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練習がきつい、プロになれると思えない、とサッカーをやめたいと言い出した息子(中学生)。セレクションを受けて入った強豪の中高一貫校だし、試合にも出れているみたいだからもったいないと思ってしまう。続けさせるのは親のエゴ?というお悩みをいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとにアドバイスを送ります。(構成・文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<頑張らないのに文句ばかりの娘にうんざり。どうしたら子育て楽しめますか問題親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>><サッカーママからの相談>中学2年生の男の子の母親です。「ジュニア」年代の親向けサイトなので本来「ジュニアユース」は対象外だと思うのですが、親として不甲斐ないかもしれませんが、思春期で悩みが多い時期のアドバイス等を いただけたらと思い、ご相談させていただきました。先日、息子がサッカーを辞めたいと言いました。理由は、1つは練習がきつい、面白くない、そしてプロになるとは思えないと言ってました。幼稚園の年中から習い事の一環でサッカーを 始め、小学生の時にクラブチームに入りました。 中学からは、地元を離れ強豪校に行き、寮生活をしています。寮のある強いサッカーの学校に行きたいと言ってセレクションを受け、今の学校に行きました。中高一貫校です。年に数回、数日しかないオフの時に帰省して地元の仲間と会うのが楽しみのようです。今まで辞めたいと言ったことはないです。 母親の私としては、真剣に受け止めなければと思っているのですが、やめずに頑張ってほしいという気持ちの方が強いです。学年を超えて、試合に出たりしているので もったいないと思ってしまいます。本人は、地元の友達が楽しく見えるみたいでみんないつでも会えるからいいなと思っているようです。続けさせるのは親のエゴなのか、やめていいよと言っていいのか、私自身悩んでおり、アドバイスをいただけると幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。親元を離れ、寮生活をしてまで強豪中学でプレーしているのですから、プロになる強い意志があったのだろうと想像します。お母さんから私への一番の質問は「続けさせるのは親のエゴか、やめていいよと本人の思う通りにさせるべきか」の二択のようです。しかしながら、ここはもう少し本人と話をしたほうがいいように思います。■子どもが自信を失うとき短いご相談文からの推察なので合致しているかどうかわかりませんが、「サッカーをやめたい」息子さんはもしかしたら何か大きな荷物を背負っているのではないでしょうか。というのは、子どもたちが「もうプロになれそうにない」と自分の可能性を悲観するとき、その多くの場合は試合に出られないときです。つまり補欠として扱われ、指導者から評価されていないと感じて自信をなくしています。ところが、息子さんはそういったことではないようです。お母さんからの相談文には「学年を超えて、試合に出たりしているのでもったいない」と書かれています。どうやら2年生なのに3年生の試合に起用されているようです。であれば、試合に出られず腐ったり、自信喪失に陥ったりはしていないようです。■親のエゴ以前に、拒絶している場所に縛り付けることはしてはいけないここはあらためて息子さんの本心と向き合う作業が必要だと考えます。お母さんは「続けさせるのは親のエゴなのか?」と私に問うていますが、エゴであるかどうか以前に、通いたくないと拒絶している学校に子どもを縛りつけることはたとえ親でもやってはいけないことです。そもそもこの中高一貫校に入学した経緯を知らないので難しい部分ではありますが、まずは「君の意志を尊重するよ」という姿勢を見せる必要があります。そのうえで、以下3つのことを尋ねてください。①今いる中学校でサッカーをやめたいとまで言い出した理由は、本当に練習がきつくて、面白くないだけなのか?何か他に嫌なことはないのか。②本当にプロになれないと感じたからアッサリやめてしまうのか?③その中学校のサッカーが嫌なのか?サッカー自体が嫌になったのか?今の中学でやりたくなだけならば、地元の中学に戻るなりして部活動や民間クラブで楽しくサッカーを続ける気はないのか?特に①については、時間をかけてゆっくり聴いてあげましょう。親の目が届かない寮生活や学校生活、部活動に、もしかしたら何か問題がはらんでいるのかもしれません。いじめや不適切指導、考えたくはありませんが男子であっても性被害が起きる確率はゼロではありません。それらすべてにおいて、過去にはさまざまな事件が起きています。■14歳はこころも揺れ動く時期、我が子のことを慎重に考えてあげてまさかそんなことがあるわけはない――問題が顕在化すると大人はみんなそう言います。どうか慎重に考えてあげてください。14歳という年齢は第二次性徴期。男女ともに体が大きく変化しますが、こころも揺れ動く時期です。個人差はあるものの、子ども自身も自分の感情や思考をコントロールしづらくなります。 このため、多くの子どもが、学校や部活動など家を出た場所では自分をコントロールして社会性を保っています。そのストレスを吐き出せる場所が実は家庭なのです。家に帰れば、わけもなく不機嫌でいられます。両親には遠慮せず素の自分をぶつけられる。不愉快な顔をしようが、無視しようが「はいはい、思春期なんだよね」と受け流してもらえるからです。■寮生活だとストレスの捌け口がないかもしかしながら、寮生活を送る息子さんはそのような捌け口がありません。仲間同士のたわいない時間でストレス発散が出来ていればいいのですが、そういった部分について話を聞いたことはありますか。もしも寮や学校などでも先輩や顧問に気を遣ったりして、気が休まらないような環境にあるのならば、そういったこともサッカーに前向きになれないことに影響を及ぼしているかもしれません。話を聴く際は、本人を責めるような雰囲気や口調ではなく「あなたの気持ちが知りたいんだよ」と伝えたうえで彼の言葉に耳を傾けてください。■わが子だからすべて理解できているわけではない、「言いたくない」という気持ちも尊重して(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)もうひとつ。私の子どもはすでに成人し、時折思春期の頃の話になります。すると「あのとき、こう思ってたんだよ」と聞くことがあります。私や夫が想像しなかった事実に驚きます。したがって、わが子だから「きっとこう考えているんだろう」とか「こうに違いない」とわかったつもりになってはいけません。もしかしたら、何か被害を受けているとかではなく今は単に言いたくない場合もあるでしょう。そんなときは「言いたくない」という意思を尊重しましょう。「いいよ。信じるよ」と言ってあげてください。親は子どもの安全基地でなくてはいけません。何でも言える心理的安全性を保障してあげましょう。加えて、「せっかくセレクションに合格したのに」とか「もったいない」といった言葉は、さまざまなことを整理して前進しようとする子どものエネルギーを奪います。親御さんの感情や期待を出してはいけません。「親が期待して何が悪いんだ」という意見もありますが、子どもに良くないことは控えること。親は親である以前に「大人」であることを忘れないでください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年09月11日子どもが夏休みで普段より接する時間が多く、サッカーと子育てについて考えることも増える時期ではないですか?本日は、少年サッカーの保護者向け情報サイト「サカイク」で2024年1月から7月に配信した記事の中でみなさんの注目度が高かった、親のかかわり方に関する記事をランキングでご紹介します。サッカーを頑張るわが子をサポートするための参考になることがたくさんありますので、記事配信当時に見逃した方も、いま一度ご覧ください。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>第3位2児の父・松井大輔さんが語る、サッカー少年少女が「楽しい」「上手くなりたい」と思うようになる親のかかわり方第3位は、松井大輔さんのインタビュー記事でした。元Jリーガーで、フランス、リーグ・アンなど海外経験も豊富な松井大輔さんの子育て論。松井大輔さんが実践している子どものやる気の引き出し方は、「ああしろ」「こうしろ」といった命令口調でないのに、「自分もやろう!」と気持ちが刺激される方法でした。サッカー上達に一番大事なのは本人のやる気です。子どものやる気を引き出したい保護者の皆さんは、いま一度ご覧ください。記事を読む>>第2位「サッカー少年少女の親として何より大事なのは、子どもをプロにすることではない」昌子源選手の父・昌子力さんが語る親の心得第2位は、昌子源選手のお父さん、昌子力さんのインタビュー記事。息子の昌子源選手(町田ゼルビア)はプロになり、日本代表としてワールドカップにも出場しましたが、親として一番大事なのは子どもをプロにすることではない、という昌子力さんのインタビューは、今サッカー選手を育ている保護者の関心を集めました。プロになることの大変さを知っているからこその持論や、これまで長く育成にかかわってきた経験から、育成年代に必要なことを聞かせてくれました。夏休みで時間がある今、じっくり読んでみてください。記事を読む>>第1位干渉しすぎて自立を阻害する「ヘリコプターペアレント」になってない?過保護にならないための対処法第一位は、過干渉についての記事。親のあり方について目にする機会が増え、保護者の皆さんの「過干渉」への関心も高くなっていることを感じさせます。