こんにちは、宝あり子です。長女を出産のため、産休育休を取得していました。そんな育休中のある日、主人からこう言われました。■夫の扶養に入れないと思い込んでいた私仕事を辞めたわけではありません。そして産休中は出産手当金、育休中は育児休業給付金が支給されるため、私は扶養に入れないと思いこんでいました。そう!思い込んでいたのです!!産休・育休中の主人の年末調整で、配偶者控除や配偶者特別控除を受けられる場合があるんです。(配偶者の所得によっては配偶者控除を受けることができないためご注意ください)国税庁のホームページには【控除対象配偶者となる人の範囲】として、対象になる所得金額が載っています。しかし、出産手当金と育児休業給付金は、所得金額に含まれないんです。なぜなら、出産手当金は健康保険、育児休業給付金は雇用保険から支給されるからなんです。私が産休育休中に配偶者控除が使えることを知ったのは、次女の育休が明けて復職したあとでした。長女のときも次女のときも、このことを知らずに過ごしてしまいました…。 ■年末調整で間に合わなくても確定申告で対応できるしかし、年末調整で間に合わなかった場合は確定申告で対応ができます!ちなみに還付申告は、通常の確定申告の提出期限内に提出しなくても大丈夫。還付申告をする年分の翌年1月1日から5年間以内なら、通常の確定申告の期日に関係なく確定申告書を提出できるそうです。私がこのことを知ったときは、まだ長女の産休から5年たっていなかったときでした。こうして長女の時と次女のときの産休育休中の配偶者控除申請を行いました。まとめて一気に確定申告をしたので、大変でした。もし産休育休中に配偶者控除や配偶者特別控除をされていなかった方は、ご自身が配偶者控除の対象になるかぜひ確認してみてください。もし対象となるようでしたら、5年以内でしたら間に合います!
2022年01月28日こんにちは、宝あり子です。長女は生後4カ月を過ぎたころから人見知りが始まりました。■長女の激しい人見知りが心配になった親以外の顔を見ると大号泣。主人でさえ長い時間一緒にいると泣かれてしまうくらい長女はママっ子でした。「そんなにママが好きなのね!」と嬉しい気持ちもありました。しかし同時に…。「こんなに人見知りが激しくてママっ子で大丈夫?」と、不安にもなりました。生後4カ月頃から始まった人見知りとママっ子は、落ち着かず1歳を迎えました。長女は私の父が遊びにくると、相変わらず顔を見るだけで大号泣でした。早くから始まった人見知りが1歳を過ぎても続いていたので心配でした。そんな中で長女に会うたびに泣かれていた私の父ですが、それでも諦めませんでした。何度、泣かれても諦めず遊びにきて、やがて…。 ■すっかり、じぃじっ子になった長女あんなにママっ子だった長女は、すっかりじぃじっ子になっていました。今では…。夜、寝るときは私がそばにいないと寝なかった長女。それが今では私がいなくてもお泊まりできるようになりました。保育園のお泊まり会も喜んで行きました。保育園のお泊まり会は私がソワソワしていました。しかし、心配していたお泊まり会はとても楽しかったようで、たくさんお話をしてくれました。成長とともに広がっていく長女の世界を感じるお泊まり会でした。ちなみに赤ちゃんの頃、長女と対照的に全然、人見知りがなかった次女。しかし、現在…。ものすごくママっ子です。赤ちゃんの頃、人見知りが激しくても世界はゆっくり広がっていく。赤ちゃんの頃は人見知りしなくて誰が抱っこしても大丈夫だったけど、だんだんとママっ子になっていく。どんな成長をするのか、まったく予想がつかないのが、子育てですね!
