」等を提供。都心店舗よりカジュアルな商品を展開しつつ「ディーゼル(DIESEL)」「セオリー(theory)」「マッキントッシュフィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」は百貨店初のメンズ&ウィメンズ複合店で出店し、百貨店ならではの上質で高感度なアイテムも用意する。その他、屋上庭園「ぐらんぐりんガーデン」、水のオブジェ「アクアドロップ(AQUA DROP)」を備えた1階吹き抜け空間、子供が裸足で遊べるよう人工芝カーペットを敷き詰めた4階「スマイルスクエア」、レンタルパーティースペース「パーティーフォーユー(PARTY FOR YOU)」、壁面に様々なデザインを施したフォトスポット等、近隣住民やファミリー層に嬉しいサービスがそろう。
2014年10月15日フランス式の繰糸器300釜が並ぶ世界最大規模の製糸工場繭から生糸を巻き取る繰糸場には、フランス式の繰糸器300釜が設置される。当時、世界最大規模の製糸工場だったそうだ。富岡市シルクブランド係・長谷川直純さんは「小屋組みは、トラス構造といい従来の日本にはない建築工法です。この工法は、建物内に柱を据える必要がありません。中央に柱のない広い空間を作れます。ですから新しい機械に替えるのも取り付けやすかったでしょうね。だからこそ昭和62年の操業停止まで当時の建物を残すことができたとも言われています。だからこそ世界遺産にも認められたんです」と教えてくれた。寄宿舎も病院もあり、能力給制だった画期的な職場</B>製糸場建設とともに進めたのは、400名もの技術伝習工女を集めることだった。各府県に人数を割り当てて募集し、全国から15~25歳の娘たち(主に士族の娘だった)が富岡にやってきた。場内は、彼女たちが暮らす寄宿舎はもちろん、医師が常駐する診察所まであり、1日3食の食事つきで能力に応じて給料が支払われるなど、全てにおいて画期的な環境であった。当時、工女だった和田英(わだ・えい)が記した『富岡日記』には、仕事仲間とのやりとりや場内で生活していたブリュナ氏の妻の洋服についてなど、女性らしい視点で日々のことが描かれている。短くて2カ月、長くて2年という期間を富岡製糸場で過ごし、技術を習得した後には地元に戻り、それぞれの地元の製糸場で指導者として活躍した工女たち。彼女たちもまた、日本の絹産業ひいては近代化を支えたひとりなのだ。操業停止から20年近くも職員をおき保守管理を続ける明治26年まで官営だった富岡製糸場は、民間に払い下げられ三井製糸所として生糸生産を続けていく。また明治から昭和にかけて様々な企業に経営が移るものの、昭和12年に片倉製糸紡績(後の片倉工業)が経営する片倉製糸所へ。そして115年間にわたり休むことなく動き続けた工場は、昭和62年3月に操業を停止する。しかし国の指定史跡として富岡市が管理するまで20年近くにわたり、片倉工業は職員を置いて製糸場の保守管理をし続けていたそうだ。絹の大衆化、養蚕・製糸の技術交流や革新への功績富岡製糸場の見学終了後、長谷川さんは「昔、繭生産は年1回限りでした。でも大量に生糸を作るために養蚕技術を向上させて年5回もの繭生産が可能になった。そしてフランスやイタリア製繰糸器から日本製の繰糸機へと変わり、日本製の繰糸機が今や中国やインドに輸出されて世界の絹産業を支えているんです」と教えてくれた。高品質な生糸の大量生産に貢献して絹を大衆化したこと、日本の養蚕・製糸における世界との技術交流と技術革新という二つの功績が認められて、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産へとつながったのだ。今や純国産の絹のシェアは日本で消費される絹量の1%にも満たない。日本の近代化を支えた富岡製糸場は、次は日本が誇る絹文化を支えていく存在になるために、世界文化遺産に選ばれたのかもしれない。前編に戻る。
2014年10月14日2014年6月、群馬県富岡市にある富岡製糸場は、ユネスコの世界文化遺産として登録された。富岡製糸場とは、明治時代を迎えた日本が輸出品の要であった生糸の品質改良と大量生産を目指して建てた初の器械製糸工場。殖産興業を推進するために国が建てた産業施設だ。風光明美な自然のなかに佇む煉瓦造りの美しい建物という印象はあるものの、他の世界遺産である寺院や城郭と比較すると、なぜ富岡製糸場が世界遺産に選ばれたのだろうかという疑問がわいてくる。そこで世界遺産・富岡製糸場をめぐる旅に出掛けることにした。織物に限らず化粧品や食品に、シルクうどんやシルクそばまで東京から長野新幹線で高崎駅まで、高崎からは上州電鉄を乗り継ぎ上州富岡駅で降りる。駅から15分ほど歩くと富岡製糸場だ。製糸場前は、食事処やカフェ、お土産屋などの商店が軒を連ねている。シルクそばやシルクソフトクリームといった看板も目に入る。案内いただいた富岡市シルクブランド係・長谷川直純さんによれば「最近は、絹織物だけではなく、シルクタンパク成分を配合した食べ物や化粧品も増えましたね。富岡では、シルクそばやシルクうどんの店もありますよ」と教えてくれた。