FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (829/858)
ギャラリーショップ&ワークスペース「エディット・ライフ・トーキョー(EDIT LIFE TOKYO)」(東京都渋谷区神宮前2-27-6)が9月26日、オープンした。ギャラリーショップでは、東京とシンガポールを拠点に活躍するクリエーターの作品が展示される。オープン初日からは、作家・西加奈子による絵画展を開催し、彼女の新刊長編小説「サラバ!」をモチーフとした絵画を公開。さらに、新刊発売日の10月31日には、絵画の販売やトークショーも行われる。また、クリエーターらが愛するライフスタイル雑貨や、「エディット・ライフ」オリジナル商品も販売。白シャツ、チノパン、トートバッグなどのファッションアイテムから、ステーショナリー、マグカップなどの文房具や家具、コーヒーやお米などのフードまでジャンルを問わずに様々な商品がラインアップされる。中でも、注目なのが豊富なバリエーションをそろえたバッグだ。ステンシルアーティストの守矢努によるロゴがプリントされたものや、浅草橋の道具屋「松野屋」で人気のカゴバッグなど、ユニークなアイテムがそろう。「エディット・ライフ」は“立体編集”をテーマとするプロジェクト。雑誌やウェブの編集に関わる松尾仁が東京とシンガポールを拠点に、ライフスタイルやカルチャーを発信していく。8月6日には一足先に「エディット・ライフ・シンガポール(EDIT LIFE SINGAPORE)」をオープンし、写真家の若木信吾、およびニューヨークで活躍するアーティストのマイク・ミンによる企画展などを開催した。インテリアデザインは「SMILIES」の阿部臣吾が担当。その他、ロゴデザインはアートディレクターの峯崎ノリテルが、ウインドーディスプレイはブランド「ツータックス(2-tacs)」をプロデュースするスタイリスト本間良二が手掛けている。
2014年09月26日時計ブランド「ロンジン(LONGINES)」は、“エレガンス”をテーマとしたフォトコンテスト「ロンジン フォトコンテスト2014ーコンクエストクラシックー」を開催する。応募期間は10月1日から11月7日まで。コンテストでは、ロンジンがサポートするホースレースを始め、人物、動物、自然などを問わず、被写体の中に潜むエレガンスさを表現した写真を募集。単体写真部門に加え、3枚で1組となる組写真部門を設定した。プロ、アマチュア、年齢、性別、国籍は問わず、日本在住であれば誰でも応募出来る。審査員にはフォトグラファーの杏橋幹彦、桐島ローランド、中川正子などを迎える予定。各部門で最優秀賞とエレガンス賞が設けられ、それぞれ1名受賞者が選ばれる。上位入賞者には、スポーティーでシックなデザインの「コンクエストクラシック」を贈呈。ブランドテーマの“伝統”、“エレガンス”、“パフォーマンス”を忠実にデザインとなっており、自動巻きキャリバーを内蔵。コンテンポラリーなアイテムに仕上がっている。ロンジンは世界のスポーツイベントに公式時計を提供する他、国際的なスポーツ連盟のパートナーとしても活動。ホースレースや乗馬スポーツ、体操競技などでエレガントなパフォーマンスを見せた選手に贈られる「ロンジン エレガンス賞」のサプライヤーとしても知られている。
2014年09月26日11月6日から12月25日まで、表参道ヒルズでクリスマスプロモーションが展開される。プロモーションタイトルは「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2014 with Moet & Chandon」。期間中はヒルズ内に、「ノスタルジークリスマス」をテーマとする、懐かしさや温かさを感じる空間が登場するという。本館吹き抜け大階段では、「Symphonic Forest~聖なる森のクリスマス~」をテーマにイルミネーション演出を実施。天井部に配した約1万球のLEDが満点の星空を想起させるばかりか、吹き抜けを囲むスロープの側面には約6,000球のLEDとガーランドが設置され、まるで“光を放つ森”のようなイメージに仕上げられている。また、吹き抜け大階段の中央には、高さ8mという世界最大級のジオラマツリーが登場。ゴールド、赤、緑、青などとりどりのLEDが約7,000球も施されたこのツリーには、音楽が流れる仕掛けも施されており、中央には協会があしらわれている。さらに、金管楽器、ハープ、バイオリン、チェロなどの「楽器の村」を含むジオラマの街も出現。街に建つ家の一部にはモニターが内蔵されており、中を覗くと住民の生活している様子が映し出される仕組みもユニーク。加えて、20分に1回、6つの「音楽の村」がチューニングをはじめて街全体で交響曲を奏でるという、約3分間の特別演出も楽しめるという。特別演出の開始時間は、11時20分から23時の毎時00分、20分、40分(最終回は22時40分)。交響曲が流れる約3分間、ジオラマの街に暮らす住人たちが音楽に合わせて踊りながらクリスマスをお祝いし、森と街が音と呼応し、ツリー全体が聖なる光に包まれるひとときを楽しめる。デザイン・空間演出をアッシュ・ペー・フランスのクリエイティブディレクターの馬場雅人氏、演出・ツリーデザインをクローカの矢島沙夜子氏が手がけた。
2014年09月26日ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)による日本初の写真展が、東京2箇所のジーピーギャラリー(G/P gallery)で開催される。ヴィヴィアン・サッセンはオランダ出身の女性フォトグラファー。『Purple』や『Dazed & Confused』といったファッション雑誌の他、ミュウミュウ(Miu Miu)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などのキャンペーンで活躍。その他、自身のルーツとなる南アフリカを舞台に、現代性あふれる写真を数多く発表している。11年には国際写真センターによるICPインフィニティ賞を受賞。14年にはオランダ写真美術館で個展「UMBRA」を開催し、世界を代表する現代写真家として注目を集めている。東京・東雲のジーピー + トリプルジーギャラリーでは、13年に芸術監督マッシミリアーノ・ジオーニの協力のもと、サッセンの初期作品を再構成した「LEXICON」を展示。これは、南アフリカを舞台に撮影された31点の作品集で、死や哀悼、親しい者と繋がることへの切望など、人間の根源的な感情をテーマとしている。一方、渋谷区恵比寿のジーピーギャラリーでは、最新作「PIKIN SLEE」のオリジナルプリントを展示。スリナムの奥地にある同名の村への滞在中に撮影したもので、村人たちの日常生活に流れる穏やかな雰囲気を切り取っている。モノクロの作品が中心となっており、サッセンを象徴するヴィヴィッドなセットアップを抜け出した、彼の新境地を感じさせる作品となった。なお、ヴィヴィアン・サッセン本人も来日し、10月4日には恵比寿のギャラリーで、サッセンの写真集『LEXICON』のサイン会やトークショーも開催される予定だ。【イベント情報】Alexander Gronsky & Viviane Sassen 合同トークセッション & ブックサイニング会場:ジーピー + トリプルジーギャラリー c/o住所:東京都江東区東雲2-9-13 2F TOLOT / heuristic会期:10月4日時間:13:30から19:00料金:無料
