チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (275/342)
昨年7月に逝去した日本を代表するミュージシャン、レイ・ハラカミ。昨年12月10日に開催された彼の“お誕生会”『広い世界』は、レイ・ハラカミと交流のあった様々なアーティストが大挙参加。サプライズ・ゲストとして登場したくるり岸田繁や二階堂和美、Asa-chang、TANZMUZIKの復活ライブなども含め大盛況に終えた。そして今年もレイ・ハラカミの誕生日である12月10日(月)に『広い世界2』の開催が決定。しかも今回は12月9日(日)METRO、12月10日(月)KBSホールと、彼の地元京都での2会場連日開催となる。『広い世界2』チケット情報今回のステージは、今も語り継がれるレイ・ハラカミの初ワンマン(2005年@東京・LIQUIDROOM)の衝撃を再現すべく、映像を高谷史郎が、PAをZAKが担当、その時の共演者でもあるDJ WADAも出演する。また砂原良徳、大友良英、ショコラ&アキト、さらに、かつてハラカミとの幻のユニット「きまぐれ☆ボーイズ」を組んでいたスッパマイクロパンチョップなども参加。今年も超豪華メンバーがレイ・ハラカミのお祝いに駆けつけることとなった。レイ・ハラカミと10年来の交流がある京都在住の音楽家で、昨年同様このイベントを取りまとめるRUBYORLAは、「この“お誕生会”は、レイ・ハラカミの死を惜しむのではなく、レイ・ハラカミという人間(音楽)が生まれた事への感謝の気持ち」と語る。昨年はソールドアウトとなったイベントだけに要注目だ。なおチケットの一般発売は11月10日(土)午前10時より。
2012年11月02日RIP SLYMEが12月25日(火)に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でRIP SLYME 2012 「X’massive」を開催する事が決定した。【公演情報はこちら】毎年恒例となっているクリスマスライブ。これまで15歳以上・以下限定や男性限定、カップル限定など様々な仕掛けを行ってきた同イベント。しかも昨年の同イベントからRIP SLYMEとしては1年ぶりのライブとなる。毎回趣向を凝らしてくる彼らだけに、今年もファンを楽しませる仕掛けを用意してくれそうだ。チケットの一般発売は11月23日(金・祝)より。オフィシャルWEB抽選先行は11月13日(火)午後6時から11月18日(日)午後6時まで。気になる方はこの機会をお見逃しなく!■RIP SLYME 2012 「X’massive」会場:Zepp Diver City Tokyo(東京都)日時:12月25日(火)18:00/19:00チケット:¥8000(税込・プレミアムクリスマスプレゼント付)※入場に別途ドリンク代¥500が必要となります。※開演時間は定刻で始まります。※客席を含む会場内の映像・写真が公開される事がありますので、予めご了承ください。★以下のリンクより「RIP SLYME」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2012年11月01日とにかく笑えて楽しめるエンタテインメントを追求し続けて33年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)。三宅裕司が主宰するこの劇団の第50回記念本公演『上海ローズ』が11月1日(木)に開幕する。それに先がけ、10月31日には公開舞台稽古と、三宅、小倉久寛、韓国の新人俳優クォン・ヨンミンによる記者会見が行われた。『上海ローズ』のテーマは音楽。劇中に登場するJ-POPのナンバーワンレーベル「アーベイ・グループ」は、韓国人歌手と日本人バックダンサーグループとのユニットで世界的ヒットを狙う。そのオーディションになぜか売れないバンドの三宅と小倉が呼ばれる。その裏では大ヒットの秘訣がつまった「幻の上海ローズのレコード」をめぐる企みが進行していて……と、いまの音楽業界を反映したような物語が展開する。公開稽古が始まると、どこかで見たことのあるような音楽会社のロゴが掲げられたステージが姿を現す。いかにも韓流らしい楽曲が流れると、10人あまりの出演者による一糸乱れぬヒップホップダンスが展開。まるで本当のコンサートに来たかのようなクオリティに圧倒される。曲が終わると三宅と小倉が登場。このふたりのどこまでが台本通りでどこからがアドリブかわからないようなテンポのよいやりとりに会場からは終始笑い声が聞こえていた。会見では、まず小倉が2年ぶりの本公演について「三宅さんがいるとやっぱり違う」と切り出した。昨年、椎間板ヘルニアの手術のために休養した三宅と共に50回目の記念公演を迎えられる感慨はひとしおのようで「三宅さんが走り回っているところを見てぐっときました」と語った。それを受けて三宅も「今回は走る三宅を見てください。といっても2秒ぐらいだけど」と笑わせたあと、「一度は舞台に復帰できないかもと思った。こうして生かされているからには、手間のかかる喜劇を日本に残さなくてはいけない。中身を練り上げた音楽ギャグをふんだんに使って、2年分の思いの詰まった舞台にします」と力を込めた。韓国人歌手役のクォン・ヨンミンは三宅自ら韓国に飛んで発掘した期待の新人。「彼の声には心をわしづかむ魅力がある」という三宅の言葉に、すかさず「ありがとうございます!」と覚えたての日本語で返した。創設33年目にして、全力で観客を楽しませることを追求し続けるSET。三宅の不在を乗り越えた彼らの舞台は、これまで以上に力のこもったものになりそうだ。11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場、11月22日(木)に新潟県民会館 大ホールにて上演。取材・文:釣木文恵
2012年11月01日清水の1996年以来となる2度目の優勝か、鹿島の2年連続5度目の戴冠か。3月20日に戦いの火蓋を切って落としたナビスコカップの決勝が、いよいよ今週末に迫った。勝敗の鍵は「若さの清水か、経験の鹿島か」と言われている。10月27日、J1リーグ戦30節で対峙した両軍のスタメン平均年齢は清水が22.82歳、鹿島が27.91歳である。鹿島にはリーグ戦を7度、ナビスコ杯・天皇杯それぞれ4度制した経験がある(清水のタイトル歴はナビスコ杯・天皇杯各1度にとどまる)。一発勝負の大舞台でも怖いものなしの若さが発揮できれば清水がタイトルに近づき、清水の若さを空回りさせれば鹿島が覇権に近づくというわけだ。出場停止の有無も、勝敗を左右するだろう。清水は中盤の底を担う杉山浩太主将を欠くが、鹿島に出場停止の選手はいない。ただ、鹿島は左足付け根を負傷し戦線離脱していたMF・レナトがトップフォームにあるか、微妙なところ。1週間前に行われたリーグ戦での直接対決の結果を受け、監督がどうスタメンをいじるか、清水のワイド攻撃、鹿島のセットプレーにどう対処するか、選手交代が早い清水・ゴトビ監督と鹿島・ジョルジーニョ監督が試合展開に則した積極的な交代策を打てるか。試合のキーを挙げれば、枚挙にいとまがない。ただ、ひとつ鍵を挙げると、当たり前の話だが、決定力に尽きる。サッカー界では「決めるべきところでゴールを決めないと勝てない」という箴言がある。11月3日(土・祝)に限って言えば、「決めるべきところで決めるべき人が決めないと勝てない」となる。そう、清水・大前元紀と鹿島・大迫有也、若きエースが決めるか決めないかが勝敗に直結する。J1リーグ戦30節は、FW・金賢聖(キム・ヒョンソン)からのクロスボールを大前が決め、大迫はGKとの1対1を外すなど不発だった。結果は鹿島1-2清水。若きエースの明暗が、そのまま結果となって表れた。さらにJ1リーグで大迫が6ゴールに対し、大前は倍の12ゴールを量産している。ただ、ナビスコ杯に舞台を移すと、両エースの立場は逆転する。大迫は得点ランキングを独走する7ゴールを挙げ、準決勝第2戦でハットトリックを達成した大前は4ゴールと及ばない。しかも、鹿島の背番号9は、昨年のナビスコ杯決勝MVPを獲得している。大迫も大前も、ニューヒーロー賞の対象となる22歳だが(学年は大前がひとつ上)、チームの浮沈を左右するエースと言える。カップ戦の準優勝は善戦した2位ではなく、最後の敗者を意味する。サッカーの聖地・国立競技場で、ゴールを決め、聖杯を手にするのは大前か、大迫か。ふたりは「エースの仕事」を知っている。ナビスコカップ決勝のチケットは売り切れ。11月3日(土・祝)13:00より、フジテレビ系列にて生中継。
