ぴあがお届けする新着記事一覧 (900/902)
世界的メガヒットミュージカルの代名詞、『オペラ座の怪人』の10年後の世界を描いた続編、『ラブ・ネバー・ダイ』。2010年にロンドンで誕生し、その後メルボルンで演出と美術が一新された話題作が日本に上陸したのは、2014年のことだった。あれから5年。新曲と新キャストを迎えた待望の再演が、明日1月15日(火)に日生劇場で開幕する。物語の舞台は、パリ・オペラ座でファントムが失踪してから10年後の、NYはコニーアイランド。クリスティーヌの幸せを願い、一度は彼女の前から姿を消したファントムだったが、その恋心が消えることはなかった。一方、ラウルと結婚したクリスティーヌは一児の母となり、歌手としての成功も収めていたが、ラウルがギャンブルで作った多額の借金に苦しめられている。コニーアイランドで興行師となっていたファントムは、そんなクリスティーヌに出演依頼をし、想い人をニューヨークへと呼び寄せるのだった……。波乱の三角関係を演じるのは、ファントム役が市村正親と石丸幹二、クリスティーヌ役が濱田めぐみと平原綾香、ラウル役が田代万里生と小野田龍之介、という充実のWキャスト。ほかにも、メグ・ジリー役の夢咲ねねと咲妃みゆ、マダム・ジリー役の鳳蘭と香寿たつきら、歌唱力と演技力を併せ持つメンバーが揃った。彼らならば、天才アンドリュー・ロイド=ウェバーの楽曲の素晴らしさを存分に味わわせてくれることだろう。2月26日(火)まで。文:町田麻子
2019年01月14日“ニュー・イヤー・バレエ”と聞くと、お馴染みのクラシック演目が並ぶ華やかなガラ公演を思い浮かべがちだが、今年の新国立劇場バレエ団はひと味違う。20世紀初頭に革新的なバレエでヨーロッパを席巻したバレエ・リュスの傑作が2作と、現代の舞踊界をリードする中村恩恵が振付ける新作という、一歩踏み込んだラインナップだ。バレエ・リュスの傑作、『レ・シルフィード』と『ペトルーシュカ』はともにミハイル・フォーキンの振付だが、趣は大きく異なる。前者は森の中で詩人とシルフィード(空気の精)たちが幻想的な情景を繰り広げる、ショパンの名曲の数々をそのまま視覚化したような美しい作品。一方の後者では、見世物小屋にかけられた人形ペトルーシュカの哀しい恋物語が、ストラヴィンスキーの一種不気味な音楽に乗せて描かれる。そして、そのストラヴィンスキーの組曲『火の鳥』に今回挑むのが中村恩恵だ。新国立劇場バレエ団に振付けるのは、2017年に好評を博した全幕ダンス作品『ベートーヴェン・ソナタ』以来。『火の鳥』といえばフォーキンやモーリス・ベジャール振付版がよく知られるなか、果たして中村版はどのような作品になるのだろうか。バレエの多彩な魅力に触れられそうなトリプル・ビル、新国立劇場バレエ団『ニューイヤー・バレエ』は、本日1月12日(土)から14日(月・祝)まで新国立劇場 オペラパレスにて上演される。文:町田麻子
2019年01月12日日本の“元気”と“うまい”が集う大祭典「ふるさと祭り東京」が、今年も東京ドームで開催される。日本全国から伝統の祭りやご当地の味が一堂に勢揃い。巨大ねぶたや躍動感あふれる演舞など、一度は見たい全国各地の祭りを体感できるほか、日本各地の定番極上グルメ、オリジナルスイーツなどが思う存分に堪能できる。「全国ご当地どんぶり選手権」「イケ麺スタンプラリー」「絶品!逸品!ちょいのせ市場」「魅力発見!全国ご当地マラソン」なども行われる。<開催期間・場所・料金>・2019年1月11日~20日10:00~21:00(20日/~18:00)※いずれも入場は閉場の30分前まで・東京ドーム東京都文京区後楽1-3-61・入場料1700円※前売りあり※小学生以下の子どもは大人1人の付き添いにつき4人まで無料<問い合わせ>東京ドームシティわくわくダイヤル03-5800-9999【公式ホームページ】 『ふるさと祭り東京』()<アクセス>JR中央本線・JR総武線・地下鉄都営三田線「水道橋駅」からすぐ、または地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園駅」からすぐ
2019年01月11日2017年の東京・すみだ北斎美術館での朗読劇からスタートして、ロンドン・大英博物館でのリーディング公演、東京・曳舟文化センターでの凱旋公演と、着実に進化を遂げてきた『画狂人 北斎』。そのストレートプレイ版が、本日1月10日(木)、いよいよ開幕する。演出は、葛飾北斎の大ファンを自認する宮本亜門。ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎などジャンルを超えて活躍してきた宮本が、池谷雅夫のオリジナル脚本を得て、稀代の天才絵師を現代によみがえらせる。『冨嶽三十六景』や『北斎漫画』など約3万点もの名作を遺しながら、“30回もの改名”“93回の引っ越し”などの奇行でも知られる北斎。本作では、その晩年の生活に焦点を絞り、人間・北斎の実像に迫ってゆく。主人公の北斎を演じるのは、これが4年ぶりの舞台出演となる升毅。また父から画才を受け継ぎ、晩年の北斎と暮らした娘・お栄には、清廉なたたずまいが魅力の黒谷友香が配された。現代と江戸時代を行き来して展開するストーリーゆえに、その他の登場人物も多彩だ。北斎と交友のあった儒学者で浮世絵師の高井鴻山には、2.5次元ミュージカルなどで人気の玉城裕規。現代の北斎研究家・長谷川南斗には、劇団モダンスイマーズ所属で、名バイプレーヤーとしても活躍中の津村知与支が扮する。また長谷川の助手・峰岸凛汰役には、舞台活動のほか写真集の発売でも話題の和田雅成。さらに北斎の友人で戯作者の柳亭種彦役には、東京キッドブラザーズ出身の水谷あつしが扮し、舞台を引き締める。ゴッホなど後世の著名な画家に影響を与えながらも、北斎は死の間際に“あと5年命があれば、本物の画工になれたのに”と言ったという。その魂のありようが、本作でどのように描かれるのか注目だ。新国立劇場 小劇場にて1月20日(日)まで上演。文:佐藤さくら
2019年01月10日講談師の神田松之丞による、新春連続読み『慶安太平記』が初日を迎えた。江戸時代に起きた実際の事件をベースにした全19話の通し上演だ。三代目神田松鯉に入門して11年目。2020年2月には異例のスピードで真打に昇進する松之丞。独演会のチケットは毎回あっという間のソールドアウトだ。人気の秘密はパワフルでテンポ良い語り口と、松之丞自身の独特のキャラ。やや猫背気味に高座に上がるとグイッと客席をにらみ、釈台を張扇でパンパンッと叩きながら、あっという間に客席をドラマに引きずり込む。そうやってテンションMAXに達したかと思うと、フッとしょーもない話題をぶっこんでくる。空気が緩み、お客はドッと沸く。一般的にはなじみ薄い歴史上の人物の生涯も、この人の手にかかるとまるで連続ドラマか連載マンガを見ているかのよう。初心者も通の客も、この松之丞ワールドはクセになること間違いなしだ。その松之丞がこの新春、超大作『慶安太平記』の全19話を語り尽くす。江戸時代、幕府転覆を謀ろうとした実在の人物・由井正雪。驚くべき謀反の計画を練り、丸橋忠弥をはじめとするユニークな面々を次々に仲間に引き入れていくが……。この長い長い物語が、クライマックスに向かって時に一直線に、時に重層的に展開していく。これぞ連続ものの講談の魅力だ。山あり谷あり、だがダレ場もあり。そこをどう乗り越え、お客を引っぱっていくか。さあどうする松之丞。要注目の一席、ならぬ、十九席だ。あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて1月14日(月・祝)まで。文:五十川晶子
2019年01月04日及川光博が、本日12月31日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて『及川光博カウントダウンライヴ2018-2019『ゆくミッチーくるミッチー』を開催する。今年3月に、自身が作詞作曲を手がけた楽曲「インフィニティ∞ラブ」を含むアルバム『BEAT & ROSES』と独自の人生哲学を凝縮した名言やお悩み相談、最新インタビューを含んだ12年半ぶりの書籍『この宇宙にあなたは一人しかいない 及川光博名言集』を発売した及川光博。その後、全国16公演の『及川光博ワンマンショーツアー2018「BEAT & ROSES」』を開催し、大盛況のうちに幕を閉じた。また俳優としても、1月に公開された福澤克雄監督による映画『祈りの幕が下りる時』に出演するなど、各方面で活躍し、幅広い層に支持されている。「インフィニティ∞ラブ」そんな及川光博が本日行う公演『ゆくミッチーくるミッチー』は、1999年から毎年大晦日に開催されているカウントダウンライブ(2000年には『新世紀エヴァン Get it on !!』というタイトルで開催)。過去には、グループ魂との対バン形式で行ったことも。19回目の開催となる今年も、一昨年と去年に引き続き、EX THEATER ROPPONGIが会場として選ばれた。自らを「王子」と呼ぶなど、その個性的なキャラクターと、ショーアップされたステージで人気を博す及川光博は、今宵はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。きっと観客に笑いと幸福感を与えながら、今年を締めくくってくれるに違いない。また及川光博は先日、2019年1月1日(火)に放送される『相棒 season17』元日スペシャル『ディーバ』(テレビ朝日系)に、約2年ぶりに出演することが発表され、話題になっている。再び2代目相棒・神戸尊役として活躍する姿に注目だ。2019年また、歌手としても俳優としても及川光博から目が離せない。公演情報『及川光博カウントダウンライヴ2018-2019「ゆくミッチーくるミッチー」』日時:2018年12月31日(月)開場:22:00/開演:23:00会場:EX THEATER ROPPNGI