2014年09月26日「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の20周年と、デザイナー・丸山敬太が手掛けた全集大成作品集『丸山景観』(六耀社刊)の出版を記念して、代官山蔦屋書店2号館1階のフェアスペースにて『丸山景観』フェアを10月23日まで開催中だ。『丸山景観』作品集や関連書籍以外にも、繊細な植物や日本の伝統的な図柄をモチーフとしたオリジナルプリントのノートやクリアファイル、ポストカード、Tシャツを始めとする限定商品を販売。本書のアートディレクターを務めた森本千絵がフェアのために作成したポスターのオリジナル原画も展示し、B2サイズを販売予定。10月3日の19時より、丸山と森本によるトークショーを代官山蔦屋書店3号館2階の音楽フロアにて開催。参加券もしくはフェア対象商品購入者先着50名が参加できる。トーク終了後にはミニサイン会も実施予定。『丸山景観』は、丸山の20年間の軌跡をまとめた作品集。24年間手掛けてきた「ドリームズカムトゥルー(DREAMS COME TRUE)」のステージ衣装も18ページにわたり特集し、吉田美和と中村正人との対談も収録。8月には表参道ヒルズで『丸山景観』全集大成展が開催され、浜崎あゆみや一青窈の舞台衣装などコレクション約200点が出品された。
2014年09月26日「ニナ リッチ(NINA RICCI)」がブランドアイコンバッグ「MARCHE」をテーマにしたイベントを、阪急うめだ本店3 階インターナショナルデザイナーギャラリーズで開催する。期間は10月1 日から7 日まで。今回注目されるのは、雑誌『25ans』 、モデルのヨンアとのトリプルコラボレーションにより実現した限定MARCHE。ミディアム(23万5,000 円)とスモール (21万5,000 円)の2サイズで登場。その他カラフルでバリエーション豊富なアイテムがラインアップ。また同イベントは、10月8 日から14 日まで伊勢丹新宿店1階ハンドバッグプロモーションスペースで、10月15 日から21 日まで高島屋日本橋店2階サロン ル シック ボルス・1987内でと各百貨店へ巡回する。更に、世界初となるカスタマーサービスも実施。素材、大きさ、メタルパーツ、イニシャルなどを自分好みにカスタムし、世界に一つだけのオリジナルMARCHEを作ることが出来る。
2014年09月26日トヨタ「レクサス」のブランド発信地「インターセクト バイ レクサス 東京(INTERSECT BY LEXUS-TOKYO)」(東京都港区南青山4-21-26)は、8月にオープン1周年を迎えたのを記念し「スーパー プログレッサーズ:レスリー・キー×レクサス(SUPER PROGRESSORS: Leslie Kee x Lexus)」を9月29日から10月17日(10月7日から10日除く)まで1階ガレージにて開催する。フォトグラファーのレスリー・キーが、青山を代表するクリエーター達を撮影した作品を展示。ジャーナリストの生駒芳子、スタイリストの大久保篤志と田中杏子、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」クリエーティブディレクターの荻野いづみ、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)が被写体となった。空間プロデュースを手掛けるのは、空間クリエーティブカンパニー「JTQ」の谷川じゅんじ。インターセクト バイ レクサス 東京は「人・都市・クルマが交差する場所」として2013年8月30日にオープン。ノルウェー発のコーヒーバー「フグレン(FUGLEN)」とのコラボによるコーヒースタンド、フードディレクターに田島大地を迎えたビストロを備え、展示やイベントなどを行っている。
2014年09月26日マンダリン オリエンタル 東京のクリスマスケーキが11月1日より予約開始に。2014年のクリスマス、エグゼクティブ ペストリーシェフ武藤修司氏が提案するスペシャルな新作は“夢や希望で優しく膨らんだ球体”がキーになった、ホリデーにふさわしいバラエティ豊富なケーキの数々だ。「フロコン・ド・ネージュ(6,000円)」は鮮やかな赤のパウダーでコーティングされたスクエアのクリスマスケーキ。カットするとピスタチオとホワイトチョコレートのムース、イチゴのジュレが華やかなコントラストが層になって現れる。そして、まるで雪景色のジオラマのような「モン・ボー・サパン(8,000円)」も見逃せない。マスカルポーネチーズのなめらかな口当たりと、シナモン風味のリンゴのソテーを合わせたチーズケーキは、食べるのが惜しいほど見た目も繊細な仕上がりだ。オリジナルの茶葉「マンダリン オリエンタル ブレンド」を使用したクリームとチョコレートの組み合わせの「ブッシュ・ド・ノエル(4,800円)」はギフトボックスのようなデザインがキュート。定番の「ガトード・フレーズ・ド・ノエル(15cm 5,400円、12cm 4,400円)」にはホワイトチョコレートのバルーンがあしらわれ、特別仕様に。他にも定番のチョコレート菓子「トレゾー・ブラン(1,400円)」には限定でホワイトが登場し、赤・白・キャメルのクリスマスカラーのコンビネーションのマカロンセット「ラ・コレクション・ドノエル(1,800円)」などこの時期だけの限定コレクションが目白押しだ。すべて12月1日から12月25日まで、マンダリン オリエンタル 東京 1階、中央通に面した直営のパティスリー「グルメショップ by マンダリン オリエンタル 東京」にて販売されている。
2014年09月26日イタリア発のテキスタイルメーカー「アルカンターラ(Alcantara)」は、ファッション誌『Vogue Italia』との共同イベント「アルカンターラ・ニューウェーブ」をミラノ・ファッションウィークの初日、9月17日に開催した。これは『Vogue Italia』で行われている、世界の才能ある若手デザイナーを発掘する企画「WHO IS ON NEXT?」(次に流行るのは誰?)の一環として行わたもの。これに際してアルカンターラでは、過去に同企画で取り上げられたデザイナーのうちの5組を指名。同社が誇るカバーリング素材「アルカンターラ」を使用し、15SSのミニ・コレクションを発表するよう依頼した。これに対して各デザイナーは、独自性あふれる衣装、アクセサリーなどの作品を発表。アルカンターラの素材が持つ美的特性を活かしたクリエイションを披露した。イベントに参加したデザイナーは以下の5人となっている。ポール・アンドリュー(Paul Andrew)は「ダナ キャラン(Donna Karan)」や「カルバン・クライン(Calvin Klein)」などで15年間デザイナーを務めたあと、ニューヨークに移住。現在は自身のブランドを手がけている。昨年の「WHO IS ON NEXT?」ではアルカンターラを使用した靴で、アクセサリー部門の賞を受賞。今年は明るいイエローと柔らかいピンクの素材を使用し、そこにメタルのタッチを追加。パンプスではデニムのようなパターンを加え、そこに白いヘビをあしらった。豪華なレザーと、プリントされたデニムのカジュアルでシックな印象が見事に調和している。アーサー・アルベッセ(Arthur Arbesser)は現在、イタリアで活躍する若手デザイナー。デビューは2013年のミラノ・コレクション。今回のコレクションではアルカンターラ素材のネットに 3D メッシュを重ねた素材と、ストライプ・パターンのアルカンターラ素材を使用する。前者は厚みがありながらも、穴の効果で透明感があり、これを生かしてシャープなカットのコートやスラックスを作成。後者は色のついたストライプの上に、つやのある透明なストライプの薄い層を重ねており、全体としてはほとんど液体のようなソフトなタッチとなっている。