チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (315/342)
韓国出身の男性5人組グループ・SS501のリーダーで、ソロ歌手としても人気のキム・ヒョンジュンが2月5日、神奈川・横浜アリーナで日本ソロ・デビュー・シングル『KISS KISS / Lucky Guy』(1月25日発売)のリリース記念ライブを開催した。CD購入者限定で行われた昼・夜2回のライブには6万人の応募の中から幸運を勝ち取った2万人のファンが集結。会場を埋めつくしたファンからの「リーダー!」という声援が鳴り響く中、キム・ヒョンジュンは「(購入してくださった)全員とお会いできなくて残念ですが、ここにいるみなさん、おめでとうございます!」とコメント。「新人なのにいい経験をさせていただいて、本当にありがとうございます。これからも頑張るので応援よろしくお願いします。盛り上がっていってください!」と日本語で挨拶した。この日、キム・ヒョンジュンは、『KISS KISS / Lucky Guy』やドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』の挿入歌『ネモリガナッパソ(僕の頭が悪くて)アコースティックVer.』を含む13曲を披露。『KISS KISS』では投げキッスの振付で会場を沸かせ、アンコールでは『Lucky Guy』の日本語バージョンをステージに降りて歌う場面もあり、最後までファンを魅了し続けた。『KISS KISS / Lucky Guy』は1月24日付のオリコン・デイリー・ランキングで2位、発売初日売上が海外アーティスト歴代1位という大記録を樹立。そして、10万枚を売り上げ、2月6日付のオリコン週間ランキングで2位を記録した。「今は韓国で新しいドラマの準備をしていて、身体作りをしています。期待してください!」とサプライズの報告も。歌手だけでなく俳優としての活躍もファンに約束した。
2012年02月06日2月8日(水)にデイヴィッド・リー・ロス復帰後28年ぶりとなるニュー・アルバム『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』をリリースするヴァン・ヘイレン。『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』の画像を見る昔からのファンにぜひチェックしてもらいたいのは、同時発売される「初回生産限定ボーナスDVD付デラックス・エディション」の方だ。このDVDには、なんとヴァン・ヘイレン史上初となるアコースティック・セッションの映像が収録されている。「THE DOWNTOWN SESSIONS」と名づけられたこのセッションでは、デイヴ、エディ、アレックス、ウルフギャングの4人が『パナマ』や『ビューティフル・ガールズ』など、16分に及ぶアコースティック・パフォーマンスを披露している。ギター・ファンなら、もちろんエディのギター・プレイに注目したい。エレクトリック・ギターの天才が、アコースティック・ギター(TACOMA社)1本でバッキングからソロまで弾く姿は必見と言えるだろう。また、ヴァン・ヘイレンは、最新アルバム・リリース記念イベントを2月1日にLAのヘンソン・レコーディング・スタジオにて実施。バンドは大きなスクリーンを背に約1時間のセットをプレイ。新作より『タトゥー』、『シーズ・ザ・ウーマン』、『ザ・トラブル・ウィズ・ネヴァー』の3曲を披露。エンディングの『ジャンプ』では、激しい紙吹雪に無数のカーニバル風女性たちが出現しド派手に終了。ベテランの貫録を見せつけた。■ヴァン・ヘイレン/『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』2月8日(水)発売初回生産限定ボーナスDVD付デラックス・エディション:3400円通常盤:2548円
2012年02月06日KAAT(神奈川芸術劇場)のオープン1周年にあたる2012年に、世界で活動の場を持つウィル・タケットの演出・振付により、日本の民話『鶴の恩返し』を舞台化、ダンス作品として世界初演する。2月3日、製作発表会見が行われ、ウィル・タケットと出演の首藤康之、音楽を手がける藤原道山、ダンサーの衣裳と劇中で使う鶴が織る3枚の布をデザインするワダエミ、そしてKAATの芸術監督である宮本亜門が登壇した。「鶴」 日本民話“鶴の恩返し” チケット情報今回の舞台は、英国のロイヤル・バレエやロイヤル・オペラを中心に活躍しているウィル・タケットによる新作で、KAATのNIPPON文学シリーズ第2弾として上演される。日本人なら誰でも知っている民話『鶴の恩返し』を英国人の視点で捉え、広い視野のもと創作しようという一大プロジェクト。日本を代表する世界的なバレエダンサー首藤のほか、共演者も英国バレエ界からの選りすぐりのダンサー達が参加。また、現在英国や米国で大ヒット中の舞台『War Horse(邦題/軍馬ジョーイ)』のパペット技術を導入し、鶴の描写をエモーショナルに表現する。さらに、音楽は藤原とロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで活躍するポール・イングリッシュビーとのコラボレーションによる和洋の協奏となる。藤原は本番の舞台でも尺八の演奏を行う。世界で活躍する一流のキャスト、スタッフが集結する舞台に宮本は「ウィルにジェラシーを覚えるくらい、一緒に仕事をしたいと思う最高のみなさんとのコラボレーションです」と興奮気味に話していた。タケットも「文化の鍋がグツグツ煮たっている感じ」と表現し、日本と英国のコラボレーションから生まれる作品を楽しんで欲しいと語った。また、作品の内容については「このお話は、ある男が親切な気持ちを持つことから始まります。ところがだんだんと欲深くなってしまうという面白い伏線があり、これは日本固有の話ではなく普遍的な話だと感じました。人間は親切にもなれるが自己中心にもなってしまう。ですが、人間には学ぶという能力が備わっているので、その能力を発揮して欲しい」と自身が感じた作品世界を明かした。主演の首藤は「日本では悲しい物語として扱われる事が多いですが、人間のあらゆる感情が含まれている作品だと感じました。ストーリーだけを語るのではなく、日本文学を題材にしながら全世界に発信できるような舞台にしたい」と意欲をみせた。会見では藤原が本作をイメージして作った曲を尺八で披露。ワダも3枚の布に込めたテーマ(太陽、月、飛び立つ鶴)を話すなど、それぞれが持てる力を発揮し、舞台を創作している様子が伺えた。公演は3月16日(金)から18日(日)まで同所にて上演。チケットは発売中。