しかし平日だというのに人出が多い。世界遺産に登録される前と比べると、多い日で3倍以上の入場者数になっているとか。製糸場の条件に適した町、そして設計者の故郷に似ていたとも!?そもそも製糸場がどうして富岡市に建てられたのか?工場造ることに決めた明治政府は、まずは建設のための指導者としてフランス人の技術者ポール・ブリュナを雇い入れる。ブリュナは「養蚕が盛んで原料の繭が確保しやすいこと、工場用の広い敷地や製糸に必要な水が確保できること、外国人指導の工場建設への住民賛同が得られること、燃料の石炭が近くで獲れること」を条件に、いくつかの候補地を調査する。その条件すべてに当てはまっていた富岡が選ばれたのだが、さらに「製糸場から見える光景が、プリュナ氏の故郷のブール・ド・ペアージュの景色を思わせたことも決め手になったと言われています。私も実際に訪れたのですが、山並みや川の流れがよく似ていましてね」と長谷川さん。今も変わらない稲含山や曲線を描いて流れる鏑川、そんな富岡ならではの自然景観も工場誘致に貢献したのかもしれない。フランスの智恵と日本の職人技の融合した製糸場明治3年に建設計画がはじまり、2年後には現在見学コースになっている東繭倉庫や西繭倉庫(外観見学のみ)、そして繰糸場が完成する。建物に使用する煉瓦や瓦は、近郊の町で焼くところからはじめたというのだから、どれほど急ピッチで建設が進められのかがよくわかる。煉瓦や瓦をはじめ、木材、目地に使った漆喰、礎石などはすべて近くの町にて調達。それらメイド・イン・群馬の資材をもってフランス人の智恵と日本の職人技で造られた製糸場だったのだ。後編に続く。
2014年10月14日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)は、イタリアのサッカーチーム「ACミラン」の2014-15シーズンにおけるフォーマルユニフォームをデザインした。これは、長年ACミランの公式スポンサーを担当してきたドルチェ&ガッバーナの、10年に渡るパートナーシップを記念したもの。ファブリックにチャコールグレーのライトウールを使用したスリーピースは、従来のクラシックなマルティーニフィットのスタイルから、幅広なピークドラペルが特徴のシチリアフィットへとリニューアル。ブランドの伝統を忠実に受け継ぎながら、よりエレガントなスタイルへと昇華させた。また、裏地にはチームカラーである赤のパイピングが施された。そして、白の烏賊胸シャツ、バーガンディのシルクタイ、黒いカーフレザーのシューズとベルトでコーディネートを完成させる。また、新ユニフォームの発表にともない、ドルチェ&ガッバーナではバックステージ動画をYouTubeで公開している。
2014年10月14日「アニエスベー(agnes b.)」の新プロジェクト「アニエス ラブ ジャポン(agnes loves japon)」が、伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージにて10月22日から28日まで開催される。2013年の来日時に金沢卯辰山工芸工房で現地の作家達と触れ合ったアニエスは、各々の作家の世界観をそのまま紹介することを企図。今回は、アニエスの感性とエモーションにより選出された十数人の作家が、アニエスべーの世界観をインスピレーション源とする「アニエス ラブ ジャポン」の作品を手掛けた。更に三越伊勢丹の企画「イセタン ジャパンセンセィズ(JAPAN SENSES)」との出合いを経て、「リサイクル」や「アップサイクル」の一つ上を行くことを意図した創造的な「アップクリエーション(upcreation)」を提案。日本特有の文化である「染め替え」の発想から、残反に草木によるオーバーダイをほどこした限定企画商品も登場する。空間デザインを手掛けるのは、家具や照明、オブジェやテキスタイルのデザインを中心に国際的に活躍するフランス人デザイナーのインガ・センぺ。購入者に先着順で空間デザインに使用するオリジナルハンガーをプレゼントする。また、アニエスベー青山店では10月25日から11月3日まで「トウキョウ デザイナーズ ウィーク(TOKYO DESIGNERS WEEK2014)」に参加。25日15時よりトークショー「工芸はアートですか!?」を開催し、『カーサ ブルータス(CASA BRUTUS)』編集長の松原亨、陶芸作家の山本 優美、ツォン・ウェンティン、ガラス作家の加藤裕也が登場する。こちらでも来場者に先着順でオリジナルハンガーをプレゼントする。
2014年10月14日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、ホリデーシーズンに向けた限定ヴィンテージ アルハンブラ ペンダントを10月15日に発売する。新しい「ヴィンテージ アルハンブラ ホリデーシーズン 限定ペンダント」(32万円)は、天然の貝殻から作られるグレー マザー オブ パールと、ピンクゴールドを素材に使用。中央には限定ペンダントだけに施されるダイヤモンドが柔らかい光のニュアンスを与え、まるで陽だまりのような優しい暖かみを髣髴とさせる。購入者には、限定ペンダントをより特別なものとするため、裏側に名前や記念日をパーソナル・エングレービング(文字彫り)出来るサービスも実施。また、6日から同ブランドオフィシャルサイトにて先行発売されている。
