COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月16日から6月28日にかけて「携帯の機種変更に関するアンケート」を実施した(N=998)。「携帯の機種変更を過去1年以内にしたか」について聞いたところ、「はい」と回答した割合は28.4%にとどまり、「いいえ」と回答した人は71.6%と「はい」と回答した人を上回った(図1)。また、機種変更をした人に「同じキャリア内での変更か」について聞いたところ、「はい」と回答した人は89.4%と圧倒的な割合となった(図2)。一方、血液型別に「同じキャリア内での変更か」を聞いたところ、B型が「いいえ」と回答した人の割合が18.6%と他の血液型に比べて高くなっていた(図3)。また、「機種変更に総額いくらかかったか」を聞いたところ、「5万円以上」が一番多く32.6%、次いで「3~5万円」が31.8%という結果になった(図4)。ほかにも、「機種変更するタイミングが価格改正前後で変わったかどうか」を聞いたところ、「長くなった」と回答した人が49.4%となり、買い控えする人が増加したということ分かった(図5)。最後に「機種変更を最近したのはなぜか」について聞いたところ下記のような回答が挙がっていた。たぶん4年くらい前の機種を使っていて、movaだったので、そろそろFOMAにしようかと思った。(女性/29歳/400~500万円未満)これまで使っていた携帯の電池の消耗が激しく、1日持たないぐらいで非常に不便だったため。(女性/22歳以下/200万円未満)前の携帯を3年ほど使っており、就職する前に新しいものにしたいと思ったので。(女性/22歳以下/200~300万円未満)新しい料金プラン(半額)にするためには機種変をする必要があった。また、2年以上使っていて自分的には変え時だったため。(女性/24歳/200~300万円未満)以前使用していた携帯の電池が限界で、通信をすると数分で電源が切れたため。(男性/29歳/200~300万円未満)前使っていた携帯を、3年以上使用していたし、大学生から社会人になるタイミングだったから。(女性/22歳以下/200~300万円未満)前の機種が使いにくかった。電池が膨れてきて寿命だと思ったから。(女性/25歳/300~400万円未満)使っていた機種の電池の持ちが悪くなっていたところ、前から気になる機種が安くなっていたため変更した。(女性/27歳/400~500万円未満)今まで使っていた携帯の調子が悪く、この機会に買い替えようと思った。(女性/29歳/200~300万円未満)使っているケータイのスピーカが壊れて、通話できなくなったので。(女性/28歳/400~500万円未満)2年を経過したのと、購入に使えるポイントが期限切れとなりそうだったから。(女性/25歳/200~300万円未満)今までドコモのmovaだったのでFOMAに機種変更したかったのとドコモポイントがたまっていたのでそれを使用して安く購入したかったため。(女性/26歳/200万円未満)使用機種が古く(約3年)なったのと、迷惑メールが多かったので、機種とアドレスを変えるついでに、キャリアも変えた。(男性/25歳/200~300万円未満)機種変更すると1万円分の商品券がもらえるキャンペーンがあったから。機種変更しに行ったところ、ポイントで購入できたため、実質0円だった。(女性/24歳/200万円未満)フラッシュとかに対応していない機種で、不便になったので。(女性/26歳/200~300万円未満)電池が古くなったことと、好きなメーカーから魅力的なものが出たので。(女性/30歳以上/300~400万円未満)PROシリーズ(ドコモ)に興味を持ったのと、今まで使っていた携帯が古くなったから。(男性/24歳/300~400万円未満)バッテリーの持ちが悪くなったことと、movaのサービスが終了するために、本体の割引サービスをやっていたから。さらに基本料金も安くなるから。(男性/30歳以上/500万円以上)新しい料金システムで買い替えたほうが、全体的に使用料が安くなったため。(女性/25歳/200~300万円未満)家族が新規加入するのを機に、値下がりしたドコモに変えようと思った。(女性/23歳/200~300万円未満)たまっていたポイントがあり、ほかのポイントに移したかったこと。パケット定額制に加入したかったこと。(男性/30歳以上/500万円以上)以前使用していた携帯のデザインに飽きたから。(女性/30歳以上/200~300万円未満)「携帯が古くなったから」、「電池の消耗が激しい」、「制度変更にともない、仕方なく変更した」といったやむを得ない事情により機種変更を実施したといった声が多かった。COBS ONLINE会員アンケート「携帯の機種変更に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年6月16日~6月28日、集計人数:998名)完全版(画像などあり)を見る