2012年02月06日1982年にシングル『私の16才』でデビューを飾り、今年で30周年を迎える小泉今日子。これを記念し、デビュー日にあたる3月21日(水)にベスト盤『Kyon30~なんてったって30年!~』が発売される。ジャケットの画像を見る今回のベストには、小泉今日子に縁のある著名人30名が選曲した30曲を収録。また、160ページに及ぶ雑誌スタイルのブックレットとして書店でも販売を行う。ブックレットの中身には、選者のコメントと全曲の歌詞、30周年のお祝いメッセージが懐かしい写真とともに綴られており、さらにファン、スタッフ、友人から寄せられたメッセージも掲載される。表紙&巻頭では、デビュー時からレコーディングしてきたビクタースタジオで撮り下ろしロケを敢行。そのほか「髪型で振り返る小泉今日子30年ヒストリー」なども盛り込まれた豪華仕様となっている。■30名の選曲者(50音順)蒼井優/浦沢直樹/大根仁/大森南朋/川勝正幸/川上未映子/宮藤官九郎/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/小林武史/斉藤和義/スチャダラパー/高橋盾/高見沢俊彦(THE ALFEE)/田中裕二(爆笑問題)/土屋アンナ/堤幸彦/TOKYO No.1 SOUL SET/とんねるず/長澤まさみ/永瀬正敏/蜷川実花/平井堅/藤井隆/藤原ヒロシ/細野晴臣/マツコ・デラックス/YOU/横山剣(クレイジーケンバンド)/よしもとばなな/リリー・フランキー■小泉今日子/『Kyon30 ~なんてったって30年!~』初回生産限定盤CD2枚組+ブックレット3900円※Kyon30は「キョンサンジュウ」と読みます。収録曲<CD disc 1>01. 私の16才02. まっ赤な女の子03. 半分少女04. 艶姿ナミダ娘05. 渚のはいから人魚06. The Stardust Memory07. 魔女08. なんてったってアイドル09. 夜明けのMEW10. 木枯しに抱かれて11. 水のルージュ12. 連れてってファンタァジェン13. 快盗ルビイ14. Fade Out15. CDJ<CD disc 2>01. 学園天国02. この涙の谷間03. 見逃してくれよ!04. あたしのロリポップ05. No No No06. 丘を越えて07. あなたに会えてよかった08. 優しい雨09. やつらの足音のバラード10. My Sweet Home11. 月ひとしずく12. for my life13. Innocent Love14. 小泉今日子はブギウギブギ15. 虹が消えるまで
2012年02月06日岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャスが、3月から5月にかけて全国5都市にて新作『海盗セブン』の公演を行う。本格的にスタートしたその稽古場に潜入し、キャストのひとりである三浦春馬にインタビューを行った。『海盗セブン』公演情報この日は台本の読み合わせが行われ、ロの字に並べられた長机には出演者が座っている。軽快なテンポでセリフの応酬が続くかと思えば、細かいニュアンスを時折指示していくのは演出を務める岸谷だ。「ちょっと自分だけでしゃべりすぎ。セリフをもっと大きく、外へ」という岸谷の言葉に、三浦春馬は「はい」とうなずく。また、セリフのイントネーションに苦労する俳優がいれば、淡々としたテンションのまま、さりげなくギャグを飛ばす岸谷。その言葉に空気が一気に和む。『海盗セブン』は、かつて7つの海を盗み出したと言われる7人の大怪盗の物語だ。その怪盗のひとりを演じる三浦にとって、地球ゴージャスへの参加は2度目。前回出演した『星の大地に降る涙』(2009年)では初舞台にして主人公という大きなプレッシャーを課せられたが、それを乗り越えてきた経験からか「地球ゴージャスというカンパニーに少しは慣れたつもりなので、稽古場でも最初からコミュニケーションもとれましたし、自信を持って稽古することができているかなと思います」と語る。彼にとって地球ゴージャスは、ダンス、殺陣など様々なジャンルの“プロが集まっている場”で、その中で揉まれるうれしさは一塩らしい。さらに今回は、大地真央、森公美子、小野武彦らそうそうたるベテラン俳優との共演となった。「一緒に稽古するだけで、先輩たちがたどってきた“山”を感じます。多分、必死に時間をかけて練りあげてきたものですよね。それを毎日実感してます」。読み合わせの後はダンスシーンの稽古に。地球ゴージャスには欠かせない大がかりな群舞、その振付が行われていく。そして稽古場の後ろでは、鏡の前でひとりでダンスを黙々と練習し続ける三浦春馬の姿があった。「前回はどストレートな役柄だったんですけど、今回はいろいろ試せる役柄。稽古場では、恥をかくことを恐れず、色々な演技パターンを試していきたいなと。今まで見せたことのない自分を見せたいですし、カッコ良く演じられたらうれしいです」。そう語った三浦だが、ダンスも歌も彼のスキルは相当なもの。映像では見られない、立ち姿、動き、表情、声の三浦に出会えることを期待したい。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12『海盗セブン』は、3月8日(木)から4月22日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演された後、名古屋、新潟、福岡、大阪にて公演を行う。取材・文:川口有紀
2012年02月06日韓国出身の4ピースバンド、CNBLUE(シーエヌブルー)が2月5日、TOKYO DOME CITY HALLで2ndシングル『Where you are』(2月1日発売)の購入者イベントを開催した。CNBLUEのライブの写真日本デビュー曲『In My Head』でライブがスタートすると、超満員の会場は黄色い歓声が沸き、カップリング曲『Mr.KIA(Know It All)』や『Where you are』など全6曲を披露。ヨンファが「東京ドームのみなさん、CNBLUEです!きょうはありがとうございます。感無量です」と感謝を述べると、すかさずジョンヒョンが「東京ドームじゃなくて、東京ドームの隣だよ」とツッコみ、笑いを誘った。『Where you are』はヨンファをはじめ、メンバーが作詞・作曲を手がけた作品で、1月31日付のオリコン・デイリーランキングで1位を獲得。ヨンファは「(収録曲の)3曲はライブを意識して制作しました。かっこよい曲が揃っています」と語り、ミンヒョクは「みなさんのおかげで1位をとれました。ありがとうございます」と感謝のコメント。ライブのほか、『Where you are』のタイアップ番組 テレビ朝日系『お願い!ランキング』にちなんで「1位は誰?CNBLUEランキング」と銘打った企画やサイン入りポスターが当たる抽選会なども行われた。いつもとは違ったメンバーの一面が垣間見られたことからファンも感激の様子。最後は、ジョンヒョンが「いつか隣の東京ドームで一緒にライブしましょう」と意気込むと客席はひときわ大きな歓声をあげていた。なお、イベントは同所で2回、2月4日に兵庫・神戸文化ホールでも2回の計4回が開催され、2日間で約1万2000人を動員した。
2012年02月06日日本のロックシーンを牽引してきた難波章浩と上田剛士が、ラウドロックシーンの次世代を担うPay money To my Painのフロントマン・Kを迎え入れ、アーケード用ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST』のオープニング楽曲『FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To my Pain)』を制作。この楽曲の試聴が、本日よりYouTubeにて開始された。『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST』のイメージ画像オープニング楽曲となる『FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To my Pain)』は、日本はもちろん、世界中のパンクキッズを虜にしたHi-STANDARDのフロントマン・難波章浩の疾走感あふれるメロディとパワフルなボーカル、デジタルハードコアサウンドで世界に名を轟かせたモンスターバンド・THE MAD CAPSULE MARKETSの司令塔・上田剛士のハイパーなサウンド、さらにラウドロックシーンの次世代を代表するアーティスト・K(Pay money To my Pain)の破壊力を誇るデスボイスが高次元で融合した、まさに“NEW TYPE”と呼べる仕上りとなっている。■難波章浩(Hi-STANDARD)コメント「子供のころから好きだった機動戦士ガンダムの作品に携われて本当に嬉しかったし、光栄でした! タケシ君とのクリエイティブなコラボレーションによって、今までにない想像以上の“NEW TYPE”な楽曲になりました。全国のガンダムファンの方たちがこの曲を聴きながらFIGHTすることを想像するだけで興奮します!!」■上田剛士(AA=)コメント「これは戦いの音! Extremeな音の塊で自らの五感をFullBoostするんだ!」
