最近、話題となっている調理器具スロークッカー。火で焼いたり、煮込んだりせずに、素材の特性や食感を残したまま調理できます。言い換えれば、ポテンシャルを最大限に発揮し、おいしい料理ができるのがスロークッカーの強みです。今回は、スロークッカーを使って「ステーキ」と「煮込み料理」がどこまでおいしくなるか検証してみます。低温調理でゆっくりじんわり低温調理は、低温で時間をかけてじっくりと火を通すことで、火で直接焼いたり、水で煮込む調理では出すことができない食感や旨みを残す調理法です。通常の機器はスロークッカー専用の電気鍋を購入しなければいけませんが、《マスタースロークッカー》は鍋に直接取りつけるだけ。しかも専用鍋は、高機能のものだと4万円を超えますが、こちらは1万円以下で手に入ります。本体を鍋にセットし、水を入れます。最後に、コンセントにつないで電源を入れるだけで準備完了です。鍋の中の温度を測り、鍋内を一定温度に保ちます。この中に、パックにいれた食材を入れるだけで、自動的に調理します。さて、実際に調理して、実力を検証してみましょう!スロークッカーでステーキをよりおいしく【材料・道具】●牛肉(ステーキ用)●岩塩●ガーリックスライス●ハーブ●バター●牛脂●鍋●パック1.下ごしらえ調理方法は非常に簡単です。まずは、牛肉の下ごしらえです。肉に軽く塩を振って、下味を付けます。2.パックに入れる下ごしらえが終わったら、フライガーリックとハーブを一緒にパックに入れます。このとき、パック内に空気が入っていると、上手に食材に熱が伝わりません。しっかりと、空気を抜き真空状態にします。(製品には、真空パック器が同梱されています。)3.スロークッカーで調理鍋に水を入れ、スロークッカーを起動します。水温が段々と温まっていき、60度になったところでパックを鍋の中に入れます。あとは放置しておくだけで、スロークッカーが自動で温度管理を行います。4.焼き目をつける2時間たったら鍋からパックを取り出します。最後に、フライパンで焼き目をつけます。こうすることでよりおいしそうに見えるだけでなく、肉の表面に菌がつくことを防ぎます。牛脂とバターで風味を付けて火にかけますが、長時間焼きすぎると硬くなってしまうので注意が必要です。5.盛り付けサラダと一緒に盛りつければ完成です。お肉を切ってみると、外はシッカリ焼けていますが中はミディアムレアになっています。今まで食べたステーキの「感動レベルの記録」が大幅に更新された味になりました。口当たりといい、食感といい、レストランで食べるステーキに負けません。フライパンだけでは難しかったミディアムレアが、自宅でこんなに簡単にできるというのは衝撃でした。スロークッカーが、じわじわと人気となっている理由が理解できました。スロークッカーで鯖大根をよりおいしく【材料・道具】●大根(1/2本)●鯖缶(2缶)●醤油(大さじ1杯)●砂糖(小さじ1杯)続いては、スロークッカーでつくる「鯖大根」です。1.下ごしらえ大根の皮をむき、好みの厚さで輪切りにします。2.大根を柔らかく調理下ごしらえが終わったら、大根を器に入れレンジで5分加熱します。この作業を加えることで、より大根に味噌が加わります。3.パックに鯖と大根を投入大根の加熱が終わったら、パックに鯖味噌を投入します。大根半分につき2缶入れましょう。大根自体に水分があるため、少々薄味になります。濃い味が好きな人は、醤油(大さじ1杯)と砂糖(小さじ1杯)を足しましょう。4.スロークッカーで調理パックの準備が完了したら、こちらも鍋にいれます。60度で2時間ほど加熱したら完成です。水を使わない鯖大根こちらがお皿に盛った鯖大根です。大根にしっかりと鯖味噌の味付けがついており期待通りの煮物に。通常の煮物と違って大根に食べ応えがあります。また、普通に煮込むよりも大根の甘味が強くなっているように感じられます。パックに入れて調理するだけなので、鍋も汚れませんし、キッチンが魚臭くなることもありません。余った分は、そのまま冷凍庫に入れるだけでストックご飯としても使えそうです。さいごにレアなステーキ。何度も試みますが、焼き加減は本当に難しいです。様子を見ながら調理すると、決まって芯まで焼いてしまうことに。スロークッカーを使えば、手間なく自動で温度管理され、旨味を逃すことなく調理できます。これ以外にも、ローストビーフや魚料理、温泉卵などにも使えるとのことです。1万円札でお釣りが出る、高コスパなスロークッカー。みなさんも調理に活用してみてください。【商品概要】●商品名:《マスタースロークッカー》●型番:SOVDCOOKJAN:4562331778134●価格:9,800円(税込)●本体寸法:約90×360×160mm●重量:1,124g(本体)●電源:ACより給電●印刷方式:感熱式●設定温度:25〜99度●設定時間:1分〜99時間59分●電源コード長:120cm●保証期間:1年間●URL:
2017年11月10日siroca(シロカ)は8月18日、スロークッカーにもなる電気圧力鍋「マイコン電気圧力鍋 クックマイスター SPC-101」(以下、SPC-101)を発表した。発売は9月18日で、希望小売価格は税別23,800円だ。SPC-101は、圧力、火力、時間調整をマイコン制御する電気圧力鍋。本体には、「野菜」「肉類」「魚介類」「豆類」「白米」「玄米」「おかゆ」「おこわ」8種類のメニューがプリセットされており、自動でそれぞれに適切な加圧時間を設定してくれる。好みに応じて前後5分の調整が可能だ。プリセット以外に、1~60分まで1分単位で加圧時間を設定できる「お好みモード」も搭載。圧力調理のほかにも、沸騰させずにじっくり調理することによって、煮くずれせずに食材をやわらかく仕上げる「スロークッカー」モードも持つ。スロークッカーモードは冷めた料理の再加熱にも役立つとする。このほか、約70度で24時間まで保温できる機能も搭載している。カラーはレッドとホワイトの2色。しゃもじ、計量カップ、蒸し台、レシピブックが付属する。サイズは約W219×D233×H262mm、重量は2.7kg。
2015年08月19日