2018年12月31日『COUNTDOWN JAPAN 18/19』が、本日12月28日より年末31日まで千葉県・幕張メッセ国際展示場にて開催される。『CDJ』は、幕張メッセとJ-WAVEが主催、ロッキング・オンが企画制作を務める年越しロックフェスティバル。2003年から毎年、12月に開催されている。今年は、DJアクト、スペシャルアクトをあわせて全179組のアーティストが出演する。本日28日には、EARTH STAGEで欅坂46、BUMP OF CHICKEN、岡崎体育、ヤバイTシャツ屋さんらがパフォーマンスを行い、ほかBiSH、NGT48、あいみょん、King Gnuらが出演する。29日には、ゴールデンボンバー、HYDE、[ALEXANDROS]、でんぱ組.incら、30日には、クリープハイプ、ASIAN KUNG-FU GENERATION、UNISON SQUARE GARDEN、小袋成彬ら、31日には、ゲスの極み乙女。、04 Limited Sazabys、yonige、大塚愛らが、出演アーティストとして名を連ねている。どのアーティストも、今年1年を総括するようなライブパフォーマンスを見せてくれるに違いない。なお、今年のカウントダウンは、EARTH STAGEでサンボマスター、GALAXY STAGEでポルカドットスティングレイ、COSMO STAGEでグッドモーニングアメリカ、MOON STAGEで四星球、ASTRO ARENAでDJダイノジが担当する予定だ。今年も『CDJ』は、年の瀬、そして2019年を迎えたその瞬間までも音楽で盛り上げてくれることだろう。各アーティストのライブを通して、今年の思い出を振り返りながら、来年さらにブレイクするであろうアーティストをいち早く見つけることもできるかもしれない。2018年12月28日(金)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~11ホール / 幕張イベントホール出演者EARTH STAGE欅坂46 / 岡崎体育 / ヤバイTシャツ屋さん / 東京スカパラダイスオーケストラ / Mrs. GREEN APPLE / スキマスイッチ / BUMP OF CHICKENGALAXY STAGEHY / SILENT SIREN / Little Glee Monster / 竹原ピストル / LiSA / 電気グルーヴ / あいみょん / BiSHCOSMO STAGEHump Back / 雨のパレード / SPECIAL OTHERS / tricot / indigo la End / 藤原さくら / おいしくるメロンパン / 奥田民生MOON STAGEOLDCODEX / ハルカミライ / ねごと / NGT48 / JUN SKY WALKER(S) / Lenny code fiction / LUCKY TAPES / Survive Said The ProphetASTRO ARENADJ To-i / Ivy to Fraudulent Game / fhana / PENGUIN RESEARCH / パスピエ / 佐藤千亜妃 / fripSide / King Gnu / 柴田隆浩(忘れらんねえよ)2018年12月29日(土)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~11ホール / 幕張イベントホール出演者EARTH STAGEゴールデンボンバー / きゃりーぱみゅぱみゅ / miwa / SPYAIR / HYDE / the HIATUS / [ALEXANDROS]GALAXY STAGETOTALFAT / THE BAWDIES / 9mm Parabellum Bullet / ROTTENGRAFFTY / KICK THE CAN CREW / 打首獄門同好会 / でんぱ組.inc / フジファブリックCOSMO STAGEさユり / dustbox / Saucy Dog / FOMARE / lynch. / The BONEZ / MUCC / くるりMOON STAGEXmas Eileen / め組 / POT / シシド・カフカ / ZAZEN BOYS / G-FREAK FACTORY / LAMP IN TERREN / Kj and The RavensASTRO ARENA出口博之 / フレンズ / ASH DA HERO / ビッケブランカ / SHE’S / アンジュルム /SOIL & "PIMP" SESSIONS / CAPSULE/中田ヤスタカ / DJピエール中野(凛として時雨)2018年12月30日(日)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~11ホール / 幕張イベントホール出演者EARTH STAGEフレデリック / sumika / HEY-SMITH / BLUE ENCOUNT / THE ORAL CIGARETTES / クリープハイプ / ASIAN KUNG-FU GENERATIONGALAXY STAGEcoldrain / Crossfaith / ACIDMAN / BIGMAMA / Base Ball Bear / 木村カエラ / Fear, and Loathing in Las Vegas / UNISON SQUARE GARDENCOSMO STAGEamazarashi / never young beach / teto / 私立恵比寿中学 / Chara / GOOD4NOTHING / Dizzy Sunfist / GLIM SPANKYMOON STAGEあゆみくりかまき / Gotch / 佐野元春 & THE COYOTE BAND / カネコアヤノ / SIX LOUNGE / ART-SCHOOL / 小袋成彬 / 赤い公園ASTRO ARENADJライブキッズあるある中の人 / FIVE NEW OLD / 石崎ひゅーい / NakamuraEmi / Creepy Nuts / Takaryu / Bentham / TEAM SHACHI / ブルゾンちえみ with B2018年12月31日(月)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~11ホール / 幕張イベントホール出演者EARTH STAGEキュウソネコカミ / NICO Touches the Walls / ゲスの極み乙女。 / 04 Limited Sazabys / KANA-BOON / 10-FEET / サンボマスター / KEYTALKGALAXY STAGENulbarich / ストレイテナー / SUPER BEAVER / go!go!vanillas / THE BACK HORN / MONOEYES / yonige / ポルカドットスティングレイ / 感覚ピエロ / 夜の本気ダンス / androp / 忘れらんねえよCOSMO STAGElocofrank / 天月-あまつき- / OKAMOTO’S / ウルフルズ / 阿部真央 / KOTORI / Official髭男dism / POLYSICS / グッドモーニングアメリカ / SHANK / BRADIO / 魔法少女になり隊 / Crystal LakeMOON STAGESoul Mates(仲井戸麗市+梅津和時+早川岳晴) / DATS / ドラマチックアラスカ / パノラマパナマタウン / ユアネス / ココロオークション / 宇宙まお / ヒトリエ / 四星球 / Shiggy Jr. / ヤングオオハラ / バックドロップシンデレラ / オメでたい頭でなによりASTRO ARENADJ和 / 緑黄色社会 / MINAMI NiNE / 鈴木愛理 / 植田真梨恵 / 新しい学校のリーダーズ / 大塚愛 / the band apart / マカロニえんぴつ / DJダイノジ / 空想委員会 / 嘘とカメレオン / DJ’TEKINA//SOMETHING a.k.a ゆよゆっぺ
2018年12月28日2.5次元舞台を中心に人気作への出演が後を絶たない俳優・小南光司さん。そんな小南さんが、初のセミヌードに挑戦し、これまでに見せたことのないセクシーな表情をふんだんに収めた1st写真集『1K』を自身の24歳の誕生日となる12月12日に発売。今回ぴあ編集部では、発売記念イベントへ潜入し、独占インタビューを行ってきました。セミヌード撮影に向けて準備したことや、セクシーな表情の作り方、さらには、小南さんが女性に求めるものなどなど。ぜひ最後までご覧ください。初写真集で自慢の美尻を披露(撮影/高橋那月、取材・文/榎本麻紀恵、企画・構成/藤坂美樹)
