チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (62/342)
だいすけお兄さんこと横山だいすけが、11月29日(日)、舞浜アンフィシアターで『Family Dream Live 2020とどけみんなのおうちFrom舞浜アンフィシアター』に出演する。「子どものころの楽しい思い出は人生の財産。このライブが財産になれば」という横山に話を聞いた。「Family Dream Live 2020 とどけみんなのおうち From舞浜アンフィシアター」チケット情報今回は『おかあさんといっしょ』の11代目の体操のお兄さんこと、小林よしひさ、『パント!』(身体表現)のおねえさんで知られる上原りさらも出演。「よしお兄さん(小林)とは昨年も共演したんですが、何も言わなくても『あうんの呼吸』でできる。彼とは丸9年、りさちゃんとは丸5年一緒にやっているので、同窓会みたいになりつつ、それぞれのカラーを見ていただきたいですね」また、今回は中川翔子が初出演。「しょこたんはディズニーの『塔の上のラプンツェル』で日本版のラプンツェルの声をされ、僕もディズニーが大好きなので、お会いした時にディズニー愛で盛り上がったんですよ。いつかご一緒したいと言っていたので、今回共演できることになってワクワクしています」。曲目は『おかあさんといっしょ』の歌をはじめ、ディズニーやジブリなどからピックアップした、親子で楽しめる曲がメインになる。「会場で歌うことはコロナで制限があるので、僕らと一緒に身体を動かしたり、拍手で盛り上がったりしてもらいたいですね」。10月にはポップスをメインにした初のオンラインライブで、歌のお兄さんとはひと味違う大人の一面を見せた。「いい経験になりました。ポップスを歌う時でも、子ども歌のように、持ち前の明るく、やさしくというのがつい出ちゃうので試行錯誤するんです。特に『香水』では、歌詞にあるように、一生懸命“クズ”感を出したつもりだったのですが、演出家に『もっと暗く、表情つけないで』と言われ、気が付いたら変顔になってました(笑)」。チャットには『全然クズじゃない』『香水のいい人バージョン』などのコメントがあふれ、「いい意味でそれが僕にしか出せないカラーなんだと。僕が新しいことに挑戦している姿を見て、みなさんが前向きな気持ちで、何か一歩踏み出せるきっかけになればうれしいです」。今回も生配信やアーカイブでライブが楽しめる。「前回はなぜか僕の前髪の形に、コメント欄でめっちゃ反応してくれて、前のほうが良かったとか賛否両論の意見が飛び交っていました(笑)。配信は、おやつを食べながらでも観れますし、自分が一番楽しめる方法を見つけてほしいですね」。元気いっぱいのだいすけお兄さんはコロナ禍でも健在だ。「僕が元気や楽しさを届ける存在であることは意味があるんだと改めて思いました。子どもはやがて親離れするので、親子で楽しめる期間はそう長くはないんです。まず、大人が楽しめば子どもにも必ず伝わる。扉を開けて待っています!」。『Family Dream Live 2020とどけみんなのおうち From舞浜アンフィシアター』は11月29日(日) 舞浜アンフィシアターにて開催。劇場、配信チケットともに発売中。取材・文:米満ゆう子
2020年11月19日コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る、お休み前の大人向け・朗読放送「深夜文学」。flumpool・山村隆太が読み手となりお届けする第2弾『星の王子さま』の第二夜が、11月15日よりPIA LIVE STREAMにて配信中だ。【動画配信】深夜文学「星の王子さま」チケット情報サハラ砂漠に不時着したひとりぼっちの操縦士のぼくが、ちいさな星からやってきた王子くんとの出会いを描いた第一夜<ぼくと王子くんの出会いについて>。続く第二夜は、<王子くんの旅とキツネのひみつ>と題し、王子くんが星を飛び出して、ぼくに出会うまでの旅にまつわる話を贈る。王子くんは知らないこと、やるべきことを見つけに、いろんな星によってきた。星々での出会いや、旅のなかで出会ったキツネに教えてもらったひみつは、王子くんに自分の星においてきたバラの花のたいせつさを教えてくれた――。第一夜のぼくと王子くんとの出会いをダイジェストで朗読して幕を開ける第二夜。<王子くんの旅とキツネのひみつ>では、王子くんがさまざまな星を旅する中で出会ってきたさまざまな“いきもの”が登場。偉そうな王さま、みえっぱりな大人、のんだくれ、しごとにんげん、あかりつけ、ヘビ、バラなど、それぞれのいきものとの会話を、ときには太くどっしりとした声で、ときにはか細く優しい声で表現するなど、キャラクターによって声色を変えながら読み進める。胸に響く言葉の数々を、丁寧に、大事にしながら届ける姿勢は第一夜から変わらない。耳に心地良い、落ち着いた山村の声が、一日の疲れを癒してくれるようだ。灯りを落とした部屋で、温かいドリンクを片手にリラックスして視聴すれば、優しい眠りへと導かれるはず。「深夜文学」第一夜<ぼくと王子くんの出会いについて>、第二夜<王子くんの旅とキツネのひみつ>は、11月29日(日)までPIA LIVE STREAMにて配信中。第三夜<王子くんとぼくのおはなし>は、11月22日(日)夜10時配信。通常の視聴券の他、第一夜~第三夜の通し視聴券、グッズ付き視聴券なども販売中。
2020年11月18日一夜にして4人もの若いソリストが登場し、オーケストラと4つの協奏曲を演奏する。12月7日に東京オペラシティで開催される「明日を担う音楽家たち~新進芸術家海外研修制度の成果」は、若者たちが海外で学んだ経験を昇華させる特別な音楽に出会う、一夜限りのコンサートだ。クラシックの演奏家にとって、海外で学び、文化や言語、そして作曲家たちが生きた地の空気に触れて生活することは、その音楽を変え、大きな飛躍を遂げるきっかけとなることもある。そんな経験を支援するため、文化庁は半世紀以上にわたり若者たちを海外に送り出してきた。当日、ソリストとしてステージに立つのは、この制度により海外で学んだ若者たちだ。高い実力を持つ彼らが、その成果を披露するべく気合十分でステージに立つのだから、一期一会の輝かしい演奏に大いに期待できる。気鋭たちの顔ぶれを見ていこう。まずは、コントラバスの菅沼希望。ドイツのフランクフルト音楽・舞台芸術大学で学んだ彼は、現在は新日本フィル首席コントラバス奏者として活動する。イタリアの作曲家、ボッテジーニのコントラバス協奏曲第2番を生演奏で聴くことができる、貴重な機会だ。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番でソリストを務めるのは、現在N響第一ヴァイオリン奏者の猶井悠樹。ドイツのライプツィヒで学んだ成果を、ヴァイオリンのための王道レパートリーで存分に発揮してくれるだろう。そして、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を演奏するのは、スイス、バーセルで学んだ石井楓子。ソロ・トランペットとの掛け合いが刺激的なこの作品を、東京シティ・フィルのトランペット奏者、松木亜希とともに奏であげる。また、ドイツのミュンヘン音楽大学で研鑽を積むピアニストの加藤大樹は、シューマンのピアノ協奏曲を演奏。今も現地で磨き続けている、ドイツ音楽への深い理解を示してくれるだろう。指揮:高関健、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。バラエティに富んだ4つの協奏曲を楽しみ、フェスティバル感を味わえる豪華な公演でありながら、チケット料金はとても手頃なのが嬉しい。旅のハードルがあがってしまった今日このごろだが、彼らの演奏で、イタリア、ロシア、ドイツと、さまざまな場所を旅する時間となりそうだ。高坂はる香音楽ライター
