FASHION HEADLINEがお届けする新着記事一覧 (854/857)
スタイリスト望月唯は6月、友人の小原展孝と共にセレクトショップ「ハイカラ(HAICARA)」(東京都渋谷区恵比寿西1-31-14グリーンマンション102)をオープンした。コンセプトは「代官山のお土産屋さん」。ファストファッションや百貨店には無い、“自分たちが 本当に面白いと思ったモノ”を集めた店を目指し、望月の友人であるデザイナーやスタイリスト、クリエーター達が手掛けたアイテムやビンテージ雑貨が集まっている。ウエアやシューズは望月が、雑貨は小原がセレクトを担当。2人は20年来の友人同士で、1年前より物件を探していたという。同ショップでは、望月が手掛けるブランド「ハウルアンドアナザーポエム(HOWL and another poem)」のフルラインをそろえる。今秋冬は、「NEW CLASSIC(ニュー・クラシックス)」をテーマに、新しいアメカジスタイルを提案。「ヨシオクボ(yoshio kubo)」とのM65ジャケットや、「タイシノブクニ(TAISHI NOBUKUNI)」とのセットアップ、アートディレクターの梅沢篤とのTシャツ、「スズキタカユキ(suzuki takayuki)」とのスカーフ、ウィメンズの「ローブス&コンフェクションズ(Robes & Confections)」とのシャツなど様々なブランドとコラボしたアイテムを制作した。ウエアとシューズはメンズをメインに扱う。「ポールハーデン(Paul Harnden)」で修業した勝川永一によるブランド「エイチ ・カツカワ・フロム・トーキョー(H? katsukawa from Tokyo)」やシューキーパーがセットになった宮城秀貴による「ミソグラフィー(mythography)」のシューズ、「ブランクス(BLANKS)」のハンドステンシルを施したビンテージTシャツなどをセレクト。また、ヨーロッパの蚤の市で買い付けてきた、モロッコ製のリネンラグやビンテージのアイウエアなどの雑貨、キャンドル・ジュンのオリジナルキャンドルや、モデルのフミ(fumi)が世界中を旅して集めたパーツで作る「フミサンガ(Fumisanga)」のミサンガやぬいぐるみ作家の「ダイグルミ(daigurumi)」のぬいぐるみなど、ユニセックスで使えるアイテムも並ぶ。エントランスには、望月自身のコレクションであるリチャード・アヴェドンのポスターやエゴン・シーレの絵が飾られる。内装は、「SOUVENIR OF THE CIRCUS(サーカス小屋の土産屋さん)」がテーマ。1950年代のアンティークの旗が天井を横断する。フィッティングルームは、サーカスのテント小屋をモチーフにした赤と白の手作りテントだ。ハンガーラックは目黒のアンティーク家具店「コウセイ・ヴェアクシュタット(Kousei Werkstatt)」が手掛けている。
2013年08月11日イラストレーターの小川恵子とサイトウケイスケのインスタレーション「メルティングドリームス(Melting Dreams)」が伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリーで8月26日まで開催されている。今回のテーマ「Melting Dreams」は“夏の暑さに溶けるようなドリーミーな世界”をイメージした。ピンク、オレンジ、黄色などハッピーな色合いの波打つ模様は、「イメージはテレパシー。自分の頭の中で考えていることが直接相手に伝えられたらいいな、という思いを込めて」と小川さんは話す。メインとなるピンクの3枚絵は今年3月に出版された小説『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』(紅玉いづき著、角川書店)の表紙となった作品。「I LIKE」というタイトルのキャンバス地でできた冊子状の作品は、敢えて人物メインではなく、波打つ模様のみの絵にチャレンジした作品だという。今回、コラボレーションしている作家のサイトウケイスケとは大学時代にSNSを通して知り合い、ウェブ上でお互いの作品をリスペクトし合っていた。その後、東京―山形間でお互いの絵を梱包して送り合って制作する“遠距離コラボ”を続けながら、2011年2月に2人展「キス(KKIS)展」を東京・高円寺AMP cafeで開催。今回は2年ぶりの2人展となる。「サイトウくんは全国各地のミュージシャンに自ら絵を渡してコラボしたり、海外のアーティストが来日したらウェルカムボードを作ってアプローチしたり、自分でイベントを企画したり、とてもアグレッシブな人。お互い地方出身というところで気が合うんです」展示スペースでは小川がデザインを手掛ける「スキスキダイスキ(SUKISUKIDAISUKI)」のタイツ、レギンス、キャップ、ピアス、バレッタ、ヘアゴム、ブローチなどのグッズも販売。すべて「自分が高校生のときに欲しいと思っていたものを作っている。だから高校生でも買える価格設定にしています」と説明。ブランドのネーミングについて、「響きがいいな、と思って。ポジティブなイメージのものを出したくてつけました」。舞城王太郎の小説『好き好き大好き超愛してる』は名付けた後に本を読んでファンになったとのこと。今後は、「もっと柄を増やしてテキスタイルのグッズ展開をしていきたい」と語った。熊本県出身の小川は、2006年に東京造形大学映像科を卒業。学生時代は手描きのコマ撮りアニメを制作していた。2007年よりイラストレーターとして活動を開始し、通常はアクリル絵の具でのペインティングとデジタルの制作が中心。2011年頃からテキスタイルデザインを、2012年から「スキスキダイスキ」名でタイツなどのグッズも作り始めた。
