モンデリーズ・ジャパン株式会社は、手軽に歯を大切にしたい人のための『リカルデント』ブランドにて、AI食事管理アプリ「あすけん」との共同企画『トクホのリカルデントチャレンジ <「からだの健康」は「歯の健康」から!>』第二弾キャンペーンを実施しています。チャレンジの期間は2022年10月27日(木)~11月29日(火)23:59ですが、参加登録は11月23日(水)までとなっているので、ご興味のある方はお忘れなく!4日間チャレンジ!バランスの取れた食事と食後の「リカルデント」で丈夫な歯を!健康な食生活を送っていく上で欠かせない、丈夫な歯を保つためには、日頃の食事でカルシウムやビタミンなどの栄養素を意識的に取り入れることが大切です。本チャレンジは、アプリ「あすけん」の食事記録によるバランスの取れた食事と、手軽に歯の健康を保つことに役立つ「リカルデント」ガムにより、“丈夫で健康な歯”を目指すというもの。歯の健康への意識を高めながら、“丈夫で健康な歯”を保つ食習慣を身につけることをサポートします。チャレンジを達成した方の中から抽選で50人に『リカルデント ボトル3種詰め合わせセット』がプレゼントされるので、ふるってご参加ください。独自関与成分「CPP-ACP」配合、むし歯の始まりを抑え手軽に歯の健康を保つことに役立つ「リカルデント」本チャレンジの対象となる「リカルデント」製品は特定保健用食品。「むし歯の始まり(脱灰)抑制」「再石灰化を促進」「耐酸性を増強」という3つの働きをする「CPP-ACP」を配合しているので、歯を丈夫で健康に保つことに役立ちます。「CPP-ACP」を配合している特定保健用食品のガムは「リカルデント」だけというところもポイント!キャンペーン実施中「あすけん」の食事記録によるバランスの取れた食事と、「リカルデント」ガムを4日間摂取する等のチャレンジをし、達成した人の中から抽選で合計50人に「リカルデント」商品がプレゼントされます。■チャレンジ期間2022年10月27日(木)~11月29日(火)23:59※参加登録は11月23日(水)まで■チャレンジ対象「あすけん」に会員登録をしているユーザー(登録無料)(※チャレンジへの参加方法や達成条件詳細は、公式サイトをご確認ください)11月8日は「いい歯の日」。キャンペーンを通して、自分の歯や口の中の環境にも向き合いたいものです。ガムでケアするのはもちろん、しばらく歯科検診を受けていない人は検診の予約をしてみてはいかがでしょうか。【参考】※リカルデント公式サイト
2022年11月09日機能性を緑茶の味わいを両立コカ・コーラシステムの緑茶ブランド「綾鷹」から、特定保健用食品(トクホ)のお茶でありながら、唯一の“にごり”を実現した「綾鷹 特選茶」が、9月24日に発売される。植物由来の食物繊維・難消化性デキストリンの働きで脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにする特定保健用食品でありつつ、急須でいれたような緑茶の“にごり”と旨みのある豊かな味わいの「綾鷹 特選茶」。消費者のニーズにそったトクホのお茶でありながら、創業450年の歴史を誇る京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」の協力のもと開発された「綾鷹ブランド」の新商品として恥じない、本格的な緑茶のおいしさを実現した。佐藤浩市も納得9月25日からは、俳優・佐藤浩市さんを起用したテレビCMの放送もスタートする。佐藤さんはこの「綾鷹 特選茶」について「特保なのにしっかりとにごりがあり、さらに急須でいれたような味わいに近づいたような、上品な旨みがあるオトナな緑茶だと感じました。」(プレスリリースより引用)とコメント。その味わいに太鼓判を押している。「必ず」もらえるお得キャンペーンもなお9月24日からは、「綾鷹 特選茶」を含む対象のコカ・コーラ社のトクホ・機能性表示食品のバーコードを集めて応募すると、人気有名店の限定ロカボメニューや500円分のQuoカードが必ずもらえるキャンペーンもスタートする。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2018年09月22日コカ・コーラシステムは3月27日、特定保健用食品(トクホ)「コカ・コーラ プラス」(158円・税別)を全国で発売する。