ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、8月に概略を発表した新型「レンジローバー」の詳細を発表した。エンジンは510馬力を誇る5.0リットルV8ガソリンスーパーチャージャーなど4種類が搭載される。新型「レンジローバー」最大の特徴は、CUVでは初となるオールアルミのモノコックボディだ。その軽量化の効果は、現行モデルとの比較でボディシェルだけで180kgにもなる。その他の軽量化技術とあわせ、車両総重量では420kgもの削減に成功している。これにより、走りのパフォーマンスと環境性能の両方が大幅に向上している。前回の発表では詳細が伏せられていたエンジンに関しては、4種類用意されていることが判明した。375PSの5.0リットルV8ガソリン、510PSの5.0リットルV8ガソリンスーパーチャージャー、258PSの3.0リットルTDV6ディーゼルターボ、339PSの4.4リットルSDV8ディーゼルターボだ。トランスミッションは全て8速オートマチックが組み合わせられる。ちなみに、3.0リットルTDV6ディーゼルターボエンジンは従来モデルの4.4リットルTDV8ディーゼルターボの代替として搭載されたもので、軽量化により性能の低下はないとしている。同時に、最大22%のCO2排出量削減を実現している。新型「レンジローバー」は2012年末から世界170のマーケットで発売されるという。ただし、日本での発売時期や価格は未定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、「XF」「XJ」の2013年モデルを発表した。ともに環境性能を向上させた新開発エンジンを搭載するなど大幅な改良が施された。注目のエンジンについては、従来のエンジンラインナップに2種類の新開発ガソリンエンジンが追加される。2.0リットルi4ターボエンジンは、240PSの最高出力ながら138kgと軽量なのが大きな特徴。「XF」「XJ」それぞれに搭載され、0-60mph加速はそれぞれ7.5秒、7.0秒と十分なパフォーマンスを発揮する。3.0リットルV型6気筒スーパーチャージドエンジンは340PSを発揮。デュアルインディペンデント可変カムタイミング(DIVCT)やスプレーガイド式直噴システム(SGDI)といった最新技術を採用する。このエンジンを搭載する「XFスポーツサルーン」「XJリムジン」ともに、0-60mph加速5.7秒となっている。トランスミッションは従来のエンジン搭載車も含め、「XF」「XJ」全車が8速ATに。従来の6速ATよりスムーズな加速を可能にし、同時に燃費向上にも貢献する。アイドリングストップもすべてのディーゼルエンジン、V6、V8ガソリンエンジン車に採用された(市場により異なる)。停車の0.3秒後にエンジンを停止することにより、燃費を5%向上させるという。なお、これらはイギリス本国での発表で、日本市場に導入されるモデルや価格は未定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月08日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、イギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、Fタイプの開発プロトタイプを一般向けに初公開すると発表した。有名なグッドウッド・ヒルを、ジャガーのビークル・インテグリティ責任者、マイク・クロス氏の運転で駆け上がるという。Fタイプはまったく新しく開発されたスポーツカーで、コンセプトモデルとして発表されたC-X16の市販モデル。今年4月のニューヨーク・オートショーで正式に発売が発表された。2012年中に発表した後、2013年に発売するとしている。同車は2シーターのコンバーチブルで、アルミボディを採用し、軽量であることが特徴。C-X16は全長4,445mm、全幅2,048mmと堂々たるサイズで、380馬力を発生するスーパ―チャージャー付きの3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載すると発表されている。こうしたスペックがそのままFタイプに採用されるかは不明。これまで発表されたFタイプの写真はカモフラージュが施されたもので、そのエクステリアさえ明らかにされていない。今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの発表で、Fタイプは初めてそのベールを脱ぐといえる。スペックなどがどの程度発表されるかは不明だが、実際にヒルクライムにチャレンジすると発表されていることから、大まかな動力性能は判明するものとみられる。同イベントはヒルクライムを中心としたモータースポーツイベントで、世界中からスポーツカーファンが集まることで知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、ジャガーのラグジュアリースポーツ「XK」の2013年モデルを販売開始した。モデル構成、仕様、価格に変更はなく、一部装備やカラーが変更された。「XK」はラグジュアリーな装備とスポーツカーとしてのパフォーマンスを両立したジャガーの2ドアクーペモデル。5リットルのV型8気筒エンジンを搭載し、NAモデルでは385PS、スーパーチャージャー付モデルでは510~550PSのパワーを発揮する。6速ATとの組み合わせだが、ジャガーシーケンシャルシフトによりマニュアル感覚のシフト操作も可能だ。