2021年12月28日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ母乳拒否が続く中で搾乳は続けていましたが、だんだんと搾乳にかける時間が減っていき…。母乳拒否が続き、直母で飲んでくれる可能性も低いのにこのまま搾乳を続けていくべきなのか否か。悩んだまま娘が生後2カ月をむかえたある日、新生児訪問で助産師さんが家にきました。助産師さんに今までのことを話し、「このまま搾乳を続ける」か「粉ミルク一択にする」か相談しました。そして助産師さんに直母で授乳するときの様子を見てもらいました。直母を拒否されたら、搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で飲ませる。搾乳の量が足りない分は粉ミルク。と、授乳のルーチンを説明しました。すると助産師さんは私の母乳が出るかチェックしてくれました。助産師さんは少し悩んでいました。そして申し訳なさそうに…。そう告げました。搾乳した母乳は哺乳瓶で飲むから、おそらく母乳自体が問題ではない。でも、直母で飲ませようとすると嫌がる。つまり長女の中では「哺乳瓶=食事」。直母で飲まされそうになるのは、おなかが減っているのにごはん(哺乳瓶)を出してくれず、食事と無関係のものを出されているようなものなのかも…。そう思ったら「それは直母で飲ませようとしても嫌がるよね」と納得できました。悲しくないといえばうそですが、理由がわかり気持ちが軽くなりました。 そして助産師さんに「ハッキリ言ってもらえてスッキリしました。直母でいつか飲んでくれることを期待して搾乳してましたが、これからはミルク一択にしようと思います」と、わたしの率直な気持ちを話しました。すると助産師さんが「つらい思いをしながら搾乳を続けるより、ミルクでママの気持ちが楽になるならそっちの方がいいんじゃないかな」と言ってくれました。助産師さんのその言葉を聞いて、涙が止まりませんでした。この日をきっかけに粉ミルク一択になりました。「なんでおっぱい飲んでくれないの?」と悩むこともなくなり、気持ちが楽になりました。そんな娘は元気に成長して今年、小学生になりました。大きな病気をすることなく、今年は一度も病気にかからず、元気に日々、過ごしています!もしかしたら、私のように母乳・混合・ミルクなど、授乳方法で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、“自分が笑顔で授乳できるのはどの方法なのか”。それを基準に考えるのも、ひとつの手かと思います!
2021年11月28日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ赤ちゃんの母乳拒否が続き、私自身を否定されているような気持ちになってしまい…。里帰り中だったので、搾乳している間は両親が娘をみてくれました。「私の母乳がしっかり出ていれば、搾乳しなくても直接飲んでくれたのかな?」そう思いながら搾乳していました。そんなある日、搾乳が終わったので娘と実父のところへ行きました。そして、ついポロっとこんな言葉がでました。母乳が出ないことに対する負い目から、自然と「ごめん」という言葉が出ていました。すると父が…。「量なんて関係ないじゃん」「ママが頑張ってくれたこと、ひよちゃん嬉しいと思うよ」そう言いました。「ひよこは私のことが嫌いなのかな?」授乳拒否でマイナス思考になっていた私は、この父の言葉に救われました。落ち込んでいた気持ちは、少し落ち着きました。その後も母乳は飲んでくれず、搾乳+粉ミルクの日々でした。しかし、生後20日目にしてついに…。初めて飲んでくれたとき、とても嬉しかったです。「これからは搾乳しなくても直接飲んでくれるかな?」という期待もありました。しかし翌日には…。 再び母乳拒否。そう思うと、搾乳をやめる決心がつきませんでした。搾乳しながら母乳を飲んでくれる日を待ち続けました。そんな中、ついに里帰りが終わりました。里帰り中は私が搾乳している間、父や母が娘をみていてくれました。しかし、里帰りが終了すると、家事育児の合間に搾乳することがむずかしい…!抱っこしないと泣いてしまう娘を膝に乗せて、なんとか搾乳をしていました。しかし、だんだんと搾乳の頻度も減っていき…。搾乳は1日に1~2回くらいになりました。抱っこしないと寝てくれないので、夜中ずっと抱っこしていることもありました。「夜中だし部屋を明るくない方がよいかも…」「テレビの音や光も刺激になってしまうかもしれない…」そう思って暗い部屋で、夜中ひたすら赤ちゃんを抱っこしていました。初めての育児でなにもかもが手探りで、力の抜き方も分かりませんでした。寝不足で疲弊していても粉ミルク一択にする決心がつかず、なんとか搾乳を続けていました。しかし、ついに粉ミルク一択にするきっかけがありました…。次回に続きます。