2012年02月06日原宿系ガールズイベント「HARAJUKU KAWAii!!!! 2012 spring」の開催が決定し、話題のきゃりーぱみゅぱみゅとももいろクローバーZが初共演することが発表された。「HARAJUKU KAWAii!!!! 2012 spring」開催情報「HARAJUKU KAWAii!!!!」は、“原宿カワイイ・カルチャーを世界へ発信する”をテーマに、ファッション・ショーと音楽ライブを融合、人気モデルやアーティスト、アイドルが多数出演する人気ステージ・イベントだ。2011年7月に初開催、4回目となる今回は、「HARAJUKU KAWAii!!!! 2012 SPRING」と題して、原宿のアイコン的存在として多方面で活躍中のきゃりーぱみゅぱみゅ、老若男女から人気急上昇のももいろクローバーZのライブ・パフォーマンスが行われる。また、青文字系(原宿系)のシーンを賑わす人気モデルが総出演し、同カルチャーのアパレルショップ・ブランドとコラボレーション、最先端のファッション&ヘアメイクを発表するステージも展開する。「HARAJUKU KAWAii!!!! 2012 spring」は、3月24日(土)に東京ビッグサイトで行われる。
2012年02月06日昨年12月から始まったBUMP OF CHICKENのライブハウス・ツアー『BUMP OF CHICKEN 2011-12 TOUR「GOOD GLIDER TOUR」』のツアー・ファイナルが、1月31日、Zepp Tokyoにて行われた。BUMP OF CHICKEN 全国ツアー情報約3年半ぶりの開催となった今回のツアー。この日はファイナル公演とあって、彼らのライブを待ちわびていた大勢のファンが詰め掛けた。『グッドラック』の荘厳なストリングス・インストゥルメンタルに乗せメンバーが登場し、1曲目の『三ツ星カルテット』が始まると、オーディエンスから大きな歓声が上がった。この日は最新アルバム『COSMONAUT』からのナンバーを中心に、『ゼロ』『Smile』『グッドラック』などの近作シングル、『カルマ』『メーデー』といった過去の名曲が披露された。MCではライブハウスならではのアットホームなやり取りをみせながらも、4人の演奏はより表情豊かに進化。1曲1曲、1分1秒を慈しむように楽曲を奏でてゆくメンバーと、それに応えるように拳を突き上げるオーディエンス。3年半のブランクを感じさせない熱いエネルギーの交感は、2時間半のライブ中一度も途切れることはなかった。アンコールでは初期の人気ナンバー『ガラスのブルース』『DANNY』を連打し、ツアー・ファイナルは大団円のうちに終演。BUMP OF CHICKENの音楽を直に共有できる喜びにあふれた、至福のライブとなった。4月からは、アリーナ会場を回る新たなツアー『BUMP OF CHICKEN 2012 TOUR「GOLD GLIDER TOUR」』を控える彼ら。4月7日(土)・8(日)の千葉 幕張メッセから、7月14日(土)の宮城 セキスイハイムスーパーアリーナまで、全国13会場でさらに研ぎ澄まされたパフォーマンスを届けてくれるはず。ぜひ会場でBUMP OF CHICKENのいまを体感してほしい。また2月6日(月)には、WEB『ウレぴあ総研』にてライブ・レポートを掲載予定。
2012年02月03日韓国出身の男性5人組グループ・BIGBANGと、所属事務所の後輩である女性4人組グループ・2NE1が、3月28日(水)に新アルバムを同時発売する。“兄妹”の真っ向対決が注目を集めそうだ。BIGBANGの公演チケット情報BIGBANGの新アルバム『ALIVE』は、9曲以上を収録予定で、全曲の作詞・作曲にリーダーのG-DRAGONが携わった渾身の1枚となっている。レコーディングやジャケット撮影、ミュージックビデオ撮影の舞台裏に密着したドキュメント映像などを収録したDVD付が4バージョンとCD盤の全5バージョンがリリースされる。発売決定にあたり、G-DRAGONは「音楽の質、ステージの質を高めることに集中しました。メンバー一人ひとりの進化を楽しみにしていてください」とアピール。また、5月17日(木)の愛知・日本ガイシホール公演を皮切りに、日本ツアー「BIGSHOW 2012 IN JAPAN(仮)」(5都市10公演)も決定。1月に東京と大阪で開催された所属事務所の音楽イベントで、約8か月ぶりに日本での活動に復帰したことに触れ、「ファン、ステージ、音楽の大切さを切実に感じました。これからは心配かけないように一生懸命なBIGBANGでいるので近くで見守ってください。アルバムで、コンサートで、一緒に楽しんで語り合いましょう!」(G-DRAGON)とコメントしている。一方、2NE1の日本1stアルバム(タイトル未定)は、“日本盤ベスト”といった内容で、日本でリリースした『I AM THE BEST』『UGLY』『GO AWAY』のほか、日本オリジナルの新曲や、韓国デビュー曲『FIRE』やヒット曲『I DON’T CARE』の日本語バージョンなど全10曲が収録される。リーダーのCLは「日本での初めてのアルバムになるので、本当に力を入れて、みなさんに喜んで頂けるような、そして驚いて頂けるような楽曲を頑張って作っています。近いうちに、私たちもこのアルバムを引っさげて、ファンのみなさんと“遊び”に、日本に行こうと思っています。期待して待っていてください!」と気合十分だ。なお、BIGBANGと2NE1は、4月1日(日)に千葉・幕張メッセで開催される「SPRINGROOVE 2012」に出演する。チケットは発売中。
2012年02月03日2月1日にはジャニーズ初のDVDデビューを果たしたA.B.C-Zが初座長を務める『ABC座 星(スター)劇場』が、2月4日(土)に東京・日生劇場で開幕する。その初日に先駆け3日、同所にてメンバーが会見を行った。ABC座 星(スター)劇場チケット情報はこちらデビューDVD『Za ABC ~5stars~』はオリコン・デイリーチャート1位を独走中。デビューが待ち望まれていたジャニーズきっての実力派5人組が、今度は初座長公演に挑む。公演は新作オリジナルミュージカル『We are the Five Stars!』と、A.B.C-Zライブの2部構成だ。この日は1部のミュージカルのクライマックスシーンを取材陣の前で公開。「Five Star」と称した直系4メートルの星型セットを登場させ、モーターを使わずA.B.C-Z5人の力で回転させるという、アクロバットとチームワークを持ち味とする彼ららしいスーパー・パフォーマンスを披露した。会見では橋本良亮が「バッチリです!」、河合郁人が「準備は万端で自信もあります。120%の力を出します」と自信満々の言葉。この日見せたパフォーマンスについては「ダンスにも注目してほしい」(五関晃一)、「(Five Starは)僕たちオリジナルのアクロバットの技です」(塚田僚一)、「(5つのうち)一個でも欠けたらだめなんです」(戸塚祥太)、「息の合わないグループだとできません!」(河合)とチームワークもアピール。5人の個性が爆発する熱いパフォーマンスを楽しみにしたい。公演は2月29日(水)まで同所にて。Sexy Zoneの中島健人、菊池風磨、noon boyzの真田佑馬、野澤祐樹も交互出演し華を添える。チケットは発売中。
