FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (825/854)
「ロエベ(LOEWE)」は9月26日、ウィメンズコレクションを発表した。ジョナサン・アンダーソンによるファーストウィメンズの発表の場となったのはイサム・ノグチが作庭したパリ ユネスコ庭園。アンフィニッシュなレザーパーツをボディに数ポイントで留めたレザードレスからスタート。このテクニックがコレクションを象徴する。このデザインはバッグにも応用され、歩くたびに揺れる。動くことで完成するとの意図だ。レザーだけでなく布帛にも登場し、ブラックボディにカラフルな布の端切れが刺繍されたドレスも。このランダム感は途中で規則性を失う編み込みレザーのシリーズにも拡大。一見普通だが、一部に施されたデザインアクセントがそのルックに大きなインパクトをもたらす。スカートは右ウエストに袋状の造形が作られ、ベルト付きのパンツはフロントのベルトループが排除され、わざとベルトが下がるようにデザイン。どこまでもウィットが利いていて見ていて面白い。その感覚がとてもアンダーソンらしい。レザー以外ではローシルク、コットン、リネンといった質感のあるプリミティブな素材を用い、エアリーな雰囲気をプラス。アンダーソンらしいシルエットにお腹の開きやフロントのみのトップスなどシュールなデイテールは健在。太いシューズのヒールは先日発表された「JW.アンダーソン」にもつながる。若干30歳のデザイナーらしく、プロモーションも現代的だ。15SSキャンペンビジュアルはパリファッションウィーク中に街頭に掲げられ、コレクションの一部のアイテムはECで販売がスタートしている。
2014年09月29日画家ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)の創作の足取りを辿る「ジョルジュ・デ・キリコ―変遷と回帰―」が、10月25日より東京・新橋のパナソニック 汐留ミュージアムにて開催される。未亡人イザベッラ・デ・キリコ(Isabella de Chirico)の旧蔵品を中心に、イタリアの美術館や個人、日本国内の所蔵作品から約100点を展示。油彩を始め、水彩や素描、彫刻など画家の各時代を代表する作品のおよそ8割が日本初公開となる。本展監修者でパリ市立近代美術館学芸部長のジャクリーヌ・マンク(Jacqueline Munck)によるオープニング記念講演会を東京・恵比寿の日仏会館ホールで10月25日14時、美術評論家の山田五郎がデ・キリコの魅力を語るアートトーク(定員200名、無料)をパナソニック汐留ビル5階ホールで11月14日14時より開催するなど、関連イベントも実施。デ・キリコは、イタリア人の両親のもと1888年にギリシャで誕生。青年期を過ごしたミュンヘンで、アルノルト・ベックリン(Arnold Bocklin)などの幻想絵画とフリードリヒ・ニーチェ(Friedrich Nietzsche)の思想に影響を受け、1911年にパリに出て「形而上絵画」でシュルレアリスト達に大きな影響を与える。第1次世界大戦後は古典主義絵画への関心から大きく様式を変えるが、晩年には初期の形而上絵画へと回帰した。【イベント情報】「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-」展会場:パナソニック 汐留ミュージアム住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階会期:10月25日から12月26日時間:10:00から18:00(入館は17:30まで)休館日:水曜日(12月3・10・17・24日は開館)入館:一般1,000円65歳以上900円大学生700円中・高校生500円小学生以下無料
2014年09月29日阪神電気鉄道と阪急電鉄が推進する「梅田1丁目1番地計画」(大阪・阪神梅田本店の入居する大阪神ビルディングと新阪急ビルの建替計画)の事業着手日が、10月1日に決定した。I期工事として新阪急ビル解体工事を開始し、2022年春頃の全体竣工を目指す。計画地は大阪の中心地である梅田地区にあり、御堂筋の起点に位置。両ビル間の道路上空を活用した建替えと周辺公共施設整備を一体的に行い、都市機能の高度化や防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観形成等を通じた快適で質の高いまちづくりを推進する。ビル内には11フロアから成る現在と同規模の百貨店ゾーン、西日本最大規模のフロア面積を有し最新機能を備えるオフィスゾーンに加え、災害時に帰宅困難者の一時対流スペースとしても活用予定のカンファレンスゾーンを整備。オフィスゾーン11階のスカイロビーと低層部分の屋上広場は、オフィスワーカーや来街者に開放する。ビル周辺では地下、地上、デッキレベルでの3層歩行者ネットワークを強化し回遊性の向上を図る。
2014年09月29日9月26日、閉館後の伊勢丹新宿店本館3階で、音楽イベント「MODE & JAZZ NIGHT」が開催された。特設会場に設けられたメインステージに登場したのは、次世代のダンスミュージックを追求すべく結成されたスペシャルユニット「トレメン(tres-men)」。トレメンは、クラブ・ジャズ・シーンにおいて日本を代表するバンドの一つ「クオシモード(quasimode)」を始め、数々のバンドでパーカッショニストやDJとして活躍する松岡“matzz”高廣と、東京や大阪を中心に数々のビッグパーティーを手掛けている他DJとしても注目されている櫻井喜次郎、ニュージャズバンド「ブルー・スウィング(BLU-SWING)」のキーボードやコンポーザーとして活躍する中村祐介によって2011年に結成された。当イベントでは、サポートベーシストの渋井旭、ドラマー・藤井伸昭と共に軽快なサウンドを刻み、瞬時にして会場を音の渦に包み込んだ。会場にはスパークリングワイン、カクテル、ソフトドリンクも用意され、観客達は好きな飲み物片手にリズムに合わせ、なじみの店員との会話を楽しみながら上質な音楽に酔いしれたりと、自分なりのスタイルでイベントを満喫。中盤、MCタイムを迎える頃には会場の空気も温まり、出演者観客が一体となり和気あいあい。そしてライブ後半には、ダンス・クリエーティブアーティスト集団「スタックスグルーブ(STAX GROOVE)」のリーダーIZMと、ダンスチーム「ブロークンスポート(BROKEN SPORT)」によるダンスパフォーマンスも融合。音楽に合わせて軽やかに舞うダンサーたちに連られて、一緒に踊り始める観客もちらほら現われ始めた。さらに、スタッフから配布されたエッグシェイカーを全員で振りながら踊って楽しむ段階になると、会場は一際ヒートアップ。ダンサーのレクチャーによってステップの刻み方をマスターした観客たちの足踏みやターンで、一帯の空気が揺れ動くほどの盛り上がりを見せた。ラストの曲を演奏し終わると「アンコール!」の掛け声の嵐。白熱した観客の勢いに押され、伊勢丹側が延長OKのサインを出したところで演奏が再スタート。会場の熱気は更に高まり、終了時間を迎える頃には額に汗をにじませる観客の姿も見られた。
2014年09月28日食器や日用道具を扱う神戸・六甲のセレクトショップ「フクギドウ」が、日本橋の「COREDO 室町3」2階の「LIVETART コレド室町店」に期間限定ショップをオープンする。期間は10月10日から26日まで。東京初出店となる今回は、沖縄や九州、山陰、丹波、益子などの窯元から取り寄せた陶芸品のほか、ガラス工芸やスリップウエア、絨毯など、秋にぴったりのアイテムを厳選し取り扱う。出展作家は、石川昌浩(硝子)、齊藤十郎(スリップウエア)、萩原芳典(益子焼)、崔在皓(チェ・ジェホ/白磁)、中川紀夫(スリップウエア)、Gallery ONO(GABBEHのおざぶと絨毯)、菊地流架(真鍮のカトラリー)など。女性2人が店主として運営するフクギドウは民藝や普段使いのアイテムをテーマに、“豊かな暮らし”をイメージした品ぞろえが人気。関西では特に評価が高く、阪神百貨店でのポップアップには毎年多くのファンが駆けつけている。住所は兵庫県神戸市灘区八幡町3丁目6-17六甲ヴィラ1階。