2013年08月09日「ワイズ(Y’s)」は、鹿児島の木工作家のアキヒロジン率いる「アキヒロ・ウッドワークス(AKIHIRO WOODWORKS)」とのWネームのマグカップとカフェオレ・ボウルを発売した。このコラボレーションは、「手で作るプロダクトデザイン」というアキヒロ・ウッドワークスの作品にワイズが共感し実現した。木製のマグカップ「ジンカップ(JINCUP)」(3万1,500円)は八角形のフォルム。職人技術により手に馴染むように製作され、飲み口は薄く滑らかに削り出されている。カフェオレ・ボウル(3万7,800円)は、木製ならではの質感を残すため厚みを残し外側を荒く削って仕上げられた。両商品共に、鹿児島県産のタブノキを素材に使用。上部は漆で色付け。赤と黒の2色展開で、全国のワイズ店舗と公式オンラインショップで取り扱う。アキヒロジンは2002年に木工作家としての活動を開始。オーダー家具やオリジナルのプロダクト製品の製作、店舗や住宅内装、インスタレーション作品の発表など活動の幅を広げている。アキヒロ・ウッドワークスは、同氏とその父、三男の3人で運営。先月には大阪・ディエチと東京・トーキョーカルチャート by ビームスで企画展を開催した。
2013年08月09日フェイスブックで190万いいね!を持ち、アニメやゲームが大好きでコスプレイヤーとして世界中のイベントを飛び回るフィリピンのオタク系アイコン、アローディア・ゴセンフィアオ(Alodia Gosiengfiao)が8月2日来日した。名古屋で行われた世界コスプレサミットに出演した後、8月5日伊勢丹新宿店に来店。2階TOKYO解放区で期間限定出展中の「トーキョーパステル」を訪れ、「ヒミツバイシロップ(himitsu by Syrup.)」デザイナーの渡邊あゆみと「縷縷夢兎(るるむう)」デザイナーの東佳苗と交流した。パステル調のショップ内に入るなり、パチパチと拍手をする仕草をしながら「すばらしい~かわいい~」と日本語で言うアローディア。デザイナー両者のファッションにも注目し、「そのカチューシャは自分でつくったもの?」「(ビジューのついた)そのスニーカー、かわいいですね」と興味津々の様子で会話をしていた。最初に気になったアイテムは、ニットの装飾が施された縷縷夢兎のスマートフォンケース。ケータイケースは彼女自身もデザインしているそうで「私のはもっとシンプルなものだけど」と。縷縷夢兎のイメージフォトを眺めて「これ、インターネットで見たことある!」とギークっぷりを発揮。また、himitsu by Syrup.のルックブックを見ながら格子状のスカート型ボンデージ風ベルトを指して「大好き!」と日本語で言い、その場で注文。他にも、大振りなチェリー型ネックレスやピアス、胸の部分がハートモチーフになったチェックのサロペットなど、コスプレ感のあるアイテムが気に入った様子。渋谷109が好きだというアローディアが伊勢丹新宿店を訪れたのは今回が初めて。特に1階のメイクコーナーの充実ぶりに関心を示し、「フィリピンにはこんな場所はないからできて欲しい」と気に入った様子だった。アニメやゲームなどのカルチャーに興味を持ったのは7歳の時に「セーラームーン」を見てから。その後、見るだけではなく、自身で洋服を仕立て、着用した写真を発信するように。「コスプレは10年前(15歳)から始めました。アメリカのdeviantARTというサイトで“Black Mage Alodia”というページを持って、自分のコスプレ写真を発信し始めたんです。最初はゲーム『ファイナルファンタジー』のキャラクターのコスプレから。衣裳やキャラクターが手に持つアイテムなども自分で作っています。写真は、ロックシンガーをしている妹とお互いを撮り合っているんです。フィリピンでは日本のアニメはポピュラーで、マニラの田舎でもみんな普通にコスプレをしていますよ」2009年からは世界中のイベントに招待されるように。「最初はシンガポール。今では、マレーシア、ロサンゼルス、ドバイetc世界中のコスプレイベントをあちこち回っています」幼い頃から日本のカルチャーに間接的に慣れ親しんできた彼女だが、今の東京のファッションは「街が雑誌みたい!写真をたくさん撮りたい。渋谷や原宿が好きで、ロリータファッションもギャルファッションも好き。特にきゃりーぱみゅぱみゅが大好き!そう、コスプレっぽいのが好きなんですね(笑)。今は『進撃の巨人』にはまっていて!Crunchyrollという有料アニメサイトでオンラインで見ています。オープニングソングを耳コピしながらピアノで練習中で、早く弾けるようになるのが目標!サンフランシスコにあるCrunchyroll の本社にも行ったことがありますよ」今後も世界中を飛び回るアローディア。「将来は自分のオンラインショップを持ちたいです。ずっと独学で服を作っていて、いずれ自分でデザインした服を売りたい。後は、もっと日本語ができるようになりたいですね」と終始、流暢な英語で話した。
2013年08月08日ジェイアイエヌは、「ジンズピーシー(JINS PC)」とデル(DELL)のゲーム用パソコン「エイリアンウェア(ALIENWARE)」とコラボレーションしたスペシャルモデル(9,990円)を発売した。デザインはエイリアンウェアをモチーフに、ブラックボディにブルーとレッドが差し色に用いられた。耳に当たるテンプルエンドはソフトラバー仕様。また、メガネのカラーに合わせたカプセルケース、エイリアンウェアのシンボル「エイリアンヘッド」柄のメガネ拭きが付属。JINSオンラインショップ・楽天市場店・アマゾン店、エイリアンウェア公式サイトにて扱われている。エイリアンウェアは、ゲーム用に開発され、映像処理能力を向上させたパソコン。収納バッグやマウス、キーボードなど周辺アクセサリーも開発されている。今年6月に最新ノートブックシリーズとして2年ぶりのフルモデルチェンジが行われた。
2013年08月07日元「グリーン(green)」の2人が3年の活動休止を経て2013年秋冬より立ち上げた「ハイク(HYKE)」が、伊勢丹新宿店1階ザ・ ステージにて期間限定イベント「HYKE―HERITAGE AND EVOLUTION」を8月13日まで開催している。ショップは白を基調に、今シーズンのキーカラーであるネイビーのアイテムが映えるデビューコレクションと伊勢丹限定アイテムの数々が並ぶ。限定アイテムは、オリジナルの高密度ギャバジンによるトレンチコート(7万5,600円)、厚手のレザーを使用したライダースジャケット(15万2,250円)、パーカ(2万3,100円)とクルーネックタイプ(1万8,900円)のスウェットのトップス2種、ボーダーのロングスリーブカットソー(9,975円)とタンクトップ(7,875円)のカットソー2型。デザイナー吉原秀明氏は、「今回はコート類までそろった一番大きなイベント。(伊勢丹とは)グリーンの時から付き合いがあるので、スムーズに気持ちよく進行できた。今季の別注品は伊勢丹のみ。スタートしたばかりのブランドだが、比較的好印象を持っていただけているようだ」と語る。初日には早朝から行列が出来、入場制限がされるほど人が集まった。イベント終了後は3階リ・スタイルにて扱われる。