2018年12月26日吉本坂46が本日12月26日に、1stシングル『泣かせてくれよ』をリリースする。表題曲『泣かせてくれよ』は、大阪弁で切ない想いを歌う大人のバラード。トレンディエンジェル・斎藤司とスパイク・小川暖奈がダブルセンターを務めるほか、歌唱メンバーとして、エハラマサヒロ、ココリコ・遠藤章造、ダイノジ・大地洋輔、パンサー・尾形貴弘、おばたのお兄さん、はんにゃ・金田哲、水玉れっぷう隊・ケン、シャンプーハット・こいで、次長課長・河本準一、ガンバレルーヤ・まひる、ガンバレルーヤ・よしこ、ゆりやんレトリィバァ、村上ショージ、なだぎ武の16名が選抜された。また選抜メンバー以外の30名もRED、ビター&スイート、POP MONSTERのユニットに振り分けられている。吉本坂46は、今年2月に、秋元康のプロデュースにより、乃木坂46・欅坂46に続く坂道シリーズ第3弾として結成が発表されたグループ。メンバーは、年齢や性別を不問とし、吉本興業グループに所属するタレント約6,000人の中からオーディションによって選出された。現在、表題曲「泣かせてくれよ」のほか、若手を中心とした16人のユニット・REDが歌唱した全形態共通のカップリング曲「君の唇を離さない」のMVが公開され、キスをテーマにした激しいダンスが話題となっている。また通常盤には、女性4人と男性7人の11人からなるユニット・ビター&スイートが歌う楽曲「抱いてみるかい?」、映像盤には3人組ユニット・POP MONSTERがパフォーマンスする楽曲「やっとここまで」と村上ショージのソロ曲「バーボンソーダ」を収録。なお、通常盤のジャケットにはメンバー46人それぞれの顔写真が共通のレイアウトでデザインされており、合計46品番で発売される。また、本日にはMISIAも約3年ぶりとなるオリジナルアルバム『Life is going on and on』をリリース。現在全国ツアーを開催している『MISIA 星空のライヴⅩ Life is going on and on』のサブタイトルと同じ、“人生はまだ続いていく”というメッセージが込められているという。リリース情報『泣かせてくれよ』12月26日(水)映像盤(CD+DVD): ¥1,900(税込)吉本坂46メンバー生写真1枚(46種のうち1種ランダム封入)、イベント参加券封入<CD収録曲>M1.泣かせてくれよ(選抜メンバー)M2.君の唇を離さない(RED)M3.やっとここまで(POP MONSTER)M4.バーボンソーダ(村上ショージソロ)(+4曲off vocal ver.-)<DVD収録内容>1.泣かせてくれよMV2.君の唇を離さないMV通常盤(CD+DVD):¥1,200(税込)※全46種類(メンバー別ジャケット)イベント参加券封入<CD収録曲>46タイプ共通M1.泣かせてくれよ(選抜メンバー)M2.君の唇を離さない(RED)M3.抱いてみるかい?(ビター&スイート)(+3曲off vocal ver.-)REDビター&スイートPOP MONSTER
2018年12月26日平井堅が、本日12月23日と明日24日に神奈川・横浜アリーナにてコンセプトライブ『Ken’s Bar 20th Anniversary Special !! vol.3』を開催する。昨年5月に日曜劇場『小さな巨人』(TBS系)の主題歌『ノンフィクション』の先行配信を開始し、iTunes・レコチョク・mora・オリコン・TSUTAYAの音楽配信サイト5つで軒並みデイリーランキング1位を獲得。その後、6月に同楽曲が表題曲の42thシングルをリリースし、異例のロングヒットを記録した平井堅。7月には自身が敬愛するアーティストが書き下ろした新曲10曲入りのスペシャルディスク『歌バカだけに。』を含むベストアルバム『Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2』を発売し、大きな話題を呼んだ。今年5月には、映画『50回目のファーストキス』の主題歌『トドカナイカラ』と、ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)の主題歌『知らないんでしょ?』がそれぞれ表題曲のシングルをリリース。10月には、長年にわたり未発表のまま温めてきたラブバラード『half of me』が、木曜劇場『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系)に抜擢されるなど、常に音楽シーンの第一線を走り続けている。そんな平井堅が、今年もクリスマスシーズンに『Ken’s Bar』を開店。『Ken’s Bar』は、1998年から続けてきた平井堅のライフワークであるアコースティック編成のライブで、今年20周年を迎えた。今回の公演は、記念すべき20周年イヤー第3弾。11月23日の北海道・北海きたえーるからはじまり、明日24日までに全国5カ所6公演を行う。すでに2日間ともチケットはソールドアウト。20周年という節目の公演だけに、店主・平井堅がいつも以上に素敵なおもてなしで出迎え、スペシャルな時間を届けてくれるに違いない。公演情報『Ken’s Bar 20th Anniversary Special !! vol.3』日程:12月23日(日・祝)/12月24日(月・休)会場:横浜アリーナ時間:開場16:30/開演18:00
2018年12月23日Hi-STANDARDが、本日12月22日に神奈川・横浜アリーナにて『THE GIFT EXTRA TOUR 2018』を開催する。昨年10月に、約18年ぶりとなるニューアルバム『THE GIFT』をリリースし、『第10回CDショップ大賞2018』の入賞作品に選出されるなど、大きな話題を呼んだHi-STANDARD。その後、今年3月より全国7都市にて、写真展『Hi-STANDARD × TEPPEI KISHIDA 写真展“SUNNY DAYS”』を開催し、初の写真集『“SUNNY DAYS” Hi-STANDARD Photographs of TEPPEI KISHIDA』を発売した。また、9月には約1年8カ月ぶりに、彼らが主催のライブイベント『AIR JAM 2018』を千葉・ZOZOマリンスタジアムにて行った。11月にはドキュメンタリー映画『SOUNDS LIKE SHIT : the story of Hi-STANDARD』も公開されるなど、結成して27年となる今もさらに活躍の場を広げながら、精力的に活動を続けている。そんなHi-STANDARDが、12月よりライブツアー『THE GIFT EXTRA TOUR 2018』を開催中。同ツアーでは、彼らが昨年10月から12月にかけて行った『THE GIFT TOUR』で回りきれなかった地域を中心に、全7公演を対バン形式で実施している。本日行われる横浜アリーナ公演では、Crystal Lake、COKEHEAD HIPSTERSと競演。なお、12月27日と28日には、沖縄県・沖縄コンベンションセンター にて、MONGOL800と共にツアーファイナルを迎える予定だ。来年はどんなコンテンツに挑戦しながら、Hi-STANDARDにしかできない音を紡ぎ出していくのか。彼らの活動から目が離せない。公演情報『THE GIFT EXTRA TOUR 2018』日程:12月22日(土)会場:横浜アリーナ時間:開場17:00/開演18:00w/Crystal Lake/COKEHEAD HIPSTERS日程:12月27日(木)/12月28日(金)会場:沖縄コンベンションセンター展示場時間:開場18:00/開演19:00w/MONGOL800
2018年12月22日第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し芸能界デビューを果たした、稲葉友さん。その後、数々のドラマ、映画、舞台へとご出演され、青春ドラマからホラー、女装男子、新人アイドル役など、作品によって多種多様な役を演じる姿が印象的で、今後の活躍を期待されている若手俳優の一人です。そんな稲葉さんに、現在公開中の映画『春待つ僕ら』についてはもちろん、12月28日に放送される民放ドラマ初主演作となる『平成ばしる』の撮影エピソードなどを伺ってきました。青春ってどうでした?楽しかったですよね?公式HPはこちら()◆『平成ばしる』12月28(金)深夜0:20~1:20放送(※関東ローカル)!公式HPはこちら()プロフィール稲葉友:1993年1月12日生まれ、神奈川県出身2010年、ドラマ『クローン ベイビー』(TBS)で俳優デビュー後、ドラマ、映画、舞台と幅広く活動。主な出演作に、ドラマ『仮面ライダードライブ』(‘14~’15 EX)、『MARS~ただ、君を愛してる~』(’16 NTV)、『ひぐらしのなく頃に』(’16 BSスカパー!)、『レンタル救世主』(’16 NTV)、『将棋めし』(’17 CX)、映画『ワンダフルワールドエンド』(’15)、『HiGH&LOW』シリーズ、『N.Y.マックスマン』(’18)、『私の人生なのに』(’18)、舞台『すべての四月のために』(’17)など。2019年1月11日には映画『この道』が公開予定。J-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(毎週金曜11:30~16:00生放送)ではレギュラーパーソナリティ―を務める。(撮影:高橋那月/ 取材:藤坂美樹 /構成:榎本麻紀恵、ヘアメイク/速水昭仁、スタイリング/荒木大輔、衣装:フーディブルゾン¥48,000、シャツ¥28,000/ともにJOHN MASON SMITH、Tシャツ¥18,000/WRAPINKNOT(すべてHEMT PR TEL:03-6721-0882)その他スタイリスト私物)