2012年11月01日今年の夏も大盛況のうちに終了した「BAYCAMP」のWINTER エディションが来年も開催される事が決定した。首都圏ベイエリアを拠点に、ロックから受ける衝動的なドキドキとワクワクを体感出来るこのオールナイトイベントは開催から3年目を迎える。【公演情報はこちら】開催と合わせ発表された第1弾出演者は、ART-SCHOOL、avengers in sci-fi、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、キュウソネコカミ、FREE THROW(弦先誠人、神啓文、タイラダイスケ)の計5組。 今後も続々と出演者が発表される予定なので、気になる方は公式サイトやツイッターなどでご確認を。チケットの一般発売は12月1日午前10時より。なお、一般発売に先がけて公式サイトではオフィシャルサイト抽選先行受付を実施中。受付期間は11月11日(日) 午後11時59分まで。■BAYCAMP 201302日時:2013年2月2日(土)OPEN 16:00 / START 17:00 / CLOSE 5:00(予定)会場: CLUB CITTA’、A’TTIC(2F LOUNGE BAR)(神奈川県)<出演者>ART-SCHOOL / avengers in sci-fi / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / キュウソネコカミ / FREE THROW(弦先誠人、神啓文、タイラダイスケ) / and more
2012年11月01日劇団四季がディズニーミュージカル『リトルマーメイド』を2013年4月7日(日)より東京・四季劇場[夏]で上演することを発表した。このミュージカルは、1989年に製作された長編アニメーションを、2008年にブロードウェイでディズニーが自ら舞台化したもの。劇団四季はこれまでに『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』と、ディズニーミュージカルを3本上演しており、本作がディズニー×四季のタッグ第4作目となる。世界中で愛されている、陸上の王子さまに恋をした人魚姫の物語は、アニメ版でも絶大な人気を誇っているが、ミュージカル版のみどころは、なんといっても海中の人魚たちの姿を表現する最新のフライング技術。さらに水面の揺らぎや深海に届く太陽の光などが美しく表現され、ファンタジックな世界を作り出す。音楽は、アカデミー作曲賞も受賞した、アラン・メンケン(作曲)&故ハワード・アッシュマン(作詞)によるアニメーションでのオリジナル楽曲に加え、メンケン本人とグレン・スレーター(作詞)による10曲が追加。さらに奥行きを増した『リトルマーメイド』の世界が舞台上に広がっている。チケットは、2月10日(日)に、4月7日(日)から8月31日(土)の公演分を一般発売開始予定。
2012年11月01日11月3日(土)、東京・赤坂ACTシアターで草なぎ剛主演の舞台『ぼくに炎の戦車を』が開幕する。『焼肉ドラゴン』『パーマ屋スミレ』など日本と韓国の狭間で揺れる人々を描き続ける鄭義信(チョン・ウィシン)作品に、韓国語も堪能な草なぎが初めて挑むことでも注目されている。共演はチャ・スンウォン、広末涼子、香川照之ら日韓の実力派俳優が集結。本番が迫る10月某日に稽古場を訪ね、香川に話を訊いた。『ぼくに炎の戦車を』チケット情報『犬、走る DOG RACE』『OUT』『刑務所の中』と、映画の脚本家としての鄭と仕事をしてきた香川。約3年ぶりのストレートプレイへの出演を決意したのはやはり「鄭さんの脚本の力でしょうね」と語る。香川演じる清彦は韓国人と日本人の間に生まれた男。妻を亡くし、そのことで子どもに恨まれている。経営する店で日本人官僚を出迎える一方で、こっそり韓国の放浪芸の集団・男寺党へ資金提供を行う。この複雑な役に対する彼のアプローチは明快だ。「要はどれだけ苦しみを抱えているか。今回はとくに、鄭さん自身が在日韓国人として生きる中で分断されているものを想像できるか、それだけです。僕自身の人生の中で引き裂かれたものや苦しさと、この役とのチューニングを合わせれば済むことです」。一筋縄ではいきそうもない役について、こともなげに語る香川。そこには今年6月、46歳で初めて歌舞伎の舞台に立ったことも大きく影響しているのだという。「肚は据わりましたね。あんなにキツいことはないです。でもそれを通過して、なんとか生き延びた。そのことで演技に影響があるとすれば、たいていの役を飲みこめる立場にはなりました」。これまで積み上げてきた経験。そして歌舞伎というものと対峙し、乗り越えたこと。香川の演技を支えるのは、どうやら人生そのものらしい。「映画や演劇のような“ごっこ”を、“夢を与える”なんてきれいごとの上でやらせてもらっている。ならば真剣に、自分の味わってきたことを架空の人物に入れてみる。それが好きなんです。好きというか、それしかできない」と語る香川。ここまで全身全霊で役にぶつかる役者も、そのことをさらけ出す役者もそうそういるものではない。「とかくこの仕事はプライドが積み上がりやすいんです。でもある時、自分は100人いたら100番目、200人いたら200番目だと心底思えた。プライドを捨てたらどんな演技でも、いや、どんな生き方でもできると思う」。香川自身の生き方が注ぎ込まれた演技を見届けたい。公演は11月3日(土・祝)から12月1日(土)まで東京・赤坂ACTシアターにて、12月8日(土)から11日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。チケットは一部を除き発売中。取材・文:釣木文恵
