世界中の少年たちの憧れのヒーロー像として君臨する“G.I.ジョー”。1964年にベトナム戦争で活躍する米兵をモチーフにしたアクション・フィギュアに始まり、1985年にはアニメ「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」が誕生。そして、2009年ついに実写としてスクリーンに登場する!そこで、この夏の一大ブームになるであろうハイパー・アクション超大作『G.I.ジョー』の魅力をチャニング・テイタム、シエナ・ミラー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ(製作)に聞いた。「『G.I.ジョー』シリーズはコミックとアニメを合わせると300近いストーリーがあるけれど、今回はコミック本を基に映画を作っているんだ。1980年代に存在していたものを21世紀らしくすること、つまり、どんなふうに進化させるかが課題だった」と語るのは、プロデューサーのロレンツォ。『トランスフォーマー』シリーズをはじめ、いくつもの大作をヒットに導いてきた敏腕プロデューサーだ。「キャラクターを現代風にアレンジすることが挑戦だった」と言うように、本作では国際機密部隊“G.I.ジョー”と世界最悪のテロ組織“コブラ”の戦いを基盤に、“最強”チームと“最凶”チームの刺激的なアクションが繰り広げられる。そして、G.I.ジョーのメンバー、射撃のエキスパート “デューク”役に抜擢され、世界中から注目を浴びているチャニング。青春ダンス・ムービー『ステップ・アップ』(’06)で人気を集めている俳優だが、この作品によって揺るぎない名声を得ることは間違いない。G.I.ジョーのフィギュアを持って走り回っていた少年が本物のG.I.ジョーになる。それは、興奮以外の何者でもなかったはず。「信じられなかったよ!僕は『G.I.ジョー』を見て育った世代。フィギュアも持っているし、朝起きてまず『G.I.ジョー』を見て、学校から帰ってくるとまた『G.I.ジョー』を見ていたんだからね。G.I.ジョーは僕の子供の頃のアイコンそのものなんだ」。大好きなキャラクターだからこそ、自分がデュークを演じることに慣れるのが大変だったと続ける。「デュークは僕にとって大人の男性という印象が強いキャラクターなんだ。だから、なかなか実感が湧いてこなかった。撮影3日目だったかな、スネークアイズが僕の隣に立っていて“ワォ!スネークアイズが僕の隣にいるじゃないか!”ってね(笑)。それで自分がデュークだと実感できた。実はスネークアイズが一番好きなキャラクターなんだ」。アニメではチームリーダーとしておなじみのデュークだが、映画ではデュークがどうやってG.I.ジョーに入隊したのか、長編アニメーションのエピソード・ゼロにあたる物語となっている。G.I.ジョーと対決するコブラのメンバー“バロネス”を演じたシエナ・ミラーは「私は女の子だからさすがに『G.I.ジョー』のフィギュアでは遊ばなかったわ(笑)。女の子らしいマイ・リトル・ポニーとかバービー人形で遊んでいたもの。でも、いまでは『G.I.ジョー』のファンよ!」と、女性も魅了する映画だと力説するが、これまで格闘シーンの経験のない彼女にとって、戦闘に長けあらゆる武器を扱うことのできるスペシャリストのバロネスを演じる、そこにはどんな挑戦があったのだろう。「撮影の6週間前から毎日2時間訓練をして、ファイトシーンに必要なマーシャルアーツや武器の使い方を習ったの。肉体的なハードルを越えた後に内面的なキャラクター作りをしたわ」。一方「彼は生まれつきのアスリートだ」と、スタント・コーディネーターを唸らせたチャニングは、ほとんどのスタントをこなすという偉業に出た。『ストップ・ロス/戦火の逃亡者』(’08/未公開)で既にマーシャルアーツの訓練を受けているとはいえ、自ら志願するなんて、この男、格好良すぎる!「でも、爆破するビルに突っ込んでいくシーンだけはスタントをやらせてもらえなかったんだ。本当はやりたかったんだけどね(笑)。完成した映画を観てロレンツォは“ほら、やらなくて正解だっただろう?”って言うんだけど、そんなことはないね、やりたかったよ!」と、茶目っ気たっぷりに語る。アクション・ヒーローと言えば『G.I.ジョー』のチャニング・テイタムと誰もが彼の名前を挙げる日は近い。(text:Rie Shintani)■関連作品:G.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount Pictures■関連記事:自らの提案で裸体も披露!イ・ビョンホン「二度とパリを歩けないかも…(苦笑)」ビョンホン登場にファン熱狂夏の超大作『G.I.ジョー』豪華キャストが大挙!シエナ・ミラー、ラジオDJの不躾な質問に激怒!オンエア中に罵倒劇中より刺激的?セクシー・ボンデージの美女軍団が『G.I.ジョー』を応援!パリ崩壊の決定的瞬間!新型ウイルスが猛威、革命記念日のパリで大規模テロ発生?
