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人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第2弾。母親が嫌いだった私が「親になって知ったこと」のお話です。作画: 渋谷さえら 原作: 村上 奈美 前回 からのあらすじ私と母のこじれた親子関係が変わったキッカケは…私は結婚して子どもができて…そして離婚して…シングルマザーとなったいろいろあって、もうどうしても一人では生きていけなくなった時に、母が手を差し伸べてくれた「あんたで失敗した事を、やりなおすわ」あらためて教育系の本を図書館から大量に借りてきて、毎日のように読み漁り、私で失敗したことを繰り返さないようにしているらしい。 堂々と目の間で「失敗作」と言われるのは、あまり気持ちのいいものではないけれど、それはそれで母なりの反省と愛情なのかな、と思う。昔6歳までそうしてくれたように、3人の子どもたちに愛情を注いでくれている。ちなみに今は10歳までしっかり育てるらしい。だけど、私は母親として、あの言われて嫌だった言葉の数々を、子どもたちに言ってしまわないか不安になっている。仕事ばかりで、子どもたちの話を聞ける時間が限られてしまっているから今 母親のあなたへこれから母親になるあなたへお願いしたいこと小学生の男子なんて「なにそれ…?!」というような話しかしてくれないけど…でも「母親が興味をもってくれた」という事実だけで喜べるから。ウチの息子も、朝の一番忙しい時間に真面目な顔して「一つだけ言いたいことがあるんだけど…」っていうから、何?って正座したら「カッパって川にいて人を引きずり込んで尻子玉抜くんだって…!!」ですよ。本当に小学生男子って…。でも、こんな自由勝手で気ままな子どもたちを、できれば褒めて欲しい。認めてあげて欲しい。いてくれてよかったと言って欲しい。そして、抱きしめてあげて欲しい。できれば、大好きだよと伝えてあげて欲しい。▼こちらの新連載もぜひご覧ください…!!「あなたのためなら何でも!」そんな母が勧めたのは整形だった…【親に整形させられた私が、母になる Vol.1】
2019年12月22日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第2弾。母親が嫌いだった私が「親になって知ったこと」のお話です。作画: 渋谷さえら 原作: 村上 奈美 前回 からのあらすじ中学生時代~あんたなんて産むんじゃなかった!と言われたことは鮮明に覚えているそして私は18歳になった。「あんたはいつも親のことを馬鹿にしている」していたのかもしれない自分のことだけを考えている両親を確かに軽視していたと思う。私たちは歩み寄ることのないまま…私は家を出た家を出てしばらくはほとんど連絡をしなかった。大学が楽しかったし、友だちといるほうがよっぽど充実していた。「あんたが帰ってくると家が汚れる」悲しかった。事実そうだったのかもしれない、でもやっぱり顔をみていきなりそう言われると悲しかった。そして、そこから母は仕事の人間関係で失敗した。母は落ち込んだ。初めての挫折だった。東京でふらふらしていた私に、しょっちゅう電話がかかってくるようになった。それくらい母の心は弱っていた。今なら、話ができるかもしれない…。「東京においでよ、気晴らしにさ」今までは、私の言葉はいつも母の耳には入っていなかった。「こうしようよ」という提案はいつもスルーされていたのに…「…そうね、そうしてみようかな」普通の親子だったら何気ない、普通の会話だ。だけど私は、私と母の距離感が変わるのを感じた。母は、初めて私を一人の人として接してくれたのだ。21歳の時だった。友達のこと、学校のこと、父のこと、おばあちゃんのこと、彼氏のこと、昔のこと、悲しかったこと、嫌だったこと、嬉しかったこと…たくさん話をした。もちろん途中で喧嘩も何回もした。何回も何回も何回もした。一度だけ、どうしても許せなくて、互いに首を絞めたことまである。それくらい親子関係をこじらせていたんだ。2人で泣きながら謝った。謝れてよかった、話ができて本当によかったと思った。長い長い時間がかかったけれど、反抗期だった時の自分に、今の状態を教えてあげたい。大丈夫だったよ、お母さんは、また私を見てくれたよって…(次回…シングルマザー編は12/22 7:00公開予定です)
