栄養士という職業柄、ついつい「栄養が摂れるごはんにしたい!」と思ってしまいます。そこで、定番料理を一工夫。バンバンジーには、きゅうりを使うのが一般的ですが、これをアスパラにアレンジ。なぜなら、アスパラはきゅうりよりも8倍の葉酸を含むのです。葉酸というと、妊婦さんに必要な栄養素というイメージがあるかもしれませんね。実際、葉酸は胎児の障害(神経管閉鎖障害)のリスクを下げる働きが認められているため、国も妊活されている方や妊婦さんに対して”積極的に葉酸をとりましょう”と働きかけています。葉酸は、実は妊婦さんばかりでなく、男女ともに、普段の生活においてとても大切なのです。正常な細胞をつくるために欠かせない成分なので、不足をすると乳幼児であれば発育不足になったり、大人であれば細胞分裂が活発な粘膜の異常(口内炎や胃や腸に潰瘍ができる、下痢など)として現れることがあります。アスパラをあまり薄切りにすることはないかもしれませんが、見た目も食感もきゅうりと変わらない仕上がりです。また、葉酸だけでなく、アスパラにはアスパラから発見されたアスパラギン酸という疲労回復作用がある成分も含まれるので、栄養がかなりアップしますよ!■アスパラでバンバンジーレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>鶏ささみ 1~2本(80g) A塩 少々 A酒 小さじ1アスパラ 3本(50~60g)トマト 1個 B練りごま 小さじ2 B醤油、酢、ごま油 各小さじ1 B砂糖 小さじ1/2<作り方>1、鶏ささみは耐熱容器に入れ、Aをかける。ラップをし、600Wの電子レンジで約1分20秒加熱し、そのまま置いておく。粗熱がとれたら手でさき、汁とからめておく。2、アスパラは根元1/3の皮をピーラーでむく。ラップで包んで600Wの電子レンジで約50秒加熱し、ななめ薄切りにする。3、トマトは薄い半月切りにする。4、器にトマト、アスパラ、鶏ささみの順に盛り付け、合わせたBのたれをかける。だんだん暑くなってくるので、さっぱりヘルシーに栄養がたくさん摂れるお料理を作ってみてください。
2019年06月06日連載第62回目は、中華の定番サラダ、バンバンジー! 鶏肉とごまだれでボリューム満点サラダですが、鶏ささみで作るから夏でもさっぱりといただけて、しかも簡単! あっという間にできる自家製中華ゴマだれで彼がびっくりしちゃうかも♡ トマトとキュウリで彩りも良いので夏のホームパーティーメニュー大活躍しそうな1品です!『バンバンジー』【旬を味わう♡ 美人レシピ♪】vol. 62旬食材は、キュウリ!キュウリは年中出回っていて、1年中手に入るお野菜ですが、旬は夏の6~8月です。夏場は露地、秋から春にかけてはハウス栽培が行われています。ちなみに露地栽培された旬の夏のキュウリは、ハウス栽培のものよりもビタミンCが多く含まれています。また濃い緑色で、ハリやツヤのあるもの、表面のイボがピンととがっているものが新鮮とされています。キュウリは暑い夏に最適なお野菜!キュウリの95%は水分で体を冷やす作用があり、夏の水分補給に効果的です。また豊富な水分とカリウムで利尿作用が期待でき、むくみケアにも効果的です! まさに夏バテなどで食欲がない時にはもってこいのお野菜ですね。暑い夏に大活躍しそうなキュウリ。手軽に手に入って生で食べれちゃうので調理も楽ちんなのが嬉しいですね。暑い夏はさっぱりとしたキュウリを食べて夏バテ予防に努めましょう!実は女性に嬉しい栄養が詰まったレタス! ぜひ女性にたくさん摂取していただきたいお野菜です。カロリーも低いのでダイエット中でも心配なし! これからの季節に大活躍しそうですね♡材料はこちら!【材料(二人分)】・鶏ささみ:3~4本・長ネギの青い部分:1本分・ショウガ:ひとかけ・酒:大さじ1・キュウリ:1本・トマト:1個・長ネギ:1/4本(ごまだれ)※作りやすい分量・練り白ごま:大さじ2・きび砂糖:小さじ2・しょう油:大さじ1・ごま油:小さじ1・水:大さじ1・白すりごま:大さじ1/2・酢:大さじ1・ラー油:お好みで少々まず、下準備を始めます。~その1:鶏ささみの筋を除きます。●鶏ささみは余分な脂と筋を除く。