2020年11月17日11月14日(土)、国宝 松江城5周年を記念した「東京スカパラダイスオーケストラin 松江城」が開催された。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場は山陰地方居住者のみに限定されたが、この模様は、11月17日(火)23:59までアーカイブ配信中だ。開演時間の13:30、松江城を背に石垣の前に作られた野外の馬溜特設ステージが風情を漂わせる中、エンジ色のスーツに身を纏った9人が登場。「東京スカパラダイスオーケストラin 松江城――!!」雄叫びとともに、『ペドラーズ』『5 days of TEQUILA』とスカアンセムが鳴り響くと観客は立ち上がりハンドクラップ。「集まってくれてありがとう。制約が多いけど伝わっているよ!お客さんのオーラを感じてる」と、歓声禁止の制限があるのを気遣っての谷中(B.Sax)らしいMC。6曲立て続けの「トーキョウスカメドレー 松江城Ver」では会場中が躍動し、音楽を共有できる多幸感に溢れる。「夢みたいだね!お客さんと楽しめるなんて」「身体で楽しさを表現してくれ!」とメンバーは口々にし、この日を待ちわびていた事を分かち合う。中盤、ブラックスーツのスカパラ仕様で登場したのは、バスサックスを持ったさかなクン。ギョギョギョー!とお馴染みの挨拶から『Paradise Has No Border』、クラリネットに持ち替え『およげ!たいやきくん~潜れ!さかなクン Ver.~』など3曲を共演。ハッピーな空間を創り上げた。ライブの佳境に差し掛かり、2組目のゲスト宮本浩次(エレファントカシマシ)がメンバーと同じエンジ色のスーツで登場。「(宮本は)城が似合う男だ!」と谷中は言っていたが、確かに城や石垣を背にしたステージが似合う。コラボ曲『明日以外すべて燃やせ feat.宮本浩次』で、野性的かつ繊細な歌声を轟かせ、髪をクシャクシャにして「イカしてるねー!」と客席に叫ぶ。エレカシのカバー『俺たちの明日』では、上着を脱ぎ、第一ボタンを外し、圧倒的な存在感と投げキッスを残してステージを後にした。アンコールでは、この空間がTwitterトレンド入りしたことを歓び、2人のゲストに称賛を送った後、最新曲『仮面ライダーセイバー』からキラーチューン『DOWN BEAT STOMP』へ。最後に、山陰出身である加藤(Gt.)が「1つの夢が叶いました!数少ない有観客ライブが松江で良かった。山陰と共にスカパラを頑張っていきます」と言葉を残し、祝祭は幕を閉じた。見逃し配信は、11月17日(火)23:59まで。セットリスト公開中(外部リンク)取材/文:やまさきがく
2020年11月16日12月12~30日に東京・シアタークリエで上演される『オトコ・フタリ』は山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿による3人芝居。脚本は、NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』の脚本家としても知られる田渕久美子の書き下ろしで、3人へのあて書きとなる。抽象画家役の山口に役づくりについて聞くと、脚本との関係をこう説明する。「田渕さんの脚本にはしっかりしたルールがあるので、何度観ても面白いと思います。というのも、たとえば人気のあるスポーツはルールがしっかりできていて、毎回なにが起こるのかわからない。そこではルールに基づきながらもプレイヤーが懸命に汗を流している。もしルールが弱いと、プレイヤーは自分でルールをつくらないといけないから動きはぎこちなくなってしまいます。でも田渕さんの脚本は隙がなく、どんなに僕たちがのびのび暴れまわっても大丈夫。崩れない脚本だからこそ、僕たちは自由に羽ばたけます」。それを受け、「オトコ・フタリ」のうちもうひとりのオトコである浦井は、演出の山田和也のすさまじさに触れた。「僕たちは羽ばたいているんだけど、山田さんの手腕のなかに埋め込まれていて、鉄骨みたいに絶対に崩れないんですよ。すごい方だなぁと、山田さんのすさまじさや、微笑んでいるけれども目の奥にある深さを感じます」。その言葉にまた山口も「山田さんは僕たちの動きに合わせて、あらかじめ作ったプランを調整してくれる。スーパースターです」と頷く。また保坂は脚本について「私たちがただ棒読みしても面白いと思う」と信頼を寄せる。「自由にやらせていただくなかで、そもそも面白い脚本をもっと面白く、より鮮明に見えるように山田さんがうまく私たちを調教してくださっていると思います(笑)」。今作には、“傍目には微笑ましいほどに仲良く喧嘩する”2人のオトコとそれを見守る一人のオンナが登場する。では山口と浦井のオトコフタリの関係は?と尋ねると、浦井の「(山口について)僕の目標とする方であり、どこか兄のような感じ。父とは言わないです」という答えに、山口がすぐに「息子とは言いませんが、弟のような気持ちです」と返す。保坂は隣で「持っている空気が似ている。2人とも柔らかい。だからご兄弟のような雰囲気です」と微笑んだ。東京公演後は1月15~17日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、23・24日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリスにて。文・河野桃子
2020年11月16日注目の公演がいよいよ開幕。11月15日(日)に新国立劇場で初日を迎えた《アルマゲドンの夢》は、いま世界で最も注目されている日本人作曲家である藤倉大の新作オペラだ。原作は「SFの父」と呼ばれる英国の作家H.G.ウェルズの『世界最終戦争の夢』(短編ですぐ読めるのでオペラを見る前に一読をおすすめ。電子書籍でも入手可能)。列車のなかで出会った男が未来戦争の悪夢を語るという筋書きで、原作のリアルな登場人物は二人だけだが、藤倉と台本作家のハリー・ロスは、設定を少し変え、原作にない役も加えるなど、巧みにオペラ的にふくらませた。藤倉の音楽は美しく幻想的で、そして雄弁だ。彼のオペラはこれが3作目だが、つねに「メロディ」へのこだわりを感じさせる藤倉の音楽には、オペラこそがふさわしいのかもしれない。「現代音楽だから…」と怖れている人がいたら、それは杞憂。19世紀的な和声の上で展開する旋律でこそないものの、(個人の見解だが)耳に残るメロディのあるアリアや重唱が書かれている。オーケストレーションは多彩でも、巨大な音塊が歌を飲み込んでしまうような場面はなく、歌は終始、言葉まではっきりと聴こえてくる(歌詞は英語。日本語+英語字幕が何気に役に立つ)。当たり前かもしれないが、オペラの主役は歌なのだ。その意味でも、主要役を演じるピーター・タンジッツ(テノール)、ジェシカ・アゾーディ(ソプラノ)、セス・カリコ(バリトン)の3人の外国人歌手たちが、予定どおり出演できたのは大きい。10月の入国制限緩和も幸いし、演出のリディア・シュタイアーら演出チームも含めた海外勢全員が、到着後14日間の自主隔離を受け入れて来日した。加納悦子(メゾ・ソプラノ)と望月哲也(テノール)の二人の日本人歌手もじつに優れた歌唱を聴かせ(望月は赤いハイヒールの女装も熱演)、キャストの水準は相当高い。そして独唱陣に負けない存在感を示しているのが合唱だ。そもそも作品冒頭から、数分におよぶ無伴奏合唱で始まるという型破りなオペラ。作曲の藤倉も演出のシュタイアーも絶賛する新国立劇場合唱団がその実力を存分に発揮する。現在は、歌劇場からアマチュア活動に至るまで世界のすべての合唱に、感染を危惧する逆風が吹くなか、日本でのこの快演は誇らしい。指揮は芸術監督の大野和士(管弦楽:東京フィルハーモニー)。劇場の動画コメントなどからも、大野がこの作品に注ぐ愛情、そしてこの状況下でのオペラ上演にかける熱意がひしひしと伝わってくる。動画だけでも確実に一見の価値あり。ラスト・シーン。ボーイ・ソプラノの澄んだ歌が音楽的なカタルシスをもたらすが、ドラマとしてはそれは暗示的。私たちの前途にあるのは救いか絶望か。その答えの判断は、ぜひ直接ご自身の目と耳で!《アルマゲドンの夢》は残り11月18日(水)、21日(土)、23日(月祝)の3公演。新国立劇場オペラパレスで。(宮本明)