2014年09月28日「フルラ(FURLA)」は、メンズライン「フルラ ウオモ(FURLA UOMO)」のフロアを青山本店の3階に9月27日にオープンした。14-15AWシーズンにおけるフルラ ウオモのコレクション発売を記念し、デザインや機能性にこだわったメイドインイタリーのビジネスバッグやショルダーバッグ、3WAYトートバックの他、財布やベルトなどデイリーに使えるアイテムを豊富にラインアップ。「BOSTON」シリーズの「LARGE BOSTON」(9万5,000円から)は、シンプルなデザインとカラーが特徴のボストンバッグで、旅行などでアクティブに活動する男性に向けたもの。両サイドにはポケットを施した他、内ポケットやダブルジップを備えるなど機能面も充実。脱着可能なショルダーストラップも付属している。「MILITARY」シリーズからは、今シーズンらしいカモフラージュ柄をホース風のカウファーに施した「BAG PACK」(9万5,000円)と「BIG CLUTCH」(5万6,000円)が登場。カジュアルな迷彩柄を落ち着いたカラーで仕上げることで、スタイリッシュでエレガントな雰囲気を演出。「BAG PACK」のハンドルはレザー製で、ハンドバックとしても使用出来る。「FUNCTIONAL BAG」は2種類のバッグをそれぞれブラックとネイビーの2色でラインアップ。「U100」モデル(8万5,000円から)は、A4サイズが収納可能な大きさで、トートバッグやバッグパックとして使用出来る。ブラックモデルでは、両サイドとフロントのアウトポケットにキルティング加工を施した。遊び心あるデザインながら、ダブルジップや脱着可能なカードケース付きアウトポケットなど、機能面も充実している。「U098」モデル(9万円から)は、トートバッグとショルダーバッグ、バックパックになる3WAYバッグ。両サイド上部をセンターに折り込めば、シルエットも変えられる。「U104」モデル(5万8,000円から)は、シンプルなデザインのトートバッグ。ダブルジップや内ポケットを備えて、機能性にこだわり、脱着可能なショルダーストラップ付きで、ワークシーンでの活躍が期待出来る。ブリーフケースは2種類を用意。縦長の「U096」モデル(8万円)と、バッグパックとしても使用可能な横長の「U097」モデル(7万円)をそろえた。「CROSSBODY」では2種類のボディーバッグが登場。ネイビーのみで展開する「U102」モデル(6万円)は、フロント部のB5サイズのアウトポケットが特徴。柔らかなアルチェ風レザーがボディにフィットし、バッグ内側にハンドルを折り畳めばハンドバッグとしても利用出来る。「U101」モデル(5万4,000円から)は、アウトポケットや内ポケットを充実させ、コンパクトでありながらも機能性も追求した。「BIG CLUTCH」(4万2,000円)は、大きなアウトポケットが特徴的なクラッチバッグ。ファスナーが大きく開閉するため、型崩れしてほしくない書類も収納出来る。「MESSENGER」の「MEDIUM SHOLDER BAG」(6万円)は、シンプルでありながらも細部にわたって機能面を充実させたデイリーバッグ。ダブルジップやショルダーストラップで実用性を確保し、床においた時には自立する仕様になっている。その他、内側にはファスナー付きポケットやフォンケースを、アウトポケットには着脱可能なカードケースを備えた。
2014年09月28日『エル・ジャポン』は、創刊25周年を記念して9月27日発売の11月号でスペシャルコンテンツやインバウンド・ビジネスなど様々な特別企画を実施する。表紙がゴールド箔仕様の特別版を1万部限定で発行し、通常版の内容に加え本国フランス版『エル(ELLE)』の歴史を振り返るアーカイブを52ページにわたり紹介するスペシャルコンテンツを収録。全国主要書店やネット書店で販売し、アマゾンでも予約受け付け中。別冊付録『東京ガイド(TOKYO GUIDE)東京大好き!2014』(特別版では本誌内で展開)は、知っておきたい10大ニュースから銀座、表参道、渋谷のニュースポットを紹介する保存版ガイドブック。英語版を9月30日より「エル・オンライン」に掲載し、中国版を12月末発売予定の中国版『エル』定期国読者を対象に8万部送付する。エディターがプロデュースするオンライン・セレクトショップ「エル・ショップ」では、ブランドとコラボしたエクスクルーシブなアイテムを販売。「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「バンドオブアウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)」「バーバリー(BURBERRY)」「カルヴェン(CARVEN)」「10クロスビー・デレクラム(DEREK LAM 10 CROSBY)」「ディースクエアード(Dsquared2)」「フェンディ(FENDI)」「イッサ(ISSA)」「ケンゾー(KENZO)」「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「マルニ(MARNI)」「エムエスジーエム(MSGM)」「マルベリー(MULBERRY)」「ニナ リッチ(NINA RICCI)」「ヌメロ・ヴェントゥーノ(N°21)」「ピエール アルディ(PIERRE HARDY)」「ラグ&ボーン(rag&bone)」「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」「サカイ(sacai)」「ステラ・マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「ザ・ロウ(THE ROW)」「トム フォード(TOM FORD)」「アンダーカバー(UNDER COVER)」「ヴィクター&ロルフ(Viktor & Rolf)」の25ブランドが参加する。アップストアのニューススタンドで電子雑誌『エル・ジャポン』の定期購読を申し込むと『エル・ジャポン』11月号を1ヶ月無料で楽しめるキャンペーンも実施する。
2014年09月27日様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載インタビュー企画。第6回は株式会社スプリー代表の安藤美冬(あんどうみふゆ)さん。--安藤さんには仕事を完全に切り離した時間はありますか?仕事を自分から切り離すことはないですね。プライベートと仕事の境界線が限りなくゼロに近い感じです。ワークライフバランスという言葉がありますが、私は今のような暮らしを「ワークライフブレンド」と呼んでいます。会社員時代には、フリーランスの人達が「確かに休みはないけど、仕事が遊びみたいなものだから」って言うのを、「どういうこと?」と思っていたのですが、自分がそういう立場になった今は、よく分かります。例えば、先日プライベートでインドネシアのジャカルタへ旅行に行きましたが、それを連載の原稿のネタにしましたし、現地で見聞きすることは全部、「これって、日本に帰ったらどんな仕事にできるかな?」と考えていたりしました。仕事でご一緒するのをきっかけにして、なんとなくウマがあってご飯を食べるようになって仲良くなることもしょっちゅうですし。--では、本当のお休みはないですか?まったく何もしない日は月に1日もありません。でも、この8月、9月は台湾、スリランカ、カタール、ルーマニア、ギリシャ、ロシアなど数カ国をプライベートや本の取材、地球一周の船旅「ピースボート」での仕事でまわってきて、会社員時代よりもより多くの海外や国内をまわっています。現地で仕事をするときもあれば、思いっきり美味しいモノを食べたり買い物をしたり海で遊ぶ事もある。先ほどの質問にお答えしたように、「遊びと仕事」の区別がほとんどない今、完全なオフモードになれるお休みがなくても、お休みを欲しがるほどのストレスは溜まらないのでこれでいいのかなと思っています。--今日の取材には、メイクも入っていますが、普段のスタイルはどんな感じですか?全体的にカジュアルなスタイルですね。好きなコーディネートはTシャツに細身のジーンズ、そしてジャケットスタイル。足下はフラットシューズかスニーカーです。例えば「ミュベール(Muveil)」のTシャツに「アクネ(ACNE)」のジーンズを合わせて、靴は「トムス(TOMS)」とか。ファストファッションでは「トップショップ(TOPSHOP)」が大好きで、「(Milly)」や「ダイアンフォンファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)」のワンピースでドレスアップする時もあります。大学での講義や大企業との仕事、クリエイターや書籍編集者との仕事、各種パーティーや取材旅行など様々な仕事を同時並行でやっているので、基本のカジュアルなスタイルは定番として、割と幅広いテイストの服を着ていると思います。メイクについては、ナチュラルメイクですね。基礎化粧品からチーク、リップグロスまでほとんどは「スリー(THREE)」でそろえていて、もともとの顔立ちがはっきりしているであまり派手になり過ぎないように気を付けています。また、メディアに出演する時やここ1番で勝負をかけたい仕事の時などは、つけまつげをすることも多いですね。メイクは完全に門外漢で、自己流に適当にやっていることなので、今日はプロのメイクさんのお仕事からたくさん学ばせてもらいます(笑)そんな安藤さんのメイクを今回手掛けたのは、イセタンミラーガールの岡本智恵さん。普段はブラウン系のメイクが多いという安藤さん。「カジュアルなファッションにもフォーマルなファッションにも使えるブラウンに、ピンクを混ぜて女性らしさをプラスしたメイクがおすすめですね。