2021年10月28日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ授乳室へ行くのが怖くなってしまい…。助産師さんに手伝ってもらい毎回、汗だくになりながらの授乳。いろいろな授乳法を試しました。横抱き、縦抱き、フットボール抱き…。しかし、一度も母乳で赤ちゃんの体重が増えることがないまま退院の日を迎えました。助産師さんに手伝ってもらっても授乳がうまくいかなかったので、退院後、ひとりで授乳しなければならないことに不安でした。退院日に助産師さんに相談しました。そして、赤ちゃんが泣いて授乳できないときのアドバイスもいただきました。ミルクで少し落ち着かせてから母乳をあげてみるとよいかもしれないとのことでした。ということで、さっそく退院後に実践してみました。少しミルクを飲ませました。ミルクを途中で切り上げられて激怒する長女。飲んでる途中でミルクを取り上げられたら、それは怒りますよね…。 ということで、この作戦は残念ながら長女にはうまくいきませんでした。「母乳は吸わせれば吸わせるほど量が増える」といわれたけど、赤ちゃんが飲んでくれないので量は増えない。ということで、電動搾乳機を使用して搾乳をしました。しかし、搾乳機の母乳量もそこまで増えませんでした…。「搾乳しても量が増えないのに、搾乳し続ける意味はあるの?」そんな気持ちもありましたが、搾乳をやめてしまったら母乳が止まってしまう。そう思うと、搾乳をやめる決心もつきませんでした。そして、母乳拒否され続けていくうちにだんだんと私自身を否定されているような気持になってしまい…。と、マイナス思考になってしまいました。次回に続きます。
2021年09月29日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ24時間赤ちゃんと過ごすようになって初めて「知ったこと」は…!?赤ちゃんはミルク、母乳どちらでも元気に育ちます!しかし、長女出産当初わたしはミルクと母乳でとても悩んでいました。はじめての授乳はドキドキ。やり方もよく分からず、ギクシャクしながら助産師さんに教えてもらい授乳をしました。すると…。授乳をしようとすると顔をそむける長女。それを見た助産師さんが…。と、大声で言いました。授乳室には他のお母さんたちもおり、授乳室は笑いに包まれました。助産師さんに悪気があったわけではないと思いますが、わたしはこの言葉がとてもショックでした。それ以降も入院中、長女の授乳拒否は続きました。泣いて授乳拒否する長女。汗だくになりながら必死で授乳しようとする私。授乳室では授乳が終わった方から病室へ戻っていきます。毎回、授乳ができない私が最後でした。 周りのお母さんたちは授乳が上手にできているように見え、授乳ができない自分に落ち込みました。さらに、授乳室でつらかったことがありました。授乳室では、授乳前と後に赤ちゃん体重をはかり、体重が増えなかった場合はミルクを足す流れとなっていました。しかし、長女の体重は授乳前と授乳後ではかると…。わたしが授乳しようとすると泣くからなのか、長女の体重は授乳すると減りました。長女の体重が減ってしまうことにショックでした…。入院中、母子別室なので赤ちゃんを抱っこ出来るのは授乳室だけ。しかし、授乳拒否されるのはつらい…。次第に授乳室に行くのが怖くなってしまいました。次回に続きます。
2021年08月24日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ大部屋と個室どちらも使ってみて思ったことは…。入院中は母子別室だったので、退院してついに24時間赤ちゃんと一緒の生活が始まりました。初めて一緒に寝た日のことは今でもはっきり覚えています。寝ているわが子の顔を見ていたら、ようやく出産を実感しました。それから数日間は隣に寝ているわが子をみるたび、胸が熱くなり泣いていました。産後は涙もろくなった!ちなみに現在、長女は6歳。この時の話を聞くのが大好きです。なにもかもが初めての経験だった長女の育児。まずわたしが衝撃を受けたのが…。こんなに新生児の足の裏が気持ちいい触り心地だとは思いもしませんでした。しかし、赤ちゃんがおおきくなると、このフニャっとした触り心地はだんだんと消えていきました。ずっと触っていたかった!!そして抱っこで寝ている赤ちゃんをお布団に置いた途端、起きてしまう通称「背中スイッチ」も産後初めて知りました。 「おひな巻きをしたら背中スイッチがふせげるかも」と、実妹から出産祝いでおくるみをもらいました。おひな巻きされている赤ちゃんの姿はかわいい!そしておひな巻きをすると、赤ちゃんが突然両手を広げるモロー反射を防げるので背中スイッチが軽減されました。でも赤ちゃんは苦しくないのだろうか…?と思ったので、母子訪問があった際に保健師さんに聞いてみました。すると「手足が固定されておなかの中にいたときのような状態になり、むしろ赤ちゃんが安心して眠ることができる」とのことでした。ということで、おくるみは寝かしつけに手放せないアイテムでした。ただ、機嫌が悪いときは全く寝なかったため「寝てくれたらラッキー!」くらいの気持ちでつかっていました。しかし…。足の力が強かった長女は早々に抜け出そうとするようになり、おひな巻き作戦は長くは続きませんでした。育児は「これなら絶対大丈夫!」はありませんね。