2020年11月16日成河の一人芝居『フリー・コミティッド』が、11月13日に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕した。ベッキー・モードが脚本を手がけた本作は、米・オフブロードウェイで1999年に初演されたコメディ。マンハッタンの人気レストランで予約受付係として働く売れない俳優のサムが、次々にかかってくる電話に翻弄される様子を描く。2018年に千葉哲也の演出、成河のキャスティングで上演された本作が、Withコロナにおいて“究極のソーシャルディスタンス”を実現した一人芝居として蘇る。クリスマスを控えたある日、出勤したサムは同僚の遅刻によって業務のすべてを一人で背負う羽目に。オーバーブッキングな上に「このテーブルでないとイヤ」と一方的に指定するセレブからの無茶なオーダーをはじめ、パワハラ気味のシェフ、事なかれ主義のスタッフによる内線で、サムはタイトル通り“Fully Committed(全力投球)”の大忙し。なかなか来ない最終オーディションの連絡を待ちわびながら、帰省を待つ故郷の父や予約トラブルの対応を目まぐるしくこなし、彼の苛立ちはピークに達して──。ステージ中央にはレストランの予約端末2台、上手に厨房・ホール、下手にシェフのオフィスと繋がる内線3台が設置されている。地下の予約オフィスにベルが鳴り響く中、成河は終始電話の間を汗だくで全力疾走。サムに扮する一方で、同時に電話の話し相手である社交界の夫人、日本人観光客、ボーイ長の女性ストーカー、そして猫にいたるまで30以上もの役を、声色や口調を変幻自在に操りながら演じ分ける。ストーリーは、サムと電話相手の掛け合いを軸に進む。取材日だった初日に客席から大きな笑い声があがったのは、VIPのダブルブッキングをシェフとホールスタッフから非難された彼が己に非のないことを証明した瞬間。成河は、開き直ったようにガッツポーズを取り、ふんぞり返って予約電話に応じるサムを体現し、観客を沸かせた。サムの心情を吐露するモノローグは登場しない。しかし、父や兄、マウントを取ってくる役者仲間との会話を通じて、予約係の仕事に忙殺され、うまくいかない俳優業に対する苦しみが覗く。成河は多彩な表情と仕草で、サムの内面までも舞台上に立ち上げた。上演時間は約110分(休憩なし)。公演は11月30日(月)まで。なお、アフタートークが16日(月)14時、21日(土)18時開演回で実施されるほか、16日(月)14時と千秋楽の30日(月)14時開演回にはPIA LIVE STREAMでライブ配信が実施される。アーカイブ配信は、各回の開演時間から24時間後まで視聴できる。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年11月16日ベネッセの親子向けコンサート「しまじろうコンサート2020クリスマス公演『しまじろうとふゆのおうじょさま』」が、10月30日からスタートした。今冬は、全国23都市27会場で、12月21日まで開催される。今回の公演は「withコロナ」をふまえ、スタッフ全員がマスクと手袋を着用し、会場入り口では検温と消毒を徹底する。さらに、座席も密にならないよう、席をひとつずつ空けて座る配置にするなどして、従来どおり親子が安心してコンサートを楽しむことができる工夫を行っている。クリスマス公演の内容は、クリスマスをテーマにした書き下ろしの「おはなし」と、歌とダンスがメインとなる「ショー」の二部構成。「こどもちゃれんじ」の人気キャラクター“しまじろう”と一緒にクイズや歌を楽しめる「観客参加型」で、初めてコンサートに参加する親子にも最適だ。前半の「おはなし」パートでは、しまじろうとその仲間が、サンタさんの出発パーティに出かけるというストーリーで、友情やクリスマスの楽しさを盛り込んだ内容になっている。前半と後半の間には15分の休憩をはさみ、上映中も会場は明るさを保つなど、小さい子ども連れの家族でも参加しやすいのが「しまじろうコンサート」の特長だ。後半の「ショー」では、キャストもクリスマスの衣装に着替え、「ジングルベル」や「あかはなのトナカイ」など定番のクリスマスソングを多数披露し、会場は一足早いクリスマスムードに包まれた。参加者には、コンサートを盛り上げるグッズとして、手に持って振ることができる星形の「キラキラ★スター」が配布され、キャストの掛け声や歌にあわせてスターを振ることで、よりコンサートを楽しむことができる仕掛けだ。また、第2部からは写真撮影も可能になっているため、舞台のしまじろうたちの写真だけでなく、コンサートを楽しむ子どもの姿を撮影することもできる。乳幼児連れの親子が参加しやすいよう、各会場にはベビーカー置き場や授乳スペース、おむつ替えコーナーが設置され、おむつの試供品も配布された。また、毎回人気の物販コーナーでは、さわり心地の良い「ハグハグ しまじろう」のだきぐるみや、キャラクターとおそろいのドレスセットでおめかしできる「おでかけエプロン」、コンサートの曲を収録したCD付き絵本やDVDなどが販売されている。実際に会場に行って楽しめるコンサートのほか、今年初めて自宅で最新の2020冬コンサートをそのまま楽しめる「おうちコンサート」の有料配信を12月20日(日)午前10時からスタートする。申し込みは、12月20日(日)午前9時59分まで。
2020年11月16日11月14日(土)に国宝松江城からオンライン配信される東京スカパラダイスオーケストラの1日限りのライブに、宮本浩次の出演が決定した。ライブを明日に控え、11月13日(金)放送のFM山陰「FRIDAY×FRIDAY」にメンバーの谷中敦が出演。ゲストに決まった宮本について「(ゲストオファーについては)ずっと皆で話ししてました。どうしても来てもらいたい、と。漢の中の漢、お城が似合うなと思うので。」と語り、松江城を背にした野外ライブについては「きれいなお城なので、石垣の前に立てるのが楽しみ。何年経っても忘れないような思い出を明日つくれるんじゃないかな。一人でも多くの人に観てもらいたい!」と意気込んだ。松江城の国宝指定5周年を記念して行われるこのライブ、入場券は島根県および鳥取県居住者限定で販売されソールドアウト。オンラインで楽しめる配信チケットはuP!!!とチケットぴあで販売されている。すでにアナウンスされているさかなクンとともに、宮本がどんなステージを繰り広げるのか、お楽しみに。▼配信情報「国宝松江城5周年記念 東京スカパラダイスオーケストラ in 松江城」スペシャルゲスト:さかなクン/宮本浩次11月14日(土)13:30 STARTPIA LIVE STREAMでリアルタイム配信視聴券 3,300円限定Tシャツ付き視聴券 6,000円
2020年11月13日2021年4月23日(金)より下北沢・本多劇場にて、ゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』が上演されることが決定した。ゴツプロ!は、小劇場で10~20年活躍してきた40代以上の男性俳優のみで構成された劇団。2016年1月の旗揚げ公演から着実に人気を集め、2018年の第3回公演『三の糸』で初めて本多劇場の舞台に立った。第5回公演までは男性キャストのみで上演してきたが、今回の第6回公演で初めて女性キャストとして小泉今日子が出演。さらに、上田慎一郎監督の映画『ポプラン』で主演を務めた皆川暢二と、ゴツプロ!作品には2度目の参加となる関口アナンが出演する。物語の舞台となるのは、小さなアパートの一室。ある日そこで殺人事件が発生し、部屋に住む一人の女が逮捕された。被害者は同居していた男性。裁判では女を知る男たちの証言から、女と被害者の過去や、女が持つ様々な顔が明らかとなっていく。さらに、本舞台はWOWOWでドラマ化、幻冬舎での小説化も決定。ドラマの方は舞台とは異なるキャストにより展開され、2021年に放送が予定されている。なお、チケットは2021年2月13日(土)一般発売開始。各種先行販売についてはゴツプロ!公式サイトなどで発表される。ゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』会場:本多劇場日程:2021年4月23日(金)~5月5日(水・祝)脚本:竹田新演出:山野海出演:塚原大助、浜谷康幸、佐藤正和、泉知束、かなやす慶行、渡邊聡、44北川、関口アナン、皆川暢二、小泉今日子演奏:小山豊(津軽三味線小山流三代目)ほか宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.企画・製作・主催:ゴツプロ合同会社