2013年08月07日過去最大規模のポップアート展「アメリカン・ポップ・アート展」が8月7日より国立新美術館でスタートした。アンディ・ウォーホルの日本未公開作品を始め、ロイ・リキテンスタインやロバート・ラウシェンバーグといったポップアートの先駆者たちの作品が一堂に会する。本展では、全206点のアメリカン・ポップ・アート作品を展示。会場は作家毎に八つのパートで構成。1960年代の代表作を含め、絵画、彫刻、素描、版画、マルティプルなど総合的に紹介している。今回出展されている作品はすべて、アメリカ・コロラド州を本拠地とするコレクター、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻所蔵のもの。夫妻は日本美術および現代美術の両分野における、世界有数のコレクター。特に、ポップ・アートにおいては、黎明期である1960年代から、パトロンとしても積極的に活動。作家を直接支援することで、個人コレクションとしては世界最大級のポップ・アート・コレクションを築き上げた。日本初上陸となるウォーホルの『200個のキャンベル・スープ缶』はキミコ・パワーズ夫人が、ウォーホルが注目され始めた1970年代に友人より譲り受けたもの。1960年代より盛んになった大量生産・大量消費の大衆文化を主題とした一連の芸術活動であるポップアート。その象徴と言われるキャンベル・スープ缶は全3作品が制作され、そのすべてが本展で展示されている。ウォーホルと親交が深かったキミコ夫人のポートレート『キミコ・パワーズ』は1980年代にかけて三つのシリーズが制作された。マリリン・モンローやエリザベス・テイラーなど著名人中心だったウォーホルのポートレートが、1970年代以降、友人や社交界の名士へと徐々にその対象は広がり、やがてポラロイド写真に基づく規格化された発注肖像画に発展するターニングポイントとなった重要な作品となっている。また、夫人が共鳴している作家の1人、ジャスパー・ジョーンズについては、手にしていない作品は5点程度で、ほぼすべての作品を所蔵。2011年にはジャスパーの版画の研究・公開・普及などを行う「パワーズ・アート・センター」をオープンさせている。「今回の展示で最も良いプレゼテーションができた」と本展開催に合わせて来日したキミコ夫人。「ただ所蔵するのではなく、飾らなければ意味が無い。アートと一緒に暮らす。それが大切なこと。本展では、私が幸せな時間を過ごしたアメリカという国の文化を皆さんに知っていただければ嬉しい。特に、子供達には是非、見てもらいたい」と夫人は最後にメッセージを寄せた。【イベント情報】アメリカン・ポップ・アート展会場:国立新美術館企画展示室2E住所:東京都港区六本木7-22-2会期:10月21日まで開館時間:10:00から18:00まで(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1500円、大学生1200円、高校生800円休館日:火曜日出展作家:ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)、ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)、ラリー・リヴァーズ(Larry Rivers)、ジム・ダイン(Jim Dine)、クレス・オルデンバーグ(Claes Oldenburg)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)、メル・ラモス(Mel Ramos)、ジェイムズ・ローゼンクイスト(James Rosenquist)、トム・ウェッセルマン(Tom Wesselmann)
2013年08月07日三井不動産株式会社は、100%出資によるプロジェクト会社「上海井橋商業管理有限公司」を今年4月に設立。上海市浦東新区金橋出口加工区において、「(仮称)ららぽーと上海金橋」の事業化を決定した。2014年12月着工、17年に開業予定。本建物は、地上7階(一部9階)、地下2階建て、延床面積14万2,000平方メートル、約200店舗が入店予定。店舗構成は、国内で展開するららぽーとと同様に、最新トレンドのアパレルを中心とした物販店舗、大規模スーパーマーケットに加え、アミューズメントや飲食店舗など時間消費型機能を計画中。「上海金橋出口加工区連合発展有限公司」の建築した建物を三井不動産が一括借り上げし、「ららぽーと上海金橋」として運営する。浦東新区は、上海浦東国際空港やリニアモーターカーが建設され、上海の東の玄関口として整備が進められると共に、上海東区の経済特区として金融、IT、電子、化学等の各種産業が発展。金橋出口加工区は、以前は多くの工場が立地するエリアだったが、近年は工場移転等に伴い商業・住宅の開発が急速に進み、地下鉄や道路などの交通インフラの整備が進行中だ。浦東新区中心から約7kmの好立地で、周辺は外国人を始めとする中・高所得者層が多く居住する高級住宅地。三井不動産は、海外商業施設事業参画初となる「杉井アウトレット広場・寧波」を2011年9月に中国・浙江省寧波市に開業。「ららぽーと上海金橋」は、国内で展開する郊外型商業施設「ららぽーと」として初の海外進出となる。
