伝統ある綿織物、久留米絣を現代のライフスタイルにリプロダクトした製品を制作・販売するTAKUMI Collection(代表:榎本 敬子)は、「赤ちゃん用もんぺ“もんぺっぺ”」を2022年4月ご注文分より、簡単にウエスト調整できるようリモデルいたしました。生後9ヶ月の息子■汗ばむ季節にぴったりの素材久留米絣の赤ちゃん用もんぺ- 久留米絣 -綿100%、吸湿性もあり、放湿性もあり、それはまるで呼吸するかのような織物。また、独特の柔らかな風合いは使えば使うほど肌になじみ心地よくなります。およそ220年前から福岡県南部の筑後地方一帯で作られている「久留米絣」。日本三大絣の一つとして1957年には国の重要無形文化財に指定されました。製造工程は30以上もあり、どれも職人技を要します。世界的に見ても複雑な工程でありながら現存する貴重な技巧です。そんな久留米絣を使った服を、おむつかぶれでおしりが真っ赤になっていた息子の為に作った「赤ちゃん用もんぺ“もんぺっぺ”」が今多くの方に使っていただいております。久留米絣は丈夫なことでも有名、ですから1枚で長く使えるように成長に合わせてデザインを考えました。2019年末に発表した“もんぺっぺ”ですが当時は大きく成長した際、ウエスト調整は針と糸が必要でした。しかし、お母さんは本当に時間がないことを実感し、簡単にウエスト調整ができるようボタンを付けました。(2022年4月ご注文分より)3歳の息子 すべて同じ“もんぺっぺ”■商品の特徴*機能的な生地吸湿性・放湿性があるので汗っかきな赤ちゃんや子供にぴったりです。*丈夫な生地先染めの久留米絣は大変丈夫です。*成長ごとに形を変えられ、デザイン性も優れている赤ちゃんや子どもは成長が早いので一般的な洋服はすぐに着れなくなります。それを補うために、ウエスト調整(2022年春よりボタン調整)やズボン裾を切り替えられるような仕様にしています。また、おむつをする時期、外れた時のお尻の形のデザイン性や、ハイハイやよちよち歩きの運動を邪魔をしない形などにこだわりました。成長に合わせてウエストも調整*ギフトボックス付き贈る方贈られた方どちらも長く使えるアイテムはとても喜ばれ、心が通じ合えてる時間と比例するようにも感じます。そのためギフト仕様に対応し、ギフトボックスを標準でつけています。実際、ほとんどがお祝い用に選ばれています。ギフトボックス付き■商品概要商品名 :もんぺっぺ種類 :4柄(紺アラレ×井桁/グレー小白玉/大玉ブルー/紅玉)価格 :6,600円(税込)サイズ :約70~95cm 0~3歳対応素材 :久留米絣(綿)100%販売場所:TAKUMI Collectionオンラインショップ並びにお取扱各店オンラインショップURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月11日戦中戦後の国民服やもんぺに始まり、世界を股にかけ活躍した日本人デザイナーの作品、Kawaii文化やサステナブルな近未来まで、日本のファッション文化を総ざらいする展覧会『ファッション イン ジャパン 1945‐2020 ―流行と社会』が開催される。会場では、戦前から現代まで豊富な資料が時系列に集合。衣服のみならず、残されてきた写真、雑誌、映像なども用いてファッションの変遷を辿る。これらは国内有数の服飾コレクションを誇る島根県立石見美術館、神戸ファッション美術館の所蔵品に加え、日本を代表するデザイナーやブランド各社から集めた貴重な品々ばかりだ。「本展は発信者であるデザイナー側からの情報ばかりでなく、受け手であるメディアや消費者の視点からも構成されている点が特徴。また菊池武夫さん、稲葉賀惠さん(デザイナー)、都築響一さん(編集者)、達川清さん(写真家)ら様々なファッション関係者10人にインタビュー。その映像を映像作家の山中有さんにドキュメンタリーとして編集してもらい、多角的にファッション文化を紹介しています」(国立新美術館主任研究員・本橋弥生さん)本橋さん曰く、本展はファッションの奥に「女性の生き方の歴史」も透けて見えるという。明治維新を機に洋装が国策として導入され、大正時代には職業婦人が制服を着るようになった。’70年代には男女平等意識が高まりユニセックスな装いが台頭したり…と社会における女性の地位と装いには密接な関係があるからだ。ファッションは自分の皮膚であり自己表現。本展を見れば自由に装うことができる幸せを実感できるはずだ。1945年‐1950年代:戦後、洋裁ブームが到来。終戦で混乱している中、人々は手元にある着物や限られた物資を材料に更生服やもんぺを作って着た。間もなく洋裁が流行し、女性たちは洋裁雑誌やスタイルブックを参照。自身で工夫して洋服を作るようになる。全国に広がった洋裁ブームは日本に洋服の普及を推し進めた。中原淳一/フレアスカート/1955年/撮影:岡田昌紘/©JUNICHI NAKAHARA/HIMAWARIYA1970年代:個性溢れる日本人デザイナーの躍進。海外のコレクションに日本人デザイナーたちも続々と参加し、華々しい活躍を見せる。巷では’60年代後半から学生運動が始まり民主主義の象徴としてTシャツやジーンズが大流行。原宿は若者の街へと変貌し『anan』等の創刊もファッションへの関心を後押しした。鋤田正義/Kansai Yamamoto×デヴィッド・ボウイ/1973年高度経済成長の只中で、新時代の女性像を提案。anan創刊号ではモデルの立川ユリさんがパリのELLE編集部を訪問し、そこで働く女性たちの服装やアクセサリーをレポート。洋裁本から脱却し海外ファッションを紹介した。1980年代:“DCブランド”の最盛期。「感性の時代」と称された’80年代は、デザイナーの個性を打ち出した、いわゆる“DCブランド”が大ブームに。一方、スポーツウェアやボディコンも大流行。’85年には国内32ブランドが参加した「東京コレクション」が開催され、日本発のファッションが一層熱気を帯びる状態に。ジュンコシマダ/88‐89AW/1988年/Photo:Guy Bourdin2000年‐2010年代:日本から世界へ発信、“Kawaii”文化。原宿を中心にビジュアル系バンドが牽引した「ゴシック系」「ロリータ」など、西洋にルーツがあるファッションを日本発の“Kawaii”カルチャーとして独自に解釈したスタイルが流行。また長引く不況下で、安価なファストファッションが幅広い年齢層に広く普及した。BABY,THE STARS SHINE BRIGHT/はわせドールワンピース/2004年/BABY,THE STARS SHINE BRIGHT2020年代:ファッションの今とこれから。SNSの浸透により衣類の売買が一層簡単にできるようになり、消費サイクルも加速。一方、環境問題悪化の一因とされるアパレル業界は、脱炭素に向けて変革を進めている。海外のハイファッションやメガブランドも地球に優しいモノづくりが求められるように。『ファッション イン ジャパン 1945‐2020 ―流行と社会』国立新美術館東京都港区六本木7‐22‐2開催中~9月6日(月)10時~18時(入場は17時半まで)火曜休一般1700円ほか※事前予約制TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月16日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月15日