2020年11月13日今年12月15日(火)東京国際フォーラム・ホールCにて開催される、「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラ・コンサート2020の演奏曲目と、「シンドラーのリスト」ヴァイオリンソロ・司会には、松本蘭の出演が決定した。「スター・ウォーズ」をはじめ、「ジョーズ」「スーパーマン」「インディ・ジョーンズ」「E.T.」「ハリー・ポッター」など数え切れないほどの作品の音楽を生み出したジョン・ウィリアムズ。「スター・ウォーズ」のシリーズ最終章となる「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の音楽も手がけ、御歳88歳ジョン・ウィリアムズは、映画界の “生きる伝説”だ。そのジョン・ウィリアムズの音楽を吹奏楽で楽しむコンサートは、東京では今までに2度開催し、両公演ともほぼ完売の人気公演。指揮は、西村友、演奏は今年、楽団創立60周年を迎えた東京佼成ウインドオーケストラが務める。ジョン・ウィリアムズは、アカデミー作曲賞においては、今までに51度のノミネート、5度の受賞を誇る。映画音楽以外でも、4つのオリンピック(1983夏ロサンゼルス、1988夏ソウル、1996夏アトランタ、2002冬ソルトレークシティ)のテーマ曲、2つの交響曲、協奏曲を作曲、ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務め、ボストン・ポップス日本ツアーに際し、当時皇太子だった徳仁天皇陛下の結婚の儀(1993年)のために『雅の鐘』(Sound the Bells!) を作曲するなど、記憶にも記録にも残る数多くの功績を残している。【演奏予定曲目】・オリンピック・ファンファーレとテーマ・レイダース・マーチ(『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク≪聖櫃≫』より)・「ジュラシック・パーク」よりサウンドトラック・ハイライト・ハリーの不思議な世界・「シンドラーのリスト」のテーマ ※ヴァイオリンソロ(松本蘭)・スーパーマン・マーチ・スター・ウォーズ コンサートセレクション(メイン・タイトル~ダース・ベイダーのテーマ(帝国のマーチ)~レイア姫のテーマ~ヨーダのテーマ~王座の間~エンド・タイトル)・レイのテーマ(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より)・レジスタンスのテーマ(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より)・フラッグ・パレード(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』より)※曲目は変更になる場合もございます。予めご了承ください。
2020年11月13日城田優が主演するミュージカル『NINE』が、11月12日に開幕。これに先駆け、報道陣にゲネプロが公開された。アーサー・コピットが脚本、モーリー・イェストンが作詞・作曲を手がけた本作は、フェデリコ・フェリーニの自伝的映画『8 1/2(はっかにぶんのいち)』を原作としたミュージカル。1982年の初演はトニー賞10部門にノミネートされ、作品賞、作詞・作曲賞、助演女優賞、衣装デザイン賞、演出賞の5部門で最優秀賞を獲得した。今回の上演版は、藤田俊太郎が演出を務める。城田が演じるのは、創作スランプに陥り迷走する映画監督グイド・コンティーニ。離婚を切り出してきた妻ルイザ(咲妃みゆ)との関係修復とスランプ打開のため、グイドはベネチアの温泉へ向かう。しかし、愛人カルラ(土井ケイト)や脚本の催促に訪れたプロデューサーのラ・フルール(前田美波里)らの登場で休まる暇もない。4日後に迫る撮影を前に現実から幻想の世界へ迷い込むと、これまで彼の人生を翻弄した女性たちとのエピソードが幕を開け──。公私ともにトラブルを抱え、絶体絶命のグイド。城田はワイルドな無精ひげをたくわえ、落ちくぼんだ目元を覗かせながら、疲労困憊の中にもイタリア中年男の絶妙な“色気”を醸し出す。上演にあたって「この2020年にふさわしい様々な国の言葉や字幕を使った、多言語のエンターテインメントな内容」とコメントを寄せる通り、冒頭の「Guido’s Song」全編を英語で艶っぽく歌唱。ステージ上の様子を収めるライブカメラの映像がスクリーンに映し出される演出に、観客はグイドを主人公とする“映画”の世界へ自然と誘われていく。グイドを取り巻く女性陣の緩急自在なパフォーマンスからも目が離せない。妻を演じる咲妃は「My Husband Makes Movies」で、夫に対する諦念を落ち着いた低音に滲ませた。すみれは、グイド作品の主演女優にして彼のミューズであるクラウディア役。不覚にも彼を愛したものの、別れを決意する思いを「Unusual Way」に乗せて歌い上げる。特筆すべきは、ショーアップされたラ・フルールの「Folies Bergeres」。脚線美を余すところなく披露した前田が、持ち前のレビュー精神を発揮して歌い踊るさまは必見だ。幼いグイドに性の手ほどきをした娼婦サラギーナ役の屋比久知奈も、「Be Italian」の野性味あふれる歌声で客席を魅了していた。上演時間は約155分(休憩含む2幕)。公演は11月29日(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。12月5日(土)~13日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールと巡演する。11月20日(金)13時公演はぴあ貸切公演を実施。ぴあ貸切公演限定で13列目以内の当日引換券も11月13日(金)10:00より発売開始。取材・文:岡山朋代
2020年11月12日過去幾度となく舞台化され、二度の映画化でも知られるアントニー・シェーファーの傑作『スルース 探偵』。この名作が吉田鋼太郎、柿澤勇人のふたり芝居で、2021年1月から上演される。『デスノート THE MUSICAL』(15年初演)に続き、吉田が演出も手がけた『アテネのタイモン』でも共演を果たしている彼ら。柿澤について吉田は「すごい役者」と切り出し、「ことあるごとに『柿澤とふたりで、濃いのをやりたい!』と言っていたんです」と力を込める。柿澤も「特に『~タイモン』は初めてのシェイクスピアで、右も左もわからないところを鋼太郎さんに導いていただきました。演劇界のリーダーとして走っている人とやれたことは大きな財産でしたし、また絶対にご一緒したいと思っていたんです」と熱く語る。そんなふたりの念願が、この『スルース 探偵』。大御所ミステリー作家と、彼の妻を寝取った青年との、緊迫した心理合戦が繰り広げられる。それは勝ち負けを競うゲームのようでもあるのだが、ふたりの演技合戦について尋ねると、吉田は「勝ち負けしかないです!(笑)」ときっぱり。「そういうものだと固く信じて疑わず、僕はこの一寸先は闇の俳優稼業を続けてきましたが(笑)、柿澤くんにも似たところを感じます」と続けると、柿澤も「否定は出来ないです」とニヤリ。さらに作品を絡め、「騙し合いの連続ですし、確かに勝ち負けって部分はあるだろうなと。10回に1回ぐらいは僕が勝ちたいです!」と闘志を燃やす。演じるワイクについて吉田は、「何不自由ない生活をしてきた彼の唯一の失敗が、奥さんを寝取られたこと。そこで相手の男を呼び出すんですが、本当に嫉妬に駆られて、心からの復讐心で彼を呼びつけたのかがいまいちわからない。これは解釈にもよりますが、僕が思うに、少し狂気をはらんだ人ではないかなと。それによって舞台上に少し緊張感が生まれ、より面白くなると思います」と分析する。一方ティンドル役の柿澤は、「好きになった女性を自分のものにしたいという欲があり、さらに若さゆえに知性の欠ける部分もある。すごく人間らしい青年だなと。そんなティンドルとワイク、ふたりの男の意地の張り合いといいますか、イニシアチブの取り合いをお客さんに盗み見してもらうことで、すごい空間が生まれていくのではないかと思います」と期待を膨らませた。世代は違えども、似た者同士のふたりが見せる、壮絶な復讐劇。年明けの幕開けが楽しみでならない。取材・文:野上瑠美子