2012年02月03日作・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)と、女優・広岡由里子との演劇ユニット「オリガト・プラスティコ」。その第5弾となる『龍を撫でた男』が、2月3日(金)、東京・本多劇場にて初日の幕を開ける。初日前日の2日、通し稽古が行われた。『龍を撫でた男』チケット情報精神病医の佐田家則は、妻の和子とその弟・秀夫、義母との4人暮らし。かつて事故でふたりの子供を亡くしており、そのショックから義母は精神に異常をきたしてしまっている。正月、そんな佐田家を訪れた、家則夫婦の知人で劇作家の綱夫と舞台女優の蘭子兄妹。綱夫は和子に、秀夫は蘭子に気があり、また蘭子と家則はちょっとワケありの様子だ。5人の思惑が交錯する中、「異常心理学会創立準備委員」と名乗る男たちまでもが現れて……。作・福田恆存、演出・KERAという、なんとも意外かつ、ワクワクする組み合わせが実現した。福田は評論家としても著名なだけに、硬い文章を想起する人も多いかもしれない。だが『龍を撫でた男』というタイトルからも分かるように、その文体はどこかユーモラス。さらに人間という愚かな生き物に対する優しい眼差しが、セリフの端々から感じることができる。恐らくKERAが本作に惹かれたのも、そんな点にあったのではないだろうか。そしてKERAは、その福田の世界観を過度に現出させることなく、それでいて行間には彼らしい過剰さもしっかり忍ばせる。もちろんそれを体現できる、KERA作品おなじみの役者陣が担ったものの大きさは言うまでもない。夫として、そして精神病医として妻を見守り、そして苦悩を募らせていく家則を演じるのは、山崎一。彼の中に積み重ねられていった、佐田家の負の要素。それゆえの微妙な変化を見せられるのは、やはり山崎の高い演技力あってこそだろう。和子役の広岡由里子、綱夫役の大鷹明良、蘭子役の緒川たまきは、感情の起伏、間合い、話し方など、正気と狂気の境界線上にいる人間ならではの見せ方が絶妙。狂気をさまよう人間の、切なさまでもが伝わってくるようだ。また秀夫演じる赤堀雅秋は、いい意味での気持ち悪さを醸し出し、その存在を強く印象づけた。本作の登場人物たちは、山崎演じる家則以外、何かしら皆精神を病んでいる。ゴーリキーの『どん底』の歌詞のように、暗い牢屋の中で、鉄の鎖に捕らえられてしまっているのだ。だが果たして牢屋にいるのは自分なのか、相手なのか。そして人生で真に望むべきものは、新しい冒険なのか、日々の繰り返しなのか。狂気と正気の差はまさに紙一重。辛辣なラストに、その答えを見た気がした。公演は同劇場にて2月12日(日)まで。チケットは発売中。文・野上瑠美子
2012年02月03日2011年10月に発売された由紀さおりとピンク・マルティーニとのコラボによるアルバム『1969』。1曲以外はすべて日本語で歌われたこのアルバムは、現在までに世界50か国以上でCDやデジタルで発売・配信され、大きな反響を呼んでいる。由紀さおりの情報を見る中でもギリシャでは、発売直後からCDチャート上位にランクインし、「IFPIアルバムチャート」最高位6位を獲得した。発売元であるEMIギリシャでは、マーケティング担当者自身が由紀さおりの声の美しさに興味を持ち、とりわけ収録楽曲の『夜明けのスキャット』のメロディに魅かれ、日本に同曲のリミックスの制作を打診。この予想もしていなかった反応と、なぜギリシャで? という日本側の困惑をよそに、EMIギリシャの担当者がギリシャ出身のエレクトロ・ポップ・デュオ、Marsheaux(マルソー)に『夜明けのスキャット』を聴かせたところ、彼女たちもこの楽曲の魅力にはまり、今回のリミックス『夜明けのスキャット(Marsheaux remix)』が誕生した。当初はEMIギリシャが、国内のラジオ局でオンエアしてもらうためのプロモーション目的で制作されたこの『夜明けのスキャット(Marsheaux remix)』だが、この楽曲の新たな魅力を紹介すべく、世界50か国以上での配信が決定。ギリシャでは2月20日(月)から、日本でも2月22日(水)より、主要配信サイトでの配信がスタートする。実は、由紀さおりとギリシャには不思議な縁がある。1969年3月に『夜明けのスキャット』でデビュー後、同じ年の6月29日にギリシャの首都アテネの「アテネ・スタジアム」で開催された歌の国際フェスティバル「第2回 歌のオリンピアード」に日本代表として出場、2枚目のシングルとなる『天使のスキャット』を歌い、最優秀歌唱賞を受賞していたのだ。当時、由紀さおりは「シンプルで覚えやすい点が受けたようです」と語り、この43年ぶりのギリシャとの不思議な縁に、関係者も驚いている。
2012年02月03日昨年初のベストアルバムをリリースし、今年デビュー14周年を迎えるaikoが、3月21日(水)に約5年半ぶりとなるミュージック・クリップ集『ウタウイヌ4』をリリースする。aikoの情報を見るこのDVDには、2006年に発売された20thシングル『雲は白リンゴは赤』以降のシングル・ミュージック・クリップのほか、aikoライブツアー「Love Like Pop vol.13」の会場だけで公開されていた、アルバム『BABY』収録の『beat』の映像などが入る予定。また、TVスポット映像や、aikoのDVD作品には毎回のように収録されているクイズやゲームをクリアして見られるおもしろマル秘映像も入るとか。なお、過去のDVD作品に収録されているマル秘映像を見る方法は、aikoのホームページでヒントを公開中。さらに、今回も初回限定仕様盤が用意されるとのことで、ジャケットはお馴染みのaiko書き下ろしイラストとなるのか注目だ。昨年末のテレビ出演以降の活動予定は未定と報告していたaikoだけに、ファンにとって早速の嬉しいプレゼントになるはずだ。■aiko/『ウタウイヌ4』3月21日(水)発売価格未定(1枚組)ミュージック・クリップ、特典映像ほか収録予定。※初回限定仕様盤あり。
2012年02月03日宝くじ史上最高額の1等・前後賞合わせて5億円が当たる「東日本大震災復興支援 グリーンジャンボ宝くじ」の新CM発表会が2月2日、都内にて行われ、新CMキャラクターの木村拓哉が登場した。木村拓哉の新CMの詳細今年のジャンボ宝くじは12年ぶりに1等賞金額が増額され、史上初の1等賞金3億円となる。木村は「(1等賞金が増額される)節目のタイミングで、自分が参加させていただくことは凄く光栄に思います」とコメント。また、収益金の一部が東日本大震災復興支援に役立てられることについて「全国どこにいても、宝くじを買うことで復興支援に繋がってることが、もの凄くいいことだと思います。大賛成です」と力強く話し、「日々、世界中であったり日本中が、気持ちや目を向けて手を差し伸べているとは思いますが、時間は経っても決して忘れてはいけない。まず、“忘れない”ということが、とても大きなことだと思います。気持ちを下向きにするのではなくて、あくまでも前を向いて、上を向いて、みんなで手をとりあって1歩1歩、進んでいければ」と語った。会見で5億円の札束模型が登場すると「実際に自分の真横に形になって現れると、凄い大きさですね」と驚きの表情を見せつつ、5億円が当選した際の使い道について聞かれると「ちょっと考える時間が必要だと思うので、それまでは貯蓄を。たくさんの方が笑顔になれるような使い方をしたい」と笑顔を見せた。新CMでは仲里依紗、村松利史とともに“グリーンジャンボ宝くじ広告制作者”に扮し、「5億円だから、“ゴオクエンジャー”っていうヒーローが出てくる企画はどう?」など、ダジャレを織り交ぜたキャッチコピーを繰り広げるコミカルなストーリー。木村は「今回はCMの始まり。“ゴオクエンジャー”の企画が通り、“ゴオクエンジャー”が登場するのか・・・」と続編に期待を覗かせた。最後に「大きな夢、形になる夢に参加できることがとても嬉しいです。一人一人がそれぞれの形で夢を持つ事ができるので、みなさんにもぜひ、たくさんの夢を持ってほしいなと思います」と締めくくった。「東日本大震災復興支援 グリーンジャンボ宝くじ」(1枚300円)は、発売予定額660億に対する収益金288億円のうち88億円が、東日本大震災被災地の9県2指定都市(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、長野県、仙台市、千葉市)に分配される。2月14日(火)から3月14日(水)まで全国にて発売。新CMは2月4日(土)よりオンエアされる。