2013年08月07日豊島は、自社製造のジーンズブランド「キャントン」と米国のアパレルブランド「Jクルー(J.CREW)」とのコラボレーションジーンズを発表した。このジーンズは開発に約2年の月日を費やしており、本国のJクルー、Jクルーリカーストアなどの直営店と通販サイトのみでの販売となる。Jクルーのレギュラーフィットジーンズのパターン(型紙)を使用し、デニム素材供給と洗い加工の手配はキャントンが行う。使用するデニム生地はオーガニックコットンを混紡した13.75オンスで、洗濯を繰り返すことによって体になじんでいく「シュリンク・トゥ・フィット」を追求した。キャントンは1963年に日本初の国産ジーンズブランドとして大石貿易が誕生させた。この時、縫製を担当したのがビッグジョンの前身であるマルオ被服である。この当時、デニム生地はアメリカでのみ製造(国産デニム生地が誕生するのはもっと後年)されており、米国キャントン・テキスタイル・ミルズ社のデニム生地を使用したことから「キャントン」ブランドと名付けられた。68年にキャントン・テキスタイル・ミルズ社とのブランド商標権の問題によりブランドが中止となり、大石貿易はその後の自社ジーンズを「ビッグストーン」のブランド名で継続した。89年に大石貿易創始者の大石哲夫氏が死去した後も大石貿易は事業を継続し、91年にはキャントンのビンテージラインを復刻させるものの、2003年に倒産した。その後、キャントンブランドを豊島が引き継いで今日に至ったという経緯がある。まさに日本の国産ジーンズの歴史を体現したブランドといえる。
2013年08月06日3日、スニーカーセレクトショップの「アトモス(atmos)」が新業態店舗「スポーツ・ラボ・バイ・アトモス(Sports Lab by atmos)」の第1号店(東京都新宿区新宿4-1-1新宿サウスアベニュー1階)をオープンした。営業時間は11時から21時。「スポーツカジュアル」をコンセプトとする同店舗は、「ナイキスポーツウェア(NIKE Sportswear)」のフットウエア・アパレルをメインに、アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のパープルレーベルやバッグブランドの「ヘッド・ポーター(HEAD PORTER)」、ウィメンズブランド「リリー・ブラウン(Lily Brown)」のアパレルやバッグ、生活雑貨「リトゥ(retaW)」などをそろえる。オープンを記念し、ナイキのニューモデル3型を販売。店内奥の壁面一面にはナイキのスニーカー360足をディスプレイ。ナイキ直営店よりも型数を多く展開する。また、新宿タカシマヤ向かいという立地も考慮し、キッズ用シューズも扱いファミリー層の取り込みを狙う。店内に並ぶマネキンでは、スニーカースタイルを提案。ディレクターの小島奉文(こじま・ひろふみ)氏は「カップルで同じスニーカーを履いて歩いていたり、コーディネートにスニーカーを取り入れるスタイルが街でも増えてきている。お客さんにスタイリングを連想させるようなディスプレイを意識した。新宿は激戦区。来街者が多く、どこも混んでいて座る場所が無い。弊店の2階にカフェがオープンするので、上手くお客さんを回遊させたい。今後、ルミネや渋谷ヒカリエなど商業施設への出店やウィメンズのみのお店も考えている」と話す。
2013年08月05日「スリー(THREE)」の今秋冬メイクアップコレクションは、「ロック・ユア・ライフ(Rock Ur Life)」がテーマ。メイクアップ・クリエーティブ・ディレクターのオオモトリエは、デヴィット・ボウイ(David Bowie)やローリンクストーンズ(The Rolling Stones)などのロックミュージックに常にインスパイアされ、心揺さぶられる瞬間をコレクションに表現した。8月14日発売予定。テクスチャーの異なる4色でレイヤードを提案する「4Dアイパレット」(6,300円)には、秋冬シーズンとしては初めての新色が登場。右上のダークカラーがベースとなり、左下のニュアンスカラーが深みをプラス。左上のキーカラーがヴェールをまとったような質感を生み出し、大粒ラメが入った右下のハイライトカラーを重ねることで、ドレスアップした目元を演出。オフィスではキーカラーまでの3色にとどめ、街に繰り出す前にハイライトカラーをプラスするのもおすすめという。バーガンディやスモーキーピンクが女性らしい印象を与える「スターギター(STAR GUITAR)」、ゴールディブラウンやコッパーがモードなグラデーションを生み出す「ミステリーガール(MYSTERY GIRL」、ネイビーやカーキが洗練された印象を作る「シスターミッドナイト(SISTER MIDNIGHT)」の3種。また、クレヨンタイプのルージュ「ビブラントサンプチュアスリップクレヨン」(2,940円)が数量限定で登場。黒いボディには、ロックな書体で「Rock Ur Life」とプリントされている。ピンクベージュの「リトルワンダー(LITTLE WONDER)」、ローズレッドの「ジャストビーユアセルフ(JUST BE YOURSELF)」の新2色をラインアップ。「カラーヴェールフォーチークス」(3,150円)には、柔らかなロージーピンクの「スウィートシング(SWEET THING)」、ナチュラルな血色感と透明感を表現する「エモーショナルレスキュー(EMOTIONAL RESCUE)」の2色が加わった。
2013年08月05日雑誌や広告などの分野で活躍する若手写真家・小浪次郎の写真集『父を見る』がタイクーンブックス(TYCOON BOOKS)より今秋出版される。小浪が『父を見る』シリーズは8年間にわたるプロジェクト。離れて暮らしていた父親に数年ぶりに会ったことから始まった。大島で美術教師をしていた父との共同制作的なスタイルや、親子の距離感を表現した作品が収められた。小浪は、1986年生まれの26歳。2006年に写真を始め、東京工芸大学卒業在学中に写真集『ディム・ザ・ライト(Dim the light)』を出版。2010年の卒業後は、写真展やグループ展などで作品を発表し、「アートアワードトーキョー(ART AWARD TOKYO) 2010」のシュウウエムラ賞などを受賞。最近では雑誌『ギンザ(GINZA)』や『スイッチ(SWITCH)』などの他、セレクトショップのビームスやユナイテッドアローズ、伊勢丹などのカタログや広告等も手掛けている。