2020年11月11日現在上演中のミュージカル『プロデューサーズ』において、開幕2日目の公演を観劇する機会に恵まれた。1968年の映画をもとに、2001年に米ブロードウェイで舞台化された本作は、トニー賞12部門で最優秀賞を獲得した大ヒットミュージカル。英ウエストエンドなど世界各国で上演を重ね、05年にはブロードウェイのオリジナル主演キャストによる映画も製作された。 “史上最低”のミュージカルをつくってボロ儲けを狙うプロデューサーコンビの顛末が、今回の日本版では福田雄一の演出によってコミカルに描かれる。破産寸前で落ちぶれ気味のプロデューサーこと主人公マックスを演じるのは、井上芳雄。彼に巻き込まれながらもタッグを組む気の弱い会計士レオを、ミュージカル初挑戦の吉沢亮と、米ニューヨーク留学帰りの大野拓朗がWキャストで演じる。取材日は“大野レオ”の初日だった。失敗作ほど利益を生む──と帳簿から確信したマックスとレオは、ナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒトラーを愛するフランツ(佐藤二朗)が書いた荒唐無稽な「ヒトラーの春」を脚本に選ぶ。演出にロジャー(吉野圭吾)と助手カルメン(木村達成)というクセ強めのゲイカップルを迎えると、マックスは出資者を募るためにホールドミー・タッチミー(春風ひとみ)ら資産家の老婦人から色仕掛けで小切手をかき集める。小賢しくもどこか憎めないマックスを、井上はユーモアたっぷりに演じる。二幕で会計上の不正が警察に見つかり投獄された彼が、これまでの計画を回想すべく歌とダンスで一人“高速”ダイジェストを繰り広げるパフォーマンスは見どころだ。ひたすらボケ倒す登場人物をすべて受け止める、ウィットに富んだツッコミにも注目したい。大野は、周りの“濃い”キャラクターに翻弄されるレオを表情巧みに造形。特に、英語の話せない女優志望ウーラ(木下晴香)のセクシーな魅力に抗えず、悩殺される様は前方席であってもオペラグラス持参でチェックされたし。コミカルな一面以外にも、伸びやかな高音が甘く優しく響く歌声はプリンス然としており、スマートかつ無邪気なレオ像を印象づけた。この日のカーテンコールは、カンパニーの中で唯一初日を迎えた大野を祝福するムードに突入。MCと化した井上からコメントを求められると、ゲネプロの機会がなく「初めて通しました!」と明かす大野に観客から大きな声援と拍手が送られた。約1年半ぶりという舞台出演、留学を経てパワーアップした彼の雄姿を見届けに劇場へ足を運んでみては。上演時間は約190分(休憩含む2幕)。公演は12月6日(日)まで、東京・東急シアターオーブにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年11月11日flumpool・山村隆太による朗読配信『星の王子さま』の第一夜<ぼくと王子くんの出会いについて>が、PIA LIVE STREAMにて配信中だ。【動画配信】深夜文学「星の王子さま」チケット情報この朗読配信企画「深夜文学」は、コロナ禍で不安な気持ちやストレスを抱く人に向けて贈る「おやすみ前の大人向け・朗読放送」。さまざまなジャンルの出演者が文学作品の名作を朗読し、オンラインにて配信する企画だ。今回は、7月から8月にかけて行われた第一弾、石崎ひゅーいによる『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)に続く第二弾の配信で、『星の王子さま』を3夜にわたってお届けする。11月8日(日)に配信された第一夜は、<ぼくと王子くんの出会いについて>を朗読。ひとりぼっちだった操縦士のぼくは、ある日サハラ砂漠に不時着して、ちいさな星からやってきた王子くんに出会う。王子くんはどうして自分の星を出て、地球に降り立ち、ぼくに出会ったのか――。配信は夜10時にスタート。『星の王子さま』の言葉たちは、大人になって薄れてしまったことや、日々の忙しさで見えなくなってしまったものなどを、ふと気づかせてくれる。その一語一語を大切にしながら、聞き手に丁寧に届けるような山村の語りがじんわりと心に沁みる。優しい声と柔らかい口調も耳に心地よく、『星の王子さま』の世界観にぴったり。目を瞑ればさらにその世界がふわ~っと広がっていくようだ。視聴するうちにふっと肩の力が抜け、視聴後は心地良い眠りへといざなわれる。配信期間中は何度でも視聴可能なので、就寝前に流しながら、ゆっくりと落ち着きの時間を過ごしてほしい。「深夜文学」<ぼくと王子くんの出会いについて>は、11月29日(日)までPIA LIVE STREAMにて配信中。第二夜<王子くんの旅とキツネのひみつ>は11月15日(日)夜10時配信。通常の視聴券の他、第一夜~第三夜の通し視聴券、グッズ付き視聴券なども販売中。
2020年11月10日現在、フィルムコンサートでツアーを行っているBUCK-TICKは、最小限のスタッフでツアーを開催中。例年であれば、長年に渡りBUCK-TICKのライブステージを創り上げてきたスタッフと共にアルバム『ABRACADABRA』ツアーを実施するはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、ツアー実施の見通しが立たず、先の見えない休業を強いられているスタッフがいる状況。そこで、BUCK-TICKメンバーにとって必要不可欠な、ライブスタッフへの支援を目的としたBUCK-TICKオフィシャルグッズを製作、販売をすることが決定した。【販売期間】2020年11月9日(月)19:00〜11月30日(月)23:59予定BUCK-TICK OFFICIAL WEB SHOPにて販売※支援の内訳につきましては、BUCK-TICKオフィシャルサイトにて、2021年1月中旬頃にご報告いたします。[販売グッズ]■抗菌マスクケース■フェイスタオル■バンダナ■デニム保冷トート■B-T Tシャツ[WHITE/BLACK]■villain girl Tシャツ詳細は、BUCK-TICK OFFICIAL WEB SHOPまで。なお、「BUCK-TICK TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREEN」が現在開催中。
2020年11月10日2か月連続上演が決まったロンドンコメディ『Run For Your Wife』。英国のコメディ作家レイ・クーニー戯曲のなかでも最大の成功作といわれ、二重結婚をしているタクシードライバーのジョンが、バレないための嘘が嘘を呼び周囲の人を巻き込んでてんやわんやする爆笑必至の物語。主演の山本一慶と、再演にて初参戦となる安井一真にその魅力を聞いた。山本は自信を覗かせる。「前回の上演で手ごたえがあったし、たくさんの方に面白いと言っていただけた。お客さんの笑いが率直に届くので、舞台上と観客席とでキャッチボールができる贅沢な作品。再演にあたって新しいキャストが加わることで、ぜんぜん違う作品になる。そもそも台本が面白いので絶対楽しい。ただ、僕はものすごく汗をかくので驚かないで(笑)」(山本)。一方、安井はコメディ初挑戦。嘘を重ねるジョン(山本)に対し、事情を追及しようとする真面目な警部役だ。「まず台本を読んでみると、覚えることが細かくて大変です!「〇〇町」とか具体的な説明が多いしテンポも早くて」(安井)。少しだけ不安を見せる安井に、山本は真顔で「大丈夫だよ」と即答する。安井は心から山本を尊敬しているそうで、「前に共演した時も、学ぶことが多くてすごくリスペクトしているんです。一慶くん自身がとても面白いエンターテイナーなので、一緒にコメディをやれるのが楽しみです」(安井)。べた褒めする安井のことについては「秘めたるものがすごいんですよね。ただ、ゲラなので舞台上で笑い出すんじゃない?笑っちゃいけない役だよ?ルー(大柴)さんはすごく面白いけど、その顔を間近で見ても耐えてな!」(山本)。2人は理想の妻像については、こう思いを巡らせる。「自分が先回りしてやってしまうからこそ、相手の人も同じように「あれとって」といえばすぐにわかる関係が理想」(山本)。「俺は真逆ですね。家にも料理道具は取り皿しかないくらいなにもできない。マイペースさに理解がある人がいいな」(安井)。理想を語る2人は「お互い結婚はまだまだかもしれないね」と笑う。二重生活がバレないように右往左往する設定だが、ハラハラするというより思いきり気兼ねなく笑える作品だ。「日ごろのストレスから解放してくれる、上質で濃密な笑いがあります。何日分笑わせるんだ!ってくらい笑えますから、ただただ笑いにきてください」(山本)上演は12月16日(水)~20日(日)、1月13日(水)~17日(日)六行会ホールにて。文:河野桃子※このインタビューは2020年2月に行われました。※
