昨年来、借金苦で税金を滞納し、破産寸前といわれているニコラス・ケイジだが、サンフランシスコで開催されたSFやアメコミなどの祭典「WonderCon 2010」で、最新主演作『魔法使いの弟子』のプロモーションに登場し、元気そうな顔を見せた。といっても、相変わらず金策には走り回っているようで、カリフォルニア州ベルエアにある邸宅を競売に出したが、残念ながら買い手がつかなかったという。12,000平方フィートの敷地にベッドルーム6室、ホーム・シアター、オリンピック競技用と同サイズのプールにタワーなどがついたテューダー様式の豪邸のオークションは1,800万ドルの価値があると言われているが、7日、入札開始価格は1,040万ドル。それでも買い手はつかなかった。日本では主演作『バッド・ルーテナント』や声優を務めた『スパイアニマル・Gフォース』も公開中で、俳優の仕事はまずまず順調のようだが、金銭問題のかたがきれいにつくまでには、もうしばらくかかりそう。『魔法使いの弟子』は現代のニューヨークを舞台に、千年にわたる魔法戦争が勃発し、ケイジ扮する魔法使いが悪を滅ぼすために弟子をとろうとする物語で、日本では8月公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:バッド・ルーテナント 2010年2月27日より恵比寿ガーデンシネマほかにて公開© 2009 LIEUTENENT PRODUCTIONS,INC.スパイアニマル・Gフォース 2010年3月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Touchstone Pictures and Jerry Bruckeimer, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:紫SHIKIBUが大活躍のPVの撮影&レコーディングを収めた特別映像が到着!ガレッジセール インタビュー 「次世代ヒーローはモルモット」空前の大ブーム到来?ナベアツ、なだぎ&友近破局に「知ら〜ん」紫SHIKIBUイベントセクシーすぎる女、エヴァ・メンデス“完璧な相乗効果”による最新作に自信紫SHIKIBU舞台挨拶付き『スパイアニマル・Gフォース』試写会に10組20名様ご招待
2010年04月09日先日より開催中のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されているニコラス・ケイジ主演の最新作『Bad Lieutenant: Port of Call New Orleans』の記者会見が9月4日(現地時間)に行われ、現地入りしていたヴェルナー・ヘルツォーク監督とケイジ、そして共演のエヴァ・メンデスらが出席した。本作は、ニュー・ジャーマン・シネマの代表的監督、ヴェルナー・ヘルツォークが手がける犯罪ドラマで、ケイジ扮するアルコール&薬物中毒の刑事が、移民一家を狙った殺人事件の真相を追う姿を描く。そのタイトルからも、1992年のカンヌ映画祭で上映後にそのショッキングな内容から賛否が分かれた、アベル・フェレーラ監督の『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』(’92)のリメイクとされてきたが、記者会見でこのことについて聞かれると、ヘルツォーク監督は、「その作品を観たこともなければ、フェレーラ監督のほかの作品も観たことはない」と一蹴した。奇しくもフェレーラ監督も新作ドキュメンタリー「Napoli,Napoli,Napoli」を携えて映画祭に滞在中だが、本作の製作に関わったフェレーラ監督側の人々は全て「地獄に堕ちればいい」と怒りを露にしているという。一方で、ヘルツォーク監督はあくまで本作がリメイクでないことを強調し、「会ってウィスキーを交わせば、すぐに解決するでしょう」と語った。また、同日行われたワールド・プレミアにも揃って登場した一同。エヴァは胸元の開いた黒のセクシードレス、ニコラスも黒のスーツで共にシックな装いで作品の晴れ舞台を祝した。ヴェネチア国際映画祭は今月12日まで開催。果たしてコンペティションを制するのは?■関連作品:第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:M・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!
2009年09月07日