2009年07月08日COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月2日から6月12日にかけて「貯金額」に関するアンケートを実施した(N=1,000)。■貯金をしている層は二極化傾向「現在の貯金額はいくらですか?」という質問をすると、「20万円未満」という回答が21.8%ともっとも多い結果となった(図1)。続いて「200~500万円未満」20.14%、「100~200万円未満」18.4%となり、貯金をしている層としていない層の差があることが分かった。なお、今回の結果では「家族と同居」と「一人暮らし」ではそれほど大きな差が出なかったが、「社宅・寮」に住んでいる人の方が「200~500万円未満」の枠を筆頭に、100万円以上の貯金額がある人計65.1%がもっとも多かった。一方、「友人等との共同生活」をしている人の貯金額は50万円未満の割合が計54.6%と多いが、これらの人々は金銭的余裕がないからこそ、ルームシェアをして家賃の負担を減らしているようである(図2)。毎月の貯金額を尋ねると、「4~6万円未満」が21.5%、「2~4万円未満」が20.4%とボリュームゾーンとなっている(図3)。また、まったく貯金していないと答えた人も11.0%いた。また、「目標とする貯金額はありますか」との問いには、61.0%の人が「ない」と答えている。(図4)。■貯金をする目的は、「いざというときのため」貯金をしている理由を尋ねると、「理由はとくになし」、「なんとなく」、「いざというときのために」などの表現が多く、漠然とした目的を挙げる回答が目立った。その他、具体的な目的を挙げた回答の中で多かったのは、「結婚資金」198件、「家を買う」61件等、「旅行」59件、「マンションを買う」10件、「留学」8件、などがあった。貯金をする目的をコメントで一部紹介する。●結婚資金。親に借りてまで結婚式をするのであれば、ちゃんと自立したことにならないと思っているため。(女性/25才/200~300万円未満)●将来、今より暮らし向きや給与がよくなるという確信が持てないから、何かあったときに困らないよう貯金をしている。あとは、結婚資金として。(女性/25才/400~500万円未満)●家を建てたいので、とりあえずの頭金くらいは作りたい。ただ、実際の費用がわからないので目標金額は適当に決めた。(女性/26才/200~300万円未満)●老後のバカンスのため。(男性/25才/500~600万円未満)●都内にマンションもしくは一軒家を買いたいから(女性/26才/700万円以上)●ちゃんとした生活を心がけようという自制心と、たまっていく感覚がうれしいから。(男性/24才/200~300万円未満)●マンションなどの大きな買い物をしたり、海外へ行ったり、ゆとりのある生活を幸せに過ごすため。(女性/23才/300~400万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「貯金に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年6月2日~12日、集計人数:1,000名)完全版(画像などあり)を見る
2009年06月24日COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月2日から6月12日にかけて「会社の飲み会に関してのアンケート」を実施した(N=1,000)。「仕事、会社絡みの自腹での飲み会は月に何回くらいありますか?」の質問に対し、月に1回以上あると答えたのは全体の71.1%で、月に2回以上あると回答したのは21.3%だった(図1)。また、「自腹での飲み会の参加費がいくらまでなら参加してもいいか」と聞いたところ、5,000円以下なら参加すると答えたのは95.9%になり、3,000円以下なら参加すると回答したのは31.6%だった(図2)。男女別でみたところ、男性は4,001円以上でも参加すると答えている人が50.5%と過半数を超えているのに対し、女性では32.3%だった。また、4,000円以下と答えている人は女性では67.7%だった(図3)。このことから、男性の方が飲み会に対しての予算が高くなっていることが分かる。また、「毎月、経費を使っての飲み会はありますか?」の問いに対しては、はい31.4%、いいえ68.6%となった(図4)。会社の飲み会へ参加する動機について比較したところ、「出来る限り参加しない」と答えた人は自腹の場合は15.9%だったのに対し、経費では7.8%と8ポイント少なくなった。一方、「趣旨などに関係なく誘われたらほぼ必ずいく」と答えた人は自腹の場合26.2%なのに対し、経費では43.6%と大幅に増えた(図5)。これにより、飲み会自体には「余計な出費となる」、「付き合いが面倒だし、早く帰りたい」などの理由で消極的な人も、経費でまかなわれる場合には参加してもいいと思っている人が多いことが分かる。なお、経費で支給される金額は一人あたり3,000円から5,000円が全体の68.1%を占めており、主流の金額と言えそうだ(図6)。COBS ONLINE会員アンケート「会社の飲み会に関してのアンケート」より抜粋(期間:2009年6月2日~6月12日、集計人数:1,000名)完全版(画像などあり)を見る