2012年11月01日世界的な活躍を続けるサイレントコメディー・デュオ「が~まるちょば(ケッチ!、HIRO-PON)」。彼らが新たな可能性を追求し立ち上げたのが、言葉を一切使わない役者集団「が~まるちょばプロジェクト」だ。そこで来年3月に行われる第3回公演を前に、彼らふたりと、プロジェクトメンバーの「GABEZ(MASA、hitoshi)」、「to R mansion(上ノ空はなび、野崎夏世、丸本祐二郎、伊藤大輔)」に話を訊いた。が~まるちょば関連のチケット情報サイレントコメディーでは、セリフを発している役者を目で追うという、当たり前のことが通用しない。「特に大勢でやる場合、よりフォーカスを絞らないといけないので難しさが全然違います。でもセリフを使わないことこそ、パントマイムのおもしろさ。それをどう作品に繋げるのかを意識しました」とHIRO-PON。そしてケッチ!は、「確かに戸惑いの声もありました。でもそれだけお客さんが僕らの作品を貪欲に見たいと思ってくれているのは、嬉しい誤算でもありました」と過去2回の公演を振り返る。若手2組からは、彼らと同じ舞台に立ったことで、「作品に対する姿勢など、多くのことが勉強になりました」(hitoshi)、「すべてが新鮮な体験で、自分たちの作品づくりにも生きています」(伊藤)といった声が。そんな若手に対してもHIRO-PONは、「ライバル」と言い切り、「パントマイム界って制約が多い分、すごくシビアな世界。でもパントマイムの力を信じることができれば、その制約は逆に武器にもなるはずなんですよね」と話す。来年1月にはGABEZ、to R mansionの同期間、同劇場での交互上演も決定した。GABEZは「パントマイムってものがまだ全部はわかっていない分、まずは僕らがおもしろいと思うものをお見せしたい」と意欲をみせ、to R mansionは「自分たちにとっては初のサイレントコメディー。to R mansionの世界観がはっきり出せるものになれば」と語る。これらすべての公演に言えるのが、HIRO-PONの語る「劇場に来ないと僕らのおもしろさは分からない」ということ。彼らが舞台の外で発したこれらの言葉を鍵に、言葉のない世界の扉を開けてみて欲しい。GABEZ『GET A LIFE』とto R mansion『土壇場! Do Done Bar』の交互上演は2013年1月10日(木)から14日(月・祝)まで東京・赤坂RED/THEATERにて開催される。チケットは10月13日(土)より一般発売開始。また、が~まるちょばプロジェクト第3回公演『a Go Go Ⅲ』は2013年3月20日(水・祝)から24日(日)まで東京・紀伊國屋ホールで開催される。チケットは12月15日(土)より一般発売開始。取材・文:野上瑠美子
2012年11月01日夜の街並みをライトアップする、仙台の冬の風物詩「2012 SENDAI 光のページェント」が12月7日(金)から31日(月)まで市内で開催される。昨年は震災のため開催が危ぶまれたが、全国から寄せられた支援によりイベントを実現。27年目を迎える今年も、「光のページェント」が人々の心に明かりをともす。会期中毎日17時30分から22時まで(31日のみ23時まで)、定禅寺通・東二番丁通~市民会館前の区間をライトアップする同イベント。初日の12月7日(金)には、せんだいメディアテーク前の緑道で点灯式を開催。カウントダウンとともに、ケヤキ並木が一斉に点灯しイベントスタートを華やかに演出する。さらに、匂当台公園野外音楽堂広場には、色鮮やかなイルミネーションとともに高さ7メートルの巨大サンタも出現。また、ケヤキ並木ではイルミネーションを一瞬消灯後、再点灯するイベント「スターライト・ウィンク」を連日、18時・19時・20時の3回行い、きらめく光の瞬きが道行く人々を魅了する。チケットぴあではこのイベントを支援する募金を一口1000円から受付中。■2012SENDAI 光のページェント開催期間:12月7日(金)~12月31日(月)※毎日17:30点灯、22:00消灯(12月31日(月)のみ23:00消灯)開催地:仙台市青葉区定禅寺通
2012年11月01日10月25日にニューアルバム『Antidote Love Songs』を発売し、各所から高い評価を得ているシンガーソングライターLOVE。“仲間、恋人、家族、震災からの復興、世界の裏側とかのこと。全部受け止めきれなくなるくらい今は考えることの多い時代だけど、目の前の自分のことで精一杯にもなる。そんなとき、絶対今この瞬間もどこかで優しい出来事が起こってると思ったら、気分が変わって自分のキャパも広がる気がして”というロックチューン『優しい出来事』から始まり、お疲れの夜に酒を酌み交わしたくなるようなエレキ弾き語りの『Antidote For Life』、時間の価値についてゆっくり流れるままに綴るシンセサイザーのみの『時間泥棒』など、感性の振れ幅がそのまま楽曲や音色のバリエーションに表れている。【公演情報はこちら】タイトルのAntidoteは抗体や解毒剤の意味を持つ。「辛いことも、嬉しいことも、経験積めば積むほど気がつけば心に抗体ができてると思う。我慢強くなったり、涙もろくなったりするのもそう。自分へのご褒美としてこのアルバムを手にとってみて欲しい。そしてライブで実感してもらえたら。」とLOVEは語る。音楽家そして人として女性としても、とても魅力あふれるLOVE。大阪・東京で行われるライブを観て欲しい。ライブ表現もLOVEの最大の魅力であり、今回も充実した表現者が集まった。Dr./畑利樹(ex.東京事変)Ba./小池ヒロミチGt./岡村夏彦Key. & Manip./飯塚啓介LOVE自身が緊張感と充実感に溢れたバンド、と言うメンバーと共に放つロックステージを充分愉しんでいただきたい。今年2月に参加した布袋寅泰のライブでも話題を呼んだギタープレイと歌唱力にも惹きつけられることだろう。LOVEをもっと知っていただきもっと好きになってほしい。■LIVE情報ワンマンライブ2012「Antidote Love Songs」<大阪>日時:11月3日(土)16:15/17:00場所:OSAKA MUSE(大阪府)<東京>日時:11月10日(土)16:15/17:00場所:Shibuya WWW(東京都)■ラジオレギュラー情報東京と大阪で、ラジオパーソナリティとしても活躍中!TOKYO FM「LOVE CONNECTION」毎週(月)~(金)11:30~13:00生放送FM OSAKA「LOVE RADIO」毎週(金)19:30~21:30生放送
2012年11月01日韓国出身の6人組ボーイズ・グループ、BEAST(ビースト)が10月30日、Zepp Diver City Tokyoで全国ツアー「BEAST ZEPP TOUR 2012 [We]」(6都市12公演)の最終公演を行った。年初には14か国でのワールドツアー「THE BEAUTIFUL SHOW」を開催し、日本でも3月に6か所のアリーナ公演を行ったBEASTが、ライブハウスで行う貴重なツアー。ファイナルのこの日は、プラチナチケットを入手できた2500人に加え、チケットを手にできなかったファンのために、全国の映画館やカラオケルームで生中継され、約1万人がライブを楽しんだ。韓国の最新ヒット曲『美しい夜だ』でスタートからヒートアップ。盛り上がる観客に、ドンウンは「みなさんの情熱的な応援のおかげで、12回に渡るツアーも疲れ知らずで頑張ってこられました」と感謝述べると、『SHOCK』『FICTION』『BAD GIRL』の日本語バージョンや、『息』『BEAUTIFUL』などBEASTの代表曲を網羅する全17曲に及ぶライブを展開し、ファンを熱狂させた。12公演めということもあり、良い意味で肩の力が抜けた余裕あふれるパフォーマンスを見せたメンバーだが、「[We]は、みなさんと僕たちが一緒に作りあげるライブ」(ドンウン)が言うように、ライブだけではないお楽しみのコーナーでもファンを沸かせた。ヒョンスンが各地の名物を集めメンバーにプレゼントすると、日本語の勉強に励んだというヨソプはその成果を披露し、ドゥジュンはライブ中に記念撮影をするなど、ツアーを通して与えられた、それぞれの“ミッション”(エピソード)を発表、メンバーの素顔を発揮するトークで楽しませた。最後は、「ファンのみなさんと近付けるライブがしたい」(ジュンヒョン)というメンバーの意向で行われたこのツアーを振り返り、ヒョンスンは「このツアーは僕たちに大きな意味を与えてくれました」と所感を述べ、ギグァンは「日本に3週間という長期滞在したのは初めてでしたが、みなさんに幸せをもらって楽しく過ごせました。また良いツアーがしたいです」と意気込みを語った。そしてアンコールでは、メンバーと観客が一体となって『Oasis』と『V.I.U』を大合唱し、BEASTとファンの連帯感や絆を感じさせるライブの締めくくりとなった。取材・文:坂本ゆかり