聞きなれない「ヘリコプターペアレント」というワードにも興味を持ってみてくださった方も多いのではないでしょうか。過干渉で子どもの自立を妨げるのは親としても本意ではないですよね。見守りとサポートは匙加減が難しいものですが、大きくなっても自分で決められない子にしないために、具体的な対策を紹介していますので改めてご確認くださいませ。記事を読む>>いかがでしたでしょうか。これからも親御さんご自身が子どものサポートについて考えるきっかけになったり、チームがよくなるきっかけになる記事を配信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2024年08月15日プロへのルートもあるクラブなのに、ジュニアユースをやめたいと言われた。小学生時代はバリバリ活躍してたのに中学以降出場時間も減り、頑張っても評価されないのが理由と言う。親としては今つらくても数年後素晴らしい未来があるのではと期待するし、プロへのルートがあるので居続けた方が良いと思うけど、どうしたらいい?と悩むお母さんからのご相談。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、今できる4つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<古い価値観の夫にけなされる息子を助けたい問題<サッカーママからの相談>息子は中学生なので、サカイクの本来の対象からは外れていると思いますが迷ったので相談を送らせていただきました。先日、中学1年生の息子に今所属しているクラブをやめたいと言われました。今のクラブには小学4年生から所属し、今年ジュニアユースに上がりました。保育園から小学3年生までは地元のスポ少に所属していましたが、このクラブに行った理由は、息子に「プロサッカー選手になるにはどうすればいいの」と聞かれた事がきっかけです。やめたい理由を聞くと、「いくらやっても監督、コーチに評価されない」とのことでした。ちなみに小学年代はバリバリ活躍していました。私も普段の練習を毎日見てるわけではないのですが、週末の試合を観に行くと出場時間が他の子たちに比べて極端に短いようでした。ただ、カテゴリが上がってまだ半年程ですのでやめるには、もったいないような気がしています。オフの日も走ったり自主トレをしている息子を見ると一年、二年後には状況はかわり素晴らしい未来があるのではないかと思ってしまいますし、プロへの道もあるクラブなので、夢を叶えるためにはここにいた方が良いのかなとも思います。一方で息子の今の苦しい、悔しい気持ちは痛いほどわかります。このまま辞めさせるべきでしょうか?何かアドバイスありましたらよろしくお願いいたします。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。対象と外れているなんて、まったくそんなことはありません。小学生のサッカーママやパパたちは、お母さんの悩みを共有することで、中学生になったらどんなことがあるのかがわかります。勇気を出してメールしてくださり、ありがとうございます。さて、息子さんは所属するクラブを辞めたいと言う。でも、お母さんはプロにルートがある(と言われている)このクラブにいるほうが夢を叶えられると考えている。母と子の気持ちはすれ違うばかりのようです。私の息子も都内で強豪と言われるジュニアユースクラブに所属していましたが、10年ちょっと前のことであり、現在のクラブ事情に詳しいわけではありません。息子さんの置かれた現状も、メール文だけの理解です。したがって、あくまでもひとつの参考として受け止めてください。■アドバイス①無理に引き留めると親子関係の悪化、自己肯定感の低下を招く恐れがあるお伝えしたいことは四つあります。ひとつめ。息子さんがどこでサッカーをするかは、お母さんが決めることではありません。あくまでも、息子さんが自分で考えて決めることです。彼のほうから「どう思う?」と尋ねられれば、意見を述べてもいいでしょう。しかし、メールの文面からすると、お母さんは息子さんの進路をご自分が決めなくてはいけないと感じているのではありませんか?それで、とても慎重になってしまい、私の意見を聞きたかった。そんなところではないでしょうか。子ども自身に決めてもらったほうがいい理由は、お母さんが無理に引き留めてこのクラブでサッカーをさせたところで、最後まで試合に出られず、練習も楽しくなく、暗黒の3年間を過ごしたとしたら、うまくいかなかったことを恐らくお母さんのせいにするでしょう。例えば「僕はほかのクラブでやりたかった。サッカーを楽しみたかった。試合に出られないのに上手くなるわけないだろう」と言われるかもしれません。うまくいかないことを親のせいにしてしまうのです。加えてサッカーでも高校や大学の進路でも、お母さんは自分の意思を尊重してくれない、何を言っても聞く耳を持ってくれない人だと意見を言うことを諦めてしまうかもしれません。さらに言えば、意思を尊重されないことは、彼の自己肯定感を一気にダウンさせます。一番近くにいて自分を一番知っている人から信用されない、信頼されない。心配されてばかりで自己決定させてもらえない「ダメな僕」という受け止めになるのです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■アドバイス②中高生は自己肯定感を重ねて自己を完成させる時期、自分で判断させるのが大事子ども時代、特に中高生の思春期は、自己肯定感をきちんと重ねて自己を完成させる時期です。何があっても自分は大丈夫。自分で考えて、自分で判断する。失敗したらやり直せばいい。トライすることが何より重要です。そのためには、親は「成果よりもプロセスを見る」ことが大切です。したがって、子どもの「今サッカーが楽しいか、楽しくないか」という感情を大切に扱ってあげてください。これが2つめです。息子さんは試合に出られないことが辛い。楽しくないのです。お母さんはもったいないと思われているようですが、現実的に試合に出られそうなのか、そうではないかは、息子さん自身が一番身にしみてわかっていることでしょう。お母さんから「もったいないじゃない」と言われて(言っているかどうかはわかりませんが)、息子さんは「サッカーしてるのはお母さんじゃないだろ?」と憤りを抱いているかもしれません。■アドバイス③プロ選手たちの親が、子どもが小中学生の頃に思っていた事3つめ。お母さんは、息子さんは何のためにサッカーをしているとお考えですか?そこをあらためて考えてみましょう。サッカーのみならず、スポーツはプロになるためだけにやるわけではありません。ご存知かと思いますが、プロになるのは非常に狭き門です。一説によると、大学まで続けたとしても、卒業後にプロになれる確率はわずか1%。高校生の時点ではさらに激しい競争率になります。プロになった選手の親御さんに話を聞くと、多くが子どもが小中学生の時点では「プロになって欲しい」と強く思っていたわけではありません。ただただ目の前の子どもが自分から楽しくサッカーをしていた。一所懸命に取り組んでいる、頑張っている。だから応援し支え続けてきたと皆さんおっしゃいます。そばで「プロになるぞ!」と言う子を笑顔で見守っている。親の目標ありきではないのです。■アドバイス④子どもを思うなら今大事にしてほしい事(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そして4つめ。ジュニアユースクラブのありように詳しいわけではありませんが、わずか13歳や15歳でプロになるルートがあるとは思えません。スーパーな子であれば、どこにいても必ず選抜チームなどにかかるので、関係者の耳に入るはずです。誰かのコネクションやコーチ同士の関係云々でプロになれるほど甘い世界ではないと私は思います。私に相談メールを書いてくださるくらいなので、お母さんのお子さんへの愛情はとても深いと思います。であれば、自由にしてあげましょう。尊重してあげましょう。愛すればこそ、手を放してあげてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年11月29日プロポリスエキス配合の「プロP」から保湿アイテム銀座ステファニー化粧品株式会社は、「CNP Laboratory(シーエヌピーラボラトリー)」から、『CNP プロP ダーマ モイスチャー ハンドクリーム』と『CNP プロP ダーマ モイスチャー リップバーム』を9月1日に発売する。同社は、韓国ドクターズコスメブランド「CNP Laboratory」の国内唯一の正規代理店。同ブランドは、プロポリスエキス配合の製品を中心としたサイエンスコスメを販売する。プロポリスは、ミツバチの巣を構成する樹脂。ミツバチが植物から集めた花粉・樹液・ミツロウ・酵素等でできている。プロポリスエキスは、肌の保湿・ツヤ・ハリに効果があるとされている。ベタつかないから様々なシーンで大活躍「ハンドクリーム」は、プロポリスエキスとシアバターを配合。乾燥した手肌にしっとりと潤いを与えてケアする。ベタつかずにさっぱりとした仕上がりなので、様々な場面で使用できる。価格は、30ml入りで1,078円(税込み)。「リップバーム」は、プロポリスエキス配合により、荒れた唇に保湿感を与えて保護する。気になる唇の縦ジワもケアできる。スティックタイプで使いやすく、ベタつかない。メイク前の保湿から日常使いまでOK。価格は、4g入りで1,078円(税込み)。今回、新商品2点をセットにした『CNP プロP ダーマ モイスチャー リップバーム&ハンドクリーム セット』を数量限定で販売する。価格は、1,890円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース銀座ステファニー化粧品株式会社※銀座ステファニー公式オンラインショップ