安藤さんはお肌もすごく綺麗なので、その肌感をより引き立てるメイクにしていきたいです」と、目元はソフトブラウン、頬はナチュラルピンク、潤いのあるリップででナチュラルかつ口元を印象付けるようなメイクを紹介。「普段重視しているのはアイメイク」という安藤さんには、一つのコンパクトでグラデーションメイクが楽しめるランコムのパレットと、ルナソルのパレットを使用。ブラウン、ベージュ、ピンクとグラデーションをしっかり重ねて繊細な目元に仕上げた。アイライナーには書きやすく、落ちにくい便利なものを。下まぶたにはカーキを入れて自然に強調した目元に。チークは、ブラウンアイにもマッチする肌の内側から発色したようなナチュラルピンクを使用し、自然体な安藤さんの魅力が引き出されたようだ。一方で、リップはグロスのようなみずみずしい質感のピンクをチョイス。フェミニンさもさりげなくプラスし、ナチュラルビューティーが完成。主な使用アイテムは、THREE「フローレスエシリアル フルイド ファンデーション 204」、ランコム「イプノパレット ST3」、ルナソル「スリーディメンショナルアイズ 02」、イセタンミラーボーテ「アイライナーペンシル 05」、ローラメルシエ「セカンドスキン チークカラー ラッシュネクタリン」、RMK「イレジスティブル リップスC 25」。【安藤美冬プロフィール】(株)スプリー代表/ノマドライフ実践者1980年生まれ、東京育ち。慶応義塾大学卒業後、(株)集英社を経て現職。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイル実践者。多摩大学経営情報学部専任講師、講談社『ミスiD(アイドル)2015』選考委員、雑誌『DRESS』の「女の内閣」働き方担当相などを務めるほか、商品企画、コラム執筆、イベント出演など幅広く活動中。2014年より、スリランカ取材、講師としてピースボート乗船など海外活動も開始。TBS系列『情熱大陸』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』などメディア出演多数。著書に7万部突破の『冒険に出よう』、『20代のうちにやりたいこと手帳』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。【イセタンミラーについて】イセタンミラーは「欲しい時に好きなように欲しいモノだけ買えるラグジュアリーコスメショップ」がコンセプトのコスメショップ。そこで働くのがイセタンミラーガールだ。かつて百貨店でしか買えなかったブランドコスメを、ブランドの垣根を越えてセレクト出来る同ショップでは、アイテムを1人で試して選ぶことも、イセタンミラーガールに相談して選ぶことも可能。現在、国内で9店舗展開している。
2014年09月27日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第6回は、安藤美冬(あんどうみふゆ)さん。最近、少しずつだけれど「働き方にもいろいろあるね」と言われるようになってきた。特に女性を取り巻く仕事の環境は、政治の助けもあって追い風かも。でも、具体的にどうすれば?と思う人も少なくない。安藤さんは、そんな多様な働き方をいち早く実践している、ノマド(遊牧民)ワーカーの先駆者だ。まずは、出版社から独立した経緯から伺った。--新卒で大手出版社に内定したというのはある意味とても安定的な職業選択ですし、また出版社のお仕事であれば、それなりに刺激的でもあったと思います。にもかかわらずあえて独立するという選択をしたのは、どんな思いからでしょう?「何をやるか(What)」よりも「どう働くか(How)」というスタイルを大切にしたかったからです。就職活動時には「どんな職種か」「どこの会社か」ということにしか目に入らなかった自分が、20代をずっと会社員として過ごしてきて、次第に「どんな風に働きたいのか」に意識が向くようになりました。例えば、年に2回2週間の有給休暇を取得して海外に行くんじゃなくて、世界中をあちこち回りながら仕事がしてみたい。あるいは、肩書きの中で役割を決められるのではなくて、自分の興味の赴くままに、色々な仕事に挑戦してみたい……そんな願望が自分の中で抑えきれないくらい強くなった時、「この働き方のスタイルは、会社員のままじゃ出来ない」と確信して現在に至ります。--分かります。30歳ちょうどで会社を辞めたんですが、あと30年、40年もこのまま会社員として働くのは嫌だったし、会社や業界に何かが起きた時に共倒れするリスクだってある。収入を一つに頼るのはリスクが大きくて、それは一般的にブランドと称されるような企業だって例外じゃない。じゃあ、まずは小さな仕事でもいいから、複数の仕事を同時に手掛けることによってリスクを分散させながら、次第にフリーランスとして力を着けていこうと思ったんです。……とはいえ、会社を辞めてから約半年間は全く仕事も収入も無く、更に半年間はひとりで食べていくのもやっと(いや、足りない!)という状況だったんですけどね。--確かに、会社に自分の人生を預ける不安というのは、ありますね。1人の人間が一つの仕事に自分の人生を投資するというのは不思議なことなのじゃないかと思うのです。投資の分野であれば、リスクを減らすために対象を分散させるポートフォリオの構築が重要なのと同じように、自分という財産を複数のものに分散させるリスクヘッジもとても大切だと思います。例えばアメリカには「ポートフォリオワーキング」という言葉があって、ある時はプログラマー、ある時はヨガインストラクター、ある時はライター、ある時は料理研究家……なんて人も居たりする。複数の仕事をする理由が、単に「一つの仕事では食べられないから」というネガティブな意味合いではなく、経済的なリスクヘッジと同時に「色々な仕事をすることで自分の可能性を開き、結果人生を輝かせてくれる」というものだったりします。--その働き方は、自分がやりたいことを実現出来るという側面と、個人のリスクヘッジという側面がありますね。そうそう、そうです。大学で講師をしたり、企業さんに呼ばれて講演をしたり、イベントやサイン会に登壇したりする際に20代から40代くらいの男女からキャリアに関して相談を受けることがあります。彼らに接してきて感じるのが、自分のやりたいことや出来ることを明確に持っているわけではないものの「今いるところは、一生自分が過ごす場所じゃない」と感じている人が多いことです。今の場所がそれなりに安定しているから、辞めたい気持ちもあるけど辞められない、でも自分の人生、このままでいいの?という疑問を持っているのですね。私自身が会社を辞めた時も、同じような気持ちだったのでよく分かります。今の仕事は嫌いじゃない。人間関係も仕事内容も、不満はあるけれどもすぐに辞めるほどではない。何より、自分が何をやりたいのかも、どんなことが出来るのかもはっきりしない。まるで雲をつかむような頼りない感覚だけがいつも自分の胸の内にくすぶっていて、焦っていました。そうして会社員時代には終業後や土日の時間を使って3000人を超える人に会ったり、大金をはたいてセミナーに通い詰めたり、自己啓発書を読み漁ったり、ブログをとりあえず始めてみたり、色んな事をやったんですけど(笑)、一度このモヤモヤに取り憑かれてしまったら最後、一生この気持ちをごまかせる気はしなかった。だから、成功する保証があったわけではなかったし、これといって華やかな実績を会社で積んでいる訳でもなかったけれども、新しい世界へ一歩を踏み出すことに決めたんです。--そういう、当時安藤さんが感じていた気分に対して、今は共感する人が増えてきたのではありませんか?そうですね。とはいえ、仕事に対する不安や不満はいつの時代にもあって、今のような「働き方ブーム」は数十年前から様々な主張や方法論によって人々の心をとらえてきたので、自分が特別だとは思いませんけれども。肩書きにとらわれず、多種多様な仕事をやる。SNS(私は「自分メディア」と呼んでいます)での発信を駆使して、社会とつながる。無名でも一般人でも「自分ブランド」を意識して、キャラクターや強みを明確にする。プロジェクトベースで身軽に働く『ルパン三世式ワークスタイル』のすすめなど、一つひとつ自分で実践してきたことが共感を呼んで、仲間が増えていくのはとっても嬉しく思っています。--独立したいけれど不安、という方にどんなアドバイスをされますか?まず、誰にでも他の人より、好きなこと、得意なことがあると思います。でも、もっと出来る人もいるから、と思う必要は無いんです。そこで、「100人中の1位」というのをまずは目指してみる。1000万人中の1位はオリンピック選手級でしょうし、1万人中の1位であっても県大会レベルくらいでしょうか。いずれも非常に大変でしょう。でも「100人中の1位」なら十分に目指せるレベルです。数年、場合によっては10年くらいの時間を掛けて、20代で一つ、30代で一つ、40代でまた一つ、と増やしていく。