2018年5月22日 21:30
ゲイ当事者だと職場でカミングアウトした僕の、リアルな生活 #10
僕の経験は、カミングアウトしたことで、自分自身と仲間が前向きになれた一例だと思います。
カミングアウトは信頼の証。僕が伝えていきたいこと
LGBT当事者のなかには、辛い思いをしている人もいるかと思います。特に地方だと、LGBTがほとんど認識されておらず、孤立しやすい場合も多いと危惧しています。僕は思いを伝えたいから広告業界にいます。LGBT関係の広告を見たときに、辛い思いをしている人が希望を持てたらという気持ちもあります。特に子どもはいじめに遭ってしまうこともあるかと思いますが、仕事を通して明るい未来を伝えていきたいです。
当事者かもしれないという人が身近にいる方は、そっと側にいてあげられる優しさを持ってもらえると嬉しいです。
もしもカミングアウトされたら、それはあなたが信頼されている証です。噂を聞いてしまった場合も、その人の立場になって考えてください。その人はカミングアウトを望んでいないかもしれません。まだまだ風当たりが強いのが現実。アウティングをしないよう、相手の気持ちを考えられる優しさが必要だと思います。
カミングアウトを望んでいる場合はカミングアウトできるよう、セクシュアリティをオープンにできるような環境づくりが大切です。