2013年08月04日国内外からセレクトされた感度の高いアイテムを扱うセレクトショップ「ナノ・ユニバース」のおもてなしフードは、“いつもセンスがいい!”と、エディターやスタイリストから評判。先日行われた13AWの展示会では、「タンデコロリ」が制作したアイシングクッキーやカップケーキが会場を彩った。タンデコロリは、たけもとあや主宰のお菓子のアトリエ。「お菓子を彩る」をコンセプトに、"見て楽しい" "食べて喜ばれる"お菓子を制作。そして、1人ひとりの要望に合わせた「オーダースイーツ」も販売している。オーダースイーツは、パーティーやイベントなどの雰囲気やそれにまつわるエピソード、予算や顧客のこだわりなどをもとにデザインされる。デコラティブに彩られたクッキーやカップケーキは、そこにあるだけでハッピーな気分にしてくれる、おしゃれで楽しいデザインがタンデコロリならではの魅力だ。まるでアクセサリーのような、鮮やかでポップな色使いも特徴。ファッションブランドのイベントやパーティーの他、ウエディングの引き出物や大切な記念日のギフトとしてオーダーする人も多いという。「皆さん、お菓子を目にした瞬間に『かわいい!』と大絶賛。『見た目が鮮やかなだけに、パンチの効いた味を想像しがちだけれど、それに反して甘さも香りも程良よくて、とってもおいしい!』といった反応が多かったですね」と、ナノ・ユニバースのレディースプレス武弓真由子さん。注文は公式サイトで受け付け。焼き菓子やシュガーケーキは、地方発送も可能とのこと。
2013年08月02日「ナーズ(NARS)」の秋冬メイクコレクションでは、1970年代にインスピレーションを受けた力強くセクシーなアイテムが登場する。シングルアイシャドー(各2,625円)には、スモーキーなネイビーの「2081」、マットグレーの「2082」など、世界各地をイメージして作られた4色がそろう。ベルベットマットリップペンシル(3,150円)は、鮮やかな深紅の「2477」(数量限定)と淡いピンクの「2476」の2色を用意。ピュアマットリップスティックは、大胆なパープルの「3523」(数量限定)、ブラウンがかったピンクの「3522」の2色。リップペンシル、リップスティック共に単品だとマットな仕上がりだが、グロスを重ねて艶をプラスすると異なる表情に。発売はすべて8月16日。広告ビジュアルにはドイツ人モデルのトニ・ガーン(Toni Garrn)が起用された。シングルアイシャドー 2081をまぶた全体と下まつ毛の生え際のラインにのせてスモーキーな目元を作り、ベルベットマットリップペンシル 2477(数量限定)でグラマラスな唇を演出した。メーキャップのディレクションと撮影を手掛けたのは、ブランド創設者でもあるフランソワ・ナーズ(Francois Nars)。
2013年08月01日グンゼは、快適でクールなアンダーウエアを提供するオリジナルブランド「ボディワイルド(BODYWILD)」から、13年秋冬新商品として、ファッション感度を高めたプリント柄のボクサーブリーフを発売する。ボディワイルドの今秋冬シーズンは、「Beautiful body Wild heart」(美しい体、力強い自然な=あるがままのこころ)をキー・コンセプトに、ストリートの感性を融合したプリント商品を展開する。今回は幾何学柄3柄のほかボーダー柄、マーブル柄、グラデーション柄、ピンクフラワー柄の4柄を提案。価格は幾何学3柄が1,365円、ボーダーなどの4柄が1,575円。素材はどちらもポリエステル90%・ポリウレタン10%で合繊主体。「ボディワイルド」は昨年秋よりデザイナー・田中了をディレクターに迎え、着用感の心地良さや縫製技術・素材感の良さに加え、ファッション性を高めてきた。13 年秋冬は、俳優の成宮寛貴をモデルとして起用。成宮さんは08年にボディワイルドの年間キャラクターとして起用されており、今回は5年ぶり・2回目の起用。ボディワイルドが以前のキャラクターを再起用するのは初の試みとなる。今回はポスター、映像等ビジュアルはクリエーティブディレクターの田中了自らが撮影し、成宮の魅力とボディワイルドのかっこ良さ、ファッション感度の高さをアピールする。
2013年08月01日バーニーズニューヨークは、写真家のレスリー・キー(Leslie Kee)とのコラボレーション写真展「スーパー・バーニーズ・フォト・エキシビション(SUPER BARNEYS PHOTO EHIBITION)」を新宿店、横浜店、神戸店で開催する。「ライフ・イズ・ア・ステージ(Life is a Stage)」をテーマに、結婚や出産、昇進など人生の各ステージを、10から50代までの国籍の垣根を越えた俳優、文化人、歌舞伎役者、DJ、格闘家、バー経営者、アーティストなどのモデルを起用。俳優の三浦春馬、女優の国生さゆりや黒木メイサ、タレントの壇蜜、モデルのすみれ、歌舞伎役者の中村隼人、作家の乙武洋匡、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicoli Bergmann)、「スロウガン(SlowGun)」デザイナーの小林学、映画コメンテーターのリリコ(LiLiCo)らがモデルを務める。新宿店(東京都新宿区新宿3-18-5)では9月18日から29日(11時から20時)、横浜店(神奈川県横浜市中区山下町36-1)では10月5日から14日(11時から20時)、神戸店(兵庫県神戸市中央区京町25)では11月開催予定。
2013年08月01日植物の治療・保全を行う塩津丈洋植物研究所が、セレクトショップ「かぐれ」表参道店(東京都渋谷区神宮前4-25-12MICO神宮前)と丸の内店(東京都千代田区丸の内2-5-1丸の内2丁目ビル)で初の個展を開催している。8月4日まで。「共に」と題された本展では、ベランダの小さな花から庭の大きな樹木まで植物の検診を続け、植物の解説をしながら山を歩く日々を送る塩津自身が各地で撮影してきた風景写真を展示。更に、その景色とリンクするような盆栽が展示販売される。塩津は和歌山県に生まれ、農業を営む祖父のそばで幼い頃から植物に囲まれて育った。盆栽職人の元で修業した後、2010年塩津丈洋植物研究所を設立。IID世田谷ものづくり学校内「自由大学」教授と、名古屋芸術大学OHOC講師も務める。
2013年08月01日宮前義之率いる「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」が、13-14AWの新作デニム「シティスケープ・デニム(CITYSCAPE DENIM)」を発売した。”空から望むランドスケープ”をインスピレーション源としたコレクションにちなみ、ストレッチデニムの生地全面には、世界3都市の鳥瞰図が織りで表現されている。整然と並ぶマンハッタンの街並みをチェックに見立てたニューヨーク、道が放射状に広がるパリ、迷路のように複雑に密集した東京。それぞれのシティスケープの上にはイッセイミヤケの路面店の場所が☆マークの箔で印されている。それぞれスリムとストレートの2タイプを展開。価格は各3万6,750円。