そうして「100人中の1位」になれる領域や分野、詳しいことを増やして掛け合わせていけば「1万人の1位」「100万人中の1位」だって夢じゃない。芸は身を助くと言いますが、私は更に「多芸は身を助く」と呼んでいます。器用貧乏じゃなくて、器用長者。変化が早くて競争も世界レベルで始まっている現代において、私を含めた一般の人たちがサバイブしていくための戦略だと思っています。--安藤さんのネーミングの才は、100人中の1位以上ですね(笑)。あ、そうですか。ありがとうございます(笑)。複数のことを同時に手がけること、それを現代経営学の父ドラッガーは“パラレルキャリア”と呼んでいて、ひとつの仕事やひとつの肩書きにはまらずに、2つ以上のしごと、2つ以上の組織、2つ以上の肩書きを持つくらいの気持ちで働いてみる。そうしたら、きっと人生の景色は一変します。今以上に少しでもお金を稼ぐ事が出来たら安心感にも繋がるし、意外なことが仕事になったら自信も付くし、今まで気付かなかった自分の才能を目覚めさせることが出来たら、何よりこんなに幸せなことはありません。大事なのは、行動すること。どんなに小さなことでもいいから、「そんなことは今は出来ない」「自分には出来ない」と思考停止するのではなくて、今出来ることから始めてみることです。--これからやりたいな、と思っていることは?一つは、海外も視野に入れた移住ですね。実はここ10年で8回引っ越するほどの「引越し魔」なんです。そもそもノマド的な生き方を選ぶ人は、定住が苦手なのかもしれません(笑)。ずっと東京育ちなので、東京以外のところに住んでみたいですし、東京と海外や地方を行き来するような「二拠点、多拠点生活」を送ってみたいですね。その都市のベストシーズンを渡り歩きながら生活できたら最高です。後は、英語力をつけること。大学時代にオランダのアムステルダムへ留学をして、これまで53ヶ国くらい旅をしてきてはいるのですが、本格的に「暮らす」「発信する」「仕事をする」ための英語力を付けたい。単に観光目的の英語ではなくて。そのために来年あたりはフィリピンのセブ島へ短期留学に行って、マンツーマンレッスンをしっかり受けながら英語力アップ出来たらいいなと思っています。後半では、ライフスタイルやメイクについての哲学をお聞きします。
2014年09月27日東京・目白のホテル「ホテル椿山荘東京」が、「ジルスチュアート(JILLSTUART)」とのコラボレーションによる期間限定イベントを展開する。開催期間は11月14日まで。このコラボは、ホテル椿山荘東京が今年初めて開催する五感で秋を感じるためのイベント「Harvest Greetings ~五感に響く秋~」の一環として行われるもの。ジルスチュアートの世界観を表現した新メニューやステイプランなどを用意する。ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」では、2種類のティータイムプランを用意。12時からの「スペシャルアフタヌーンティー」(3,800円)では、ジルスチュアートの甘い香りのフレグランス「ヴァニラ ラスト」や、上品なブルガリアンローズからインスパイアされた可愛らしいケーキを提供する。一方、18時からは、夜のお茶会として「スペシャルイブニングキュートティー」(3,000円)を提案。花々の香りの可憐なフレグランス「クリスタルブルーム」のボトルを彷彿とさせる飴細工のまわりに、ジュエリーを思わせるカラフルなスイーツを添えた。メインバーの「ル・マーキー」では、3種類のカクテルをセットで楽しむ飲み比べプラン「ジルスチュアート コラボレーションカクテル」(3,800円、単品各1,900円)を提供。ジルスチュアートのフレグランス「クリスタルブルーム」、「ヴァニラ ラスト」、「ホワイトフローラル」をイメージしたカクテルを用意し、ブランドの洗練されたデザインや香りを表現した。イベント期間中にホテル椿山荘東京では、新作フレグランス「クリスタルブルーム」からインスパイアされた、女性限定のステイプラン「クリスタル スウィート レディスステイ」を展開。「スペシャル アフタヌーンティー」、または「スペシャル イブニングキュートティー」をセットで提供する他、客室には人気の「ホワイトフローラル」のバスアメニティを用意。「クリスタルブルーム」のミニサンプルや、「ジルスチュアート コラボレーションカクテル」が50%オフとなる特典も用意した。価格は1室2名の利用で、1人2万500円からとなっている。また、「スペシャル アフタヌーンティー」と「スペシャル イブニングキュートティー」、「ジルスチュアート コラボレーションカクテル」のいずれかを利用した人には、ジルスチュアートのフレグランスがミニサンプルでプレゼントされる。
2014年09月27日ニューヨークブランド「エリザベス アンド ジェームス(ELIZABETH AND JAMES)」が、玉川高島屋のインターナショナルクローゼットにコーナーショップをオープンした。同ブランドは、アシュリー・オルセン(Ashley Olsen)とメアリーケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)が07年にスタートしたファッションブランド。その特徴はアップタウンの洗練されたフェミニンさと、ダウンタウンのカジュアルなエッジさを巧みに融合させたバランス感覚。トレンド感のある洋服やシューズ、アクセサリーなどをフルラインアップしており、デイリーユースに取り入れやすいスタイルを提案している。「エリザベス アンド ジェームス」高島屋玉川店では、ショップの限定アイテムとなるシャツとワンピースを販売。その他、秋冬のウィメンズウエアやバッグ、アクセサリーを豊富にラインアップする。
2014年09月26日ランバン(LANVIN)は9月25日、15SSコレクションをパリファッションウィークにて発表した。2014年はジャンヌ・ランバンがメゾンを創設して125周年のアニバーサリーイヤー。「ブランドの125年にわたる遺産、過去、物語を再探訪することからスタートした」とアーティスティックディレクターのアルベール・エルバス(Alber Elbaz)は話す。前半はアールデコ様式を思わせる直線的な布使いから美しいドレープを出したドレスが続々と登場。ダーツ・切り替えは排除され、極めてミニマムに仕立てられている。布は軽やかにしなり、動きにつれて嫋やかな表情を生む。続くジャケットスタイルもシンプルかつリラックスした雰囲気。「今のライフスタイルや現代女性が何を必要としているか、自分に問い掛けてみたんだ。インターネットの影響で画面上ではかっこ良くても実生活では快適でないものをデザインしてしまう傾向にある。今シーズンはスクリーンを離れチームと共に街を歩いてみて、シンプリシティーを追求しようと決めた。必要なのは、美しく仕立てられたネイビーのロングガウンやアイボリーのTシャツドレス、テーラードやレインコートなんだ」ウエストを締めるのは帯のように太いベルト。スリットの編み上げやジップ、ゴールドの縁取り、豪奢なアクセサリーなど装飾的なディテールがスパイスを利かせる。どれもエルバス自身のアーカイブでもある。後半はテキスタイルに装飾性が加わった。ロマンティックなレースや絢爛なジャカード・プリントはメゾンのアーカイブから引用されたものと見て取れる。レースのワンピースに施されたパールの刺繍は、ニットにパール模様を編み込みトロンプルイユ技法をいち早くモードに取り入れたマダム・ランバンへのオマージュだろう。コートやドレス、スカートなどに用いられたゴールドジャカード地やプリントはインテリア事業も営んでいたメゾンの歴史を思い起こさせる。「名香・アルページュからブラック、ゴールド、ブルーなどの色、ドレスのパターンなどメゾンのエッセンスを収集しているうちに、ランバンは最初のライフスタイルデザイナーであることに思い至ったんだ。“何でもないこと”がすべてで、美しいカットとフィニッシュを追求している」まとうモデル達も歴史を表現したように老若登場。母と娘が描かれたブランドロゴを想起させる演出だった。
2014年09月26日ギャラリーショップ&ワークスペース「エディット・ライフ・トーキョー(EDIT LIFE TOKYO)」(東京都渋谷区神宮前2-27-6)が9月26日、オープンした。ギャラリーショップでは、東京とシンガポールを拠点に活躍するクリエーターの作品が展示される。オープン初日からは、作家・西加奈子による絵画展を開催し、彼女の新刊長編小説「サラバ!」をモチーフとした絵画を公開。さらに、新刊発売日の10月31日には、絵画の販売やトークショーも行われる。また、クリエーターらが愛するライフスタイル雑貨や、「エディット・ライフ」オリジナル商品も販売。白シャツ、チノパン、トートバッグなどのファッションアイテムから、ステーショナリー、マグカップなどの文房具や家具、コーヒーやお米などのフードまでジャンルを問わずに様々な商品がラインアップされる。中でも、注目なのが豊富なバリエーションをそろえたバッグだ。ステンシルアーティストの守矢努によるロゴがプリントされたものや、浅草橋の道具屋「松野屋」で人気のカゴバッグなど、ユニークなアイテムがそろう。「エディット・ライフ」は“立体編集”をテーマとするプロジェクト。雑誌やウェブの編集に関わる松尾仁が東京とシンガポールを拠点に、ライフスタイルやカルチャーを発信していく。8月6日には一足先に「エディット・ライフ・シンガポール(EDIT LIFE SINGAPORE)」をオープンし、写真家の若木信吾、およびニューヨークで活躍するアーティストのマイク・ミンによる企画展などを開催した。インテリアデザインは「SMILIES」の阿部臣吾が担当。その他、ロゴデザインはアートディレクターの峯崎ノリテルが、ウインドーディスプレイはブランド「ツータックス(2-tacs)」をプロデュースするスタイリスト本間良二が手掛けている。