オ・ジュール・ル・ジュール(Au Jour le Jour)は、ミルコ・フォンタナ(Mirko Fontana)とディエゴ・マルケス(Diego Marquez)のコラボユニット。ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)から高い評価を受けるなど、そのデザインはすでに業界から高い評価を受けている。コレクションでは鮮やかな色彩のアルカンターラを選び、色のバリエーションとマッチングに注目した作品を発表した。パウラ・カデマルトーリ(Paula Cademartori)はブラジルで工業デザインを学んだのち、イタリアに移住。11年の「WHO IS ON NEXT?」では最終選考に残っている。出品する作品には故郷ブラジルの要素を取り入れながら、鳥の羽などとの風変わりなマッチングを追及。パーフォレーション加工を施したアルカンターラが、レザーなど他の素材と層を重ねることで、多彩な色合いと立体的な効果を見せている。ステラ・ジャン(Stella Jean)は「ワックスとストライプの女王」と呼ばれており、12年に初のコレクションを発表。大成功を収めている。コレクションではヨーロッパの学究的な厳密さと、アフリカをルーツとするクレオール文化の奔放さが混在となった、同氏の特色を遺憾なく発揮。5種類のアルカンターラ素材を使用し、素材の特性を活かしながら、その中にも厳然たる個性を表現した作品を発表している。
2014年09月26日フォクシー(FOXEY)伊勢丹新宿店で、学校行事でもビジネスシーンでも活躍するワンピースやジャケットをそろえた「DRESS Collection by FOXEY」が開催中だ。開催期間は9月29日まで。本館2階アーバンクローゼットプロモーションスペースにて。同プロモーションでの注目のアイテムは、フォクシー ニューヨークラインのワンピース(6万円)。伊勢丹限定カラーのアンティークベージュは、日本人の肌によくなじみ、顔色を美しく見せてくれるうれしい効果もある1枚だ。また、自宅で手洗いできるのも大きなメリット。定番アイテムなので、丁寧にお手入れすれば永く愛用することが出来るため、1枚持っておくと様々なシーンで活躍しそうだ。その他注目アイテムの、ミッドナイトブルーのジャケット(6万円)とスカート(5万7,000円)は、いずれも伊勢丹先行での販売。ジャケットは色違いでモカもそろう。こちらも、共にフォクシー ニューヨークラインのアイテムで、自宅での洗濯が可能だ。また、もともとファーブティックとして創業したフォクシーらしく、今季もファー付きアイテムが豊富にそろっている。ファーの襟付きカーディガン(ブラック18万円)、ミンクのファー襟付きワンピース(エスプレッソカラー18万円)など、秋冬に活躍しそうなラインアップをそろえる。
2014年09月26日9月25日、株式会社三越伊勢丹ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:大西洋 / 以下「三越伊勢丹HDS」)が、株式会社海外需要開拓支援機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:太田信之 / 以下「クールジャパン機構」)と新プロジェクトをスタートすることを発表した。プロジェクトの概要は、三越伊勢丹グループがマレーシア事業を展開する現地法人「Isetan of Japan SDN.BHD.(以下「IOJ」)とクールジャパン機構が、共同出資する新会社をマレーシアに設立し、現在、IOJが百貨店として運営しているマレーシア国内の4店舗のうち、「クアラルンプール伊勢丹LOT10店」の1店舗を再構築(=全館改装)して運営するというもの。再構築のコンセプトは、「日本の優れたモノ・サービスの展開」。食品、レストラン、ファッション衣料・雑貨、リビング用品などの、百貨店が扱う品物やサービスを通して、全館で「日本の魅力(クールジャパン)」を表現していく。新プロジェクト発足にあたって、同日、都内で開かれた記者発表会には、三越伊勢丹HDS代表取締役社長執行役員・大西洋、同取締役常務執行役員関連事業本部長・竹田秀成、同執行役員関連事業本部海外事業部長・横山淳の3名が出席。同プロジェクトへの取り組みに至った背景を説明した。横山氏によると、新会社への出資は、IOJ=51%、クールジャパン機構=49%。改装中は一度店をクローズするか部分ごとの改装にして運営を続けるかは未定なものの、2015年10月に新店舗としてグランドオープンすることは決定している。新店舗の名称についても未定だが、マレーシアで20年以上ビジネスをおこなってきたことで伊勢丹の名前は広く浸透しているので、「伊勢丹が運営している店舗である」ということを確かにアピール出来る名前にしたいという。2011年から国内店舗において「日本の魅力」を発信し、新しい価値として顧客に再認識してもらうための「ジャパン・センスィズ(JAPAN SENSES)」という取り組みを行っている同社。大西社長は当時を振り返りながら、「プロジェクト発足当時、魅力あるものや技術を海外に発信するためには、そのためのコンテンツが必要だと思い、ジャパン・センスィズを立ち上げた。3年間、そこで培ってきたものを活かして取り組む新たな挑戦では、世界に誇れる、“これぞジャパン”というプロダクトを作り上げていきたい。さらに、ECでの展開も含めながらグローバル戦略を考えていく必要があると思っている」とコメント。また、「“これぞジャパン”というプロダクト」については、「made in Japanのものであればいいのではなく、世界一のデザイン力、技術力を持つ日本じゃなきゃ生み出せないもの」であることが大事だと説明した。さらに横山氏が、そうした商品やサービスの「見せ方」についても言及。「伊勢丹の強みは『編集力』。私たち自身が商品を選んで、編集して、売場を作っていくということが重要なポイント。単に日本産のものを並べるだけではなく、本当に価値あるものの魅力をしっかりと伝えていくことで、これまでの海外百貨店とはまったく異なる新しい店舗モデルを作りたい」と語った。現在、クアラルンプール伊勢丹LOT10店の年間売上は約19億円だが、改装後にはこの倍を目指すという。
2014年09月25日イタリアをメインにヨーロッパのファクトリーブランドを輸入卸販売するアマンは、初のメンズ向け直営セレクトショップ「アスティーレ ハウス(ASTILE house)」を9月26日にオープンする。住所は東京都港区南青山6-11-9SKビル1階、営業時間は12時から20時、水曜定休。骨董通りから1本奥に入った閑静なエリアに位置する同ショップは、店舗面積176平米、1フロアで構成。アーバン、ソフィスティケート、リラックスをテーマに、白を基調とした、ウッディーでクリーンな内装となっている。設計者の岡部修三は、お客さんには、友人宅に訪れたようにリラックスしてショッピングを楽しめるよう、温かみがあり、広々した開放的な空間を演出したという。店内にある什器も全て、ショップのためにオリジナルで製作。更に、入り口右手にあるカウンターではドリンクのサービスも行い、ソファ付近に設置された書籍を読みながら、女性、ファミリーで訪れても飽きさせずでゆっくりくつろげるよう考え尽くされている。取り扱いブランドは、アマン設立当初からのあるブランド「アルテア(altea)」のジャケットやニット、「フィナモレ(Finamore)」のシャツを筆頭に、今秋デビューする「ザ・ジジ(THE GIGI)」など、大人の男性が着るエレガントでカジュアルなアイテムがそろう。価格はパンツ2万円台、シャツ3万円台、ジャケット10万円から20万円、グローブやベルトが1万円台など。また、同店限定アイテムとして、「デュカルス(DOUCAL’S)」のダブルモンクストラップシューズ(5万4,000円)、ザ・ジジのジャケット、「ベルウィッチ(BERWICH)」のパンツなど全9アイテムが登場。アマンPRは「卸し事業を行い今年で23年を迎えるが、この度、ショップをオープンすることでお客様の生の声を初めて聞くことが出来るのを非常に楽しみにしている」と話す。また「アスティーレ ハウスでは、ビジネスからドレスアップ、カジュアルスタイルまでどのシーンでも着られる豊富なアイテムを取りそろえて、新しい都会的な“アマンスタイル”を常に発信していきたい」と意気込みを語った。更に同日12時より、アスティーレ ハウスオフィシャルサイト「www.astilehouse.com」がオープンするに加えて、東京・外苑前にも実店舗を構えるオンラインセレクトショップ「B.R.ONLINE」にも出店を予定。自宅に居ながらもショッピングを楽しむことが出来る。
