迷惑系外国人YouTuberのジョニー・ソマリが10月12日に再逮捕されたなか、新たな外国人YouTuberの動画が波紋を広げている。波紋を広げているのはキプロス出身で、現在はアメリカに在住するYouTuber、フィディアス(27)の動画。チャンネル登録者数は237万人で、イーロン・マスクとハグをするという夢を叶えた動画が有名だ。フィディアスは10月21日に「無料で日本中を旅しました」という動画をアップ。動画は別のYouTuber3人とフィディアスのうち、長崎から青森まで最も早く”無料”で移動する人を競い、優勝すると賞金10,000ドルが与えられるという内容だ。移動のためにまずバス停に向かったフィディアスは運賃を通行人に確認。「600円」だと判明すると、さらに別の通行人にお金を寄付してもらうよう頼んでいた。若い男性がフィディアスに小銭を渡すと、「I Love you!」と感謝していた。バスの乗車中には降車の際に「バスの乗車賃の支払いを求められないことを祈ります」とコメントしていたフィディアス。降りる際には当然、料金の支払いを求められるが680円の運賃に対し600円しか所持していなかったようで、80円足りない状況に。すると、運転手は英語で「Eighty en!」「Police!」と怒り、降車することを許さなかった。この状況にフィディアスは「信じられませんでした。80円足りなかったという理由だけで、彼は私をバスに閉じ込めて警察署につれていった」コメントしている。その後、5時間ほど取り調べを受け解放されると、警察が差額を払ってくれたと明かした。■「無料で電車に乗る方法を教えます」→新幹線のトイレにこもるここで懲りるかと思いきや、企画は続く。フィディアスは「警察はすでに私のことを知っています」と話すと、スウェットを着用しフードをかぶって駅へと向かった。「誰も私を捕まえないことを祈ります」と言いながら、階段を降りホームに到着すると「今度は、無料で電車に乗る方法を教えます」とウィンク。フィディアスは西九州新幹線の「かもめ」に乗り込みながら、無賃乗車の方法を「電車に乗ったら、トイレを見つけて、すぐにトイレに行きます」と実況。トイレを見つけると「ここがバスルームです。ずっとトイレに閉じこもってしまいます」と個室に入り鍵をかけた。乗車中、トイレのドアがノックされ車掌とみられる人物が様子を見に来るシーンも。フィディアスが用を足すふりをすると立ち去ったが、目的地でトイレから出ると、フィディアスのことを駅員が待ち構えていた。「私にできる唯一の事は、病気の振りをすることでした」と、回想するフィディアス。駅員に「チケット見せてください」と指摘されると「I’m sick…sick…(病気で、病気なんです…)」とはぐらかす。そんなウソに駅員がごまかされるわけもなく、「ポリス呼ぶよ」と逃げようとするフィディアスの服をつかんで離さない。しかし、フィディアスはすきを見て逃走。「私は次に乗らなければいけない電車までまっすぐ走り、警察よりも電車が早く来ることを期待しました」とナレーションしている。そして、「もう一度同じ方法をやります、トイレに隠れます」と宣言し新大阪行の新幹線に乗車。またもトイレに閉じこもり岡山まで移動してしまったのだ。さらにその後も、泊まっていないホテルの朝食ビュッフェを勝手に食べたほか、企画に参加する別の男性が夜行バスにただ乗りしようとして乗務員に見つかる様子も動画に収められている。10月23日までに27万回再生されているこの動画。YouTube上のコメント欄には、非難が殺到している。《警察署に連れて行かれたって被害者面すんのキッショ。もう日本に来んな。自国でやれ。》《二度と日本に来るな》《このような外国人は日本から入国禁止にすべきだと思います。彼らは規則を尊重していないので、外国人として恥ずかしいです》《最初に善意でお金渡した人、可哀想やな》《この犯罪者の印象が下がるだけならまだしも、他の外国の人の印象も下がっているとこを分かっているのかな?? 本当に実行する人がいる可能性もありますよ??》なお、現在確認できる動画の中では、フィディアスが警察に逮捕された様子はない。
2023年10月23日岸田文雄首相(66)が10月23日、第212回臨時国会の所信表明演説に臨んだ。岸田首相は今後3年程度を「変革期間」と位置づけ、持続的な賃上げや設備投資の拡大を実現するための支援を集中すると表明。さらに、こう語った。「私の頭に今あるもの、それは『変化の流れを絶対に逃さない、つかみ取る』の一点だ」「一丁目一番地は経済だ」賃上げ税制を強めるための減税措置を実行するとも言い、11月初旬にもまとめる経済対策に関して「変革を力強く進める供給力の強化と、不安定な足元を固め物価高を乗り越える国民への還元の2つを車の両輪とする」と述べた岸田首相。ところが、力強く語る岸田首相に対して異論を唱えた人物がーー。それは立憲民主党の小沢一郎議員(81)だ。小沢議員はX(旧Twitter)で、岸田首相に対してこう反論した。《所信表明演説。「私の頭に今あるもの、それは『変化の流れを絶対に逃さない、つかみ取る』の一点だ」。もはや全てが意味不明な総理の妄想。ポエムの他は中身ゼロの官僚の作文。この内容ではますます社会は壊れ、人口は減る。日本を滅ぼす岸田内閣を一日も早く終わらせる必要》また岸田首相は今回の所信表明で「経済、経済、経済」と3回強調し、「何よりも経済に重点を置いていく」「持続的で構造的な賃上げを実現するとともに、官民連携による投資を積極化させていく」と話した。このことについても小沢氏は厳しく糾弾している。《「経済ダメ、経済ダメ、経済ダメ」が正解。いま経済が一番ダメ。1ドル150円の円安→物価高→実質賃金下落。総理が続ける異次元緩和が原因。ダメな経済の元凶がもはや何を言っても無駄。総理は妄想ではなく現実を見るべき》小沢議員からは散々な言われようだがーー。岸田首相には“酷評を聞く力”があるだろうか?
2023年10月23日インターネット掲示板「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(46)が自身の極貧節約生活を明かした。ことの発端は、ひろゆき氏が生活保護者のデモの方法に疑問を提示したこと。10月20日、ひろゆき氏は自身のX(旧Twitter)で、国が2013年から生活保護の基準額を引き下げたことに反対する市民デモが開催された際に「たまには旅行に行きたいぞ」「たまにはウナギも食べたいぞ」などの訴えがあったという報道を引用。《働いてる人が「最後にウナギをいつ食べたかわからん」、「旅行に行く余裕もなく休日は寝てる」のを知らずに主張をするのは生活保護者への非難を増やす。活動家はアホなん?》と、デモにおける主張の仕方を批判した。このひろゆき氏の投稿には批判の声も上がり、それを引用する形でひろゆき氏は《日本の生活保護の捕捉率が低いのは後ろめたさ、スティグマが原因の一つです》と、生活保護受給者に対するいわれのない差別や偏見が定着していることが問題だと指摘。そのうえで、《活動家に扇動されて納税者の気持ちを逆撫ですると、生活保護受給者への視線はよりきつくなります》とし、《生活保護でもやりくりすればウナギは食べれるし旅行はいけます。活動家のせいで、生活保護を取らずに餓死する人が出ます》と、生活保護受給者ではなく”活動家による扇動”が問題であると私見を述べた。しかし、こうしたひろゆき氏の発言を受け、コメント欄には《こういうデモを見て、自分が一生懸命働いて納税したお金がこういう人たちに使われていると思うと、嫌悪感しか生まれないですね》《贅沢したければ働け》などと、結果的に生活保護受給者への差別や偏見を助長するような投稿が殺到することに。さらに、こうした事態を生じさせたひろゆき氏に対して、読者が《実際に生活保護で生活してみたらいい》と批判。すると、それに応える形でひろゆき氏は《大学時代は家賃28000円の井戸水で水道無料のアパートに住んで、朝は大根を切って食べて、昼は炊いたご飯だけ持って大学行って、友達からおかずを一品づつもらって、夜は大根を煮て食べる。みたいな生活で月5万円以下で暮らせてましたよ。カーテンは新聞紙でした。服は友達に貰ってました》と自身の節約術を明かした。X上では、《そのレベルでの生活ができるなら生活保護の費用でやりくりして鰻も食らべれて旅行にも行けそう》《使わなければ残るという考えは多くの人が参考にすべき》と賛同する声が上がった一方で、生活保護受給者にそこまで求めるかのような発言に対する疑問の声も散見した。《ひろゆきさんは、おかずをくれる友達や、服をくれる友達がいて良かったですね》《暮らせていた。のと、暮らさなきゃいけなかった。 では、違うと思うんだ…》《人から恵んでもらわないと成り立たない生活って、「健康で文化的な最低限度の生活」じゃないのでは?》
2023年10月23日フジテレビの渡邊渚アナウンサー(26)が10月22日、自身のInstagramを更新した。渡邊アナは『めざましテレビ』や『ぽかぽか』などにレギュラー出演していたが、7月17日に体調不良のため、入院し休養に入ることが公表された。渡邊アナは、入院してすぐの寝起き姿だという写真とともに、6月の頭に体調を崩してからの自身の近況について次のように明かした。《この4ヶ月で私はいろんなものを失いました。食べられなくなった。うまく歩けなくなった。うまく指が動かなくなった。大切にしていた仕事もなくなった。目標もなくなった。できなくなったことを数えるとキリがないくらい。自分の手のひらから大事なものがどんどんこぼれ落ちていきました》病名は明かされていないものの、あまりにもつらそうな渡邊アナの病状。最近は、やっとスマホを片手で持つことができるようになったという。休養中、自身が直面する状況に対し絶望してきたことも告白した。《何もできなくなっていく自分が怖くて、悔しくて、悲しくて泣いてばかり。今まで何のために頑張ってきたのだろう、いっそこのまま生きることを投げ出したいとも思いましたもっと自分を大切にしていればよかった。身体の悲鳴に耳を傾ければよかった、心に素直になればよかった》しかし、発症から4カ月を経て、前向きな思いもわいてきたという。《たらればを言い始めると止まらなくなりますが、時を戻すことも、人生をやり直すこともできません。そして、私は悪いことをしたから病気になったのではないから、今の何もできなくなった状態を罰のように感じるのは、もうやめたい。私の人生こんなことに乗っ取られたくない!と思えるまで4ヶ月かかりました。心に素直になって、幸せを諦めないで生きていく。今日はその決意表明の日です!まだ仕事には戻れませんが、いつか社会復帰できる日を目指して、ゼロから小さな努力をコツコツ積み重ねていきます!》衝撃的な近況報告に対しては、《写真の表情だけ見ても相当体調が悪いというのが解りますね》《まさかここまで酷い状況に置かれているとは思ってもいませんでした》《文面だけではどのような病気か分かりませんが、写真を見るとこれまでの辛い闘病生活が伝わってきます》と、病状の深刻さを心配する声が続出。同時に、病と闘う決意を表明した渡邊アナを応援する声が相次いでいる。《元気なお姿を心待ちにしております、頑張って下さい!!》《渚ちゃん焦らずにまずは身体をゆっくり休めてね、、!応援してます》《焦らずゆっくり前を向いて下さい。皆がずっと待っています。ゆっくり身体を休めてまた笑顔を見せて下さいね》
2023年10月23日10月23日、モデルのダレノガレ明美(33)が自身のSNSを更新。車の盗難被害にあったことを明かした。X(旧Twitter)の投稿があったのは午前11時頃。《新しく購入したばかりのアルファードが駐車場にないんですが、、どういうこと?》と、車が無い事に不安を募らせていた。さらに、Instagramのストーリーズも更新。ピンクの背景に文字のみでこう書かれていた。《2ヶ月前にやっときたアルファード。盗難されました自転車の盗難はよく聞くけど、車盗難とかやばすぎて。みなさんアルファード気をつけください》さらに、《そして盗んだ人、車はもう売り飛ばしたと思うけどせめて中に入ってたふわふわの可愛い サンダル返してください。 笑っ》とせめて、お気に入りのサンダルを返してほしいとの思いをつづっていた。この報告に対し、ファンからは《ドッキリと願いたい、、、》《ほんまに?どっか置いてきたとかではなく??やられた?》《ドッキリ番組?!ガチなやつ?!盗まれた?!アルファード人気凄いもんねドッキリでありますよーに》などと、心配の声が相次いでいる。