2023年08月31日イタリアの郷土料理「カポナータ」。ナスやズッキーニなどの夏野菜をトマトで煮込んだワインに合う一品です。保存が効きますし今の時期はたくさん作り置くと便利です。今回は、プロ直伝の絶品カポナータをご紹介!ラタトゥイユとの違いや、パスタやごはんと合わせた食べ方アレンジなど、たっぷり夏野菜を味わいましょう。■カポナータとラタトゥイユの違いとは?「カポナータ」はイタリア生まれ。「ラタトゥイユ」はフランス生まれの料理です。カポナータはオリーブオイルと塩の他に白ワインや砂糖を加えしっかりした味、一方ラタトゥイユは塩とオリーブオイルのみと味付けがシンプルです。また、カポナータは具材を一つずつ加えて炒めますが、ラタトゥイユは全ての具材を一緒に炒め煮をします。■絶品プロの味!【カポナータ基本のレシピ4選】炒めた野菜をトマトピューレで煮込みました。魚や肉の付け合わせやパスタに絡めても良し。夏野菜の旨味を存分に味わいましょう!・野菜たっぷりカポナータナスやズッキーニに赤や黄色のパプリカなどカラフルな野菜がたっぷり入ったカポナータ。ベーコンが入って食べ応えがあります。野菜の旨味が味わえる一品はパスタに乗せたり、バケットに乗せたりアレンジが色々楽しめます。・白ワインに合うカラフルカポナータナスとズッキーニの皮をむき、パプリカと一緒にカラフルなカポナータに仕上げました。お皿の縁の部分に細かく刻んだパプリカを飾るとレストランのようにおしゃれに演出できます。冷やしておくと出来立てよりもぐっと味がなじみます。・カラフル野菜の洋風煮トマト、ナス、セロリ、黄パプリカなどの彩り豊かな野菜を蒸し煮にしたカポナータ風の一品です。ベーコンの塩気と野菜の甘みが引き立ち合う洋風煮込みは白ワインのお供にオススメです。■ラタトゥイユの基本の作り方今回は「カポナータ」だけでなく「ラタトゥイユ」の作り方もご紹介します。後ほどご紹介するアレンジはどちらのレシピでもOKです。それぞれ作って食べ比べてみるのも楽しいですね。■パスタやグラタンなど【カポナータのアレンジ3選】・たっぷり夏野菜の冷製パスタ暑い日に食べたい冷製パスタ。野菜のソースをカポナータに置き換えて、作り置きがあればあっという間にメインディッシュが完成します。冷製パスタは糸のように細いカッペリーニがオススメ。茹で時間も短く手早く作れます。・夏野菜入りポテトグラタンマッシュポテトにラタトゥイユを乗せて焼くだけで、食べ応え満点のごちそうグラタンの完成です。レシピではラタトゥイユを使用していますがカポナータでも代用できます。作り置きがあれば包丁いらずで作れます。・野菜たっぷりトマトカレーこちらもつくり置きのカポナータで代用できる具沢山カレーです。カポナータとサラダチキンを使えば炒め時間も少なく10分で完成します。ヘルシーなトマトカレーは忙しい日の夜ごはんにオススメです。ナスやトマト、ズッキーニなどの夏野菜がたっぷり摂れるカポナータ。まとめて作って作り置きしておけばパスタやグラタンなどメインの料理も手早く作れます。今回ご紹介したイタリア生まれのカポナータ。是非作ってくださいね。
2023年08月17日小腹が空いた時やおつまみについつい食べたくなるのが「ナゲット」です。揚げたてのフワフワ食感は格別の美味しさですね。今回はプロ顔負けのチキンナゲットレシピを9選ご紹介!豆腐入りのヘルシーなナゲットやひき肉でパパッと作れるレシピなど、大人も子どもも大満足できるレシピばかりです。是非揚げたてを味わってくださいね。■豆腐やおからで作るヘルシーチキンナゲット3選豆腐や高野豆腐で作るヘルシーなチキンナゲットはふわふわ食感でおはしが止まりません。木綿豆腐はしっかり水切りして加えてくださいね。・量増しチキンナゲットカルシウムが豊富な高野豆腐入りのチキンナゲットは育ち盛りのお子さんのおやつやビールのお供にぴったりです。お弁当に入れても良いですね。お好みでケチャップやマスタードをつけて召し上がってください。・フードプロセッサーで簡単チキンナゲット切ったり混ぜたり大活躍のフードプロセッサー。面倒な手間が省けて便利です。食感が残る位に混ぜるのがポイントです。木綿豆腐入りでヘルシーでフワフワです。■鶏むね肉やひき肉で簡単プロの味!チキンナゲット3選・自家製チキンナゲットおうちで作れる本格的なナゲットレシピ。ナツメグやコショウなどお好みのスパイスを入れて作りましょう。鶏肉に調味料を混ぜたら少し置いて味をなじませるのがポイントです。食べやすくお弁当にもピッタリです。・チキン・ナゲットローズマリー入りの香り高いチキンナゲットです。揚げ焼きにするのでフライパンの深さ2~3cmの油でOKです。付け合せには新ジャガイモのポテトフライを添えて召し上がれ。・スパイシーチキンナゲットコショウをきかせたスパイシー仕立てです。マヨネーズ、粒マスタードに卵黄を加えた濃厚ソースで食べるナゲットはビールのお供に最高です!ソースの味を変えればさらにバリエーションが広がります。■チキンナゲットアレンジレシピ3選・カラフルチキンナゲットパプリカやピーマンが入ったカラフルなナゲットです。冷めても柔らかいのでお弁当にぴったりです。しっとり仕上げる秘密はマヨネーズ!子どももよろこぶ大満足のおかずです。・コーン入りチキンナゲットミンチにした鶏むね肉に生のトウモロコシを加えて食感と甘みをプラスしました。生のトウモロコシがない場合はコーン缶でもOKです。大人にも子どもにも人気の一品です。・レンコン入りチキンナゲットふわっと柔らかなナゲットにレンコンのシャキシャキ食感をプラスしたお惣菜風のナゲットです。食物繊維が豊富なレンコン入りでお酒のおつまみにもオススメですよ。小腹が空いた時に食べたくなるナゲット。ふわふわの揚げたては大人も子どもも大満足です。フードプロセッサーがない場合はひき肉で手軽に作れます。今回ご紹介したチキンナゲットレシピ、お弁当やおやつ、おつまみにオススメですよ。
2023年07月22日オレンジや夏みかんなど旬の果実を凝縮させたマーマレード。実はおかずやスイーツに使える万能選手なんです。 今回は大人気のマーマーレードの基本レシピをはじめ、マーマレードで作る人気のおかずやスイーツなどアイデアあふれるレシピを15選ご紹介します!■プロの味!基本のマーマレードの作り方白いワタはしっかりとって皮と一緒にコトコト煮込めば出来上がり。フレッシュな夏みかんの味を堪能できるプロ顔負けの味わいです。■マーマレードで【驚きの美味しいおかず7選】・材料2つだけ!とろっとジューシー甘辛スペアリブなんと調味料はマーマレードとしょうゆだけ、おまけに漬け時間なしでフライパンで簡単に作れるスペアリブのレシピです。甘辛ソースがたっぷりかかったぷりっとジューシーなお肉はビールのお供に最適です。大人も子どもも大好きな甘辛味のスペアリブ、豪快にかぶりついて召し上がってくださいね。・豚肉のマーマレード炒めマーマレードとしょうゆの組み合わせは炒め物にも使えます。豚肉の薄切り肉を使うから短時間で出来上がりますよ。甘辛味でごはんが進む簡単レシピは覚えておくと便利です。・マーマレード味鶏むね肉から揚げしょうゆや白ワイン、すりおろしニンニクにマーマレードをプラスして鶏むね肉を漬け込みます。コクがあってはまる美味しさです。彩りにプチトマト、茹でブロッコリーやカリフラワーを盛り合わせるとより華やかで目にもおいしくなります!・ニンジンとキュウリのマーマレード漬けマーマレードの意外な使い方をご紹介します。お酢とマーマレードをよく混ぜてキュウリやニンジンを漬け込むだけ。長時間漬けるほど味がなじみます。お手軽にできる上品な味を是非お試しください。・手羽元のマーマレード煮フライパンで全体に焼き色が付くまで手羽先を焼いたら、しょうゆとマーマレード、ニンニクを合わせたタレを絡めながら炒めましょう。照りがついたら完成です。甘辛い味でビールのお供に最高ですよ。・豚こま肉とサツマイモのマーマレード煮マーマレードとしょうゆの組み合わせは鉄板の組み合わせ。豚こま肉とサツマイモで作る一品は作り置きにも◎。食べ応えがあって手早くできる万能レシピです。・アジ丼しょうゆ、コチュジャン、ゴマ油などの韓国風のタレに隠し味で使うのがマーマレードです。アジの他にマグロやカツオでもアレンジできそう!韓国風の甘辛ダレはごはんが進みます。火を使わず15分でできる時短レシピです。■マーマレードで【簡単スイーツ7選】・なめらか濃厚!スイートポテト面倒な裏ごし無し食物繊維が豊富なサツマイモを使った代表的スイーツ、スイートポテト。電子レンジで作るので調理時間が短縮でき簡単に作れます。仕上げにぬったマーマレードがなめらかな食感のスイートポテトにマッチします。濃厚な味をお楽しみください。・マーマレードサンドクッキークリームチーズにママレードを入れて、クッキーでサンドしました。クリームチーズは常温に戻してからマーマレードを混ぜるとなめらかに仕上がります。コーヒーにピッタリの爽やかでおしゃれなクッキーです。・サツマイモのマーマレード和えサツマイモとマーマレードは相性抜群!自家製マーマレードにお菓子作りで使うことが多いキルシュを入れて伸ばします。レンジで温めたサツマイモと和えたら完成。おやつがわりにオススメですよ。・マーマレードジャムパイ冷凍パイシート、ピスタチオ、マーマーレード、材料3つで作れる簡単スイーツです。冷凍パイシートは常温に戻し、フォークで穴を開けてからマーマレードを塗ると上手に作れます。口寂しい時のおやつにどうぞ。・マーマレードレアチーズ電子レンジで15〜30秒温めたクリームチーズにヨーグルトや生クリーム、砂糖を加えゼラチンで固めた自家製レアチーズケーキ。上に乗せたマーマレードの甘みがクリームチーズの酸味とよく合います。・マーマレード入りフォンダンショコラフォンダンショコラにマーマレードをプラスするとちょっぴり大人味に。中からとろっと溶け出るマーマーレードがたまりません。バレンタインのデザートやおもてなしにも。・簡単時短でホテル風!ふんわりフレンチトースト卵液に浸す時間はたった30秒。簡単時短で失敗しない基本のフレンチトーストの作り方をご紹介します。ふんわり仕上げるコツはフライパンにフタをして蒸し焼きにする事です。厚めの食パンとマーマレードソースでホテル風に仕上がります。パン以外にいろいろ使えるマーマレード。自家製で作ると感動も美味しさも倍増します。夏みかんやオレンジなど旬の果実で作ったフレッシュなマーマレード。アレンジレシピも一緒に楽しんでくださいね。
