チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (184/342)
8月21日(日)に長崎市稲佐山公園野外ステージで行われる野外フェスSky Jamboree 2016の追加出演者が発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのはザ・クロマニヨンズ、Dragon Ash、ASIAN KUNG-FU GENERATION、10-FEET、SHANK、04 Limited Sazabys、SHISHAMOの7組。すでに出演が発表されていたストレイテナー、RIP SLYME、Nothings’s Carved In Stone、WANIMAとあわせ、全11組の出演者が出揃った。同フェスは今年で18回目を迎え、長崎では夏の風物詩となっている老舗ロックフェス。海と山に包まれた大自然の中で、ライブを楽しめるのが魅力。チケットの一般発売は6月19日(日)午前10時より開始。また一般発売に先駆けて、エフエム長崎にて早割先行(500円引・税抜)を実施。5月18日(水)16時より放送されるエフエム長崎『spicy voxx』番組内及び、5月19日(木)午前10時から5月25日(水)午後6時までSkyJamboreeオフィシャルwebサイトにて受付。■Sky Jamboree 2016 ~one pray in nagasaki~日時:8月21日(日)開場 10:00/開演11:30会場:長崎市稲佐山公園野外ステージ (長崎県)※雨天決行(荒天の場合は中止)出演:ザ・クロマニヨンズ / Dragon Ash / RIP SLYME / ASIAN KUNG-FU GENERATION / 10-FEET / ストレイテナー / Nothings’s Carved In Stone / SHANK / 04 Limited Sazabys / SHISHAMO / WANIMA
2016年05月11日“真田イヤー”と言われる今年、舞台『真田十勇士』がパワーアップして帰ってくる。さらに公演と同時期に映画公開と出版化されることも決定、【映画×舞台×小説】という、まさに最高のメディアミックスが実現。日本映画界、演劇界、出版界、しいてはエンタテインメント界にとってスペシャルなプロジェクトが始動する。舞台「真田十勇士」チケット情報舞台は2014年の初演と同じく、演出(監督)を堤幸彦が手がけ、脚本を演劇界の重鎮マキノノゾミが担当。壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描ききる。そして主人公・猿飛佐助を演じるのは、初演に引き続き同時期公開の映画でも同役を務める中村勘九郎。歌舞伎に留まらず、映画・ドラマ・CM など幅広い分野への挑戦を続けている勘九郎。本公演でも抜群の存在感でパワーアップした佐助を演じるに違いない。佐助とともに『真田十勇士』を支える霧隠才蔵には加藤和樹が登板。初演と映画版では由利鎌之助を演じた加藤和樹が新たな相棒役として挑む。実は腰抜けの武将であったという真田幸村には、初演・映画版同様、加藤雅也。佐助と才蔵の幼馴染で女忍びとしてふたりを翻弄する火垂を、グループ卒業後初舞台となる篠田麻里子が務め、豊臣秀吉の妻・淀殿を浅野ゆう子が演じるなど、再演も魅力的なメンバーが揃った。その他、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨など、舞台初演・映画版より継続して出演のメンバーに加え、荒井敦史、望月歩は映画版より引き続き、さらに、栗山航、丸山敦史、山口馬木也らの新規参戦が決定!この秋、かつてない豪華メンバーでお届けするスペクタクルな舞台『真田十勇士』をお見逃しなく!公演は、9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、10月8日(土)から10月10日(月・祝)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)から10月23日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演。東京・神奈川公演は6月4日(土)より、関西公演は6月12日(日)より、チケット一般発売開始。なお、チケットぴあでは、5月13日(金)11:00まで関西公演のいち早プレリザーブ(ぴあプレミアム会員限定)を実施中。さらに、5月16日(月)11:00まで東京・神奈川公演、5月17日(火)11:00まで関西公演のプレリザーブ(先行抽選)の受付実施中。
2016年05月11日島根県出身のシンガー・ソングライター、山根万理奈がニューアルバム『山根万理奈とマリナッチ楽団』を5月11日(水)にリリース。同作についてぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】山根は同作のコンセプトについて「前作『愛と妄想、25歳。』は、“今の私”というコンセプトで、等身大で自分の考えていることを反映したアルバムだったんですけど、今回は”旅と音楽と出会い”というコンセプトで作りました。自分のモードも開いていきたいし、明るい気持ちになれるものがいいなと思って」と説明。前作から一変してタイトルもユニークだ。「タイトルからわかりやすい、パッとインパクトのあるものにしたくて。自分の名前をニックネームで入れちゃうのどうだろうとか。“まりちゃん”、“まりっぺ”とかの流れで“マリナッチ”が、“マリアッチ”(=メキシコでお祭りなど華やかな行事で親しまれてきた楽団様式)みたいでいいなということで、このタイトルにしました」。サウンドも前作からずいぶん変化がみられた。「前回、バンドの一発録りですごくいいものが出来て、本当に納得のいくものになった。でも以前からエレクトロニックな音楽もやりたくて。そんな頃に地元でライブをしたときに今回アレンジをしてくれたLiLica*ちゃんと一緒で、電子オルガンが私の歌と合ってるねって反応も良くて、そこからヒントをもらいました」。山根本人が作った曲が大半だが、曲提供を受けたものも数曲。Hanasalはデビュー前に出会った作曲家チームで、私が歌をやると決めたきっかけ。『くすりゆび』はデビュー前からあった曲で2014年に配信限定でリリースしたんだけど、もっといろんな人に聴いて欲しいと思って、このアルバム・アレンジで収録しました。『ラズベリー』は以前からライブでは歌ってる曲で、具志堅巨樹さんが私のために書いて下さった曲です」。そしてアルバム制作の資金を募集する「クラウドファンディング」を採用している山根ならではのエピソードも。「クラウドファンディングの特典で「オリジナルソング制作」というのがあって、前作の企画で7~8曲作ったんですけど、『JOY!』と『魔法にかけられて』の2曲はアルバムのコンセプトにも合うから“よかったらアルバムに入れたいんですけど”と特典をあげた方にお聞きして、収録したんです」。音楽配信サイトでは、CDリリースに先駆けて4月6日より配信中。4月3日東京・下北沢lownから始動した「山根万理奈とマリナッチ楽団リリースツアー~season1~」が先日終了。5月14日(土)から「~season2~」がスタート、「~season3~」の10月1日(土)下北沢lown公演まで、チケットは発売中。またCD発売日の5月11日(水)20時から、タワーレコード渋谷店にてミニライブ&サイン会も予定されている。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2016年05月11日12月23日 (金・祝)に福岡・ヤフオク!ドームでHi-STANDARD主催によるライブイベント「AIR JAM 2016」の開催が決定した。1990年代に巻き起こったパンクムーブメントの火付け役「Hi-STANDARD」。現在第一線で活躍する数々のアーティストが彼らの影響を公言している。そんなHi-STANDARDが主催するパンクロック、ラウドミュージックとストリートカルチャーを融合したライブイベント「AIR JAM」が今年の12月、4年ぶりに開催決定。会場は福岡 ヤフオク!ドーム。これまで5度開催されてきたAIR JAM。福岡で開催されるのも、屋内で開催されるのも今回が初めて。■AIR JAM 2016日程:12月23日(金・祝)会場:ヤフオク!ドーム(福岡県)出演:Hi-STANDARD …and more!!★★「AIR JAM」「Hi-STANDARD」を『お気に入り登録』して、この後の最新情報をゲットしよう!事前に登録する事で、先行受付情報などメールでお届け!