2018年12月19日松尾スズキ率いる大人計画。来年のNHK大河ドラマ『いだてん』で主演を務める阿部サダヲを始め、いまや人気俳優が勢揃いの劇団だ。そんな大人計画が旗揚げ30周年を迎えた。それを記念して、12月18日(火)から東京・スパイラルで『30祭(SANJUSSAI)』と題したイベントを開催する。メインとなるのは30年分の舞台写真や稽古風景写真、衣裳、小道具などがまとめて展示される『大人計画大博覧会』。この博覧会内では、《神出鬼没! 小ステージ》と称して大人計画メンバーが登場することも。さらに劇団員が登場する《名作上映会と愉快なトーク》《宮藤官九郎と伊勢志摩の感動ドキュメント”伝説の先輩を訪ねて”》など、さまざまな催しが予定されている。大人計画といえば、2006年には多摩の廃校を借り切って劇団員総出の文化祭『大人計画フェスティバル』を開催した実績もある。作品の作風に反して、意外とお祭り好きなのかもしれない。また、同時に「劇団にできること」をどんどん広げてきた集団とも言える。いずれにせよ、日本の演劇史に名を刻み続けてきた大人計画の30年をまとめて見られる、後にも先にもないチャンスであることは確かだろう。12月30日(日)まで。文:釣木文恵
2018年12月18日「ぴあ」調査による2018年12月14日、15日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、劇場版第20作目になる『ドラゴンボール超 ブロリー』が第1位になった。出口調査では、小学生から30~40代までのドラゴンボール世代に圧倒的な人気を集めており、ドラゴンボールが好きと答える親子の姿もあった。本作は、3月に最終回を迎えたテレビアニメ『ドラゴンボール超』のその後の物語で、原作者の鳥山明が原作、脚本、キャラクターデザインを手がけ、悟空たちと“伝説の超サイヤ人”ブロリーの激闘が描かれる。漫画やテレビアニメを観ていたと話す小学生からは「悟空とベジータが合体するところは初めて見たから、おぉ!ってなった」(10歳)、「かめはめ波を打ったところはやっぱりカッコよかった!」(11歳)、「ブロリーが怒りによって強くなったところがよかった。アニメより全然すごくてビックリした」(9歳)などの感想があがった。『ドラゴンボール』が週刊少年ジャンプで連載をスタートしたのは1984年で、テレビアニメの放送開始は1986年から、同年には劇場版1作目『ドラゴンボール神龍の伝説』も公開。当時、小学生だった人たちは今、40代になっている。本作を子供と鑑賞した人からは「映画はより大人向けのおもしろさがあったと思う。子供と観に来たけれど、大人も十分楽しめる」(44歳)、「自分が子供のときから見てきたので、ようやく息子と一緒に楽しめるものができたなと嬉しく思う」(40歳)という声もあった。アンケート調査ではバトルシーンについて話す人も多く、「やっぱりフュージョンしたところが凄くよかった! 戦闘シーンの迫力が凄かった」「とにかくバトルが凄い! 展開が目まぐるしくて、途中追いつけないと思うほどだった」「バトルシーンの描写が特によくて技術の進化を感じた」などのコメントがあった。(本ランキングは、12/14(金)、12/15(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2018年12月17日ニューヨークで80年以上にわたり、冬の風物詩として親しまれている壮大なショー、『ラジオシティ・クリスマス・スペクタキュラー』。それに倣う形で2016年、渋谷の街の新たな冬の風物詩を目指して始まったのが、東急シアターオーブの『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』だ。以来、目標に向かって順調に歩みを進め、3年目となる今年の公演が本日12月15日(土)に開幕する。《ホワイトクリスマス》から《恋人たちのクリスマス》まで、数々のクリスマスソングが華麗なダンスとともに披露されるだけでなく、ステージには巨大なクリスマスツリーやサンタクロース、さらにはスケートリンクまで出現。歌とダンスに加えてスケートショーまで楽しめる、子どもから大人まで、誰もが目いっぱいクリスマス気分に浸れる公演だ。出演は主にアメリカ人パフォーマーだが、初演時から応援サポーター兼ゲストスケーターを務める本田望結は今年も出演(12月15日昼公演のみ)。3年前よりスケーターとしての実力をはるかに高めた彼女のパフォーマンスに期待が高まる。また、昨年シンガーとして出演したナタリー・エモンズが、今年はMC兼シンガーとして参戦。“トリバゴのお姉さん”の、あのクセになる流暢な日本語を生で味わう絶好のチャンスの到来だ。『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』は、東急シアターオーブにて12月25日(火)まで。文:町田麻子
2018年12月15日SHISHAMOが、本日12月14日と明日15日にZepp Tokyoにて『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 『ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?』を開催する。昨年1月にNTTドコモのテレビCM『ドコモの学割『ししゃも?』篇』に、楽曲「明日も」が抜擢され、メンバーもCMに初出演して以降、『第68回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、快進撃を続けるSHISHAMO。その後、今年3月にはデビュー前からの夢だったという念願のアサヒ飲料『カルピスウォーター』のCMソングを担当することに。『カルピスウォーター』大・卒業編には「水色の日々」、続けて6月には『カルピスウォーター』大・告白編のCMソングとして「ねぇ、」を書き下ろした。また、今年3月には前述した「水色の日々」、『ダイナミックJTB』新登場編のCMソング「ドキドキ」、『三井住友カード Apple Pay』のCMソング「ロマンチックに恋して」と、3曲を収録したトリプルタイアップシングル『水色の日々』、6月にはアルバム『SHISHAMO 5』をリリース。着実にステップアップしていき、その名を全国に轟かせてきた。そんなSHISHAMOにとって、今回の『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 「ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?』は、初の海外公演を含む待望の全国ライブハウスツアー。年内はこの2日間が最後の公演となり、来年1月からは『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 追加公演 「ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?」スペシャル!!!』と題した追加公演を含む全6公演を予定している。Zepp Tokyoという国内最大級のキャパシティを誇るライブハウスでの2日間にわたる公演は、彼女らにとって今年の総決算となるかもしれない。今年1年間での活躍を総括するようなパフォーマンスに期待したい。さらにSHISHAMOは、12月23日には『MERRY ROCK PARADE 2018』(12月22日〜24日開催)、25日には『CROSS FM 25th Anniversary MUSIC JUNCTION 2018』(12月25日〜26日開催)、27日には『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2018』(12月27日〜28日開催)、30日には『LIVE DI:GA JUDGEMENT 2018』(12月30日〜31日開催)と、年末までライブイベントへの出演で大忙し。年の瀬も彼女たちの音で、全国各地を盛り上げてくれることは間違いないだろう。公演情報『SHISHAMO ワンマンツアー2018-2019 『ねぇ、あなたとあの娘は夢でしか逢えない間柄なのにどうして夜明けにキスしてたの?』12月14日(木)Zepp Tokyo開場18:00/開演19:0012月15日(金)Zepp Tokyo開場18:00/開演19:00
2018年12月14日2018年は、指揮者・作曲家・教育者として活躍した20世紀を代表する音楽家レナード・バーンスタイン(1918-1990)生誕100年のメモリアルイヤー。というわけで、1年を通してバーンスタイン作品に親しむ機会がとても多い年だった。札幌で開催されている「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」の創設や、「広島平和コンサート」の開催など、日本との絆がとても強いバーンスタインの“最後の弟子”として名高いのが、日本を代表する指揮者・佐渡裕だ。その佐渡が、恩師バーンスタインのメモリアルイヤーの締めくくりにバーンスタイン作品を指揮するとなれば、これは聴き逃がせない。演奏は、佐渡との共演によって数々の名演奏を残してきた吹奏楽団「シエナ・ウィンド・オーケストラ」だ。実は佐渡裕自身が吹奏楽出身であることから、オーケストラ(管弦楽)の指揮と並行して吹奏楽に力を入れているのは有名な話。この名コンビが奏でる熱いバーンスタインに期待したい。当日は、バーンスタインの名作「ディヴェルティメント」や「シンフォニック・ダンス」吹奏楽編曲版のほか、クリスマスにちなんだ作品も楽しめる。バーンスタインイヤーの締めくくりはこうありたい。