2023年10月23日「今夏に酷使したエアコンは、お手入れをしないと、内部にほこりやカビ菌、湿気がたまった状態です。カビは気温20~30度、湿度70%以上で最も繁殖します。ちょうど今の時季の気温と同じなので、エアコン内部はお風呂場に近い状態なのです。放置したままだとカビが大繁殖し、冬の暖房使用時にカビ菌が噴き出す恐れがあります」こう語るのは、“エアコンの達人”で、パナソニックエアーマイスターの福田風子さん。記録的猛暑が続いた今年の夏。エアコンをフル稼働して過ごした家庭も多かったはずだ。9月末、パナソニックが発表した「2023年秋のエアコン掃除に関する実態調査」によると、今夏は猛暑の影響で、8割近くの人が「エアコンの利用時間」が増えたと回答。さらに同調査では、「これまでエアコン稼働終わりの秋(9~11月)に、自宅のエアコンのお手入れをしていましたか?」という質問に対し、「していない」と回答した人が約4割もいることが明らかになった。「エアコンは稼働時間が長ければ長いほど、内部に湿気がたまります。そしてエアコンの稼働中は、部屋の空気を大量に吸い込みながら冷やすため、空中のほこりや油分も一緒に吸い込みます。その結果、エアコン内にほこりや油分が付着し、栄養源となって、カビが繁殖してしまうのです」(福田さん)■エアコン内で繁殖したカビが暖房で噴き出すようやく夏が終わり、ホッとしている間に、次は暖房シーズンが始まる。だが、夏の汚れを落とさずに、ほったらかしたままでいると、暖房使用時にカビ菌を吸い込み、咳や息切れ、微熱、倦怠感といった健康被害をもたらす可能性があるという。「内部にカビが繁殖したままエアコンを使用すると、室内にカビの胞子をまき散らすことになります。それが原因で“過敏性肺炎”や“ぜんそく”などを発症し、重症化することもあるのです。エアコンを使用するときは、できるだけカビが繁殖しないように、フィルターなどのお手入れをこまめにしたほうがいいでしょう」このように注意喚起するのは、東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科の寺嶋毅教授。定期的なフィルター掃除は、健康被害を防ぐだけでなく、じつは消費電力を抑える効果もある。環境省のデータによると、2週間に一度、フィルター掃除をすることで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるそうだ。「エアコンのフィルターにほこりが付着したまま使用すると、エアコンの稼働率が悪くなり、電気代も高くなります。掃除をしたフィルターと、1年間掃除をしていないフィルターを比較した場合、掃除をしていないフィルターの暖房時の電気代のほうが、約25%も増えるともいわれています。夏の終わりにフィルター掃除をするのはもちろん、暖房シーズン中もフィルターの掃除は2週間に1回が理想で、定期的に行うべきです」(福田さん)■健康被害が出る前にやっておきたい“エアコン夏じまい”そこでもうすぐやってくる冬の暖房利用に備え、福田さんに今しておくべきエアコンのお手入れ方法をアドバイスしてもらった。「まず、この夏に酷使したエアコンの“夏じまい”をしましょう。お手入れのポイントは4つあります」【1】フィルター洗浄エアコンの前面パネルを開けてフィルターを外し、掃除機などでほこりを吸い取る。フィルターに汚れが残っている場合は中性洗剤を薄めた水につけ置きし、汚れを落とす。その後は、陰干しをしてしっかり乾かす。「フィルターのほこりなどは掃除機を使って吸い取り、汚れが落ちない場合は中性洗剤を薄めた水につけて洗います」(福田さん・以下同)【2】エアコン内部の乾燥エアコンの内部クリーン機能を使用し、内部を清掃する。または、エアコンの「送風運転」を2~3時間行い、内部を乾燥させる。「冷房中の結露により水分がたまった内部を“送風運転”や“内部クリーン機能”で乾燥させることが、カビ対策として効果的です」【3】拭き掃除空気を吸い込むエアコン本体の上部にはほこりがたまっている。マスクをしてハンディーモップで取り除く。本体のサイド、前面パネル、吹き出し口周辺、フラップ(羽根部分)は絞った布で水拭き。汚れが見える部分でOK。「エアコン本体の外側全体、前面パネルを開け、パネルの裏側や吹き出し口周辺など、汚れが見える部分を布で水拭きする。その際、金属部分の熱交換器には触れないよう、注意してください」【4】室外機まわりの掃除と日よけ外し室外機の周辺には物を置かずに風通しをよくしておく。室外機の吹き出し口を塞がないこと。ゴミや落ち葉などが入り込まないように周辺の掃除も。また、室外機は周辺温度が高いほど効率的に暖めることができるので、日よけは外す。「吹き出し口を塞いでしまうと暖房効率が悪くなるので、ゴミや落ち葉などが入り込まないように周辺を掃除しましょう。そして、夏場は冷房効率を上げるため、室外機に日よけをつけている場合がありますが、暖房には逆効果になります。日よけをつけていたら、外しましょう」北日本などの地域では、10月下旬から暖房の使用が始まるという。この秋の間に夏のエアコン掃除をサボらず、体と財布にやさしい暖房シーズンを迎えよう!
2023年10月23日10月21日にTBSで生放送されたコント日本一決定戦『キングオブコント2023』(以下、『KOC』)。お笑いコンビ・サルゴリラが歴代最高の964点を獲得し、史上最多となる3036組の頂点に輝いた。ファイナルステージでは、ファーストステージ順位1位のサルゴリラ、2位のカゲヤマ、3位のニッポンの社長による三つ巴の戦いに。最初に登場したのはニッポンの社長だったが、準備が整う間に“あるハプニング”が波紋を呼んだ。まず昨年王者のビスケットブラザーズによる優勝トロフィーの返還式が行われ、審査員のかまいたち・山内健司(42)やロバート・秋山竜次(45)らが大会の感想をコメント。ファイナルステージへの緊張感が高まるなか、司会を務めるダウンタウン・浜田雅功(60)が「それでは、ファイナルステージに参りましょう!」「ファイナルステージ最初の挑戦者は、ファーストステージ3位のこのコンビです。どうぞ!」と声を張り上げたのだが……。■生放送ハプニングでスタッフにブチギレ「めっちゃ俺が悪いみたいになってる」ハプニングが起こったのは、この直後だ。ニッポンの社長のファーストステージVTRが流れるも、コントは始まらず。1人で登場した日比麻音子アナウンサー(30)が「失礼いたしました。いまスタンバイ中ということで、浜田さーん」と、浜田を呼び戻した。すると「なんなん!」と慌てて戻ってきた浜田は、「えー!お前らが(合図を)出すからやん」とフロアスタッフを指差して“公開説教”したのだった。『KOC』初回から司会を務める浜田にとって、本大会は今年で16年目。ゆえにスタッフの段取りの悪さに我慢できなかったのだろうか、浜田は「めっちゃ俺が悪いみたいになってる。もうやらへん。もうやらへん」と憤慨。日比アナが即座に「これは完全に仕切りの問題です。大変失礼いたしました」と詫びるも、「え、用意できてなかったんですか?」と納得いかない様子。日比アナは「そうなんです。スタンバイ中ということで、お二人(ニッポンの社長の)が『まだできてない!』と叫んでいる声がしっかり聞こえました」と説明し、松本人志(60)も「なんか怒号が飛んでました」とフォローしたのだった。それでも「全然聞こえなかった。ホンマに?」と疑い続ける浜田に、フロアスタッフがその場で「すみません」と謝罪する事態に。なおも浜田は「なんで(合図を)出すの?どうしたろかな」とスタッフを威圧し、怒りをあらわにしていた。そんなピンチの場をつなぐため、機転を利かせて「さっきほとんどしゃべらなかった皆さん、どうですか?」と審査員席に投げかけた日比アナ。すると会場が笑いで包まれ、和やかな雰囲気に。だが松本や東京03・飯塚悟志(50)がコメントするも、突如として浜田が「お前ら(ニッポンの社長)いつになったらできんねん!」と再び激昂。すると次にコメントを指名されたバイきんぐ・小峠英二(47)が、「いまからネタやるんですよ!」「なんで一発怒られなくちゃいけないんですか」と諌めたのだった。■日比アナに“セクハラツッコミ”で不快感を示す視聴者もいっぽう、会場や視聴者に気を配っていた日比アナにも“とばっちり”が……。ファイナルステージがなかなか始まらない事態に、松本が「本当、時間足りるんですか?今日」と不安そうな表情に。浜田も「こんなさぁ、待つって初めてちゃう?」と嘆息し、日比アナに「これ全部(時間内に)入り切るんですか?」と質問。日比アナが力強く「入れましょう」と述べると、浜田は噴き出しながら「入れましょうって、やらしいこと言うな」とツッコミ。日比アナのコメントを、まさかの“下ネタ”扱いしたのだった。日比アナはすぐさま「何がですか」と切り返し、直後にコントも始まり事なきを得ていた。荒ぶる浜田の隣で冷静に場を仕切った日比アナに、《浜ちゃん怒りムーブに対して、喋らなかったみなさんどうですかー?ってアナウンサーさん上手、素敵》《日比アナ凄いな。こういう時に全然落ち着いてるから毎年浜ちゃんの横にいるんだろうな》とSNSでは讃える声が。だがいっぽうで、浜田の公開説教と“セクハラツッコミ”に不快感を示す声も。《KOC、浜ちゃん生放送でセクハラかましてやんなっちゃった、最悪》《浜田さんの日比アナウンサーに対するセクハラキツくてちょっと萎えた…》《いや浜ちゃん……ニッポンの社長のネタする前に会場ひりつかせ過ぎやろ……浜ちゃんが愛があって素敵なんは知ってるけど、普通に怖かったよ。もう帰るとか言うてるし……今日はお笑いの日やで!笑かして!審査員の顔よ……》視聴者も“ハラスメント”不安を感じた浜田の司会ぶり。生放送の長丁場で疲れが出ていたのか、それとも浜田なりの“気遣い”だったのだろうか。
2023年10月23日「10月20日、自殺ほう助の罪に問われた市川猿之助被告(47)の初公判が行われました。被告は自殺を決意した経緯や両親とのやり取りを詳しく語り、起訴内容を認めました」(スポーツ紙芸能担当デスク)日本中を震撼させた“一家心中事件”。その影響は歌舞伎界にとどまらなかった。「騒動の直撃を受けたのは天海祐希さん(56)が主演を務めてきた『緊急取調室』シリーズ(テレビ朝日系)でした。6月にシリーズ完結編として『劇場版緊急取調室THE FINAL』が公開予定でしたが、猿之助被告が、とある事件への関与が疑われる内閣総理大臣役を演じていたのです。猿之助被告の出演シーンがかなり多かったため編集で乗り切るのは難しく、大がかりな撮り直しが必要で、公開を延期せざるをえませんでした。同時に映画公開直前に放送予定だったスペシャルドラマも放送が延期されました」(前出・スポーツ紙芸能担当デスク)『緊急取調室』ファーストシーズンが放送されたのは14年。好評のため第4シーズンまで続き、代表作の1つとなっていただけに、天海のショックも大きかったという。テレビ局関係者はこう語る。「作品に思い入れがあるだけではなく、共演者たちとの絆もあり、周囲に『絶対にこのまま終わらせない!』と、強い気持ちを漏らしていたのです。天海さんの決意を聞いた出演者たちも、『あの人はどうだろうか?』『この人はスケジュールは大丈夫らしいけど……』など、猿之助被告の代役探しに奔走したと聞いています」天海と共演者が一丸となっての「キントリ継続を!」という願いは、ついにテレビ朝日上層部を動かしたという。「代役はまだ正式には決定していないようですが、ある程度のめぼしもついたようです。田中哲司さん(57)や小日向文世さん(69)ら多忙な共演者も多く、スケジュール調整も大変だったようですが、来年24年夏から映画の再撮影をすることが決まりました。公開は26年新春を予定しています」(前出・テレビ局関係者)映画の公開は約2年半延期ということだが、実はさらに新たな計画も浮上している。「完結編映画に先行して、25年10月期にドラマの“第5シーズン”を放送することになりました。天海さんや制作サイドも、“さらに華麗なフィナーレを”と意欲を燃やしており、新メンバー起用の検討や、大物ゲストとの交渉もスタートしているとか」(前出・テレビ局関係者)一時は、“猿之助被告ショック”のために「もう映画公開は難しいのではないか」とも囁かれていた『キントリ』。だが天海や共演者たちの情熱で、逆転復活を遂げるだけではなく、4年越しの大プロジェクトに発展したのだーー。
2023年10月23日「令和の虎」や「受験生版Tiger Funding」といった人気YouTubeチャンネル主宰する岩井良明氏(63)が、人気東大生YouTuberに激怒する動画を投稿したのだが、その内容が波紋を呼んでいる。「受験生版Tiger Funding」は、大学受験を目指す志願者たちが、”教育業界の虎”たちに希望金額を理由とともに提示し融資を募る、オーディション型のYouTubeの番組。その中で、「東大理三以外はカス」などと主張し、審査員と激しいバトルを繰り広げた東大理科三類を志望する31歳の元ホスト男性が出演した回が、500万再生を記録するなど大きな話題を呼んでいた。その後、この男性はYouTubeを開設し【本田裕典/キング】という名で活動を開始すると、現役で東大医学部に通うYouTuber「ベテラン中学生」のオファーを受け、同チャンネルで10月17日にアップされた動画に出演。べてらんちが本田氏に医学部を目指すようになった経緯などをインタビューする内容の動画だったのだが、この中で、「受験生版Tiger Funding」に本田氏が出演した部分を4秒ほど引用していた。しかし、そのことが岩井氏の怒りを買うことに。21日夜、岩井氏は「受験生版Tiger Fundin」のチャンネルに、「【緊急配信】東大理IIIはカスだ」と題した動画をアップ。冒頭で、「本田くん。君は東大理三以外はカスって言ったよな。だけど、俺に言わしたら、東大理三がカスなんだよ」と宣言し、本田氏が出演したベテラン中学生氏の動画を確認するも、「受験生版Tiger Funding」の本田氏出演シーンが、無断で引用されていたと主張。そして、岩井氏がX(旧Twitter)のDMにて《令和の虎主宰の岩井と申します。東大まで出て、こんな常識のないことをされるんですね。ひとこと断りがあれば全然許しましたのに、無断でこちらの動画を転載された件、弊社顧問弁護士を通じて連絡を入れさせていただきます》とベテラン中学生氏に連絡を入れることに。それに対し、ベテラン中学生氏は謝罪と無断転載の箇所についてカットもしくはモザイクの処理をすることを提案。しかし、岩井氏は「はあ?って話ですね」と想定外の返信だったようで、《いやいや、もう遅いでしょう。こちら既に該当動画を取得し、法的手続きを進めておりますと。