来年、初めてアフリカ大陸で開催される、サッカーのワールド・カップ南アフリカ大会を前に南米予選で苦戦が続くアルゼンチン。率いるのは“神の子”にして“汚れた英雄”、サッカー界が生んだ希代のスーパースターであると同時に最大の問題児、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ。そんな彼の栄光と挫折を余すところなく捉えたドキュメンタリー映画、その名も『マラドーナ』の日本公開が決定した。監督を務めるのは旧ユーゴスラヴィア出身で、自身マラドーナ“フリーク”、『アンダーグラウンド』、『黒猫・白猫』など独特のユーモアで時代を切り取り、日本でもコアなファンを持つ名匠エミール・クストリッツァ。アルゼンチンをワールドカップ優勝へと導き、ナポリでは救世主とあがめられ、やがて薬に溺れ“堕ちた偶像”と化し、それでもなお愛され続けるこの英雄を追って、カメラはブエノスアイレスからナポリ、ベオグラード、さらにはキューバへ!映画はドキュメンタリーでありながら、クストリッツァ監督の過去の名作のシークェンスがたびたび挿入されるという異色の構成になっており、当然のごとくクストリッツァ自身も登場。執拗に流れるセックス・ピストルズの「God Save the Queen」に乗って、“現人神”の人間臭すぎる側面が映し出される。クストリッツァだからこそ心の底を見せるマラドーナがここに!代表監督のポスト、そしてアルゼンチンのワールドカップの出場が危ぶまれる微妙なタイミングで日本公開が決定。映画が公開される12月に果たしてこの魂の反逆児は代表監督の座にいるのか?それとも――。南アフリカへ行く前に、この男の姿に熱狂せよ!『マラドーナ』の公開は12月、シアターN渋谷ほか全国にて順次公開。■関連作品:マラドーナ 2009年12月、シアターN渋谷ほか全国にて順次公開© 2008-PENTAGRAMA FILMS-TELECINCO CINEMA-WILD BUNCH-FIDELITE FILMS.
2009年09月09日アニメの新たなる可能性に挑むドリームワークス・アニメーションが初の本格的3D作品として贈る『モンスターVSエイリアン』。いよいよ、夏休み映画、そして今後、日本で続々と公開される3D映画時代の先陣を切って公開される本作。けれども、“3Dってどう凄いの?”と疑問に思う方も多いはず。とすればこの新世界を実体験するしかない!めくるめくモンスターワールドに足を踏み入れてきた。冒頭からいたずら心あふれる仕掛けで、遊園地のアトラクションに乗りこんだように、一気に3D次元の世界に引き込まれることに。しかし3Dならではの迫力が発揮されるのは、ヒロイン・スーザンが突然変異によりおよそ15メートルまでに巨人化、愛の誓いを交わすはずの教会を自らぶち壊してしまう瞬間から。いままで当然のごとく等身大に見ていたモノ・人が、突然ミニマムな世界に変わってしまう…。観客はまるで自分がスーザンになったような気持ちで、いままで見たことない次元を一望することになる。突然自分がミニマムになってしまう世界を描いた『ミクロキッズ』(’89)で味わった感動をふと思い出したが、これがアニメだということを忘れさせるリアルさは見事!この“大きさ”の演出によって味わう世界の逆転と凸凹感こそは、3Dだからこそ体験できるもの。さて、そんな巨体への変貌により、ひとたびモンスター扱いされ、結婚という幸せの絶頂から奈落の底に落とされてしまったスーザン。果たして、彼女は人生を逆転しえるのか?というのが物語のカギ。お調子者の青色モンスター・ボブに、独創的な頭脳を持ったコックローチ博士、実はクールな半猿半魚人、ミッシング・リンク、そして最後にどんでん返しの変貌を遂げる100メートルの巨体虫、ムシザウルス。一癖あるモンスターたちとの出会いで、彼女の中に眠っていた闘志が目覚める。人生に吹っ切れたスーザンと、愛着あふれるモンスターたちが魅せるアクションは、まさに大迫力!身も心もスッキリ気分にさせてくれる、夏にぴったりの爽快感あふれる世界観をお楽しみあれ!■関連作品:モンスターVSエイリアン 2009年7月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 DreamWorks Animation L.L.C■関連記事:あの人気キャラを演じたバナナマン日村の独占映像到着意外なクイズ結果に…反応は?ブサイクでラッキー?バナナマン日村「ベッキーは俺たちモンスターにも優しい」と自虐『モンスターVSエイリアン』全国30の名所とコラボ!巨大スーザンが各地で記念撮影モンスターたちが地球を救う?『モンスターVSエイリアン』ファミリー試写会に50組200名様ご招待ベッキーが巨大化ヒロインで声優初挑戦!全米で人気沸騰中のキャラを演じるのはあの人
2009年07月11日