大垣共立銀行は11日、富士通が開発した”手のひら静脈による生体認証技術・生体情報管理技術”を採用した「生体認証ATM」の取り扱いを9月に開始すると発表した。東日本大震災の際には、通帳やキャッシュカードを紛失したりして、「必要な資金を即座に引き出せなかった」ということが発生した。こうしたことは災害時に発生し得ることだが、大垣共立銀行が今回導入する生体認証ATMは、通帳・キャッシュカードを紛失したり、持ち合わせていない場合でも、本人の”手のひら”だけで取引することが可能となる。大垣共立銀行によると、”通帳・カードレス取引を可能としたATM”の取扱開始は、世界で2例目、全国で初めてという。利用できる顧客は、大垣共立銀行の普通預金・当座預金(カードローン)・貯蓄預金のキャッシュカードを保有している個人の顧客。利用にあたっては、顧客の「生体情報(手のひら静脈)」や「利用口座(最大5口座)」を登録する。登録後は、「生体情報」のほか、「生年月日」「キャッシュカード暗証番号」の入力により、取引できる(キャッシュカード自体は必要ない)。取り扱いする業務は、登録口座での「引出し、預入れ、残高照会」。設置店舗は、移動店舗内ATM(レスキュー号、スーパーひだ1号)、ドライブスルーATM(羽島支店駐車場)、店舗内ATM(10カ店程度)。同行では、順次拡大する予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月11日大垣共立銀行は30日、スマートフォン向けホームページを開設する。同サービスでは、タッチパネルによる操作や縦長の画面に最適化したデザインを採用し、スマートフォンの利用者が使いやすく、分かりやすいホームページとしたという。主な構成は、店舗・ATMおよび個人顧客向け商品・サービスの案内となり、一部ページはパソコン版ホームページにリンクされる。あわせて、スマートフォンのGPS機能と連携した新サービス「店舗・ATM GPSナビ」を開始。利用者の現在地近く(3㎞以内)にある同行店舗やATMを検索し、場所や道順を表示する。検索結果は最大5件までで、利用する際はスマートフォンのGPS機能をONにする必要がある。推奨環境は、Android OS 2.1、2.2、2.3、4.0、またはiOS 4.1、4.2、4.3、5.0。ブラウザはともに標準ブラウザとなる。ただし、利用環境や端末固有の仕様により、正常に動作しない場合がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日