2012年02月03日ロンドンを拠点とするヘビー・メタル・バンド、ドラゴンフォースが、最新アルバムの詳細を明らかにした。『ザ・パワー・ウィズイン』と名づけられた本作は、新ボーカリストのマーク・ハドソンを迎えての1作目となり、日本では4月11日(水)に他国に先駆けて発売。英国では4月15日(日)にバンド自身が興した「エレクトリック・ジェネレーション・レコーディングス」よりリリースされる。『ザ・パワー・ウィズイン』のジャケットを見る2008年に発表した前作『ウルトラ・ビートダウン』が、オリコンのウィークリー総合チャートで9位に入り、米国ビルボードTOP200でも18位にランクインしたドラゴンフォース。『ウルトラ・ビートダウン』収録の『ヒーローズ・オブ・アワ・タイム』は、グラミー賞の「ベスト・メタル・パフォーマンス」にノミネートされるなど、その圧倒的なスピードと雄々しいメロディを誇る楽曲を武器に、世界中で大きな人気を博している。ギタリストでリーダーのハーマン・リはこう語る。「ここ2年間は、最高に楽しいアルバム作りの時間だった。メンバー一丸となっての作曲、ジャム・セッション、ツアーによって、俺たちは信じられないようなエネルギーを蓄えた。そして、そのエネルギーはニュー・アルバムにしっかりと詰まっている。今回、自分たちのメタル・サイドをより打ち出し、自らのキャリアにおける最高の音楽を作り上げた。バンド史上最速の曲からミッド・テンポの曲、そして皆の期待を良い意味で裏切るいくつかの要素。かつてないほど多様性のあるアルバムなんだよ」ハーマン・リはさらに続ける。「今は、バンドに加入したマーク・ハドソンとドラゴンフォースの、実に刺激的な新時代だ。だから俺たちは、これが自らの運命をコントロールし、ヨーロッパでのリリースへ向けて自身のレコード・レーベルを設立するのに理想的なタイミングだと思ったんだ。とても大変だけれども、いい刺激だよ!」■ドラゴンフォース/『ザ・パワー・ウィズイン』4月11日(水)発売2625円
2012年02月03日いしいしんじのファンタジックな小説『トリツカレ男』をキャラメルボックスが舞台化。連日満員御礼となった2007年の初演は、劇団代表で脚本・演出を手掛けた成井豊が「ここ10年で1、2を争う、我々やる側の手ごたえとお客さんの好評が見事に一致した公演」というほどの成功を収めた。その自信作にふたりのゲストを迎え、5年ぶりに再演。初演より続投で主役ジュゼッペを演じる劇団員の畑中智行、ゲストの星野真里(ヒロインのペチカ役)、金子貴俊(トト役)に話を聞いた。キャラメルボックス『トリツカレ男』チケット情報星野演じるペチカは、外国から来た謎めいた少女。片言でしか話せないが、その胸にある悲しみを抱えている。「台本で読む限りでは本当にかわいらしくて、ジュゼッペが彼女の魅力にとりつかれてしまうのも無理はないというような女の子(笑)。でもそのイメージでやってしまうとアニメのキャラクターのようになってしまってしまうから、いろんな感情が渦巻く生身の女性として存在してほしいと先日成井さんに言われたところです」(星野)。金子演じるトトはジュゼッペの良き相棒で、なんとネズミ役!金子は成井演出の『つばき、時跳び』(2010年)の出演で成井からの信頼を得てのキャラメル出演となる。「前回、成井さんに『もっと、こうして』など指示された記憶が全くなくて。今回は、いろいろご指導いただいています。客演としての参加ですが、キャラメルの劇団員として接していただいている気がして嬉しいです。キャラメルの皆さんは普段のリアクションも舞台上みたい(笑)。もちろん稽古でも『わっ、次こう来たの?』の繰り返しで、今必死に戦ってますね!」(金子)。そのトトと行動をともにするジュゼッペ役の畑中は、初演との違いを予想する。「初演は、トトを演じた劇団の大先輩の岡田達也と僕との素の関係性が反映されて、親が子を叱るような構図でした(笑)。でも今回の金子さんとは歳が近いので、一緒に遊んで話を進めていくというような画になるのではないかと思います。初演よりだいぶやかましくなるかもしれませんね(笑)」(畑中)。東京公演は、劇団史上最大規模の赤坂ACTシアターでの上演。「ジュゼッペの三段跳びや大道芸など、大仕掛けで見せるシーンが多い作品。大劇場でやるともちろん迫力が増すはず!」(畑中)。それに加え、ラストシーンも初演以来5年越しとなる成井の思いが込められた、新しい趣向に変更予定だ。キャラメルのモットーの“人が人を想う気持ち”が巨大な空間に充満する、そんなハートウォーミングな体験をしにいこう。取材・文:武田吏都
2012年02月03日元宝塚歌劇団のトップスターが集まり、宝塚の歌を中心に歌うチャリティコンサートが注目を集めている。鳳蘭、愛華みれ、水夏希、大和悠河、大鳥れい、白羽ゆりの6人が出演する『東日本大震災復興支援メモリアルコンサート~宝塚の歌にのせて~』がそれだ。まずは2月22日((水)、23日(木)に東京・日本青年館でコンサートを行い、その収益をもって同27日(月)に福島・いわきアリオス大ホールで公演(愛華、水、大鳥、白羽が出演)。こちらはゲストに福島県立磐城高等学校合唱部を迎え、被災者を中心に無料で招待した約1700人を前に行われる。宝塚を退団後、現在は女優として活躍する6名が叙情豊かな宝塚の曲を歌い綴る本作。都内でリハーサル中の水と白羽に聞いた。『メモリアルコンサート~宝塚の歌にのせて~』開催情報「このお話をいただいた時、ぜひ!とすぐに参加を決めました」というのは、3公演すべてに出演する水。在団時には1995年の阪神淡路大震災も経験している。「当時は入団2年目で、自分のことで精一杯。それからずっと“なにか出来ることはなかったんだろうか”と自問を繰り返していたので、このコンサートは自身にとっても意味があることなんです」と語る。同じく3公演に出演の白羽は、福島県福島市出身。「両親や親戚も被災したので、将来の光がなかなか見えないという被災者の気持ちは痛いほど感じています」と話す。2人とも震災後は何度も被災地に向かい、ボランティアに従事した。現地の様子を肌で知るからこそ、「宝塚の曲には心の底からの純粋さや前向きさがある。聴いていただくことで、少しでも明るい気持ちになってもらえたら」(水)、「東京のお客様の気持ちを福島にしっかり伝えたい」(白羽)との言葉にも熱がこもる。「震災後は正直、舞台なんてやっていていいんだろうかと悩むこともありました。でも被災地で“忘れられることが一番怖い”という声を聞いて、元気のある人が自分なりのやり方で、継続して支援していくことが大切なんだと気づいたんです」と水。白羽も「考えすぎて何をしたらいいのか分からないというのは、誰にでもあると思うんですね。でも、動かなければ何も始まらないということを、今回のことで実感しました」と話す。「舞台の魅力って、二度とない時間を演者とお客様が一緒に過ごすこと。それが生きているという実感にもつながるんじゃないでしょうか」(水)、「歌の力で、元気になる最初の一歩をお手伝いできれば」(白羽)と、舞台人ならではの想いも聞かれた。エンターテイメントだけが持つ力で広がる支援の輪。その歌声はきっと、聴く者の心に強く響くはずだ。なお、チケットは発売中。取材・文佐藤さくら
