CS映画専門チャンネル「ムービープラス」とシネマコンプレックスチェーンのユナイテッド・シネマ株式会社、シネマカフェの3社協同で2009年のベスト・ムービーを決める「ベスト・オブ・ベスト アワード 2009」。昨年国内で公開された映画を対象に、一般の映画ファンによる投票により、ベスト作品やベスト監督などを選定する同賞がこのほど決定した!つい先刻、全米では第67回ゴールデン・グローブ賞が発表され、オスカーへと続く賞レースが過熱の一途をたどっているが、では日本国内の映画ファンが支持する作品、俳優は?開催第3回目を迎える今年は、約6,300通もの投票を基に、ベスト・ムービー、ベスト・ディレクター、ベスト・アクター、そしてベスト・アクトレスの4部門を決定。ずばり、2009年で最も輝いた男優に選ばれたのは…ジョニー・デップ。昨年は、『パブリック・エネミーズ』で伝説のギャングを演じ、久しぶりに正統派クールな魅力を見せつけたジョニーだが、間もなく公開される『Dr.パルナサスの鏡』や盟友ティム・バートンと手を組んだ『アリス・イン・ワンダーランド』など、2010年も昨年に増して注目をさらいそうな予感。全米でも「お気に入りの映画俳優」に選ばれるなど、やはりその人気は国を問わず圧倒的!続いて、“ベスト・アクトレス”に選ばれたのは、昨年は惜しくも1位を逃した、アンジェリーナ・ジョリー。2位のキャメロン・ディアスを大きく引き離し、堂々の1位に!女優業のみならず、ボランティア活動にも積極的な姿勢を見せるアンジー。昨年は、クリント・イーストウッド監督の下、母親役に挑戦した『チェンジリング』が高い評価を呼んだのも記憶に新しい。昨年の俳優部門では、男女ともに日本勢が圧倒的な支持を集めていたが、今年は王道とも言うべきハリウッド・スターが返り咲きといったところか?そのアンジーの魅力を最大限に引き出した『チェンジリング』に、『グラン・トリノ』と2本の名作を送り出した、名優にして名監督クリント・イーストウッドが“ベスト・ディレクター”の座を獲得。2位のジェームズ・キャメロン(『アバター』)との大差も顕著だが、実は“ベスト・アクター”部門でもジョニーと僅か一票差で2位にランクインしたのも特筆すべきところ。そのイーストウッド監督作『グラン・トリノ』を抑え、2009年の“ベスト・ムービー”の栄冠を授けられたのは、昨年6月に急逝した大スター、マイケル・ジャクソンの最後の雄姿を収めたドキュメンタリー『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』!当初は4週間限定で上映されるや大反響を呼び、多くのファンの熱望によりアンコール上映され、興収50億円を突破するというヒットを記録した本作。改めて、マイケルの偉大さを証明した一本となった。ちなみに本作は1月24日(日)まで公開中。選ばれた作品の関係者へは、トロフィーが贈呈される予定。また、このほかのランキングについては「ベスト・オブ・ベスト アワード 2009」特集ページをチェック!「ベスト・オブ・ベスト アワード 2009」特集■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedチェンジリング 2009年2月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦ピープルズ・チョイス賞がジョニー・デップに、ゼロ年代のお気に入り俳優のお墨付き『タイタニック』越え見えた?『アバター』旋風止まずオスカー候補も奮闘の全米戦線ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位