2016年05月10日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、上演台本と演出を手がける舞台『8月の家族たち August:Osage County』が5月7日に東京・シアターコクーンにて開幕した。ブロードウェイでトニー賞最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞し、2013年には映画化もされた現代アメリカ演劇の傑作が日本初演。キャストには麻実れい、秋山菜津子、常盤貴子、音月桂、生瀬勝久ら実力派が揃った。舞台『8月の家族たち』チケット情報物語の舞台は、アメリカ・オクラホマにあるウェストン家の屋敷。薬物の過剰摂取に加え、この家の主人であるベバリー(村井國夫)が突如失踪したことで錯乱気味の妻・バイオレット(麻実)の元に3人の娘たちが帰ってくる。長女・バーバラ(秋山)と夫のビル(生瀬)と娘のジーン(小野花梨)、次女で独身のアイビー(常盤)、三女のカレン(音月)とその婚約者スティーブ(橋本さとし)。そしてバイオレットの妹マティ・フェイ(犬山イヌコ)とその夫チャーリー(木場勝己)、息子のリトル・チャールズ(中村靖日)の一家も集まる。これまで決して密な関係とは言えなかった母と3姉妹、そしてその縁者達が一堂に会し、お互いにかみ合わなさを感じながらも主人の行方を心配するが、ベバリーは近くの湖で亡くなっていたことが知らされる…。母と娘たちのそれぞれが生きてきた人生、胸にしまっていた想いが一気にぶつかり、語られなかった秘密が次々に明らかになっていく。これまで数多く家族や姉妹を巡る群像劇を手掛けてきたKERAが、丹念にそしてテンポよく練り上げた会話劇には飽きることがない。自分が当事者ならば全く笑えないハードな状況ではあるものの、客席から覗き見する視点でみると、一家の必死な姿はどこか可笑しく笑わされてしまう。異常と正常の揺らぎを、時にシニカルに時にコミカルに演じる母役の麻実をはじめ、頼れる長女でありつつも夫との関係に揺れる姿をリアルに演じる秋山、秘密の恋愛を育む次女役を柔らかな空気をまとい演じる常盤、屈託なく自由に生きているように見えるがどうも男運が悪く苦労を感じさせる三女役の音月。生瀬勝久、木場勝己、橋本さとしといったこの女系家族の映し鏡である男性陣も大きな魅力だ。キャスト陣のポテンシャルの高さもあいまって、会話の一つひとつが生き生きとした波を生み、その味わい深いセリフの応酬を聞いているだけで、あっという間に時が経ってしまう。公演は5月29日(日)まで東京・シアターコクーンでの後、6月2日(木)より5日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演。チケットは発売中。
2016年05月10日日本の4人組バンドSissyが5月15日(日)にシングル『ボクらの確率論』をリリースすることが決定した。【チケット情報はこちら】同作は8か月連続シングルリリースの第1弾。スキマスイッチの常田真太郎がプロデュースを務めている。CDジャケットは↑THE HIGH-LOWS↓のロゴなどを手掛けた内山高之氏が手掛ける。スキマスイッチの常田真太郎は「フォーリズムバンド+プロデューサーという組み合わせの素晴らしさを知った20数年前。その時はまだ音楽に触れてなかった自分ですが、そこからいろんな経験を経て、2016年に素晴らしいバンドに出会えました。既にしっかりとしたキャリアのあるSissyですが、そこにさらに何かしらのエッセンスを加えさせてもらって少しでも多くの人に面白いと思ってもらえるような音楽を目指して5人で制作しております。今までSissyを支えてもらってるファンの皆さんの期待をいい意味で裏切りつつ、さらに活動の幅を広げられたらと思って、まずはこんな楽曲を作ってみました。そんな訳で今後とも注目、いや注耳よろしくお願いします!」とコメントを寄せている。Sissyは2008年に結成。これまで3作のアルバムを発表。昨年12月にはホールワンマンライブを東京・東京グローブ座で開催し、成功を収めた。今年はオフィシャルファンクラブ「club44」を設立。6月26日(日)には東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで単独公演を開催する。同公演のチケット一般発売は5月22日(日)午前10時より。■シングル『ボクらの確率論』5月15日(日)発売 / 800円 / Present / prss-0001※ライブ会場&レーベルサイト限定販売<収録曲>1.ボクらの確率論2.ボクらの確率論 (Instrumental)■Sissyワンマンライブ6月26日(日) 開場16:30/ 開演17:00会場:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(東京都)■公式ファンクラブ「club44」今年の4月4日(シシーの日)に発足したての公式ファンクラブ「club44」豪華な入会特典(限定招待ライブ、各種企画など)多数の有料プレミアム会員、今後のsissyの活動や、最新情報、オフショット、メルマガなどのコンテンツをゲットできる無料会員の2種を用意。入会は下記関連リンクより。
2016年05月10日4年に1度の食の祭典が2017年GW期間中に開催決定し、先月28日に大阪市内で決起集会が行われた。「’17食博覧会・大阪 The International Festival UTAGE 2017 IN OSAKA」のチケット情報食博覧会は1985年に第1回目を開催して以来、過去8回の累計入場者数が480万人を超え、国内外から多くの人を惹きつける日本最大規模の「食」のイベントとして、また、日本の食文化を世界に発信する場として、今や大阪を代表する“にぎわいイベント”のひとつとなっている。2013年12月に“和食”がユネスコの無形文化遺産に登録されてから初めての開催となる今回のテーマは「日本の祭り 日本の味くらべ」。食博覧会の基本である「宴」の精神に立ち返り、日本の“心”や伝統芸能の象徴である“祭り”と“食”の魅力を広く発信する。メインステージとなる“祭ライブステージ”では竿燈まつり、阿波おどり、長崎くんち、よさこい祭りなど全国の楽しいお祭りが日替わりでライブ上演を行ったり、キッチンカーの縁日も開催。また“宴テーマ館”では東北3大祭りといわれる「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」「仙台七夕まつり」の祭り装飾が本場から来場。そのほか「和食体験展示」や「裏千家呈茶席」など、本格和食の世界が体験できる。“日本の味くらべ館”では全国津々浦々から名産品が大集合し、おいしい郷土食が食べられるなど、その他、各館趣向を凝らした内容となっている。《開催詳細》【会期】2017年4月28日(金) ~ 5月7日(日)計10日間【会場】インテックス大阪【開催時間】11:00 ~ 20:00(最終日は19:00まで)【入場料】《前売入場券》大人-1600円(高校生以上) 子供-800円(小・中学生)《当日入場券》大人-2200円(高校生以上) 子供-1100円(小・中学生)※未就学児童は無料。※期間中1回有効。※2017年4月28日(金)からは当日料金。
2016年05月10日5月7日、甲子園球場で行われた阪神VS東京ヤクルト戦の試合前に、『三谷文楽 in 大阪 其礼成心中』の作・演出を務める三谷幸喜を模した文楽人形・みたに君がファーストピッチセレモニーに登場した。『三谷文楽 in 大阪 其礼成心中』チケット情報みたに君を遣うのは、人形遣いの吉田一輔、吉田簑之、吉田簑悠。当日の朝、40分ほど人形の動きを練習し、投球練習は甲子園球場の練習場で行った三人。「藤浪晋太郎選手の投球フォームを参考に練習しました。文楽の人形らしい投球を、ノーバンでできたら」と意気込みを語った一輔。本番では、みたに君と一輔、簑之、簑悠がマウンドに上がると大きな歓声に包まれた。ファーストピッチセレモニーではワンバウンドし、目標のノーバンには届かなかったが、見事な投球に再び甲子園球場が沸いた。生粋の阪神ファンという一輔は「マウンドに上がれて気持ちよかったです。ただ、ノーバンにならず残念でした。もし次に機会があったら、ストライクを取りたいです!」と感想を語った。『三谷文楽 in 大阪 其礼成心中』は2012年に渋谷・パルコ劇場で初演し、2014年には京都公演を実施。2016年は「其礼成心中」の舞台でもある待望の大阪公演が決定した。近松門左衛門の『曽根崎心中』をベースに、大坂・曽根崎の天神の森で普通に暮らす夫婦の営みを描いた人情喜劇。笑いと涙が溢れる三谷流文楽が、聖地・大阪に遂に上陸する。『三谷文楽 in 大阪 其礼成心中』は7月1日(金)より森ノ宮ピロティホールにて。チケット発売中。