同商品は、「難消化性デキストリン(食物繊維)」を1本(470ml)当たり5g配合したトクホのコカ・コーラ。一日当たり1本を食事と一緒に飲用することで、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにするという。脂肪の多い食事をとりがちな人や、食後の血中中性脂肪が気になる人の食生活の改善に役立つとのこと。1本当たりのエネルギーは0kcal(※)、脂質ゼロ、糖質ゼロ。パッケージのベースカラーにはホワイトを採用し、キャップ、ロゴ、製品名、トクホ機能など製品特長を伝えるポイントは「コカ・コーラ」のブランドカラーであるレッドで統一した。キャップの天面には、特定保健用食品の許可マークをプリントしている。※食品表示基準に基づき、エネルギー5kcal未満(100ml当たり)を0kcalと表示
2017年02月02日みなさんはトクホのドリンクは飲んだことはありますか?今、トクホ商品はスーパーやコンビニでも手軽に買える機会が増えていますよね。今回はダイエット中に嬉しい脂肪に効くトクホドリンクをご紹介します。トクホとは??出典:東京福祉保健局公式サイトよりこのトクホのマークを目にしたことはありますよね?トクホとは、「特定保健用食品」の略称です。他の食品と違うのは、からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の効果が科学的に証明されている食品です。お茶1.伊右衛門 特茶出典:SUNTORY公式サイトより特茶は、脂肪分解酵素を活性化させる「ケルセチン配糖体」の働きにより、体脂肪を減らすのを助けます。苦みがなく、すっきりとした味わいも人気の理由です。2.サントリー黒烏龍茶出典:SUNTORY公式サイトより「ウーロン茶重合ポリフェノール」の働きにより、食事の脂肪の吸収を抑えて、排出を増加させるので、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるとともに脂肪がつきにくくなります。炭酸系3.KIRINメッツコーラ出典:KIRIN公式サイトより特定保健用食品初のコーラ飲料。難消化性デキストリン(食物繊維)配合で。脂肪の吸収を抑えて、排出を促進させます。食事と一緒に飲むことで、食後の中性脂肪の上昇が抑制されます。4.KIRINメッツプラスレモンスカッシュ出典:KIRIN公式サイトよりこちらも難消化性デキストリン(食物繊維)配合で。脂肪の吸収を抑えて、排出を促進させます。さわやかなレモンの香りに強炭酸がこの季節にぴったりです。その他5.VAAMヴァームダイエット出典:VAAM公式サイトより独自のアミノ酸「D-V.A.A.M.」が脂肪の燃焼を促進してくれます。運動前や体を動か前に飲むとより効果的です。砂糖ゼロなのでカロリーが気になる方にもおすすめ。6.AGFアシストウォーター出典:AGF公式サイトよりコーヒー豆由来のコーヒー豆マンノオリゴ糖が、腸内環境を整え、更に脂肪の吸収を抑えてくれます。水のようにクセのないおいしさで毎日続けやすいです。出典:We Heart itより1日の目安量が記載されているので、飲み過ぎには注意です。トクホのドリンクを飲むことで痩せやすい身体になり、身体を動かすことで体脂肪を減らしてくれるのでちょっとした運動もプラスしてみましょう!是非試してみてください♪出典:We Heart itより
2016年08月01日「トクホの水」が遂に誕生味の素ゼネラルフーヅ株式会社(AGF)は、「コーヒーオリゴ糖」の働きにより1日1本の摂取で整腸作用と体脂肪低減作用の2つの効果を有していることで消費者庁許可特定保健用食品として認められた「アシストウォーター」を、2016年3月8日(火)より全国で新発売する。「アシストウォーター」は、コーヒー豆由来のコーヒー豆マンノオリゴ糖が、そのままの状態で大腸まで届き、大腸内でビフィズス菌などの有用な細菌のみに利用され増殖するため腸内環境が整えられ、脂肪の吸収を抑えるのである。整腸作用と体脂肪低減でカラダアシスト難消化性の「コーヒーオリゴ糖」が、大腸内の有用な細菌である善玉菌を育成することで、腸の蠕動運動を促し食物が腸内を通過する時間を短縮させ、脂肪の排出量を増加させる。その結果、体内に取り込まれる脂肪絶対量が減少するため、余剰に蓄積されている脂肪をエネルギーとして消費することで体脂肪低減に繋がるのである。毎日無理なく続けられる、水のようにクセがない「アシストウォーター」は、どのような食事にも合わせることができ、水分補給としてもシーンを選ぶことなく、持ち運びにも便利な500mlのペットボトル入りの特定保健用食品「トクホの水」の登場だ。(画像はニュースリリースより)【参考】・味の素ゼネラルフーヅ株式会社ニュースリリース