2018年12月13日2017年の東京・すみだ北斎美術館における朗読劇に続き、ロンドン・大英博物館でのリーディング公演も好評だった宮本亜門演出の『画狂人 北斎』。その後、東京・曳舟文化センターでの凱旋公演を経て、いよいよストレートプレイ版が、新国立劇場 小劇場で上演される。12月5日、宮本と葛飾北斎役の升毅らキャストを迎え、スタート地である、すみだ北斎美術館にて制作発表が行われた。《冨嶽三十六景》など約3万点もの作品を遺し、ゴッホら海外の画家にも影響を与えた北斎。一方で、「30回もの改名」「93回の引っ越し」など“奇行の人”としても知られる。会見では、まず宮本が「世界中で人気の絵師なのに、なぜ北斎がそんな奇行をしたのかについては、あまり知られていないんですよね。人間・北斎は何を考えていたんだろうというのを、(初演からの上演を通して)探っているところです」と熱を込めてあいさつ。主演の升は、「北斎を調べていくと、本当に面白い生き様の人だったんだなというのが分かります。今回は、(88歳で死んだ)北斎の70歳からの物語ということで、さて、どう“生きようか”と。魂を込めて演じたいですね」と、4年ぶりの舞台出演に手ごたえを感じている様子。宮本も「北斎の内面を描くにあたって、今回は雄弁にセリフを語るようなことはしません。升さんなら、葛藤をグッと内に溜め込んで、観る人に“この人は葛藤し続けたことで、こういう言葉が出てきたんだな”と感じさせる北斎になるのでは」と期待を寄せた。物語は、現代と江戸時代を行き来しながら展開。キャストは北斎の娘・お栄に黒谷友香のほか、北斎の孫・柳川時太郎に玉城裕規、現代の北斎研究家・長谷川南斗に津村知与支、長谷川の助手・峰岸凛汰役に和田雅成。さらに北斎の友人で戯作者の柳亭種彦を、水谷あつしが演じる。「幕府の圧力のもと反抗心をもって描き続けた北斎に比べて、現代の日本人は、僕も含めて“小さくなったな”と感じるんですよ。モノを表現する人間として、役者さんたちもきっと、北斎に感化されながらの稽古場になると思います」という宮本の言葉が印象に残った。『画狂人 北斎』は、1月10日(木)から20日(日) まで新国立劇場 小劇場にて上演。取材・文:佐藤さくら
2018年12月06日ASKAが、本日12月6日に東京国際フォーラム ホールAにて『billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-』を開催する。『billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-』は、 ASKAにとって約5年ぶりのライブとなった初日公演(11月5日開催)より、追加公演となる12月23日(日)の静岡・グランシップ 大ホール・海までの全国9都市11公演を開催するツアー。1978年にCHAGE & ASKAを結成し、翌年にシングル「ひとり咲き」でデビューしてから、2009年に無期限活動休止を発表するまで、ドラマ『101 回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の主題歌「SAY YES」で累計売上枚数が約282万となる大ヒットを記録、シングル『はじまりはいつも雨』やアルバム『SCENEⅡ』で次々にミリオンセラーを達成するなど、トップアーティストとなって、音楽界の第一線で活躍し続けた。そんな中、1987年にシングル「MY Mr.LONELY HEART」でソロデビューを果たしたASKA。昨年にはソロデビュー30周年を迎えている。一時活動を自粛したASKAだったが、2017年には自主レーベル『DADAレーベル』の立ち上げを発表。今年は、10月17日にファンの投票で上位となった楽曲を集めたベスト盤『We are the Fellows』を再発売すると同時に、自身が収録曲を選び、録り下ろしの新曲を加えたベストアルバム『Made in ASKA』をリリースした。今回のツアーは5年ぶりであることに加え、トップオーケストラとの共演もあり、ASKAにとってもファンにとっても特別な公演。初日を含め、3度目の東京国際フォーラム ホールAでの開催となる今日をあわせて、残すはあと6公演だ。追加公演を除いて、すでにチケットはソールドアウトを果たし、来年2月からは全国14公演、追加公演の予定もある待望のバンドツアー『ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA - 40年のありったけ -』を行うことも決定している。“40年のありったけ”を詰め込んだバンドツアーでは、オーケストラを携えた今回のツアーとは、また違ったパフォーマンスを見せてくれることだろう。これまでのキャリアを総括するようなツアーになるかもしれない。前述のように、今年ライブ活動を再開したASKAは、来年もまた今年以上に音楽で多くの地域を盛り上げてくれることは間違いないだろう。公演情報2018年12月6日(木)東京都 東京国際フォーラム ホールA出演:ASKA / 東京フィルハーモニー交響楽団2018年12月8日(土)兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 大ホール出演者:ASKA / ビルボードクラシックスオーケストラ2018年12月10日(月)京都府 ロームシアター京都出演者:ASKA / 大阪フィルハーモニー交響楽団2018年12月13日(木)北海道 札幌コンサートホールKitara出演:ASKA / 札幌交響楽団2018年12月15日(土)神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール出演:ASKA / 東京フィルハーモニー交響楽団2018年12月19日(水)福岡県 福岡サンパレス出演:ASKA / 九州交響楽団2018年12月23日(日・祝)静岡県 グランシップ 大ホール・海出演:ASKA / 東京フィルハーモニー交響楽団
2018年12月06日「ぴあ」調査による2018年11月23日、24日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、竹内まりやのライブドキュメント『souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~』が第1位になった。竹内まりやは1978年11月にデビュー。山下達郎との結婚後は、作家として『元気を出して』『駅』など多くの作品をアーティストに提供しながら、1984年に自らもシンガーソングライターとして活動を再開。今年デビュー40周年を迎える。活動再開後はライブ活動はほとんどなく、アルバムやシングルの制作が主な活動だが、このほど公開になった映画は、活動再開後に行なわれた2000年、2010年、2014年のライブの模様と、新たに撮り下ろした本人インタビューなどで構成。いずれの映像もソフト化されておらず、劇場には多くのファンが足を運んだ。出口調査では「普段コンサートをやらないから映像はものすごく貴重。彼女の歌が好きだけど、DVDとかまったくないから映画館で観られてよかった」「懐かしさだけでなく、自分がそこにいるような貴重な体験ができた」「表には出てこないけれど、常に音楽に向き合っている姿に感動! 日々の鍛錬が彼女の音楽の土台になっているのだと思った」「歌の上手さをじっくり堪能できた。最近リリースした曲から昔のものまであって本当によかった」「竹内まりやと山下達郎の共演シーンは素晴らしく、思わず涙があふれてしまった」など熱い声が寄せられた。注目は、動員ランキングで1位に輝いた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がけた作品だけあり、“ハリポタ”から観続けているファンも多く、「前作よりも深いところまで突っ込んでいて内容が濃くなっていた」(18歳)、「ダークファンタジーに徹していて、なじみ深いハリー・ポッター路線になってた」(22歳)、「それぞれの関係性が明らかになって、物語や世界に深さを感じた」(21歳)、「予想しない展開が待っていた!」(21歳)など好評。劇場には子どもたちの姿もあり「それぞれの魔法動物にとくちょうがあって、カッコよかったし、可愛かった」(8歳)、「火がよかった! エキサイティングだった!」(9歳)、「ニュートが魔法を使うシーンがカッコイイ!」(10歳)、「ニュートと魔法動物との信頼がよかった」(11歳)など大人気。中には友達や親に連れられて「初めてファンタビを観た」と話す子も多く、新世代のファンも着実に増えているようだ。(本ランキングは、11/23(金)、24(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2018年11月26日Suchmosが、本日11月24日と明日25日に神奈川・横浜アリーナにて『Suchmos THE LIVE YOKOHAMA』を開催する。昨年1月にリリースしたアルバム『THE KIDS』が様々なチャートで首位を獲得、『第59回輝く! 