2023年07月07日3月から5月に旬をむかえる「アサリ」。みそ汁や佃煮など普段の暮らしになじみ深い貝類です。数あるレシピの中で手軽で濃厚な旨味を味わえるのが「アサリの酒蒸し」。「アサリの酒蒸し」はフライパンでスピーディーに作れるので忙しい日にピッタリのおかずです。そこで今回はアサリの下処理方法、基本のレシピから春野菜を組み合わせたお店顔負けのアレンジレシピ20選をご紹介します。・アサリの栄養不足しがちな鉄分や亜鉛が豊富で、貧血の方や成長期のお子さんにもうれしい食材です。・アサリの下ごしらえ1、アサリをこすり合わせてしっかり洗う。2、水に海水程度の塩(約3%)を入れアサリを入れる。3、アルミホイルや新聞紙などをかぶせ常温で約一時間置き砂出しします。■バター香る!基本の「アサリの酒蒸し」 ≪材料 ( 4 人分 )≫アサリ(砂出し) 約300g 酒 大さじ4刻みネギ 大さじ4バター 20gしょうゆ 小さじ1≪下準備≫アサリは殻と殻をこすりあわせるように水洗いして、ザルに上げておく。≪作り方≫1、深めのフライパンにアサリを入れて酒を加え、蓋をして強火にかけ、口が開いたらアサリを器に取り出す。2、蒸し汁は網でこして半量になるまで煮詰め、バター、しょうゆを加えて溶かす。器に盛ったアサリに刻みネギを振り、蒸し汁を全体にかける。■白だしやバターなど!酒蒸しアレンジ7選・アサリのレンジ蒸し時間がない時に便利な電子レンジの酒蒸し。貝が開くまでをレンジで加熱し、最後にしょうゆとゴマ油をかけて仕上げます。香菜やネギを乗せてお楽しみください。・アサリのだし蒸し和風の合わせだしにアサリの旨味が加わった上品な一品は日本酒のお供に最高です。絹ごし豆腐入りで食べ応えがありますね。出汁の代わりに市販の白だしを活用しても。・アサリの中華蒸しニンニクと一緒に炒めるオイルをゴマ油にすると中華風に仕上がります。黒酢を加えると酸味とコクがプラスされ、アサリの旨味が口いっぱいに広がります。・アサリのガーリック白ワイン蒸し蒸し汁を半量になるまで煮詰めてバターを加えた一品は。ドライパセリを振るとお店のような一皿に。焼き色をつけたバケットを添えて食べるとワインが進むおつまみになりますよ。・アサリのバター蒸しニンニク風味たっぷりのバターで煮込むように作るバター蒸し。ニンニクが効いたアサリは風味豊か。。仕上げに白髪ネギと糸唐辛子を乗せて完成です。・アサリのクリーム蒸しバターと白ワインで蒸したアサリにサワークリームを加えてクリーミーな一皿に。酸味と塩気のハーモニーが絶品です。。濃厚でいてさっぱり食べられる一品です。・アサリのココナッツミルクがけアサリを酒で蒸し煮にし、煮汁だけをココナッツミルクと一緒に煮込んでエスニック風に仕上げたレシピです。アサリの塩気を確認しながらしょうゆ、塩で味を整えてくださいね。■相性バツグン!【アサリ&春キャベツ】の酒蒸し5選・キャベツとアサリのペペロンチーノ風蒸したキャベツの甘みとアサリの旨味が凝縮された一品はニンニクが効いてお箸が進みます! パスタと和えても良いですね。春が旬のキャベツとアサリ鉄板の組み合わせ。・春キャベツとアサリのガーリック蒸しフライパン一つでできる春キャベツをたっぷり使ったガーリック蒸し。アサリが開いたら塩コショウで味を整えて完成です。アサリの旨味をたっぷり含んだ春キャベツは止まらない美味しさ。・春キャベツとアサリの塩バター蒸し味付けはバターと塩のみ。素材の甘みを生かしたシンプルな一品は材料を入れて蒸すだけの簡単レシピです。アサリとベーコンとバターの旨みを吸った春キャベツは絶品です。・アサリと春キャベツの酒蒸しオリーブオイルで作るさっぱりテイストの酒蒸し。春キャベツはくったりするまで蒸し煮にするとアサリの旨味が染み込みます。素材の味を引き出したシンプルなレシピ。・アサリとキャベツのケイパー蒸しケイパーはパスタやカルパッチョなどイタリアンに欠かせない食材です。蒸し料理にケイパーを使うと酸味がプラスされさっぱり風味に。■【アサリ+野菜】の酒蒸しアレンジ7選・アサリのトマトガーリック蒸しトマトとパクチーのコントラストが美しいアサリのガーリック蒸し。アサリの旨味とトマトの酸味がたまりません! ビールによく合い、手早く作れる一品はおもてなしで喜ばれること間違いなしです。・アサリと春菊の酒蒸し春菊の苦味とアサリの旨味を引き出した酒蒸しです。10分で完成なので忙しい日のご飯作りに役立ちますよ。・アサリとアスパラのワイン蒸し材料はアサリ、アスパラ、白ワインとバターのみ。バター以外の材料をフライパンに入れ、アサリが開いたら最後にバターを加えます。調理時間はわずか10分。手軽に作れて旬を目一杯楽しめるレシピです。・ブロッコリーとアサリのワイン蒸しブロッコリーにアサリの旨みがギュッと染み込んだ食べ応えのある一品は、冷凍のブロッコリーで作ればさらに時短で作れます。パスタに絡めても◎。・アサリと小松菜の酒蒸し鉄分とカルシウムが豊富な小松菜をたっぷり食べられるこちらのレシピ。酒と塩だけで調理法はとってもシンプル。アサリの旨味が存分に引き出されてご飯だけでなく日本酒のお供にもオススメです。・アサリとズッキーニのワイン蒸し栄養価が高いズッキーニ。アサリと一緒に蒸すと旨味を吸い込み、いつもと違う食感が楽しめます。プチトマトを入れると彩り豊かに。・モヤシボンゴレモヤシをニンニクとオリーブオイルでイタリアンに仕上げます。パスタに比べてヘルシーなので、ダイエット中にオススメです。迷った時は旬食材。アサリの酒蒸しは、スピーディーに作れるので忙しい日に重宝しますね。野菜を一緒に入れれば栄養価もUP。次回の献立作りの参考にして下さいね。
2023年03月02日20年以上ご愛用いただいている声優森川智之さんをはじめ、声のプロにご愛用いただいているプロポリスキャンディー。創業以来百貨店を中心に、プロポリス・ローヤルゼリーを販売する森川健康堂株式会社(本社:熊本県上益城郡、代表取締役:森川俊美)は、そのプロポリスキャンディーの姉妹品として、『プロポリス炭酸タブレット』を2022年3月1日に発売します。商品イメージA【“プロポリス炭酸タブレット”特長】1.“プロポリス”を美味しくプロポリス特有のピリ辛感を活かしつつ、舐めたり噛んだりすると、口の中で炭酸が発泡して爽快感が広がる、美味しいレモン風味のタブレットです。2.“プロポリスキャンディー”姉妹品「声のプロ(声優/アナウンサー/歌手/俳優/芸人)」の方々にご愛用いただいている森川健康堂のプロポリスキャンディーは、TVや女性誌/ファッション誌、ブログやSNS等でご紹介いただいております。【プロポリスとは…】プロポリス(Propolis)とは、ギリシャ語で「敵の侵入を防ぐ城壁」という意味を持ち、ミツバチがハーブの新芽や樹液を利用して作る物質です。プロポリスの歴史は古く、紀元前2,700年前のメソポタミア文明の碑文にも記録があり、古代エジプトでミイラの保存にも使われてきました。プロポリスとは?●ミツバチの世界ミツバチの巣箱の中には、2~3万匹の蜂たちが暮らしています。巣箱の中で1匹でも病気になると一瞬にして感染が広がるため、ミツバチ社会を守るため、巣箱の侵入を防ぐ植物(ハーブ)の力を使って、プロポリスを作ります。●プロポリスの“栄養素”プロポリスエキスには、p-クマル酸、アルテピリンC、フラボノイド、テルペノイドなどの栄養素が含まれています。※起源植物や産地、採取季節の違い、抽出方法によっても異なります。●森川健康堂の「ブラジル産プロポリスエキス」ブラジル郊外のミナスジェライス州の広大な原生林に自生するアレクリン(バッカリス・ドラクンクリフォリア)が主な起源植物です。採取したプロポリスは、残留農薬や抗生物質の検査を実施。自社の健康食品GMP認定工場にて、製造しております。プロポリス啓蒙サイト【発売の背景】1988年に発売して以来、「声のプロ(声優/アナウンサー/歌手/俳優/芸人)」の方々にご愛用いただいている森川健康堂のプロポリスキャンディー。老舗メーカーとしてプロポリスのピリッとした独特の風味にこだわってまいりましたが、のど飴としてクセになる味とご評価いただく一方、少し苦手という方もいらっしゃいました。そこで、姉妹品としてのど飴と同じプロポリスのピリ辛感を活かしつつ、炭酸のシュワッと感+レモン果汁などで、美味しくお召し上がりいただけるタブレットタイプに商品化しました。【商品概要】名称 :プロポリス炭酸タブレット内容量 :8粒 / 袋 10袋 / 中箱発売日 :2022年3月1日販売料金 :オープン価格 参考価格=410円(税込) / 個サイズ :単品=縦 170mm×横 125mm×高さ 15mmJANコード:単品=4 952106 216341販売店 :森川健康堂 通信販売サイトURL 百貨店、健康食品専門店など商品表面【会社概要】商号 : 森川健康堂株式会社代表者 : 代表取締役 森川俊美所在地 : 〒861-4616 熊本県上益城郡甲佐町田口2170設立 : 1985年10月事業内容: 健康補助食品(ローヤルゼリー・プロポリス等の蜂産品を中心)の製造及び販売資本金 : 10,000万円URL : 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】森川健康堂株式会社 営業部担当:木村、平瀬、上野Tel :03-3370-8835 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月01日30年近くに渡るスペインでの指導経験を通じて、育成の大切さ、指導者が変わることの重要性を痛感したと話す、佐伯夕利子さん。