2013年08月01日表参道でビンテージショップを営み、27日渋谷に新店をオープンしたライラヴィンテージ(LAILA VINTAGE)が、東京・代官山にアーカイブをそろえたショールーム「ライラアトリエ(LAILA ATELIER)」(東京都渋谷区猿楽町1-5代官山ハイム2階)をオープンした。8月よりスタイリストへ向けて開放し、9月から一般へ公開する。店内にはディレクター・ハシウラ(hashiura)が集めてきた、ウィメンズ、メンズ、バッグ、シューズなどの貴重なアイテムが並ぶ。ウィメンズはイヴ・サンローラン、ミュグレー、クロード・モンタナ、アライア、シャネル、セリーヌ、エルメス、ケンゾー、カンサイなどモードの歴史にその名を刻むメゾン達がそろう。メンズではタグにMADE IN BRITAIN、LONDONと記載された80年代のジョン・ガリアーノやアートと音楽、ファッションを横断した伝説的デザイナー、スティーヴン・スプラウスの数々、レザーブランドのイースト&ウエストなどの他、約100年前のアーミー物など洋服マニアにとって垂涎のアイテム達が掛かる。「このイースト&ウエストのシルバーレザージャケットはヴィンセント・ギャロのもの。スプラウスはニコラ・ゲスキエールが穴の開くほど見ていった」とhashiura氏。ここで公開されているものはまだ一部だという。展開しているショップと連動するため、アイテム達は随時入れ替わる。「ビンテージが面白いのは、時が来ればまた新しくなるところ。まだまだ温存しているものがたくさんある。今、あるブランドを集めていて、近いうちにアーカイブ展をやろうと思っている」(同)なお、アイテムは購入することも可能。営業時間は11時半から20時まで。不定休。
2013年07月31日「ビュルデサボン(bulle de savon)」や「チャイルドウーマン(CHILD WOMAN)」「パーリッシィ(PAR ICI)」などを展開するアンビデックスは、8月30・31日に招待制イベント「サンクス(tHaNKs.)」を同社にて開催する。会場にはショップごとのブースを設営し、秋冬の新作やイベントスペシャル商品の受注を行なう。また、同社が展開するカフェ「アンノンクック(Annon cook)」「ドロール(drole)」によるケータリングを用意する他、「アイアムアイ(I am I)」「 アトリエ・ドゥ・サボン(l’atelier du savon)」「ノート・エ・シロンス(note et silence)」の秋冬ビジュアルの展示、イベントのために制作されたショートムービーを上映する。2日目の31日には、ワークショップや限定商品の販売、ガレージセールを予定。当イベントは招待制のため、誰でもイベントの様子を楽めるよう8月1日18時より特設サイトを同社ホームページにオープン。各ブランドのデザイナーがイベント準備風景をツイッター(twitter)で配信する。当日には、ショップごとのブースが公開され、イベント後の9月6日からは、イベントで展示したスペシャル商品などが購入可能になる。
2013年07月31日「マークジェイコブス(MARC JACOBS)」が手掛けるブックストア「ブックマーク(BOOKMARC)」が、アジア初の店舗を東京・原宿(東京都渋谷区神宮前4-26-14)にて10月にオープンする。ブックマークは、2010年9月にニューヨークのブリーカーストリートに第1号店をオープンし、ロサンゼルス、ロンドン、パリに出店。モデルのケイト・モス(Kate Moss)や歌手のベック(BECK)、ミュージシャンデュオのザ・キルズ(The Kills)、音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)などの出版記念サイン会なども行っている。セレクトされる本は、デザイナーのマーク・ジェイコブス自身のインスピレーション源となるアート、ミュージック、カルチャーなどに関する厳選された洋書が中心。レアなビンテージブックや、オリジナルのノートやペンなどのステーショナリー、トートバッグなどのアクセサリーも取りそろえる。原宿店では、和書も扱う予定。店舗デザインはマークジェイコブス全店を設計しているステファン・ジャクリッチ(Stephen Jaklitsch)が担当。ブックマーク出店と同時に、「マークバイマークジェイコブス(MARC by MARC JACOBS)」の日本初のメンズ路面店舗を地下1階に出店する。
2013年07月31日「ファセッタズム(FACETASM)」は13-14AWコレクション「モンタージュ(MONTAGE)」を31日より伊勢丹新宿店3階ザ・ステージ#3にて先行販売する。8月6日まで。店頭では、東京コレクションを手掛けた演出家の籠谷友近(SUNプロデュース)を始め、ヘアのABE、メイクのYUKIが集結し装飾を担当。森をイメージしたランウエイを再現した。ウエストをシェイプしたクラシックなスーツやタイトスカートに、ニットやレザーのブルゾンなどのストリートのアイテムを組み合わせるなど、デザイナー・落合宏理が提案するレイヤードスタイルを着たトルソーが並ぶ。また、ショートブーツやバッグを始め、ブランドが得意とするインクジェットプリントで柄が描かれたダウンマフラーなど、新作の雑貨がそろう。ファセッタズムは、1月に伊勢丹で開催されたイベント「Fashion is」に、カラー(kolor)、トーガ(TOGA)、アンリアレイジ(ANREALAGE)、マメ(mame)らと参加。今回のポップアップイベントはファセッタズム単独では初開催となる。