2014年09月25日「H&M」は、デニムの新コレクション「コンシャス デニム(Conscious Denim)」を10月2日に発売する。それに先駆け、モデルの道端ジェシカとフォトグラファーのレスリー・キー(Leslie Kee)によるビジュアルを発表した。同コレクションでは持続可能な素材を追求し、ウォッシュ過程での水とエネルギーの使用量など、生産過程でも環境に配慮。その結果として生まれたのが、 深いインディゴ・トーンのフルコレクションだ。H&Mは同コレクションの制作にあたり、スペインのデニムコンサルタント「ジーノロジア(Jeanologia)の基準を採用し、水とエネルギーの消費を含む、デニムのウォッシュ過程の試験を実施し、ジーノロジアの高い基準をクリア。また、各アイテムには環境に配慮した洋服のケア方法を記した「クレバー・ケア」のラベルが付属する。ウィメンズでは、ローウエスト、ハイウエスト、スキニー・ジーンズなど今シーズンに欠かせないスタイルの他、コンシャスな素材でデニムのように着用出来るアイテムも用意。ニット生地のジョガー・ジーンズはスウェットパンツのソフトさを兼ね備え、テンセル製のボイラースーツはシャープでスリムな仕上がり。メンズでは生デニムの5ポケットジーンズ、デニム・ジャケット、ツイルのワーカーズ・ジャケット、ウールコートなどがラインアップ。キッズでもジーンズやダンガリーなど、様々なスタイルを提案する。日本国内では、H&M HARAJUKU、H&M SHINJUKU、H&M 名古屋松坂屋、H&M SHINSAIBASHIで販売。ジェシカ×レスリーによるビジュアルもこの5店舗を飾る予定。
2014年09月25日ニューヨーク発のライフスタイルブランド「CH キャロリーナ ヘレラ(CH Carolina Herrera)」は、乳がん撲滅キャンペーンの一環としてスマートフォン向けのアプリケーションを発表した。同ブランドは「キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)」の創業者であるキャロリーナ・ヘレラが、同名の娘とともに設立したもの。親子は乳がんを患う女性のサポートを目的とする「Support with Smile」を立ち上げ、過去5年間に渡って活動してきた。フォトアプリ「CHPink Smile」はiTunesやGoogle Play Storeから無料でダウンロード可能。撮影するとハート型のスマイルマークが画面に現れる仕組みになっており、それを口元にポイント。写真に“#chpinksmile”のハッシュタグを付け、FacebookやTwitter、Instagramでシェアすることで、乳がん撲滅への意識と認知と高めることを目的としている。また、アプリケーションからは募金をすることも可能。
2014年09月25日モデルのエリーローズは1986年9月25日生まれ。東京都出身。旧芸名は川村エリ。日本人で写真家の父と、イギリス人スタイリストの母を両親に持つ。12歳の時に母と一緒に仕事をしていたカメラマン篠山紀信の目に止まり、写真集『ELLI-ROSE』を発表。篠山の勧めもあって、モデル業界に興味を持つようになる。ローティーン向けのファッション雑誌『nicola』でモデルデビュー。その後も、『Zipper』『mini』『CUTiE』などでストリートモデルとして活躍し、11年には『JELLY』の姉妹誌にあたる『Gina』の創刊号に登場。18歳でファッション雑誌『ViVi』にモデルとして起用され、国内でも名の知られた存在となる。ランジェリーブランド「ラヴィジュール(Ravijour)」でもモデルに起用された。一方で20歳のときにパーティーで知り合いに誘われたのをきっかけに、DJとしての活動もスタート。07年にはファッションモデルのディエゴとともにDJユニット「Van Cliffe.D」を結成し、「トラサルディ(TRUSSARDI)」や「シュウ ウエムラ(shu uemura)」「イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT BEAUTE)」といったブランドのパーティーなどでプレイしている。14年3月には伊勢丹新宿で行われたシャンパーニュメゾン「ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)」のイベントでも披露した。
2014年09月25日「レスポートサック(LeSportsac)」が、日本橋三越本店 本館1階 スペース#1に期間限定ショップをオープンした。10月7日まで。ベーシックながらエレガントな日本限定プリントを始め、ゴールドのロゴプレートやスリムなストラップで高級感を出した「Signature(シグネチャー)」コレクションなどがそろう。また期間中は、税込1万800円以上するとブランド生誕40周年を記念したポーチがプレゼントされる(無くなり次第終了)。初日より、コンパクトながらも収納力の高いミニショルダーバッグ「Small Jenni」や「Small Cleo Crossbody Hobo」に人気が集まっているという。また10月1日からは、人気の日本限定の新作「Monogram Chestnut(モノグラム チェスナット)」やファン待望の「Glitter Series(グリッター シリーズ)」も販売予定。
2014年09月24日“暮らし”をテーマにした書籍や雑誌は数多くあるが、愛嬌のあるタイトルで目を惹く『暮らしのおへそ』(年2回刊/主婦と生活社)もその一つ。日常生活で習慣とする考え方を“おへそ”とよび、その視点から暮らしを取り上げるライフスタイル誌だ。俳優、店主、職人など様々な人のおへそを取り上げて9年になる。3年前から、同誌で取り上げたショップや道具を集めた「おへそ的、買い物のすすめ展」を伊勢丹新宿店で開催。9月24日からは、伊勢丹オンラインストアで『暮らしのおへそ』的視点でセレクトした雑貨、食品、アクセサリーを販売が始まる。オンラインでの販売は、同誌にとって初の試みだ。この『暮らしのおへそ』を立ち上げ、魅力的な人のおへそを追い続ける編集ディレクター・一田憲子(いちだ・のりこ)さんに、同誌について、おへそ的暮らし、モノを人へつなぐこと、について聞いた。--雑誌だけではなく、リアルショップやイベントなど、色んなカタチで展開されている『暮らしのおへそ』ですが、同誌が生まれたきっかけを教えてください。『暮らしのおへそ』の企画を考えていた頃、現在も暮らしている一軒家へと引越ししたんです。引越し直後ってヤル気になるでしょう。私も夜型から朝型の暮らしへ!と意気込んだものの、今までの習慣を変えるのが難しくて…。