2012年02月02日井上芳雄が主演するミュージカル『ハムレット』が2月1日、東京・シアタークリエで開幕した。ミュージカル『ハムレット』公演情報はこちら世界中で上演されているシェイクスピア悲劇だが、今回上演されているのは1999年にチェコ・プラハで初演された作品。日本では珍しい“チェコ・ミュージカル”だが、チェコで最も有名なミュージシャンのひとり、ヤネック・レデツキーが生み出した本作は、これまでにブロードウェイや韓国でも上演されており、世界的にも注目度が高まっている。物語は、デンマーク王家を舞台に、王子ハムレットが父を殺し王座と母を奪った叔父に復讐を果たす――という、基本的には原作に忠実なもの。だが、物語の展開よりも登場人物の感情に重きを置き、ギュッと凝縮されたスピーディな展開に。そしてエレキギターのサウンドが印象的なロックナンバーや軽快なポップスなど、多彩な音楽が斬新で、新鮮な『ハムレット』になっている。栗山民也の演出も、城壁を思わせる高さのある壁を一面に配したセットの中、陰影を効果的に使いドラマチックに仕上げた。タイトルロールの井上はこれまでも“王子”的役柄を数多く演じてきており、その意味で彼にとって王道の役かと思ったが、意外にも今までにない新鮮さをもってハムレットを演じている。嘆き、憎しみなど強い“負”の感情を爆発させるハムレットは激しく生々しく、だが目が離せない魅力を放つ。その井上ハムレットを取り囲むメンバーも強力だ。美しく気品あり、そして愚かさも持つ王妃ガートルードを演じる涼風真世はこれ以上ないほどのハマリ役。敵役のクローディアスの村井國夫の重厚さや、ヒロイン・オフィーリア役の昆夏美の透明感、妹オフィーリアへ温かい愛情を注ぐレアティーズ役の伊礼彼方など、それぞれが納得の存在感だ。またハムレットの親友ホレーショー役の成河(ソンハ)の爽やかさ、時にコミカルな演技で作品のガス抜きもするポローニアス役の山路和弘らも印象的。この大劇場常連のキャスト陣が揃い、600席強のコンパクトな劇場で見せる熱演は圧巻だ。公演は2月22日(水)まで同所にて。その後2月25日(土)から28日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、3月3日(土)・4日(日)に愛知・中日劇場でも上演される。チケットは発売中。
2012年02月02日2月よりワンマンツアーをスタートさせるandropが、東京での追加公演を発表した。公演は2月23日(木)東京・STUDIO COASTにて。3月31日(土)に予定されているZepp TOKYO公演はすでにソールドアウトしているだけに注目が集まる。andropワンマンツアー情報andropは2009年12月にデビュー、その楽曲は“新世代のポピュラー・サウンド”とも評される、音楽シーン注目のバンドだ。昨年9月には1stフルアルバム『relight』をリリース、収録曲のPVが公開されるやアクセスが殺到し一時Google検索ワードランキングで1位を記録するなど、その人気は絶大。今回はそのアルバム『relight』をタイトルに掲げてのワンマンツアーで、全国6会場の公演が決定していた。追加公演のチケットは2月11日(土)10:00より一般発売開始。なお、チケットぴあでは一般発売に先がけてインターネット先行抽選を実施。受付は2月4日(土)11:00から9日(木)11:00まで。■androp one-man live tour“relight”【愛知】2月26日(日) Zepp Nagoya【宮城】3月10日(土) Zepp Sendai【大阪】3月18日(日) Zepp Osaka【福岡】3月20日(火・祝) Zepp Fukuoka【北海道】3月24日(土) Zepp Sapporo【東京】3月31日(土) Zepp Tokyo追加公演【東京】2月23日(木)STUDIO COAST
2012年02月02日R&Bの枠を超え、世界の音楽シーンのトップに立つアーティスト、ビヨンセ。1997年にデスティニーズ・チャイルドのリード・ボーカルとしてデビューし数々のヒットを放ち、2002年のソロ・デビュー以後も全米No.1ソングを多数輩出。キャリアを通じてのトータル・セールスは3000万枚を超え、2010年の「第52回グラミー賞」では最多10部門にノミネーションし、最終的に6部門を受賞した。ビヨンセの情報を見る一方、『ドリームガールズ』『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』といった主演映画では女優としての存在感も印象づけ、さらにファッション・ブランドを立ち上げるなど、その活躍は多方面に及んでいる。まさに、現在を生きる女性の代表。そんなビヨンセのとっておきのライブ『ビヨンセライブ・アット・ローズランド』が、2月5日(日)にWOWOWで放送される。注目なのは、このライブが2011年6月にリリースされ、英米を含む世界10か国でNo.1に輝いたアルバム『4』発表後に行なわれた唯一のフル・サイズのショウであることだ。2011年8月に「4 INTIMATE NIGHTS WITH BEYONCE」と題し、ニューヨークの老舗ホール、ローズランド・ボールルームで4日間のみ行なわれたこのライブは、会場のキャパシティがわずか2500人ということもあり22秒でチケットが売り切れたというプレミアムなもの。その内容も、子供時代のビヨンセにとってアイドルだったマイケル・ジャクソンのカバーから、デスティニーズ・チャイルド~ソロの代表曲までが披露され、続く後半は最新作『4』をパフォーマンスするという珠玉の構成。さらに子供時代の姿や楽屋での様子といった秘蔵映像も織り込まれている。通常ではあり得ない小規模な会場で、女性だけのバンドと20人編成のオーケストラをバックに、自らの軌跡と今を余すところなく表現するビヨンセ。文字通り“INTIMATE=親密な”ライブが楽しめるだろう。■『ビヨンセライブ・アット・ローズランド』2月5日(日)21時~WOWOW
2012年02月02日“とことん遊ぶ”をコンセプトに、ロックからダンスまで、幅広くフロアをにぎやかすアーティストが東京・下北沢に集結。5月19日(土)、複数の会場をステージにクラブサーキットイベント『Shimokitazawa SOUND CRUISING 』を開催する。Shimokitazawa SOUND CRUISING開催情報現在発表されている出演アーティストは、AWAYOKUBA、BLUE BOYS CLUB、CALENDARS、CHABE、COMEBACK MY DAUGHTERS、FREE THROW、HALFBY、Handsomeboy Technique、Homecut、KAWANISHI(JUKEBOX)、JAMINLEO、LOSTAGE、NINGEN OK、Predawn、Sawagi、Suzumoku、The Flickers、WEEKEND、ナカコー(iLL)、ヒサシ the KID、ヘルメッツ。下北沢のライブハウス、GARDEN、ReG、THREE、BASEMENT BAR、DAISY BAR、新代田FEVER、ERA等で、熱いステージを繰り広げる。チケットの一般発売は4月14日(土)10:00より。なお、一般発売に先がけて現在先行予約を実施中。詳しくはイベントオフィシャルサイトにて。※KEYTALK はアーティストの都合により、出演キャンセルとなりました。