2013年07月31日世界のセレブに愛されるシューズデザイナー・舘鼻則孝(NORITAKA TATEHANA)が、シューズディレクター・北舘洋一郎と共に、新たにスニーカーブランド「ザ・ドウターズ(THE DAUGHTERS)」を7月31日にローンチする。デビュー時に展開されるのは、メンズ「アクター(ACTOR)」(4万1,790円)とウィメンズ「スターリング(STARRING)」(4万9,140円)の2型。日本の伝統技法であるオーガニック藍染めを施したインディゴレザーと、野球の公式球に使用されているベースボールレザーなどを使用。表面はレーザーを使用してデニムのようなデザインが施されている。新ブランドは、現在伊勢丹新宿店2階で開催されているポップアップショップで同日より発売される。また、8月3日と10日の14時から17時には、 舘鼻本人が来店しオーダーを受ける。北舘は、エア・ジョーダン、ポンプ・フューリーなどのプロジェクトに携わり、「世界のスニーカーカルチャーに影響を及ぼした50人」に選出されたシューズディレクター。大学時代より『ナンバー(Number)』『チェックメイト(Checkmate)』などでファッションとスポーツの執筆に携わり、その後、マイケル・ジョーダンを取材するためにシカゴへ移住。スポーツジャーナリストとして活動をスタートさせる。帰国後、1997年に「ザ・シックスマン(The 6th Man)」を創業し、数々のセレクトショップやブランドを開業。2000年にはナイキ(NIKE)とコラボレーションし「エア・ジョーダン1 Millennium model」をデザイン。2001年にはリーボック(Reebok)とのコラボレーションブランド「ジーアールユーヴィ(gruv)」を開始。その他に、ニューバランス(New Balance)や、漫画家・井上雄彦作『リアル(Real)』とのコラボシューズを発表している。
2013年07月31日今夏、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の代表作『200個のキャンベルスープ缶』が国立新美術館「アメリカン・ポップ・アート展」にて日本初公開されるのと共に、彼が60年代に制作した作品をフィーチャーしたアートイベントが都内で続々と開催されている。タブロイド・ギャラリー(東京都港区海岸2-6-24)では、ウォーホル自身が唯一認めたコピー作品とも言われるパブリッシャー「サンデーB.モーニング(Sunday B. Morning)」が制作したポスターなどを中心に、彼の作品を紹介する展覧会「アンディ・ウォーホルとSunday B. Morning」展を8月4日まで開催。入場無料。本展ではSunday B. Morningの新作「Dollar Sign」と「I Love Your Kiss Forever」を始め、代表作「キャンベル・スープ缶」や「マリリン・モンロー」などの版画作品を展示。ウォーホルのポスターやリプロダクションが世界中で複製される中、Sunday B. Morningは最高品質の紙に、保存用の最高級インクを用いて印刷することでウォーホルの作品に最も近いものとして唯一ウォーホル本人に評価されたことで知られている。また、ギャラリーターゲット(東京都渋谷区神宮前2-32-10)では、ギャラリーコレクションやエディション作品(限定した部数で版元から販売される版画)などを通してウォーホルを紹介する「WARHOLS - Early Editions & Printed Matters -」を8月8日から22日まで開催。入場無料。1962年Ferus gallery (米ロサンゼルス)での初個展を皮切りにそれまでのコマーシャルアーティストからポップアーティストへと転身を遂げたウォーホルにスポットを当てる。初期のモチーフ、キャンベルスープ缶、コーラの瓶、コミックのキャラクターなどを経て、キュレーターのヘンリー・ゲルツァーラー(Henry Geldzahler)のすすめで始めた「死と惨劇」シリーズ、ウォーホルの代名詞とも言えるマリリンやエルビスのポートレイトなど、今もなお多くの作家に影響を与えているこれらの作品群はすべて60年代に制作されている。
2013年07月29日ワールドのベーシックアイテムブランド「ワールドベーシック(WORLD BASIC)」は、2014年春夏シーズンよりブランド名を「ワールドベーシックス(WORLD BASICS)」に変更する。ワールドベーシックスは、「更新するベーシック」を新コンセプトに掲げ、普遍的なモノを踏襲するにとどまらず、「今求められるベーシック、そして未来に残っていくベーシックアイテム」を提案する。ターゲットは、多様化するファッションを衣食住と同様に重要視し、ライフスタイルと共に洋服にも真の豊かさを求める人々。2014年の春夏アイテム構成は、レディス75%、メンズ15%、キッズ10%。価格帯は、プルオーバー1,470円から1万2,000円、シャツ4,700円から8,900円、パンツ5,900円から1万5,000円、ニット4,900円から1万5,000円、アウター1万9,000円から3万5,000円。ワールドが展開する「オペークドットクリップ(OPAQUE.CLIP)」「インデックス(INDEX)」「フラクサス(FLAXUS)」など約150の実店舗及び通販サイト「ワールドオンラインストア」で販売予定。また、「ボンポワン(Bonpoint)」のオーナー夫妻によるパリのセレクトショップ「メルシー(merci)」に9月3日から21日までポップアップストアを出店予定。西インド諸島産の最高級コットンを紡績する過程で生まれる「落ち綿」を日本の高い技術力で撚った、柔らかくラフな風合いのコットンウエアを先行販売する。スキーマ建築計画の長坂常が、空間設計と什器デザインを担当。昨年春夏シーズンより、ワールドはベーシックアイテムの商品開発強化を図るため、全社横断型ブランドのワールドベーシックをスタートし、カットソーやシャツ、パンツなどの定番アイテムを実店舗及び通販サイトで販売。一方、他社の安価で価格競争力の高いベーシック商品とは一線を画した、ファッション企業が提案する「ベーシック」とは何かを、社内のものづくりのプロフェッショナルに加え、長坂常、スープデザイン主宰のアートディレクター尾原史和らを招いたクリエーティブチームで約半年にわたり議論してきた。