モザイク?!ふざけるのはもう大概にした方がいいですよ、貴方》と怒りを込めて返信。その後、ベテラン中学生氏から、《すみません。僕以外のチャンネルでも、タイガーファンディングさんの動画のスクリーンショットを使っているチャンネルなどもありましたので、そこまでおっしゃられるとは思っていませんでした。申し訳ないです。こちらとしては、時間をかけて頑張って撮影編集したものなので、動画の削除ではなく、該当部分の削除のみでお許しいただけないでしょうか?》と返信が来たことを明かしたのだが、これが岩井氏の逆鱗に触れたようだ。スクリーンショットを引用するのと動画を引用するのでは全く違い、切り抜き動画なども岩井氏の許可を得ているものがほとんどで、岩井氏の動画を無断引用したブロガーには2000万を超える損害賠償請求をしていると説明。さらに怒りはヒートアップし、ベテラン中学生氏に対してこう宣言した。「東大の理三といういわゆる偏差値で言えば、日本の最高峰の大学を出ても、ええ年こいて、こんなこともわからずに、こんなことをずっとやるのかお前。頭おかしくねえか、一回来いやお前、本当に頭おかしいだろう。誰がどう考えたってお前のこの屁理屈は社会的には通用しねんだよ」そして、最後に「お前は絶対痛い目に遭わせてやる。こうやって、便乗商法を取ってくるやつは何人かいるよ。だけど、それはちゃんと筋を通してる人間が圧倒的に多いんだよ。その中で、お前、こっち側に対して1ミリでも何か筋通したか。筋を通したつもりがあるなら言ってみろ俺に」とした上で、「おい、ベテランち、お前、首洗って待っとけよ。以上だ」と動画を締めくくった。これに対し、10月22日未明、ベテラン中学生氏は「令和の虎・岩井社長に恫喝されています【本田裕典/キング】」と題した動画をアップし、岩井氏に反論。無断転載した点について、「俺の感覚ではYouTuber同士やし、もちろん厳密に言ったら、著作権とかあるんかもしれんけど、著作権の話すると、その引用として使う分にはいいよみたいのがあって、動画上で何を持って見ようとするかっていうの多分難しくって」と引用の範疇の認識だったと弁明。岩井氏の怒りに対しても「そら、俺が悪いっていう考えもあんねんけど、なんか怖いなと思って」といい、「首洗って待っとけってシンプル脅迫や」と恐怖を抱いたことを語っていた。この動画に対してかは定かではないが、22日午後5時過ぎ、岩井氏はXで《案の定、バカなYouTuberがここぞとばかりに動画上げたりライブやったりし始めた。 やっぱりYouTuberって、こういうバカが多いよね。 「今だ!」って反応するんやろな。 せいぜい張り切って騒いでなさい。 こちとらそんな暇ないんで。 一回しか言わないよ。 もう反応しないから、残念でした》と綴っている。果たして、このバトルの終着点は――。
2023年10月23日“犬系彼女”としてSNSを中心に話題を集めている「ののち」と、恋人の「りく」からなるカップルYouTuberの「のっく」。10月20日に新たな動画をアップしたが、不評を買っている。のっくの2人は現在炎上中だ。9月11日に配信された、「霜降り明星」粗品(30)とのコラボ動画でののちが“りくの妹のことが嫌い”と明かし、「(2人で部屋にいるときに妹が)裸で入ってきた部屋に」「めっちゃブラコン」と発言。さらにりくが“家族と縁を切った”と明かしたところ、その後、X(旧Twitter)にりくの妹を名乗るアカウントが登場。すると妹は《わたしは裸になってなんかいないしブラコンでもありません》と投稿するだけでなく、10月1日にはYouTuber・コレコレの生配信にも出演し、「りくの妹が裸で2人の部屋に入ってきた」「りくは家族と縁を切っている」という2人の発言は嘘だと主張したのだ。すると、のっくの2人は10月7日、YouTubeに謝罪動画をアップ。しかし、動画内でりくは「裸になったという事実を隠すために、妹がコレコレさんの配信に出演し、話を大きくし、兄妹の問題なのにファンの方やこの件に関係のない方まで巻き込んでしまったことをお詫びさせてください」などと謝罪したものの、あくまで“妹が裸になったことは事実”だと語った。ところが、この謝罪動画は即座に削除され、その後、のっくはYouTubeやInstagramの投稿もほぼ全て消去。またりくの妹は9日、《今週に兄も含めた家族で話し合いすることが決まったのでそれまでは投稿を控えたいと思います》とポストして以降、沈黙を貫いている。そんななか、2人は20日に新たな動画をアップしたのだ。動画では2人が公園で、スヌーピーの被り物をして戯れる様子が2分34秒にわたって写し出されている。そこで2人は映画『アラジン』の楽曲「Whole New World」に合わせて、事務所を退所したことによって所属期間中のSNSでの投稿を全て削除したと報告。またこれからも動画投稿を毎日続けていくと歌い、2人が抱き合って見つめ合う描写や草むらで仲良く寝転ぶシーンで動画は終わる。また2人は21日、この動画のメイキング映像もアップし、映像内でののちは「やっぱりファンのみんなに想いを伝えたい」「歌にして楽しんでもらいたい!音に乗せて楽しんでもらいながら、みんなに伝えたい」などと動画制作の意図を明かしている。しかし、2人のMVの評判はというと……。りくの妹が告発した“嘘”をスルーしたまま、動画をアップしたため、コメント欄にはこんな声が寄せられている。《もうここまで来たら色んな意味で凄いよね……》《リアルにゾクゾクした、、、マジな話、YouTube見ててこんな鳥肌立ったの初めて》《怖い》またXでは《犬系彼女とその彼氏、事務所辞めて二人の世界(笑)の動画上げだしたね 再生数増やしたくないからもう見ないけど、妹さんどうなったんだろう》《犬系彼女の彼氏の妹の件も顛末が気になってるんだけどどうなったのか》と疑問視する声も上がっている。再スタートを切った2人だが、茨の道が待っている。
2023年10月23日10月20日、宝塚歌劇団が公式サイトにて、宙組宝塚大劇場公演の残る全日程の中止を発表。あわせて、雪組宝塚大劇場公演の11月23日までの公演を中止し、4年ぶりの開催が予定されていた『タカラヅカスペシャル2023』の開催も見送る。9月30日に同劇団に所属する25歳の女性団員Aさんが、自宅マンションから転落死したことを受けてのもので、同劇団は理由について、「調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立ち、お客様にご観劇いただける環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況」と説明している。この発表に《当然の判断》と支持する声とともに、《なぜこれをもっと早くに言えないかなあと、別の劇場で他組なら上演できるという判断も、正直理解に苦しむ》と対応の遅さを指摘する声もあがっていた。Aさんについては、「週刊文春」が今年2月に宙組内でのいじめ被害に遭っていたことを報じたが、劇団は公式サイトで《事実に反する内容をあたかも真実であるかのように報道され、当事者および関係者が多大な精神的苦痛を被っている》と断固として否定していた。10月1日、劇団は同日予定されていた宙組公演の中止を発表するのみで、前日に亡くなったAさんについては触れず。2日に公演中止の延期を発表し、そこで初めてAさんに対して哀悼の意を表明したが、その後の具体的な方針などは示していなかった。その後も公式サイトは、2〜3日おきの高頻度で各公演の中止を発表していたが、その間に「週刊文春」は、急死した女性がいじめを受け、母親に助けを求めていたことなどを報じた。そして10月7日、取材に答える形で同劇団の会長が、弁護士やカウンセラーらなどからなる第三者チームを立ち上げ、女性が所属していた宙組を中心に聞き取り調査やカウンセリングを行うことを発表。企画室長は会見で劇団による調査の結果、いじめについては改めて否定したものの、過去に報じられていた上級生がAさんの額にヘアアイロンを押し付けたということについては「故意に傷つけたというような状況ではなかった」としつつもアイロンが当たったという事実は認めた。「当初はいじめ疑惑を全否定していた劇団ですが、Aさんが亡くなり、続報も次々と出たことによって、徐々にトーンダウンしています。現在もいじめについては否定していますが、第三者チームに認定された場合、劇団内での調査が適切だったのかも問われることになるでしょう。対応が後手後手になればなるほど、世間からのイメージも悪くなりますし、どこかで一度きちんと会見を開いて、誠心誠意対応をしたほうがいいと思うのですが……」(週刊誌記者)
2023年10月22日夏の疲れが残る中、厳しい残暑が過ぎたと思えば、今度は秋雨が続き、そのうえ台風までくる秋の天気。ジェットコースターのように気温や気圧が安定しないため、心も体もお疲れ気味になる「秋バテ」に要注意。『天気に負けないカラダ大全』を上梓した気象予報士の小越久美さんが、秋の天気の特徴と天気ごとに起こりやすい低気圧不調の症状について解説する。■秋はどんな低気圧不調が出やすい?秋は地面の温度が冷えてくるため大気の状態が安定し、「行楽の秋」「スポーツの秋」の季節でもありますし、気温が下がると交感神経の働きが高くなるため集中力もアップして「読書の秋」にもうってつけです。秋晴れという言葉もある通り、秋の気候は比較的安定していますが、低気圧不調を抱える人にとっては症状を引き起こしやすい天気が続くため、つらい季節と感じる人も多いのではないでしょうか。夏から秋へ、季節の変わり目には短い雨期を挟みます。秋雨前線が降らせる雨を「秋の長雨」「秋霖」などと呼びます。梅雨と比べれば、秋霖はそれほど激しい雨を降らせるものではありません。しかし、秋は台風シーズン。台風に秋雨前線が刺激されると、大雨となることがよくあります。東京の年間降水量を見ると、梅雨時の6月よりも、秋雨+台風の9月や10月の降水量のほうが多いのです。台風は気圧の変化が大きく、頭痛や肩こりなど“痛み系”のウィークポイントを持つ人には、少々つらい時期。また、このころから気分がうつうつとして、何もする気が起こらない、外出が億劫になる、食欲が増す、寝ても寝てもまだ眠いなど、何かとやる気を失う低気圧不調を抱える人が増加傾向に。この症状を「季節性感情障害」や「秋バテ」などといい、秋から冬に襲ってくるうつに似た症状です。その原因ははっきりとは特定されていませんが、男性よりも女性に圧倒的に多く、その割合は1対4ともいわれています。■「秋バテ」を引き起こす秋の天気の特徴とは夏の間、日本列島を覆っていた太平洋高気圧が弱まると、北へと押し上げられていた梅雨前線が南へ下がってきます。これが、秋雨前線です。梅雨前線も秋雨前線も天気図上では同じ「停滞前線」の記号で描かれ、一見すると違いがありません。暑中見舞いのはがきが立秋を過ぎると残暑見舞いに変わるように、梅雨前線も立秋を過ぎると秋雨前線と呼び名が変わります。同じ停滞前線でも呼び方によって季節を感じられるようになりますし、秋雨前線が降らせる雨を「秋の長雨」「秋霖」などと呼ぶと、日本らしい風情が出ますね。しかし、一見同じと言っても梅雨前線と秋雨前線には違いがあります。梅雨はアジア全体の雨季の一部なのに対し、秋雨は日本特有の現象です。秋雨前線は、北から南下することが多いため北日本や東日本などの日本海側に多く雨を降らせるのが特徴です。梅雨の間、どうにも体調がすぐれないという人は、秋も要注意。眠気、やる気減退、便秘などの不定愁訴が再来しやすく、梅雨はどうにか乗り切ったという人でも、秋になると落ち込んだ気分を盛り返すのが難しくなり、秋バテに陥る方も少なくありません。この秋バテは、冬までズルズルと引きずってしまいがちです。対策としては、とにかく秋が近づいてきたら朝から活動的になること。早起きをしたり、朝時間にストレッチをしたり、いつもより早歩きで歩いたりと、動き回ることで交感神経を上げてあげることが重要です。また、食中毒が増えるのは夏より秋に多いといわれているので、衛生面にも注意を向けましょう。■秋台風による気圧変化で自律神経が疲弊夏の終わりから秋は台風シーズンで、大型の台風が多いのが特徴。台風といえば渦を巻き、グルグルとすごい勢いで進んでくるイメージがありますが、実は、台風はほとんど自分で進むことができません。では、どうやって移動するかというと、偏西風にあおられるようにして進みます。この性質が、台風の進路に影響しています。夏台風の場合、偏西風の影響を受けにくく、勢力はそれほど強くないけれど、のんびり進むため台風の影響が長引く場合があります。対する秋台風の場合は勢力が強く、偏西風の影響をもろに受け、自動車並みの速度でグングン進みます。台風は進路が定まりやすい一方、予想より早く、あっという間に通過してしまうこともしばしば。勢力が衰えないまま通過するので、広範囲に暴風をもたらすのが特徴です。このときに秋雨前線を刺激すると、大雨を降らせます。春や秋に偏西風に乗ってやってくる低気圧の場合、気圧は2~3日かけて徐々に下がり、上がっていきます。ところが、台風の気圧変化は急激です。半日から1日の間に、気圧が20~30ヘクトパスカルも下がり上昇に転じる、ということが普通に起こります。30ヘクトパスカルの気圧降下で、海面が30センチほども上昇します。海の水が30センチも上がるのですから、体への負担がどれだけのものか、想像できますよね。実際に、9月、10月は九州から関東にかけて湿布薬の売り上げが年間でピークになるようです。急激な気圧変化から片頭痛の症状も出やすくなります。