2014年10月14日創業50周年を迎える国内馬具メーカー「ソメスサドル(SOMES SADDLE)」とシューズデザイナー・坪内浩の協業によるバッグコレクション「ソメスサドル × HTレーベル(SOMES SADDLE × HT LABEL)」が一堂にそろうスペシャルプロモーションが、伊勢丹メンズ館地下1階紳士鞄コーナーにて10月29日から11月11日まで実施される。スペシャルプロモーションには、馬具に用いられるベルトパーツからなるトート「ケージ」(11万円)と、1枚革を立体的に生成する「しぼり」の技術によりシンプルさを追求した「ベントー(BENTO)」(10万円)のデビューコレクション2型が登場。2シーズン目となる14-15AWコレクションより「メニードキュメンツ(MANY DOCUMENTS)」(11万円)や「コンテナー(CONTAINER)」(11万円)、「ファイル(FILE)」(3万4,000円)の3型がそろい、2ウエイ仕様のショルダーストラップ付きブリーフケース「イノベーション(INNOVAITION)」のネイビー(5万円)を先行発売。購入者先着20名にシューホーンもプレゼントする。ソメスサドル × HTレーベルコレクションは、坪内が初めてバッグデザインを手掛けたコレクションとして3月ローンチ。両ブランドが重んじるメイドインジャパンのモノづくりの精神が共鳴し、コラボレーションが実現した。
2014年10月14日「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」がクリスマス コレクションを11月7日より数量期間限定で順次発売する。毎年人気のこのクリスマス コレクションは、ギフト用だけでなく、自分のために購入する人も多い。今年は、スカーレットレッドが印象的なパッケージに入って登場する。今年のテーマは「氷霜のファンタジー」。伝統的なクリスマスを想起させるスパイス溢れる香り「フロステッド チェリー & クローブ」を中心にクリスマスシーズンの訪れを告げるアイテムがそろった。それぞれ人気の香りで、コロンを始め、キャンドル、ローション、バスオイルなど6点がセットとなった「ザ ハウス オブ ジョー マローン ロンドン」(2万5,000円)や、コロン、ボディ & ハンドウォッシュ、ボディ クレームの3点セット「ピオニー & ブラッシュ スエード コレクション」(1万4,000円)に加え、リッチで官能的な香りの「インテンス」シリーズのコロン5種のミニボトルセット「コロン インテンス コレクション」(1万7,000円)、限定の香りを600gのキャンドルに閉じ込めた「フロステッド チェリー & クローブ デラックス キャンドル」(2万6,000円)が登場。以上は11月7日発売。12月5日には5種の人気コロンのミニボトルがセットになった「コロン コレクション」(1万4,000円)も発売される。
2014年10月14日クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)による最後のコレクションとなった「エルメス(HERMES)」の15SSシーズン。今回は「アフリカンブリーズ」や「影から光へ」がキーワード。前半は眩い太陽のごとく白やエクリュがメインカラー。カシミアのダブルフェイスコートやパイソンのショール付きノースリーブ・コート、水蛇とニットを掛け合わせたベストなど布帛と見紛うレザーアイテムがエレガント。プリーツスカートは長めのトップスと合わせ、左右非対称なヘムが揺れる。このプリーツスカートはキーアイテムの一つ。素材・色を替え、様々なバリエーションが登場する。ゆとりのあるドレスや深いスリット、ラウンドしたブラウスなどが歩く度に美しく風にそよぐ。ラフに結んだ帯のようなベルトもキーアイテム。結んで美しく見えるようなカッティングでデザインされている。後半はインディゴやプリント、アースカラーなどアフリカの土臭さを表すように強い色合いに。仮面プリントやエルメスのスカーフ柄をディップダイでプリントしたドレスの他、「パラシュートシルク」と呼ばれる撥水加工が施されたシルク素材のブルゾンやコートなどスポーティーなテイストも。アフリカの意匠を思わせるカラフルなロングカーディガンはレザーと糸で編んだアイテムだ。ネイビーのノースリーブ・コートから覗くマゼンタのプリーツスカートが鮮烈。ラストは優しい夕暮れのようにオレンジ、甘いピンクのドレスでルメール約4年のコレクションを締めくくった。15-16AWコレクションからはナデージュ・ヴァネ=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)がアーティスティックディレクターを務める。
2014年10月14日