2021年07月28日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ出産の立ち会いにギリギリ間に合った夫今回は産後入院中のお話です。入院時に大部屋にするか、個室にするか迷った方もいらっしゃるのではないでしょうか?個室は料金が高いのがネックですよね…私は迷った末、長女出産時は「少しでもゆっくりできるように」と思い個室を選びました。いざ、産後入院中の様子です。母子別室だったのですが、意外とやることが多いそして部屋にいるときは産後でヘロヘロなので、体力回復のためにずっと横になっていたのですが…私の個室は新生児室が近かったので、赤ちゃんの泣き声に体が反応して夜中も気になって眠れない!部屋が新生児室に近かったのはレアケースだと思いますが、ゆっくり過ごしたくて個室をえらんだのにあまりゆっくり過ごせませんでした…「産後は意外とやることが多い」「部屋にいても横になっているだけ」「新生児の声が聞こえてソワソワする(レアケースだと思いますが)」ということで「高い個室料を払わず、大部屋にすればよかったかな…」とこの時、思いました。それをふまえて、次女出産時は大部屋にしました。その際に持っていったものは耳栓です。長女出産時に「母子別室の個室だから」と思い、耳栓を持っていかなかったことを後悔しました…耳栓を持っていけば長女出産時も新生児室から聞こえる泣き声が気にならなかったかもしれないです。こうして次女出産時は大部屋で過ごしましたが、幸い同室の方はみなさん静かだったこともあり大部屋でも音は気になりませんでした。カーテンも閉めているのでプライバシーも守られていました!そして耳栓と併用して快適だったアイテムがあります。それは…蒸気がでるホットアイマスク!!温かくて良い香りがするのでリラックスできます。これと耳栓があれば大部屋でもぐっすりでした。最後にもう1つ入院中に持っていってよかった思ったものを紹介させてください。それは会社に提出する出産関係の書類です。産休を取得される方は、おそらく会社から出産時に提出する書類を産休前に渡されるかと思います。それら一式を事前に入院バッグに入れておきました。退院したら赤ちゃんのお世話でドタバタだったので、入院中に書類を記入しておくと少し楽でした!
2021年06月28日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ陣痛室への付き添いを希望した夫がひたすらスマホ。ついに動きだしたと思ったら外食へ…立ち会いを希望していたパパは果たして出産に間に合うの!?のどが渇いたけれどペットボトルを取る気力もすでに残っていませんでした。一方、陣痛室をあとにした夫は…いつ産まれるか分からないのに外食ではなく、いつ産まれるか分からないから(時間をつぶすため)ゆっくり外食をしようと思ったそうです。そしてしばらくして外食に行った夫が戻ってきました。そのすぐあとに助産師さんも陣痛室にやってきて、子宮口の開きをチェックしました。 夫、ギリギリ出産立ち会いに間に合いました。ヨロヨロしながら分娩台に上り、いよいよ出産。ドラマなどで出産シーンを見て、いきむときに目をギュッと閉じて叫んでいるイメージがありました。しかし実際には… これが本当にむずかしかったです。どうしてもいきむたびに目を閉じてしまうし、声も出てしまいました。なんだかんだありましたが破水で早朝入院し、その夜に長女が産まれました。そして夫から出産立ち会いに間に合った理由がこのあと明かされました。夕食を食べるために病院を出る前に助産師さんとこんなやり取りをしたそうです。いつ産まれるか分からない状況で、さらに陣痛に耐える妻を残して外食に行こうとする夫に助産師さんも「それはちょっと…」と感じたのでしょうか。去りゆく夫にこう声をかけたそうです。この助産師さんの一言でようやく「これはのんびり食べてはいられない」と思ったそうです。「外食を中止する」という選択肢ではなく、「食べるスピードを速くする」という選択をした夫。夕食はきっちり食べて陣痛室に戻ってきました。もしかすると助産師さんの言葉がなければ夫は出産の立ち会いに間に合わなかったかもしれませんね…