2009年08月07日アメリカで大人気のフィギュア・シリーズを原案に、悪と闘う史上最強のエキスパート「G.I.ジョー」の、手に汗握るアクションを描いた、この夏注目のハリウッド超大作『G.I.ジョー』。迫る8月7日(金)の世界同時公開に先立ち、7月27日(月)、本作の豪華キャスト、スタッフが一挙来日!同日ららぽーと豊洲にて行われたジャパン・プレミアイベントに、スティーブン・ソマーズ監督はじめ、主演のチャニング・テイタム、シエナ・ミラー、イ・ビョンホン、マーロン・ウェイアンズ、レイチェル・ニコルズ、そしてプロデューサーのロレンツォ・ボナヴェンチュラが揃い、会場は熱狂の渦に巻き込まれた。イベント前には大雨に見舞われたにも関わらず、海外プレスを含めて450人ものマスコミ陣が駆けつけ、一帯はレインコートで装備した大勢のファンで埋め尽くされた。ファンの熱狂ぶりに、最強チーム「G.I.ジョー」の若きリーダー・デューク役のチャニングは、「みなさん、こんばんは。お元気ですか?雨の中、待ってくださって本当にありがとうございました」と感激の表情。おびただしいサイン攻撃にも気前よく応じるなどのファンサービスも見せた。悪の組織「コブラ」の中心的存在、バロネスを演じたシエナは、「ハロージャパン、ありがとう、ありがとう、ありがとう!」と日本語で挨拶。銀ラメをあしらったセクシーな衣裳で抜群のプロポーションを披露し、対照的な赤のドレスをまとったレイチェルズとの美の競演に、たちまちファンは見入っていた。『ハムナプトラ』シリーズも手がけたソマーズ監督は、「日本にまた戻って来れてとっても嬉しく思います。日本のファンのみなさんは世界最高のファンです。8月7日(金)より『G.I.ジョー』公開なので楽しみにしていてください」と喜びのコメント。ボナヴェンチュラ氏も「本当に夜通しみなさんと過ごしたいぐらいです」と日本のファンにラブコールを贈った。そしてこの日、最も歓声を浴びていたのは、冷徹な忍者ストーム・シャドーを演じたイ・ビョンホン。5月に行われた『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』のプロモーションに続いての来日となったが、「日本のみなさん、こんにちは。イ・ビョンホンです。ありがとうございます」と日本語で挨拶し、女性たちの黄色い声援に笑顔で応えていた。イベントの最後には、300発もの花火が打ち上げられ、興奮冷めやらぬまま幕を閉じた。『G.I.ジョー』は8月7日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:G.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount Pictures■関連記事:シエナ・ミラー、ラジオDJの不躾な質問に激怒!オンエア中に罵倒劇中より刺激的?セクシー・ボンデージの美女軍団が『G.I.ジョー』を応援!パリ崩壊の決定的瞬間!新型ウイルスが猛威、革命記念日のパリで大規模テロ発生?この夏、最強のアクション『G.I.ジョー』衝撃映像到着!ビョンホン暴走でパリが…ビョンホンほか豪華キャスト登場!『G.I.ジョー』ジャパン・プレミアに5組10名様をご招待
2009年07月29日