2012年10月31日ブロードウェイでは12年4か月のロングラン、2006年には映画化もされたミュージカル『RENT』。世界的人気を誇るこの作品が2011年、オフ・ブロードウェイで新演出版として生まれ変わった。その“新・RENT”の日本版が10月30日、東京・シアタークリエにて開幕。前日には公開稽古と会見が行われ、賀来賢人、中村倫也、ソニンら出演者が意気込みを語った。『RENT』はプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を下敷きに、舞台を20世紀末のNYに置き換えたもの。貧困やドラッグ、エイズ、同性愛といった現代的悩みを抱える若者が、それでも夢に向かって生きていく姿を描く。ロックからゴスペル、ヒップホップ、タンゴと曲調豊かで現代的な名曲の数々も、観客の心を掴む要因のひとつだ。まず劇場に入ると、鉄骨で組み立てられた立体的なセットが目に入る。場所を限定する具体的なセットはほとんど登場せず、その無骨な鉄がさまざまな場所に変化していく。そのあたりはオリジナル版とも似ていて、オールドファンも懐かしく思いそうだ。そのセットの中で、からだ中からアドレナリンを出しまくった出演陣が躍動する。『RENT』で高らかに謳い上げられるテーマは、「今日を懸命に生きる」こと、そして「お互いを思いやる愛」。俳優からミュージシャン、これが初舞台となる者まで、全オーディションで選ばれた出演者が、作品への、お互いへの愛情いっぱいに全身で演じる様は、『RENT』のテーマにも通じて、観るものを感動させる。映像作家のマーク役は、賀来賢人。様々な事情を抱えた仲間たちをビデオで撮り続け、傍観者ゆえの孤独を抱えている役どころだが、賀来はことさら孤独感を強調はせず、どこか観るものに母性本能を抱かせるような寂しさを醸し出していて、面白い。そのほかもキャストすべてがその役として自然に舞台の上で存在し、説得力のある舞台を創り上げていた。2幕冒頭、パワフルで個性的なキャストの声がひとつになって聴かせる名曲「Seasons of Love」は圧巻のひと言。また、ところどころで映像を効果的に使用、そのあたりは新演出版ならではの見どころだ。会見では賀来が「1秒も無駄がないくらいに濃密な稽古をしてきて、カンパニーも最高のコミュニケーションがとれているので、自信しかない。ここまで“いろんな人に観て欲しい!”って思えるカンパニー、作品は今までにない」と興奮の面持ちでアピール。ソニンも「日本ではタブーとされているテーマや表現の仕方が、『RENT』にはありのまま生々しく出てきます。普段出来ないことを舞台でやることによって、私たちもですが、観客のみなさんもスカッとした、内に秘めたものが外に出ていくような感じを体感していただけるんじゃないかな」と語り、新生『RENT』に自信を見せていた。公演は12月2日(日)までシアタークリエにて。その後12月6日(木)から9日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される。チケットは発売中。
2012年10月31日アメリカ出身のロックバンド、ジャーニーが2013年に来日公演を行う事が決定した。【公演情報はこちら】ジャーニーは1973年にサンフランシスコで結成。『ドント・ストップ・ビリーヴィン』『セパレイト・ウェイズ』などの世界的ヒット曲で知られる。日本では2004年に映画「海猿 ウミザル」で『オープン・アームズ』が主題歌として起用された事で、幅広い層に支持されている。来日公演は2009年以来4年ぶりとなるジャーニー。ただ、今回東京公演を行う日本武道館でのライブは30年ぶりとなるだけに、熱のこもったパフォーマンスが期待出来そうだ。なお、チケットぴあでは3月11日(月)東京公演と3月12日(火)大阪公演のインターネット最速抽選を実施中。東京公演の受付期間は11月2日(金)午前11時まで。大阪公演は11月4日(日)午前11時まで。■ジャーニー来日公演2013年3月11日(月)日本武道館(東京都)3月12日(火)グランキューブ大阪(大阪府)3月14日(木)広島文化学園HBGホール(広島県)3月15日(金)名古屋市公会堂(愛知県)3月17日(日)金沢歌劇座(石川県)料金:S席9000円 A席 8000円※未就学児童は入場不可。
2012年10月31日日本プロサッカー選手会は10月29日、東日本大震災の復興支援活動「チャリティーサッカー2012」の開催概要を発表した。12月26日(水)に宮城・ユアテックスタジアム仙台でチャリティーマッチを開催するほか、募金活動や選手たちによる被災地訪問を行う。日本プロサッカー選手会チャリティサッカー2012〈東北ドリームス-JAPAN スターズ〉開催情報チャリティーマッチは、東北地方ゆかりの選手を集めた「東北ドリームス」と国内外の選抜チーム「JAPANスターズ」が対戦。有料試合として行い、運営に必要な費用を除いた収益を東北サッカー未来募金に募金する。被災地訪問は12月27日(木)に岩手、宮城、福島の3県で計8か所を予定。募金活動は29日から来年1月6日(日)まで寄付仲介サイト、ジャスト・ギビング・ジャパン(を通じて実施する。チャリティーマッチのチケット一般発売は11月10日(土)午前10時より。
2012年10月30日20世紀に実在したドイツの伝説的女優マレーネ・ディートリッヒの半生を、和央ようか主演で描く舞台『ディートリッヒ』が10月29日、東京・青山劇場にて開幕した。和央が主演した2010年の初演から2年ぶりの再演。演出や脚本、共演者、楽曲は一新され、新しい作品として生まれ変わっている。20世紀初頭、サイレント映画からトーキーへと、映画そのものが大きく変わっていった時代。『嘆きの天使』のヒロインに抜擢されたディートリッヒは、母と娘をベルリンに残して、ハリウッドへと進出。その挑発的な態度と妖しい魅力で、一躍映画界のスターへと上り詰める。アメリカで次々と成功を収めていく彼女だが、祖国のナチス・ドイツは彼女の影響力を利用しようと圧力をかけるようになる。表現の自由を奪うナチスに反発したディートリッヒは、愛する母を残してきたことに心を痛めながらも、祖国のためにあえて反ナチスを掲げることを決意。第二次世界大戦中はアメリカ国民として、自ら慰問団に志願して前線に赴き、そのとき兵士たちに歌った「リリー・マルレーン」は、多くの人々の心を揺り動かすことになる。激動の中にあっても、自分の選んだ道をひたむきに信じて真っ直ぐ生きていくディートリッヒを、宝塚で男役を極めた和央が強くしなやかに演じる姿が印象的な舞台だ。開演前に行われた記者会見で和央は「ディートリッヒはひとことでいうとカッコいい女性。その生き方とともに、裏にある彼女自身の葛藤や哀しみなども描き出したい。私もこの役を演じながら強くなれたと思う。観終わったあとに、勇気や希望そして温かいものを感じていただける作品」とコメント。ディートリッヒの女優としての輝きや信念の強さといった言葉では表しきれない部分を、生身の女優・和央ようかを通して体感できるのは本作の醍醐味だ。ディートリッヒの母、ヨゼフィーネを演じる今陽子が「テーマは“愛”。マレーネ役のたかちゃん(和央の愛称)とは本当の親子のように仲良しなのでステキな母娘を演じたい」と語ったように、娘のマリア役の新垣里沙を含めた親子3世代のドラマも見どころ。そのほか奔放なエディット・ピアフとの友情や、俳優ジャン・ギャバンとの恋など、さまざまな角度から見えるディートリッヒ像。その生き様からは、誰しも信念をもって強く生きていくことへの勇気をもらえることだろう。11月4日(日)まで青山劇場で上演した後、11月16日(金)から18日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。取材・文:大林計隆