そこでハッと気づいたのが、人って習慣が積み重なりできているんじゃないかな、ということでした。朝起きてから夜寝るまでの暮らしぶり、そして仕事への取り組み方など、習慣からその人の暮らしを紹介するのは面白いなと思ったんです。--“おへそ”というチャーミングなタイトルはどこから思いついたのですか?背骨のように一つひとつの習慣が積み重なるイメージを思い浮かべた時、その中心にあって、支柱になる存在が“おへそ”だと思ったんですね。身体感覚で腑に落ちたこともあり、タイトルには必ずおへそを入れたいと提案。企画については理解してもらえたのですが、「ライフスタイル誌におへそ?」とタイトルはすんなりとはいきませんでした(笑)。でも最後には、「なんかいいよね」と周囲も“おへそ”になじんできて、『暮らしのおへそ』に落ち着きました。【暮らしを見つめ直すきっかけになればいい】--俳優、店主、職人など様々な人を取り上げる『暮らしのおへそ』ですが、同誌から人気が出た商品やお店も多いとか。人選や取材はどんな風に行っているのですか。その時その時に、編集スタッフが興味や関心を持つ人に取材しています。他の取材で魅力的だと感じた人や面白いと思ったお店など、理由は様々。でも一つ言えるのは、興味や関心を持ったその時じゃないとダメ。都合が合わず次号以降に、となっても、次号ではピンとこない。そして取材・撮影前には、おへそを聞くための事前取材をします。暮らしや仕事の習慣を徹底的に聞きます。「朝は何を食べますか?食べる器やカップは?」みたいな感じに。だからおへその取材って、すごく長いんです(笑)。--最新の18号(2014年8月刊)にも様々な“おへそ”が紹介されていますが、印象に残っているお話やおへそはありますか?また18号を貫くテーマみたいなものはあるのでしょうか。18号で取り上げた料理人トラネコボンボンの中西なちおさんに、「料理をおいしくするコツは?」と質問したら「愛情です。誰かのためにと想いを込めたら絶対においしくなる」という答えが返ってきたんです。それがとっても印象に残っていますね。お料理はもちろんですが、大切な誰かのためにすることって、それだけですべての作業が変わってくるでしょう。家族やパートナー、そして友人に対する“愛情”が暮らしを見直すきっかけになることを伝える号になっているんじゃないかな。--一方で丁寧に暮らすことだけではなく、なまけるおへそ、やらないおへその特集があるのも面白いですね。取材者の生活を見習おう、暮らしのすべてを丁寧にしよう、を説いている訳ではないし、もちろん私も完璧な暮らしなんてしていません(笑)。“やらないおへそ”や“なまけるおへそ”の特集した時は、読者からすごく好意的な反響が多かったです。忙しい日は、カップ麺でいい日を作る!なんてね。こんな暮らしもあんな暮らしもある中で、ご自身の暮らしを見つめ直すきっかけになればいいと思っています。後半は、一田さんの暮らしのおへそ、そしてモノと読者をつなぐことへ。
2014年09月24日9月23日、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」がパリファッションウィークで初のショーを開催。15SSウィメンズコレクションを発表した。テーマは光(SHADOW)。会場は、パリのショー会場としてもおなじみのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)が選ばれた。白い床が設けられた会場に、2名のモデルが連れ立って登場。パッチワークのジャケットやスカートの裾は斜めにカットされ、フロントは白、バックは黒。これは、服に一方方向から光が当たり影が伸びる様子を表現しており、白の部分はエプロンのように取り外しができるようになっている。「実体がなくなっても、影(黒の服)が存在し続ける」服と、森永は言う。服に施されたパールやスタッズからも黒い影が伸び、靴にも影がついてくる。ショーの中盤、真っ白で、シメントリーなデザインのワンピースを着たモデルが登場。会場の真ん中まで進んだ彼女達を、青白いライトが包み込んだ。しばらくして、光の中から出てきた彼女達の服はグレーに色づき、腕の影がそのまま服に焼き付けられていた。会場からは拍手が沸き起こった。これは、13-14AWコレクションで使用した、フォトクロミックという技術を進化させたもの。白の服にはカプセル状の染料が施されており、光の中のUV波に反応して変色する。「当時はパステルカラーしか表現できなかったが、白の対局の色である黒にしてパリで発表したいと思い、2年かけて開発を進め、先月中旬になってやっと出来上がった」と森永はその熱い思いを語る。光で色が変わる服。白い服に、上から重ねた服や腕の影を焼き付けられて、違う服に生まれ変わる。最後に出てきたモデル達が纏う白い服には、UV波を放つレーザーポーインターが当てられ、プログラミングされた動きにより、パッチワーク柄が描かれていった。森永が初期の頃から好んで用いてきたパッチワークやレーザーカッティングの技法に、最新の技術が加わり、「これまでの集大成を新しいことにつなげることができた」と話す森永氏は、初のパリでのショーを終えて、涙を見せた。「80年代に日本人のデザイナーが進出したのは今や伝説になっているが、日本のファッションが持つ技術や視点により、欧米とは違う服が作れる。きれい、きれいじゃないという価値観じゃない、異なる価値観を見せていくことで、何か変わるのではないか。世界のファッションに一石を投じたい。黒の衝撃というものに対して、黒の象徴である影、そして光をテーマにパリで発表したいとずっと考えていた」と語り、「このショーがちゃんとビジネスという形に着地するよう考えていきたい」と意欲を見せた。ショー演出は金子繁孝、ヘアメイクは加茂克也、スタイリングは山口壮太、音楽は杉原一平と、これまでアンリアレイジを支えてきたメンバーがパリに集った。レーザーの光を操ったのは、ライゾマティクスの真鍋大度。森永とは、昨年11月に開催されたファッションとアートの短編映像祭「アスヴォフ・トウキョウ(ASVOFF TOKYO )」で、フォトクロミックについて語り合った仲だ。
2014年09月24日三宅一生とリアリティ・ラボチームが手がける「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」が、15SSシーズンに東京・渋谷のイッセイ・ミヤケ本社で初の展示会を開催した。同ブランドは昨年7月、東京・渋谷の国立代々木競技場第二体育館で開催された三宅一生による特別企画公演「青森大学男子新体操部(Aomori University Men’s Rhythmic Gymnastics Team)」のオリジナルコスチュームとして初めて登場。展示会では最新の15SSコレクションとともに内見会で発表した14-15AWコレクションも展示。14-15AWのイメージビデオも上映した。オム プリッセ イッセイ ミヤケは、イッセイ ミヤケのプリーツ開発をルーツに、現代男性のための新しい日常着を提案するブランド。吸汗速乾素材や縫製後にプリーツ加工を施す製品プリーツの手法などを使った、軽さや動きやすさ、手入れが簡単で携帯しやすいデザインなどが特徴になっている。15SSは現代の男性がより快適に生活するための春夏の装いを提案。メッシュのプリーツや涼しく風通しの良い上に糸自体に防汚加工を施すことで汚れにくくしたスムーズプリーツと名付けられた新しいプリーツ、撥水加工を施したものなど、春夏シーズンに適した新素材を使用した服作りにチャレンジした。色はベーシックカラーである黒、ネイビー、チャコールグレー、ライトグレーとともに、マンスリーカラーとして海のグリーンやブルー、砂浜のサンドベージュ、夕日のオレンジ、イグアナをイメージしたダークグリーンなど自然からインスピレーションを得た色を使用。プリントはイグアナ、鳥、タカなど動物をモチーフにしたグラフィカルなパターンやエッジの効いたプリーツの山部分だけを転写プリントしたデザイン、フラットなボックスプリーツにプリントしたものなどバリエーションが広がっている。アイテムもテーラードジャケットやブルゾン、ジップアップパーカーの他、バカンスでも活躍する膝上丈のショートパンツなどの新アイテムが登場するなど、バリエーションを更に拡大している。一方、すでに店頭でも一部展開している14-15AWは「青森大学男子新体操部」のオリジナルコスチュームなどから続く、身体との対話を重視した服作りを発展させた。ブラジルの武術であるカポエイラに着目し、独特の足技や宙返りなどの激しい動きをしてもストレスを感じない服を研究するとともに、アフリカのボディペインティングの持つ野生の力強さをプリントや超音波でギザギザにカットしたパンツのディテールなどで表現している。