2012年02月02日女性サックス・プレイヤー、小林香織がニュー・アルバム『SEVENth』を2月1日にリリースした。小林香織の公演情報彼女自身が初めてプロデュースを手掛けたこのアルバムには、都会的で洗練されたヴィヴィッドなオリジナル曲のほか、ラテン・アレンジで演奏したショパンの『ノクターン』や、ガールズロックバンド、ブラック・ベリーズによる『哀愁のヨーロッパ』などが収録されている。小林香織はアジアでも大変人気があり、2010年に台湾でアップされたYouTubeのライブ映像の閲覧数は、460万回を超え、このアルバムもアジア各国でほぼ同時に発売される。また、タイのサックス・ソサエティで、今年1月20日に「アジアで最も美しいサックス・プレイヤー」(The Most Beautiful Saxophonist in Asia)を受賞した。■小林香織/『SEVENth』2月1日発売初回限定盤(DVD付):3600円通常盤:3150円
2012年02月02日ヘヴィロック・バンド、エヴァネッセンスの来日公演にサポートアクトとしてPay money To my Painの出演が決定した。EVANESCENCE JAPAN TOUR 2012開催情報エヴァネッセンスは“ゴス・プリンセス”エイミー・リー率いる人気ロックバンド。昨年リリースした3rdアルバム『エヴァネッセンス』は全米初登場1位を記録している。今回5年ぶりとなるジャパンツアーでは横浜、東京、名古屋、大阪の4都市で公演を予定。そのうちの横浜、大阪の2公演でサポートアクトとしてPay money To my Painが出演する。■EVANESCENCE JAPAN TOUR 20122月8日(水)19:00パシフィコ横浜国立大ホール(神奈川県)2月9日(木)19:00Zepp TOKYO(東京都)2月10日(金)19:00Zepp Nagoya(愛知県)2月13日(月)19:30Zepp Osaka(大阪府)
2012年02月02日今年、ウィーン初演から20年目となるミュージカル『エリザベート』。2012年版の製作発表が1月31日、都内にて行われ、出演する春野寿美礼、瀬奈じゅん、山口祐一郎、石丸幹二、マテ・カマラスらが登壇した。『エリザベート』チケット情報はこちら作品は19世紀末のウィーン、ハプスブルク家を舞台に、窮屈な宮廷生活の中、自由を求め生きた皇后エリザベートの生涯を綴る物語。実在したエリザベートと、架空の存在である“死”=トートの愛憎を主軸に、崩壊に向かっていく王家に生きる人々の姿を、美しい音楽に乗せドラマチックに描く作品だ。日本では1996年に宝塚歌劇団が初演、2000年からは男優も含めたミュージカル版としても上演、こちらも公演を繰り返し前回までで903回の上演回数を誇っている。エリザベート役は春野寿美礼、瀬奈じゅんのダブルキャスト。圧倒的な歌唱力で人気を集め、宝塚時代にトートも演じている春野は今回、エリザベート役に初挑戦。「孤独感とそれでも自分の思いを貫き通す強い意思。孤高のお妃というのがどういう感覚なのか、自分の体で味わいたい」と少し緊張の面持ちで意気込みを語った。瀬奈は前回(2010年)公演に引き続いての出演。「20年も愛され続けている作品に出させていただくプレッシャーも感じながら、皆さんと良いものを作っていきたい」とコメント。春野がトートを演じた宝塚花組公演ではエリザベート暗殺犯ルイジ・ルキーニを演じていた瀬奈は「今度はふたりで(ルキーニの)ナイフに刺されましょう」と春野に笑いかける一幕も。エリザベートを死へと誘うトート役は、2000年の初演から出演している山口祐一郎、前回に引き続き出演する石丸幹二に加え、本場ウィーンでもトート役として出演しているマテ・カマラスのトリプルキャスト。「ひとりじゃ乗り切れないけれど、“ファミリー”と一緒ならこの凄い作品も乗り切れる。今年も素敵な夢を見ることができます」(山口)、「みなさんの経験から私も色々と学び、初心に戻って精進したい」(石丸)とそれぞれ意気込みを。また、マテ・カマラスは「大好きな日本で、帝劇の舞台に立つことができて幸せ」と流暢な日本語で話した。マテについては演出の小池修一郎が昨年の震災直後に行われた日本での公演に出演するため、家族や友人の制止を振り切って来日したと話し「彼の日本への思い、仕事に対する責任感に感動した。たくさんのトートを観ましたが彼のトートは一番ナチュラルでワイルド。死のエネルギーを前面に出してくる」とその魅力について語ってもいた。会見はほかにルキーニ役の高嶋政宏、ルドルフ役の大野拓朗、平方元基、古川雄大も出席。高嶋は「甥っ子が少年ルドルフ役のオーディションを受けて落ちました!」というエピソードも明かしていた。公演は、5月9日(水)から6月27日(水)まで東京・帝国劇場にて。チケットぴあでは2月17日(金)11:00から21日(火)11:00まで最速先行「いち早プレリザーブ」、2月21日(火)11:00から26日(日)11:00まで先行抽選「プレリザーブ」を受付。その後福岡、愛知、大阪でも上演される。
2012年02月01日シングル『からかわないで!!』(4月25日発売)で日本デビューする、韓国の5人組ガールズ・グループCHI-CHI(チチ)が1月26日、東京・タワーレコード渋谷店でデビュー応援イベント「渋谷CHI-CHIフェス vol.1」を開催した。CHI-CHIのイベントの写真日本デビュー曲の韓国語オリジナル楽曲『ジャンナンチジマ(からかわないで!!)』を披露すると、会場は一気にヒートアップ。自己紹介や質問コーナーもあり、メンバーそれぞれが、一生懸命に日本語で答える姿に会場を埋め尽くしたファンからは「ファイティン」「かわいい!」などの声があがった。「今一番ほしいもの」を問われると「日本語の実力がもっとほしい!」(ボルム)、「日本のファンがほしい」(アジ)と日本デビューに意気込みを感じる回答で沸かせた。また、米・R&Bグループのデスティニーズ・チャイルドの『Stand Up for Love』のカバーも披露し、アイドルの枠を超えた歌唱力と調和のとれたハーモーニーで観衆を驚かせる一幕も。「初めてですごく緊張したけど、とても楽しかった」(スイ)、「みなさんに会えて嬉しい。CHI-CHIを愛してください」(シャイン)と挨拶すると、楽曲『Longer』で初イベントの幕を閉じた。2011年3月に韓国でデビューしたCHI-CHIは、日本デビューに際し、7人いたメンバーから3人が脱退、ひとりが追加加入した。グループ名は「クリエイティブ・エレクトロニック・ハウス・アイドル(Creative electronic House Idol)」から作られた造語。「“飾らないナチュラルな美しさ”をテーマに集めれらたCHI-CHIに人工的な美しさは不要」と、韓国の所属事務所との間で「整形したら契約を破棄する」という異色の契約を交わしている。直接会って話ができる“日本式アイドルイベント”を定期的に開催することを発表しており、毎月一度タワーレコード渋谷店B1 STAGE ONEにて、「渋谷CHI-CHIフェス」を行い、K-POPガールズ・グループ初の“会いに行けるアイドル”を目指す。次回は2月23日(木)に開催が予定されている。詳細はCHI-CHI公式HP(まで。