2012年10月30日ドイツの文豪ゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』を原作とした、韓国オリジナル・ミュージカルの日本初公演が決定。「ウェルテルの恋~原作:ゲーテ 若きウェルテルの悩み~」(全20回)として、2013年1月11日(金)から1月26日(土)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演される。同作は、叶わぬ恋に苦悩する純粋な青年・ウェルテルの愛と葛藤、そして悲劇的な運命を、美しい旋律とドラマチックな楽曲で表現したラブストーリー。2000年11月の韓国初上演から好評を博し、“韓国オリジナルミュージカル史上最高作”として、これまで何度も再演を重ねてきた。今年も12月16日(日)までソウル・ユニバーサルアートセンターにて、13度目の上演が行われるほどの人気作だ。日本公演は韓国公演同様のキャスティングで、ウェルテル役を、2003年の公演で同役を演じて好評だったベテランのミュージカル俳優キム・ダヒョンと、デビュー2年目ながらその甘いルックスと高い歌唱力で人気を集める新鋭、チョン・ドンソクによるダブル・キャストで送る。チケットは、11月9日(金)10時から一般発売される。なお、チケットぴあでは10月31日(水)11時まで最速抽選「いち早プレリザーブ」、11月2日(金)11時まで先行抽選「プレリザーブ」を受付中。公式サイト(では、11月8日(木)まで早割受付を実施中。
2012年10月30日お笑い芸人・スギちゃんが10月30日、東京都美術館にて開催中の「メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅」で一日館長を務めた。同展で日本初公開となるゴッホの『糸杉』つながりで、一日館長に指名されたスギちゃん。絵画と対面して、「ゴッホこそワイルド。『糸杉』は他の絵と比べても大きくないのに、迫力がすごい。久しぶりにワイルドな絵が見られて、こっちも奮い立ってきたぜぇ」と絶賛しながら、「何層にも塗り重ねた絵の具をめくってやろうかと思ったぜぇ」とワイルドコメント。メトロポリタン美術館展 開催情報この日は、『糸杉』の即興写生も披露。完成した絵を見た司会役の女性から「意外とちゃんとしてますね」との言葉に照れ笑い。「値をつけるとしたら、500万円」と言ってはみたが、「来年には1円にもならないけど」と自虐ネタ、笑いを誘った。また、開館時には入場者のチケットのモギリ役もつとめ、ひとりひとりに声をかけながら来館者を笑顔で出迎えた。なお、スギちゃん作『糸杉』は後日写真パネル化して同展で展示される予定。■メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅開催中~2013年1月4日(金)会場:東京都美術館 企画展示室開室時間:9:30~17:30、(金)9:30~20:00、(土)9:30~18:00
2012年10月30日試合後、両軍の監督は異口同音のセリフを口にした。「次の試合は大会も日にちも異なり、全く別物だと捉えている。来週結果を出すために我々は問題を解消していかなければいけない」(ゴトビ監督)、「今日は負けたが、違う大会に挑むわけだから、イーブンな状態での決勝となる。どちらかにアドバンテージがあるわけではない」(ジョルジーニョ監督)。前者は勝者の、後者は敗者の弁である。10月27日、アウェイに乗り込んだ清水・ゴトビ監督も、1-2で痛い星を落としたジョルジーニョ監督も、この日のJ1リーグ30節は11月3日(土・祝)のナビスコカップ決勝の前哨戦ではないと、否定したのだった。試合は早々に動いた。DF・平岡康裕からのロングフィードを受けた右SB・吉田豊がゴール前へ折り返し、FW・金賢聖(キム・ヒョンソン)が柔らかなボールタッチから左足一閃! 7分、清水が先制点を奪った。先制点を奪われ逆に攻勢に出たのが鹿島だ。43分にMF・小笠原満男のコーナーキックをDF・岩政大樹が右足で合わせ同点。このまま、前半終了かと思われた1分後、金の左からのクロスにFW・大前元紀が頭から突っ込み、1-2としたのだ。試合はこのまま、スコアが動くことはなかった。金と大前のゴールは、コンビネーションと個人技が合致した素晴らしいゴールだった。ただ、鹿島1-2清水が適切なスコアかと言うと、そうではない。試合を支配し、より多くの決定機を作ったのは鹿島だった。20分、FW・大迫勇也がDFの背後を突き、GKと1対1となるが、ループシュートはGK・林彰洋へのパスとなった。63分、大迫からのクロスボールをMF・ドゥトラがドンピシャヘッド! しかし、シュートはポストを叩く。ロスタイム、MF・遠藤康のグラウンダーのボールはFW・ジュニーニョに惜しくも届かなかった……。「試合を見れば、勝利に値する内容だった。主導権を握り、多くのチャンスを作った」と語ったジュニーニョの言葉は、決して負け惜しみではない。事実、ゴトビ監督は「我々には運があった」と認めた。その上で、清水の指揮官は「しっかり準備し、組織をオーガナイズし、勝利を目指す姿勢を見せ、我々は運をつかんだ」と胸を張った。決戦1週間前、清水は勝利で自信を深め、鹿島も敗れながらも少なからぬ手応えを感じた。11月3日(土・祝)・国立競技場での”第2ラウンド”で、果たしてタイトルを手にするのはどっちだ。ナビスコカップ決勝のチケットは売り切れ。試合当日13:00より、フジテレビ系列にて生中継。
2012年10月30日緻密に作り込まれた劇構造の中、絶妙なアンサンブルでユルい会話を繰り広げ、笑いに繋げる京都の人気劇団、ヨーロッパ企画。彼らの新作『月とスイートスポット』が、11月9日(金)の滋賀・栗東芸術文化会館さきら 中ホールでのプレビュー公演を皮切りに、7都市で巡演される。その構想について、脚本・演出の上田誠に話を訊いた。「最近は、企画性やシステムを中心に据えて、その周りで物語や世界観を積み上げるスタイルに興味があるんです」と語る上田。“移動コメディ”と銘打った昨年の『ロベルトの操縦』では、移動することを軸に、そこから生まれる面白さを追求。砂漠を舞台に、大きな乗り物に乗った兵士たちがコーラを買うために疾走する様を描き出した。続く今回は、“漂流コメディ”と銘打ち、空間のねじれを軸に、時空間を漂流するチンピラたちの物語を展開するという。「演劇はセリフに重きを置かれることが多いと思うんですが、僕は空間から話を作りたいと常々思っています。それで今回は高架下とか路地裏のような、世の中の裏をイメージする場所を舞台に、チンピラたちが泣きぬれるという設定にしました。前回は乾いた砂漠を鉄の乗り物で疾走するという、あまりにもドライな雰囲気だったので、今回はウェットな話に仕上げたいと思っています」。タイトルの“スイートスポット”は、今作で音楽を手掛けるバンド・moools(モールス)の曲からヒントを得た。「元々、僕がすごく好きなバンドで、マニアックなことをしていながらも遊び心があるんです。その中でも、「このままここに僕は残る」とか、「それぞれがそれぞれの場所に座って行きつけの過去に寄り添う」というような歌詞に惹かれて。そんな、どこか甘い雰囲気が漂う空間とか場所をイメージしての“スイートスポット”です」。前作が「コーラを買いに行く話」だったように、大がかりな仕掛けの中で、小さなことをああだこうだと言いながら展開するのも彼らの面白さのひとつ。「大きな劇場で何をしたら芝居が成り立つかとか、大きくすべき部分としなくてもいい部分はすごく考えます。内容自体は芝居にすることでもないちっちゃなことをやっていますが、それを大きな仕掛けを使って機能させるのは面白いですね。そのバランスを観ている方にも楽しんでもらえるとうれしいです」。滋賀公演の後、京都、広島、福岡、名古屋、東京、大阪にて公演を行う。チケット発売中。取材・文:黒石悦子