■秋は晴れた日こそ、羽織りものを持ち歩くさらに秋晴れの日は、朝晩の冷え込みに注意です。雲ひとつない秋晴れは気持ちのいいものですが、上空に雲がないため、日中、太陽によって暖められた地表の熱が、夜になると宇宙空間へと逃げていってしまいます。これが、「放射冷却現象」の仕組みです。浴槽にふたをすればお湯が冷めにくいのと一緒で、上空に雲があれば地表の熱も逃げにくい、ということなんです。では、上空に雲のかかりにくい夏は、放射冷却が起こらないのかと疑問に感じる人もいるでしょう。もちろん、夏でも放射冷却は起きています。でも、夏は空気中の水分が多く、熱が逃げにくいことに加え、地表の空気もたっぷり暖められているので、宇宙空間に熱が逃げていったとしても、涼しく感じるまでにはいたらないのです。秋の放射冷却による寒暖差は、体にとってはかなりの負担になります。前日の日中に20℃を超える暖かさになったかと思えば、翌朝は5℃ぐらいまで冷え込むというケースも。その差15℃以上。こういった日が何日も繰り返されれば、不調にもなるというものです。秋晴れの日は、日中の気温がどれだけ高かったとしても、帰宅が遅くなるとわかっているときは、カーディガンやストールをバッグに入れて出かけましょう。また、昔から喘息発作は秋の晴れた日に起こりやすいといわれていますし、統計でもそれが証明されています。放射冷却により、冷たい空気が沈殿するときに溜まる汚染物質がアレルギー源となって喘息の引き金になっているとも考えられていますので、喘息やアレルギー体質の方はご注意ください。【PROFILE】小越 久美(おこし くみ/Kumi Okoshi)気象予報士、健康気象アドバイザー1978年、岐阜県下呂市生まれ。筑波大学第一学群自然学類地球科学専攻(気候学・気象学分野)卒業。2004年から2013年まで日本テレビ「日テレNEWS24」にて気象キャスターを務める。その傍ら、民間の気象予報会社(株)ライフビジネスウェザーに所属し、健康気象アドバイザー・データ解析士の資格を取得。スーパーマーケットの売上予測の開発にも携わる。現在は(一財)日本気象協会に所属し、気象データとAIを活用した商品の需要予測事業に携わり、アパレルや飲料メーカーなどへのコンサルティングを行う。著書『かき氷前線予報します~お天気お姉さんのマーケティング~』(経済法令研究会)。
2023年10月22日YouTubeや著書で人気のバレエダンサー。その彼が恋に落ち、結婚したのは、クリスさん、男性だ。二人はどこにでもいる、新婚さん。フランスで正式に結婚したカップルだ。彼らは仲睦まじく、ごく自然にゆったりと、誰の目も気にせず、腕を組んで寄り添って歩くーー。(全3回の第3回)竹田さんはバレエダンサー。「上品にボディメークができる」とSNSや動画サイトで話題の「床バレエ」の日本での第一人者だ。「美尻王子」の異名を持ち、10年ほど前から床バレエのエクササイズ本を何冊も出版。今年4月に出版した『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(講談社)も好評を博している。いっぽうのクリスさんは、リトアニア出身。国内外で活躍する、建築やインテリアのデザイナーだ。フランス在住の二人は今年3月、パリから南に列車で2時間ほどの距離にあるブロワ市で、結婚した。彼らが暮らすフランスでは、ちょうど10年前の’13年から、同性婚が正式に認められている。葛藤を抱えながら大人になった二人は、幸いなことに、生涯をともに歩むパートナーと巡り合い、ありのままの自分でいられる場所を見つけることができた。じつは竹田さんは、交際開始間もないころにクリスさんのプロポーズを受け、それを快諾していた。でも、当時暮らしていた日本では、同性婚は認められていない。「結婚が目的でフランスに来たわけではないんです。でも、ビジョン(保護団体から引き取ったグレイハウンド)という“息子”ができて、やっぱり正式に結婚して家族になりたい、そう思うようになったんです」先述のように、フランスは同性婚を認めている。二人は結婚に向け動き出す。書類を揃えるなど準備を進め、インターネットで縁起のいい日取りを調べた。「今年の3月に、最強にパワフルな日があるとわかって。二人で『その日だ!』って。それで、今年の1月、ブロワ市庁舎に婚姻届などの申請書類の受け取り、結婚の宣誓を行う婚姻式の日取りの予約をしに行ったんです。そこで驚いたのが、窓口の人が私とクリスに向かって、すごく普通に『結婚ですか、はい、こちらにどうぞ』と言ってくれたこと。同性婚やLGBTなんて言葉は一切なかった」式当日の3月21日。市庁舎の一室で、タキシード姿の二人は、立会人を務める市長の代理の女性に向かって結婚の宣誓をした。すると、彼女は厳かな口調で二人にこう告げた。「私たちは、どんな国の人であろうとも、また、どんな性別の人であろうとも、愛があれば結婚を受け入れます」そのシーンを回想する二人。クリスさんは「すごい感動した」と大きな瞳をいっそう輝かせた。竹田さんも、穏やかな春の日の光景を思い浮かべていた。その目には、いまも光るものが浮かんでいるように見える。「小さいころから、社会に溶け込めないと思っていたし、本当の自分をずっと出せずにいましたから。その言葉は……、自分たちが、この社会に受け入れてもらえたんだと、本当に嬉しかった」■世間の反響の大きさで自覚した「LGBTQ」で悩む人に伝えたいことクリスさんの両親はいま、結婚を祝福してくれているという。「昔、ホモフォビアの気持ちが強かったお父さんだけど、いまは僕の幸せを喜んでくれるようになった。純くんとの結婚も『息子が一人増えた』と祝福してくれた。それは、僕もめちゃ嬉しかった」いっぽう、竹田さんの実家の家族はというと……。「私をいじめていた姉は、いまではいい理解者です。母はあまり自分の意見を言わない人ですが、私の話はちゃんと聞いてくれます。でも父は相変わらずで……」竹田さんはこう言って顔を曇らせたが、それでも、この国はゆっくりと、前に進んでいる。『新婚さんいらっしゃい!』の彼らの出演回の放送に前後して、二人のことをさまざまなメディアが取り上げると、インターネット上にはたくさんの反響が上がった。もちろん、そこには賛否両論ある。だが、その多くは同性婚を遂げた竹田さん、クリスさんを祝福するもの。また、当事者やその家族から「励まされた、勇気をもらった」といった主旨の次のようなコメントも少なくなかった。《とっても素敵なカップルです、応援しています》《息子が同性愛者で将来に不安を感じていたけれど、2人の姿に、こういう形があると安心しました》《いろんなかたが生きやすい社会になるといいなぁ》反響の大きさを、当の二人も喜んでいる。竹田さんは言う。「多くのLGBTQの人たちに、こんなハッピーな形もあるんだよ、というのが届いたのなら、私たちも嬉しいです」最後に竹田さんは、日本中のお父さん、お母さんにメッセージを発した。それは、どこか自分の父に向けての言葉のようでもあった。「どうかお子さんには『男らしくしなさい、女らしくしなさい』ではなく『あなたらしくいなさい』と言ってください。法律を変えるのは簡単ではないけれど、家庭でできる気遣い一つで、子どもの生きづらさは半減するはずだから」
2023年10月22日『新婚さんいらっしゃい!』で初の同性婚カップルとして話題になった竹田純さん(34)、クリスさん(34)。竹田さんは床バレエ・エクササイズの考案者としてYouTubeや著書で人気のバレエダンサー。その彼が恋に落ち、結婚したのは、クリスさん、男性だ。二人はどこにでもいる、新婚さん。フランスで正式に結婚したカップルだ。彼らは仲睦まじく、ごく自然にゆったりと、誰の目も気にせず、腕を組んで寄り添って歩くーー。(全3回の第1回)「それでは、最初の新婚さん、お呼びしましょう。新婚さん、いらっしゃーい!」MCによる恒例のフレーズで始まった、6月4日放送の『新婚さんいらっしゃい!』。観覧席からの盛大な拍手に迎えられ、スタジオに登場した二人はラブラブな雰囲気で、見ているほうが気恥ずかしくなるほど仲睦まじい。なれそめや日常生活などについてそれぞれが語りながら、手を繫いだり互いの体に触れ合ったり。ときにはMCからツッコミを入れられ、観覧席や視聴者の笑いを誘う。その姿は、番組に出演するいつものカップルたちと、なんら変わらない。ただ一つ、違ったことといえば……。この日、出演した“新婚さん”竹田さんとクリスさん、二人がともに男性だということ。竹田さんはバレエダンサー。「上品にボディメークができる」とSNSや動画サイトで話題の「床バレエ」の日本での第一人者だ。「美尻王子」の異名を持ち、10年ほど前から床バレエのエクササイズ本を何冊も出版。今年4月に出版した『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(講談社)も好評を博している。いっぽうのクリスさんは、リトアニア出身。国内外で活躍する、建築やインテリアのデザイナーだ。フランス在住の二人は今年3月、パリから南に列車で2時間ほどの距離にあるブロワ市で、結婚した。彼らが暮らすフランスでは、ちょうど10年前の’13年から、同性婚が正式に認められている。放送のなかで竹田さんは、今回出演が叶った番組への憧れを、笑顔で語った。「小さいときから見ていたので、すっごい嬉しいです」半世紀を越す長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』に同性婚カップルがスタジオ出演するのは初めてのこと。それゆえか、この二人の出演は、放送前からインターネットを中心に大いに注目を集めていた。■年齢も育った国も違う二人が感じた「周りの子と違う自分」竹田さんは’82年、静岡県で中華料理店を営む両親のもとに生まれた。「両親が共働きで、私と2歳上の姉は家で留守番か、父方のおばあちゃんに預けられることが多くて。バブル期でお店もすごく忙しくて、とにかく親の愛情に飢えている、私はそんな子でした。いま思えば、そこまで欲しかったわけでもないのに、きっと愛情を確認したかったんでしょう、お母さんと買い物に出かけたりすると『あれ欲しい!』と泣き喚いて困らせる、そんな子どもでした」竹田さんの話を聞きながら「僕はもっといい子だった」とほほ笑んだクリスさんは’88年、リトアニア第二の都市・カウナスに生まれた。「欲しいもの、買ってもらえなくても『しょうがない』って思える、そういう子だった。だから、そういうことで泣いたり、もちろんパニックとか絶対にならない。両親からしたらめっちゃラッキーな、いい子じゃない?(笑)」年齢も育った国も違う二人。だが、それぞれが「周りの子と違う自分」を感じながら、少年時代を過ごしてきた。クリスさんは言う。「幼いときから『自分はなんか周りの人と違うな』と思ってた。人を好きになるなら、皆と同じように女性じゃなきゃいけないと思ってたけど、僕はそれができなかった。だから、僕は“表向きの自分”という殻を作って、ずっとその中にいたし、家族とは少しずつ距離を取るようになった」いっぽう、竹田さんは自身の幼少期をこう振り返った。「厳密に、どこで自分が『周りの人と違う』と気付いたかは定かじゃないです。でも、保育園のとき『いいな』と思う人がいて。その人、見た目がボーイッシュな女の子だった。女性と気付いてすぐ『あ、違う』って思い直したんですけど(苦笑)。そのころかもしれないですね、自分は違うんだと気付いたのは」朗らかな口調で、思いの丈をまっすぐ語る現在の竹田さん。だが、少年期の彼はそうではなかった。「お習字も水泳もサッカーも、何をやっても中途半端。というのも“皆とは違う”と気付いた瞬間から、ずっと心にあったのは『自分は決して成功する人間ではない』という思いでした。何をするにも、いつも端から諦めてしまっているというか。幼いときから教え込まれたこの世の中の“普通”、男性と女性というスタンダード。翻って自分を見れば『私は違うんだ、ダメなんだ』という気持ちに、どうしてもなってしまっていた。だから、本当の自分なんて出したくても出せない、出しちゃいけないっていう感覚がずっとありました」そんな竹田さんが唯一、諦めることなく、没頭したものがあった。「中学生のとき、当初はダンスでした。ジャネット・ジャクソン、それにスパイス・ガールズ……。テレビで見て『すごい!』って思って、振付をまねして、家で踊りまくって。そしたら、姉に『うるさい!気持ち悪い!』って怒られ、蹴りまで飛んできて(苦笑)。それで、家で踊ることは諦め、電話帳で見つけたジャズダンス教室に通うようになったんです」竹田さんにとって踊ることは、全身を使って本当の自分を表現することに、ほかならない。「2年ほど通うと、ダンス教室の先生から『あなたはバレエのほうが向いている』と勧められ、17歳でバレエ教室に。バレエはダンスのように、好き勝手には踊れないんです。足の出し方一つにも、制約がたくさんある。でも、それすらも面白くなって、どんどんバレエにハマっていきました」やがて高校3年生になった竹田さんだが、進路にあれこれ悩むことはなかった。目の前にあったのはバレエダンサーへの道、一択。「自分の将来とか、あんまり真剣に考えてこなかったんです。でも、そのときバレエ教室の先生から『東京バレエ団のオーディション、受けてみたら』って言ってもらって。考えるより先にまず行動するタイプの私は、言われるまま受験して、入団が決まっちゃった」キャリア、わずか2年足らずで、国内有数の名門バレエ団の一員になるという快挙を成し遂げた。「入ってみたら、当然ですが私がいちばん下手。でもそれで、一気にやる気が強火になった(笑)」日本屈指のバレエ団。環境にも恵まれていて、海外のバレエダンサーの姿も身近なものに。「彼らを見ていたら、自分も海外でやってみたいと思うようになっていきました。『下手な私が上達するには、ゼロからちゃんと学び直さなきゃ』と思って、フランスの国立バレエ学校に行こうと決心して。それに、まったく違う世界に飛び込めば、本当の自分をもっと受け入れてもらえるかもしれない、そんな淡い期待もありました」竹田さんは20歳で渡仏。ところが、目指した国立バレエ学校は通常、15~18歳が通うところで……。「それ、知らなかったというか、調べてもなくて(苦笑)。年齢を理由に、何度も門前払いされましたけど、めげずに通ったら、4回目ぐらいに窓口の人が根負けしてオーディションを受けさせてくれて、無事合格(笑)。以降、15歳の子たちとレッスンに励みました」基礎から学ぶこと4年。’06年には難関といわれる国際コンクール「Concours International de Danse Classique de Biarritz」で銅メダルを獲得。フランスのリモージュ歌劇場など多くのバレエ団で活躍した。そして’09年、竹田さんは27歳のときに日本に帰国することに。「帰国後、収入を得るためにバレエの指導者になろうと。でも、ただの先生では面白くない。そこで思いついたのが、フランスで『バーオソル』と呼ばれる床バレエでした。それはバレエをベースにした床に体をつけたまま行うエクササイズ。フランスではバレエ経験の有無にかかわらず、美しい筋肉が手に入るととてもポピュラーなもの。私自身、日ごろ床バレエをやってきたことで、けがから早期回復できた実体験もあり、多くの人に勧めたい、日本でも広めたい、そう思ったんです」【中編】床バレエで人気の“美尻王子”が同性婚!〈2〉ゲイである自分を押し殺していた2人の運命的な出会いと葛藤へ続く