2014年09月26日時計ブランド「ロンジン(LONGINES)」は、“エレガンス”をテーマとしたフォトコンテスト「ロンジン フォトコンテスト2014ーコンクエストクラシックー」を開催する。応募期間は10月1日から11月7日まで。コンテストでは、ロンジンがサポートするホースレースを始め、人物、動物、自然などを問わず、被写体の中に潜むエレガンスさを表現した写真を募集。単体写真部門に加え、3枚で1組となる組写真部門を設定した。プロ、アマチュア、年齢、性別、国籍は問わず、日本在住であれば誰でも応募出来る。審査員にはフォトグラファーの杏橋幹彦、桐島ローランド、中川正子などを迎える予定。各部門で最優秀賞とエレガンス賞が設けられ、それぞれ1名受賞者が選ばれる。上位入賞者には、スポーティーでシックなデザインの「コンクエストクラシック」を贈呈。ブランドテーマの“伝統”、“エレガンス”、“パフォーマンス”を忠実にデザインとなっており、自動巻きキャリバーを内蔵。コンテンポラリーなアイテムに仕上がっている。ロンジンは世界のスポーツイベントに公式時計を提供する他、国際的なスポーツ連盟のパートナーとしても活動。ホースレースや乗馬スポーツ、体操競技などでエレガントなパフォーマンスを見せた選手に贈られる「ロンジン エレガンス賞」のサプライヤーとしても知られている。
2014年09月26日11月6日から12月25日まで、表参道ヒルズでクリスマスプロモーションが展開される。プロモーションタイトルは「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2014 with Moet & Chandon」。期間中はヒルズ内に、「ノスタルジークリスマス」をテーマとする、懐かしさや温かさを感じる空間が登場するという。本館吹き抜け大階段では、「Symphonic Forest~聖なる森のクリスマス~」をテーマにイルミネーション演出を実施。天井部に配した約1万球のLEDが満点の星空を想起させるばかりか、吹き抜けを囲むスロープの側面には約6,000球のLEDとガーランドが設置され、まるで“光を放つ森”のようなイメージに仕上げられている。また、吹き抜け大階段の中央には、高さ8mという世界最大級のジオラマツリーが登場。ゴールド、赤、緑、青などとりどりのLEDが約7,000球も施されたこのツリーには、音楽が流れる仕掛けも施されており、中央には協会があしらわれている。さらに、金管楽器、ハープ、バイオリン、チェロなどの「楽器の村」を含むジオラマの街も出現。街に建つ家の一部にはモニターが内蔵されており、中を覗くと住民の生活している様子が映し出される仕組みもユニーク。加えて、20分に1回、6つの「音楽の村」がチューニングをはじめて街全体で交響曲を奏でるという、約3分間の特別演出も楽しめるという。特別演出の開始時間は、11時20分から23時の毎時00分、20分、40分(最終回は22時40分)。交響曲が流れる約3分間、ジオラマの街に暮らす住人たちが音楽に合わせて踊りながらクリスマスをお祝いし、森と街が音と呼応し、ツリー全体が聖なる光に包まれるひとときを楽しめる。デザイン・空間演出をアッシュ・ペー・フランスのクリエイティブディレクターの馬場雅人氏、演出・ツリーデザインをクローカの矢島沙夜子氏が手がけた。
2014年09月26日ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)による日本初の写真展が、東京2箇所のジーピーギャラリー(G/P gallery)で開催される。ヴィヴィアン・サッセンはオランダ出身の女性フォトグラファー。『Purple』や『Dazed & Confused』といったファッション雑誌の他、ミュウミュウ(Miu Miu)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などのキャンペーンで活躍。その他、自身のルーツとなる南アフリカを舞台に、現代性あふれる写真を数多く発表している。11年には国際写真センターによるICPインフィニティ賞を受賞。14年にはオランダ写真美術館で個展「UMBRA」を開催し、世界を代表する現代写真家として注目を集めている。東京・東雲のジーピー + トリプルジーギャラリーでは、13年に芸術監督マッシミリアーノ・ジオーニの協力のもと、サッセンの初期作品を再構成した「LEXICON」を展示。これは、南アフリカを舞台に撮影された31点の作品集で、死や哀悼、親しい者と繋がることへの切望など、人間の根源的な感情をテーマとしている。一方、渋谷区恵比寿のジーピーギャラリーでは、最新作「PIKIN SLEE」のオリジナルプリントを展示。スリナムの奥地にある同名の村への滞在中に撮影したもので、村人たちの日常生活に流れる穏やかな雰囲気を切り取っている。モノクロの作品が中心となっており、サッセンを象徴するヴィヴィッドなセットアップを抜け出した、彼の新境地を感じさせる作品となった。なお、ヴィヴィアン・サッセン本人も来日し、10月4日には恵比寿のギャラリーで、サッセンの写真集『LEXICON』のサイン会やトークショーも開催される予定だ。【イベント情報】Alexander Gronsky & Viviane Sassen 合同トークセッション & ブックサイニング会場:ジーピー + トリプルジーギャラリー c/o住所:東京都江東区東雲2-9-13 2F TOLOT / heuristic会期:10月4日時間:13:30から19:00料金:無料
2014年09月26日「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の20周年と、デザイナー・丸山敬太が手掛けた全集大成作品集『丸山景観』(六耀社刊)の出版を記念して、代官山蔦屋書店2号館1階のフェアスペースにて『丸山景観』フェアを10月23日まで開催中だ。『丸山景観』作品集や関連書籍以外にも、繊細な植物や日本の伝統的な図柄をモチーフとしたオリジナルプリントのノートやクリアファイル、ポストカード、Tシャツを始めとする限定商品を販売。本書のアートディレクターを務めた森本千絵がフェアのために作成したポスターのオリジナル原画も展示し、B2サイズを販売予定。10月3日の19時より、丸山と森本によるトークショーを代官山蔦屋書店3号館2階の音楽フロアにて開催。参加券もしくはフェア対象商品購入者先着50名が参加できる。トーク終了後にはミニサイン会も実施予定。『丸山景観』は、丸山の20年間の軌跡をまとめた作品集。24年間手掛けてきた「ドリームズカムトゥルー(DREAMS COME TRUE)」のステージ衣装も18ページにわたり特集し、吉田美和と中村正人との対談も収録。8月には表参道ヒルズで『丸山景観』全集大成展が開催され、浜崎あゆみや一青窈の舞台衣装などコレクション約200点が出品された。
2014年09月26日「ニナ リッチ(NINA RICCI)」がブランドアイコンバッグ「MARCHE」をテーマにしたイベントを、阪急うめだ本店3 階インターナショナルデザイナーギャラリーズで開催する。期間は10月1 日から7 日まで。今回注目されるのは、雑誌『25ans』 、モデルのヨンアとのトリプルコラボレーションにより実現した限定MARCHE。ミディアム(23万5,000 円)とスモール (21万5,000 円)の2サイズで登場。その他カラフルでバリエーション豊富なアイテムがラインアップ。また同イベントは、10月8 日から14 日まで伊勢丹新宿店1階ハンドバッグプロモーションスペースで、10月15 日から21 日まで高島屋日本橋店2階サロン ル シック ボルス・1987内でと各百貨店へ巡回する。更に、世界初となるカスタマーサービスも実施。素材、大きさ、メタルパーツ、イニシャルなどを自分好みにカスタムし、世界に一つだけのオリジナルMARCHEを作ることが出来る。