インタビュー最終回では、ビジャレアルアカデミー所属時の育成改革の話から、保護者、指導者ができることについて話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革のおかげで、これまで選手をジャッジして来たことに気付いたと佐伯さんは語ります(写真はサッカー少年のイメージ)<<第3回:「ひどい指導者がいる」と批判するだけでは何も変わらない、佐伯夕利子さんが日本の指導現場に提言■少しずつでも前進、進化することが大事――2014年に始まったビジャレアルの育成改革から6年が経ちました。佐伯さんはクラブを離れて一時帰国中に日本で活動されていますが、進み具合はどのように感じていますか?もともと、8年から10年スパンで結果が出るものと考えていました。これは改革が始まってから気がついたのですが、フットボール界は指導者やスタッフの入れ替わりが激しく、毎年のように変わります。ですので、3歩進んだと思ったら2歩下がるような状態です。ビジャレアルに指導者が120人いると、どうしても学びの浸透度に差が出てきてしまいます。足並みをそろえている間にシーズンが終わり、また人が入れ替わる...といったことが起きるので、すごく難しい状況だと感じています。そのため、思ったようなスピードで前進できるものではないというのが、正直な感想です。ただ、クラブとして継続して取り組むことで文化になりますし、求めているスピード感で物事が変わらなくても、一歩一歩前進し、進化することが大切だと思っています。――2014年に育成改革がスタートし、2020年で6年になります。当時15歳の選手が、現在のU-23にいるわけですね。いまのU-23の監督は改革初期にいなかった人なのですが、ご自身がこれまで見てきたチームや選手との違いを、明確に感じたそうです。彼は「今年のU-23の選手たちは、これまで自分が見てきた選手と違う。常に選手同士でフットボールについて会話をしているし、練習への取り組み方、レクチャーを聞く姿勢などは、これまでの指導人生で関わってきた選手たちと違う」と言っていたので、少しずつではありますが、何かが変わってきているように感じています。■選手の育成は数値化できるものではない――育成が難しいのは、「これをやったからこうなりました」と、結果がすぐに、明確に出るわけではないことです。はい。選手の成長は可視化、数値化できるものではないので、ビジャレアルが育成の方針を変えたことに対して、選手の学びにどのような変化が生まれているのかは、本人さえもわからないことがあります。クラブとしても、選手の成長率が何%伸びました、偏差値がいくつ上がりましたと、わかりやすく成果を表すものはないという結論に達しました。その中で私達が「間違いない」と確信を持って取り組むことが、どれだけ効果があるのかはわかりませんが、取り組みを続けることで、選手自身が人として豊かになっていき、その結果、サッカー選手として成長し、選手としての価値も高まっていくと考えています。こうすればいいという正解はありませんが、自分たちが信じて、良いと思うことに取り組むこと、そしてそれに誇りを持つことが、何よりも大切なのではないかと思っています。■より良い選手になってほしいなら...。堅苦しくないようゲーム感覚で――サカイクはサッカーをする子どもを持つ、保護者の方々がたくさん読んでくれています。保護者の立場から、子どもたちとどのように接すればいいのでしょうか?保護者であれ、指導者であれ、選手や子どもに関わる大人は、より良い人間、より良い選手になってほしいと思っているものですよね。ただし、そのためのアプローチを間違っていたり、わかっていなかったり、勘違いしている大人がたくさんいます。指導者レベルでは、かつての私もそうでした。保護者のみなさんは、子どもとより深いところでつながっているので、俯瞰して見るのは難しいことかもしれませんが、私達がやったような、映像を使って......というような堅苦しいやり方ではなく、ゲームのような感覚でやってみるといいのかなと思います。――具体的にはどのようなことでしょうか?うちの息子に自立して欲しい、自分でものを考えて、積極的に取り組むような人間になってほしいと思うのであれば、親である自分自身が、そうなるような取り組みをしているのだろうかと、紙に書き出してみるのもいいと思います。試合のユニフォームやスパイクを、親である自分が用意してはいないだろうかと、ご自身の行動を「子どもが自立する」という視点で考えたときに、どこへ向いているのかをゲーム感覚で確認するのもいいかもしれません。■サッカーに必要なものを子ども自身が考えることが自立につながる――サッカークラブは子どもたちに自立してほしいと考え、そのための取り組みをしているのに、保護者が過保護になってしまっているというのは、指導現場でもよく見聞きします。「明日のサッカーに必要なものはなんだろう?」と、子ども自身が考えて準備することも、自立する上では大切なことですよね。「明日の試合に、お弁当はいりますか?」と、親がコーチに聞いてしまっては、お子さんはお弁当がいるかどうかを気にすることはありません。「今日から、お弁当がいるかどうかはお母さんは聞かないから、自分でコーチに聞きなさい」と言うのも、ひとつの方法です。自分のお子さんにこうなってほしいという最終像があって、それに向かってプラスになることを、自分がやっているのか。そこに意識を向けてみるといいと思います。――子どもの自立のために、クラブと保護者が同じ方向を向くのが理想ですね。子どもは成長の途中なので、良いときもあれば悪いときもあります。指導者や保護者は、彼らと伴走しながらサポートしていくものです。練習中に「なぜ彼はふてくされるんだろう?」という場面があったとして、その裏側には必ず何か理由があります。そこに目を向けず「ふてくされて態度が悪い、○○くん」とダメ出しやネガティブフィードバックをしたり、「そんな態度では試合には出さない」と言って、週末の試合から干したりすることを、私達指導者は繰り返してきました。でもそうではなくて、人間にはいろいろなコンテキスト(前後関係)があり、ファクター(事実)があります。そこに理解を示し、歩み寄り、選手のバックグラウンドを知ろうとすることは、とても大切なことだと思います。罰するのは、その後からでも遅くないからです。■これまでと違う日本人が育っている。大人も進化し続けないと指導の質が上がらない――時代の流れとともに、求められる指導者像や選手へのアプローチは変わってきていると感じますか?はい。時代の流れは早いので、指導者は敏感に感じ取り、変化していく必要があると思っています。フットボール界だけ、指導現場だけで物事は測れません。社会の潮流や教育現場の流れなども鑑みることが大切です。近年、日本は教育方針が大幅に変わりました。いまの子どもたちが大人になる10年、20年後は、これまで私達が知っている日本人とは違ったタイプが育っているでしょう。しかし、それに対応する我々上の世代は、昭和の教育を受けている人が大半です。これまでとは違う日本人が育っているのに、育てる側の人間がついていけないと誤差が生じます。――前提条件が違う人達同士、ミスマッチが生じるわけですね。だからこそ我々上の世代、つまり大人が敏感になること。進化することに貪欲に、エネルギーを注ぐ努力をする必要があります。そうしないと、指導現場の質も上がらないと思います。子どもたち、青少年はその時代に沿った人格形成をされています。いまの子どもたちの価値観を、昭和に戻すのは無理な話です。そうであるにも関わらず、指導者が選手に圧力をかけ、恐怖心で抑え込んできた事実が、スポーツ現場にはあります。そこに対して、どう意識を変えていくか。お話してきたビジャレアルの育成改革もそうですが、勇気を持って、我々大人が取り組むべきだと思います。<<第3回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月22日20年以上に渡ってスペインで指導者として現場に立ち、アトレティコ・マドリードやビジャレアルのアカデミーなどで活動してきた、佐伯夕利子さん。なかでも2014年にビジャレアルのアカデミーが実行した「育成改革」には、指導者人生を揺るがすほどの影響を受けたと言います。インタビュー第3回では、佐伯さん自身の変化について、話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革のおかげで、これまで選手をジャッジして来たことに気付いたと佐伯さんは語ります(写真はサッカー少年のイメージ)<<第2回:そのコーチングは「指導者が考える正解」では?ビジャレアルが将来を見据えて行った指導者改革■「これまで選手をジャッジし続けてきた」と気づいた――ビジャレアルの育成改革では指導風景を撮影し、映像をもとに指導者間でディスカッションしたとおっしゃっていましたが、佐伯さん自身フィードバックを受けて、どのような変化があったのでしょうか?まず、選手に対するアプローチの仕方が、ガラリと変わりました。なかでも強く感じたのが「私はこれまで、選手をジャッジし続けてきたんだ」ということです。たとえば、「この選手は良い選手」「この選手はそうでもない」というのもジャッジです。誰しも指導者にはお気に入りの選手がいて、どんな状態でもピッチにいてほしい。説明のつかない信頼感を寄せている選手がいます。その子に対するジャッジは、文句なしに「良い選手」です。でもいま振り返ると、それは思い込みだったのではないだろうかと。もしかすると、良い選手であるという先入観のもと、ラベリングをしていたのかもしれません。――ご自身の考えを、客観的に見られるようになったのですね。他に変わったのが、口から出る言葉です。人間は無意識のうちに、習慣化した言葉を使っています。指導中にも、頻繁に口をついて出ます。ビジャレアルの育成改革ではメソッド部門のメンタルコーチたちが、私の近くに影のように寄り添い、練習中にカメラを回し、メモをとりながら「佐伯コーチは練習中、何を言っているのか?」