日本レコード大賞』において 最優秀アルバム賞を受賞して以降、快進撃を続けるSuchmos。その後4月にはソニー・ミュージックレーベルズとアーティスト専属契約を結び、新レーベル『F.C.L.S.』(読み方:エフシーエルエス)を発足した。レーベル名を掲げたEP『FIRST CHOICE LAST STANCE』をはじめとし、配信限定シングル「808」やミニアルバム『THE ASHTRAY』を発売。また、「808」は「STAY TUNE」に続いて再び Honda「VEZEL」CM ソングに起用され、新曲「VOLT-AGE」は『2018 NHK サッカーテーマ』に抜擢されるなど、活躍の場を広げている。メンバー全員が横浜出身のSuchmosにとって、横浜アリーナでのワンマンは、待望の凱旋公演。すでに2日間ともチケットはソールドアウトを果たし、来年3月には全国7都市をまわるアリーナツアーを行うことも決定している。横浜アリーナという大きな会場での2日間にわたるライブは、彼らにとってひとつの節目となるかもしれない。これまでのキャリアを代表するような楽曲が聞けることになるのではないだろうか。さらに、年末には『第69回NHK紅白歌合戦』に初登場することも決定している。Suchmosは、前述のように、今年NHKのサッカーテーマ曲を担当。『2018 FIFAワールドカップ ロシア』日本代表初戦であるコロンビア戦では、ハーフタイムにNHKホールでパフォーマンスを披露し、日本の勝利を後押しした。『紅白歌合戦』でどの楽曲を披露するかはまだ発表されていないが、年の瀬のお茶の間まで盛り上げてくれることは間違いないだろう。公演情報11月24日(土)会場:神奈川横浜アリーナ時間:OPEN 17:00 / START 18:0011月25日(日)会場:神奈川横浜アリーナ時間:OPEN 17:00 / START 18:00info: HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
2018年11月24日“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がける新作映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が明日から公開になる。監督を務めるのは“ハリポタ”シリーズからメガホンをとり続けているデイヴィッド・イェーツで、彼は常に「同じことを繰り返すのではなく新しいものに挑戦したい」と語る。同じ世界、同じキャラクターが登場するシリーズに“新しさ”をもたらし続ける秘訣はどこにあるのだろうか? イェーツ監督に話を聞いた。本シリーズは“ハリポタ”と同じ世界観を共有しており、魔法動物を研究しているニュート・スキャマンダーが主人公。最新作では、タイトルにもなっている“黒い魔法使い”ことグリンデルバルドが脱獄し、ニュートはホグワーツ魔法魔術学校を率いるダンブルドアから黒い魔法使いの追跡を託される。シリーズ1作目『…魔法使いの旅』では1920年代のアメリカが舞台だったが、新作では英国とフランスが主な舞台になり、作品のトーンも大きく変化している。「1作目は遊び心が満載で、とてもやさしくて軽やかな感じがしたのですが、今回はどちらかというとスリリングな展開になっています。キャラクターのバックストーリーを膨らませて、より掘り下げていった結果、より奥深い仕上がりになりました。JKはかなり壮大なストーリーを練っているようで、少なくとも彼女の中では5作品分のストーリーがあるようです」つまり、本作は5つある物語の2作目で、まだ見ぬ3作品が控えている。こう書くと“続きもの”のようだが、イェーツ監督は本作から観ても楽しめるよう映画を設計し、待機している作品への期待が大きく膨らむよう演出している。「みんなで話し合って1作ずつバランスを取りながら取り組んでいます。本作から新登場するキャラクターの何人かはおそらく引き続きシリーズに登場するでしょうから、彼らのストーリーラインを膨らませなければならない。と同時に、最後まで説明せずに“どうなるんだろう?”と観客に思わせて、次の『ファンタスティック・ビースト』の世界に戻りたくなるようなものにしなければならない。そのバランスはなかなか難しいものがありました。しかし、スタジオのみなさんやJK、プロデューサー、脚本家が綿密に話し合ってくれますから、最良のバランスを見つけ出し、壮大な物語を紐解きながらも1作ごとに楽しめる作品に仕上げていきました」1作ごとに物語の舞台やカラーは異なるものの、真の意味で観客を魅了し、新鮮さを感じさせているのは、エディ・レッドメインらメインキャストが表現する“成長のドラマ”だ。ハリポタの場合はシリーズ開始時にキャストが幼かったので、新作が登場するごとに彼らが“目に見えて変化”していることが伺えたが、ファンタビの場合はキャストの“内面の進化と成長”が大きなカギになっている。「先日、ニュート役のエディ・レッドメインに会ったのですが、彼は『1作目を撮り終えてから役がなかなか抜けなくて自分の皮膚の下に入り込んできたような、自分の体の中に息づいているような感覚があった』と言っていました。2作目の撮影が始まるまで彼の体内にはずっとニュートがいて、外に出たくてウズウズしているような状態です。さらに作品と作品の間は1年ほど空きますから、例えばエディに子供が生まれたりだとか俳優それぞれの状況の変化があり、人間としても変わっていきますし、俳優同士の関係もダイナミックに変化していくわけです」小さな子供が成長するのと同じぐらい、大人も時間を経て変化し、成長していく。そこで重要なのは“ゆとり=時間”だ。「作品と作品の間に時間がありますから、役に対する考え方などが醸成されていく。そういったゆとりがあるんですよね。キャストもスタッフもそれぞれが、前作の芝居を思い返したり、次はこうやろうかなって考えたりするんです。エディも2作目ではあれこれやってみたいと考えているんだろうな、というのが伺えました。それがシリーズでやっていくことの利点ですね。自分のキャラクターと長い時間付き合っていくわけですから、キャラクターの新しい一面を発見するなど、多面的にとらえることのできる余裕があるんです」『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、本作から飛び込むことのできる間口の広さを備えながら、キャラクター描写やドラマは時間をかけたからこそ実現できた“深み”がある。単にド派手なだけでも、単にダークなわけでもない、ワクワクと予測不可能な展開が同居する新たな物語が明日、幕を開ける。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)より全国公開
2018年11月22日“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がける新作映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が明日から公開になる。ローリングは本作の完成後、SNSで“#ProtectTheSecrets”のタグを付けて作品を紹介しているが、本作では一体、どんな“Secrets(秘密)”が描かれるのだろうか?『ファンタスティック・ビースト』は、ハリー・ポッターの物語と同じ世界観を共有しているシリーズで、ハリーが活躍するよりも前の時代が舞台になっている。世界中に散らばる魔法動物を研究しているニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が主人公で、最新作ではタイトルにもなっている“黒い魔法使い”ことグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が護送中に逃走するところからはじまる。グリンデルバルドは強大な力を駆使して魔法界と人間界の両方を支配しようとしており、ホグワーツ魔法魔術学校を率いる偉大な魔法使いで、ニュートの恩師でもあるダンブルドア(ジュード・ロウ)は、ニュートを呼び出し、グリンデルバルドの行方を追うように頼む。最新作もこれまでの“ハリポタ”や“ファンタビ”シリーズ同様、壮大なスケールのアクションや、細部まで考え抜かれたドラマ、華麗な魔法の数々を楽しめる構成になっており、“ハリポタ”ファンならば思わず身を乗り出してしまうようなエピソードも見どころだ。ところでなぜ、ダンブルドアはニュートに黒い魔法使いの追跡を命じたのだろうか? ニュートは魔法を使って相手を攻撃するような人物ではなく、個性豊かな魔法動物を収集し、共に暮らし、その生態を調べることに情熱を傾けている男だ。それにダンブルドアは生徒たちから信頼を集める教師である一方で、魔法使いとしてグリンデルバルドに匹敵する力をもっている。なぜ、ダンブルドアは自分で黒い魔法使いを追わないのか? なぜ、ニュートは人間界と魔法界の危機を救う役目に選ばれたのか?本作はワクワクする物語だけでなく、新たな謎やアッと驚く展開が待ち受けており、映画館に行けば、原作者ローリングが観客に“#ProtectTheSecrets(秘密を守って)”と呼びかけた意味もわかるはずだ。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)より全国公開(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K.R.