2016年05月09日ネルケプランニングのアイドルステージ第4弾『アンプラネット』が、4月30日(土)に東京・紀伊國屋ホールで開幕。前日に公開ゲネプロが行われた。『アンプラネット』チケット情報赤澤燈らも出演した「少年ハリウッド」、佐藤流司らの「プレゼント◆5」、畠山遼らの「三日月」、崎山つばさらの「CHaCK‐UP」など、人気俳優を送り出してきたネルケプランニングによるアイドルステージの新シリーズ。今回は、惑星アイドル「CHaCK-UP」に憧れて準惑星より来星した新たなグループ「アンプラネット」が主人公となる。「アンプラネット」のお披露目となる本作。先輩「CHaCK-UP」から、本作で重要な役割を担う冥王星人・ポミィの美波日音(みなみかのん/福島海太)をはじめ、木星人・ジュジュの鳴上林檎(なるかみりんご/影山達也)や金星人・ヴィーの美野アカネ(よしのあかね/古川裕太)が出演し、後輩のデビューを盛り上げる。さらに、「少年ハリウッド」から出演するKimeruは学長・西園寺巌を演じるほか、アニメ『タッチ』上杉達也の声でもおなじみの三ツ矢雄二(ジャン・ミナモト役)、SM☆SHとして人気を博し現在は韓国と日本で活動のHERO(ノア役)も出演する。本作は、第一部で演劇、第二部でライブという構成。第一部の舞台は、芸能の名門校・私立SOJ学院。今期の選抜コースに選ばれたのは、海月璃紅(かつきりく/赤澤遼太郎)、近江 蒼(おうみあおい/井阪郁巳)、黄楊いるか(つげいるか/松田将希)、翠木真滉(みすきまひろ/石川正人)の4名。惑星アイドル「CHaCK-UP」の大ファンという彼らは、自分たちを準惑星アイドル「アンプラネット」と名付け、「CHaCK-UP」のポミィをどうしても自分たちのリーダーにしたいと懇願するが――。“欲しいのは本物(ひとつ)だけ”という「アンプラネット」に秘められたストーリーを描く。第二部は、参加型のアイドルライブ。「アンプラネット」のメンバーはもちろん、ジュジュやヴィー、ノアも一緒に客席を盛り上げる。ペンライトやうちわを振って楽しめるキャッチ―な楽曲に加え、キレのあるダンスで魅せる楽曲も披露。シリーズを観劇してきた人にはお馴染みの、私立SOJ学院・校歌は全員で歌って踊り、客席も一緒に楽しめるステージとなった。『アンプラネット』は、5月8日(日)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年05月06日ムッシュ・モウソワール第二回来日公演『レッド・ジャケット』の来日記者会見が行われた。会見には平野良伯、滝川英治伯、宮下雄也伯、オラキオ伯、佐藤永典伯、脚本・演出の西田シャトナー伯が出席。5月11日(水)の開幕を前に意気込みを語った。ムッシュ・モウソワール第二回来日公演『レッド・ジャケット』チケット情報“ムッシュ・モウソワール”とは、シャトナー伯が生んだ妄想がテーマのフェイクコメディシリーズ。昨年の初来日公演が盛況を呈し、今回は再来日となる。平野伯、宮下伯、オラキオ伯は前回に引き続き出演、滝川伯と佐藤伯は初出演。稽古中ということで、平服で登場した紳士たち。再来日公演が実現したことについて演出のシャトナー伯は「もう一度来日できたらいいなって、1回目が終わった後にみんなで言っていた。再来日公演ができることになって喜んでおります」と話した。5人芝居の本作。平野伯は「少人数で出来るっていうのは役者としては至福。5人でこぢんまりした芝居をするんじゃなくて、この5人だからこそ無限に広がる空間になっているんだ、と思っています」と話す。稽古中は、「英治伯に“芝居がんばれ”って言ったら“はい!”って脱ぎだしたのにはびっくりした」(シャトナー伯)、「最近オラキオ伯は急にお腹を出す習性がある」(平野伯)など、異文化圏ならではのエピソードも。オラキオ伯は「心許してるシグナル」だと説明した。紳士が集う稽古場は“お茶会”も多いそうで、佐藤伯が「それも作品に反映されてる気がしますね」と話すと、シャトナー伯は「俳優の人生丸ごと、センスとか感覚とかいうものを芝居に押し込もうとしていますから。お茶会が必要なんです」と解説した。本作について宮下伯は「密室劇で、男5人がいろんな会話をする。暗転もないし、あっという間。こういう演劇のスタイルを初めて観るお客さまもいるんじゃないかな。新しい世界、新しい生き物を見る感覚で観に来てほしいなと思います。前作はアトラクションに乗ったような勢いのあるものになっていましたが、今作はいろんなものを構築しながら作っていく物語。また違ったものが観られると思います」と語る。会見後は公開稽古も実施。公開されたのは短いシーンではあったが、オラキオ伯によるアドリブには記者たちから笑いが漏れていた。会見中に滝川伯が「各々の生き様、強い魂を感じていただきたい」と話したように、ほんの1シーンにもキャラクターの個性が見えておもしろく、早く本番を観たくなる稽古だった。ムッシュ・モウソワール第二回来日公演『レッド・ジャケット』は5月11日(水)から5月15日(日)まで東京・草月ホールにて。取材・写真・文:中川實穗
2016年05月06日2014年に日本初演され、高い評価を得た韓国発のミュージカル『ブラック メリーポピンズ』が、新ヒロインに中川翔子を迎えて再演される。登場人物は、かつて心理学者グラチェン博士の豪邸に住んでいた4人の養子たちと、家庭教師メリー・シュミットの5人だけ。豪邸の火事から12年後、当時の記憶を失くしている4兄妹が久々に再会し、事件の真相を探るうちに衝撃の事実に辿り着く心理スリラーだ。初日を約3週間後に控えた稽古場を訪れると、演出の鈴木裕美と振付の小野寺修二のもと、再演とは思えないほど丁寧な稽古が繰り広げられていた。ミュージカル『ブラック メリーポピンズ』チケット情報中川と兄役の小西遼生、良知真次、上山竜治が取り組んでいたのは、クライマックスとも言えるシーンの振付稽古。小野寺によって、“ミュージカルのダンスシーン”と聞いて通常思い浮かべるような華やかなダンスとは一味も二味も異なる、役の心理と密接に結び付いた繊細な振付が施されていく。それだけに、体の動かし方とその意図については、小野寺だけでなく鈴木からも細かい指示が。「この時点で4人は大人だが魂は子どもで」(鈴木)、「“他者との戦い”をイメージして」(小野寺)といったハイレベルな要求に、小西は頻繁に質問を投げかけて都度確認しながら、良知は黙々と繰り返しながら、上山は失敗を恐れず様々な動きを試してみながら応えていく。小西が思わず「前回より相当キツい!」と苦笑いするほど、初演から続投の3人にとっても難しい振付に、初参加で、しかも初ミュージカルとなる中川も必死に食らいつく。小野寺と鈴木の説明に、こぼれ落ちそうに大きな瞳を見開いて真剣に耳を傾ける一方で、「どのぐらいのテンションでいたらいいんですか?」などと積極的に尋ねる姿が印象的。また、このシーンで主に歌っているのが中川演じるアンナであることから、時には中川のアカペラの歌声に合わせて稽古が進む一幕も。軽く歌っているだけでもきれいにビブラートが効いたその歌声は、新たなミュージカル女優誕生を予感させるに十分だ。そうして稽古すること約2時間、台本にして4ページ弱のシーンがようやく形になり、いよいよ通してみることに。本番さながらのピアノ伴奏がついて回転舞台が廻ると、キャストにもスイッチが入り、和やかだった稽古場に緊迫感が満ちる。兄妹のなかに封印されていた過去の記憶が蘇ると同時に、見ていたこちらのなかにも初演でこのシーンを観た時の衝撃が生々しく蘇り、胸が苦しくなった。この衝撃が、力強い一篇のミュージカルに昇華された舞台に再び会える日まで、あとわずかだ。東京公演は5月14日(土)から29日(日)まで。その後、兵庫、福岡、愛知でも公演。取材・文:町田麻子
2016年05月06日舞台『トンマッコルへようこそ』が5月4日、東京のZeppブルーシアター六本木にて開幕した。2002年のソウルで初演、2005年には映画化され韓国で大ヒットとなった本作。今回の上演では劇団桟敷童子・東憲司が演出を手がけ、畑中智行、神永圭佑、平田裕一郎らエネルギ-あふれる若い俳優たちが出演している。初日直前に行なわれたゲネプロを観劇した。舞台『トンマッコルへようこそ』チケット情報物語は、ある作家(山崎彬)が一枚の古い写真を見付けたことから始まる。撮影されたのは朝鮮戦争下の1950年。人里離れた山の中にある村・トンマッコルで撮られたその写真には、連合軍のアメリカ兵、敵対する国防軍と人民軍、そして村人たちが笑顔で写っていた。時は当時に遡る。人々が平和に暮らすトンマッコルに連合軍の飛行機が不時着し、アメリカ人パイロット・スミス(イアン・マーティン)がやってくる。言葉は通じないものの、どうにかしてコミュニケーションを図ろうとする村人たち。そこへ国防軍のヒョンチョル(平田)とサンサン(永嶋柊吾)、人民軍の兵士であるチソン(畑中)、ヨンヒ(筒井俊作)、テッキ(神永)までもが村へやってきて鉢合わせしてしまう。国防軍と人民軍は敵同士。互いに向かって武器を構え一触即発の状態に。だが緊迫した空気を村人たちが解きほぐしていく。トンマッコルとは「子供のように純粋な」という意味。その言葉通り、明るくおおらかに生きてきた村の人々が、戦闘モードだった彼らの心を穏やかにし、いつの間にか心が通い合っていく様は、ユーモアと優しさが溢れていた。人民軍を率いる隊長・チソンを演じる畑中は、戦いに疲れた兵士の哀愁を漂わせながらも、若い兵たちをしっかりと率いる落ち着きぶり。人民軍の兵士・テッキを演じる神永は、恐れを知らない若者らしさと、村の少女・イヨン(木村玲衣)に淡い恋心を抱く柔らかさを真っ直ぐに表現。永嶋が演じる国防軍の軍人・サンサンも年若い兵士。無邪気な笑顔と歌声が清涼剤だ。平田が演じるヒョンチョルは悲惨な過去を抱く軍人。終盤の苦しげな独白が胸を抉る。戦時下で起こった奇跡のような出来事を描いたファンタジー。不穏な今の時代だからこそ、人間が持つ優しさ、平和への希望という、本作に込められた願いがリアルに伝わってきた。公演は5月4日(水)から5月8日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。取材・文:片桐ユウ