2021年05月24日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ破水か尿漏れか分からずドキドキ。早朝に入院して、陣痛が始まらないままあっという間にお昼になりました。そしてついにお昼頃からおなかに生理痛のような痛みがでてきました。おなかに定期的な痛みがあるものの、食欲はあったので陣痛と陣痛のあいだに昼食を食べ進め無事完食。昼食後はおやつも配膳され、これも完食。しかしわたしの食欲もここまででした…おやつを食べてしばらくすると気持ちが悪くなってきました。ナースコールで吐き気を催していることを伝えたら、すぐに助産師さんが受け皿を持ってきてくれました。そしておう吐。陣痛時におう吐することもあると初めて知りました。そして「お産が進んでいる」ということで、このタイミングで病室から陣痛室へ移動することに…生理痛を倍増させたようなおなかの痛みと気持ち悪さでフラフラしながら陣痛室へ。半泣きで脂汗をかきながら陣痛室にやっとのことで到着。静かで薄暗い部屋にオルゴール調の音楽が流れていました。ベッドで横になり、ここからひたすら陣痛に耐える時間…陣痛は「痛い!」と叫んでいるイメージがありましたが、わたしの場合は意識がもうろうとして声が出ない状態でした。さて、ここまで読んでくださった方で、あり子が1人で陣痛室にいると思いましたか?ひたすら陣痛に耐えるわたしと、ひたすらスマホゲームをしている夫。そして、ようやくなにかに気づいた夫がこう言いました…知ってる!?わたしも夕飯をたべてないんだよ!!彼は妻が誰の子を苦しみながら出産しようとしているのか分かっているのだろうか?そして特になにもする気がないのなら、なぜ彼は陣痛室への付き添いを希望したのだろうか?外食している間に赤ちゃんが産まれるかもしれないのに、なぜ出産の立ち会いを希望したのだろうか?こうして出産時の遺恨はずっと残り続けるのでした。次回に続きます。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2021年04月14日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ待ち望んでいた産休に喜んでいたのもつかの間。切迫早産になりかけて自宅安静へ…安静生活を送り、おなかの子が37週に入りました。すると自宅安静から一転、出産に向けて体を動かすよう言われました。それからウォーキングを開始。そして安静生活が終わったので、出産前に友人が遊びにきてくれました。ウォーキング効果なのか、出産前に会う約束をしていた友人に会えてホッとしたのか…その翌日の早朝、おなかにドンっという軽い衝撃とブチっという音がして目覚めました。最初は胎動かと思いました。しかしいつもは音がしないので、何かが違うと感じました。念のためトイレへ行くと、パンツが少し濡れており血も少量混ざっていました。陣痛もないので破水か尿漏れか自分では判断がつかず、病院へ電話。破水の場合は感染を防ぐためすぐ入院しなければならないので、病院へ来るよう言われました。そして病院に到着して、検査を行いました。そして紙の色が変わり、破水ということで入院することになりました。この時点では破水のみ。陣痛はまだきていませんでした。最初は尿漏れなのか破水なのか判断つかないくらいだった羊水ですが、この頃には歩くたびにどんどん出てきました。着ていた洋服と家から持ってきたバスタオルはビショビショ。早朝の入院となり病院の朝食はなかったので、家から持ってきたパンを食べました。その後、両親がお見舞いにきてくれたりして病室でのんびり過ごしました。陣痛がこないので、これから出産という実感が全然わきませんでした…次回に続きます。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2021年03月26日こんにちは、あり子です。第1子妊娠時に最初わからないことがありました。それは「おなかが張る」ということ。おなかが張るということが「このことだったのか!」とようやく分かったのは、職場で他部署の妊婦さんと話していたときでした。このときに自分が張りやすいことを知りました。そして念のため次の検診時におなかが張りやすいことを先生に伝えました。それ以降、家ではおなかが張っているとき横になるようにしました。しかし、仕事中はなかなか横になれませんでした。おなかが張るのは不安でしたが、仕事の引き継ぎも終わり無事産休に入ることができました。「ベビー用品の購入」「部屋の整理」「産まれたばかりのおいに会いに行く」「友人に会う」などやりたいこともたくさんありました。早速、新生児のおいに会いに行きましたが、かわいくてメロメロでした。と思っていた矢先…しかし幸いなことに自宅安静をして、正産期を迎えることができました。妊娠中はなにが起こるかわからないので無理してはいけないと痛感しました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2021年01月31日こんにちは、あり子です。妊娠中に味覚や食べ物の好みが変わることはありませんでしたか?わたしはつわりが落ちつき吐き気がおさまったころから出産までの間、なぜか無性に食べたくなるものがありました。それは…これは長女のときだけでなく、次女妊娠中のときも同じでした。なぜか妊娠中、無性に食べたくなりました。今、思いだしてもなぜあんなに食べたくなったのか不思議です。