まず、下準備を始めます。~その2:ショウガを薄くスライスします。●ショウガはよく洗い、皮つきのまま薄くスライスします。まず、下準備を始めます。~その3:ごまだれを作ります。●ごまだれは上から順に練り白ごま→きび砂糖→しょう油……ごまだれに使う材料をすべて加え、都度混ぜながら仕上げる。練りごまは分離しやすいので、都度混ぜながら、調味料を加えていきましょう!●最後に酢とお好みでラー油を加える。では、作ります! まずは鶏ささみを茹でます。●厚手の鍋に水を入れ、長ネギの青い部分、スライスしたショウガ、酒を加えて火にかけます。沸騰したら鶏ささみを入れます。●沸騰したら鶏ささみを入れて、中火で1分加熱します。火を止め、蓋をして蒸らしながら熱を入れます。●火を止め、蓋をします。●蓋をして、10分、蒸らします。ささみは火を通しすぎるとパサパサとした食感になりやすいので蒸らしながら熱を入れると、ふっくらとした蒸し鶏になります♪蒸らし後、粗熱を取り、手で細かく裂きます。●蒸らした後は引き上げ、粗熱を取り除き、手で細かく裂きます。白髪ネギを作ります。●ネギを繊維に沿って縦に中央まで切込みを入れます。●芯と白いネギの部分にわけ、白い部分だけ重ねて、繊維に沿って細い千切りにします。※芯の部分はみじん切りにし、あらかじめ作っておいたごまだれに加え、使用します!千切りにした白髪ネギは氷水にさらします。●千切りにした白髪ネギは氷水にさらします。氷水にさらすことで、シャッキっとした白髪ネギに仕上がります。キュウリを切ります。●キュウリは細切りにします。トマトは輪切りにします。●トマトは7㎜幅程度の輪切りにします。お皿に盛り付けます。●お皿に、トマトを並べ、その上にキュウリを並べます。●鶏ささみをこんもりと盛り付け、水気を切った白髪ネギを鶏肉の上に添えます。最後にごまだれを添えます。●ごまだれを添えます。おいしさのアレンジポイント♪今回は鶏ささみを使いましたが、鶏胸肉でもさっぱりと仕上がります! 鶏胸肉もパサパサになりやすいので、ささみ同様、蒸らしながら熱を加えるのがお勧めです。手作りごまだれをご紹介しましたが、市販の胡麻ドレッシングにちょっぴりラー油を加えてもおいしくいただけますよ!
2017年08月15日中国料理の定番冷菜・バンバンジー。つくってみたものの、「パサパサしていて旨みがない」という失敗報告も聞く。今回は人気ブロガーの筋肉料理人さんにレシピ考案をしていただき、保温調理でしっとりと仕上げるコツを教えてもらった。材料(4人分)鶏むね肉 2枚(600g) / 生姜 薄切り5,6枚 / 長ネギの葉の部分 長さ10cm程度 / キュウリ 2本 / 塩 小さじ1/2 / 糸唐辛子 少々 / ゴマだれ 適量A(水 1L / 日本酒 大さじ2 / 塩 小さじ1 / 鶏がらスープの素 小さじ1 / 昆布だしの素 小さじ1/4)つくり方鶏むね肉全体をフォークで刺し、塩小さじ1/2を全体にふりかける。生姜の薄切りをのせてラップをかぶせたら、30分間常温でなじませる。鍋にAを入れて強火で煮立たせる。1の鶏むね肉と長ネギの葉を入れて再沸騰したら、とろ火にしてフタをし、10分煮る(90℃程度を保つ)。新聞紙を5枚重ね、2の鍋を包んでテープでとめる。このまま1時間余熱で火を入れる。1時間経ったら鍋ごと冷水につけて冷ます。完全に冷めたら鶏むね肉を取り出し、薄く切る。千切りにしたキュウリと一緒に皿に盛り付ける。糸唐辛子を散らし、ゴマだれをかけていただく。「茹でるとパサパサになりがちな鶏むね肉も、保温調理でじっくり熱を通せばしっとりと仕上がります。茹で汁にはだしをきかせて薄味をつけておくと、茹で汁につけたまま冷ますことで旨みがしっかりと入ります。保温調理器があれば簡単ですが、この料理では普通の鍋を新聞紙で巻いて保温調理しています。これなら、皆さんもチャレンジできますよね。しっとり仕上がったバンバンジーは感動モノのおいしさ。残った茹で汁は鍋のだしやラーメンなどのスープに使うといいですね」(筋肉料理人さん)。筋肉料理人1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月02日