2016年05月06日新国立劇場で連続上演中のシリーズ“鄭義信三部作”、そのラストを飾る舞台『パーマ屋スミレ』が5月17日(火)に小劇場にて開幕する。劇作家・演出家の鄭義信が「激動の昭和の時代に翻弄された、庶民の姿を描きたい」として発表した三部作のうち、『パーマ屋~』は1960年代半ば、九州のとある炭鉱町を舞台に展開。そこで暮らす在日コリアンの炭鉱労働者の家族や彼らを取り巻く人々の、苦境に負けずに力強く生きる姿を、笑いと涙で鮮烈に綴った物語だ。理容室を営む須美役の南果歩、その姉・初美役の根岸季衣など、2012年の初演とほぼ同じキャストが揃うなか、須美の夫・成勲(ソンフン)役の千葉哲也、その弟・英勲(ヨンフン)役の村上淳が今回の再演に新加入。稽古場では、鄭の熱のこもった指揮のもと、激しくも温かい九州の方言が飛び交っていた。舞台『パーマ屋スミレ』チケット情報床屋椅子がひとつポツンと置かれた理容室、路地にある手押しポンプや共同便所など、稽古場に精密に建て込まれたセットから、1965年の炭鉱町の風情が存分に伝わってくる。理容室の座敷に祖父・洪吉(ホンギル)役の青山達三が横たわった状態で、鄭の合図で一幕の頭から立ち稽古が始まった。語り部となる中年の大吉(酒向芳)が登場し、空間を仰ぎ見ながら少年時代を懐かしむ。その穏やかな口調が引き出す郷愁に、早くもささやかな悲劇の匂いを感じて胸を突かれるが、少年大吉(森田甘路)のけたたましい登場とともに空気は一変。続々と生命力あふれるキャラクターが現れ、嵐のような勢いで観る者を巻き込んでいく。須美の妹夫婦(星野園美、森下能幸)がくりひろげる夫婦漫才調のやりとりに笑わされ、生活臭を漂わせた初美・根岸のたくましさ、不甲斐ない夫に怒声を飛ばす須美・南の気っ風の良さに圧倒される。負けじと声を張ってずる賢くかわす成勲の、千葉が見せる狡猾な表情も失笑せずにいられない。片足を引きずって歩く英勲だけは、村上が静かな笑みに諦観の色をにじませて独特の印象を残していた。ドラマの序盤、駆け抜けるような彼らのやりとりを鄭は楽しそうにみつめながら、「だんだんたっぷりと演じてしまっているから、もっと早く」とテンポの良さの重要性を強調。その一方で、根岸が三段落ちのようにして言葉をたたみ掛け、笑いを誘う場面では、「もっと三回目を長くねばって」と要求する。演出家が好む“くどい笑い”へのこだわりに応えるべく、根岸が何度もシーンを繰りかえし、周囲から爆笑を引き出していた。強烈な言葉の応酬、おおらかな仕種から感じとれるのは人間の底知れぬ強さ、突き抜けた朗らかさだ。だがその後に続く物語は、炭鉱事故で彼らの生活が打ち砕かれる様を厳しく映し出す。それでも鄭は、懸命に生きる人々の姿に必ず“笑い”をまとわせることを忘れない。『焼肉ドラゴン』、『たとえば野に咲く花のように』と続いて話題を集めた鄭義信の人間ドラマ、その最終章もやはり、胸をえぐる衝撃が待ち構えているに違いない。公演は5月17日(火)から6月5日(日)まで。前売りチケット発売中。取材・文:上野紀子
2016年05月06日中島美嘉の全国ツアー、「THE ACOUSTIC 2016 ~MIKA NAKASHIMA 1st Premium Tour~ 」が4月27日(水)和光市民文化センターよりスタートした。中島美嘉 チケット情報自身初のアコースティック編成でのライブとなる。これまでのライブでもアコースティックでのパートを設けており、中島自身好きなコーナであるとのこと。本ツアーでは[目と耳で楽しむライヴ]をテーマに、「歌詞が今の自分の心境と重なる」とセットリストは自ら選曲を行い、その歌詞が紗幕に投影される演出が組み込まれている。ドラマ『傷だらけのラブソング』のヒロインとして大抜擢され、同番組の主題歌「STARS」でデビューしてから今年で15周年を迎える。この15周年イヤーに、中島本人が好きな事をやりたいと企画されたのがアコースティックでの本ツアー。「今回、私は歌手としてステージに立っている訳ではなく、みなさんの代弁者として立っています。(みなさんの)辛いことなど、私に投げて、私に発散して、心を開放して楽しんで下さい」そう言って披露された歌声の数々は、ピアノ・アコーステックギター・ベース・ドラム&パーカションと相まって、楽器と同化し美しいハーモニーを奏でていた。今年1月の 「MTV Unplugged」への出演、また3月に開催された「billboard classics festival 2016」への出演を経て、より一層研ぎ澄まされていた。ウィンターバラードの代表曲"雪の華"や玉置浩二が作詞・作曲を担当した“花束”などが披露され、オーディエンスを魅了した。また、「最近、九州で悲しい出来事が起こりました。私は悔しいですけど何もする事ができません。ただ、歌う事、表現する事は誰にも負けない、そう思っています。とても素敵な曲がありますのでこの曲を捧げたいと思います」そう言って6枚目のアルバム『STAR』に収録されている“SONG FOR A WISH”も披露された。本ツアーは6月2日(木)、6日(月)、7(火)東京国際フォーラム・ホールCでの3公演含む全22か所24公演を開催。チケットはチケットぴあにて発売中。
2016年05月02日ダンスをはじめ、映像やストレートプレイでも活躍をみせる大貫勇輔。今回、舞台『フラメンコ・カフェ・デル・ガト』では、フラメンコに初挑戦する。ジャズ、コンテンポラリー、ストリートダンスなど何でも得意の彼が、どんな踊りを見せてくれるのか。稽古を目前に、その心意気を聞いた。「フラメンコ・カフェ・デル・ガト」チケット情報湖月わたる、水 夏希、原田 薫で結成されたユニット『BAD GIRLS』が、異国の男性ダンサーと共演する舞台「DANCE LEGEND」シリーズ。今回はその人気シリーズの第3弾で、構成・演出・振付をフラメンコの名手ホセ・バリオスが手掛ける。大貫はスペインのフラメンコダンサーとともに参加する。「フラメンコは今まで踊ったことはないんです。スペインには以前から興味があり、現地で稽古があると聞いて『やったー!』と声を上げてしまいました(笑)。以前、パリに行きたいと思っていたら、ストリートダンスの大会で優勝してパリに行けたり、自分がやりたいと思うと何かつながる瞬間があるんです。今回もスペインに呼ばれているような気がして、運命的なものを感じました」。フラメンコ初挑戦に「もちろん不安はあります」というが、どこか余裕を感じさせる。「水 夏希さんが、フラメンコのテクニックを学んだだけでは、外国人が付け焼刃で日本舞踊を踊るみたいになってしまう。それよりも、どれだけスペインの文化を愛し、フラメンコの血を自分の中に入れられるかが大事だとおっしゃっていたんです。僕も同感で、自分の内側から出て来るものが一番大切。それがダンスだと思うんです」。フラメンコは、ジプシーと呼ばれるロマ族をはじめとする多数の民族が培ってきた伝統文化だ。「僕は、ダンサーの母親の胎内にいるときから舞台に立っていて、生まれながらのダンサーだと思っています。言葉にならない思いや、つらかったことを肉体を通して変換し表現してきた。フラメンコも現地の人が生きる上で、必要としてきた踊りです。そこは通じる思いがあるんです」。核が同じなら、ダンスのジャンルが違っても踊りこなせる。そんな自信が彼の中に脈打っているのが伝わってくる。今作は第1幕が『ロミオ&ジュリエット』のように愛や闘いを描く物語で、大貫もある役柄を演じ、第2幕は、スペインの地方や都市を巡るショー形式の舞台になる予定だ。「いいダンサーは日本で食べていくのは難しいから、まず、海外に出て日本に帰ってくる。それは熊川哲也さんがすでにされているから負けず嫌いの僕は、逆の発想で(笑)、日本を拠点にして世界に行きたい」と言い切る。「僕と同じ踊りはほかの人にはできない。僕にしかできないものを持っている」ともいう。大貫ならではのフラメンコに注目したい。公演は、6月25日(土)・26日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、6月29日(水)から7月4日(月)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年05月02日スパイク・チュンソフトの大ヒット人気ゲーム『ダンガンロンパ』。2014年に初舞台化した『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』は、全公演ソールドアウトとなり、『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』として、今年6月から7月にかけて、東京、名古屋、大阪、神奈川で上演される。