2016年01月07日今年4月、機能性表示制度がスタートしました。名前は知っていても、「どんな食品に表示されるの?」「特定保健用食品(トクホ)との違いは?」など、イマイチよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。そこで今回はアラフォー女子なら知っておきたい、同制度の基本をまとめました。正しく理解すれば、食生活を見直すきっかけにもなり、買い物のヒントとしても役立ちます。何がメリット? 機能性表示食品とは一般食品は薬ではないことから、「内臓脂肪を減らします」など、具体的な機能を表示することができません。しかし今回の「機能性表示制度」の導入で、メーカーがその科学的根拠を国に提出すれば、パッケージなどに機能性を表示することが可能になりました。これにより、たとえばこれまでは「健康な生活をサポート」など、なんとなく“体によさそう”な抽象的な表現だったものも、「目のピント調節機能をサポート」など、はっきりとその機能を示すことができるようになったのです。後者の方がぐっとわかりやすいですね。もちろん、これまでにも機能性が表示できる例外はありました。「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」です。「機能性表示食品」はそこに新たに加わった、3つめの仲間がということになります。トクホと機能性表示食品、何が違うの?特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品、機能性表示食品は、それぞれ次のようなものを指します。・特定保健用食品(トクホ)…健康への効果を表示することが認められている食品。国による審査がある。・栄養機能食品…栄養補給のために利用される食品。ビタミンやミネラルなどを基準量以上含んでいれば、とくに届け出なしで表示できる。・機能性表示食品…事業者(メーカー)の責任で、科学的根拠に基づいた機能を表示している食品。販売前に、消費者庁に販売前に根拠となる情報(論文等)を提出する必要がある。トクホと機能性表示食品の大きな違いは、事業者の届け出ベースなのか、国が個別に許可したものか、ということ。トクホは国のお墨付きが得られる反面、申請には多くの時間や費用がかかり、メーカーの負担も少なくありません。その点、機能性表示食品は中小企業なども比較的参入しやすく、商品の価格がおさえられるので消費者にとってのメリットもあります。消費者庁や企業のHPには、届け出情報や試験データなどが掲載されており、メーカーの提示する科学的根拠が納得できるものかどうか、消費者自身でチェックすることもできます。機能性表示食品が続々登場!4月以降、機能性表示食品が続々と発売されています。パッケージには1回当たりの摂取目安量なども書かれているので、合わせてチェックしてみてください。具体的な商品をいくつかご紹介します。■目の健康を気づかう方、血中中性脂肪が気になる方へ。 大塚製薬「ネイチャーメイド」大塚製薬では、サプリメントブランド「ネイチャーメイド」のうち、「ルテイン」「アスタキサンチン」「フィッシュオイルパール」の3種を9月にリニューアル発売。パッケージを刷新し、機能性表示食品として対応機能を表示しています。「ルテイン」は、黄色い花の花びらや果実、卵黄などに多く含まれる成分で、目のコントラスト感度(色の濃さの判別力)をサポート。「アスタキサンチン」は鮭やエビに含まれる赤い色素で、目のピント調節機能をサポートすることが報告されています。また、「フィッシュオイルパール」は、青魚に含まれるDHAやEPAというオメガ3系脂肪酸を魚本来のバランスでパール状の小粒に含有させたもの。EPAやDHAは血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。