2023年10月22日青春時代に夢中になったドラマの裏には私たちの知らない“ドラマ”がいっぱい。出演者ご本人を直撃し、今だから話せるエピソードをこっそりお届け!【『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系・’91年)】交通事故で亡くなった婚約者・真壁(長谷川初範)を忘れられない矢吹薫(浅野温子)と、さえないサラリーマンの星野達郎(武田鉄矢)の純愛ラブストーリー。トレンディドラマらしからぬ武田鉄矢のいちずな思いが共感を呼び、主題歌の「SAY YES」とともに大ヒット!「『101回目のプロポーズ』では、主演の浅野温子さん演じる薫の亡くなった恋人役でしたが、当初は回想シーンだけの出演予定だったため、第1話がオンエアされる前に撮影は終了していたんです」こう語るのは、俳優の長谷川初範さん(68)。回想シーンの撮影期間もわずか2日ほど。ピアニストという設定のため、撮影現場では本番ギリギリまでピアノの練習をして、浅野の準備が整うのを待っていた。「しばらくすると、スタジオの2階から浅野さんが下りてきたので、練習を止めてごあいさつしようと思ったんです。ところが、浅野さんはいきなりピアノの前に座る私を背後から抱きしめ、頭を撫でてきました。そんな二人を見て、監督が手持ちの8ミリビデオカメラを回し始めたんですよ」無事に出番を終えたが、第3話の放送が終わったころに、フジテレビのプロデューサー・大多亮氏から連絡が入った。「大多さんと脚本の野島伸司さんが相談しながら、達郎(武田鉄矢)の恋のライバル役として、亡き恋人・真壁に生き写しの藤井克巳を登場させることになったとのことでした」■浅野温子とは今でも恋人同士のようにハグを思わぬ再登板となった撮影でのことだった。「メーク室にいると浅野さんがやってきて、今度は『アル・パチーノみたいなオールバックにしてください』ってアイデアを出されました。それでスーツ姿にオールバックという藤井のイメージができあがったんです」そんな藤井に引かれながらも、薫の中で達郎の存在が大きくなり、別れを決意する。「広い公園で二人きり。このワンシーンのために、昼からセッティングやリハをして、薄暗くなった夕方6時くらいから本番という、半日もかけた撮影でした」望遠カメラで撮影しており、周囲にはスタッフも含めて誰もいない。涙ぐみながら別れのセリフを言い合っていると、完全に二人だけの世界に入り込んでしまったという。「撮影が終わっても、浅野さんは、本当に失恋したような感覚になって『私、このままでは帰れないわ』と言いだしたくらい。じつは私も、帰りの車を運転している途中で、涙があふれてしまいました」名シーンを演じた浅野とは、今でも舞台を観る際などに出会うことがあるそう。「本当に“恋人だった”感覚があるせいなのか、お会いするたびに、ハグし合います(笑)。こんなに入り込める作品に出合えたなんて、幸せですよね」【PROFILE】長谷川初範’55年、北海道生まれ。’78年に本格的なデビューを果たして以降、多くの映画やドラマに出演。11月6日よりNetflix配信の映画『クレイジークルーズ』に出演する
2023年10月22日YouTubeや著書で人気のバレエダンサー。その彼が恋に落ち、結婚したのは、クリスさん、男性だ。二人はどこにでもいる、新婚さん。フランスで正式に結婚したカップルだ。彼らは仲睦まじく、ごく自然にゆったりと、誰の目も気にせず、腕を組んで寄り添って歩く。そんな二人はどこで、どのように出会ったのだろうかーー。(全3回の第2回)竹田さんはバレエダンサー。「上品にボディメークができる」とSNSや動画サイトで話題の「床バレエ」の日本での第一人者だ。「美尻王子」の異名を持ち、10年ほど前から床バレエのエクササイズ本を何冊も出版。今年4月に出版した『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(講談社)も好評を博している。いっぽうのクリスさんは、リトアニア出身。国内外で活躍する、建築やインテリアのデザイナーだ。フランス在住の二人は今年3月、パリから南に列車で2時間ほどの距離にあるブロワ市で、結婚した。彼らが暮らすフランスでは、ちょうど10年前の’13年から、同性婚が正式に認められている。「クリスの生まれた国・リトアニアは、ロシアやソ連に組み込まれてしまっていた時代が長かったからか、国民のメンタルがすごく保守的なようです。最初に連れていってもらったときもクリス、自分の国に着いた途端、無意識にだと思うんですが、繫いでいた私の手を、パッと離したんです」リトアニアについて説明する竹田さんの言葉を、クリスさんは頷きながら聞いていた。そして、自らの言葉でこう続けた。「だから僕、リトアニアにいたころは自分でも気が付かない間に、自分をすごく、押さえつけて生きていたと思う」自分を押し殺しながら、大学生のころまで祖国で過ごした。「建築を学んでいた大学生のとき、EUのコンクールで僕の設計したリトリートのプロジェクトが1位になりました。それを見た、日本の会社にスカウトされたんです」’11年に22歳で来日したクリスさんは、日本で建築やインテリアの仕事を始めた。そして5年後の春、運命の出会いが訪れる。「東京で、友達のバースデーパーティに招かれて行ったら、そこに純くんも来ていたんです」こう振り返ったクリスさんに、「先に見つけたのは、私よね」と竹田さんが言葉をさし挟んだ。「まさに一目惚れでしたね。パーティ会場で、遠くからずっとクリスのことを見ていました。彼が一人になったのを見計らって近づいていって。それで『ハーイ』って声をかけた。それが最初よね」出会いの瞬間を、嬉しそうに述懐した竹田さん。でも、当時クリスさんには交際している人がいた。「そう、元カレがオーストラリアに住んでいて。『来週、会いに行こうと思う』って話をしたと思う」いきなりの失恋にショックを受けた竹田さん。だが、よくよく聞けば、クリスさんの遠距離恋愛は、あまりうまくいっていなかった。「だからって『チャンス!』なんて思えない。それどころか、最初の3カ月は、あくまで友人として、クリスのことを励ましました。『悩んでいないで、もう一度会いに行ってみれば』って」その奥ゆかしい態度が、クリスさんの胸を打つことに。「純くんは最初に見たときからかわいいなと思っていたけど。何より、すごく謙虚で、僕のハピネスだけを考えてくれてた。なんて素敵な人だろうって、思うようになった」やがて、ごく自然に交際がスタート。気付けば、二人はともに暮らすように。4年後の’19年には、クリスさんの仕事の関係で二人はフランスに移住。竹田さんにとっては10年ぶりのフランス生活だ。「移住後、南仏のクリスの友達の家に遊びに行くと、そのお宅ではグレイハウンドという、世界一足の速い犬を飼っていました。でも、そのワンちゃん、脚が1本ないんです。かつて出場していたドッグレースでけがをして、脚を切断することになってしまったと。さらに、ドッグレースの犬は、年老いたり走れなくなると、殺処分されるケースも少なくないと聞きました。そこで、前々から犬を飼いたいと考えていた私たちは、保護団体からグレイハウンドを1頭、引き取ることにしたんです」一昨年の5月、二人には新しい“家族”が加わった。名前は「ビジョン」。竹田さんが言う。「雄犬のビジョンのこと、私たちは『息子』って呼んでるんです。ビジョンがうちに来たことで、私たちはすごく、家族というものを意識するようになりました」■「ホモフォビア」に大きな影響を与えたのは身近な存在=親の存在日本では今年6月、いわゆる“LGBT理解増進法”が成立・施行された。だが、法案審議の過程で保守派の意向を踏まえ、後ろ向きともとれる修正が加えられたことを疑問視する声も少なくない。背景にあると思われるのが、一部の人たちに根強く残る性的少数者への偏見や嫌悪感。だが、竹田さんたちは「同じような嫌悪感が自分たちにもある」と打ち明ける。竹田さんは「理解しにくいと思いますけど」と前置きして、自分たちの心の内をこう説明した。「『ホモフォビア』って、聞いたことあります?同性愛や同性愛者を受け入れられない気持ちを指す言葉なんですが、それは一般の人はもちろんですが、私やクリスの中にも、あるものなんです」クリスさんが、自らの経験を例として、さらに説明を続けた。「潜在意識は3歳ぐらいまでに作られるというけれど、まだ僕たちの世代が幼いときは、ストレートの文化しか、教えられてこなかったから。自分でも気付かないうちに、ホモフォビアの考えが自分の中に根付いちゃっていたと思う。だから、『僕が好きなのは男の人』って自分のことを理解したとき、心の中がぐちゃぐちゃになった」こう苦しげに吐露するパートナーの手に優しく触れながら、竹田さんが言葉を引き継いだ。「それがきっと、幼いときの私が『自分は決して成功できない』という思いを募らせ続けた遠因だったと思うんです。それにホモフォビアってとても根深くて。大人になっても、ゲイのカップルに会うと戸惑うというか、距離を置いてしまう。自分もゲイだというのに」そのような心境に、大きな影響を与えたのは身近な大人=親の存在。クリスさんは、子どものころ目にした、父親の些細な言動を長い間、忘れることができないでいた。「夕食のとき、テレビを見ていたら、ゲイの人が出ていました。リトアニアは同性婚が認められてないから、その人は『フィンランドに引っ越します』と。すると、お父さんは『こんなことは認められない、見たくもない』と言ってテレビを消した。そのときの怒ったようなお父さんの顔や声は、ずっと長く心の中に残っていました」いっぽう、竹田さんの父親は、振舞いが女性的になっていく息子に向かっていつも「男らしくしろ」と、苦言を呈していたという。「『男なんだから』とか『男らしくしろ』とか。思春期を迎えてからは『彼女作れ!』って。フランスに行くときも『フランス人の彼女を連れてこい』。そればっかり」竹田さんもクリスさんも、それぞれの父親の言葉に傷つき、追い詰められた。だからクリスさんは「家族と距離をとった」。竹田さんも「居場所がなくなってしまったと感じていた」とこぼし、言葉を詰まらせた。【後編】床バレエで人気の“美尻王子”が同性婚!〈3〉フランスで婚姻届けを提出し正式な結婚カップルに。新婚番組出演で思うことへ続く
2023年10月22日お化けよりも身近で怖い存在は、やっぱり“人間”だった――。『人間まおのヒトコワ実話』では、筆者や読者の周りでおこった、“ヒトコワ”な体験談を紹介。漫画でいろんな実例を学んで、人生のトラブルを避けよう!読者からの体験談投稿も絶賛募集中。今回はひさびさに会う約束をした知人がカフェに持ってきたあり得ないお土産の話。これ、いったい誰が持って帰るの……?【人間まおから一言】しかもサイズがXLばかり!泣く泣く持って帰ったそうです。私も昔、友達から服をもらってその場で着てみたら骨盤デカすぎて破けてしまったことが。その友達は申し訳なさそうに全部持って帰っていったな……。ごめんね。> 4コワ目「手作りジャムにはいっていたもの」【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気