を記録しました。そして、私の口から出てくる言葉を全部「仕分け」してくれるんです。ポジティブな言葉とネガティブな言葉を分け、選手に対してポジティブなフィードバックが多かったのか、ネガティブなフィードバックが多かったのかに分けます。■言葉を可視化したことで、選手が自分の言葉をどう感じるかに気付けた――どんな言葉をかけているか、可視化されるわけですね。そうなんです。たとえば、90分の練習でA君に18回、B君に8回、C君に2回、声をかけたとします。「この数字を見て、佐伯コーチは何を感じますか?」と質問をされます。そこで私は「A君に18回も声をかけている。すごく執着しているな」とわかるわけです。次に、A君にかけたポジティブな言葉とネガティブな言葉を仕分けされた表を見せられます。すると、18回のうち15回がネガティブで、3回がポジティブなワードを使っていたことがわかりました。――A君に対して、ネガティブに執着していたわけですね。そこで私は自分の考えを正当化するんです。「でも、あの子には、これまで何度も注意しているんですよ。それなのに、状況を見ないでボールを受けてしまって、それから何をしようかを考えるから、ボールを奪われることが多くて。何度言っても改善されないんです」というように。指導者というのは自分を正当化させたら天下一品で、いくらでも言葉が出てきます。でも、はたして本当にそうなんだろうか? というところを、メソッド部のコーチが掘り下げてくれるんです。一つひとつ踏み込んで、「この言葉は、A君に対してどのように伝わってったと思う?」「このように言われたら、A君はどのように思ったと思う?」と、あえて指摘せず、質問を投げかけることで私自身にその答えを出させるのです。それを繰り返すことによって、「こんな言葉を使ってしまった」「こんな言い方をしてしまった」「A君は、いまどう思っただろう?」という意識が芽生えるようになりました。自分の指導を俯瞰できるようになったというと、おおげさに聞こえるかもしれませんが、いままでそんなことは思ったことがなかったので、一番の成長だと思います。――すごいアプローチですね。例えば同じシチュエーションで同じミスをした時に「また?」と指導者が言ったとします。その「また?」が、言われた選手に与えるインパクトは、どのようなものがあるだろうか?「また?」と言われた次のアクションで、結局あなたが望むプレーをA君はできた?と聞かれるわけです。同じミスをしたときに、指導者に「また?」と言われたら、次から身体が縮こまってしまい、より良いアクションは起こせないですよね。メソッド部門の人たちはそのような対話を通じて、私を変えてくれました。■スペインでは勘違い指導者の居場所がなくなりつつある――キャリアのある指導者を変えるのは、大変なことだと思います。変える方も、変わる方も。私だけでなく、スペイン国内の大多数の指導者は、多くの勘違いのもとに指導をしてきたのだと思います。幸運なことに、私はそれに気がつくことができました。さらに申し上げると、スペイン国内では指導者のプロファイルが変わってきていると感じています。これまではパフォーマンス系の指導者、例えば吠えるタイプの指導者やミスをした選手がいたら、ピッチサイドで地面にペットボトルを投げつけてみたり、審判に食ってかかったりするような指導者が多くいました。審判にプレッシャーをかけることイコール、チームへのプラスになるという変な信仰があったり。まだまだそのような指導者は少なくありませんが、流れが変わってきて、徐々にそういった指導者の居場所がなくなってきていると感じています。■知識があっても現代のやり方に合わない指導者は求められていない――そのような指導者はかつては「熱心な指導者」と言われていましたが、世の中が変わってきた中で、求められる指導者像も変化してきたのでしょうか?そう思います。先日、スペインの有名なスポーツダイレクターと話をしたのですが、同じことをおっしゃっていました。「○○監督はフットボールの知識があって、4-3-3について語らせたら、自分がいままで出会ってきた中でナンバーワンだ。だけどスポーツダイレクターの立場から考えると、彼を監督して招聘するのはありえない。なぜならもうそういう時代じゃないし、彼のやり方は求められていないんだよね」と言っていました。選手とのコミュニケーション方法やチームの作り方、自分の知識の伝え方など、時代とともに求められるやり方も変わってきているのだと思います。――オールドスタイルの指導者の居場所がなくなってきているのですね。はい。スペインで言うと、1980年代、90年代の指導スタイルから、進化していない人達の居場所がなくなってきているように感じます。そういう人達は、海外に居場所を求めています。なぜならばアフリカやアジアなどは、ヨーロッパと比べて人権への意識が低い地域もあるので、そのような指導がまだ認められるからです。もちろん、アフリカやアジアで仕事をしている指導者全員がそうだと言っているのではありません。そこは誤解なさらないようにしてほしいです。中には実力が認められて、海を渡った指導者もいます。でも、そうでない人がいるのも事実です。■過去にもてはやされた手法をなぞることがイケてると勘違いしていた――日本のスポーツ界にも、指導者のパワハラは根強く残っています。ハラスメント系の指導者というのが、一昔前はイケている指導者だった時期がありましたよね。「あの監督は情熱がある」といったように、色々な言葉で正当化されてきたんです。私もそう思っていた時期もありました。例えば、「メンバーリストは相手のチームよりも後に出せ」とか、色々なことを教えられました。でも時代は変わり、指導者がメンバーリストをいつ出すかに気を取られている間に、そのエネルギーを選手に向けて、選手のことを考える時間に当てたほうがよっぽど良いですよね。――そう思います。試合前というのは、選手が試合に向けてどのような気持ちでいるか。それに指導者は寄り添っていなければいけないはずなのに、つまらない信仰のようなものを、私達はたくさん作り上げてきてしまいました。それをなぞることが、イケている指導者だと勘違いし、そのような指導者をスペインのサッカー界は大量生産してしまったのです。しかし現在、先進的なクラブは、そのようなプロファイルの指導者は求めていません。ビジャレアルが2014年に改革しようとしたのは、まさにその部分で、それが遅かったのか、早かったのかはわかりませんが、私に多くの影響を与えてくれました。■ひどい指導者たちを批判するだけでは何も変わらない。指導環境改善のためにできること――過去の誤った振る舞いに気がついたとき、どのように感じたのでしょうか?私はメソッド部門のコーチに「いままでの自分はひどい指導者だったんだと、恥ずかしく思う」と言いました。すると、「いいんだよ。キミに非があるわけではないんだから。キミは、そのやり方しか知らなかっただけなんだ。それが正しいと思っていただけなんだ」と。さらに、こう言われました。「キミがやってきたことと、違ったアプローチがあることも知ってほしい。こういうやり方もあるんだと知ることで、指導者として豊かになれるはず。指導者をそのように育ててきた、スペインのスポーツ文化にも責任はある。人間は知っていることしか見えない。キミたちはひとつのやり方しか教わってきていないから、見えるものも見えなくなっているんだ。知ることによって、見えるものも変わるはずだから、『知る』を増やそう」と。――深い言葉ですね。日本のスポーツ界には未だにハラスメントがあり、子どものスポーツに対して、ひどい指導をしている人も多いと聞きます。でもそこで、「ここにひどい指導者がいる」「あそこにもいるぞ」と批判を繰り返すだけでは、何も変わりません。なぜならばそのような指導者達は、言い訳でなく、他のやり方を知らないんです。そして、いままではそのやり方で試合に勝ったり、大会に優勝したりと、機能してきてしまったのです。なので、その部分に対する『学びくずし』と言うか、そこに取り組むためのきっかけや、サポートする人がいない限り、指導者は変わることができない。私の経験上、そう思います。(第4回に続く)<<第2回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月16日30年近くに渡ってスペインで活動し、サッカー指導の現場で奮闘してきた佐伯夕利子さん。スペインの指導ライセンスレベル3(日本のS級に相当)を取得し、アトレティコ・マドリードの女子チームやビジャレアルのアカデミーで指導を行ってきました。2020年よりJリーグの常勤理事となり、現在は日本を拠点に活動(11/30-2/1まで一時帰国中)しています。選手の育成について多くの知見を持つ佐伯さんに「子どもたちを伸ばすために、指導者が変わらなければいけない理由」をテーマにインタビューを行いました。第2回はビジャレアルが行った育成改革の内容に迫っていきます。(取材・文鈴木智之)ビジャレアルが行った育成改革改革の第一歩は、指導者が自分を知ることから始まったそう(写真はサッカー少年のイメージ)<<第1回:1人ひとりの個性を見て個別最適化がチーム強化に。スペインの名門ビジャレアルが育成改革に取り組んだキッカケ■育成はすぐに結果が出るものではない。「今」だけ見ていて良いのか――サカイクでは、「子どもを変えるには、大人が変わらなければいけない」というメッセージを打ち出しています。ビジャレアルの育成改革は、まさに大人(指導者)が変わることで、子どもたちの変革をうながしたそうですが、どのような取り組みをしたのでしょうか?それまでの私達はサッカークラブの指導者なので、普段からサッカーの話ばかりをしていました。どんなシステムがいいのか、サイドバックの選手に求める要素は...といった形です。あるとき、ビジャレアルの育成改革を推進したコーチに「そんな話を何十年もしてきて、これから先の何十年も続けていくのか?」