肩書きにこだわらないのが、20代女性の仕事の流儀!バリバリ仕事をこなして出世するか、もしくは結婚、出産といった私生活の充実を優先するか……。そのジレンマに苦しんでいる20代女性も多いでしょう。そんな状況下で出世をためらってしまい、周囲に「仕事に対してやる気がない」と思われるのも悔しいですよね。そこで今回は20代女性が抱く将来像を調査。本音レベルでの上昇志向度を探ります!>>男性編も見るQ. 出世できるならどこまで出世したいか教えてください。(単一回答)1位肩書きなし36.0%2位主任12.5%3位部長10.9%4位課長9.5%5位係長5.8%■やるならとことん出世したい!派・社長:「一国一城の主になって会社を動かすのは責任が重く大変だと思うが、やりがいがありそう」(26歳/建築/設計)・部長:「今勤めている会社でそこまで出世した女性の先輩がいないので、自分がなってみたい」(27歳/その他[メーカー]/プログラマー)・名誉会長:「会社の歴史に名を刻みたいから」(22歳/その他[サービス]/その他[インストラクター])・役員:「会社の経営に関わって社内になくてはならない存在になることが、自分の生きがいになりそう」(24歳/その他[建設コンサルタント]/設計)■ほどほどの出世で満足!派・課長:「課長になった女性はたくさんいて想像がつくけれど、それ以上になった女性をまだ見たことがないから」(29歳/官公庁/サービス)・係長:「役職が高ければ高いほど責任も重くなるので、プレッシャーに耐えきれないと思う。かといって、ずっと平社員でいるのも後輩に気を使わせそうなので、係長くらいがよい」(26歳/官公庁/財務)・次長:「あまり上の役職だと、部下との距離が離れて上司の機嫌取りばかりしているイメージがある。自分にはそれがストレスになりそう」(26歳/IT/プログラマー)・主任:「責任ある役職は自分には不向きだと思う。でも、それなりの評価が受けられるなら頑張りたいと思っている」(28歳/自動車関連/営業)・主任:「女であるせいか『上り詰めたくない』という意識が……。同年代の男性の役職よりはちょっと下ぐらいがかわいいのでは?と思ってしまう」(25歳/IT/SE)・部長:「現場でもっとも責任あるポストが部長だと思うので、そのあたりまでは出世したい。あまり役職が高くなると一般社員との交流が減りそうなので、ほどほどでよい」(22歳/ソフトウェア/SE)・役員:「自分が頂点に立つのは想像できないが、ある程度自分の意見が通る地位には就きたい」(26歳/IT/プログラマー)■肩書きに興味はない!派・「クライアントのリアルな声を聞くことができるのは、やはり肩書きがない人だと思う」(21歳/その他/その他)・「昇進しても数千円の手当てが出るだけ。残業代も出ないうえ責任が重くのしかかるだけだから、うちの会社では一般社員のままの方がいいと思う」(23歳/小売/販売)・「出世したいという願望がない。そのときのポジションで満足できる仕事ができればそれでいい」(26歳/福祉/その他[介護])・「責任のある職について残業が増えたら、プライベートの時間がなくなりそうなので現状維持でいい」(27歳/卸/財務)総評圧倒的な得票率で「肩書きなし」、つまり「肩書きにこだわらない」という意見が1位に。女性は男性以上にプライベートを重視しているようで、出世が自分の人生に不利に働くと考える人も多いようです。また、2位以下に「主任」、「課長」など、男性編と比べて低い役職が見られるのも特徴のひとつで、口コミを見ると「それ以上の役職の女性が周りにいない」など、女性としての限界を感じている模様。女性の社会進出は、まだまだ男性並みとは言いがたいものがあるようですね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年4月28日~5月11日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性686名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】あなたが思う花形部署ランキング【女性編】仕事ができる人のタイプランキング第65回COBS的下克上診断完全版(画像などあり)を見る
2010年06月07日