2023年10月21日“マツケン”こと俳優・松平健(69)の快進撃が止まらない!松平健が、今月発売の小学生女子がメインターゲットの少女漫画誌『ちゃお』11月号(小学館)に初登場したことがSNSなどで話題になっている。誌面でのグラビアインタビューとともに、「ちゃお×松平健ゆめかわ♡Viva&Love マツケンサンバ恋叶♡おまじないシール」も付録でついてくる。マツケンサンバのゴールドの衣装を着てポーズをとるマツケンがシールになっていて、貼るだけで運気が上がりそうな仕上がりだ。インタビューでは、「ちゃおっ娘のおなやみビバ☆成敗!!」と銘打ち、読者の悩みに答え、アドバイスを送っている。そんなニュースがあったかと思えば、11月6日発売の『月刊少年チャンピオン』12月号(秋田書店)では、マツケンが異世界に召喚されて金色の勇者となり、平和のために戦う漫画『マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~』の連載がスタートするという。巻頭カラー51ページという大ボリュームから、その人気ぶりがわかるだろう。さらに、秋の新ドラマ『下剋上球児』(TBS系、日曜夜9時)にも高校野球部の監督役で出演中というから、もう勢いが止まらない。なぜ今、ここまでの人気となったのだろうか――。「松平健さんは、今では子供世代、その親世代、さらに祖父母世代と、3世代から愛される、稀有で最強の“カワイイ”大スターという存在になっています」トレンド評論家の牛窪恵さんは、現在のマツケンブームをそう読み解く。松平健といえば、そもそもは時代劇『暴れん坊将軍』(1978年~2002年テレビ朝日系)の徳川吉宗役が当たり役の、正統派二枚目の時代劇スターだった。そんな松平に、予想もしていなかった大ブレイクが訪れた。2004年、マツケンサンバIIが空前のヒットとなったのだ。「時はガングロ・コギャルや安室ブームが起きた直後。当時の女子中高生は、みんなキラキラしているものが大好きでしたね」(牛窪さん、以下同)そこに、マツケンが金色の着物を着て登場し、華やかなダンサーを従えてサンバを歌い踊ったものだから、たちまち当時のギャルたちの心を鷲掴みにした。「あれから20年がたち、その世代が親世代になっています。今はコロナ禍をはじめ、世の中になかなか明るいニュースがありません。だから、平成ギャル世代やその子どもたち、またZ世代もみな、“キラキラと明るい”あの元気なパワーをもらいたいという憧れが強いのです」マツケンサンバは今、TikTokでもリバイバルブームを起こし、皆が踊る人気コンテンツとなっているようだ。思えばバブル世代まで振り返っても、ディスコのお立ち台で踊るなど“キラキラした元気で華やかなもの”がみな大好きだった。「50代以上のバブル世代は、松平さんが時代劇で馬に乗って疾走する“殿”としてカッコよかったことも知っています。今の親子は総じて仲良しですから、『マツケンは、暴れん坊将軍でカッコよかったのよ』と親が子に伝え、親子で当時の動画を見たりして楽しみ、若い世代もファンになることがあるようです」特に若い世代は、ただカッコいいよりも、そこをあえて外すお茶目な一面が見えると身近に感じられて、『カワイイ』と共感を得るのだという。「松平さんもずっと二枚目だった自分をあえて崩して、金色の着物姿でサンバを踊るマツケンになりました。そのパワーやかわいらしさが、子供の心を掴んで人気に火がついています。何より、マツケンサンバにしてもいろいろなことに挑戦するYouTube動画にしても、松平さんご自身が楽しまれているのが伝わってくるのがいいですね」また、マツケンブームは、子供から大人へと人気が広がっているのも特徴だと指摘する。「親が子に伝え、親子2世代でファンという事例は、元SMAPや、『川の流れのように』で若い世代の人気もつかんだ美空ひばりさんなどがいますが、松平さんのように3世代の心をつかんだ人は、これまで皆無に近かった。さらに今回のブームは、『ちゃお』『月刊少年チャンピオン』と拡散力の強い子供世代を媒介に火がついて、子供→親→祖父母と、上の世代にも再び人気が波及していっている流れです。こうしたリバイバルに近い逆流現象は、珍しいと言えるでしょう」マツケンは、国民的アイコンになったのかもしれないが、牛窪さんは、さらにグローバルな人気に発展するのではと予想している。「今は、SNSも動画も世界中の人が目にします。着物姿で歌い踊るマツケンは、アニメっぽくもあります。“ジャパニーズカワイイ殿”として、日本だけでなくグローバルでみんなに親しまれる素質は十分です。将来、USJなどで外国人観光客も巻き込み、“マツケンカーニバル”が実施されるかもしれませんね(笑)」暴れん坊将軍は日本だけじゃなく、“ジャパニーズカワイイマツケン”として世界中で大人気になる日も近い!?
2023年10月21日スーツ姿で自宅から現れたのはA氏、堀ちえみ(56)の“3人目の夫”だった。「堀さんがA氏と結婚したのは11年。その8年後に堀さんはステージ4の舌がんが判明し、手術を受けましたが、その闘病生活をさせたのがA氏でした。A氏は21年にパチンコ機業界最大手のS社の関連会社であるB社の代表取締役兼取締役に就任。“年収は数億”とも言われていたのです」(芸能関係者)A氏は社長就任の翌月に、東京都内の5階建て住宅を購入。延べ床面積は200平方メートルを超える豪邸だ。堀は、その新居のリフォームの様子を、楽しげにブログで公開していた。だが堀夫妻の人生が暗転したのは今年9月末のこと。A氏が取締役を解任され、代表取締役も退任することになったのだ。「今年開催された堀さんの復帰コンサートのチケットを会社の経費で購入して人に配ったり、社員にチケットを購入するように迫ったりしたことが問題視されたとも囁かれています」(パチンコ業界関係者)本誌はA氏に直撃取材を試みた。――B社の社長を解任された理由について聞かせてください。「解任については現在、弁護士さんと相談しておりまして、今後、係争することになると思います。いまはお話しできません」――堀さんはチケットに関する疑惑については、ブログで否定されていましたが?「妻も今回の報道にはショックを受けています。チケットを部下に買わせたことなどは、事実無根です」――今後は再就職されるのでしょうか?「急なことでしたし、裁判の準備もあるので、(再就職の)予定はありません。これ以上はお話しできないので失礼いたします」その後、取材を進めるとS社の社員に話を聞くことができた。A氏のことも良く知る人物だった。「今回の解任騒動で社内も騒然としました。9月21日と聞いていますが、AさんがS社の社長室に呼ばれ、突然役員の解任を言い渡されたとか。Aさんは納得できず、“S社の社長を訴える”と言っているそうです。チケットの件ですが、確かにAさんは堀さんの名古屋公演に、従業員たちを関係者席に招待したそうです。ただAさんは『あくまで希望者を呼んだだけで、チケット代などもらっていない』と主張しています」こんな騒動のなかでも、堀の理想の我が家づくりは進んでいた。《今日は午前中、ファミリールームに変貌する、ダイニングキッチンに置くソファーの納品日。》(A氏の10月15日付のブログ)不動産登記簿によれば、A氏は自宅購入の際に、あわせて1億円近くのローンを組んでいた。「堀さんは12月に自身初となるディナーショーを開催します。しかし収入は全盛期におよばず、ご主人の収入が絶たれたいま、ローン返済も苦しくなり、自宅を手放さざるをえなくなる可能性もあります」(前出・芸能関係者)またしても襲ってきた人生の荒波を堀は乗り越えることができるか。
2023年10月21日「頭が痛くなるのは、決まって低気圧の日ばかり」気象病や天気痛が一般的になってきた今、低気圧不調に関するこんな会話もよく聞かれるように。一方で、私たちが悩まされる気圧の変化は、「天気」だけではない。自律神経の名医と気象予報士が天気を味方につける方法を探った『天気に負けないカラダ大全』から一部抜粋、再構成してお届けする。■現代人は、天気だけでなく移動中の気圧変化でも体がボロボロに低気圧がくるのと同じくらい、気圧変化が起きるものがあります。特に、勤務先のオフィスや自宅がビルの高層階にある人や、各地を飛び回っている出張が多い人は要注意。気圧が低くなる分かりやすい例として、山頂でパンパンに膨らむお菓子の袋の話がよく持ち出されます。でも、現代社会では山登りをせずとも、これと同じ現象が日常的に起こっているのです。その代表的なものが「高層ビル」。自宅や会社が高層階にある人は、毎日、エレベーターの昇降による気圧変化にさらされており、一日に何度も行ったり来たりを繰り返していると、じわじわと自律神経を乱す要因になります。高層ビルやタワーマンションに設置された高速エレベーターに乗ると、耳にツンとした痛みを感じる「耳ツン現象」に見舞われたり、耳が詰まったりしますよね。これこそが気圧の変化によるもので、鼓膜の内側と外側の圧力差によって生じます。フロア1階分の高さは、一般的に4メートル程度。気圧は、地上からの高さが10メートル上がるごとに1ヘクトパスカル下降します。単純計算ですが、10階の高さは約40メートルで気圧は4ヘクトパスカル低下します。フロアが10階上がるごとに気圧低下は倍になるので、20階なら8ヘクトパスカル、30階なら12ヘクトパスカルも気圧が低下する計算になります。1ヘクトパスカルの気圧低下で不調を訴える人もいるのに、わずか数秒の間にこれだけ急激に気圧が変化すれば、体調によっては片頭痛が起こる日もあるでしょうし、気圧の低下によって副交感神経が働き、だるさを覚えたり、やる気を奪われたりすることも十分考えられます。エレベーターだけではありません。上下に移動するエレベーターは気圧の変化がイメージしやすかったと思いますが、高速で移動する新幹線などの横移動や縦と横が組み合わさった飛行機、高低差の大きい地下鉄での移動でも気圧の変化を受けることになります。出張などで各地を飛び回っている人もまた、現代ならではの気圧変化にさらされているといえるでしょう。エレベーターと同様に、飛行機の上昇中や下降中、新幹線がトンネルを出入りするときなどに、耳の圧力調整がうまくいかず、耳ツン現象を起こすことがありますよね。乗り物の速度、トンネルの幅なども関係するため気圧変化を数値で示すのは難しいですが、わずか数秒でビルの高層階へ瞬間移動するくらいの負担が体にかかっている、とイメージしてください。乗り物での高速移動は、気圧変化をキャッチするセンサーの役割を持つ内耳を酷使します。このため自律神経の乱れが生じることもありますし、ずっと座ったままの姿勢が血行不良の原因となり、自律神経のバランスを崩してしまうこともあります。また、出張の多い方は、出発地と目的地の天候の違いによる気圧変化や寒暖差に直面することがよくあると思います。移動の車内で気圧変化を調整してきた自律神経は、すでに働きすぎの状態なのに、晴れたエリアから雨のエリアに移動という悪条件が重なれば、自律神経の疲労度はとんでもないことに!移動前と移動後の気温差も自律神経にダメージを与えます。旅行などで移動するのは楽しいものだけれど、半面、自律神経には負担がかかるということを知っておき、自律神経のアンバランスをリセットする行動を心がけることが不調を寄せつけないための心構えになります。【PROFILE】小林 弘幸(こばやし ひろゆき/Hiroyuki Kobayashi)順天堂大学医学部教授1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児科講師・助教授を歴任、現職に至る。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。また、日本ではじめて便秘外来を開設した「腸のスペシャリスト」でもある。『聞くだけで自律神経が整うCDブック』(アスコム刊)などベストセラー多数。小越 久美(おこし くみ/Kumi Okoshi)気象予報士、健康気象アドバイザー1978年、岐阜県下呂市生まれ。筑波大学第一学群自然学類地球科学専攻(気候学・気象学分野)卒業。2004年から2013年まで日本テレビ「日テレNEWS24」にて気象キャスターを務める。その傍ら、民間の気象予報会社(株)ライフビジネスウェザーに所属し、健康気象アドバイザー・データ解析士の資格を取得。スーパーマーケットの売上予測の開発にも携わる。現在は(一財)日本気象協会に所属し、気象データとAIを活用した商品の需要予測事業に携わり、アパレルや飲料メーカーなどへのコンサルティングを行う。著書『かき氷前線予報します~お天気お姉さんのマーケティング~』(経済法令研究会)。
2023年10月21日「黒瀬と僕は真逆の性格なので、役づくりは大変でした。とくに目つきを変えようと、“目の演技”を意識しましたね。夜中に一人で散歩に行って、誰もいないところでセリフを練習したこともありました」そう話すのは、金曜ドラマDEEP『秘密を持った少年たち』(日本テレビ系・金曜24時30分〜)で令和のヴァンパイア“夜行”を狩るリーダー・黒瀬拓実を熱演中の大東立樹(18)。ストイックに役に入り込むあまり、収録中にはこんな出来事も。「僕はまだドラマの経験が少なく、演技のテクニックがないので、黒瀬が憑依してしまうことがあるんです。なので、お芝居をしているときは、夜行役の龍宮城のメンバーたちを本気で嫌いになっていましたね(笑)。でも、撮影の合間はみんなと仲よく楽しくやっていましたのでご安心ください(笑)」昨年18歳になり、成人を迎えた大東。心境の変化はあったのだろうか。「『まだまだ子どもだから』という甘い考えは、これからは通用しないと思っています。男気のある、かっこいい大人になっていきたいです」そんな大東の“憧れの俳優”は?「将来は菅田将暉さんのような幅広い演技ができる役者さんになることが目標です。また、激しいアクションにも挑戦したいので、最近、アクションのレッスンに通うことを決めました」最後に、成人のお祝いでやりたいことを聞いてみた。「友人と旅行の計画を立てています。行きたい場所ですか?現実的ではないかもしれないんですけど、ハワイに行ってみたいですね。でも、まだまだ僕には早いと思います(笑)」モットーだという謙虚さと向上心を持ち続けながら、活躍の場をどんどん広げてほしい!