2020年11月10日作・演出家で俳優の岩井秀人が、初見の台本を俳優たちに読ませ、それをお客さんに披露してしまうという驚きの企画『いきなり本読み!』。過去5度の開催はいずれも好評で、ついに1500席を有する東京国際フォーラム・ホールCでの上演が決定した。そこで今回も進行と演出を務める岩井に話を聞いた。第1弾の上演時は、「演劇界から怒られると思ったんですよ」と笑う岩井。しかし公演を重ねるごとに、その不安は手応えへと変わっていったと言う。「何か月もかけて磨き上げた類の演劇ではないですが、台本と俳優が初めて出会うドキュメント性みたいなことで言うと、ものすごく貴重だと思うんです。配役も途中でどんどん変えていきますが、他の人がやることによって、そのキャラクターの説得力が増えていく、みたいなことが起きて。それはすごく演劇的な面白さのひとつだと思います」俳優陣の絶妙なチョイスも本企画の大きな魅力。松たか子と大倉孝二は、今回が初参加となる。「松さんは俳優としてのスイッチのオンオフの差が激しくて、ケタケタ笑いながらおやつを食べていた8秒後ぐらいに、とんでもなく業の深い人物になって号泣してるみたいな人(笑)。ただそのオンオフをあまり見せたくない人だと思っていたので、今回OKをいただけたのは意外でしたね。大倉さんは本当にすごい俳優さんで、初見だろうが何だろうが、とにかく今この役を成立させるんだってことに特化している生き物(笑)。僕の作品にも出て欲しいとずっと思っていたので、すごく嬉しいです」さらに神木隆之介と後藤剛範は、第1弾以来2度目の出演となる。「神木くんは、共同プロデューサーです。『キレイ』では兄弟役だったんですが、その時からこの企画についていろいろアイデアを出してくれて。僕と神木くんのやりたいことって、重なっている部分が結構あるんですよね。後藤さんは、これ読んでどうしてそうなるんだよ!?みたいなところから、結果的に2時間ぐらいかけてやたらうまくなる人(笑)。この企画に特化した才能の持ち主ですね」出演者は、台本を渡されるのも舞台上。つまり舞台に出た瞬間は、どんな名優であっても、岩井の言葉を借りれば「まだ俳優の仕事をしていない」状態だ。「それが1回目に読んだ時と2回目に読んだ時ではもう明確に深度が変わっていて、やがては役人物だけになっていってしまう。その過程を2時間で観られるっていうのは、『いきなり本読み!』以外にはないと思います!」取材・文:野上瑠美子
2020年11月10日アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を彼女自身がつくった名曲とともに綴るミュージカル『ビューティフル』が2020年11月5日(木)から帝国劇場で開幕した。3年ぶりの再演だが、主演の水樹奈々と平原綾香をはじめ、メインキャストは日本初演のメンバーが全員揃った。舞台は、ニューヨークに住む16歳のキャロル(水樹奈々/平原綾香※Wキャスト)が、教師になることを勧める母のジニー(剣幸)の説得を振り切って、プロデューサーのドニー・カーシュナー(武田真治)に曲を売り込みに行くことから始まる。ドニーに認められて作曲家としての一歩を踏み出したキャロルは、カレッジで出会ったジェリー・ゴフィン(伊礼彼方)と恋に落ち、作曲家・作詞家としてコンビを組むことに。そして、妊娠、結婚。キャロルは、ヒット曲を作りながら、仕事と子育てに奮闘する日々を過ごす。2人は、ドニーがプロデュースする作曲家バリー・マン(中川晃教)と作詞家シンシア・ワイル(ソニン)のコンビと互いにしのぎを削り、1960年代のアメリカ・ヒットチャートの首位を争う。すべてが順調に思われたが、時代が変わり、ヒット曲を書き続けなければならないという焦燥感からジェリーが精神的に追い詰められて……。『A Natural Woman』や『The Locomotion』、『You’ve Got A Friend』などのヒット曲を作曲したキャロル・キング。本作は、60~70年代のアメリカのみならず、世界中でヒットした彼女の楽曲が散りばめられた、いわゆる「ジュークボックス・ミュージカル」だ。楽曲の素晴らしさはもちろんだが、キャロルの波乱の半生を軸に、作詞家・作曲家のクリエイターたちの音楽が生まれるまでの苦悩、当時の音楽業界の内情なども丹念に描かれており、芝居としても非常に見応えがある作品といえる。11月4日(水)夜に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)を観劇した。前回2017年の本作出演が初舞台だった水樹奈々は、再演となる今回、キャロル役が板につき、舞台を心から楽しんでいる様子が印象的。6日には第1子妊娠を公表したが、変わらず迫力ある歌声を披露していた。母になるということで、キャロル役をまた別角度から深めたような気もする。伊礼の演じるジェリーは、自身の才能の限界を感じながら、それを突破しようと刺激を求めて遊びに繰り出す。その焦りやどこか哀愁漂う芝居が特別いい。中川のバリーと、ソニンのシンシアのペアも、初演以上に息があっていて、作品を明るくする存在だった。上演時間は約2時間55分(休憩30分含む)。公演は28日(土)まで。取材・文:五月女菜穂
2020年11月09日岩井秀人がプロデュースする舞台『いきなり本読み!』が12月25日(金)に東京国際フォーラム・ホールCにて上演される。『いきなり本読み!』は完成したドラマや映画、演劇ではなく、「稽古場のほうが絶対におもしろい!」と俳優・作家・演出家の岩井(劇団ハイバイ)が企画&プロデュースしたもの。タイトル通り、集まった豪華俳優陣が、初めて見る台本の読み合わせを観客の目の前で繰り広げる。俳優にはお題となる演目を事前に知らせず、当日ステージ上で台本を渡し、その場で配役を決定。役作りや演出のみならず、照明や音響もない、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができる。2020年2月にスタートした本企画は“これまでになかった究極の舞台”と話題を呼び、8月には下北沢・本多劇場にて 2Days開催、9月には豊岡演劇祭2020にて初の地方開催も実現した。今回で4度目となる本公演には、松たか子、神木隆之介、後藤剛範、大倉孝二と錚々たるメンバーが集結。進行・演出の岩井も「我ながら今回も素晴らしいキャストが揃いました。それも年の瀬、12月25日、みなさまへのクリスマスプレゼントでございます」と自信のコメント。普段は見られない実力派俳優4人の台本の読み合わせをぜひ目の当たりにしてほしい。チケットはS席(8,000円/税込・全席指定)とA席(7,000円/税込・全席指定)の2種類。11月7日よりチケット先行抽選販売が始まっており、一般発売は12月5日(土)10時より開始となる。『いきなり本読み! in 東京国際フォーラム』日時:12月25日(金)開演19:00/開場18:00会場:東京国際フォーラム ホール C[演出]岩井秀人 [出演]松たか子 / 神木隆之介 / 後藤剛範 / 大倉孝二チケット料金:S席¥8,000 A席¥7,000(税込・全席指定)
2020年11月09日‘80年代に連載され人気を博した学園ギャグマンガの金字塔の舞台化第三弾「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」が11月18日(水)に開幕する。ヒロイン・河川唯(かわゆい)を演じる和田まあや(乃木坂46)と、第一弾から演出を手掛けるなるせゆうせいに話を聞いた。‘17年、’18年に上演し、3作目となる今作を「ひとつ集大成的なものになると思う。終わるわけじゃないんですけど(笑)」と話すなるせ。今回もつくるのは「昭和の空気感のあるドタバタ劇」。「僕の中ではドリフです。小学生から大人まで楽しめる、あのドタバタな感じを今回もやっていきたい。今だからこそ、みんなが笑って楽しめるものがつくりたいです」そんな本作に初めて参加する和田は、コントライブの経験はあるが、芝居の舞台に立つことも初めて。「新しいことに挑戦したい気持ちは常にあるのですが、舞台には苦手意識があって、お話をいただいたときに『本気で頑張らないとできない』と思いました。だからこそ挑戦したいです」と意気込む。それに対しなるせは「和田さんは河川唯にぴったりですよ。河川唯ってその名の通りかわいいけど、どこか抜けている。ただの“かわいい子”ではないんです。和田さんにもそういう魅力がある。だから今回は、和田さんの良さをそのまま引き出せたらと思っています」と太鼓判を押す。今回は、主人公・一堂零と河川唯の恋も描かれるそうだが、和田は「ラブは初めてです(笑)。でも一堂零役が、以前コントライブでご一緒した平野良さんなので安心しています。そのとき、すっごく助けていただいたんですよ」と笑顔。今回の“修学旅行編”は、原作・新沢基栄の希望で生まれたオリジナル作品で、どのような展開になるのかは幕が開いての楽しみだ。今回も、和田や平野のほか、寺山武志、もう中学生、高木晋哉(ジョイマン)、井深克彦、なだぎ武らバラエティ豊かなキャストが出演。もう中学生や高木は劇中でネタを披露することもあるが「“役に近づく”というよりも“役を自分に近づける”イメージ。役者の肉体を通すから、そういうプラスアルファはあっていいし、こういう冒険は舞台ならではのものだと思ったから。だから河川唯にも、『和田まあや』が出てきてほしいです」(なるせ)。和田は「私のファンの方々は、私に舞台はできないんじゃないかと心配していると思う(笑)。そこをいい意味で裏切りたいです。がんばっている姿を観てもらえたら」と意気込んだ。公演は11月18日(水)から23日(月・祝)まで東京・草月ホールにて。文:中川實穂