と言われたときに、はっとしたのです。指導者として、それはあまりにも貧しいのではないか。そうではなくて、もっと広い視野で選手を育てるべきなのではないかと。ご存知のとおり、育成はすぐに結果が出るものではありません。目の前にいる選手が8年後、10年後にこうなっていてほしいという理想像に向かって、進んでいかなくてはなりません。8年後、10年後に、今いるコーチが引き続き、ビジャレアルにいるとは限りませんが、選手たちの将来にとってプラスになるのであれば、より良いアプローチを模索するべきだということで、まずは指導者に対して様々な取り組みが行われました。■選手には「自分で考える」を求めていたのに、指導者が具体的に指示しすぎていた――どのようなことが行われたのでしょうか?改革の第一歩は、指導者が自分を知ることから始まりました。「理想の選手を育成するにあたって、それに適した指導を、私達指導者が行っているか」に目を向けました。ビジャレアルアカデミーが掲げる理想の選手像は、自ら積極的に考えて、判断して実行できる選手であり、試合中、変わっていく状況に対して適応できる能力を備えた選手です。そう言っている割には、攻撃パターンを3つぐらい作って、それをただ繰り返すドリルのようなトレーニングをさせていたり、「自分で考えてプレーしよう」と言いながら、指導者が「右に蹴れ、左に蹴れ、いまのは違うだろ」と言い続けていました。――多くの指導者にとって、耳の痛い話ですね。ビジャレアルアカデミーでは、私達指導者がどのような振る舞いをしているのか、それを自分たちの目で確かめるところから始めました。具体的には、アクションカメラの「Go Pro」をつけて指導の現場に立ち、いつもどおりトレーニングをします。「Go Pro」は自分の目線と同じなので、選手の反応が撮影されています。その映像を見ると、多くの発見がありました。練習前後に選手を集めて、指導者がトレーニングについての話をするのですが、いつもうなずいて聞いているように見えたA君が、実は聞いている素振りをしているだけだったり、聞いていなさそうに見えたB君が、話を理解しようとしていたりと、指導者が持つ印象と映像に映っている事実が異なっていました。その理由は、指導者が選手にするラベリングにあります。指導者のレッテルや主観が、事実を違うように映していたのです。――映像で見るからこそ、多くの情報を客観的に得ることができるわけですね。もう一つはハンディカムで指導者自身を映し、トレーニング中や試合中にどのような指示出し、振る舞いをしているかを、コーチングスタッフ全員でチェックし、ディスカッションをする場を設けました。これは週に1回、2時間の学びの場なのですが、自分の指導の様子がみんなの前で映し出され、選手とどのようなコミュニケーションをとっているか、どのような言葉を使っているかなどにフォーカスし、ディベートをしました。■そのコーチングは指導者が考える「正解」では?――そこでは、どのようなディスカションがなされるのでしょうか?映像には試合の様子は映っておらず、指導者の姿だけが収められています。そこで試合中、私が選手のあるプレーに対して「いまのはパスじゃなくて、ロングキックでしょ!」と言ったとします。すると進行役が映像を止めて、「いまのコミュニケーションについて、他の指導者はどう思う?」と意見を聞いていきます。そうやって、指導者の振る舞いを一つひとつ検証していくのです。――指導者からするとハードな学びの場ですね。はい。たとえば他のコーチから「この前のスタッフミーティングで、『自主的に物事を考えられる選手になってほしい』という話をしたよね。でも『ロングキックでしょ!』というコーチングは指導者であるあなたが考える正解であって、パスをした選手の判断や選択肢を否定することになっている。結局、あなたが言うとおりのプレーをしないと、ネガティブなフィードバックをされる。つまり、ダメな選手と評価されるわけだ。それは私達の目指す方向性ではないし、言っている事とやっている事が違うよね」といったフィードバックを受けます。それを1年間繰り返しました。■20年の指導歴で初めて自分が成長できる機会だった――指導者のみなさんは、そのフィードバックをすんなりと受け入れることができたのでしょうか?大人になると、誰しも自分をさらけ出すのは嫌ですよね。自分の指導の様子を撮影されて、みんなの前でフィードバックを受けるのは居心地が悪く、怒りや恥ずかしさなど、いろいろな感情が混ざり合います。私達にとっては、すごく難しい時間であり空間でしたが、その経験をしたことで、「使用前、使用後」と呼べるような変化がありました。中にはふてくされて、自分の殻に閉じこもってしまった人もいて、学びという面では残念なことではありますが、そこまで踏み込んで、指導者を改革しようとしてくれたビジャレアルというクラブは勇気があるなと感じました。――佐伯さんご自身は、それらの取り組みによる変化をどのように感じたのでしょうか?ビジャレアルの育成改革がスタートしたのが、2014年です。私はそれまで、20年ほど指導者をしていましたが、これまでの20年間、何をしていたのだろうと思うぐらい、使用前と使用後の変化を感じました。「選手を育成する」ということについて、間違えてとらえていたのだと気がつくことができたのです。時間が経てば経つほどその想いが強くなり、自分の中で整理できなかった思考が、緩やかなスピードではありますが固まってきました。それまで、選手に対するアプローチに違和感を覚えたことはありませんでした。自分のやっていることに間違いはないと思っていましたし、周りから疑問を投げかけられることもありませんでした。つまり20年以上の指導歴で、自分が成長する機会は一度もなかったのです。(第3回に続く)<<第1回を読む佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月09日1992年よりスペインで暮らし、サッカー指導の現場で奮闘してきた佐伯夕利子さん。2003年には日本人女性初となる、スペインの指導ライセンスレベル3(日本のS級に相当)を取得。アトレティコ・マドリードの女子チームやビジャレアルのアカデミーで指導を行ってきました。2018年にJリーグの特任理事に選任されると、2020年に常勤理事となり、スペインより(11/30~2/1まで一時帰国中)帰国することになりました。育成について多くの知見を持つ佐伯さんに「子どもたちを伸ばすために、指導者が変わらなければいけない理由」をテーマにインタビューを行いました。ビジャレアルの育成改革を中心とした、濃密なインタビューを4回に渡ってお届けします。(取材・文鈴木智之)育成の名門ビジャレアルが「ピッチ外」という育成で一番大変な面に目を向けるようになったキッカケとは(写真はサッカー少年のイメージ)■小中学生で親元を離れるのは良いことなのか――佐伯さんが所属していたビジャレアルは、育成に定評のあるクラブです。スペインの年代別代表に選手を輩出し、トップチームにも多数の選手を送り込んでいます。育成に実績のあるクラブが、なぜ改革をしようと決断したのでしょうか?私が所属していたビジャレアルが、アカデミーの指導改革を行ったのが、2014年です。ビジャレアルはご存知のとおり、育成に特化してクラブを運営してきました。アカデミーからトップチームへと選手が昇格し、クラブとしても欧州チャンピオンズリーグなどで上位に食い込む中で、国内外から評価を得るようになりました。ビジャレアルはスペイン全土から選手をスカウトし、寮に入れて育成していきます。一番下は小学6年生です。小学生、中学生という多感な時期に、親元を離れて生活するのが良いことなのか。まずそこに葛藤がありました。スペインは地域性が色濃い国です。ビジャレアルはバレンシア州にあるのですが「バレンシア語」といって、使う言葉も違います。――別の地域から来た子どもは、馴染むのが大変ですね。そうなんです。遠方から来た子達を地元の学校に入れても、授業がバレンシア語なので、何を言っているかわからない。そのため、学校に馴染むことができないといった問題がありました。そのような経緯があり、(小学生年代で越境させる子はほとんどいなくなりました)。やはり、多感な時期は親元で生活するのがいいだろうという結論に達したのです。このように様々なトライアンドエラーを繰り返しながら、選手の育成をしてきました。寮生活をしている子は100人ほどいますが、それだけの数がいると、人間性の部分での指導、アプローチが行き届かないこともあります。そこであるとき、気がついたのです。「私達はプロクラブの指導者と名乗っておきながら、グラウンドの中で行われることだけを指導しているのではないか」と。やれ4-4-2だ4-3-3だという話ばかりで、グラウンドを一歩離れた選手の姿に、どれだけ関心を持って指導していたのだろうかと省みたのです。■アカデミー生の90%以上はプロになれない――ヨーロッパのトップクラブのアカデミーが、そのような観点を持ったことは、非常に興味深いです。ビジャレアルのアカデミー生は"フットボールバブル"と呼ぶべき、恵まれた環境でサッカーに取り組んでいます。全額クラブ負担で衣食住のケアがされていて、寮には栄養士もランドリーサービスもあります。Tシャツにさえ、アイロンをかけてもらえる環境です。学費はクラブが負担し、サッカーをすることで報酬も得ています。一般の中高生ではありえない環境ですが、その状態で長く育ってしまうと、いつしかそれが普通になってしまいます。そして18歳になると高級車を買ったり、iPhoneの最新版を持ったり、ブランド品を身につけたりという感覚になってしまうわけです。――まさにバブルですね。普通の中高生の感覚からかけ離れた状態をクラブが作っておきながら、彼ら全員がプロ選手になれるわけではありません。プロとして契約書にサインできる選手が、アカデミーの中で何人いるかと考えた時に、ビジャレアルのようなエリートアカデミー選手でも6~7%という数字が出てきました。