2023年10月21日安田顕(49)とシナモンという“異色コンビ”が共演することで話題になっていた、料理番組『シナモンと安田顕のゆるドキ☆クッキング』(TBS系・土曜9時25分〜)がついにスタート!シナモンとの関係性や番組への意気込みなど、ざっくばらんに語ってもらいました。「料理は得意か不得意かと聞かれたら不得意です(笑)。焼きそばにしても炒め物にしても、何にでも納豆を入れちゃうんです。ことごとく失敗します(笑)」(安田・以下同)安田は、オファーがきたときの率直な感想をこう振り返る。「『僕でいいんですか?』っていう気持ちでした。サンリオさんのキャラクターと自分があまりにもかけ離れているものですから(笑)。ミスマッチを面白く思ってくださったということなんでしょうね」このように、当初は“ミスマッチ”と思っていたようだが、実際に収録をしてみると……。「シナモンの言葉がミストシャワーのように効いてすごく癒されています。何度か収録を経て、シナモンは僕にとって、すごく近しい友達といった感じです」具体的には、シナモンとのこんな会話に癒されたという。「『無理しなくていいんだよ』『嫌って言っていいんだよ』っていつも言ってくれるんです。『きちんとしないとお料理じゃないの?』というのも響きましたね。時短だって手抜きだって、別にいいじゃない。何かの上に何かをのせれば料理になるんじゃないのって。すごく気持ちが楽になります」そんな癒しにあふれた番組だが、もはや「ゆるいのでほぼ料理はしない」そう。「もちろんまったくしないということはないですが、あくまでも“ゆるドキ”なので(笑)。料理番組というより、人間再生みたいな感じですね。短い時間ですが、土曜の朝に見ていただければ、その後も一日優しい気持ちで過ごせるんじゃないかと思います」
2023年10月21日元陸上自衛官YouTuberの「令和タケちゃん」こと後藤たけし氏のYouTubeチャンネル(登録者数36万人)が、10月20日までにアカウント停止された。後藤氏のチャンネルでは《嫌がらせ、いじめ、脅迫を目的としたコンテンツを禁じている YouTube ポリシーに対する度重なる違反または重大な違反のため、このアカウントを停止しました》と表示され、コンテンツが閲覧できなくなっている(20日19時現在)。政治や社会問題などを取り上げ、現場に突撃する“パトロール系YouTuber”として活動する後藤氏。昨年11月には千葉県松戸市議選にも出馬し、知名度を上げていた。「令和のタケちゃんは、路上喫煙や迷惑駐車をする人に自ら注意する様子などを動画で公開していました。これまでもXで《不法投棄して逃走する外国人を私人逮捕!》《怪しい不動産投資の勧誘者に殴られたので私人逮捕!》といった具合に、突撃する様子を公開。今年9月には、日本で数々の迷惑行為が物議を醸していたジョニー・ソマリことイスマエル・ラムジー・カリド容疑者を大阪で確保、警察に引き渡したとも報告していました」(WEBメディア記者)後藤氏のX(旧ツイッター)では18日に《中国人が国有地を不法占拠していたヤミ畑跡地から包丁が見つかった!?》と記し、YouTube動画の一部を投稿して更新が止まっている。また17日にも《迫真の演技をするヤミ畑系中国人!》として、XにYouTube動画の一部を投稿していた。動画では一人の男性を追いかけながら、「君のような河川敷を不法占拠して行政の人や近隣住民に迷惑をかける中国人はいらない!」と言い放つ後藤氏の声が収められていた。「YouTubeのガイドラインではポリシーに違反するコンテンツは削除し、クリエイターは90日以内に違反警告を3回受けるとYouTubeを永久に利用できなくなると定めています。いっぽう後藤氏のチャンネルは、コンスタントに動画が投稿されていました。どの動画がNGだったかは現時点で不明です」(前出・WEBメディア記者)後藤氏の“BAN”に、X上では《動画がBANされてますね?びっくり.. 3年ほど変わらないコンテンツなのに何故、今》《タケちゃんの動画が見れなくなっていますが、どうした?》との声が上がっている。同じく“BAN”経験のある元迷惑系YouTuber・へずまりゅうこと原田将大氏も、20日にXで後藤氏に《【朗報】令和タケちゃんのYouTubeチャンネルがBANされる》と言及。続けて、《次は私人逮捕系の人たちかも? 知名度さえあれば金になるけどタケちゃんじゃキツいだろうな。 稀に誤BANとかあるけど嫌がらせ虐めコンテンツで復活した人いないし。 過激な動画は伸びるがリスクを伴うから消される前に名を上げるゲームだな》と持論を綴っていた。
2023年10月21日かつて旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)に所属した「ゆう」こと川口優とジャニーズファンの「たい」ことたいせいからなる2人組YouTuber「Smile Flower(以下スマフラ)」が複数の企業が旧ジャニーズ事務所のタレント起用を取りやめていることに言及。その内容が賛否を呼んでいる。10月4日にアップした動画でも、数々の性加害が指摘されている故・ジャニー喜多川氏について「確かに駄目なことがたくさんあって、それは向き合うべきだと思うんだけど、やっぱいいとこはいいとこでまるっとちゃんと押さえないと」などと、批判しつつも功績を称えたことで、波紋を呼んでいたスマフラの2人。10月18日に「ジャニーズ問題について」という動画をアップし、食事しながら現在のジャニーズ問題について話し合った。旧ジャニーズのタレントが今後新会社とエージェント契約を結ぶことについてコメントしたのち、川口が「あれひどくない?」とモスバーガーがSnow Manの広告起用をとりやめた件について言及。「ジャニオタファン激怒ですよ」とモスバーガーに客足が遠のいているという知人らの話を紹介した。たいが「モスバーガーはジャニオタしか食べてなかったってこと?」とツッコむと、「ジャニオタだけじゃないと思うけど、それぐらいの貢献力」とジャニーズファンの購買力を評価。その後、「タレントに罪はない」と主張し、「コンプライアンスに引っかかってるとか、うちの会社では使えないとかっていう広告会社が多く続出して、降板になっていってる」とした上で、「バカなのかなと思っちゃう」と非難。さらに、「売れなくなっちゃうよ、もう店の経営が回んないというか、会社の経営が回んなくなくなるぐらい困っちゃうよね」と旧ジャニーズのタレントとの広告起用を打ち切るマイナス効果についても懸念を寄せ、「逆圧力みたいなあるんですかね。なんかもうみんなでジャニーズ潰そうみたいな」と訝しんでいた。さらに、旧ジャニーズのタレントを広告起用することに苦言を呈した一部の政治家についても「そういう偉い人たちが、この期に及んで声出さなくても、今はそれに対して向かって解決しようとやってるし、少なからずジャニーズという存在がなければ、今の日本の盛り上がりないわけだから」と反論。最終的に、「ジャニーズ全体が問題だからって、今まで取ってきたコマーシャル降板とかさ、俺がこんなこと言っても何もはけ口になんないんだけど、うん、やるせなすぎるよね」と思いを語っていた。この意見に、動画のコメント欄には賛同するファンの声が寄せられた。《その通りだと思う、切り捨ててる企業とかはコンプライアンスとか言ってるけどなんか履き違えてるんじゃ無いかな?何だかおかしな方向に向かってる気がする!》《お二人の健全な姿に救われます。今後の活躍楽しみにしています!わたし、ジャニーズキャンセルした企業の売ってるもの、買わないです》《今のタレントに違法行為も責任はないのにね。事務所は真面目に取り組んでよく対応しています。事務所もタレントも評価してる人はしてる人は少なくないし、タレントさんたちも必ず盛り上がると思います》(原文ママ)その一方で、創業者である喜多川氏の性加害問題が認定された上で、起用を取りやめたクライアント各社の判断に異論を唱えることに批判する声もあがっていた。《その企業で仕事をしてる以上、その企業で不祥事が起きそこの従業員に罪は無くとも企業全体としてペナルティーを受ける事は仕方がないことだと思う》《元ジャニーズ事務所を応援したい気持ちのみの発言なんでしょうけれど、ジャニーズに近い立場の方がジャニーズ擁護の発言をするのは今は得策ではないと感じます。タレントさんに罪がないのは皆さんもちろん理解されていて、様々な状況や事務所側の対応を鑑みた上での判断なので》《所属している企業に問題があったから所属しているタレントは起用できません。至って当たり前の対応です。所属しているからCM起用されているわけでしょ。それでも個人的に契約されるタレントはそれほどスポンサーにとって大切な存在だという事。それは長年培ってきた信頼からくるものでちょっとやそっとじゃ成立しない。まあ社会ってそういうもんだよ》
2023年10月21日10月20日、市川猿之助(本名:喜熨斗孝彦)被告(47)の初公判が、東京地裁で行われた。5月に父の市川段四郎さん(享年76)と母の延子さん(享年75)の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助罪に問われていた猿之助被告。起訴内容を認め、検察は懲役3年を求刑した。週刊誌報道を受け、「歌舞伎界に迷惑をかけ、歌舞伎の仕事はもうできない」と考えたという猿之助被告。両親に自殺の意思を告げると延子さんは「私たちも逝く」、段四郎さんは「うん」と言ったという。「猿之助被告が不眠症のために処方されていたという向精神薬を20錠ほど水に溶かしてコップに入れると、両親はそれぞれコップの水を飲んだといいます。その後猿之助被告は、動かなくなった両親の頭にポリ袋をかけるなどしたといいます」(前出・社会部記者)歌舞伎界にいられなくなるという思いから、自殺を決意するまでに追い込まれたという猿之助被告。ところが、公判冒頭に裁判官から職業を問われると、猿之助被告は「歌舞伎俳優です」と答えた。「捜査の段階で猿之助被告が供述したという調書が、初公判で検察側によって読み上げられました。それによると猿之助被告は、『許されるなら歌舞伎に関わり舞台に立ちたい』と今後について話していたということです」(社会部記者)事件から公判までの約半年、猿之助被告のなかでもさまざまな思いが巡ったことだろう。しかし、両親の自殺をほう助したことを認めたにもかかわらず、自らは歌舞伎界への復帰を希望していたという状況に、SNS上では驚きの声が広がっている。《2人死んでるのに本人&歌舞伎関係者が開口一番『復帰希望』にモヤモヤ。そもそもセクハラ・パワハラした人が歌舞伎で償うって被害者の気持ちは?やはり梨園は浮世離れしてるんだなと思った。そして求刑3年…。もう一度言うけど『人が2人死んでる』んですよ!》《両親を道連れにして自分も命を断つつもりだった人が、たった数ヶ月しか経っていない上に裁かれる場でこんな前向きな発言しますかね。懲役三年で執行猶予がつきそうなことにも驚きましたが、この発言は更に驚きました》《贖罪が始まってもいないのに復帰希望とか厚顔無恥すぎる》
2023年10月21日「脚本を読んだとき、ほかの登場人物と比べると、晄司(こうじ)の存在が平たく思えて。だから、憤怒する場面では、タガが外れたような切れ味を意識しました」そう語るのは、10月20日公開の映画『おまえの罪を自白しろ』で主演を務める中島健人(29)。本作が本格的な社会派サスペンス映画初挑戦の中島が演じたのは、国会議員・宇田清治郎(堤真一)の次男で秘書の晄司という青年。実際に国会や議員会館にも足を運んだという。「晄司は常に、現状の自分に満足できない鬱屈した思いを抱えているんだけど、それは僕自身も同じ。爆発すると、すごいエネルギーになることも知っているから、彼の一番の理解者として演じきりました。今の自分に出せる“深み”は、最大限表現できたと思います」劇中、晄司は清治郎の政治姿勢に反発し葛藤する。その関係性は、ある恩人の存在を思い出させたとか。「僕にとっての清治郎は、芸能界に入りたてのころお世話になった振付師さん。すごく怖い方で、たくさん指導されたから、正直苦手だったんだけど、彼のもとを離れてしばらくたった今は、あの刺激が恋しい。振り返ると、厳しい言葉で僕の進むべき道を示してくれてたんだよね。最近、連絡してもなかなか返事くれなくて悲しいけど(笑)」デビュー当時から、常に芸能界の第一線を走り続ける中島。プレッシャーもあるはずだが、仕事への思いを語る表情は明るい。「ステージで歌って踊っているときは、生きてるって実感があるし、演技の仕事は、自分じゃない自分になれるのが心地いい。初めて作詞をしたのも、片思いの役を演じたのがきっかけで、ずっと相互作用してるんだよね。アイドル活動も俳優業も、表現者としての僕の“生きがい”です」
