いつの時代も愛される、日本の国技「すもう」。すもうをとる「おすもうさん」は体が大きくて、強くて、力持ち! いうイメージをもっている子も多いかもしれませんね。そこで今回は、すもうにちなんだ絵本を集めてみました。読めばきっと、はっけよいのこったとカラダが動くはず…!スモウマン作:中川 ひろたか/絵:長谷川 義史/出版社:講談社 「スモウマン」(絵本ナビ紹介ページ) 弱いものを助け、悪ものをやっつけるヒーロー、それが「スモウマン」です。幕下力士のスモウマンは困っている人がいると稽古中でも「ドスコーイ」のかけ声で大変身! 空を飛んで助けにやってきます。単純明快なストーリーのなかにひそむダジャレの数々、背景まで綿密に描きこまれたイラスト、そして多彩な決まり手。ページを開くごとに手がとまり、読み手の笑いを誘う一冊です。えんぴつのおすもう作・絵:かとう まふみ/出版社:偕成社 「えんぴつのおすもう」(絵本ナビ紹介ページ) 闇にうかぶスポットライト。浮かび上がるのは… えんぴつ!? 夜中におこなわれていたのは電気スタンドの灯りを土俵がわりにした、すもう大会。真剣勝負を繰り広げるえんぴつたちに予期せぬハプニングが起こって…。眠っている間に文房具たちが動き出すという設定が斬新! えんぴつだけでなくハサミや消しゴムも登場するので、入学前や低学年の読み聞かせにもいいですね。はっけよい作・絵:菊池 日出夫/出版社:福音館書店 「はっけよい」(絵本ナビ紹介ページ) 「おすもうとろうか」「うんいいよ」で始まったアリくんとテントウムシくんの勝負。力に自信のあるアリくん、奥の手をもつテントウムシくん。はたして勝負の行方は…。2匹が向き合う「のこった! のこった!」のシーンは迫力があり、お互い必至にふんばっている様子には思わずググッと力がはいってしまうかもしれません。文字が少ないのでイラストに集中でき、小さなお子さんもぐんぐん引き込まれます。持ち歩き用にもおすすめです。ちびすけ どっこい案:こばやし えみこ/絵:ましま せつこ/出版社:こぐま社 「ちびすけどっこい」(絵本ナビ紹介ページ) リズミカルな文章で、はずむように読むことのできる、わらべうた絵本。歌を知らないママでも「ちびすけどっこい はだかでこい ふんどしかついで はだかでこい」と言葉の繰り返しが心地よく、いつの間にか歌っているような感覚に…。歌に合わせて土俵にあがるクマやウサギ、タヌキといった動物たちと男の子の元気な勝負もほほえましい! 最後に優勝するのは誰かな? 親子の会話を交えたスキンシップにも活用できそうです。ねずみのすもう文・絵:いもと ようこ/出版社:金の星社 「ねずみのすもう」(絵本ナビ紹介ページ) ちびねずみは、でかねずみにすもうの勝負を挑みますが、なかなか勝つことができません。不憫に思ったおじいさんは、大切な餅をちびねずみとでかねずみ、両方にわけてやりました…。おじいさん、おばあさんの気持ちに応えて力を発揮できたちびねずみ。強いけれど愛情に飢えていたでかねずみ。どちらも同じ優しさで包み込むおじいさん、おばあさんの優しさを感じられる一冊です。すもうが勝負事なのはもちろんのこと、物語のなかには人を思いやる気持ち、誰かを応援する気持ち、本気でぶつかっていく気持ちなど、さまざまな心情が言葉なく語られています。本を読んだ後は早速「はっけよーい!」。親子で、すもうをとってみてくださいね。
2017年05月01日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。今年も残すところ、あと16日…! びっくりです。年賀状がまだというかたは、 【vol.15:HAPPY NEW YEARに‘A’は必要?】 をご参考にしてくださいね。ムギ子特製年賀状テンプレート付きです。■第16回:すもうの発音はSUMO?中学のとき、週に1時間、英会話の授業がありました。アメリカ人女性の先生が、英語だけで授業をします。ある日の授業で、「I like ~(~が好きです)」という表現を使ってみよう、ということで、なにが好きでもいいのですが、生徒は一人ずつ“I like ~”と言うことに。わたしは「I like すもう.」と言いました。べつに相撲は好きでもなんでもないので、なんで言ったのか分かりませんが、なぜかすもうが好きです、と言いました。そこで先生に、“No, no! I like SUMO!”と発音を直されたんです。え? すもうって日本語でしょ? なんで英語に合わせなきゃなんないの? と、憤りを覚えました。豆腐(tofu)なんかも「トウフゥ」、天ぷら(tempura)は「テンプゥラ」ですよね。それって日本人としてどうなんだ?憤慨したわたしたちは、その先生のことを“She is MAJO.”と呼ぶことにしました。MAJOの発音は、「マジョゥ」です。どうでしょう、この「英語に合わせてやったぜ?」感。ちなみになぜMAJOかというと、その先生が魔女に似ていたからです。顔が。 【vol.1 レッチリ問題】 も併せて読んでいただけたらと思います。なにかと問題になりがちな、発音問題でございます。【本日のまとめ】“I like SUMO.”には、“She is MAJO.”で反撃!
2015年12月15日