2014年09月26日トヨタ「レクサス」のブランド発信地「インターセクト バイ レクサス 東京(INTERSECT BY LEXUS-TOKYO)」(東京都港区南青山4-21-26)は、8月にオープン1周年を迎えたのを記念し「スーパー プログレッサーズ:レスリー・キー×レクサス(SUPER PROGRESSORS: Leslie Kee x Lexus)」を9月29日から10月17日(10月7日から10日除く)まで1階ガレージにて開催する。フォトグラファーのレスリー・キーが、青山を代表するクリエーター達を撮影した作品を展示。ジャーナリストの生駒芳子、スタイリストの大久保篤志と田中杏子、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」クリエーティブディレクターの荻野いづみ、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)が被写体となった。空間プロデュースを手掛けるのは、空間クリエーティブカンパニー「JTQ」の谷川じゅんじ。インターセクト バイ レクサス 東京は「人・都市・クルマが交差する場所」として2013年8月30日にオープン。ノルウェー発のコーヒーバー「フグレン(FUGLEN)」とのコラボによるコーヒースタンド、フードディレクターに田島大地を迎えたビストロを備え、展示やイベントなどを行っている。
2014年09月26日マンダリン オリエンタル 東京のクリスマスケーキが11月1日より予約開始に。2014年のクリスマス、エグゼクティブ ペストリーシェフ武藤修司氏が提案するスペシャルな新作は“夢や希望で優しく膨らんだ球体”がキーになった、ホリデーにふさわしいバラエティ豊富なケーキの数々だ。「フロコン・ド・ネージュ(6,000円)」は鮮やかな赤のパウダーでコーティングされたスクエアのクリスマスケーキ。カットするとピスタチオとホワイトチョコレートのムース、イチゴのジュレが華やかなコントラストが層になって現れる。そして、まるで雪景色のジオラマのような「モン・ボー・サパン(8,000円)」も見逃せない。マスカルポーネチーズのなめらかな口当たりと、シナモン風味のリンゴのソテーを合わせたチーズケーキは、食べるのが惜しいほど見た目も繊細な仕上がりだ。オリジナルの茶葉「マンダリン オリエンタル ブレンド」を使用したクリームとチョコレートの組み合わせの「ブッシュ・ド・ノエル(4,800円)」はギフトボックスのようなデザインがキュート。定番の「ガトード・フレーズ・ド・ノエル(15cm 5,400円、12cm 4,400円)」にはホワイトチョコレートのバルーンがあしらわれ、特別仕様に。他にも定番のチョコレート菓子「トレゾー・ブラン(1,400円)」には限定でホワイトが登場し、赤・白・キャメルのクリスマスカラーのコンビネーションのマカロンセット「ラ・コレクション・ドノエル(1,800円)」などこの時期だけの限定コレクションが目白押しだ。すべて12月1日から12月25日まで、マンダリン オリエンタル 東京 1階、中央通に面した直営のパティスリー「グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京」にて販売されている。
2014年09月26日イタリア発のテキスタイルメーカー「アルカンターラ(Alcantara)」は、ファッション誌『Vogue Italia』との共同イベント「アルカンターラ・ニューウェーブ」をミラノ・ファッションウィークの初日、9月17日に開催した。これは『Vogue Italia』で行われている、世界の才能ある若手デザイナーを発掘する企画「WHO IS ON NEXT?」(次に流行るのは誰?)の一環として行わたもの。これに際してアルカンターラでは、過去に同企画で取り上げられたデザイナーのうちの5組を指名。同社が誇るカバーリング素材「アルカンターラ」を使用し、15SSのミニ・コレクションを発表するよう依頼した。これに対して各デザイナーは、独自性あふれる衣装、アクセサリーなどの作品を発表。アルカンターラの素材が持つ美的特性を活かしたクリエイションを披露した。イベントに参加したデザイナーは以下の5人となっている。ポール・アンドリュー(Paul Andrew)は「ダナ キャラン(Donna Karan)」や「カルバン・クライン(Calvin Klein)」などで15年間デザイナーを務めたあと、ニューヨークに移住。現在は自身のブランドを手がけている。昨年の「WHO IS ON NEXT?」ではアルカンターラを使用した靴で、アクセサリー部門の賞を受賞。今年は明るいイエローと柔らかいピンクの素材を使用し、そこにメタルのタッチを追加。パンプスではデニムのようなパターンを加え、そこに白いヘビをあしらった。豪華なレザーと、プリントされたデニムのカジュアルでシックな印象が見事に調和している。アーサー・アルベッセ(Arthur Arbesser)は現在、イタリアで活躍する若手デザイナー。デビューは2013年のミラノ・コレクション。今回のコレクションではアルカンターラ素材のネットに 3D メッシュを重ねた素材と、ストライプ・パターンのアルカンターラ素材を使用する。前者は厚みがありながらも、穴の効果で透明感があり、これを生かしてシャープなカットのコートやスラックスを作成。後者は色のついたストライプの上に、つやのある透明なストライプの薄い層を重ねており、全体としてはほとんど液体のようなソフトなタッチとなっている。オ・ジュール・ル・ジュール(Au Jour le Jour)は、ミルコ・フォンタナ(Mirko Fontana)とディエゴ・マルケス(Diego Marquez)のコラボユニット。ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)から高い評価を受けるなど、そのデザインはすでに業界から高い評価を受けている。コレクションでは鮮やかな色彩のアルカンターラを選び、色のバリエーションとマッチングに注目した作品を発表した。パウラ・カデマルトーリ(Paula Cademartori)はブラジルで工業デザインを学んだのち、イタリアに移住。11年の「WHO IS ON NEXT?」では最終選考に残っている。出品する作品には故郷ブラジルの要素を取り入れながら、鳥の羽などとの風変わりなマッチングを追及。パーフォレーション加工を施したアルカンターラが、レザーなど他の素材と層を重ねることで、多彩な色合いと立体的な効果を見せている。ステラ・ジャン(Stella Jean)は「ワックスとストライプの女王」と呼ばれており、12年に初のコレクションを発表。大成功を収めている。コレクションではヨーロッパの学究的な厳密さと、アフリカをルーツとするクレオール文化の奔放さが混在となった、同氏の特色を遺憾なく発揮。5種類のアルカンターラ素材を使用し、素材の特性を活かしながら、その中にも厳然たる個性を表現した作品を発表している。
2014年09月26日フォクシー(FOXEY)伊勢丹新宿店で、学校行事でもビジネスシーンでも活躍するワンピースやジャケットをそろえた「DRESS Collection by FOXEY」が開催中だ。開催期間は9月29日まで。本館2階アーバンクローゼットプロモーションスペースにて。同プロモーションでの注目のアイテムは、フォクシー ニューヨークラインのワンピース(6万円)。伊勢丹限定カラーのアンティークベージュは、日本人の肌によくなじみ、顔色を美しく見せてくれるうれしい効果もある1枚だ。また、自宅で手洗いできるのも大きなメリット。定番アイテムなので、丁寧にお手入れすれば永く愛用することが出来るため、1枚持っておくと様々なシーンで活躍しそうだ。その他注目アイテムの、ミッドナイトブルーのジャケット(6万円)とスカート(5万7,000円)は、いずれも伊勢丹先行での販売。ジャケットは色違いでモカもそろう。こちらも、共にフォクシー ニューヨークラインのアイテムで、自宅での洗濯が可能だ。また、もともとファーブティックとして創業したフォクシーらしく、今季もファー付きアイテムが豊富にそろっている。ファーの襟付きカーディガン(ブラック18万円)、ミンクのファー襟付きワンピース(エスプレッソカラー18万円)など、秋冬に活躍しそうなラインアップをそろえる。