2023年10月21日楽天ポイントで誘導し、クレジットカードや金融サービスで顧客を囲い込む「楽天経済圏」。そのポイント還元をめぐって「改悪」が相次ぎ、批判がやまない。「1%還元(100円につき1ポイント)」が売り文句の楽天カードでも、11月請求分からポイント付与のルール自体が見直される。物価高で細々とした財テクさえ入り用な今、そこまで手を付けるのか、楽天――。運営元によると、ポイント付与の対象は従来、「毎月のカードショッピング利用金額合計」だったが、「1回のカードショッピング(買い物ごと)の利用金額」に変更される。11月請求分から適用される。具体的にどれほどの不利益が生じるのか。運営元が例示するケースをみてみよう。■ポイント付与のルール自体を変更1カ月間で4回にわたり、計13720円(3980円、5980円、2650円、1110円)分の買い物をしたとする。10月以前は、合計金額の1%に当たる137ポイント(100円未満切り捨て)が付与されていた。11月以降は、本来加算されるはずだった100円未満の利用額が買い物するたびに切り捨てられ、135ポイント(39+59+26+11)に目減りする。2ポイントだけ、と侮るなかれ。経済圏の恩恵を最大化しようと、固定費を含めて月々の決済を楽天カードに「全振り」していたユーザーは、さらに痛手を被ることになる。■インフレ下の「改悪」なぜ?歴史的なインフレで家計が硬直化し、「ポイ活」もやりくりして節約志向が高まるいま、楽天はなぜ、屋台骨のルール自体まで見直すのか。ITジャーナリストによると、業界動向を見極めて他社と足並みを揃えたという。確かに、dカードやPayPayカードのポイント付与ルールも利用ごとの算出だ。ただ、三井住友カードやリクルートカードのように、従来の楽天カードと同じく毎月の合計額で計算しているポイントサービスがあるのも事実だ。リクルートカードの還元率は1.2%の高水準とあって、「改悪」を続ける楽天を見限って乗り換えるユーザーも現れ始めている。そんな楽天経済圏のここ1年ほどの「改悪」を振り返ってみよう。■強みの「SPU」でも続々……楽天ポイントの優位性を支えているのは、グループの各サービスを使えば使うほどポイント倍率が上昇する「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」だ。楽天市場アプリから決済するだけで「SPU+0.5倍」を獲得できていたが、ユーザーにとって最も達成しやすかったであろうこの特典も今年9月に廃止された。次のケースは、ポイント付与上限の「改悪」だ。楽天ブックス(実書籍)と楽天Kobo(電子書籍)で1回1000円以上の買い物をすれば、「SPU+0.5倍」の特典を受けられる。もともと会員ランクによって最大1万5000ポイントを獲得できたが、今年2月以降はいずれのランクも上限が一律1000ポイントまで引き下げられた。月20万円以上の買い物をするユーザーに影響した。もっと分かりやすい「改悪」は昨年9月。楽天会員ニュースの購読者なら誕生日月に会員ランクに応じて100~700ポイントをもらえていたが、なくなっている。条件達成の難易度が上がった「改悪」もある。楽天銀行の口座で楽天カード利用代金を引き落とすだけで受けられた「SPU+1倍」の特典は昨年7月以降、さらに購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取ならいと達成できなくなった。会員ランクに応じて獲得できる月間ポイントの上限も、最大15000から一律5000にダウンした。■元凶は楽天モバイルの不振?相次ぐ「改悪」の元凶は、「楽天モバイルの不振」との指摘もアナリストから上がる。楽天グループが発表した2023年6月中間決算(国際会計基準)は、純損益が1399億円の赤字だった。1778億円の赤字だった前年同期から赤字幅は縮小したものの、中間期の赤字は4年連続だ。基地局整備の初期投資が重荷のモバイル事業が足を引っ張っている。楽天モバイルは電波がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」を獲得すべく、総務省に割り当てを申請して起死回生を図っている。これで「改悪」が止まればいいが……。(文:笹川賢一)
2023年10月21日今月15日、フリーアナウンサーの滝川クリステル(46歳)が、ナビゲーターを務めるJ-WAVE「NX NIPPON EXPRESS SAUDE! SAUDADE…」の番組終盤で第2子の妊娠を報告、11月に出産予定と伝えた。自民党の小泉進次郎衆院議員との間には2020年1月に第1子が誕生しており、出産当時42歳と年齢が注目された。今年はほかにも、2月にあやまんJAPANリーダー・あやまん監督が43歳で第1子を出産、8月に元宝塚歌劇団月組トップスターの龍真咲が40歳で第1子出産、今月にはタレント・グラビアアイドルの手島優が41歳で第1子を出産、同じく今月フリーアナウンサーの宮崎宣子も44歳で第1子を出産している。40代での初めての出産はいわゆる「高齢出産」(35歳以上での出産のこと)にあたるが、芸能界に限ったことではなく、日本では「高齢出産」は年々増加しており、特段珍しいことではなくなってきている。実際、人口動態統計を見ても女性の出産年齢は高齢化しており、令和4年度は、総出生数約77万人のうち、40代女性の出生数は約4.8万人で、20代、30代の出生数が減少している中、45歳以上の出生数は前年より増えている。また、およそこの10年で、母親の年齢が35歳以上の出産割合は倍増しているのだ(厚生労働省 令和4年人口動態統計月報年計(概数)の概況を参照)。だが、実際これほど増加しているにもかかわらず、「高齢出産」に対する否定的な意見はあとを絶たない。《滝川クリステルさん、46歳で第2子を来月出産されるって!同年代!すごすぎる~!私もあやかっていける、、、ワケね~これを聞いて、40代でもまだまだ妊娠出産できるんじゃん!って思う女性男性が増えませんように》《……高齢出産は誰がなんと言おうと危険が伴うので極力避けるべきだし、子供に障害がある可能性が非常に高くなるので、本当に慎重になるべき》たしかに、高齢妊娠、高齢出産のリスクは高い。子宮内膜症,子宮筋腫などが増加したり、不妊治療の増加(38歳以上では不妊治療成功率が低下)、多胎妊娠の増加 、流早産率の上昇、胎児異常の増加(染色体異常,胎児奇形など)、妊娠合併症の増加(妊娠糖尿病,高血圧症候群、前置胎盤,常位胎盤早期剥離など)、低出生体重児の割合の増加、帝王切開率の上昇などが挙げられる。そのうえ、生まれてからも母体の体力の低下や疲労、産後うつなどが起こりやすいという指摘もある。「それでも私は、おめでとう、頑張って!とまずは言いたいですね」と、丸の内の森レディースクリニックの院長で産婦人科専門医の宋美玄さんは言う。「もちろん高齢不妊、高齢出産の医学的なリスクは大前提としたうえですが、産むのは若いほどいい、というのも雑な論調だと思います。30代後半からの妊娠を望む女性たちは、それぞれ人生の背景が違うし、もろもろのリスクをわかったうえで不妊治療にも挑んでいることと思います。もちろん、結果的に妊娠できなくて子供のいない人生になるかもしれない。それでも、若いうちに産む選択肢をとれなかった人の努力を、否定していい理由はありません」最近の高齢出産への強い風当たりに、高齢出産を経験した一人として異を唱える。「私自身、35歳、39歳のときに高齢出産で子供を産みました。まわりからは年を取ると妊娠できないよと散々言われたし、医者もみんな、リスクが低いうちに、若いうちに産んだほうがいい、と口をそろえて言います。もちろん、医学的なことだけ言えば若いほうがいい。でも、今の世の中、子育て支援が十分とは言えず、若く産んでも育てるのが不安という人も多いですし、若いうちに子育てすることで諦めなければいけないことが多かったり、キャリアが途絶えて再出発が難しくなったり、政治・行政や社会の仕組みがそうさせない部分も大きいと思います。そういった背景を無視して、高齢出産を産む人個人の自己責任論にするのはおかしいと感じますね」実際、年齢別にみる自然妊娠の確率は、20~34歳までは25~30%だが、35~39歳は約8%にガクッと落ち、40~44歳に入ると約5%以下で、45歳~は約1%以下になる(日本生殖医学会のデータ参照)。そういう意味では、年取ると妊娠できないよ、の意見は概ね正しい。「だからこそ、今40代の女性がクリニックに来院して妊娠が判明したら、何はともあれ、妊娠できたのだから、おめでとうと言いたいです。そのうえで、流産に至るリスクが半分を超えてくること、赤ちゃんがダウン症、18トリソミー、13トリソミーという染色体異常を持って生まれる確率が増えること、切迫早産、高血圧症候群、妊娠糖尿病などの合併症が増えることを説明し、しっかり妊婦健診を受けて医師とともに管理する必要性を伝えますね。高齢出産はハイリスクであることが強調されますが、40代前半で妊娠した人でも、元気に出産を終える人のほうが多いわけで、まずは妊娠が成立してある程度の週数まで継続できているのならそこまでネガティブなことばかり考える必要はないです。妊娠した本人がいちばん不安なはず。リスクは念頭に置いて妊婦健診にきちんと通いつつ、ゆったり過ごしてほしいと思います」では、産後の育児こそ高齢出産だと大変だ、産めばいいってものじゃない、という意見についてはどう思うか。「高齢出産は誰もができることではないし、産婦人科医として安易に勧めるつもりはありません。30代後半の女性が相談に来たら、欲しいなら“今でしょう”とアドバイスします。今30代の人に、40代まで先延ばしにすることを勧めることはありません。ただ、40歳を越えての出産、育児は、経済力、人とのつながりや人的資産から考えると、その年齢で産むのも悪いことばかりではありません。仕事も、40代までキャリアを積んだメリットは多分にあるでしょう。経済的にも人脈的にも豊かな状態で出産、育児に臨めれば、加齢して体力が落ちても、精神的な余裕で乗り切れる育児だってあると思います」出産するタイミングは人それぞれ。年齢だけにフォーカスするのはやめ、否定や不安視を投げつけるのではなく、まずは受容と温かい目をもって新しい命の誕生を祝福しよう。
2023年10月20日米フロリダ州のウェリントン・コミュニティ・ハイスクールで教鞭を執っていたチャールズ・マグリオ被告(54)が、口腔内に銃を発射して自ら命を絶った。マグリオ被告は教え子だった16歳の少女と性的関係を持った疑いで逮捕、起訴されていた。The Palm Beach Postなどが報じている。Local10によると、マグリオ被告に捜査の手が伸びたきっかけは、昨年12月に被害者が働いていたレストランに花が送られたことだったという。レストランの店長がフラワーショップに電話して確認すると、チャールズ・マグリオ被告が送り主だとわかったため高校に知らせ、校長が被害者の祖母にその旨を伝えた。当局は女子生徒の事情聴取を行った後、マグリオ被告の自宅を捜索。先月になって押収した生徒の下着からマグリオ被告のDNAが検出されたため、マグリオ被告は未成年車との不法な性的行為などの容疑で逮捕された。供述宣誓書によると、女子生徒は校長から祖母に連絡があった夜、マグリオ被告にお互いのメール履歴をすべて削除し、2人の関係に疑いを持たれないよう注意するよう忠告したという。「だって、私は彼を愛しているんです。私たちのしていることは間違っているかもしれないけど、正しいことだと感じているの」と語っていたそうだ。放課後に女子生徒がマグリオ被告の教室に訪れたことから距離が縮まり、2人はソーシャルメディアで連絡を取り合うようになっていた。やがてマグリオ被告の自宅で性的関係を持つに至り、衣類や歯ブラシなども彼の自宅に置いて恋人のように過ごしていたという。起訴後、マグリオ被告は2万ドルの保釈金を支払って自宅に戻っていたが、今月1日に雑木林で倒れているところを発見され、死亡が確認された。自宅からは遺書が見つかったという。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2023年10月20日2025年春の朝ドラのモデルが、『アンパンマン』作者のやなせたかしさん(享年94)と妻の小松暢さん(享年75)に決定したことが、10月20日に発表された。朝ドラのタイトルは『あんぱん』。ヒロインはオーディションで決まるという。大正8年に高知で生まれたやなせさんは、終戦後に勤めていた高知新聞で暢さんに出会う。同社が戦後初めて採用した女性記者だったという彼女は熱血な性格で、土佐弁でいうところの“ハチキン”な性格だった。やなせさんより先に上京した暢さんは、漫画家デビュー後も苦しむことの多かった夫を支え続けた。やなせさんが妻について語った本誌‘02年7月16日号「シリーズ人間」を紹介しよう。《漫画家としてひとりだちを目指すやなせさんを暢さんはこう励ました。「なんとかなるわ。収入がなければ私が働いて食べさせるから」》《限界まで働くやなせさんを支え続けたのが暢さんだった。「仕事以外はすべてカミさんに頼っていた。散髪も彼女にしてもらったし、病気になると全力で看病してくれた」(たかしさん)》‘93年11月、がんのため逝去した暢さん。子供のいなかったやなせ夫妻にとって、アンパンマンはまさに“子供”なのだという。暢さんの死から30年、たかしさんの死から10年、“家族”の物語が時を経て再生することになった。
2023年10月20日