2013年07月29日京都の粋人たちが選ぶ、相手に喜ばれて一目置かれる手土産のシリーズ連載。第9回は多い時には週に数回、東京と京都を行き来するという株式会社あーとにしむら代表取締役社長・礒本延さん推薦の「亀末廣」の「京のよすが」。老舗創業450年余りの歴史を誇る京友禅の老舗・株式会社千總グループの技術力・知的財産をバックボーンに、着物だけにとどまらず、友禅の美しさを自由なかたちで表現するあーとにしむら。過去にはクロエやマルニ、フェンディ、ジョルジオアルマーニなど、さまざまなブランドとのコラボレーションも行われている。今回、紹介していただいた「亀末廣」は文化元年(1804年)創業。こちらから暖簾分けを許され、有名店になった店も多く、名実ともに京都を代表する和菓子の老舗。支店を出さず、百貨店やネットでの販売を一切しない店は京都の和菓子業界においても、数少ない貴重な存在。「大切な方への贈り物は、気軽に買えるものより、わざわざ足を運んで買い求めた折り目正しい品を選びたいです」と礒本さん。亀末廣の代表銘菓「京のよすが」は、四畳半の茶室に見立てた杉の箱に干菓子や半生菓子、落雁、有平糖が詰められている。蓋を開けた時に思わず感嘆の声をあげてしまうほど美しく、趣向を凝らした意匠や色づかいには、京都の季節を感じることができる。「ECや通販でも簡単に東京で京都のものが手に入る時代。東京への手土産選びは京都でしか買えないものにこだわる」のが、礒本さんらしい心遣い。店舗住所は京都市中京区姉小路烏丸東入ル。地下鉄・烏丸御池駅から徒歩1分。営業時間は8時30分~18時、日曜・祝日休み。写真は7月上旬の菓子。
2013年07月28日ファッションブランドのプレスが選んだ、人気の”お持たせ”を紹介するシリーズ。今回は「ナノ・ユニバース」の展示会でお土産としてゲストに配られたギャラリー遊形の「福俵」。京都を代表する旅館・俵屋旅館が手がけるギャラリー遊形は、客室で使われているオリジナルグッズを中心に、衣食住にまつわる上質な商品がセレクトされている。客室で夕食後、就寝までの間に”むしやしない”(一時的に空腹をしのぐ養い、という意味の京ことば)として出されているそうだ。讃岐で栽培されるサトウキビは、風土の関係で、花が咲かず、全ての養分を茎に蓄え、旨みや香りが凝縮すると言われている。「福俵」はつなぎを一切加えず、。手作業で丹念に精製された本和三盆糖のみで作られている。「和三盆100%で甘ったるさがなく、キレのいい上品な味わい。口に含むとスーッと口溶けがよく、気持ちも和みます。ビタミンやミネラルを含んでいて、体にやさしいところも気に入っています」と、ナノ・ユニバースのレディースプレス武弓真由子さん。俵型はもちろん俵屋の屋号にちなんだもの。「飾らず、簡素ながら上質感を感じるのは、日本の旅館、おもてなしの最高峰と名高い俵屋旅館さんならでは。いつものお茶の時間をより良いものにしてくれます」とトラディショナルをベースにしたセレクトを得意とするナノ・ユニバースらしいこだわり。ギャラリー遊形の住所は京都市中京区姉小路麩屋町東入ル姉大東町551。営業時間は10時~19時。第1・第3火曜休。「福俵」は24個入り630円。白はプレーン、緑は抹茶味。
2013年07月27日着物にも造詣の深いヒップホップグループ「リップスライム(RIP SLYME)」のMC・スー(SU)とスタイリスト・カワイヨシロウによる浴衣にまつわるトークイベントが7月28日14時より伊勢丹新宿店7階呉服売場にて行われる。本イベントは同階で開催中の浴衣イベント「イセタンユカタセレクション2013」の企画の一環として実施。毎年SUとカワイはトークショーを開催しており、今年は「日本の夏と浴衣の今後」をテーマにトークを行う。2人は、“日本人のDNAを呼び起こす”デザイン・プロデュース活動を行うユニット「SuRow派」を2011年に結成している。「イセタンユカタセレクション2013」では会場を拡大して婦人・紳士の浴衣を展開。ミナ・ペルホネンやアナスイ、撫松庵、くるりなどの浴衣を始め、アクセサリーから下駄、扇子、バッグまで、浴衣関連アイテムを一堂に用意。その他、浴衣に合わせたメイクアップアドバイスや、下駄の鼻緒すげ実演なども実施。29日まで実施中だ。
2013年07月27日様々な分野のクリエーター達が集うクリエーティブチーム「プレイ(PLAY)」は、Tシャツの日に制定されている7月20日、新Tシャツブランド「iff – idea for fashion –(以下iff)」をスタートした。ホームページにて販売を開始している。iffは、「ファッションにアイディアを。」をテーマに、渋谷にあるオリジナルTシャツ制作ショップ「アートン(ARTON)」との協業して誕生。靴のオーダーメイドEC「シューズ・オブ・プレイ」やカナダ発ネット上でビスポークテーラーを提供する「Indochino」などECサイト上でファッションアイテムをカスタマイズできるサービスが続々と登場しているが、iffはホームページ上で自身のプロフィールなどからデザインを生成するなど遊び心あるインターフェースを導入。生成デザインも画面にすぐ反映され、確認できる。フェイスブックの画像から色をピックアップしてデザインする「LIFE COLOR T」、個人情報を入力することで自動生成される”必殺技”のテキストをプリントする「FIGHTER T」、切り取り線に合わせてハサミで切ることで自分好みのネック開きを調節できる「CUT OFF T」、親子おそろいで着ると柄が完成する「MAMMY&CHILD T」などの他、メッセージや絵を描き込める欄を設けたTシャツも用意し、プレゼント需要にも対応する。価格は1枚3,500円から。注文したTシャツは1枚ずつARTONで印刷され、7から10日で配送される。同ブランドでは、今後も、イベントや企業などとのコラボレーションにより、様々な企画を計画している。
2013年07月26日「バオバオ・イッセイミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は7月31日から8月19日まで、メンズシリーズ「オンザゴー(ON THE GO)」を伊勢丹メンズ館で期間限定販売する。同シリーズは、「アーバン・ノマド」をテーマに、アクティブな都市生活者へ向けたアイテムをラインアップ。新色のマットブラックのドキュメントケース(2万4,150円)やリュック(3万9,900円)は伊勢丹メンズ館で先行発売。その他トートやメッセンジャーバッグもそろう。三角ピースが集まり、フレキシブルに変化するデザインが人気のバオバオのバッグは、元々ウィメンズのみ展開されていたが、昨年夏にメンズシリーズが登場。渋谷パルコでのポップアップショップでのみ販売されていた。
2013年07月26日