2014年09月26日9月25日、株式会社三越伊勢丹ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:大西洋 / 以下「三越伊勢丹HDS」)が、株式会社海外需要開拓支援機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:太田信之 / 以下「クールジャパン機構」)と新プロジェクトをスタートすることを発表した。プロジェクトの概要は、三越伊勢丹グループがマレーシア事業を展開する現地法人「Isetan of Japan SDN.BHD.(以下「IOJ」)とクールジャパン機構が、共同出資する新会社をマレーシアに設立し、現在、IOJが百貨店として運営しているマレーシア国内の4店舗のうち、「クアラルンプール伊勢丹LOT10店」の1店舗を再構築(=全館改装)して運営するというもの。再構築のコンセプトは、「日本の優れたモノ・サービスの展開」。食品、レストラン、ファッション衣料・雑貨、リビング用品などの、百貨店が扱う品物やサービスを通して、全館で「日本の魅力(クールジャパン)」を表現していく。新プロジェクト発足にあたって、同日、都内で開かれた記者発表会には、三越伊勢丹HDS代表取締役社長執行役員・大西洋、同取締役常務執行役員関連事業本部長・竹田秀成、同執行役員関連事業本部海外事業部長・横山淳の3名が出席。同プロジェクトへの取り組みに至った背景を説明した。横山氏によると、新会社への出資は、IOJ=51%、クールジャパン機構=49%。改装中は一度店をクローズするか部分ごとの改装にして運営を続けるかは未定なものの、2015年10月に新店舗としてグランドオープンすることは決定している。新店舗の名称についても未定だが、マレーシアで20年以上ビジネスをおこなってきたことで伊勢丹の名前は広く浸透しているので、「伊勢丹が運営している店舗である」ということを確かにアピール出来る名前にしたいという。2011年から国内店舗において「日本の魅力」を発信し、新しい価値として顧客に再認識してもらうための「ジャパン・センスィズ(JAPAN SENSES)」という取り組みを行っている同社。大西社長は当時を振り返りながら、「プロジェクト発足当時、魅力あるものや技術を海外に発信するためには、そのためのコンテンツが必要だと思い、ジャパン・センスィズを立ち上げた。3年間、そこで培ってきたものを活かして取り組む新たな挑戦では、世界に誇れる、“これぞジャパン”というプロダクトを作り上げていきたい。さらに、ECでの展開も含めながらグローバル戦略を考えていく必要があると思っている」とコメント。また、「“これぞジャパン”というプロダクト」については、「made in Japanのものであればいいのではなく、世界一のデザイン力、技術力を持つ日本じゃなきゃ生み出せないもの」であることが大事だと説明した。さらに横山氏が、そうした商品やサービスの「見せ方」についても言及。「伊勢丹の強みは『編集力』。私たち自身が商品を選んで、編集して、売場を作っていくということが重要なポイント。単に日本産のものを並べるだけではなく、本当に価値あるものの魅力をしっかりと伝えていくことで、これまでの海外百貨店とはまったく異なる新しい店舗モデルを作りたい」と語った。現在、クアラルンプール伊勢丹LOT10店の年間売上は約19億円だが、改装後にはこの倍を目指すという。
2014年09月25日イタリアをメインにヨーロッパのファクトリーブランドを輸入卸販売するアマンは、初のメンズ向け直営セレクトショップ「アスティーレ ハウス(ASTILE house)」を9月26日にオープンする。住所は東京都港区南青山6-11-9SKビル1階、営業時間は12時から20時、水曜定休。骨董通りから1本奥に入った閑静なエリアに位置する同ショップは、店舗面積176平米、1フロアで構成。アーバン、ソフィスティケート、リラックスをテーマに、白を基調とした、ウッディーでクリーンな内装となっている。設計者の岡部修三は、お客さんには、友人宅に訪れたようにリラックスしてショッピングを楽しめるよう、温かみがあり、広々した開放的な空間を演出したという。店内にある什器も全て、ショップのためにオリジナルで製作。更に、入り口右手にあるカウンターではドリンクのサービスも行い、ソファ付近に設置された書籍を読みながら、女性、ファミリーで訪れても飽きさせずでゆっくりくつろげるよう考え尽くされている。取り扱いブランドは、アマン設立当初からのあるブランド「アルテア(altea)」のジャケットやニット、「フィナモレ(Finamore)」のシャツを筆頭に、今秋デビューする「ザ・ジジ(THE GIGI)」など、大人の男性が着るエレガントでカジュアルなアイテムがそろう。価格はパンツ2万円台、シャツ3万円台、ジャケット10万円から20万円、グローブやベルトが1万円台など。また、同店限定アイテムとして、「デュカルス(DOUCAL’S)」のダブルモンクストラップシューズ(5万4,000円)、ザ・ジジのジャケット、「ベルウィッチ(BERWICH)」のパンツなど全9アイテムが登場。アマンPRは「卸し事業を行い今年で23年を迎えるが、この度、ショップをオープンすることでお客様の生の声を初めて聞くことが出来るのを非常に楽しみにしている」と話す。また「アスティーレ ハウスでは、ビジネスからドレスアップ、カジュアルスタイルまでどのシーンでも着られる豊富なアイテムを取りそろえて、新しい都会的な“アマンスタイル”を常に発信していきたい」と意気込みを語った。更に同日12時より、アスティーレ ハウスオフィシャルサイト「www.astilehouse.com」がオープンするに加えて、東京・外苑前にも実店舗を構えるオンラインセレクトショップ「B.R.ONLINE」にも出店を予定。自宅に居ながらもショッピングを楽しむことが出来る。
2014年09月25日「H&M」は、デニムの新コレクション「コンシャス デニム(Conscious Denim)」を10月2日に発売する。それに先駆け、モデルの道端ジェシカとフォトグラファーのレスリー・キー(Leslie Kee)によるビジュアルを発表した。同コレクションでは持続可能な素材を追求し、ウォッシュ過程での水とエネルギーの使用量など、生産過程でも環境に配慮。その結果として生まれたのが、 深いインディゴ・トーンのフルコレクションだ。H&Mは同コレクションの制作にあたり、スペインのデニムコンサルタント「ジーノロジア(Jeanologia)の基準を採用し、水とエネルギーの消費を含む、デニムのウォッシュ過程の試験を実施し、ジーノロジアの高い基準をクリア。また、各アイテムには環境に配慮した洋服のケア方法を記した「クレバー・ケア」のラベルが付属する。ウィメンズでは、ローウエスト、ハイウエスト、スキニー・ジーンズなど今シーズンに欠かせないスタイルの他、コンシャスな素材でデニムのように着用出来るアイテムも用意。ニット生地のジョガー・ジーンズはスウェットパンツのソフトさを兼ね備え、テンセル製のボイラースーツはシャープでスリムな仕上がり。メンズでは生デニムの5ポケットジーンズ、デニム・ジャケット、ツイルのワーカーズ・ジャケット、ウールコートなどがラインアップ。キッズでもジーンズやダンガリーなど、様々なスタイルを提案する。日本国内では、H&M HARAJUKU、H&M SHINJUKU、H&M 名古屋松坂屋、H&M SHINSAIBASHIで販売。ジェシカ×レスリーによるビジュアルもこの5店舗を飾る予定。
2014年09月25日ニューヨーク発のライフスタイルブランド「CH キャロリーナ ヘレラ(CH Carolina Herrera)」は、乳がん撲滅キャンペーンの一環としてスマートフォン向けのアプリケーションを発表した。同ブランドは「キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)」の創業者であるキャロリーナ・ヘレラが、同名の娘とともに設立したもの。親子は乳がんを患う女性のサポートを目的とする「Support with Smile」を立ち上げ、過去5年間に渡って活動してきた。フォトアプリ「CHPink Smile」はiTunesやGoogle Play Storeから無料でダウンロード可能。撮影するとハート型のスマイルマークが画面に現れる仕組みになっており、それを口元にポイント。写真に“#chpinksmile”のハッシュタグを付け、FacebookやTwitter、Instagramでシェアすることで、乳がん撲滅への意識と認知と高めることを目的としている。また、アプリケーションからは募金をすることも可能。
2014年09月25日モデルのエリーローズは1986年9月25日生まれ。東京都出身。旧芸名は川村エリ。日本人で写真家の父と、イギリス人スタイリストの母を両親に持つ。12歳の時に母と一緒に仕事をしていたカメラマン篠山紀信の目に止まり、写真集『ELLI-ROSE』を発表。篠山の勧めもあって、モデル業界に興味を持つようになる。ローティーン向けのファッション雑誌『nicola』でモデルデビュー。その後も、『Zipper』『mini』『CUTiE』などでストリートモデルとして活躍し、11年には『JELLY』の姉妹誌にあたる『Gina』の創刊号に登場。18歳でファッション雑誌『ViVi』にモデルとして起用され、国内でも名の知られた存在となる。ランジェリーブランド「ラヴィジュール(Ravijour)」でもモデルに起用された。一方で20歳のときにパーティーで知り合いに誘われたのをきっかけに、DJとしての活動もスタート。07年にはファッションモデルのディエゴとともにDJユニット「Van Cliffe.D」を結成し、「トラサルディ(TRUSSARDI)」や「シュウ ウエムラ(shu uemura)」「イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT BEAUTE)」といったブランドのパーティーなどでプレイしている。14年3月には伊勢丹新宿で行われたシャンパーニュメゾン「ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)」のイベントでも披露した。