2012年02月01日今年で27年目を迎えるミュージカル『アニー』の制作発表が1月31日に都内で行われ、アニー役をはじめとする28人の子どもたちと主要キャストが一堂に会した。ミュージカル『アニー』チケット情報約9000人の中からアニー役に選ばれたのは、松田亜美(11)と菊池愛(12)。司会者の呼びかけに「はーい!」と元気いっぱいの返事でステージに登場したふたりは、「観てくれた人がみんな元気になれて、もう一度観たいねって言ってもらえるような舞台にしたいです」(松田)、「観に来てくれた人が明るい気持ちになれるような元気なアニーになりたいです」(菊池)とハキハキと意気込みを話した。7年連続で大富豪ウォーバックス役を演じる目黒祐樹は、「ラッキーセブンの年で気合が入っております。全員で力を合わせてステキな作品になるように全力を尽くしたい」と力強くコメント。ウォーバックスの秘書グレースを昨年に引き続き務める元宝塚月組トップスターの彩輝なおは、「今年も元気でかわいい子どもたちのパワーを借りて、愛と夢と勇気をお届けできるように、心を込めて演じたいと思います」と語った。子どもたちをいじめる孤児院の院長ハニガンを演じる松本明子は、デビュー30年目にして初のミュージカル。「身の引き締まる思いです。でも楽しんで、体当たりでがんばっていきたいと思います」と緊張気味に答えた。ハニガンの弟ルースター役の松田賢二は、「子どもたちのかわいさに負けないような、かわいいルースターを演じていきたいと思います(笑)」と話し、会場を沸かせた。2000年にアニー役で出演した垣内彩未は、今回、ルースターとともに悪巧みを企てるリリーを演じる。「12年経ってこのアニーに出られることを嬉しく思っております。これから一緒に出る子どもたちが、将来リリー役をやりたいと思ってもらえるように演じられたらと思います」と語った。最後にこの日の登壇者全員でアニーの代表曲『トゥモロー』を披露。子どもたちと一緒に歌ったキャストたちは、「誰もが知ってるポピュラーな名曲。歌っていて胸が熱くなりました」(松本)、「アニーよりもかわいく歌ったつもりです(笑)」(松田)、「子どものときは高い声も出せたんですけど、今歌ったら厳しかったので一生懸命練習したいと思います」(垣内)と話した。アニーのふたりは、「少し緊張したんですけど、楽しく歌えてよかったです」(松田)「大好きな歌を気持ちよく歌えたのでよかったです」(菊池)と笑顔で感想を述べた。ミュージカル『アニー』は、4月28日(土)から5月13日(日)に東京・青山劇場にて上演。チケットは2月4日(土)に一般発売される。なお、8月より仙台、大阪、名古屋、富山での上演も決定し、全国に元気を届ける。取材・文:門宏
2012年02月01日6年に渡る劇場の改修工事を終え、新しい劇場をオープンさせたボリショイ・バレエが、劇場復活後初めての海外公演である、日本公演の初日を迎えた。初日に行われた公開リハーサルと、ミハイロフスキー劇場に移籍のため、ゲストダンサーとして参加した、イワン・ワシーリエフが踊った『スパルタクス』初日の様子をレポートする。「ボリショイ・バレエ」チケット情報グリゴローヴィチ時代を彩るスターダンサー、セルゲイ・フィーリンが、昨年3月芸術監督に就任し、新しい劇場も大々的にオープンさせ、グリゴローヴィチ生誕85周年記念のお祝いを込めたラインナップを、日本公演で披露する。本公演の前に、公開リハーサルが開催され、第1幕は初日のキャスト、第2幕以降は2日目のキャストで行われた。グリゴローヴィチの振り付けはダイナミックで、ダンサーたちがそれぞれの個性で役に命を吹き込んで完成していく。イワン・ワシーリエフは数時間後に迫る幕開けへの勢いを保ったまま、物凄い跳躍の連続技を魅せた。ダブルキャストでスパルタクスに抜擢されたパヴェル・ドミトリチェンコは、前回の来日でロットバルトの好演を残したが、超絶な回転技などのテクニックを魅せ付け、繊細なアンナ・ニクーリナとの見事なコンビネーションで、期待に応えていた。エギナを当り役としているマリーヤ・アレクサンドロワは、底抜けに明るい性格で、緊張した舞台の空気を和らげつつ、トップダンサーとしての輝きがリハーサルを支配していた。初日の本公演を飾ったのは、もちろんイワン・ワシーリエフ。踊るために生きている!そんな気迫が客席の空気を震わせる。そしてフリーギアの理想像を創り上げた、エカテリーナ・マクシモワを彷彿とさせる、スヴェトラーナ・ルンキナ。妖艶で野心家のエギナには、エカテリーナ・シプーリナ。かつて先人たちが、名演技を残した難役クラッススには、アレクサンドル・ヴォルチコフ。『スパルタクス』は、全ての幕に大きな見せ場がある。1幕は酒宴の場での、エギナとクラッスス、ローマ軍が繰り広げる「バッカナール」。2幕冒頭にはスパルタクスと奴隷反乱軍の「アッピア街道」。そして3幕では、スパルタクスとフリーギアの愛のアダージオ。また、全幕に渡ってグループに分けられた群舞が対比しながら、凄まじい大音響のオーケストラの波に乗って、主役の置かれている立場を表していく。『白鳥の湖』とはまた違う、バレエの迫力や醍醐味で、新しい舞台の楽しみ方を養える『スパルタクス』を見逃さないで欲しい。『スパルタクス』は2月1日(水)・2日(木)に東京文化会館、5日(日)に愛知県芸術劇場にて上演。なお今回の日本公演では『白鳥の湖』[2月4日(土)・9日(木)東京文化会館、12(日)兵庫県立芸術文化センター]と『ライモンダ』[2月7日(火)・8日(水)東京文化会館、11(土・祝)兵庫県立芸術文化センター]も上演される。チケットは発売中。文:高橋恭子(舞踊ジャーナリスト)
2012年02月01日韓国出身のソロ歌手・SE7ENが1月28日・29日、東京と大阪で、約4年ぶりにリリースした日本オリジナル・ミニ・アルバム『SOMEBODY ELSE』(1月18日発売)の発売記念イベントを開催。両会場合わせて約7,000人と握手や写真撮影を行った。SE7ENのミニ・アルバムのジャケットSE7ENと直接触れ合うことができることからファンの喜びはひとしお。例年以上に冬の寒さが厳しいにもかかわらず、屋外となった会場にファンがつめかけ、長蛇の列を作り、イベントは各日約6時間にも及んだという。SE7ENは時折、ファンの体調を気遣う呼びかけをするなどしながら、一人ひとりとふれあい、活動再開を待ち望んでいたファンとの“再会”を喜び合っていた。『SOMEBODY ELSE』は、1月19日付のオリコン・アルバム・デイリーランキングでは8位を獲得するなど、SE7ENはブランクを感じさせない根強い人気を見せている。SE7ENの甘いボーカルとキャッチーなメロディーが印象的な同タイトル曲をはじめ、昨年デジタル・シングルとして配信された楽曲『ANGEL』など全5曲を収録。また、SE7ENは、2PMなどを手がけるJ.Y.Park(パク・ジニョン)がプロデュースした新曲『僕が歌を歌えなくても』(2月1日発売)を収録したミニ・アルバムを韓国でリリースし、こちらも話題となっている。
2012年02月01日5月の東京・帝国劇場を皮切りに、全国4大都市で上演されるミュージカル『エリザベート』に人気子役の加藤清史郎が出演することが決まった。『エリザベート』チケット情報はこちら『エリザベート』はウィーン生まれの大ヒットミュージカル。日本では宝塚歌劇団、東宝株式会社製作版の2バージョンで上演されているが、今回の上演は“東宝版”。2000年の初演から上演を繰り返し、今までに903回の公演数を誇る。オーストリア・ハプスブルク帝国の皇妃エリザベート(春野寿美礼、瀬奈じゅんのダブルキャスト)の生涯を綴る物語だが、今回、加藤清史郎が演じるのはその息子、皇太子ルドルフ。エリザベートと同じ思想を持ち、父親である皇帝に反発し革命運動に参加するも、後に挫折、自殺する悲劇の王子だ。青年ルドルフには大野拓朗、平方元基、古川雄大のトリプルキャストが発表されているが、その少年時代を演じる。昨年、『レ・ミゼラブル』でミュージカルに初出演、その演技力と歌声でミュージカルファンも唸らせた加藤が、どんな悲劇の王子を演じるかに注目したい。なお、少年ルドルフ役は加藤のほか、坂口湧久(さかぐち わく)、鈴木知憲(すずき とものり)、山田瑛瑠(やまだ える)がキャスティングされている。公演は東京公演が5月9日(水)から6月27日(水)まで帝国劇場にて、チケットは5月公演分が3月3日(土)、6月公演分が3月10日(土)に一般発売開始。その後7月に福岡・博多座、8月に愛知・中日劇場、9月に大阪・梅田芸術劇場でも上演される。
2012年02月01日