前作から続投の本郷奏多演じる“超高校級の幸運” 苗木誠、前作で圧倒的な演技を魅せつけた神田沙也加演じる“超高校級のギャル” 江ノ島盾子のビジュアルが発表された。舞台『ダンガンロンパ』チケット情報今回のキャストは、本郷と神田のほかに、初演舞台から続投となるヒロイン役の岡本玲、松風雅也、宮下雄也、石田晴香(AKB48)、池端レイナ、初出演となるチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、雨野宮将明、七木奏音、村田充、杉江大志、中村優一、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代、佐藤すみれ(SKE48)、岩田華怜、泉貴(THE HOOPERS)、森山千菜美、また一般オーディションから選ばれた”超高校級のアイドル”舞園さやか役に元アイドリング!!!の後藤郁が予定されている。そして、モノクマ新キャラクターボイスとしてTARAKOが先日発表になった。このメンバーで、超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、突如学園の中に閉じ込められた生徒同士が殺し合いを強要されるというストーリーを繰り広げていく。本公演は、6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで神奈川・関内ホールにて。チケット発売中。
2016年05月02日1940年にウォルト・ディズニーが手がけたアニメーション映画『ファンタジア』と、それを基にリメイクされた『ファンタジア2000』を題材にしたクラシックコンサート「ディズニー・ファンタジア・コンサート2016」が4月29日(金・祝)、いよいよ開幕する。その本番に先駆けて、4月28日、都内某所にてリハーサルが行われた。ディズニー・ファンタジア・コンサート2016 チケット情報同公演は、前述の2作で使われたクラシックの名曲の数々を、舞台上の大スクリーンに映し出される映画のアニメーション映像と共に楽しむオーケトラコンサート。昨年4月、日本に初上陸して大好評を博し、今年の再演が決定した。映像には『魔法使いの弟子』で夜空の星たちを指揮するミッキーマウスや、組曲『くるみ割り人形』にのって繰り広げられるマッシュルームのダンスにカバのバレリーナとワニたちなど、夢とファンタジーいっぱいの内容になっている。アメリカで最も注目の若手指揮者として活躍するワード・ステアが指揮を執り、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団がフルオーケストラで『ファンタジア』の世界を作り上げる。リハーサルでは、プログラム通りに1曲目から演奏。指揮を務めるワード・ステアが気になる部分をピックアップして指示を与えていく。的確なアドバイスでテンポよく進み、ときには「パーフェクト!」と笑顔も見せ、意気揚々。絶妙にテンポを操り、スクリーンに映し出された映像と音楽を一寸のズレなくぴったりと合わせていくのは、まさに絶妙の技巧だ。そして今年の目玉は、ゲストピアニスト清塚信也が奏でる「ラプソディー・イン・ブルー」。ニューヨークを舞台に4人の主人公が生きる都会の喧噪を描いたユーモア溢れるアニメーションに清塚信也の軽快なピアノの音色が組み合わさる、必見・必聴の1曲だ。清塚は国内外のコンクールで数々の賞を受賞、人気ドラマ「のだめカンタービレ」にて玉木宏氏演じる「千秋真一」、映画「神童」では松山ケンイチが演じる「ワオ」の吹き替え演奏を担当し脚光を浴び、映画やバラエティーでも活躍する今注目のピアニスト。昨年に引き続きライブナビゲーターとして出演する、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子とのトークにも期待が高まる。「ディズニー・ファンタジア・コンサート2016」は4月29日(金・祝)・30日(土)、東京国際フォーラム ホールAにて開催。愛知、大阪でも公演あり。チケット発売中。■「ディズニー・ファンタジア・コンサート2016」4月29日(金・祝)・30日(土)東京・東京国際フォーラム ホールA5月3日(火・祝)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール5月7日(土)大阪・大阪国際会議場 メインホール
2016年04月28日『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』が、4月27日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』チケット情報本作は、2010年から上演がスタートした男女ふたりの朗読劇シリーズ。出演者は日替わりで、8度目となる今回は、相葉裕樹×日笠陽子、小林豊×佐野ひなこ、染谷俊之×近野成美、平間壮一×和音美桜、廣瀬智紀×入来茉里、福山潤×田中美里、前田公輝×徳井青空、矢崎広×三倉茉奈、竜星涼×真野恵里菜という9組が出演する。『私の頭の中の消しゴム』は、永作博美と緒形直人が主演のテレビドラマ『Pure Soul~君が僕を忘れても~』(2001年)を原作とした韓国映画(2004年)。若年性アルツハイマー病に冒された薫と彼女を支え尽くす浩介の物語を、男女ふたりが言葉で紡いでいく。初日となる4月27日は、ミュージカルを中心に活躍中の平間壮一×和音美桜ペアで上演。オフホワイトで統一された舞台セットの中、同じくオフホワイトの衣裳を着たふたりが椅子に座り、日記を朗読した。日記の始まりは、ふたりが出会った頃。初期に書かれているのは、恋する戸惑いや喜び。感情が上がったり下がったりする中でも、ふたりの声から伝わるのは楽しさばかりだ。いつでも怒鳴り口調だった浩介が穏やかになった頃、結婚。新婚生活を綴った日記には底なしのしあわせと希望が溢れ、リズムのいい会話のように毎日の出来事が描かれる。しかし、そのリズムは薫の病気の発症と共に崩れ始め、病気が進行するほどに一方的な語りへと変わってしまう。どんどん子供のようになっていく薫と、どこまでもやさしく寄り添おうとする浩介――そんな生活を記す日記には、愛を示す言葉も増えるが、えぐるような言葉も増えていく。平間の温かな声と和音の明るい声が、どんな言葉も平等に客席に届けることが辛い。休憩なしの2時間の熱演。カーテンコールでは、涙が止まらない平間に笑って手を差し出す和音が印象的だった。泣き顔のまま笑い合い、寄り添うように舞台を去っていったふたり。その姿を見て、言葉を重ねていく朗読劇だからこそキャストによって全く違うものになるのだと感じた。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』は5月8日(日)まで。2回観劇すると舞台特製パネルがプレゼントされる特典も!取材・文:中川實穗
2016年04月28日村上龍の同名小説を初めて舞台化した『コインロッカー・ベイビーズ』が、6月4日(土)より東京・赤坂ACTシアターで上演される。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』チケット情報橋本良亮と河合郁人(共にA.B.C-Z)がW主演を務め、昆 夏美、シルビア・グラブら実力派が顔を揃えるこの舞台。河合演じるキクを愛する少女・アネモネを演じる昆、橋本演じるハシの子を宿す二ヴァを演じるシルビア、脚本・演出の木村信司に話を聞いた。長きにわたり宝塚歌劇団の脚本・演出を務める木村が2001年からあたためていた本作。数年前、原作者・村上龍のもとに届き「ぜひやってほしい」と実現に至った。上演の予定のなかった本作はなぜ書かれたのか。「私は宝塚歌劇団の『清く 正しく 美しく』という教えのもとにずっと(脚本を)書いてきている。宝塚歌劇団のことをとても愛しているんですけれども、2001年の当時、宝塚歌劇団では絶対にできない脚本を書きたい、書けるんだろうかと思った。それでチャレンジとして宝塚歌劇団から一番遠い作品を書いてみるか、と。自分に対する挑戦でしたね」(木村)主演のふたりについて、木村は「楽しみですね。(製作発表会見でふたりに)キスしてもらったことで伝わったのは、本物の“命がけ”。『なんでもやります』っていう気迫がないとあんなこと笑ってでもできないわけで。それはまずすごくありがたいものとして受け止めた」。河合とのキスシーンがある昆。お互い人見知りだが「(河合と)なかなか目が合わない(笑)。でも人見知りって聞いて安心しました。一番向き合う相手なので、少しずつ、河合くんと私の関係性のように、キクとアネモネの関係性を作っていければいいなと思います」。不安定なハシ(橋本)と向き合い包み込む役柄のシルビアは「(橋本が)始まる前からちゃんとこっちを向いてくれている感覚があるので、やりやすいです。好きになることがたぶん簡単だと思う。そこで母性を込めて彼を無償で愛することは浮かびますね」。「誠心誠意、命がけにならなかったらバチが当たる」と話す木村に、キャスト陣も「木村さんをはじめとする私たちの熱い想いで劇場を埋め尽くすことができたら」(昆)、「熱い想い、期待を裏切らないように取り組みたい。世界初演ですから!」(シルビア)と応える。流れる熱い空気に、必ずや面白い作品になると感じた。舞台『コインロッカー・ベイビーズ』は6月19日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターで上演。その後、福岡、広島、大阪を巡演。取材・文:中川實穗