2014年09月24日ブランジスタは、30代の女性に向けた月刊の電子ビューティーマガジン『マレーナ(MALENA)』を創刊した。編集長を務めるのは、『ハーパース バザー(Harper’s BAZAAR)』『レオン(LEON)』『ニキータ(NIKITA)』創刊に携わった田上美幸。湘南美容外科クリニックの相川佳之総括院長とのコラボレーションにより、メイクアップからスキンケア、インナービューティーなど多角的な切り口により「キレイになる」ことへのモチベーションを喚起。若い頃より更にキレイになりたい女性を応援する。「日本の女性は30歳過ぎから地味になる傾向があるが、映画『マレーナ』出演時のモニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)が35歳だったように世界基準では30歳からが女の本番」と田上編集長はコメント。「もっとキレイになって、大切な男性にもっと愛されたい!」という本音に応えるべく、大人の女性の美をナビゲートする。今号ではオイル美容やCCクリームなど最新美容テクを提案する「いい年齢(トシ)に勝つ!モテ美容10」を始め「ないのなら、つけてしまおう“つけボクロ”」「一触即LOVEボディメイク『くびれウエスト』」等の特集記事を掲載する。毎月20日発行、無料。
2014年09月24日パリファッションウィーク初日の9月23日、「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」が15SSウィメンズコレクションを発表した。夏を意識し、ブルーやオレンジなどビビッドカラーとトロピカルなモチーフを使用。ヤシの木にはスカルの実がなり、迷彩柄のスカルにはハイビスカスの花を飾って平和のシンボルとしている。レーザーで柄を描いたデニムやショートパンツ、ネオンカラーとのコンビネーションが特徴のトートバッグなどがラインアップした。毎シーズンアーティストとのコラボレーションも話題になる同ブランド。今季は写真家のラリー・クラーク(Larry Clark)とコラボしたTシャツが登場。デザイナーのルシアンにとってクラークは尊敬するアーティストの1人で、本社玄関にもクラークの作品が飾られている。一方クラークは、来日した時に東京ミッドタウンのルシアン ぺラフィネの店で買い物したほどぺラフィネの服を愛用していることからこのコラボが実現したという。スコットランド製カシミヤのドライな質感や、高い縫製技術による服作りがファンから根強い人気を集める同ブランドは今年ブランド設立20周年を迎えた。今後、東京オリンピックに向けて日本での新規出店も計画するなど、更なるビジネスの拡大を目指す。
2014年09月23日9月20日、開発に伴い生まれた一時的な空間を使ったクロスジャンルなアートプロジェクト「トランス・アーツ・トーキョー(TRANS ARTS TOKYO 2014)」が、東京・神田でスタートした。期間は11月3日まで。今年で第3回目となる同プロジェクト。今年は、“家族がリビングで過ごす時間のように人々が集まり対話を生み、多様な価値観を交換出来る場”をテーマに、旧東京電機大学11号館跡地、アーツ千代田3331、ワテラスコモンなどの神田エリアに会場を設け、音楽ライブ、巨大アート作品展示、キャンプ体験、カレーとスポーツのエキスポなど多彩なコンテンツを行う。開催初日の20日にはオープニングレセプションが行われた。それに合わせて、直径30m以上の巨大生物の気球作品「スカイホエール(Skywhale)」を展示するオーストラリアの現代美術家パトリシア・ピッチーニ(Patricia Piccinini)が来日。Skywhaleは今回のメイン会場・旧東京電機大学11号館跡地に展示され、しかも空を飛ぶデモンストレーションを行う(9月21・27・28日)。日本で飛行するは今回が初だ。ピッチーニ氏は、「この新しい取り組みを行うイベントだからこそ、『これはなんだろう?』と考えさせるインパクトのある作品を選んだ。『この生物がどんな生活をしているのか?』『どんな食物を食べているのか?』と考えながら見て欲しい」と話す。同作品は、海中で生きている生物は、空中でも生きることが出来るのではないか?という発想の下、生まれたという。その他、宇川直宏が設立した「ドミューン(DOMMUNE)」のキュレーションによるライブ「ドミューン・ライブ・プレミアム“カンダ・インダストリアル”(DOMMUNE LIVE PREMIUM “KANDA INDUSTRIAL”!!!!!!!)」(10月12日)や、都心のど真ん中に出現したキャンプ場にてテント泊を行い、非日常を体感出来る「アーバンキャンプ・トーキョーホテル」(11月1日から3日)、スポーツ体験とカレーの食べ比べ、アーティストの岩田草平によるワークショップなどを実施する「神田スポーツ&カレー エキスポ」(10月4・5日)、現代美術作家・椿昇と社会学者の室井尚によるバルーン作品「インセクト・ワールド―飛蝗(ばった)」の展示(10月19・20日)、ビルの谷間に設置した大規模スクリーンに、池田嘉人を始めとする主催の東京藝術大学にかかわる様々な映像作家の作品を上映するプロジェクト(10月11・12・13日)、「ジェニー・ファックス(JENNY FAX)」15SSコレクションファッションショー(10月19日)など盛り沢山のイベントが予定されている。トランス・アーツ・トーキョーは、神田に新たな産業・コミュニティーの場を生み出すための一歩として2012年10月に開始。初開催時には約300名のアーティストと1万人以上の来場者が集結し話題を呼んだ。統括ディレクターを務める中川政人氏は、「新しい縦構造の街を作るモデルとなるプロジェクトだと思っている。これからも4年、5年と続け、更には2020年のオリンピックに向けて、東東京の魅力をどんどん発信して行きたい」と意気込んでいる。【イベント情報】TRANS ARTS TOKYO 2014会場:旧東京電機大学11号館跡地、アーツ千代田3331、ワテラスコモンなど神田エリア会期:9月20日から11月3日