そして、妊娠中に無性に食べたくなったものがカップラーメン&インスタントラーメン以外でもう1つあります。それはポテトチップス…!しかし、逆に食べられなくなったものもありました。それはつわりがおさまり食欲がもどってきたある日、突然おとずれました。作っている最中に味見したときは少量だったからか気づきませんでしたが、食事中変な味がして食べられませんでした。夫は変な味はしないとのことでしたので、このときはつわりの気持ち悪さがまだ残っているのかと思いました。しかしそれから数日後…それはキャベツを食べていたときでした。思い返すと、先日食事中に変な味を感じたときもキャベツ入りの料理でした。そして味覚の変化でキャベツがダメになってしまったことに気づきました。その後も数回キャベツにチャレンジしましたが、味覚変化は変わらずどうしても食べられませんでした。なぜキャベツだけダメになってしまったのかは謎のままです。そして、産後ひさしぶりにキャベツを食べたときはドキドキしましたが…無事、味覚変化は戻りました。そしておいしく食べられることはとても幸せなことだと改めて感じました。妊娠前はそんなに頻繁に食べていなかったのに妊娠中に無性に食べたくなる。逆に味覚の変化で特定の食べものが食べられなくなってしまう。人間の体は不思議だなと思いました。
2020年12月24日こんにちは、あり子です。長女を妊娠したときに母子健康手帳と一緒にもらったマタニティマークをつけるかどうか最初悩みました。なぜ悩んだかというと、マタニティマークをつけていると「わざと押されたり嫌がらせを受けたりする」という話を耳にしたことがあるからです。わたしが妊娠中のときではありませんが、今年(2020年)子ども連れの妊婦さんが男性におなかを蹴られるというニュースもあり衝撃を受けました。しかし、マタニティマークの目的は「妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするもの(厚生労働省ホームページより一部抜粋)」それを考えると通勤中にもし体調が急変して倒れてしまった場合「おなかに子どもがいることを周囲や医療関係者に伝わるようにした方が良いだろう…」と思い、当時のわたしは母子健康手帳を持ち歩くと同時にマタニティマークもつけることを選択しました。実際につけていたとき、わたしは嫌がらせを受けたことはありません。運がよかったのかもしれませんが、人の優しさを感じることが多かったです。しかし、電車の中で怖い思いをした出来事が一度だけありました。それは仕事帰りに座っていたときに起こりました。突然、上からカバンが落ちてきました。最初はなにが起こったのかわからず、パニックでした。幸いおなかの子どもは無事でしたが、なにかあったらどうしよう…と、とても不安で怖かったです。この出来事はマタニティマークをつけていたからではなく、荷物棚からカバンを取ろうとした人が落としてしまった偶然でした。しかし偶然の出来事でもしばらく電車に乗るときにこのことを思い出して怖くなったので、マタニティマークをつけていたことで危険な目にあった方がいらっしゃったらその恐怖は計り知れません…マタニティマークといえば、タイでは妊婦さんが「流産を防ぐため」という意味をこめて服のおなか部分に安全ピンをつけるそうです。おなかの子の無事を願う親の気持ちがこめられ、そして周りの人もおなかに安全ピンをつけている方を見て妊婦さんだと気づくことができます。この話を聞いて、改めてマタニティマークは赤ちゃんと妊婦さんを守るための大切な存在だと感じました。マタニティマークに対して理解がより深まり、つけていることで悪意を向けられる…という話を聞かなくなることを願うばかりです。
2020年10月31日こんにちは、あり子です。■前回の記事仕事をしながらの妊娠中つらかったのは、つわり。通勤中に気持ち悪くなることがあったため「あること」に詳しくなりました。つわりや仕事の引継ぎ準備で疲れもあった中で、さらに毎夜わたしを悩ませていることがありました。それは、夫のいびきがうるさくて眠れないということ…!今までは耳栓をして過ごしていましたが、妊娠してから寝つきが悪くなり耳栓をしても眠れなくなってしまいました。しかたがないことだと分かっていても、いびきで眠れなくてイライラ。いびき封じとして、夫に鼻孔拡張テープと口閉じテープを貼り、体も横向きで寝てもらいましたが…結局、眠れず別室に移動して寝ることもありました。しかしついに我慢できなくなったわたしは…夫は病院へ行くことに乗り気ではなかったので、いびきを携帯で撮影して本人に聞かせてみました。こうしてようやく病院に行きました。そして、病院から帰宅すると「1日入院して検査することになった」とのこと。いびき改善案など病院で教えてくれるのかと思ったら、まさかの検査入院!夫は1日入院して睡眠中の血液の酸素濃度を測ったり、さまざまな検査をおこなったそうです。そして検査入院の結果…こうして夫の睡眠時無呼吸症候群が判明しました。病名が判明して以降、夫は寝る時にCPAP(シーパップ)という機械をつける治療法をおこなっています。