2009年06月23日6月。と言えば、ジューンブライドですね。6月の花嫁は幸せになれると言われますが、“6月の花嫁”にならなくても、幸せになる方法はきっといくらでもあるはず。というわけで今月は、日常にもある幸せのヒントを描いた映画をご紹介します。初回にご紹介するのは、『扉をたたく人』。2009年アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたことでも知られる作品です。この映画、主人公を演じるリチャード・ジェンキンスがとてもいい。もちろん彼が、オスカーノミニーです。ジェンキンスが演じているのは、妻を亡くしてからずっとふさぎこみ、単調な毎日の中で、喜怒哀楽をほとんど見せない“閉じている”男。人との交流を避け、他者を受け入れることを拒絶した大学教授で、9.11直後のアメリカを体現したかのような人物です。そんな彼が、偶然出会ったのが不法滞在者のカップル。いままでの主人公なら、カップルとは単に通りすがりだったはず。ところが、シリア出身の男性の方が、アフリカンドラム“ジャンベ”の演奏者だったことが、出会いを決定的なものにするのです。彼らとの、そしてジャンベとの出会いにより、数々の感情が生まれ始めるというシンプルな物語なのですが、ちりちりと微妙に動き始める主人公の心が絶妙なタッチで描かれていて、妙に泣かせるのです。亡き妻がクラシックのピアニストだったこともあり、音楽が好きだった主人公は、アフリカのリズムに興味を持ちます。ここで少し心の強張りを緩めたことで、原始的で生命力に溢れたリズムが、次第に主人公の心に染み入ってくるのです。太鼓はかつて、コミュニケーションの手段として使われていたもの。確かに、トントントンと繰り返される音は、まるで扉をたたく音のよう。ジャンベの響きが、孤独な男の心の扉を叩いたということなのでしょう。ジャンベを通した交流を機に、主人公は人と関わることを徐々に恐れなくなり、やがて、笑い、焦り、怒り、悲しみなどが見え始めます。これらの感情こそ、人を人たらしめているもの。物語はその後、9.11後のアメリカが持つ理不尽な側面を象徴するかのような、決して喜びばかりではない展開へと進んでいくのですが、それでも鑑賞後はどこか優しい気持ちになります。一人の“閉じた”男性が、幸せになるための足がかりを見つけて、“開いていく”様を目撃したことで心が温かくなるのでしょうか。英語の原題は『visitor』。始めはちょっとSFっぽいなと思いましたが(笑=確か、以前こんなタイトルの宇宙人地球侵略ドラマがあった)、お見事。本編を観ていると、visitorという原題が持つ、より深い意味を感じられるはずです。この作品で、男性を変えるきっかけを作ったのは、それまで縁のなかったアフリカのリズム。このリズムだって、人種のるつぼであるN.Y.では、実は、見回せば常に隣にあったのです。なかったのではなく、見ようとしていなかったし、聞こうとしていなかったということ。人生にはこんなことが多いのかもしれません。自分が閉じてしまうことで、なかったことにしてしまう数々のもの。そんなものにも、幸せのきっかけが隠れているのかも。だとしたら、まずは“閉じず”に“開く”ことが幸せへの足がかりなのかもしれませんね。この映画を観ていると、以前観たフランスの秀作『愛されるために、ここにいる』を思い出します。こちらの“きっかけ”はタンゴ。『扉をたたく人』が気に入った方は、DVDをぜひ手にとって観てくださいませ。(text:June Makiguchi)■関連作品:扉をたたく人 2009年6月27日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2007 Visitor Holdings, LLC All Rights Reserved.■関連記事:名脇役リチャード・ジェンキンス初主演作『扉をたたく人』試写会に10組20名様ご招待新作クランクインを控えたジョニー・デップをプエルトリコで発見!オスカーを翌日に控え、インディペンデント・スピリッツ・アワードが決定!
2009年06月19日