2016年04月28日結成15周年を迎える劇団鹿殺しがこの夏、初のサンシャイン劇場に挑む公演『名なしの侍』。この出演者欄を見て、「堂島孝平」という名前に驚いた人も多いのではないだろうか?劇団鹿殺し『名無しの侍』チケット情報「僕もオファーが来て驚きました(笑)」(堂島)「サンシャイン劇場という大きな劇場で音楽劇をやるからには、しっかり歌える方をお呼びしたいな、と。探しているうちに、ふと堂島さんのお名前が挙がって。ライブを観に行って、一発で『この方と一緒にやりたい!』と思いお願いしたんです」(座長・菜月チョビ)客席の雰囲気を捉えながら行うMCの様子が、菜月いわく「演劇的だった」のだとか。そしてそのオファーを快諾した堂島も、実はここ10年劇場によく足を運んでいる“演劇好き”。「でもそれは、あくまでもいち観客だったので……まさかこうした舞台で、自分が俳優として出演するなんて考えてなかったです(笑)。しかもふたを開けてみたら15周年記念だって言うし」(堂島)「重いですよね(笑)」(菜月)「ただ最近、映画に出演させていただいたり、映像作品を作ったりと音楽以外の活動のお話をいただくこともあって。それはそれで音楽とはまた違う『新しい表現』として楽しんでいたんですよね。今回も、チョビさんと(座付き作家の)丸尾丸一郎さんが『やれます』っていうし、じゃあやりましょうと。『Yes』から入るのが仕事の基本スタンスです(笑)」劇団の名前は知っていたが、作品を観たのはオファーが来てから。初めて鹿殺しの作品を観て感じたのは “シンパシー”だったという。「ジャンルとかイメージにとらわれず、オリジナルなものを成し遂げてやろうという気概が感じられたというか…僕自身、音楽業界の中でそういう風にやってきたので」(堂島)また今作は、劇団鹿殺しにとっても久々となる時代劇作品。「私にとって時代劇は、今よりも生きている実感が強くて、熱量の高い時代の物語。夏の公演だし、日常からポンと離れた部分でお祭り気分を味わって欲しいな、と」(菜月)「僕、時代劇めちゃくちゃ好きなんで嬉しいんですよ!」(堂島)「多分、堂島さんのほうが鹿殺しメンバーより時代劇に詳しいですよ(笑)」(菜月)サンシャイン劇場は劇団鹿殺しが近年主戦場としてきた本多劇場に比べ、およそ倍のキャパシティとなる。そう、この公演は15周年にして挑む“大勝負”でもあるのだ。「勝負を打つのって、カッコイイじゃないですか。誰でもはやれない挑戦をしてくれるってのが、劇団鹿殺しらしさだな。だから応援したくなる。」(堂島)鹿殺しの作品が訴えかける“切実さ”は、いつも観客の心を揺さぶる。そんな彼らが満を持して挑む大舞台、冒険することをためらいがちなこんな時代だからこそ、その生き様をその目で見届けようではないか。公演は7月16日(土)から24日(日)まで。取材・文:川口有紀
2016年04月28日塚田僚一(A.B.C-Z)と渡部秀の二人芝居『ボクの穴、彼の穴。』が、5月に東京・PARCO劇場で上演される。その翻案・脚本・演出を担当するノゾエ征爾(はえぎわ)に話を聞いた。舞台『ボクの穴、彼の穴。』チケット情報原作はイタリア人童話作家デビッド・カリの絵本。日本では、松尾スズキ初の翻訳絵本として注目を集めた作品だ。「戦争です!」という言葉から始まる物語は、戦場の塹壕に取り残され、穴=シェルターの中でお互いへの恐怖と疑心暗鬼にさいなまれるふたりの兵士の姿を描く。「戦争は遠いものだと思いがちですが、根っこにあるのは誰もが持っているものです。今回、現代の若者といえるふたりに集まってもらえたので、“一見遠い戦争”と“現代の若者”の融合によって、現代の設定では表出できない、人間味のようなものを舞台上に立ち上げられたらと思っています」キャストの何を見るか尋ねると「芝居より人柄」だという。塚田と渡部の印象は『陽』だと答えた。「でも絶対『陽』だけのわけがない。その奥にすごく惹かれています。素とはまた違う、根っこにあるものを役に投影したい。嘘はつかせたくないっていうのはありますね」。共に身体能力の高いふたりだが、設定は「穴の中」。身体能力を発揮する場面は少なそうだが、敢えて選んだ。「身体のポテンシャルが高いふたりの“出したいエネルギー”をどうギュッとさせるか。それによって漏れてくるものがすごくあると思うので。(フラストレーションが溜まって)何回か喧嘩があるかもしれない(笑)。でも、“いい負荷”ってあると思うんです」。渡部も「穴の中で疑心暗鬼、そんな極限状態で自分の中から出て来るナニカをみつけて舞台上で表現してみたい」とコメントを寄せた。8月7日で43年の歴史に一旦幕を閉じることになったPARCO劇場。本作は「クライマックス・ステージ」の“シーズン2”の作品として上演される。“シーズン2”では、劇場の次なる時代を担うであろうクリエイター“ネクスト世代”の作品が中心。ノゾエにとってPARCO劇場は初登壇だが、話をもらったときは「数秒止まった記憶があります。でも正直嬉しかったです。演劇人ならやりたい場所ですから」。PARCO劇場には「確固たる演劇愛を感じる」と話しつつも「最後の枠に僕を引っ張り上げてくれるのは嬉しいですけど、褪せない開拓心に感服です」と笑った。『ボクの穴、彼の穴。』は、5月21日(土)から5月28日(土)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は4月29日(金・祝)午前10時より。取材・文:中川實穗
2016年04月28日再開発計画によって一旦閉じることになったPARCO劇場。今年1月からは、“クライマックス・ステージ”シリーズとして、劇場ならではの演目を打ち出している。なかでも6月に上演される『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』は、その最たる作品となりそうだ。今や 名物となった立川志の輔による独演会『志の輔らくご in PARCO』で披露された新作落語をもとに舞台を作ろうというのだから。主演を担うのは中井貴一。PARCO劇場と作品への熱い思いを見せた。舞台『メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~』チケット情報「今回のお話は、『最後にもう1回どう?』と、劇場が僕を呼んでくれたのかもしれないなと、迷わずお引き受けしました。それぐらい僕はこの劇場が好きなんです」。中井はこう切り出して、劇場への思い入れを語る。「長い歴史によって作られたあの独特の雰囲気。赤い座席の背がハート型に色あせているのを見ると、これまでのお客様の愛を感じて励まされるんですよね。そして、458席というキャパシティが、観る側としても演者としても心地いいんです。もう少し大きな劇場になると、僕らも届かせようと頑張ってしまったりするんだけど、ここなら、お客様を自然に引き込んで、お客様も自然に引きこまれていくという空間であったような気がします」。そんな独自の空間で最後に演じるのが、志の輔の落語の世界。外国大使夫人が雛人形を見に来た商店街の騒動を語った「メルシーひな祭り」を軸に、4本の落語を紡いでいく。「志の輔さんはとても優れた脚本家でありプレイヤーであると感じます。登場人物の個性が浮き立っていて、それを全部ひとりで演じていらっしゃる。芝居がそれにどこまで対抗できるのか、間合いひとつをとっても、非常に難しいことだとは思いますが、落語より面白かったよと言わせるのが僕たちの使命。落語を意識しすぎず、ちょっと洒落た大人の舞台にしたいと思っています」。『コンフィダント・絆』『趣味の部屋』など、これまでもPARCO劇場で上質な芝居を見せてきた中井。今回も笑いのなかに、宝物となるような何かを潜ませてくれるはずだ。劇場の最後に立ち合うにあたっては臆さず思いをあふれさせる。「ここにいられる時間を大切に演じることになるでしょうね。来てくださる方も、肩の力を抜いて気軽に観ながら、この空間をしみじみ感じてくださればうれしいです。カフェで売っているおいしいホットドッグも最後にぜひ(笑)」。劇場空間を愛する者同士、濃密な時間を味わいたい。公演は6月4日(土)から26日(日)まで。チケットの一般発売は4月29日(金・祝)午前10時より。取材・文:大内弓子