2020年11月09日伊藤キムと森下真樹という、身体と声と音楽を追求したダンスで独自の表現を続けてきた2人による『マキム!カラダとコエとオンガクと』が11月13日に東京芸術劇場にて幕を開ける。2人の最初の出会いはおよそ25年前。森下は伊藤のワークショップに参加し、その後、伊藤主宰の「伊藤キム+輝く未来」に出演。当時、大学のダンス部に身を置いていた森下だが、初めて見に行った伊藤の公演を見て、ワークショップへの参加を即決した。「キムさんがクジャクの羽を使って踊っているのを見て衝撃を受けました。あのダンス、その後のキムさんとの活動がなかったら、いまダンスをしてなかったんじゃないかと。あのクジャクの羽はその後、キムさんからもらって今でも実家に飾ってます(笑)。実家の母は当時、キムさんが私にかけた電話を家で受けたことがあって『あの恩師と一緒に?真樹もようやく…』って喜んでました(笑)」伊藤は当時から森下に対し、ひとつの地に留まらずあちこちを巡り、出会いを重ねる“旅人”のようなイメージを抱いていたという。長い旅路を経て、2人の道が再び交錯することとなったが「少し前の森下さんのソロ公演を見て、世界を一人で作り上げているところ、ちょっとコミカルで、身体だけでなく声や言葉を操って表現しているところに、僕と同じ“ピエロ”っぽさを感じた」と語る。一方で今回、2人でひとつの作品を作っていく中で、その制作のプロセスは正反対とも言えるくらい異なっているという。伊藤はそれが「刺激になっている」と明かし「今回、単なる2人のコラボではなくそれぞれのカンパニーのメンバーも一緒にいて、彼らの存在が自分を映し出す“鏡”のようでもあり、面白いです。単なる“合体”ではなく、“融合”とも違う、新たなケミストリーが生まれていると思います」と手応えを口にする。森下は自身がこれまでやってきた自身の活動に言及しつつ「音楽を血肉や魂に変える。もっと言うと音楽になって、身体から音楽が聞こえてくるような踊りを見せたいというのが私の永遠のテーマ。まさにキムさんが作るパートで、キムさんは無音の中にいるんですけど、身体から音楽が聞こえてくる瞬間があるんです」と嫉妬と憧憬、尊敬の念が入り混じった表情で語る。新型コロナの影響で当初の5月の予定が延期となったこの公演だが伊藤も森下も「春に予定していた舞台とは全く違うものになっている」と口を揃える。「コロナの影響で“距離”というものを意識するようになったけど、僕らの間にあった20年にわたる時間的な距離とも重なるものがあるってことに稽古をしながら気づきました。それが作品にも反映されています」(伊藤)。20年という月日とコロナという外的要因が2人の旅路に何をもたらしたのか? 楽しみに完成を待ちたい。取材・文:黒豆直樹
2020年11月06日柿澤勇人、南沢奈央、須藤蓮、石井一孝が出演するKOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ 2020』が10月31日(土)に開幕、11月23日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホール、12月5日(土)・6日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演中。11月1日(日)の公演レポートをお届けする。鴻上尚史が、さまざまな人たちと出会い、公演するために作ったプロデュース・ユニット「KOKAMI@network」の第18弾。『ハルシオン・デイズ』は、鴻上作品の中でも最も多く上演されている戯曲『トランス』のテーマを引き継いだ作品(’04年初演)で、今回は“今だから”届けたい作品として 2020年版に書き換え上演される。登場人物は、ツイッターの「#自殺」で知り合い、一緒に死ぬために集合したメンバー。流行の感染症“パンデ”にまつわる出来事が理由で会社を辞めた原田雅之(柿澤)、実は自殺を食い止めたいスクールカウンセラーの谷川和美(南沢)、ゲイであることなどを隠しながら生きる橋本哲造(石井)、そして谷川のカウンセリング後に自殺した高校生・平山明生(須藤)という3人+1人だ。哲造の「楽しく死にたい」というアイデアで、練炭、ハルシオン(睡眠導入剤)、美味しい食事、ゲームなど、死ぬための準備を進めるメンバー。しかし突然、雅之が「自粛警察と戦う」と言い始めて――。劇中では“コロナ”ではなく“パンデ”だが、登場人物のマスク姿に、“今”の物語であることを突き付けられる2020年版。大きく変化したのは雅之の妄想の内容だ。これまでは「自分は戦地の“人間の盾”だ」というものであったが、今作ではそれが「<自粛警察と戦い隊>のリーダー」となった。今現在、多くの人が気にしているであろう“自粛警察”だからこそ、台詞の一つひとつが、物語の展開が、実生活と重なり生々しく響く。柿澤の等身大の青年役は新鮮。雅之の内側に渦巻くものが苦しいほど伝わってくるがゆえに、救われることを願わずにはいられない存在となっている。南沢の奥深い芝居も印象的。谷川のある気持ちが解放されたときは、こちらまで解放されるような感覚を味わえた。須藤は熱の塊のよう。高校生ならではの不安定さや必死さの芝居に、なにかがギュッと絞られるようだった。石井の哲造は、その存在がガラリと空気を変える、そんな強さがあり、一番死にたがっているように見えながら、“生きる”とはどういうことなのかを何度も発見させてくれる人物だった。「自殺」から物語は始まるが、最後には、今を生き抜こうと思える作品。閉塞感に風穴があくような感覚を、ぜひ劇場で味わってほしい。
2020年11月06日コロナ禍の中で誕生した、まったく新しい形の「おやすみ前の大人向け・朗読放送」。エンタテインメントの力で、不安な気持ちやストレスを抱える人たちに寄り添いたいという思いから生まれた企画だ。あらゆるジャンルの出演者が、名作文学作品を朗読し、オンラインにて配信。今年7月から8月にかけて配信された第一弾では、石崎ひゅーいが『銀河鉄道の夜(宮沢賢治 著)』を朗読したが、続く今回は、flumpoolのボーカル・山村隆太による『星の王子さま(サン=テグジュペリ 著)』の朗読をお届けする。【動画配信】深夜文学「星の王子さま」チケット情報ひとりぼっちの「ぼく」と「王子さま」が出会い、旅や会話を通して心を通わせていく物語は、世界中で愛される珠玉の名作。第一夜は11月8日(日)<ぼくと王子くんの出会いについて>、第二夜は11月15日(日)<王子くんの旅とキツネのひみつ>、第三夜は11月22日(日)<王子くんとぼくのおはなし>をPIA LIVE STREAMにて配信する。それぞれ22:00より開始、11月29日(日)23:59まで視聴可能。視聴券:1500円グッズ付き視聴券:3980円※1配信あたり通し視聴券:3980円グッズ付き通し視聴券:5980円<グッズは第一夜~第三夜同一>※数量限定で受付。グッズの発想は12月中旬を予定※視聴券は11月29日(日)18時まで販売グッズ付き視聴券は11月22日(日)22時まで販売
2020年11月06日数々のドラマや映画、アニメの劇伴をはじめ、多方面への楽曲提供など目覚ましい活躍を見せているfox capture plan。fox capture planチケット情報11月4日に8thフルアルバム『DISCOVERY』がリリースされた。前作『CAPTURISM』より約2年ぶりとなる今作は、昨年リリースされた配信限定シングル『NEW ERA』、『夜間航路』や、テレビアニメ・タイアップ曲となった『Stand My Heroes』、『不可思議のカルテ』をアルバム用に再ミックスや再録したほか、LINKIN PARKのカバー『Numb』など全11曲が収録されている。また、来年10周年を迎えるfox capture planの、新年初の主催2公演『10th Anniversary Year Kick off Live』の開催が発表された。2021年1月23日(土)に京都・磔磔、1月30日(土)に埼玉・西川口LIVE HOUSE Heartsにて開催。埼玉公演にはfox capture planと同じレーベルPlaywrightに所属する盟友bohemianvoodooが出演する。11月23日(月・祝)23:59まで京都公演のチケットオフィシャル先行受付中!