そのため寝る時は毎日つけなければなりません。CPAPをつけるようになってから、私もいびきで起こされることはだいぶ減りました。夫の寝相でCPAPがずれてうるさくて起きてしまうことは時々ありますが…たかがいびき、されどいびきということで、妊娠中寝つきが悪くなり夫のいびきに我慢できなくなって病院に行ってもらったら思わぬ病気発見がありました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2020年10月04日こんにちは、あり子です。■前回の記事職場に妊娠報告と産休・育休取得希望を伝え…産休・育休取得の希望を伝えたものの、産休に入るまでつらかったのはなんといってもつわり!特に通勤ラッシュの電車はつらかったです。妊娠中はにおいで気持ち悪くなることが多く、満員電車は恐ろしいものでした。体臭、タバコ臭、香水の香りなどが入り混じっている満員電車はしんどかったです。マスクをつけていても匂いに我慢できず、電車になかなか乗れないこともありました。電車に乗れないことを見越して妊娠中は早めに家を出ていましたが、それでも遅刻してしまうことも…また、電車に乗るときは大丈夫だったのに、乗っている最中に気持ち悪くなってしまうこともありました。気持ち悪くなり途中下車することが多かったので、わたしはあることに詳しくなりました。それは…各駅のトイレの場所に詳しくなる!さらに、その駅のトイレが和式なのか洋式なのかも詳しくなりました。特に和式なのか洋式なのか、これは重要なことでした。体調悪い人や妊婦に和式はつらい…!!途中下車して、慌てて駆け込んだ駅のトイレが全て和式だったときの絶望感は今でも忘れません。和式だと嘔吐する態勢も難しいし、気持ち悪くても座れないので、ボーゼンとしてしまいました。そして通勤中もつらかったですが、仕事中もにおいづわりで悩んだこともありました。隣の席の人がヘビースモーカーで頻繁に喫煙室に行くため、タバコ臭がすごかった…!しばらく耐えていましたが、これはどうしても耐えられなくて課長に相談しました。ありがたいことにすぐに席替えをしてもらえました。こうして仕事中のタバコ臭問題はすぐ解決しましたが、結局においづわりが落ち着くまで通勤ラッシュは地獄でした。今振り返ると、主治医に相談して「母健連絡カード」(妊娠中及び出産後の健康診査等の結果、通勤緩和や休憩に関する措置などが必要であると主治医等に指導を受けたとき、母健連絡カードに必要な事項を記入して発行してもらうことができます)で、時差通勤など調整すれば良かったと思います。仕事をしており、妊娠中の方はどうか母健連絡カードなどを使用して無理のないようお過ごしください…!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2020年09月08日こんにちは、あり子です。■前回の記事職場への妊娠報告のタイミングに悩んでいたら、うすうす妊娠に気づいていた課長に会議室へ呼ばれてそこで報告することに…妊娠報告をした時に課長から確認事項がありました。産後も仕事は続けようと思っていたので、産休・育休は取得する予定でした。しかし、当時1つ懸念事項がありました。それは…入社してからずっと同じ場所で勤務していたので、マイホームを購入して引っ越すことになったときに異動希望を出していました。しかしその後も異動する機会は訪れず…家と職場が近場でない現状で、産後は保育園の送迎も追加されることを考えると不安がありました。まさか復職後も異動することなく、通勤+保育園の送迎で往復4時間の日々を迎えるとはまだ知らない当時のわたし…仕事家事育児で時間がない中で、さらに通勤に時間がかかるのはつらかったです。「いつか異動できる」と先のことを考えず、異動できない場合のことはあまり考えていませんでした。当時を振り返り、マイホーム購入の引っ越しのタイミングで家の近くに転職していればよかった…と後悔しています。そして産前のことだけでなく、産休・育休の間にやれば良かったと後悔していることもあります。それは、後輩から質問されたときに伝えたことなのですが…新婚の後輩から質問されて、わたしがまず確認したこと。それはあることでした。もし家事を全然しないという旦那様がいたら…産休・育休中に夫婦で家事育児を行うのが当たり前。できなかったときはお互いをフォローするという意識改革をしたほうが良いかもしれません。でないと、復職した途端に家事育児仕事が一気に自分にのしかかってきてパンクします!(私はパンクしました)復職はつらいこともありましたし、後悔することもありました。でも総合的に考えると産休・育休を取得して良かったと思います。なんといっても、産休・育休手当が出るのはありがたい!お金大事!!そして、休んでいる間は仕事のブランクがどうしてもできてしまいます。「自分は再び働くことができるのだろうか?」と、復職が決まってから復職するまで毎日不安でした。しかし…戻る場所があるという安心感がありました。これは産休・育休を取って良かったと思えた点でした。