2014年09月25日「レスポートサック(LeSportsac)」が、日本橋三越本店 本館1階 スペース#1に期間限定ショップをオープンした。10月7日まで。ベーシックながらエレガントな日本限定プリントを始め、ゴールドのロゴプレートやスリムなストラップで高級感を出した「Signature(シグネチャー)」コレクションなどがそろう。また期間中は、税込1万800円以上するとブランド生誕40周年を記念したポーチがプレゼントされる(無くなり次第終了)。初日より、コンパクトながらも収納力の高いミニショルダーバッグ「Small Jenni」や「Small Cleo Crossbody Hobo」に人気が集まっているという。また10月1日からは、人気の日本限定の新作「Monogram Chestnut(モノグラム チェスナット)」やファン待望の「Glitter Series(グリッター シリーズ)」も販売予定。
2014年09月24日“暮らし”をテーマにした書籍や雑誌は数多くあるが、愛嬌のあるタイトルで目を惹く『暮らしのおへそ』(年2回刊/主婦と生活社)もその一つ。日常生活で習慣とする考え方を“おへそ”とよび、その視点から暮らしを取り上げるライフスタイル誌だ。俳優、店主、職人など様々な人のおへそを取り上げて9年になる。3年前から、同誌で取り上げたショップや道具を集めた「おへそ的、買い物のすすめ展」を伊勢丹新宿店で開催。9月24日からは、伊勢丹オンラインストアで『暮らしのおへそ』的視点でセレクトした雑貨、食品、アクセサリーを販売が始まる。オンラインでの販売は、同誌にとって初の試みだ。この『暮らしのおへそ』を立ち上げ、魅力的な人のおへそを追い続ける編集ディレクター・一田憲子(いちだ・のりこ)さんに、同誌について、おへそ的暮らし、モノを人へつなぐこと、について聞いた。--雑誌だけではなく、リアルショップやイベントなど、色んなカタチで展開されている『暮らしのおへそ』ですが、同誌が生まれたきっかけを教えてください。『暮らしのおへそ』の企画を考えていた頃、現在も暮らしている一軒家へと引越ししたんです。引越し直後ってヤル気になるでしょう。私も夜型から朝型の暮らしへ!と意気込んだものの、今までの習慣を変えるのが難しくて…。そこでハッと気づいたのが、人って習慣が積み重なりできているんじゃないかな、ということでした。朝起きてから夜寝るまでの暮らしぶり、そして仕事への取り組み方など、習慣からその人の暮らしを紹介するのは面白いなと思ったんです。--“おへそ”というチャーミングなタイトルはどこから思いついたのですか?背骨のように一つひとつの習慣が積み重なるイメージを思い浮かべた時、その中心にあって、支柱になる存在が“おへそ”だと思ったんですね。身体感覚で腑に落ちたこともあり、タイトルには必ずおへそを入れたいと提案。企画については理解してもらえたのですが、「ライフスタイル誌におへそ?」とタイトルはすんなりとはいきませんでした(笑)。でも最後には、「なんかいいよね」と周囲も“おへそ”になじんできて、『暮らしのおへそ』に落ち着きました。【暮らしを見つめ直すきっかけになればいい】--俳優、店主、職人など様々な人を取り上げる『暮らしのおへそ』ですが、同誌から人気が出た商品やお店も多いとか。人選や取材はどんな風に行っているのですか。その時その時に、編集スタッフが興味や関心を持つ人に取材しています。他の取材で魅力的だと感じた人や面白いと思ったお店など、理由は様々。でも一つ言えるのは、興味や関心を持ったその時じゃないとダメ。都合が合わず次号以降に、となっても、次号ではピンとこない。そして取材・撮影前には、おへそを聞くための事前取材をします。暮らしや仕事の習慣を徹底的に聞きます。「朝は何を食べますか?食べる器やカップは?」みたいな感じに。だからおへその取材って、すごく長いんです(笑)。--最新の18号(2014年8月刊)にも様々な“おへそ”が紹介されていますが、印象に残っているお話やおへそはありますか?また18号を貫くテーマみたいなものはあるのでしょうか。18号で取り上げた料理人トラネコボンボンの中西なちおさんに、「料理をおいしくするコツは?」と質問したら「愛情です。誰かのためにと想いを込めたら絶対においしくなる」という答えが返ってきたんです。それがとっても印象に残っていますね。お料理はもちろんですが、大切な誰かのためにすることって、それだけですべての作業が変わってくるでしょう。家族やパートナー、そして友人に対する“愛情”が暮らしを見直すきっかけになることを伝える号になっているんじゃないかな。--一方で丁寧に暮らすことだけではなく、なまけるおへそ、やらないおへその特集があるのも面白いですね。取材者の生活を見習おう、暮らしのすべてを丁寧にしよう、を説いている訳ではないし、もちろん私も完璧な暮らしなんてしていません(笑)。“やらないおへそ”や“なまけるおへそ”の特集した時は、読者からすごく好意的な反響が多かったです。忙しい日は、カップ麺でいい日を作る!なんてね。こんな暮らしもあんな暮らしもある中で、ご自身の暮らしを見つめ直すきっかけになればいいと思っています。後半は、一田さんの暮らしのおへそ、そしてモノと読者をつなぐことへ。
2014年09月24日9月23日、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」がパリファッションウィークで初のショーを開催。15SSウィメンズコレクションを発表した。テーマは光(SHADOW)。会場は、パリのショー会場としてもおなじみのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)が選ばれた。白い床が設けられた会場に、2名のモデルが連れ立って登場。パッチワークのジャケットやスカートの裾は斜めにカットされ、フロントは白、バックは黒。これは、服に一方方向から光が当たり影が伸びる様子を表現しており、白の部分はエプロンのように取り外しができるようになっている。「実体がなくなっても、影(黒の服)が存在し続ける」服と、森永は言う。服に施されたパールやスタッズからも黒い影が伸び、靴にも影がついてくる。ショーの中盤、真っ白で、シメントリーなデザインのワンピースを着たモデルが登場。会場の真ん中まで進んだ彼女達を、青白いライトが包み込んだ。しばらくして、光の中から出てきた彼女達の服はグレーに色づき、腕の影がそのまま服に焼き付けられていた。会場からは拍手が沸き起こった。これは、13-14AWコレクションで使用した、フォトクロミックという技術を進化させたもの。白の服にはカプセル状の染料が施されており、光の中のUV波に反応して変色する。「当時はパステルカラーしか表現できなかったが、白の対局の色である黒にしてパリで発表したいと思い、2年かけて開発を進め、先月中旬になってやっと出来上がった」と森永はその熱い思いを語る。光で色が変わる服。白い服に、上から重ねた服や腕の影を焼き付けられて、違う服に生まれ変わる。最後に出てきたモデル達が纏う白い服には、UV波を放つレーザーポーインターが当てられ、プログラミングされた動きにより、パッチワーク柄が描かれていった。森永が初期の頃から好んで用いてきたパッチワークやレーザーカッティングの技法に、最新の技術が加わり、「これまでの集大成を新しいことにつなげることができた」と話す森永氏は、初のパリでのショーを終えて、涙を見せた。「80年代に日本人のデザイナーが進出したのは今や伝説になっているが、日本のファッションが持つ技術や視点により、欧米とは違う服が作れる。きれい、きれいじゃないという価値観じゃない、異なる価値観を見せていくことで、何か変わるのではないか。世界のファッションに一石を投じたい。黒の衝撃というものに対して、黒の象徴である影、そして光をテーマにパリで発表したいとずっと考えていた」と語り、「このショーがちゃんとビジネスという形に着地するよう考えていきたい」と意欲を見せた。ショー演出は金子繁孝、ヘアメイクは加茂克也、スタイリングは山口壮太、音楽は杉原一平と、これまでアンリアレイジを支えてきたメンバーがパリに集った。レーザーの光を操ったのは、ライゾマティクスの真鍋大度。森永とは、昨年11月に開催されたファッションとアートの短編映像祭「アスヴォフ・トウキョウ(ASVOFF TOKYO )」で、フォトクロミックについて語り合った仲だ。
2014年09月24日