日立インフォメーションアカデミーは10月23日、企業向けの研修サービスとしてアダプティブラーニング型のeラーニングを実現するシステムを独自に開発したことを発表した。同システムで提供する「ナビ機能付きeラーニング」サービスは、学習者個人ごとの正確な理解度評価をもとに、必要な学習内容を自動的に選択、推奨するもの。同サービスは、2016年4月から提供開始の予定。「ナビ機能付きeラーニング」では、学習者が事前に受験したテスト(プレテスト)から正答確率を算出し、学習目標に対する学習前の達成度を評価する。また、5~15分程度で学習できる学習単位(チャンク)ごとに細分化し、完結するため、一つのチャンクのみを学習しても知識の修得が可能だとしている。さらに、学習前の達成度に応じて、学習者個々に必要な(学ぶべき)学習単位を選定し、組み合わせて提供される。同社では、同サービス利用の効果として、プレテストの結果をもとに、現在の理解度がチャンクごとに数値で表示されることから、学習者は細かい単位で、目標に対する現在の到達度を、学習前に正確に知ることが可能なため、これから修得すべき内容についての、学習意欲を高めることができる点などを挙げている。また、5~15分程度で構成されるチャンク単位で学習することができるため、業務の合間の時間などを利用し、自分のペース、タイミングで自由に学習できる点もメリットとしている。同サービスの価格は、8時間コースの場合1万8000~2万円(税別)程度が予定されている。
2015年10月23日シャープは11月12日、4K表示に対応した70V型インフォメーションディスプレイ「PN-H701」およびフレーム幅3.5mmの狭額縁デザインを実現したフルHD対応の55V型インフォメーションディスプレイ「PN-V551」を発表した。PN-H701の仕様はエッジ型のLEDバックライトを採用し、輝度400cd/m2(標準値)、コントラスト比3000:1(標準値)を実現。アルミフレームを採用したベゼル幅は左右上部が9mm、下部が14mmと狭額縁を実現しているほか、厚みも約69mm、重さも約38kgと軽量薄型化を実現している。また、PCレスで運用可能なメディアプレーヤ機能を搭載。写真や動画、音楽ファイルを記録したUSBメモリを挿すだけでコンテンツを再生することが可能であり、対応フォーマットは静止画がjpeg(8Kまで対応)、動画がm2ts/mp4/3gp/mov(フルHDまで)、音声がmp3/wav/wma/m4aとなっている。一方のPN-V551の仕様は、LEDバックライトを採用し輝度は700cd/m2(出荷時550cd/m2)(標準値)、コントラスト比は3500:1(標準値)となっており、色度/輝度の面内均一性を向上させる独自機能「SHARP UCCT(Uniform Color Calibration Technology)」も搭載している。UCCTは各RGBの色度/輝度のハイブリッド補正技術で、各種RGB入力信号に対する表示特性を細かいエリアで測定し、特定サイズ領域のRGB信号ごとに色度、輝度を補正することが可能となる。また、本体重量は現行モデル比で約40%減となる約27.5kgを実現したほか、ハンドルを左右4カ所に配置することで、運搬や設置のしやすさを向上させたという。同社では、ディスプレイ本体だけでなく、システム、設置機器などを含め、空間デザインやコンテンツ、施工、保守運用などをトータルにサポートしていく体制を強化することでデジタルサイネージ市場での存在感を高めていくとしており、パブリック空間や商業空間、CADなどの特定業務、法人・教育などの分野を中心に「"見せるサイネージ"」から「"魅せる"サイネージ」を掲げて市場の拡大を図っていくとしている。なお、2製品ともにすでに受注を開始しており、2015年2月からの出荷が予定されているという。
2014年11月12日アバー・インフォメーションは10月7日、同社のテレビ会議システムEVC300/EVC900」との連携使用のために専用にデザインされたWindows用およびiOS/Android端末用アプリ「EZMeetup」を発表した。iOS/Android端末用アプリは無償ダウンロードすることができるので、iPhone、iPad、Androidプラットフォームのスマートフォンとタブレットにインストールすることにより、どこでも、テレビ会議システムと相互接続することができる。VGA(640×480)またはCIF(352×288)の解像度に対応。Windowsバージョンは64/128/256/384/512/768/1024kbpsの帯域に対応し、iOSバージョン、Android バージョンは64/128/256/512kbps の帯域に対応する。
2014年10月08日