2020年08月23日こんにちは、あり子です。職場への妊娠報告はどのタイミングですればよいのか悩まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?私も報告のタイミングで悩みました。仕事内容によっては妊娠が分かった時点で報告しなければならないかもしれません。私はデスクワークということもあり、妊娠が分かった時点ではまだ会社には言っていませんでした。というのも、病院に行った時点ではまだおなかの子の心拍が確認できていなかったからです。しかし、この時すでに私は頭痛・腹痛・下痢気味という妊娠初期症状が出ていました。そして、女性は勘がするどいです。職場で最初に私の妊娠に気づいたのは後輩でした。そして後輩には「まだ心拍が確認できていないから、みんなには内緒にしてほしい」とお願いをしました。そして、やっとおなかの子の心拍確認ができました。心拍が確認できたときは嬉しかったです。しかし、職場への報告のタイミングはまだ決まっていませんでした。ネットで検索もしましたが、職場や状況によって報告のタイミングは人それぞれ。自分はいつにしよう…まだ決められていませんでした。しかし、心拍が確認できてから1週間もたたないうちに課長に会議室に呼び出されました。そして「あり子さん最近体調が悪そうだけど大丈夫?」と聞かれました。課長もうすうす私の妊娠に気づいていたのでしょう。ということで、妊娠報告のタイミングを悩んでいましたが、心拍が確認できて数日後には職場に妊娠報告することになりました。ただ、妊娠初期ということもあったので課長以外の上司や仕事の引継ぎに関係する一部の人だけ先に報告をして、他の方への報告は安定期に入ってからにしました。みんなするどいですね。妊娠しても出産まで何があるか分からないからこそ、報告するタイミングを安定期に入ってからにするか、逆に早めに報告するか迷うと思います。私は初期に報告することになりましたが、通勤中に気持ち悪くなって遅刻することもあったので早めに報告したことで上司に遅刻や病院受診での休みが申請しやすくなりました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2020年07月21日はじめまして。あり子と申します。このたびウーマンエキサイトで連載をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします!「産休、育休」わたしが最初にそのことを意識したのは、同じ部署の先輩が産休を取得することになった時でした。同じ部署では先輩がはじめての産休取得者。わたし自身はこの時まだ結婚していませんでした。仕事は残業続きの日々。みんな自分の仕事で手いっぱいでした。そのため「産休に入る先輩の交代が入るのだろう」と、みんなが思っていました。しかし…交代はいれず、産休に入る先輩の仕事はみんなで分担しておこなうことになりました。キャパオーバーでしたが、妊娠中の先輩には心配かけたくありませんでした。そして先輩は産休へ。先輩は、交代が入らずみんなで仕事を分担することについて産休に入る日までずっと心配してくれました。そしてこれから出産を迎える先輩にそんな心配をさせてしまったことが申し訳なかったです…特に私の部署は女性率が高かったので、今後も産休・育休取得者がでてくる可能性がありました。人手を増やしてほしいと直訴しましたが、残念ながらその意見は通りませんでした…「もし誰かが次に産休に入ることになった時、今度こそ交代の人をいれてくれないとみんな倒れてしまう」という不安な声も出ていました。交代が入らず、仕事を分担する皆に謝りながら産休に入った先輩。交代として入った人に仕事を引き継ぎ、晴ればれした顔で辞めた同僚。仕事の引継ぎ相手が新しく入るのと入らないのとでは、こんなにも変わるのだと感じました。その後なんとかギリギリの人数で仕事を回し、先輩が産休育休を経て復職。そしてその数カ月後、先輩は二人目ご懐妊で再び産休を取ることになりました。そんなある日、先輩が参加していない飲みの席で…空気が凍りました。そんな意見がでることに衝撃を受けました。そして産休はおめでたいことのはずなのに、取得することでこんな風に周りに言われることに少なからず怖いと感じました…共働きの時代で、昔と比べると今は産休育休が取りやすくなっているのだろうと思います。しかし私も数年後に実感することになりますが、産休育休を取得することはできても「産休育休が取りにくい」「周りに申し訳なくて産休に入るのが心苦しい」と感じてしまう空気がありました。あくまでこれは私の職場の話であり、会社によって状況はさまざまだと思います。しかし、仕事量過多、人手不足、産休育休への理解不足…このような状況がある場合、産休・育休(男性の育休も含め)を取りにくくさせる要因の一つなのでは…と個人的には感じました。
2020年06月28日