2016年04月28日舞台『トンマッコルへようこそ』の開幕が近付いている。2005年にヒットした韓国映画が有名だが、2002年にソウルで初演された舞台がもとになっている。今回は劇団桟敷童子・東憲司の演出に若い俳優たちが参加する。4月某日、稽古場を訪れ、出演の畑中智行、神永圭佑、平田裕一郎に意気込みを聞いた。舞台『トンマッコルへようこそ』チケット情報物語は朝鮮戦争下の1950年。人里離れた平和な村・トンマッコルに、連合軍の飛行機が不時着。さらに敵対する国防軍と人民軍の兵士が村で鉢合わせしてしまう……。過酷な戦時下で起こった奇跡のような出会いを描く感動作だ。畑中は「バックボーンは重いですが、とてもキレイで繊細なお話。人は優しい生き物なんだと気付かされます」と語る。平田も「国や人種、偏見。全部の括りを外して触れてみると気付けることがある。絶対に観て後悔しない作品です」とアピール。平田は30歳を迎えて第一作目の舞台。「思い描いていた30歳はもっと大人だったけど、今回こんなに良い脚本で素敵な方々と舞台に立たせて頂ける。そのことに感謝してやっていきたい」と決意を見せた。最年少参加の神永は「どれだけ恥をかいてもいいから、ベテランの方々と一緒にやって教わりたいと思っていたので、今すごく勉強になっています。食らいついていけたら何か扉が開ける気がする」と意気込む。そんなふたりに対し、畑中は「全くスレていないんです。純粋に取り組んでいる姿勢が見ていて気持ち良い」と微笑んだ。稽古場を覗くと、出演者は発声と歌唱練習を1時間かけてたっぷり行っていた。歌唱練習は本作の翻訳も担当している洪明花が主導する。チャンゴ(長鼓)のリズムに合わせ、韓国の民謡「トラジ」を歌いながら一体感を養っていく。劇中で人々が歌い踊る楽曲「シンラ(新羅)の夜」では、ソロパートを歌う永嶋柊悟が美声を響かせた。芝居の稽古では、人民軍の3人、チソン(畑中)、ヨンヒ(筒井俊作)、テッキ(神永)のシーンからスタート。密かに山中を進む3人が、銃がどう火を噴くかも知らない村の娘・イヨン(木村玲衣)と出会う。悲壮感を漂わせていた兵士たちが一変、少女の言動に翻弄されるコミカルなシーンだ。東の演出は細部まで一貫して丁寧。そして怖ろしい程に明瞭。全ての動機付けが作品のリアリティに繋がっていく。東から「良い声が出てきている」と声をかけられる神永。畑中は東に負けない熱意を持って演技プランを提案する。続いて人民軍と国防軍が出会う重要な場面。敵を前に身構えるヒョンチョル(平田)の姿勢に、軍人のプライドと哀しみが滲み出ていた。人と人との歩み寄りが描かれる本作。今、この時代だからこそ、舞台を通して人間の温かみを思い出したい。公演は5月4日(水)から5月8日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。取材・文:片桐ユウ
2016年04月28日5月28日(土)に東京・下北沢のライブハウス15会場で行われるサーキットイベント「Shimokitazawa SOUND CRUISING 2016」。同公演の開催を記念して、5月21日(土)~28日(土)の8日間限定で「タワーレコード下北沢店」がオープンする。【チケット情報はこちら】BiSH、never young beach、Negiccoなどが出演する今年の同イベント。「タワーレコード下北沢店」は昨年も同公演の開催にあわせオープンし好評を博した。約14坪の店内には、同公演出演アーティストの関連作品をはじめとした作品約2,000枚を取り揃えられる。また、出演者の楽曲を収録したコンピレーションアルバムや下北沢店オリジナルグッズも販売される。さらに、イベントの開催も予定されている。「Shimokitazawa SOUND CRUISING 2016」のチケットは発売中。■タワーレコード下北沢店期間:5月21日(土)~28日(土)住所:155-0032東京都世田谷区代沢5-30-10 アール下北沢 1F営業時間:【平日】15時~21時【土日】11時~21時■Shimokitazawa SOUND CRUISING 2016日程:5月28日(土)【DAY】開場14:00 /開演 15:00 /終演 22:00【NIGHT】開場23:00 /開演 23:00 /終演 05:00
2016年04月27日劇団・犬と串のモラルが作・演出を務める『昆虫戦士コンチュウジャー』が、6月に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。『昆虫戦士コンチュウジャー』チケット情報本作は、謎の中年戦士を含む地球の味方「昆虫戦士コンチュウジャー」と、侵略者「爬虫類帝国」の戦いを描く新感覚のヒーロー・コメディ。コンチュウジャーのカブトムシ戦士を演じる馬場良馬と、アゲハチョウ戦士を演じる斉藤秀翼に意気込みを聞いた。「秀翼くんは若いのにすごくしっかりしているし、ビジョンがあって、芯がある。男らしいところもあってかっこいいんですよ。すぐ仲良くなれました」(馬場)、「良馬くんはエネルギッシュ。現場を常に明るくしてくれます。いい意味で歳の差を感じさせずに接してくれるところが素敵だなと思います」(斉藤)と互いの印象を語るふたり。舞台『俺たち賞金稼ぎ団』(2015年)以来の共演でチームワークもバッチリな様子。ヒーロー・コメディ作品だが、ふたりは特撮ヒーローの経験者でもある。「そこは僕らの強みですよね。特撮ヒーローをやってきた僕たちが、オマージュとしてどれだけ全力でふざけられるか。そこでもうワクワクします。それにモト(冬樹)さんが加わって…絶対面白くなるだろうな」(馬場)、「だからキメポーズのレパートリーも多いですよ。戦隊モノのお約束だったり“らしさ”をわかったうえで演じるので、楽しんでいただけるはず」(斉藤)。馬場が演じるのは、熱血漢で「そうだろ、みんな!?」が口癖の自称リーダー。「熱血漢でうざいキャラですよね。僕と似てます。結構『うざいね』って言われるし…。みんなにウザ絡みできればいいな(笑)」斉藤が演じるのは、生まれつき多才であるため『努力の力』を認めようとせず、周囲に対しても一歩引いたような態度のナルシスト。「自分自身とは近いとも真逆ともといえる感じ。今は“努力の力を認めようとせず”とか“一歩引いた態度”を、本人は嫌味でやってるわけじゃなかったりするのかなと探っているところ。人間味のあるキャラクターにしたいですね」振り切ったコメディになりそうだが、馬場は「“舞台は生もの”と言いますが、特にその感覚が強いのがコメディ。同じことをやっているつもりでも日によって観客の反応が全然違うんですよね。ちゃんと観客の心をキャッチできる作品を作りたいです」。斉藤も「楽しい作品だからこそ、僕らが楽しむだけじゃなく、ちゃんと観客も楽しませることを忘れずにやりたいです。ぜひ観に来てください!」と意気込んだ。MMJプロデュース公演『昆虫戦士コンチュウジャー』は6月8日(水)から12日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。取材・文:中川實穗
2016年04月27日シンガーソングライターのななみが、主催イベント「ALIVE 2016」の第2回を5月12日(木)に東京・duo MUSIC EXCHANGEにて開催。このイベントに出演が決まった、いであやか、あいみょん、カヨコとともにイベントに向けて初めての座談会を行った。【チケット情報はこちら】本イベントは、“シンガーソングライターたちの命がけのライブを届けたい”と考えたななみが「ALIVE」と銘打って企画した3か月連続の対バンライブ。4月1日に同会場で開催した第1回では、「ライブの定番の流れをとっぱらって、“音楽があるから生きてるのか、生きてるから音楽をしてるのか”、それをステージで表したい。盛り上げようとしなくていいから。魂のままがいい」と出演者とテーマを共有して行われた。第2回目は、ななみが“好きだから”という理由で選んだ、「ALIVE」唯一の女性だけの日。「私の中では一番熱い日です。でも、たぶん中身は男っぽい方ばかり(笑)」というななみに、3人も笑顔で同意した。イベントのテーマを聞いたカヨコは、「年々“人生”について歌う歌が増えているので、“生きる”というしっかりとした軸があるこのイベントでは、テーマに沿いながら自分らしく歌えそう」とアーティストの意志が感じられるイベントへの出演に賛同。いでは、「自分の曲の中にある“生きる”っていうテーマの曲を見つめ直せるし、そのテーマの中で自分がライブをするといままで見つけられなかった自分に出会えるかなっていう楽しみがある」と新しいことへの挑戦に喜びを表した。あいみょんは、「私の歌は“死ぬこと”と“生きること”っていうテーマが強いので、自由にやらせてもらえそう。女性のシンガーソングライターさんと一緒にやるのも久しぶりですので、楽しみ」と抱負を語った。第1回同様に、今回もイベントの最後に出演者によるセッションを行う。「3人からセッションしたい曲のリクエストをいただいたので、何を演奏するかちょっと考え中です。今回も洋楽にしようと思っていて、女性らしい、しなやかな曲を演奏できたら」と明かしたななみ。今後は4人でスタジオに入り、しっかり詰めていくとのこと。セッション曲はイベント当日までのお楽しみ。“nanami and shibuya duo presents「ALIVE 2016」vol.2”は5月12日(木)東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催。チケット発売中。取材・文:門 宏