2014年09月21日アメリカ・西海岸を拠点に運営するギャラリー「ブラム・アンド・ポー(BLUM&POE)」が9月19日、東京・原宿にオープンした。住所は東京都渋谷区神宮前1-14-34原宿神宮の森5階。ブラム・アンド・ポーは、1994年カリフォルニア州サンタモニカにギャラリスト、ティモシー・ブラム(Timothy Blum)とジェフリー・ポー(Jeff Poe)によって設立された。現在、彼らはサンタモニカにある約2,050平方メートルの工業用倉庫を改装し、そこを拠点にギャラリー運営を行っている。今回は、サンタモニカ、ロサンゼルス、今年5月にオープンしたばかりのニューヨークに続いて4店目となる。創業当初から一貫してアーティストと密接にかかわり、野心的な作品の制作に取り組み、これまで多くの展覧会を美術館レベルで志向してきた。現在は日本、中国、ヨーロッパ、アメリカのアーティストに脚光を当て、若手アーティストの作品普及に努めている。90年代半ばから日本でも、村上隆、奈良美智を紹介している他、最近活躍している菅木志雄や榎倉康二などが所属してる。東京で行われる最初の展覧会は、現代美術家マイク・ケリー(Mike Kelley)のもとでアシスタント経験を持つ、LAで活動するアーティスト、デイヴ・ムラー(Dave Muller)の日本初となる個展「Sublime Memory Garden」。昔から音楽に深い関心を持って作品作りを行ってきたムラーは、いかに音楽が日常に浸透し、生活をかたち作り、様々な文化・文脈間で対話を可能にするかに着目している。同展では、その音楽への思いを「自然」に結びつけ、思索のガーデンを作り出した。ギャラリーの窓いっぱいに明治神宮の森が広がる空間の壁に直接描かれたのは、音楽界の経済の担い手であったロックンロールの興隆と衰勢を年表形式で現したドローイング作品。中央にはポラロイド形式の作品が数多く並ぶ。オープン前日の18日にはオープニングレセプションが開かれ、オーナーのブラムとポー、アーティストのデイヴが来日。デイヴ氏は「オーナー2人とは95年からの付き合いで、今回9回目の個展。現在は家族のような関係」とにこやかに話した。また、日本の美術界からも、画家で彫刻家の奈良美智らが駆け付け華やかなオープニングとなった。【イベント情報】Sublime Memory Garden会場:ブラム・アンド・ポー住所:東京都渋谷区神宮前1-14-34原宿神宮の森5階会期:9月19日から11月15日時間:10:00から18:00休廊日:月曜日、日曜日・祝日入場無料
2014年09月19日資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト・原田忠(はらだ・ただし)が、漫画『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠、作画:橘賢一)とのコラボレーションによる作品を製作した。同氏による漫画キャラクターの実写化は、昨年の『ジョジョの奇妙な冒険』に続き2作目。集英社『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の『テラフォーマーズ』は、人型に進化したゴキブリと人類の戦いを描いたSF作品。コミックス累計発行部数870万部以上を誇る人気作品で、9月26日からはTOKYO MXにてテレビアニメの放送も開始される。今回彼が製作したのは、原作のキャラクターをモデルで実写化したヘア&メイクアップとファッション、CGを掛け合わせたクリエーション作品。実写化が困難と言われていた『テラフォーマーズ』に登場する1人の美人女性キャラクター「ミッシェル・K・デイヴス」をモチーフに、ファッション性に違いを持たせた三つの異なるアプローチで作品を完成させた。「2度目の実写化となる今回は、 ヘアメーク表現の枠を超えて更なる表現の可能性に向かう挑戦でもあった。 信頼できるジョジョの撮影チームをベースに、それぞれの分野でのスペシャリスト達を新たに迎え入れ、 その同志達とのコラボレーション作品となった」と原田氏。招集されたスペシャリストは、スタイリストの高橋毅、コスチュームディレクションの辻沙織、CGアーティストの早野海兵という分野の異なる3名のプロフェッショナルだ。高橋との作品では、「ソマルタ(SOMARTA)」の白のボディスーツと「マサヤクシノ(Masaya Kushino)」の新作シューズを使用し、スタイリッシュにエレガントに表現。辻との作品では甲冑を取り入れ、昆虫のエグさと力強さを実写化した。早野とのCGを用いたビジュアルは11月発売の『週刊ヤングジャンプ』にて公開される。漫画を愛する原田氏同様、この3人もテラフォーマーズを愛読。心で共鳴し、作り上げたようだ。 「それぞれの感性が融合し、化学反応を起こし、美しく力強いミッシェル・K・デイヴスに昇華させることができた。既成概念を打ち破る革新的な美の表現にたどり着くには、志を共にした盟友の惜しみない支援と協力があればこそ。彼らなくしてこのミッションは実現できなかった」と原田氏は製作を振り返る。これらの作品は9月19日発売の月刊誌『ウルトラジャンプ』(集英社)10月号、10月18日発売の同誌11月号にて特集掲載される。また、『テラフォ―マーズ』が連載されている『週刊ヤングジャンプ』でも特集が予定されている。
2014年09月18日「フェンディ(FENDI)」は、14-15AW新作バッグコレクションをそろえるポップアップショップ「STYLE ME, FENDI」を伊勢丹新宿店本館1階ハンドバッグプロモーションスペースに9月17日にオープンした。23日まで。グラフィカルな「トゥージュール(2JOURS)」シリーズのレギュラーサイズ(21万5,000円)、ミニサイズ(18万1,000円)に加え、5月の発売以来フェンディの新しいアイコンバッグになった「バイ ザ ウェイ(By The Way)」も併せて展開する。イベントを記念し、「プチトゥージュール(PETITE 2JOURS)」シリーズのカラフルなスペシャルタグ(2万円)が同店限定品として期間限定で販売される。また、タグに好みのイニシャル(3文字)や、ブランドキャラクター・バッグバグズ(Bag Bugs)の目をモチーフとしたアイコンを刻印できるホットスタンプサービスも実施する。
2014年09月17日「エルメス」は9月15日、世界で5番目となる「メゾンエルメス」を上海にオープンした。住所は上海市黄浦区淮海中路217。ショップは中庭のある赤レンガ造りの趣ある建物を6年掛けて改装したもの。パリを拠点に世界中のエルメスブティックを手掛けるドゥニ・モンテル(Denis Montel)率いる建築設計事務所RDAIが設計を担当した。エルメスCEOのアクセル・デュマ(Axel Dumas)氏は、「レンガ、石、木のマリア―ジュは、この建築が歴史と現代をつなげていることを意味している。広々とした空間と暖かな光のもとで、エルメスのオブジェの多様性と豊かさを紹介していく」と話す。ショップ構成は4フロアで広さ1,174平方メートル。地上1から3階が売り場、4階にはイベントスペースが導入された。1階はシルク製品、バッグ、ジュエリー、香水など、2階はウィメンズ・メンズのプレタポルテ、シューズなどを世界観で紹介している。オープン記念限定アイテムとしてクロコダイルの鞍、アリゲーターのバッグなどのアイテムを用意。3階はホームコレクションやテーブルウエアなどのインテリアアイテムがそろう他、銀器メゾン・ピュイフォルカのラウンジバー「La Timbale」が設けられた。4階ではオープンを記念して、アーティストのフィリップ・デュマ(Philippe Dumas)のキュレーションによる展覧会「エルメスの馬」を開催している。エルメスは1997年に中国初となるブティックを北京にオープンして以降、20数店舗をオープン。上海のメゾンエルメスは、パリのフォーブル・サントノーレ、ニューヨークのマディソン・アヴェニュー、東京の銀座、韓国のドサンパークに次ぐ世界5番目。