2019年12月21日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第2弾。母親が嫌いだった私が「親になって知ったこと」のお話です。作画: 渋谷さえら 原作: 村上 奈美 前回 からのあらすじ小学生時代~お母さんがなぜ毎日イライラしているのか私にはわからなかった…そして私は中学生になった。お母さんの帰りはさらに遅くなり22時を過ぎることもザラになり…「そういう時は冷凍庫にある冷凍食品を温めて食べなさい、冷蔵庫にある食材や朝食のパンはなくなってるとお父さんの食事に困るから、さわらないで!」生活の中心は父親だった。私は自分で作ることの許可も出ないまま、バカの一つ覚えみたいにその言葉に従った。怒ったお母さんは怖い。忙しい時だと特に、どのタイミングで怒り出すかわからなかった。家の中は父親中心に周り、母は父の恋人で、私の存在はまるでなかった。父親に嫌なことを言われても、いつも悪いのは私の態度だと言われ続けた。週末の旅行も、車の中では父と母だけがずっと話していて、私は会話に入れてもらえなかった。次第に、週末は一人で過ごすようになっていった…お母さんと反抗期の私思春期というものになって、自分の人間関係もいろいろあり、学校でのトラブルを家庭で話すこともないまま、私も家でイライラすることが多くなった。反抗期ってやつだ。友だちの家のお母さんはこんなんじゃない、どうしてこの家の中で私は「厄介者」の様に扱われているんだろう…そう思うと止まらなかった。そんなある日、決定的な事件が起こった。日曜日の小旅行からの帰りが遅くなり、どんな事情であっても17時30分から夕食を食べたい父に合わせるプレッシャーからか、母はいつもよりもイライラしていた。ワカメ…しかも茎についた状態。ワカメなんて水で戻すタイプのしか知らないし台所で勝手に料理したら怒られる環境だったのに…「ろくに手伝いも、料理もできない、何を考えているのかわからない、あんたなんか、産むんじゃなかった!」この会話だけは鮮明に覚えている。この時期から、夕食を一緒に食べることを拒んだ。そして私の夕食は出なくなった…。(次回は12/21 7:00公開予定です)
2019年12月20日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第2弾。母親が嫌いだった私が「親になって知ったこと」のお話です。作画: 渋谷さえら 原作: 村上 奈美 前回 からのあらすじ幼稚園時代、お母さんはとても厳しかった…けれど、その日常には愛があった私が小学生になったころ…「猪突猛進」という言葉がピッタリの母…。そんな母には育児書に書いてあることが全てだった。そういうところは今でも変わっていない私は小学校に行って、帰ってきたら自分で鍵を開けて、お母さんが帰ってくる19時までずっと1人で待っていなくてはいけなくなった。「お母さんも頑張るから、あなたも頑張りなさい。一年生になったんだからできるでしょ?」って言われた。よし、がんばろう。お母さんのためにもがんばろうって、その時は思っていたお母さんが帰ってきたら、すごい勢いでお父さんと私のご飯の支度をしてくれるから、その間は話しかけてはいけない。ご飯を食べたら、すぐにお風呂に入って、次の日の支度をして21時には寝なくてはいけない。元々営業の才能があった母は、入社してすぐに高い営業成績をたたき出し、リーダーのポジションについていた。競争が好きで、1つのことに夢中になったら、もうそれ以外は目にはいらない人だった。お母さんと学校のことを話す時間は、全くなかった。お母さんも仕事が楽しくて、私の学校生活は「うまくいっているんだろう」ということで特に何も聞かれなかった…。今ならわかるよ。今なら少しはわかるけどどうして毎日イライラしているのかどうして私の話を聞いてくれないのかどうして私の友だちの名前を覚えてくれないのかその時の私にはわからなかった。そして、私は料亭で贅沢なご飯を食べたかったわけじゃなかった…