2013年モデルでは、ボディカラーのクラレット、ベイパーグレイが廃止され、新色としてカーネリアンレッド、サテライトグレイが追加された。また、Portfolio Convertibleのインテリアカラーが変更され、アイボリーシート / スレートブルーアッパーフェイシアが廃止、ネイビーおよびトリュフカラーのソフトグレインレザーシートが追加された。価格は「XK LUXURY Coupe」(NAエンジン)が1,200万円、「XK PORTFOLIO Convertible」(NAエンジン)が1,430万円、「XKR Coupe」(スーパーチャージャー510PS)が1,530万円、「XKR-S Coupe」(スーパーチャージャー550PS)が1,750万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月2日、スポーティング・ラグジュアリー・サルーン「XF」の特別仕様車「Dynamic Edition」を発売する。生産台数50台の台数限定となる。同限定車のベースモデルは、3.0リットルのV型6気筒エンジンを搭載する「XF 3.0 PREMIUM LUXURY」。もともと装備が充実したグレードだが、さらにエアロダイナミックパックオプション、19インチ大径アルミホイール、スポーツインテリアパックが装備される。エクステリア、インテリアともに、よりスポーツ性を高めた仕様だ。エアロダイナミックパックオプションの内容はフロントバンパー、ロワーエアインテークブレード、ブラックフロントメッシュグリル、サイドシルエクステンション、トランクリッドスポイラー、リアバランス。スポーツインテリアパックは最上級グレードのXFRにも採用されたもので、その内容はプレミアムソフトグレイン パーフォレイテッド スポーツレザーシート、ブライトフィニッシュステンレススチールペダル、18ウェイ(運転席 / 助手席)電動シート、アクティブベンチレーション フロントシート(ヒーター&クーラー付)、ピアノブラックパネル。ボディカラーはポラリスホワイト、アルティメットブラック、ルナーグレイの3色を用意。価格は748万8,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日ジャガーはこのほど、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットで「XJスポーツ&スピードパッケージ」によるタクシー・サービスを開始した。経験豊かなベテランドライバーによる運転で全開走行を安全に体験できる。ドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにはジャガーのエンジニアリング・テストセンターがあり、以前かららニュルブルリンク・ドライビング・プログラムを実施している。ここに新しく登場したのが、XJスーパースポーツにオプションのスポーツパックとスピードパック(ともに日本では未導入)を装着したサーキットタクシー。5.0リットルのスーパーチャージャー付きV型8気筒エンジンにより、最高速度は174mph(時速約280km)に達する。ジャガー・ランドローバーのグローバルPR責任者であるフランク・クラース氏によると、XJスーパースポーツはモータージャーナリストを最も驚かせるモデルで、大型のラグジュアリーカーという先入観を裏切る走りを見せるという。アルミニウムボディの剛性と軽量さが、サーキット走行でも優れた走りを可能にしている。今回のサーキットタクシーの導入は、こうしたXJの性能を証明するためのもので、経験豊かなドライバーが運転する車両の助手席に乗り込み、全開走行を安全に体験することができる。このXJはレザーシートをレース用シートに交換してあり、それぞれに4点式シートベルトが装備され、ロールケージも備わっているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日ジャガーはこのほど、ニューヨーク・オートショーにて、まったく新しいスポーツカー「Fタイプ」の発売を正式に発表した。同車はフランクフルトショーで発表したコンセプトモデル「C-X16」の市販モデル。現在は開発中で、2012年中に発表、2013年中頃の発売となる見込み。「Fタイプ」は2シーターのコンバーチブルで、アルミボディを採用することが決定している。ジャガーでは「C-X16」があまりにも好評だったため、急ピッチで「Fタイプ」の開発に進めているとしている。最終段階のオンロードテストに向けて、プロトタイプが工場を出発したこともあわせて発表された。まだ明確にされている部分は少ないが、「C-X16」と同サイズならば全長4,445mm、全幅2,048mmと、多くのオープン2シーターより大柄で、堂々たる本格スポーツカーとなる。発表された写真はカモフラージュが施されており、エクステリアについても詳細は不明だが、トップは最近増えてきたハードトップではなく、オーソドックスなソフトトップであるようだ。エンジンについては、新開発を含む複数のガソリンエンジンがラインアップされるとしか発表されていない。なお、「C-X16」においては、スーパーチャージャー付の3.0リットルのV型6気筒が搭載され、最高出力は380馬力と発表されていた。開発においては、ドライバーを楽しませることに徹底的にこだわったとしており、「最高レベルのダイナミックなドライビングによってもたらされる喜びを提供することに集中した」とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日