2018年11月22日宮藤官九郎が演出を手がける『ロミオとジュリエット』が11月20日(火)に東京・本多劇場で開幕する。『ロミオとジュリエット』は、対立するふたつの旧家でそれぞれ生まれた男女が恋に落ち、悲劇的な結末を迎える物語。とあらすじを説明するまでもないほど有名なシェイクスピアの戯曲に宮藤官九郎が挑むのは初めてのこと。ロミオを演じるのは今年50歳を迎えた三宅弘城。このキャスティングだけで、ひと筋縄ではいかない『ロミジュリ』になりそうな予感が伝わってくる。また、宮藤の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』でヒロインを務めた森川葵が初舞台となる今作でジュリエットを演じる。ロミオの親友マキューシオには勝地涼、ロミオにケンカをふっかけることとなるジュリエットの従兄弟には皆川猿時と、宮藤作品でおなじみの面々が名を連ねる。宮藤は「なるべくまんまやる!」とコメントしているが、上記のキャストに加え、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲという名を見ていると、「まんまやる」にしても、いや「まんまやる」ことによってより前代未聞の『ロミジュリ』になるのではないかという期待が募るばかりだ。もう新しい切り口など存在しないのではないかと思われるほど上演が重ねられてきた戯曲を、宮藤が生まれ変わらせるかもしれない瞬間がすぐそこまで来ている。三宅のいう「ロミジュリ史上、最珍傑作」を目撃しない手はないだろう。12月16日(日)まで東京公演を行い、その後は新潟、大阪、愛知でも上演される。文:釣木文恵
2018年11月20日Mr.Childrenが本日11月17日と明日18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』を開催する。本ツアーは、10月6〜7日の広島公演を皮切りに、全13カ所25公演を行うアリーナツアー。ツアーが始まる直前の10月3日には、前作『REFLECTION』以来、約3年4カ月ぶりとなるニューアルバム『重力と呼吸』を発売した。本作には、『himawari』(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)、『here comes my love』(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、『SINGLES』(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)を含む全10曲を収められた。昨年のドームツアーをはじめ、ここ数年は毎年ツアーを開催するなど、積極的にライブに取り組んでいるMr.Children。楽曲も、鍵盤やストリングス、ホーンなどのアレンジを取り入れながらも、バンドサウンドを生かした作風が特徴的だ。5月には過去にリリースしたシングル全37枚、アルバム全21枚の収録曲全曲が各配信サイトにてダウンロード配信およびサブスクリプション配信され話題になったMr.Children。また『重力と呼吸』と同時に、詩集『Your Song』(文藝春秋刊)も発売された。この詩集には、1992年のデビューアルバム『EVERYTHING』から最新作まで、すべての楽曲の歌詞を収録。2018年、あらためてMr.Childrenのこれまでの楽曲を振り返ることになり、その魅力に注目が集まった。ツアーは、このあと12月に国内公演を終え、2月には、初の海外単独公演となる台湾公演を開催。アルバム収録曲、そして往年の名曲たちが披露されることにも期待だ。公演情報『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』会場:さいたまスーパーアリーナ11月17日(金)開場/16:00開演/17:0011月18日(土)開場/15:00開演/16:00
2018年11月17日2015年に稲垣吾郎主演で初演され、観客を感動の渦に巻き込んだ『No.9-不滅の旋律-』が、11月11日(日)、ついに再演の幕を開ける。「運命」(交響曲第五番)や、「田園」(交響曲第六番)などで知られるベートーヴェンだが、タイトルが示す“No.9”とは、彼の9番目にして最後の交響曲、つまり「交響曲第九番ニ単調作品125」のこと。なかでも第4楽章の主題は『歓喜の歌』と呼ばれて世界中で親しまれ、日本でも年末に歌われる合唱曲“第九”としておなじみだ。そんな“楽聖”ベートーヴェンだけに、彼が難聴で苦しんだことを知っている人も多いだろう。本作の物語も1800年、難聴が進み始めた30歳の頃の描写から始まる。作曲家として有名になっても、身分の差によって愛する人とは結婚できず、孤独を深めてゆくベートーヴェン。だがピアノ工房で出会ったマリアや、自身の弟たち、周囲の人々との交流によって、彼は改めて音楽の道へと没頭する。幼少期の父のスパルタ教育によって生まれた幻影に悩まされ、情け容赦なく進む難聴にあらがいながら、ベートーヴェンは頭の中に鳴り響く音楽を次々に楽譜に書きとめる。54歳にして「交響曲第九番」の初演を迎えた夜、ベートーヴェンの耳に、その喝采は届くのか……?「こんなにも人間らしくて、強くて弱くて、性格悪くて、性格良くて、優しくて……人間の魅力が詰まった人物だったとは!」と稲垣も言うとおり、初演はベートーヴェンの波乱の人生を、新しい視点と音楽的演出で浮き彫りにした舞台となった。劇団☆新感線の座付作家・中島かずきの大胆でうねりのある脚本と、音楽と芝居の融合を長年手がけてきた白井晃の演出だからこそ叶ったステージだったろう。音楽監督は、世界中のアーティストとコラボレーションしている三宅純が担当している。初演では稲垣の、繊細だが軸のブレないたたずまいがベートーヴェンと重なり、その激情をも全身全霊で演じるさまが新境地を拓いて当たり役となった。3年を経て、その表情がどう深化しているのか注目だ。今回はヒロインのマリア役に、剛力彩芽が初参加。その他ベテランから若手まで手錬の役者陣が集結し、再び劇場に“歓喜の歌”が鳴り響く。TBS赤坂ACTシアターで12月2日(日)まで上演された後、大阪、横浜、久留米にて公演を行う。文:佐藤さくら
2018年11月11日11月9日(金)、豊洲のIHIステージアラウンド東京にて新感線☆RS『メタルマクベス』disc3が開幕した。『メタルマクベス』は2006年初演。シェイクスピアの『マクベス』をもとに、200年後の荒廃した近未来と1980年代の日本とを交錯させて描いた、宮藤官九郎脚本の物語だ。タイトルの通り、全編をメタルの音楽が彩る。7月からキャストを変えてdisc1、disc2と『メタルマクベス』を上演してきた新感線。今年の再演にあたり、宮藤は脚本に手を入れ、いのうえひでのりは演出もアレンジ。新たな『メタルマクベス』が豊洲で回転をはじめているのだ。今回主役のランダムスターを演じるのは浦井健治。ランダムスター夫人には長澤まさみが扮する。浦井は5年ぶり3度目、長澤は新感線初参加。ミュージカル界の貴公子・浦井と、『キャバレー』でミュージカルを経験した長澤、ふたりがメタルでどんなシャウトを響かせるか、そしてどんな夫婦を演じるのかがやはり最大の見どころだろう。ほかにも高杉真宙、柳下大、峯村リエ、ラサール石井ら、魅力的なキャストが並ぶ。IHIステージアラウンド東京のこけら落としから1年3か月にわたって『髑髏城の七人』を上演してきた劇団☆新感線。さらに立て続けに『メタルマクベス』を演出するいのうえは、おそらく日本でもっとも、いや唯一“360度回転劇場”の扱いに慣れた演出家であることは間違いない。今作ではバイクがステージを疾走し、過去と未来が自在に行き来する。回転劇場ならではの楽しみがめいっぱい詰まったエンターテインメント作品、『メタルマクベス』の掉尾を飾るdisc3を見逃す手はない。公演は、12月31日(月)まで。文: 釣木文恵
