第23回東京国際映画祭にて、最優秀監督賞と観客賞のW受賞の快挙を成し遂げた『サラの鍵』公開初日が決定!パリを舞台に、ユダヤ人が“ヴェルディヴ(屋内競輪場)”に収容された悲劇を描き、全世界300万部突破のベストセラーとなった小説、『サラの鍵』の日本公開が遂に決定した。原作は、ノーベル平和賞を受賞した中国人作家・劉(りゅう)暁波(ぎょうは)氏も獄中で読んだ本として話題となったタチアナ・ド・ロネ「サラの鍵」。その衝撃作を映画化したのが、自らもドイツ系ユダヤ人の祖父を収容所で亡くしたという若き新鋭監督ジル・パケ=ブレネール。綿密なリサーチに基づいた緊迫の映像でユダヤ人迫害の真実に迫りながらも、今を生きる私たちの物語として描き切り、誰も観たことのない唯一無二の作品を作り上げた。ストーリー1942年、ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害事件。それから60年後、ジャーナリストのジュリアは、アウシュビッツに送られた家族について取材するうちに、収容所から逃亡した少女サラについての秘密を知る。サラが自分の弟を守ろうと、納戸に鍵をかけて弟を隠したこと。そして、そのアパートは現在のジュリアのアパートだったこと。時を越え、明らかになった悲しい真実が、ジュリアの運命を変えていくことになる…。本国フランスでは、100万人突破目前の大ヒット!オランダではフランス映画の記録更新、北米リミテッド公開では大作を抑えて、1館あたりの成績でNo.1!各国とも好成績となっている本作の日本での公開は、12月、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国ロードショー予定。監督:ジル・パケ=ブレネール出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、エイダン・クイン他2010 - Hugo Productions - Studio 37 -TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinema
2011年08月17日オタクさんたちの部屋(以下、オタク部屋)というと、ついつい「フィギュアが乱雑に置かれている」「美少女のポスターが壁を埋め尽くしている」なぁんて想像をしてしまう大変失礼な私です。だって、オタク部屋へお邪魔したことがないんだもの!(逆ギレ)世界中のオタク部屋を集めた書籍『OTACOOL WORLD OTAKU ROOMS(オタクール・ワールドワイド・オタク・ルーム)』(以下、『OTACOOL』)という本が10月23日に発売されるという情報をキャッチ。オタク部屋の中を知りたい!ということで、著者であるダニー・チューさんのお部屋にお邪魔しました。ダニー・チューさんは、海外オタク界で知らない人はいないといわれる人気サイト「dannychoo.com(ダニー・チュー・ドットコム)」の管理人で、"海外オタク界のカリスマ"とも呼ばれています。もともと、日本航空でコンピューターエンジニアを経て、アマゾンでウェブサイトマネージャー、そしてマイクロソフトではプロダクトマネージャーをしていたという、ものすごい経歴をお持ちのダニーさん。今は独立し、「MIRAI株式会社」代表取締役として、ウェブコンサルティングを中心に活躍しています。――ではさっそく、お邪魔しまーす!ダニーさんのお部屋。フィギュアがたくさんあります!――飾られているフィギュアの1体1体が輝いて見えますね……。(あ!あのアニメキャラクターは知ってるぞ!)「ありがとうございます。僕はお気に入りのフィギュアを身近に置き、なおかつ仕事ができる部屋作りを心がけているんです」(ダニーさん)――ほかのオタクさんたちのお部屋も、こんな感じなのでしょうか。「それぞれのこだわりやスタイルによって違うので、何ともいえませんが……。少なくとも、フィギュアなどのコレクションの魅力を主張できるようなディスプレーを心がけているのではないかと思います」――ダニーさんがお部屋作りをする際に、気をつけていることはありますか?「僕の場合、お気に入りのフィギュアを厳選しておくようにしています。何でもかんでも並べると、フィギュア同士が重なってしまい、奥のものが見えにくくなってしまいますから。お気に入り以外のものは箱に入れ、大事に保管しています」――テーブルの下からライトをあてていますが、これはやはりフィギュアを魅力的にみせるための演出ですか?「はい。ですが、ライトのあてすぎには十分気をつけています。過去に、ライトのあてすぎでフィギュアの肌や服を変色させてしまったことがありましたので……。あれは、とても切なかったですネ」――それにしても、何をキッカケにこういったコレクションを集めるようになったんですか?「ロンドンで生まれ育ったんですが、日本のものを集めるキッカケとしては、女優の西田ひかるさんのファンになったことでしょうか。それからしばらくして日本にきて、2003年くらいにガンダムのプラモデルを集めるようになりました。ガンダムを買うため、秋葉原へ通ううちに……、どんどん興味がフィギュアへと移っていったのです」――オタクな人の部屋を紹介する本を選んだのはなぜですか?「僕が部屋でフィギュアをディスプレーしていたとき、ふと『ほかのみんなは、どんな部屋作りをしているんだろう』と気になったんです。そこでdannychoo.comサイト内でみんなのオタク部屋を投稿してもらうことに。思った通り、おもしろいオタク部屋の写真がたくさん集まりました!」――そして、集まったオタク部屋を1冊に?「そうなんです。ですが、初めから本にする予定だったわけではなく、お付き合いのある壽屋出版の方からお声掛けをしてもらって、書籍化を決めました。100~150ものオタク部屋を掲載しています。集まったものがどれもステキで、選ぶのに苦労しました。この本でぜひ、世界中のオタク部屋をのぞき見してみてください!」『OTACOOL』に掲載されているオタク部屋――ありがとうございました。私は生まれてはじめてオタク部屋を初体験したわけですが、なぜか今でもあのフィギュアたちの輝きが忘れられません。これがオタク部屋マジックによるものなのかも。(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】dannychoo.comダニーさんが管理するサイト。月間200万人のユーザーがチェックしているそうです。わがコブス横丁も、いずれそうであってほしい……アキバのコスプレイヤーさんに直撃!裏話を聞いてきた!コスプレ文化も、なめるなよっ!
2009年10月17日