2012年10月30日vistlipが、10月28日にちけっとぽーと渋谷店にて、自身のライブチケット購入者にチケットを直接手渡しする一日店長イベントを開催した。【公演情報はこちら】vistlipは5人組のヴィジュアル系バンド。このイベントは2013年2月1日(金) 東京国際フォーラム ホールAで行われる「vistlip oneman liveFBA」のチケットを、ちけっとぽーと渋谷店にて購入した方を対象に、vistlipのメンバーが直接手渡しを行うというもの。当日は朝から小雨がパラつく曇り空の下、イベント開始時間が近づくと、イベント参加者はもちろん、その模様をひと目間近で見ようというファンが周辺に集まり、いよいよメンバーがカウンターに登場すると歓声が沸き起こった。メンバーはカウンターに向かって左からTohya(Dr.)、瑠伊(Ba.)、智(Vo.)、Yuh(Gt.)、海(Gt.)の順に並び、「いらっしゃいませ!」と明るく参加者を呼び込んだ。Tohyaが「おめでとうございます、○番です!」と声をかけてチケットを直接手渡しし、参加者はメンバー全員と順々に握手を交わしていった。メンバーと間近で対面して握手をした参加者の表情は、みな一様に嬉しさを隠せない様子で、メンバーも参加者ひとりひとりに笑顔で声をかけ、楽しそうに会話をかわしていた。30分あまりのイベントは、和やかな雰囲気のうちにあっという間に終了し、メンバーは参加者やスタッフに「ありがとう!」と声をかけ、笑顔で手を振りながら会場を後にした。vistlipは10月31日(水)にはニュー・シングル『深海魚の夢は所詮、/アーティスト』を、11月28日(水)には今年7月に行なわれた結成5周年記念ライブを全曲収録したDVD『THE END.』をリリース。今冬には3枚目となるミニアルバムのリリースも控えている。また10月29日から、渋谷109 MEN’Sにてvistlip「B」衣装展も開催中だ。年明けからは東名阪ワンマン・ツアー「vistlip oneman live FBA」がスタート、チケット発売中。「vistlip oneman live FBA」2013年1月19日(土)名古屋ダイヤモンドホール(愛知県)1月26日(土)なんばHatch(大阪府)2月1日(金)東京国際フォーラム ホールA(東京都)vistlip「B」衣装展場所:渋谷109 MEN’S ZEAL LINK(7F)〒150-0041 東京都渋谷区神南1-23-10 7F(10:00~21:00)展示期間:2012年10月29日(月)~11月11日(日)
2012年10月29日現在来日公演を開催中のウィーン国立歌劇場が、10月26日に「小学生のためのオペラ『魔笛』」公演をKAAT 神奈川芸術劇場で開催した。世界的指揮者の小澤征爾も会場に訪れた。「ウィーン国立歌劇場」の公演情報2003年にウィーン国立歌劇場が、次世代のオペラファンの育成、子どもたちの情操教育の一環として始めた同企画。当時の総裁のイオアン・ホーレンダー、音楽監督の小澤征爾が立案し、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏で、モーツァルト作曲の名作オペラ「魔笛」の物語を約1時間にまとめて上演。間近でオペラを体験できるように、子どもたちの観劇用スペースとして舞台上に平土間席を設けるのが特徴だ。同企画の日本初演となったKAAT公演には、昼夜あわせて2273名が来場(うち子どもは1046名)。日本人歌手の甲斐栄次郎(ウィーン国立歌劇場専属ソリスト)がパパゲーノ役を担当し、「魔笛」の物語を日本語でナビゲート。コンパクトにしたとはいえ、休憩なしで約1時間の舞台は、子どもたちにとってはやや長丁場だが、動物たちの着ぐるみが登場したり、オーケストラの楽器紹介や主要アリアを随所に盛り込むなど、子どもたちに集中して楽しんでもらう工夫が随所に。これこそが本場ウィーンで毎年人気を博している所以だろう。文字通り目の前でオペラを体感した日本の子どもたちは、ときに笑い、ときに歓声をあげ、キラキラと目を輝かせながら拍手を送った。昼公演を鑑賞後、記者陣の取材に応じた小澤征爾は「日本の子どもたちはお行儀が良いね!世界一」と笑顔。子どもたちの喝采に包まれた公演の成功を喜び「この企画はステージの上でやったのでは駄目。子どもたちと同じ目線でやることが鉄則だね。最近は子どもたち向けの音楽会が増えているけど、一番大事なのは、一生懸命に演奏すること。ほんの少しでも気を抜けば、子どもたちには絶対に伝わる。音楽家が音楽に徹すると、必ず通じるんだと僕は信じている」と熱く語り、久々の公の場で元気な姿をみせてくれた。
2012年10月29日中田裕二が12月23日(日・祝)に全国ツアー「TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"」の追加公演を東京・赤坂BLITZで行う事が決定した。【公演情報はこちら】全国ツアー「TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"」は10月18日からスタートし、12月18日(火)大阪・umedaAKASOまで行われるが、急遽追加公演が決定。追加公演のチケット一般発売は11月17日(土)より。なお、公式サイトでは10月26日(金)午後10時から11月5日(月)午後11時までオフィシャルHP先行を実施。■中田裕二TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"10月18日(木) 札幌 PENNY LANE 24(北海道)10月21日(日) 高崎 club FLEEZ(群馬県)10月26日(金)日本橋三井ホール(東京都)10月27日(土)日本橋三井ホール(東京都)10月31日(水)KYOTO MUSE(京都府)11月1日(木)神戸チキンジョージ(兵庫県)11月3日(土・祝)熊本Be-9 V1(熊本県)11月4日(日)福岡DRUM LOGOS(福岡県)11月9日(金)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3(埼玉県)11月10日(土)HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2(栃木県)11月17日(土)郡山 Hip Shot Japan(福島県)11月22日(木)浜松 Live House 窓枠(静岡県)11月23日(金・祝)名古屋 Electric Lady Land(愛知県)11月25日(日)柏PALOOZA(千葉県)11月30日(金)岡山IMAGE(岡山県)12月1日(土)広島ナミキジャンクション(広島県)12月7日(金)仙台Rensa(宮城県)12月8日(土)盛岡club change WAVE(岩手県)12月15日(土)水戸ライトハウス(茨城県)12月16日(日)横浜Bay Hall(神奈川県)12月18日(火)大阪 umeda AKASO(大阪府)■中田裕二TOUR ’12 "IMPERIAL SUITE"追加公演12月23日(日・祝)赤坂BLITZ(東京都)※3歳未満入場不可。3歳以上チケット必要。