2018年11月10日現在も圧倒的な人気を誇る英国バンド“クィーン”の軌跡を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が本日から公開になる。本作は、クィーンのメンバーが自ら製作総指揮を務め、スタッフが徹底的にリサーチを行なって、彼らの物語を描いているが、メンバーを演じたラミ・マレック、グウィリム・リー、ジョー・マッゼロは伝説的なロック・スターを“コピー/マネする”のではなく“役を生きる”ことにこだわったという。来日した彼らに話を聞いた。彼らの物語は、インドから移民としてやってきたファールク・バサラが、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが在籍していたバンド、スマイルに加入したところから始まった。オーディションでベーシストのジョン・ディーコンが加入し、ファールクは“フレディ・マーキュリー”に、バンドは“クィーン”に改名。彼らは破竹の勢いでスター街道を駆け上がっていくが、フレディは孤独やコンプレックスを抱え、残りのメンバーもエゴや想いを制御できずにメンバーはぶつかるようになる。映画は、彼らの軌跡を描きながら、バンドが1985年7月の大規模コンサート“ライヴ・エイド”に挑むまでが描かれる。フレディを演じたマレック、ブライアンを演じたリー、ジョンを演じたジョーは撮影前にクィーンのライブ映像やインタビュー、資料を徹底的にリサーチした。しかし、あくまでも準備は準備でしかない。リーは「実は“ライヴ・エイド”のシーンから撮影が始まったんだ。本当に気が重かったよ」と笑顔で振り返る。「事前に映像を徹底的に観て、何度もチェックして“この曲のこのフレーズではブライアンのギターはこの位置にあるな”と繰り返し確認したよ。ブライアンの見た目や身体的な特徴を習得して、バンドの関係性も理解した。でも何よりも大きかったのは、撮影の初期の段階からブライアン本人がいてくれたことだね。彼は僕に『君はロック・スターなんだ。つまり自分のスピリットとソウルで演じてくれ』って言ってくれた。本当にうれしかったし、大きな助けになったよ」マッゼロも事前に多くの映像や資料をチェックした。しかし「どれだけ本人に近づけたとしても必ずギャップはあるもので、俳優は学んで似せようとする部分と自ら作り出していく部分がある」という。「ライブやインタビューの映像をたくさん観ても、彼らがプライベートな時間にどんな風に過ごしていたかはわからない。それは記録映像には絶対に写っていない部分だからね。そこをどう演じるかで本人を“コピー”しているのか、“役を生きる”のか、違いが出ると思っていたんだ。例えば、ライヴ・エイドのシーンでは事前に僕たちはステージ上のバンドの動きをすべてマスターしていた。だから、次の瞬間にどんな動きをして、どんな出来事があるかは完璧に把握していたんだ。次の瞬間に僕は演奏しながら左を向いて、ギターを演奏しているブライアンと目が合うんだ、ってね。では、その瞬間にふたりの間にどんなフィーリングが生まれるのか? そこは映像には写っていない。それぞれの俳優が“役を生きる”瞬間が訪れるんだ」マレックは、ふたりと同じ準備を積んだ上に、さらに役を深めなければならなかった。本作にはフレディが成功したにも関わらず孤独や哀しみを深めていく場面や、自分が両性愛者であることに気づく場面、自身のキャリアについて考え、苦しむ場面が丁寧に描かれているからだ。「多くの俳優にとって、自分を捨てて、役に“なりきる”ことはゴールだと思われているけど、僕は自分とフレディを結びつけて演じたかった。でも、彼が大きなステージに立っている映像を見ると“絶対にこんな風にはなれない!”って思ってしまう(笑)。でも、彼が抱えている葛藤は、僕にも理解できると思ったんだ。彼は移民であり、マイノリティであり、あの時代の空気や常識と対立し、やがて克服した。僕はそんな“人間としてのフレディ”を理解したかった。それはもしかしたら、フレディ・マーキュリーではなくファールク・バサラを見つめる営みだったのかもしれないな」本作は、フレディの人生を主軸にしながら、クィーンの名曲誕生に隠された秘話や、メンバーが時に衝突しながら成長し、世界中のファンを魅了していく様が描かれる。リーは「彼らは“音楽が生み出されること”が、他のどんなことにも勝る関係にあった」と分析する。「僕が劇中で好きなのは、メンバーがぶつかり合いながら『地獄へ道づれ(Another One Bites the Dust)』が出来上がっていく場面だ。彼らは4人とも強烈なエゴがあったと思うけど、それらが衝突し、葛藤の頂点で新しい音楽が生まれ、そのことが他のすべてに勝ってしまう。そこが素晴らしいんだ!」しかし、マッゼロ曰く「他の人には嘘をつけても、バンドのメンバーには嘘をつけない」状況で、彼らは追いつめられていく。さらにフレディは愛する女性メアリー・オースティンと交際するが、自身の性的指向に悩み、ド派手なパーティを開いても孤独や哀しみを癒せず、深い闇を彷徨うことになる。「フレディがあそこまでの成功をおさめるためには、相当なエゴが必要だったと思う。そしてスターダムを登ったことで、同時に心に大きな“穴”が開いてしまったと思うんだ。結果として彼はアートや音楽や周囲の人々で穴を埋めようとする。でも、あそこまでの栄光と引き換えに生まれた空虚な気持ちは、栄光と同じぐらい巨大なものだった。だから、彼は簡単には地に足をつけて生きられなかったんじゃないかな」(マレック)幾度かのピンチを乗り越えるも限界寸前まで悪化してしまったメンバーの関係、どれだけ成功しても満たされないフレディの哀しみと彼にもたらされた“病”の知らせ。あまりにも過酷な状況に置かれた4人はいかにして再結束し、ライヴ・エイドのステージに立ったのか? 役を“生きた”者たちが描き出す、記録映像には写っていない“知られざるドラマ”がいよいよ明らかになる。『ボヘミアン・ラプソディ』公開中
2018年11月09日三島由紀夫がその思想と死生観のすべてを注ぎ込んだ長編小説であり、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をする直前に、最終巻の原稿を渡したことでも知られる『豊饒の海』。この小説は『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成るが、根底に一貫して流れているテーマは“輪廻”だ。今回の公演では、文学作品の核心をすくいとり、舞台化する手腕に定評のある長田育恵が翻案と脚本を担当。さらに、昨年オールドヴィックシアター(ロンドン)のアソシエイトディレクターに就任したばかりの新鋭、マックス・ウェブスターが演出を手掛ける。長編小説をひとつの舞台作品として再構築するなか、三島の美しく深遠な世界観が、どのように立ち現われているのかに注目だ。いよいよ本日11月7日(水)に初日を迎えた本作で、華族の家に生まれ、幼馴染みの令嬢・聡子を愛しながらも、二十歳で世を去る松枝清顕を演じるのは東出昌大。物語が進むにつれ、清顕が転生する(と思われる)人物は別の役者が演じるが、もちろん東出の登場は序盤だけではないだろう。どういう形で舞台上に存在するのかも見どころだ。清顕の親友で、生涯を通して彼の転生に触れてゆく本多繁邦には、大鶴佐助(青年時代)と首藤康之(中年時代)、そして笈田ヨシ(老齢時代)と魅力的な配役が叶った。他にも、宮沢氷魚、上杉柊平、神野三鈴、初音映莉子ら盤石の役者たちがそろい、舞台を引き締める。本作のポスターには、海でたたずむ東出の写真と共に、「又、会ふぜ。きつと会ふ。」の文字が。その清顕の言葉がどんな意味を持つのか、ぜひ客席から見届けたい。12月2日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAまで上演され、12月8日(土)・9日(日) には森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。文: 佐藤さくら
2018年11月07日本日11月6日と明日7日、iKONが日本武道館にて『iKON JAPAN TOUR 2018』を行う。韓国の大手芸能事務所「YG ENTERTAINMENT」に所属するiKONは、BIGBANGの弟分的ポジションで、2016年に日本デビューした7人組ボーイズグループ。その年の日本レコード大賞では最優秀新人賞を受賞し、2017年は海外アーティストの本国デビューから史上最速となる1年9カ月でジャパンドームツアーを開催した。そして今年9月には、日本2ndアルバム『RETURN』をリリース。リード曲の『LOVE SCENARIO』は、韓国のBillboard Koreaが発表した2018年上半期最多の1位を獲得した楽曲でもある。付属する映像には、日本オリジナルとなるMVやメイキング、ライブ模様などが収録され、盛りだくさんの内容に。本作は、見事オリコンウィークリーアルバムランキングで堂々の初登場1位を獲得した。iKONは、リーダーであるB.Iや、韓国のサバイバルオーディション番組『SHOW ME THE MONEY』シーズン3の優勝経験もあるBOBBYをはじめ、メンバー内に作詞作曲ができるメンバーを有している。ヒップホップを基本としたトラックは、世界的トレンドと韓国ならではの要素がミックスされ、また練習生時代から鍛え上げられてきた、全員の動きがシンクロした踊りもiKONの魅力のひとつ。今回のライブのポイントでも、ぜひ注目したい。ツアーはこの後、12月22日、23日の京セラドーム大阪公園まで続く。全国5都市17公演で、20.6万人超を動員する予定だ。日本でも、BTS(防弾少年団)やTWICEらの人気が爆発的に高まっている今。そのブームをさらに広げるアーティストとして、iKONからも目が離せない。公演情報『iKON JAPAN TOUR 2018』11月6日(火)開場/17:30開演/18:0011月7日(水)開場/17:30開演/18:00会場:日本武道館12月22日(土)開場/15:00開演/17:0012月23日(日)開場/11:00開演/13:00会場:京セラドーム大阪
2018年11月06日