2010年01月18日YAZAWAがグリーンカーペット&舞台挨拶に参上!ミュージシャンの矢沢永吉の歩んできた軌跡を追ったドキュメンタリー『E.YAZAWA ROCK』が10月21日(水)に東京国際映画祭で上映された。上映前には、矢沢さんのためだけに劇場前にグリーンカーペットが敷きつめられ、多くのファンの声援に受けながら矢沢さんは堂々とカーペットを闊歩。続いての舞台挨拶では、初めての経験に少し戸惑いを見せながらも、熱烈な観客たちの声援に応えた。舞台上で矢沢さんは、苦笑いを浮かべながら「(初の舞台挨拶は)落ち着かなくて、手を前で組んだり、“いい人”になってしまうんですね」とコメント。30年前のインタビューの映像の中の自分について「『何て生意気なヤツ!』って思いましたね。青くて、生意気で言いたいことスパンって言ってる。いま思うと恥ずかしいくらいです。あぁ、これがあのときの自分か…という気持ちでした」と少し照れくさそうにふり返った。増田久雄監督は、この映画を作ることになったきっかけについて「18年ぶりに永ちゃんと一緒に『RUN & RUN』(※1980年に製作された、増田監督のプロデュースによる矢沢さんのドキュメンタリー作品)を観たんです。隣りにいまの永ちゃんがいて、スクリーンに30歳の頃の永ちゃんがいて、ブレてないんですよ。でも変わった部分もあって…理屈じゃなく、1年追いかけたくなったんです。そのつもりが2年追いかけてしまいました」と語り、「野球のクライマックス・シリーズの巨人vs中日が気になってる人もいると思いますけど、この映画を観たら、永ちゃんについて語りたくなって、野球のことなんて忘れると思います」と自信満々。さらに「(映画を観て矢沢さんの良さが)分かんなかった人は、僕のとこ来てください!勝負するので」とも。監督の発言に隣りの矢沢さんも驚いたような表情を浮かべつつ、笑っていた。「(劇場で)フィルムで観て楽しんでください!」と呼びかけ舞台を去っていく矢沢さんに、客席のあちこちからは熱烈な「永ちゃん」コールが響き渡った。『E.YAZAWA ROCK』は11月21日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催E.YAZAWA ROCK 2009年11月21日より全国東映系にて公開©2009 映画「ROCK」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?【TIFFレポート】友情がテーマの映画で爆笑・太田、田中を離婚ネタでイジり通す【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!
2009年10月22日来年、初めてアフリカ大陸で開催される、サッカーのワールド・カップ南アフリカ大会を前に南米予選で苦戦が続くアルゼンチン。率いるのは“神の子”にして“汚れた英雄”、サッカー界が生んだ希代のスーパースターであると同時に最大の問題児、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ。そんな彼の栄光と挫折を余すところなく捉えたドキュメンタリー映画、その名も『マラドーナ』の日本公開が決定した。監督を務めるのは旧ユーゴスラヴィア出身で、自身マラドーナ“フリーク”、『アンダーグラウンド』、『黒猫・白猫』など独特のユーモアで時代を切り取り、日本でもコアなファンを持つ名匠エミール・クストリッツァ。アルゼンチンをワールドカップ優勝へと導き、ナポリでは救世主とあがめられ、やがて薬に溺れ“堕ちた偶像”と化し、それでもなお愛され続けるこの英雄を追って、カメラはブエノスアイレスからナポリ、ベオグラード、さらにはキューバへ!映画はドキュメンタリーでありながら、クストリッツァ監督の過去の名作のシークェンスがたびたび挿入されるという異色の構成になっており、当然のごとくクストリッツァ自身も登場。執拗に流れるセックス・ピストルズの「God Save the Queen」に乗って、“現人神”の人間臭すぎる側面が映し出される。クストリッツァだからこそ心の底を見せるマラドーナがここに!代表監督のポスト、そしてアルゼンチンのワールドカップの出場が危ぶまれる微妙なタイミングで日本公開が決定。映画が公開される12月に果たしてこの魂の反逆児は代表監督の座にいるのか?それとも――。南アフリカへ行く前に、この男の姿に熱狂せよ!『マラドーナ』の公開は12月、シアターN渋谷ほか全国にて順次公開。■関連作品:マラドーナ 2009年12月、シアターN渋谷ほか全国にて順次公開© 2008-PENTAGRAMA FILMS-TELECINCO CINEMA-WILD BUNCH-FIDELITE FILMS.
2009年09月09日