2012年10月29日日本だけでなく世界中で注目を集める“原宿ダンスロック系”バンド・アンティック-珈琲店-(愛称:アンカフェ)が12月24日(月・祝)に「~恋人はニャンタクロース~」と題してZepp Tokyoで、29日(土)には「~大暴年会 歌って踊ってNYAPPYジャンプ!?~」をZepp Nagoya、30日(日)には「~ありがとう2012 カフェ納め 紅白歌合戦もあるよ~」をZepp Namba(OSAKA)で行う。アンティック-珈琲店- ライブ情報アンティック-珈琲店-は2003年に結成し、2007年に現体制となった。カラフルでポップな世界観と、幅広い音楽性で人気を獲得。国内のみならずYouTubeなどの動画サイトをきっかけに海外でも「カワイイ!」と熱い注目を集めた。現在「原宿」「カワイイ」といえばきゃりーぱみゅぱみゅが有名だが、アンカフェはそれに数年先んじて「カワイイ」を世界に広めていたのだ。また、フィンランドのナショナルチャートのDVDランキングで1位を取ったことが国内でも報道され、当時盛り上がっていた「クールジャパン」のムーブメントもあり「海外でも人気のヴィジュアル系バンド」として話題を呼び、2009年にはヨーロッパ、南米、アメリカなどを回るワンマンツアーを行った。しかしながら、人気絶頂の中、2010年の武道館公演をもって活動休止。各自別バンドや別ユニットなどで精力的に活動していたが、今年4月についにアンカフェの活動再開を発表。8月にはミニアルバム『amazing blue』をリリース。そして9月には国立代々木競技場第二体育館で行われた「ANCAFESTA’12「SUMMER DIVE」」2DAYSを成功させ、活動再開の狼煙を上げた。この勢いにのって11月からロシア・モスクワ公演を皮切りに、欧州や南米合計17か所の都市を回るワールドツアー「LIVE CAFE TOUR 2012 NYAPPY GO AROUND THE WORLD Ⅲ~TADAIMA o(≧∀≦)o OKAERI o(≧∀≦)o~」が始まる。チケットぴあでは大阪・東京公演のインターネット先行抽選販売を実施。大阪は11月1日(木)11:00まで、東京は10月27日(土)11:00から30日(火)11:00まで受付。一般発売は11月4日(日)より。取材・文:藤谷千明
2012年10月26日浦和レッズの日本代表DF槙野智章と実はサッカー通のはんにゃによる対談が行われた。「スポーツ界1のお笑い通」を自称する槙野と高校時代にサッカー部に所属していたという金田哲に意外な共通点が見つかるなるど対談は大いに盛り上がった。浦和レッズのチケット情報初対面の3人が盛り上がるきっかけは、巷で流行している“おしゃれ七三”だった。「髪型が一緒だ!」とはんにゃ金田が言えば、槙野が「これ、セットしないと大変なんですよねえ」と返す。おいてきぼりを食らったはんにゃ川島も、「今日、実はフットサルをやってきたんです!」と割り込む。はんにゃが槙野を奪い合うようにして、初めての対談はヒートアップしていった。槙野と言えば、得点を決めた直後のパフォーマンスが有名だ。チームメイトと練り上げた瞬間芸は、スタジアムを劇場へ変えていく。はんにゃの二人も、以前から注目していたという。「チームのみんなでやれば一体感が増します。お客さんも盛り上がってくれます」。槙野の言葉に、はんにゃの二人が共鳴する。「それって、スタジアムならではの楽しみですよねえ。ライブと同じです」と金田が話す。「スタジアムの臨場感は、テレビでは絶対に伝わらないよ」と川島も続く。槙野も「そうなんです」と頷く。「僕らの仕事って、似たところがありますね。芸人さんはお客さんと一緒に舞台を、僕らはファン・サポーターと一緒に試合を作る」。槙野ははんにゃのライブへ、はんにゃは浦和の試合へ行くことを、どちらが誘うわけでもなく約束した。対談は1時間強で終わったが、彼らのコラボレーションはこれからも続いていく。なお、この対談の全容はチケットぴあで公開されている。他にも槙野智章とはんにゃのコメント動画やプレゼント、浦和レッズを応援するとルミネ the よしもとがお得になる企画など盛りだくさんの内容になっている。文:戸塚 啓
2012年10月26日リアルタイム・シンガーソングライター・高橋優が、自身最大規模となる14都市16公演のホール・ツアー「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」のツアー中だ。ツアー初日は10月12日、神奈川県民ホール。楽曲制作のプロデューサーでもある浅田信一(G)の率いるバンドをバックに、高橋は曲ごとにギターを取り替えながら力強い歌声を聴かせる。コンディションはばっちり良好だ。高橋優 ライブ情報「一番恐れていたことが起きました。気象庁発表によると、本日の天気は“曇り”です(笑)」ツアータイトルに引っ掛けたユーモラスなMCで笑いを誘い、「でもステージ上は晴れですから。みなさんの心の中までも晴れ渡るように歌います」と呼びかける高橋。観客は時に座ってじっくりと、時に総立ちになって拳を振り上げ、徐々に一体感がホール全体を包み込んでゆく。セットリストは高橋優のベスト選曲とも言えるもので、出来たてほやほやの新曲も聴ける。MCも饒舌で、高橋は日常で感じる様々なエピソードを交えて、「同じ時代に生きていること」の喜びを観客に向けて何度も語りかけた。「僕にとっての幸せは、ここにいる人と同じ時代に生まれてよかったということです」この日のライブを体験した人は、必ずもう一度ライブを見たいと思っただろう。同時代を生きる人々と共に歩み、等身大の歌を作り続けるリアルタイム・シンガーソングライター。このツアーを通して高橋優は、さらに大きく成長するに違いない。本ツアーは、12月11日(火)・12日(水)中野サンプラザホールまで全16公演が行われる。また、本公演のライブレポートをチケットぴあwebサイトで公開中。取材・文:宮本英夫
2012年10月26日お笑い芸人・スギちゃんが東京都美術館にて開催中の「メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅」で、10月30日(火)に一日館長を務めることが決まった。メトロポリタン美術館展 開催情報同展では世界三大美術館のひとつ、ニューヨークのメトロポリタン美術館のコレクションから名品133点を一堂に集め、西洋美術4000年のエッセンスを紹介。中でも日本初公開となるゴッホの「糸杉」が注目を集めていることもあり、今回の「ワイルド館長、スギちゃん」が企画された。当日、スギちゃんは「糸杉」と対面、その場で即興写生を披露。はたしてどんな“傑作”が飛び出すか。写生風景は一般には非公開ながら、絵は後日、写真パネル化して美術館内に展示するという。また、一日館長として開館時間の午前9時30分から入場口でチケットのモギリも初体験、お客様をワイルドにお出迎えする。■ワイルド館長、スギちゃん【実施日】10月30日(火)モギリ体験: 朝9:30 ~ 9:35■メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅開催中~2013年1月4日(金)会場:東京都美術館 企画展示室開室時間:9:30~17:30、(金)9:30~20:00、(土)9:30~18:00