2014年09月17日東京・神田のアートギャラリーカフェ「TETOKA」は、東泉一郎の個展「the show 5」を10月31日から開催する。会場では東泉が幼い頃から興味を持ち続けているという景色、生物、車、建築などをモチーフにした妄想スケッチと、「はじめてつくるものをつくる」という仕事におけるコンセプトをもとに描いた研究スケッチ。そして、目の前の世界を即興で書き写すライブスケッチからなる、ドローリングのインスタレーションが発表される。東泉は映像やプロダクトデザイン、空間演出などを手掛けるグラフィックデザイナー。科学と芸術、研究機関とストリートなど、対局でありながらも根本で繋がっているものを行き来しながら、新たな仕組みやコミュニケーションを生み出し続けている。アルスエレクトロニカでゴールデン・ニカを受賞した“Sensorium project”のディレクターとして世界各地で実験的インスタレーションを行う他、日本科学未来館の「インターネット物理モデル」や、「2002 FIFAワールドカップ」における演出デザインワークなども手掛けた。初日となる10月31日には、東泉を囲んだオープニングレセプションを開催する予定。【イベント情報】東泉一郎「the show 5」会場:TETOKA住所:東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵 1F会期:10月31日から11月30日時間16:00から23:00休廊:水曜日
2014年09月17日ランジェリーブランド「リリピアーチェ」が、日本初となるポップアップショップを伊勢丹新宿店本館3階マ・ランジェリーで開催する。9月17日から9月29日まで。日本の服飾専門学校時代の同級生のデザイナー3人でニューヨーク発のランジェリーブランドとして創設したリリピアーチェ。3人は卒業後、それぞれ婦人服、ランジェリーデザイナー、パタンナーとしてキャリアを積み、旅行で何度か訪れたエネルギッシュでなニューヨークに惹かれ、渡米した。彼女達は、クリエーションに世界中の人達に自分達のデザインするランジェリーを着てほしい、日本の良質の素材、日本が誇る物作りへのこだわり、技術、テクノロジーを伝えたい、そんな思いを込めているという。シルクやオーガニックコットンなどの天然素材、フランス、日本のリバーレースなどの素材の美しさを生かした、フェミニンでラグジュアリーなデザインが特徴。米国では高級ランジェリーショップの「ジョアネル(journelle)」を始め、セレクトショップ「アンソロポロジー(Anthropologie)」のブライダルライン「BHLDN」などでも取り扱われている。
2014年09月15日アーティストの清川あさみは1979年9月15日生まれ。兵庫県淡路島出身。子供の頃から絵が好きだったという清水は、高校を卒業すると上京し、文化服装学院に入学。在学中にはモデルとして、『ジッパー(Zipper)』や『キューティ(CUTiE)』、『エイガアル(A-GIRL)』などのファッション誌で活躍していた。その後、卒業製作をきっかけに、布とミシンで絵を描くという独自の手法を考案。モデル事務所との契約を打ち切ると、アーティストとしての活動を本格的にスタートさせる。06年には写真を刺繍やCGで装飾した「美女採集」シリーズを発表。被写体となった女性のイメージにちなんだ動植物を組み合わせることで、女性自身を1枚のアート作品に仕上げている。以降はこれがライフワークの一つとなり、ライフスタイル誌『フラウ(FRaU)』で「美女採集neo」を連載。12年に「清川あさみ|美女採集」展を開催すると、表参道ヒルズの最多動員記録を塗り替えた。一方、美容雑誌『ヴォーチェ』では、「美女採集」の男性版ともいえる「男糸 DANSHI」シリーズを発表。その展覧会を13年に東京パルコで開催している。また、美術作品を発表する傍らで、衣装や映像、広告など幅広い分野でも活躍。CDジャケットやアーティストグッズのデザインを担当する他、ドラマや映画、CMのディレクションも手掛けている。06年からは絵本も発刊しており、12年に谷川俊太郎と共同で発表した「かみさまはいる いない?」は、ロンドンで開催された児童書の世界大会で日本代表に選ばれた。13年には『不思議の国のアリス』筆者のルイス・キャロル(Lewis Carroll)自らが子供向けに易しく書き直した『こども部屋のアリス』を題材にした「こども部屋のアリス」絵本原画展を開催。その他、BS日テレ系「TOKYO DESIGNERS WEEK.tv」では番組MCを担当。数々のテレビやラジオにも出演している。12年には通信販売を行う「ニッセン」のアートディレクターに就任。同社の衣装やカタログのプロデュースを手掛けた。13年には渋谷パルコのクリスマスイベントに、アレキサンダー・マックイーンのワンピース姿で登場。14年にはスターバックスカード「バタフライ」のデザインを描き下ろしている。
2014年09月15日「グッチ(GUCCI)」を象徴する「フローラ」をモチーフに、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ(teamLab)」が手掛けたインスタレーション作品「Infinity of Flowers」が、グッチ新宿3階イベントスペースで公開されている。ヨーロッパ最大のバーチャルリアリティー博覧会「Laval Virtual 2012」で設計芸術文化賞を受賞、台湾の国立美術館では外国企業として初となる個展を開催、更に2014年夏には世界の現代アートシーンを牽引するニューヨークの名門ギャラリー「ペース・ギャラリー(Pace Gallery)」で大規模な個展を開催するなど、独創的な発想で生み出されるメディアアート作品が、国境を越え、海外でも高く評価されているチームラボ。今回の作品は、イベントスペースの壁一面に、コンピュータープログラムによってリアルタイムに描かれ続ける花々のインスタレーション。スクリーンに映し出された映像に人が触れると、ある花は咲き、またある花は一斉に舞い始める。やがて散り、枯れて、消えては、新たなつぼみをつけて、成長し、咲き始める。「永遠と生まれて、永遠と散っていく花々は、鑑賞者の偶発的なふるまいの影響を受けながら、映像の中で変容し続けます。今この瞬間の絵は2度と見ることは出来ません。以前の状態が複製されることなく、まさに永遠に続く生命の物語のごとく、描かれ続けます」と記者内覧会に登場した代表の猪子寿之氏。制作にかけた時間は約3から4ヶ月。約10人のスタッフで作り上げたという。「例えば、花はミツバチに選ばれるために、より花を咲かせます。単体では次の世代に子孫を残せないから、ミツバチに選んでもらうことによって、次の世代につないでいくわけですが、他者に選ばれる形を選ぶということは、極めて不安的であり、場合によっては、他者に負けやすい形ではないかと。でも、最終的に、地球上で圧勝しているのは花達、つまり被子植物だったりします。今確認されているもので約25万種あるといわれています。対して、裸子植物は約800種類、種子植物は約1,000種類ほど。つまり、共生関係を選んだ花の方が、繁栄したという意味で、私達は、“共生の象徴”だと思っています」(同氏)。「花と人については、“文化的な共生関係”といえるかもしれません」と猪子氏は語る。タッチパネルと同じ仕組みになっているという作品に触れると、花の世界に入り込んだような不思議な感覚に包まれ、まさに彼の言う“共生”を存分に体感出来るだろう。また本展期間中、新宿通りに面した8mのウインドーにもチームラボによる作品が展示される。【イベント情報】Infinity of Flowers会場:グッチ新宿3階イベントスペース住所:新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル会期:9月13日から28日時間:11:00から20:00入場無料
2014年09月14日