2020年11月06日花村想太、平間壮一、堂珍嘉邦、甲斐翔真らが出演するミュージカル『RENT』が11月2日に東京・シアタークリエで開幕した。初日を控えた1日には公開舞台稽古が報道陣に披露されるとともに、出演陣が囲み取材で意気込みや心境を語った。『RENT』は20世紀末のNYを舞台に、貧困やHIV感染症、薬物依存症、同性愛といった様々な社会的困難に直面しつつ日々を懸命に生きる若者たちの姿を描く青春群像劇。1996年にオフ・ブロードウェイで初演されて以降、ブロードウェイでは12年4か月のロングランを記録したほか、15か国で上演されている世界的ヒットミュージカルだ。シアタークリエでは2008年から上演を重ね6度目の上演となるが、今年は海外在住の演出家はコロナ禍で来日が叶わずリモートでの演出という、例年にない状況を乗り越えての上演。しかし出演者たちは熱い情熱とひたむきさで、この作品特有の優しく愛情あふれる世界を描き出した。Wキャストの役どころが多い本作、1日の公開稽古には平間、甲斐のほか遥海、加藤潤一、RIOSKE、鈴木瑛美子、宮本美季(シングルキャスト)らが出演。2015・17年公演にも別の役柄で出演していた平間は、今回は語り部であるマーク役に初挑戦。今までのマーク役ともひと味違う、傷つきやすそうな繊細さと優しさのある、平間らしいマークを作り上げている。ロックシンガー・ロジャー役として初出演する甲斐もパッションある歌声で体当たりの演技を見せた。ほか、コケティッシュさと迫力ある歌声で聴かせたミミ役の遥海、抜群の歌唱力と天真爛漫なパフォーマンスを見せたモーリーン役の鈴木瑛美子らが印象的。若い才能がぶつかりあい輝く新生『RENT』の誕生となった。HIV感染症が死に直結していた90年代と今では社会情勢は大きく様変わりしているものの、特に今年は新型コロナウイルスが蔓延して、いつも以上に病や死、そして“不安”が身近にある人も多いだろう。そんな中での今年の『RENT』。会見で平間は「ソーシャルディスタンスなどで人との距離感があり、心が離れ通じ合えないこともある中ですが、信じる仲間、信じられるものがあれば強く生きていける。そういうものを『RENT』を通して伝えていきたい」と話し、甲斐は「今年の『RENT』はこれから先、二度とやることはできない。2020年版『RENT』は面白いと胸を張って言えます」と語った。おそらく観客にとっても今年の『RENT』は特別な『RENT』になるに違いない。公演は11月2日(月)から12月6日(日)まで同劇場にて。チケットは発売中。取材・文:平野祥恵
2020年11月04日キャロル・キングの半生を描くミュージカル『ビューティフル』が東京・帝国劇場にて11月5日(木)に開幕する。主演の平原綾香(水樹奈々とWキャスト)に話を聞いた。本作は、世界的に知られるアメリカのシンガーソングライター キャロル・キングの半生を、その名曲と共に綴るブロードウェイ発のミュージカル。日本では’17年に初演され、今回の再演では平原と水樹、中川晃教、伊礼彼方、ソニン、武田真治、剣幸という初演キャストが続投する。開幕を約一週間後に控え、平原は「初演よりもさらにパワーアップしています」と笑顔。「今回一番違うのは演出チームで、前回は本国からシェリー(・バトラー)が来日してくれて、海外ミュージカルらしさを大切につくりました。今回はコロナの影響もあって(上田)一豪さんが演出リステージされるので、日本の演出家ならではの、より内面に迫るお芝居になっている気がします」。さらに「前回は私にとっては2作目のミュージカルで大変なこともあったのですが、今回で『演じるってこんなに楽しいんだ』とすごく思えるようになりました。音楽で感じてきた“心のやり取り”が、お芝居でもあるんだってことを実感しましたし、稽古場では一豪さんと(キャロルのパートナー・ジェリーを演じる)伊礼さんと演技について奥深いところまで話し、追及できました。自分にそんな話ができるようになったことも嬉しいです」と充実した表情をみせる。コロナ禍という大変な状況での上演となるが、平原はそこに本作と重なるものを感じているという。「私自身もコンサートツアーは延期と中止になり、2日間だけ開催したのですが、あの時はこの状況でしかできないものができたし、歌が歌えたと思います。これはきっと、今に限らずみんなそうだと思うんです。だからこそ生まれる美しいものがある。この作品の冒頭で『人生の面白いところって、望みどおりになる時もあればならない時もある。だけど、望みどおりにならないとき、それでも人は何かを見つける』というキャロルの台詞があるのですが、それはこういうことなのかなって」平原が「キャロル・キングって、いつもニコニコしているイメージがあるし、順風満帆な人生だと思ってしまっていたのですが、実は壮絶だったことをこの作品で知りました。特にジェリーには本当に辛い目に遭わされますが、その彼を許して愛したからこそ『YOU’VE GOT A FRIEND』という曲は生まれたんだとも思う。この作品を観るとやさしくなれます」と語る本作は、11月5日(木)から28日(土)まで帝国劇場にて上演。今作ならではの“美しさ”をぜひ劇場で体感してください。文:中川實穂
2020年11月04日新型コロナウイルスにより大きな打撃を受けた劇場文化の復活を祈願する『日本の劇場文化 復活祈願祭』が、11月3日に大阪・道頓堀で行われた。祈願祭に先立ち行われた記者会見では、発起人の歌舞伎俳優・市川海老蔵と、能楽師で人間国宝の大槻文藏、文楽の人形遣い・桐竹勘十郎、日本舞踊・上方舞の山村友五郎、落語家・桂米團治といった上方の伝統芸能を代表する面々が出席。今回の企画について海老蔵は「コロナ禍により、劇場文化に携わっている方々のみならず、多くの方々が大変な思いで日々生活をしており、また、劇場に足を運んでくださるお客様も少なくなっている状況で、今回の祈願祭を発足させていただきました。大阪万博が開催される予定の2025年は、道頓堀に劇場ができて400年という節目になります。そこに向けて、少しでも大阪の伝統文化がさらに豊かに、また、大阪のお客様が伝統文化を楽しんでいただけるようになることを切に願って、行わせていただくことになりました。今日を皮切りに、大阪の伝統文化のみならず、日本の伝統文化、エンタテインメントの発展につながることを願っています」と思いを語る。そんな海老蔵の思いに賛同した大槻文藏らも「世阿弥は『芸能は寿福増長のものであり、悪魔を払う力がある』と伝えております。芸能をご覧いただくことで、気持ちが和らぎ、安心していただくというような役目があると思っております」(文藏)「リモートでご覧いただく形も増えましたが、やはり舞台芸術は生で観るのが一番。皆さまの心の落ち着きが戻りましたら、ぜひ劇場に戻ってきていただきたいと切に願っております」(勘十郎)「演者だけでは劇場は成立しません。衣裳、小道具、かつらなど諸々のスタッフもですが、皆さまのお力添えが何よりも必要でございます。足をお運びいただけること、心よりお待ち申し上げております」(友五郎)「これから上方文化を盛り上げていくことによって、日本全体の舞台芸術が大きくなることを望んでおります」(米團治)などとコメントした。会見後には道頓堀の船上で市川海老蔵が演舞『迦具土之舞(かぐつちのまい)』(『SOU~創~』より 作:長田育恵)を披露。会見で「迦具土は火の神なので、復活祈願に火をつける意味を込めています」と語ったように、海老蔵演じる須佐之男命(すさのおのみこと)が、火の神々の力を得て悪神退治をする様を、迫力ある群舞で魅せた。船上式典には海老蔵の長女・市川ぼたん、長男・堀越勸玄も参加。ギャラリーに向かってひと言挨拶し、観客を沸かせた。取材・文:黒石悦子
2020年11月04日本日11月4日(水)10:00より、チケットぴあ Goods Online Shopにて、ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパンのオリジナルグッズの販売が開始となった。今年11月に開催される、ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン。本公演の開催を記念して販売しているオリジナルグッズが、今年はインターネットでも購入が可能となった。Tシャツやトートバッグなどの定番アイテムをはじめ、新登場のスカーフなど多彩なアイテムが揃っているので、ぜひお見逃しなく。詳細は下記チケットぴあ Goods Online Shopにて。【オリジナルグッズ販売について】▼販売期間11/4(水)10:00~▼ご購入時の注意事項・商品の数に限りがありますので、ご購入は先着順となります。・ご購入にはチケットぴあ Goods Online Shopへの会員登録(無料)が必要です。・別途配送料が、ご注文1件につき880円(税込)かかります。・お客様のご都合による返品、交換はお受けできません。※オリジナルグッズの詳細は「チケット情報へ」または下部の「オリジナルグッズの販売ページ」よりご覧ください。
2020年11月04日11月14日(土)に国宝松江城馬溜特設ステージで開催される東京スカパラダイスオーケストラの1日限りのライブに、さかなクンの出演が決定した。このライブは松江城国宝5周年を記念して行なわれるもので、コロナ禍により島根県・鳥取県居住者限定の入場となるが、チケットはすでに完売。ライブの模様は、松江から世界に向けてリアルタイムでオンライン配信される。公演詳細はこちら尚、スペシャルゲストは追加有りということもアナウンスされており、近日発表される。▼配信情報「国宝松江城5周年記念 東京スカパラダイスオーケストラ in 松江城」11月14日(土)13:30 STARTPIA LIVE STREAMでリアルタイム配信視聴券 3,300円限定Tシャツ付き視聴券 6,000円※チケットぴあ限定販売視聴チケットはチケットぴあ、uP!!!にて発売中※uP!!!についてauスマートパスプレミアム会員の方は通常価格より500円引き
2020年11月02日