2012年10月26日シルク(サーカス)・エンタテインメント「LE NOIR ルノア ~ダークシルク~」のプレスパーティが開幕を翌日に控えた10月25日に行われ、オフィシャルサポーターを務める冨永愛とミッツ・マングローブが出席した。「LE NOIR ルノア ~ダークシルク~」公演情報「ルノア」は、直径4メートルの円形ステージ、客席最前列からはわずか1メートルの至近距離で、世界的に活躍するパフォーマーたちの超絶技巧をセクシーで洗練された演出で魅せる大人向けのシルクショー。今回の公演は世界に先駆けて日本で初公開される。この日初めてショーを見たふたりは、「舞台が近いので、パフォーマーの躍動感や気持ちまで伝わってくる。でも、お子様には刺激的かも」(冨永)、「異次元の世界。こういうのを見て、美や生の秘密にふれるのもいいかも」(ミッツ)とそれぞれ興奮ぎみに感想を語った。また、白と赤と黒をテーマカラーにした華やかな衣装も売りとあって、そのファッションについて聞かれた富永は「衣装は細かいところまで気を配っていた。色のすけぐあい、光の入り方、生地などにすごくこだわっていて、美しかった」と絶賛した。公演は10月26日(金)から12月26日(水)まで、東京・品川プリンスホテル クラブeXにて。チケット発売中。
2012年10月26日敷地内に148店が並ぶ大型アウトレットモール、栃木・那須ガーデンアウトレットで、11月3日(土・祝)から2013年3月までイルミネーションが点灯される。点灯初日の3日には点灯式を開催し、歌手のふくい舞によるスペシャルライブを実施する。ふくい舞のチケット情報約15万球にスケールアップしたイルミネーションに加え、高さ約10メートルのメインツリー“レイランディ”の木に青・赤・緑・白色の電飾約1万8000球を飾り、オーロラのような幻想的な光彩を演出する。デビュー曲『アイのうた』が配信150万ダウンロードのヒットを記録したふくいは、26日(金)に東京・渋谷eggmanで開催されるキマグレンのISEKIらが立ち上げたイベント「INOUEISEKI VOL.15」に出演。さらに12月21日(金)に神奈川・横浜赤レンガ倉庫で開催される「音霊番外編~聖夜までの7日間~」にも参加する。INOUEISEKIのチケットは発売中、音霊番外編は11月17日(土)より一般発売開始。
2012年10月26日年頭から始まった〈井上ひさし生誕77フェスティバル2012〉。第7弾は1978年の初演時に杉村春子がヒロインを演じた『日の浦姫物語』だ。幻の名作、その復活に相応しく日本を代表する二大スター・大竹しのぶと藤原竜也の初共演も実現。11月10日(土)の幕開けを控え、佳境を迎える稽古場を訪ねた。舞台は平安時代の奥州・米田庄。この地の棟梁・成親(辻萬長)の家に生まれた美しい双子の兄妹・稲若(藤原)と日の浦姫(大竹)は互いを愛おしむうち一線を越え、子供も生まれてしまう。父母亡き後の後見人・叔父の宗親(たかお鷹)はふたりを諌め、稲若は都へ武士の修行に出すが途上で客死。幼い息子に手紙と守りの鏡を持たせて海に流した後、日の浦姫が棟梁となる。時が流れ、成長した息子・魚名(藤原のふた役)がそれとは知らぬ姫たちの前に現れて……という波乱万丈な筋立て。舞台は近親相姦の宿命に翻弄されるふた組の男女の物語を、説教聖(木場勝己)と三味線女(立石涼子)の夫婦が語る形で進められていく。この日の稽古は姫と魚名が再会の後、夫婦となって以降の場面。15歳から30、50代と劇中で年を経る大竹は、その時々に異なる美しさを見せ思わず息を飲む。兄と子を失って以来、女を捨てた姫が再び愛する人と懐妊の兆しを得て、輝きを取り戻した様子を大竹が艶やかに演じれば、年上の美女に溺れる若武者・藤原が熱っぽく荒々しい愛撫の仕草で応える。初共演とは思えぬ息の合った演技に、演出・蜷川幸雄の止めも入らぬまま稽古は進む。愛の交歓は姫が魚名を生き別れた息子と疑い、確かめ始めるところから急転直下で愁嘆場へ。事実の符合を激しく驚き、哀しみながら受け入れ始めるふたりを、語り部の聖・木場が強烈な視線で物語の外から射抜く。姫が挙げる親子の証に動揺する魚名と、別世界にいるはずの聖の表情、動き、感情がいつしかシンクロし、倍増した哀しみが場の空気を満たすのだ。ギリシア悲劇のようなスケール感の戯曲を演出・蜷川は、歌舞伎の絵画的演出や邦楽と聖歌を交えた音楽など、ボーダレスな感性で魅せていく。ツワモノ俳優が居並ぶ稽古は、ほぼノンストップだが、俳優としての誕生の瞬間から知る藤原には蜷川も「恥知らず!」「ここで笑いが起きなきゃ本番でも止めるゾ!!」など愛ある檄を飛ばし、笑いが起こる一幕も。悲劇に加え人間の根源に迫るエロス、作家の真骨頂である言葉遊びや戯れ歌など魅力満載の今作は、終幕さらに、私たち誰もが内心に抱える後ろめたさに鋭い一突きまでを残す。古えの物語を現代人へのメッセージに、皮肉に反転させるラストは驚きとともに劇場で味わっていただきたい。東京・シアターコクーンにて11月10日(土)から12月2日(日)まで上演された後、宮城・イズミティ21 大ホール、大阪・シアターBRAVA!で公演を行う。なお、東京公演の中2階立見のチケットが、10月27日(土)より発売される。取材・文:尾上そら
2012年10月26日lego big morlが11月14日(水)にシングル『knock to me』を配信リリースする事が決定した。【公演情報はこちら】『knock to me』はシングルとしては1年半ぶりの作品。それぞれの楽器が絡み合った上を、ボーカル・カナタタケヒロの歌声が疾走するの歌声が疾走する、lego big morlらしさの中に今のバンドの勢いが詰め込まれた楽曲に仕上がっている。11月15日(木)からは全国ツアー「lego big morl Autumn Tour 2012 “Something New”」がスタート。このツアーでは配信リリースする『knock to me』と、既にライブでは披露されている新曲『LION』の2曲を収録したライブ会場限定CDが販売される。新潟公演のチケットは発売中。その他の公演のチケットは10月27日(土)午前10時より一般発売開始。■「lego big morl Autumn Tour 2012 “Something New”」11月15日(木)名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL(愛知県)OPEN 18:30/START 19:0011月16日(金)LIVE SQUARE 2nd LINE(大阪府)OPEN 18:30/START 19:0011月18日(日)GOLDEN PIGS BLACK STAGE(新潟県)OPEN 17:00/START 17:30w / 真空ホロウ / ミドリカワ書房 / and more...※GOLDEN PIGS presents『野性の証明2012』への出演となります。11月19日(月)仙台 LIVE HOUSE enn 3rd(宮城県)OPEN 18:30/START 19:0011月26日(月)graf(福岡県)OPEN 18:30/START 19:0011月30日(金)新代田 LIVE HOUSE FEVER(東京都)OPEN 18:30/START 19:00
2012年10月26日