■食事の脂肪や糖分が気になる人に「アサヒスタイルバランス」アサヒビールからは、6月にノンアルコール飲料「アサヒスタイルバランス」3種が機能性表示食品として新発売されています。ビールテイスト清涼飲料1種とRTDテイスト清涼飲料(レモンサワーテイスト、グレープフルーツサワーテイスト)2種。ちなみにRTDとは、Ready To Drinkの略。サワーやチューハイのような、開けてそのまま飲める缶飲料等のことです。3商品はいずれも、カロリーゼロかつ糖質ゼロ。難消化性デキストリン(食物繊維)を5g含有しています。難消化性デキストリン(食物繊維)には食事の脂肪や糖分の吸収を抑える効果があることが報告されています。とくに機能性表示食品で、RTDテイスト清涼飲料として唯一受理されている2種には注目。サワーテイストのすっきりとした味わいは食事とも好相性で、女性にも人気が高いそうです。■内臓脂肪を減らしたい人に「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」雪印メグミルクからは、同社が保有するプロバイオティクス乳酸菌 「ガセリ菌SP株」が入った「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」と「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」が機能性表示食品として販売されています。 「ガセリ菌SP株」は世界で初めて、ヒトの腸に長くとどまること、さらにガセリ菌SP株入りヨーグルトを用いたヒト試験により内臓脂肪を減らす機能が確認された乳酸菌。ガセリ菌SP株は胃酸に強く、長く腸にとどまるので、食べるタイミングはいつでもOK。砂糖不使用・脂肪ゼロなので、寝る前にも安心して食べられます。ちなみに内臓脂肪低減の研究データは1日1個を12週間食べた臨床試験の結果なので、内臓脂肪を減らしたいなら、毎日食べるのがおすすめです。機能性表示食品はあくまで食品なので、薬と違ってその効果に即効性が求められるものではありませんが、バランスのよい食生活を送るための1つのヒントとして上手に活用したいですね。
2015年09月30日サッポロビールは5月26日、特定保健用食品(トクホ)で初となるノンアルコールビールテイスト飲料「SAPPORO+(サッポロ プラス)」(350ml缶 / 税別148円)を発売する。同商品は、トウモロコシのでんぷんから作られる水溶性食物繊維の一種「難消化性デキストリン」を配合。難消化性デキストリンには、整腸作用のほか、食後の血糖値や血中中性脂肪値の急激な上昇をおだやかにする作用があるとされている。そのため、食後の血糖値が気になる人に適した商品とのこと。スッキリとした味わいで、どんな料理とも相性が良く、食事と共に楽しめるという。
2015年03月24日通称“トクホ”と呼ばれ、消費者庁からお墨付きを与えられた特定保健用食品。これらの商品と通常の商品との違いは、特定の保健効果が科学的に認められるという点だ。許可を受けている商品は、飲料からお菓子、加工食品など多数のカテゴリーにおよび、2014年10月2日現在でその数は1,000を超えている。中でも手軽に摂取できることで人気なのが清涼飲料水分野だ。キリンビバレッジがトクホ史上初のコーラ系飲料として2012年4月に発売した「キリン メッツ コーラ」が大ヒットして以来、人々の間で認知が多いに高まった。そして、現在、トクホ飲料部門で売上1位を記録しているのが、サントリー食品インターナショナルの「伊右衛門 特茶」だ。2013年10月の発売から1年が経ち、トクホ飲料市場で不動の地位を確立した同製品のヒットの背景を、同社 食品事業本部ブランド戦略部の新関祥子氏に伺った。新関氏によると、トクホ茶系飲料には、主に「脂肪対策系」と「血圧対策系」があるが、全体の80%以上が前者にあたるという。トクホ市場における脂肪対策お茶系飲料の登場は2004年頃からで、同社の「黒烏龍茶」や花王の「ヘルシア緑茶」などがヒットをとばした。2013年に発売された「伊右衛門 特茶」についても「脂肪対策系」に当てはまり、脂肪対策を期待する消費者の間で人気を博している。そんな中、同製品が他のトクホ茶系飲料と違うのは、“脂肪の分解”に着目した商品であること。