2019年12月19日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第2弾。母親が嫌いだった私が「親になって知ったこと」のお話です。作画: 渋谷さえら 原作: 村上 奈美 「絶対あんな親になんかなるもんか」と泣いた日々私が欲しかったもの…それは私を認めて欲しかった。がんばってるねって言って欲しかった。それだけでよかったのに…幼少期時代~お母さんと3歳の私まずは、私の子ども時代の話から。厳しいお母さんだね…親戚や近所の人たちはみんなそう言っていた。だけど、その日常には愛があった。厳しさも、すべて私のためだった。怒られるのは嫌だったけれど…バイオリンのレッスンでどれだけ怒られても、叩かれても、お母さんが大好きだった。私の世界で頼れるものはお母さんしかいなかった。けれど、その日々は突然終わってしまった…。
2019年12月19日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第1弾。大人を泣かせた5歳の男の子のお話です。作画: もづこ 原作: Suzuki Nana 1話目 のあらすじ子どもとアイスを食べていただけなのに、ガラの悪い男が息子の隣に座って話しかけてきて…。 2話目 のあらすじガラの悪い男が息子にぐちぐちと…そしてお小遣いをあげるって?!そんなの困る…(汗)酔っ払った男が差し出した千円札…「受け取っちゃダメ!!!」 と心の中で叫んだのに…え… 受け取っちゃうの…?!?!ここは私から丁寧にお返しするしかないと思った その時!息子はそのお金を男から受け取ると、そのベンチのすぐ後ろにあった花屋へ走っていった男は大声で話していたから…花屋の店員さんも様子をうかがってくれていたようだった。息子が「お花くださいと」行って千円を出すと、花屋の店員さんは、さっと無言で明るい黄色の花束を渡してくれた「はい。おじちゃん、お花。」その男は一瞬、びっくりしたように息子を見つめた。なにが起きたのか、分からない様子だった。男は、しばらく差し出された花束を見つめていたが、無言でその花束を受け取るとコンクリートの地面に崩れ落ちて泣き出した。息子は今でも、困っている人がいると、手を差し伸べる人間に育ちました。それは、私の育て方ではなくて、きっと授かりものなのでしょう。こころをすます素晴らしい教えを、ありがとう。
2019年10月31日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第1弾。大人を泣かせた5歳の男の子のお話です。作画: もづこ 原作: Suzuki Nana 前回 からのあらすじアイスを食べていただけなのに、ガラの悪い男が息子の隣に座って話しかけてきて…。酔っ払っているその男は5歳の息子を相手にくだを巻き始めた…。どうも男は女にふられたらしかった。よっぽど惚れていたのだろうか。それからも、ぐちぐちと女のことを話し続けた。息子は何を言われているのか、チンプンカンプン。ただ黙って横でアイスクリームを食べ続けている。そういうと、男は息子に千円札を息子に渡したのだ。話を聞いてくれたカウンセリング料…?!私はヒヤヒヤだった。息子に返すように言おうか、迷った。私が「結構です」などと言ったら逆上するかもしれない。ぴったりつくように、男は息子の横に座っている。へたなことは言えない。どうしよう…そう思った時だった。
2019年10月30日人生投稿サイト STORYS.JP で、人気のストーリーの漫画化第1弾。大人を泣かせた5歳の男の子のお話です。作画: もづこ 原作: Suzuki Nana 3人で駅前のベンチに腰掛けて、アイスクリームを食べることにした、そんな日常の一場面。もし、あの男が駅の階段を降りてこなければ、ただの忘れ去られた日になっただろう…え…隣に座っちゃった?!なにもなかったように、アイスクリームを食べ続けてはいたけど…もう味なんてわからない…ど…どうしよう…話しかけてきた…?!やばい…どうしよう…へたに席をたったら、何をするかわからないし。親としてどう行動すればいいの…私…!?
2019年10月29日