2016年04月27日福岡発、役者が「かぶりモノ」を着け、「建物」や「乗り物」を始めとした「モノ」を擬人化することで物語を綴るギンギラ太陽’s。長年、福岡の変遷を見つめ、そして様々な作品を創り出してきた彼ら。福岡・天神の再開発「天神ビッグバン」始動に合わせ、その原点とも言える“新作短編祭”を開催することが決定した。ギンギラ太陽’s チケット情報「天神ビッグバンという、街が大きく変わる“お祭り”が始まりますしね。ここで改めて、知っているようで知らない街の物語、しかも現在進行形でタイムリーな物語を上演したいなと。そもそもギンギラは『街の噂話』をスタートにしていたので、原点をもう一度見直す感じ。本格的な総合エンタメとしてのギンギラが完成した今だからこそ、地元の人とこそこそ内緒話をするような、もしかしたら怒られるかな(笑)?くらいの秘密基地めいた公演にしたいと思ってます」と、主宰であり作、演出を担当する大塚ムネト。その言葉通り、今回上演される天神劇場は120人入れば一杯の小屋。まさに「大人の悪巧み」「大人の秘密基地」に相応しい公演となりそう。「元々、ギンギラの作品を作る過程でネタになりそうな現象を“ギンギラ目線”で短編化して、それをまとめて長編を作っていたので、今回の公演はその途中過程を観てもらう感じにもなるかも。ここから長編が生まれてくる可能性は大いにあります」と大塚。人気キャラのひとつ「ひよこ侍」も、最初はそんな短編のスピンアウト作品から出てきたとの事で、新たなキャラの登場も楽しみだ。パルコ、エルガーラ、天神コアなどの“乙女ビル”や、スカイマークなどお馴染みキャラが登場の新作から、かぶりモノ無しのレアな作品、取材画像を見ながら作品にはできなかった裏話を公開するコーナーまで、ぎゅっと凝縮した60分。ギンギラの公演には久々の登場となる杉山英美、そして万能グローブガラパゴスダイナモスの椎木樹人ら多彩な出演者も魅力。会場ではドリンク販売もあるので、飲みながら笑いながら、街の現在を体感したい。公演は6月6日(月)天神劇場にて。チケットは4月27日(水)11時よりチケットぴあプレリザーブ受付開始。一般発売は5月6日(金)。《ギンギラ情報》福岡市東区「なみきスクエア」のこけら落とし記念公演としてギンギラが登場!「翼をくださいっ!さらばYS-11」を特別上演。入場無料(※要整理券)。詳しくはギンギラ公式HP(東区HP)を参照※整理券申込は4月28日(木)〆切
2016年04月27日6月30日(木)・7月1日(金)に東京・日本武道館で行われる「来日50周年記念 日本武道館公演「ザ・セッションズ」~ザ・ビートルズ at アビイ・ロード・スタジオ~」。同公演の開催を記念して、4月27日より東京・表参道に期間限定カフェ「THE SESSIONS CAFE」がオープンした。【チケット情報はこちら】同店では、同公演にインスパイアされたオリジナルメニューを多数用意。さらに店内には、50年前のザ・ビートルズ日本公演に帯同したカメラマンである故ロバート・ウィテカー氏が撮影したザ・ビートルズの秘蔵写真が展示される。「来日50周年記念 日本武道館公演「ザ・セッションズ」~ザ・ビートルズ at アビイ・ロード・スタジオ~」はザ・ビートルズが行った伝説的スタジオ・セッションを、最新の舞台セットと映像技術を駆使して再現する、全く新しい形態のライブ。今年の3月30日のリバプール公演、4月1日のロンドン公演で初演されたのち、ヨーロッパ公演を経て、今回日本に初上陸する。『ヘルプ!』、『イエスタデイ』、『レット・イット・ビー』、『ヘイ・ジュード』など、ザ・ビートルズの数多くの楽曲がレコーディングされた「アビイ・ロード・スタジオ」。アビイ・ロード・スタジオでザ・ビートルズを担当した伝説のレコーディングエンジニア、ジェフ・エメリックの監修の下、総勢約50名のミュージシャン/シンガーにより、当時のレコーディング収録曲を、演奏、アレンジメント、そしてハーモニーにおいて忠実に再現。ギター、アンプ、マイク等も当時使っていたものを使用。加えて、最新のマルチメディア技術による映像で、まるでジョン、ポール、ジョージ、リンゴと一緒にスタジオにいるかのような感覚を味わえる。チケットは発売中。■〈マキシム〉〈ちょっと贅沢な珈琲店〉presents. THE SESSIONS CAFE(協力:「ザ・ビートルズ・クラブ」)期間:4月27日(水)~7月1日(金)場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-9-11 堺ビル1F ZipZap営業時間:期間中無休11:30~23:00 (フードL.O. 22:00 ドリンク L.O. 22:30)※7月1日(金)のみ17:00まで (フードL.O. 16:00 ドリンク L.O. 16:30)■来日50周年記念 日本武道館公演「ザ・セッションズ」~ザ・ビートルズ at アビイ・ロード・スタジオ~日時:6月30日(木) 開場 18:00 / 開演 19:007月1日(金)【1】開場 13:00 / 開演 14:00【2】開場 18:00 / 開演 19:00会場:日本武道館(東京都)※ビートルズのメンバーは出演いたしません。
2016年04月27日2017年石巻で開催される総合祭「Reborn-Art Festival(リボーンアートフェスティバル)」のプレイベントとして、「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016」が2016年7月30日(土)、31日(日)の2日間、宮城県石巻港雲雀野(ひばりの)埠頭で開催される。先日発表された、Bank Bandの出演に加え新たにイベントの趣旨に賛同し出演が決定した12組のアーティストが発表された。【チケット情報はこちら】本イベントでは、音楽を中心としながら、地域の自然や人とのコラボレーションによる、食・アート・ワークショップなども開催。石巻/牡鹿半島の魅力と翌2017年に開催される「Reborn-Art Festival」について知ってもらうとともに、ap bankがこれまで続けてきたap bank fesのバトンを来年以降のReborn-Art Festival に繋げていくイベントとなっている。オフィシャルウェブサイトでは5月5日(木・祝)午後11時59分まで、チケットの第1次先行抽選予約を受付中。今後もさらなる出演アーティストやイベントの全体像を含めた詳細を随時発表していく予定。■Reborn-Art Festival x ap bank fes 2016日時:7月29日(金)前夜祭 ※後日発表7月30日(土)開場 9:00 / 開演 11:00 / 閉場 21:00 (予定)7月31日(日)開場 9:00 / 開演 11:00 / 閉場 21:00 (予定)会場:石巻港雲雀野埠頭(ひばりのふとう)(宮城県)出演:【7月30日(土)】Bank BandACIDMAN / クリープハイプ / 黒木渚 / Cocco / スガ シカオ / ZAZEN BOYSand more!!!【7月31日(日)】Bank Bandあらかじめ決められた恋人たちへ / 安藤裕子 / YEN TOWN BAND / ストレイテナー / ハナレグミ / MISIA and more!!!料金:入場券【2日券 7月30日(土)・31日(日)】 17,500 円(税込)【1日券】9,000 円(税込)※前夜祭券・駐車券・シャトルバス券・オートキャンプ券などは後日発売予定※雨天決行(台風などの荒天の場合は中止)※出演者は五十音順(Bank Band除く)
2016年04月26日May J.が4月23日に埼玉・三郷市文化会館大ホールで、全国18公演に及ぶ全国ホールツアーをスタートさせた。【チケット情報はこちら】初日の公演では、配信開始されたばかりの新曲『Have Dreams!』を初披露。同曲はNHKワールドTV「J-MELO」2016年オープニングテーマで、作曲を小室哲哉、作詞をつんく♂と超豪華なふたりが担当したことで話題となっている、また、同曲も収録される、1年振りとなる待望のニューシングルが8月3日(水)に発売されることも発表された。ニューシングルの収録内容詳細については後日発表される。ライヴは生バンド演奏で行われ、今年の3月に発売されたカバーアルバムシリーズ第3弾『Sweet Song Covers』や、ディズニーオフィシャルアルバム『May J. Sings Disney』など最近の楽曲から、デビュー当時の懐かしの楽曲までラインナップされたセットリスト。ヘッドセットで激しいダンスをしながら歌うなど、オリジナル曲やカヴァー曲を次々と披露。MCでは「ここにいるみんなのお陰で、デビュー10周年を迎えることができました。ありがとうございます。これからも20周年30周年と歌い続けていきたい」と感謝と今後の意気込みを語った。2時間30分を超える10周年にふさわしい内容で大盛況のうちにライヴは幕を閉じ、約3か月に渡るツアーがスタートした。ツアーは7月24日(日)大阪・NHK大阪ホールまで開催。東京公演は7月3日(日)東京・中野サンプラザにて行われる。チケットは発売中。
2016年04月25日