大半の商品が食事中の脂肪の摂取の抑制を謳っているのに対し、すでに身体に付いてしまった脂肪の分解を促進することを目的としたもので、これはトクホ飲料でも初の商品となる。特茶の特徴である脂肪の分解を促進する効果を謳うにあたり、トクホ飲料として認められた成分は“ケルセチン配糖体”と呼ばれる植物由来の成分。たまねぎなどの野菜に多く含まれるポリフェノールの一種で、この成分が、脂肪分解酵素を活性化させる働きがあることが実証されている。同製品にはこの成分が110mg含まれ、1日1本継続的に飲むことで8週間目から体脂肪の低減効果が現われることが消費者庁によって認められているという(※ケルセチン配合体を含まない緑茶飲料との比較)。○トクホ飲料×伊右衛門ブランド新関氏によると、同商品の製品化にあたっては、基礎研究も含めて約7年の年月が費やされたのだという。サントリーグループには健康食品などを扱う、サントリーウエルネスというグループ企業もあり、基礎研究においてはグループの横のつながりも大いに生かされているとのことだ。基礎研究終了後も、実際の製品化までにはさらに長い道のりがあった。その理由について「ケルセチン配糖体の脂肪の分解を促進する効果が認められたのち、伊右衛門ブランドの一商品として発売するかなども含めてさらなる検討を重ね、実際に消費者庁に申請を出してからも時間を要しました」と新関氏は説明する。そして、伊右衛門ブランドの商品として発売するにあたり、こだわったのは “おいしさ”との両立。「従来、トクホのお茶と言うと、お客様には苦いイメージがあったりと、決しておいしいと言えるものではありませんでした。"毎日飲む"ためには味わいの面で不満をお持ちの方が多かったのです。そのなかで、『伊右衛門』という既に消費者の皆さまから支持をいただいているブランドの商品として出すからには、トクホであってもおいしさにこだわりたいと考えました。つまり『体脂肪を減らすのを助ける』という機能がありながら、いつものお茶の様に美味しく飲める、そんなトクホ飲料を提供したいと考えました」と新関氏。伊右衛門ブランドの商品は、京都にある寛政二年(1790年)創業の茶舗福寿園の茶匠が厳選した茶葉だけを使用し、サントリーが飲料の開発及び製造を担当している。トクホとしての機能をもたせながら、ブランドとしての信頼感を損なわないようにしなくてはいけない。そして常用のお茶として気軽に飲めることにもこだわり、サイズも500mlのペットボトルを採用したという。新関氏は、同製品の大ヒットの要因の1つにはこの点もポイントとなったと分析する。「従来のトクホのお茶は苦いものが多く、少量を飲むイメージが強く、購買層も限定されていました。しかし、この製品の場合はふだんのお茶の代わりに飲める商品と位置付けたことが幅広い層にご愛飲いただけるようになった要因だと思います。今までのトクホのお茶はどちらかと言うと、体脂肪を気にされる中年男性の消費者が多かったのですが、飲みやすく、いつものお茶と同じ感覚で飲んでいただけるということで、特に主婦の方やシニアの方にも拡大したと考えています」また、通常のペットボトル緑茶に比べて少し割高な価格ながらも受け入れられている理由について、「今までのトクホのお茶は普通のお茶に"プラスα"として飲むという感覚だったので、結果として2本飲み物を買わなければいけませんでした。それがこの製品の場合、今までの1本を『特茶』に置き換えればいいのでトータルでは割安ということになります。いつものお茶にプラス数十円というのが、トクホとしての機能が載っている分だと納得してご購入いただいているのではないかと思います」と推測した。最後に、同製品の成分であるケルセチン配糖体をほかの新商品でも展開していくのかの質問に対し、新関氏は「他の飲料でも同様の効果があるかは未知数です。それぞれまた一から研究開発を行うことになるので、すぐに発売出来るわけではありませんが、サントリーは今後も様々な可能性を検討しながら研究を続けていきます」と、前向きながら慎重に回答。特茶が大ヒットにつながるまでの経緯が、いかに容易ではなかったことを改めて思い知らされた。
