自宅でも手軽に作ることができるのが果実酒の魅力。旬の果実を使った果実酒にはどんなものがあるのでしょうか。さまざまな果実酒の作り方を紹介しているサイト「焼酎SQUARE」さんにお話を聞きました。―まだ夏と秋の間といった感じですが、どんなものがオススメですか?「スイカなどいいんじゃないでしょうか。作り方は、皮をとって果肉だけの状態にします。種はそのままで大丈夫です。砂糖と一緒にホワイトリカー(アルコール35度の甲類焼酎)に漬け込んで3ヵ月ほど待てば、おいしいスイカ酒になりますよ」スイカ酒(写真)。日本人がひと夏に食べるすいかは一人あたり10キログラムともいわれています。すいかは老化やガン予防に効果的といわれ、またすぐれた利尿作用を持つカリウムが豊富にふくまれた果物です。(参照:焼酎SQUARE)―とてもおいしそうなのですが、3ヵ月たつと冬になってしまいませんか。「3ヵ月くらい漬けるのが基本的な作り方なんです。つまり、秋に果実酒を飲みたいのであれば、逆算して仕込んでおく必要がありますよね。ただ、今の時期に旬のものを漬けておいて、たとえばですが、冬にスイカっていうのもオツじゃないですか」―それもそうですね。ほかにはどんなものがいいでしょうか?「ブルーベリー、レモン、アンズなど、どれもオススメですよ。また、果実ではないですが、ラベンダーやペパーミントなどの、花やハーブ系も風味が豊かでおいしいですよ。作り方は基本的に、果実+ホワイトリカー+砂糖で瓶詰め、あとは放置です」ブルーベリー酒(写真)。滋養強壮のほか、眼精疲労にもよいと話題になったブルーベリー。甘味、酸味ともに強く、ワインのような美しい色のお酒になります。(参照:焼酎SQUARE)アンズ酒(写真)。中国北部が原産のアンズは、古来より種は杏仁といわれ、薬用として使用されてきました。アンズを果実酒にすると、ソフトで香り高く、セキ止めやゼンソクに効果があると言われています。少し堅めの黄熟しかけたものを見つけたらさっそく果実酒にしてみましょう。(参照:焼酎SQUARE)―作り方は瓶詰めで放置とはすごく簡単ですね。なにか注意することはないんですか?「ぶどうを使ってはダメです。自家消費の目的であっても、これは酒税法で禁止されています。穀類(米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえもしくはでんぷんまたはこれらのこうじ)も同様です」―ははあ、逮捕されては元も子もないですしね。「果実酒は甘くて飲みやすいので、飲み過ぎにも注意ですよ。お酒は楽しく適量に。まずはいろいろな果実を漬けて、バリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。ウェブサイトでもさまざまな果実酒を紹介しているので参考にしてみてください」―ありがとうございました。それぞれの果実酒のくわしいレシピは、ウェブ上でもさまざまな方が紹介しています。市販の果実酒もよいのですが、自分で作った果実酒はまた格別の味といいます。ぜひみなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。僕もさっそくやってみます。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】焼酎SQUARE果実酒のレシピなど参考にしてくださいお酒で失敗したことある人ちょっと集まってください!失敗を重ねて大人になっていくんですよね
2009年09月15日