2014年11月11日インターネット調査会社のマーシュは10日、「トクホ(特定保健用食品)に関するアンケート」の調査結果を発表した。同調査は11月27日~28日に関東圏(埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県)に住む20~69歳の男女を対象として行われ、500サンプル(各年代ごとに均等割り付け)を得た。「トクホ(特定保健用食品)を知っているか」との問いには、96.6%の人が「知っている」と答え、38.2%の人は言葉だけでなく意味まで理解していた。対して「なんとなく分かる程度」と答えた人は58.4%ともっとも多かった。複数の候補から「トクホについて当てはまると思うもの」を選択する問いでは、「血圧や血中コレステロールを正常に保つことを助けてくれる」が62.9%、「脂分の吸収を抑えてくれる」が56.3%、「特定の保健の効果が証明されている食品」が53.6%、「お腹の調子を整えてくれる」が36.4%、「食品機能を消費者庁長官が保証する制度」が14.5%となった。ただし、血圧を正常にする、体脂肪を落とすなど、トクホの説明として当てはまらない項目を選択した人も多く見られた。「トクホと知って飲んでいる飲料」について聞いたところ、1位は「花王ヘルシア緑茶」の25.1%。以下「サントリー黒烏龍茶」(24.2%)、「花王ヘルシアウォーター」(17.2%)、「キリンメッツコーラ」(14.5%)と続いた。その他、調査の詳細は「マーシュの公開調査データ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日50代後半男性のビジネスパーソンAさんは、少々メタボな体型で、血圧高め。毎年、健診で高血圧と指摘されながらも、元来の医者嫌い。多忙を言いわけに病院を避けてきました。そのAさんが頼りにしているのが、血圧を下げる機能があるというトクホ。「トクホ」が「特定保健用食品」の略であることはご存じの方も多いと思います。登録にはまず、企業が安全性、有効性データをそろえて、国の審査を受ける必要があります。さらに、国側が全国6カ所の検査機関で行う試験でも有効性が確認できれば、「体脂肪が気になる方に」「食後の血糖値が気になる方に」といった、身体への機能に踏み込んだ表示ができるという制度です。2012年8月31現在、1,013品目がトクホに許可されています。トクホの食品には、乳酸菌由来の成分やゴマ由来の成分が含まれているものなど、様々なものがあります。「(上の血圧が)190mmHgまではトクホで頑張る。医者に行くのはそれからだ」というのが、Aさんの主張。「食品」であるトクホに、そんな効果があるのか、家族の疑問はつのるばかり。しかしAさんは譲らず平行線のまま。さて、トクホはAさんの期待に応えてくれるのでしょうか。簡単に言えば、トクホは医薬品では当たり前に書かれている「効果効能」をもち、それを広告で訴求することができる食品のこと。例えば、「体に脂肪がつきにくい」という効能を持つお茶がありますね。それらはいずれも、「ウーロン茶重合ポリフェノール」とか「高濃度茶カテキン」などの成分が含まれています。脂肪燃焼や脂肪排出を促進する成分ですが、通常のお茶よりも人工的に多く含まれるように開発された食品なのです。ちなみにこのお茶トクホは、「コントロール」と呼ばれる一般の飲料と比較して、効果を証明しています。お茶以外も含め、現在認められているトクホには、整腸作用、カルシウムの吸収促進やコレステロール、血圧、血糖、中性脂肪、体脂肪などのメタボ予防関連などがあります。一定の健康効果があるトクホですが、では、冒頭のAさんのようにトクホに頼りっぱなしの使い方は果たして正しいのでしょうか。トクホには一見、「病気」に効くようなイメージがありますが、実は、一切「病名」は書かれていません。ここが誤解されやすいところです。前述した「脂肪が体につきにくい」お茶も、「脂質異常症(高脂血症)」の病気に対する治療効果があるわけではなく、Aさんがとっている血圧対策トクホも、「血圧が高めの方に」適していても、「高血圧症」という病気と診断された方が対象ではありません。トクホは「効果」はうたっていても、医薬品ではありません。その対象はあくまで健康な人(グレーゾーンの人を含む)なのです。いかがでしょう?トクホについて、これまで誤解していた方もいらっしゃるのでは?Aさんもご家族の意見を聞き入れて、早く病院を受診してくれればよいのですが。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日