つまりアカデミーの93%の選手は、プロとして生計を立てて行くことができないわけです。クラブもそれを理解しながら、選手に投資をしています。プロになった1%の子だけに目を向けて、その他の 99%の子達に責任を持たなくていいのでしょうか。「トップチームに何人昇格した」「他のクラブに高額で移籍させることができた」というのが私達の勲章ではなく、いま面倒を見ているアカデミーの選手達が、サッカー選手ではなくなった時、もっと言うとビジャレアルというバックグラウンドがなくなった時の姿に責任を持つことが、私達指導者の責務ではないかという反省が、改革のきっかけになりました。■ピッチ外という一番大変な面に向き合うようになったキッカケ――非常に考えさせられますね。ごくまれに、ユース出身の選手が犯罪を犯したというニュースを耳にします。でも、その段階ではもう自分たちのクラブの選手ではないので、大抵が知らん顔をします。「何年か前に、そんな選手いたよね」「ひどい人生を送っているね」と話をするだけで、彼らがビジャレアルのアカデミーにいた時、つまり成長段階で彼らの周りにいたのは、他ならぬ私達です。アカデミーを巣立っていった選手が、そのような状況になっていることに対して、「私達は責任を感じなくていいのだろうか?」といったことを指導者間でディベートし、内省を行いました。――責任感あふれる行動だと思います。指導者として勇気を持って、一番大変でエネルギーを吸い取られるところに、あえて向き合っていく。それがプロフェッショナルクラブの指導者と言えるのではないか。指導者とはそういう仕事なのではないかという考えに基づいて、改革をしました。たとえばAという選手がいたとして、彼は学校では生徒会長であり、彼女の前では恋人であり、クラブではおとなしいキャラクターだけど、親の前ではよく喋る子だったりと、様々な側面をもっています。しかし、私達は「サッカークラブにいるA君」という面でしか見ておらず、判断していませんでした。105m☓68mのグラウンドの中にいるときのA君に対してしか、アプローチしていなかったのです。――サッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間として包括的に見ることの大切さに目を向けたのですね。サッカー選手としての価値を高めていくことが、最終的なクラブの目標としてはあるけれども、「価値とは何だろう?」と考えた時に、ボールを上手に扱えることなのか、速く走れることなのか、デュエルでたくさんボールを奪うことができることなのか......。そうではなく、もっと壮大なものではないだろうかという結論に達しました。つまり「人として豊かになれば、ピッチ上でのパフォーマンスにもプラスに現れてくるのではないか」ということです。なぜならばフットボールは、スピードやパワー、持久力など数値で測れるものを競う競技ではなく、様々なファクターの中から瞬時に判断し、たくさんの選択肢を持った中から、最適な行動を自分で選び取ることが必要なスポーツだからです。そこにスキルが加わり、クオリティの高いパフォーマンスに変わっていきます。■学校と連携して選手の日常を知る取り組み――どのようにして、サッカー以外の部分に目を向けていったのでしょうか?ひとつは学校との連携です。勉強に対してどのように取り組んでいるのか、学校ではどのような生徒なのか、先生との関係性はどうかなど、学校に対してクラブの指導者が積極的に関わるようになりました。いまでは学校の職員会議に、ビジャレアルのスタッフが参加する関係性です。さらに「Google Drive」というITソフトを使い、その選手に関わる多くの人と情報を共有し合う仕組みを作りました。Aという選手には、サッカーの指導者、寮の生活指導スタッフ、勉強を担当する先生、掃除や洗濯など身の回りのケアをする人など、たくさんの人が関わっています。そこで「Google Drive」の中に、Aという選手のファイルを作り、その日にあった特筆事項などを共有します。――現代的な仕組みですね。たとえば、学校の先生が「A君は同級生のB君と激しい言い争いをして、気が立っているので、寮に戻ったときの態度が悪いかもしれません」と記入しておけば、寮の生活指導の先生も「なんだこいつは。態度悪いな」となるのではなく、A君を取り巻く環境を理解することで対応も変わり、コミュニケーションも豊かになります。コーチはA君の身に起きた出来事を知っているので、練習場に来る時はふてくされているだろうなと、前もってイメージすることができます。そうすると、A君と接するときの指導者の態度も変わってきます。■一人ひとりが豊かになることがチームの強化につながる――それをチーム全員分するというのは、時間もエネルギーも相当かかりませんか?はい。チームに選手が20人いるとして、それぞれの人格や置かれている状況、バックボーンは全員違います。そうであるにも関わらず、私達はチーム全体にメッセージを発したり、フィードバックを行ってきました。それらの意味のなさに気がつき、すごく反省しました。個々にアプローチをし、個別に最適化を図ること。その結果として、選手一人ひとりが豊かになることが、チームの競技力や強化につながるのではないかと、考えが変わりました。そのような取り組みを行い、一つひとつ改革をしていきました。(第2回に続く)佐伯夕利子(さえき・ゆりこ)1973 年10月6日生まれ/イラン生まれ92 年にスペインに移住し、93 年から指導者の道を歩み始める。レアル・マドリードのスクールをはじめ、スペイン男子3 部リーグ、アトレティコ・マドリッド女子チームなどで監督経験を積む。08 年からビジャレアルに在籍し、男子U19のコーチ、レディースの監督、女子部統括責任者などを歴任。18 年に公益社団法人日本プロサッカーリーグの特任理事(非常勤)に選任され、2020年3月からJリーグ常勤理事。
2021年02月02日LIMIAでは、住まいや暮らしに関する話題の情報を毎日配信しています!そこで今回は、暮らしのプロともいえるLIMIAの専門家アカウントのみなさんが発信しているアイデアから、きっと役に立つ情報をピックアップしてご紹介♪暮らしを快適にするアイデアから、万が一の災害への備えに関するアイデアなどをお届けします。暮らしがもっとステキになる「プロ」の情報がたくさん!LIMIAには専門家の方が発信している情報がたくさんあるのを知っていますか?毎日の暮らしをもっと快適に、もっと楽しく、もっと安心にしたい――。そんなみなさんへ、きっと暮らしに役立つ、プロが発信している最新アイデアを5つピックアップしてみました!災害で停電になっても安心。一家に一台、発電機のススメ台風や地震など、最近は災害による停電で悩まされた方や、そのニュースを見た方も多いのではないでしょうか。停電が起きると復旧まで数日間、スマホが使えなくて情報を手に入れることはおろか、冷蔵庫も使えなくて食品が腐ってしまうなんてことも。そこでおうちで発電機の備えをしておきませんか?《G-Cubic》はガソリンだけでなく、カセットボンベでも動かせます。複数の方法で使える発電機は、めったにないですよ!▼アイデアの詳細はこちらをチェック▼カセットボンベで使える発電機!災害時にもアウトドアシーンにも活躍する《G-Cubic》が便利♪工事が途中で止まらない信頼。住まいが必ず建つ保証制度家づくりには不安がつきもの。「頼んだ公務店が建築途中で倒産して、工事がストップした上、お金が戻らない!」なんてトラブルもあるのです。家づくりを考えているなら、途中で工事がストップすることがないよう、家を最後まで完成させるための唯一の保証制度「住宅完成保証制度」について、しっかり確認しておきましょう。▼アイデアの詳細はこちらをチェック▼施主も工務店も大満足!これからの家づくりで活用したい住宅完成保証《ハートシステム》その空間に心安らぐ。ひろびろと感じられる家づくり家づくりをする際、ひろびろとした部屋が欲しいもの。でも、どうしても敷地面積が少ないと、難しいですよね。そんなお悩みを解決する方法として、「スキップフロア」の活用がおすすめです。フロアの一部に高さを変えた部分をもたせることで、壁や仕切りを少なくでき、実際の面積よりも広く感じられます。そんなステキな間取りを考えてみませんか。▼アイデアの詳細はこちらをチェック▼スキップフロアを活かした間取りと収納が特徴的な「casa skip(カーサ・スキップ)」まぶしくならない快適さ。明るい遮光カーテンをつけてみよう秋冬は太陽の位置が低くなって、夏よりもまぶしさを強く感じやすくなる季節。窓からの光を遮るには遮光カーテンが効果的ですが、老舗カーテンメーカー〔川島織物セルコン〕がおすすめするのは「明るい遮光カーテン」。一見矛盾するようですが、太陽光のまぶしさを遮りつつ部屋を真っ暗にはしたくないという方も多いはず。そんなときは、光の遮断率に段階のあるカーテンを選んでみましょう。▼アイデアの詳細はこちらをチェック▼ギラギラ日差しは秋冬こそ要注意!「アレ」の活用でおしゃれにカット♪秋バラから感じる癒やし。自分へ贈る優雅な時間1万本、1600種類のバラが咲き誇る〔京成バラ園〕では今、秋バラの見ごろです。たくさんのバラに囲まれて、優雅なひとときを過ごしてみませんか?2019年10月11日(金)~11月17日(日)の期間では、「オータムフェア2019」も開催しています。カフェやレストラン、石窯ベーカリーなど、食事が楽しめる場所もあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。▼アイデアの詳細はこちらをチェック▼バラの見頃は秋にも!優雅な姿や香りを長く楽しめる秋バラを〔京成バラ園〕で堪能しよう♪
2019年10月11日幼稚園、保育料以外にも地味にお金がかかります(;´∀`)その中の代表といえば「写真」。■かわいい写真ばかり! プロの写真撮影ポチポチポチ…注文しなくてもいいんですが…プロが撮った写真。めっちゃキレイに撮れてるんですよ! 素人の私じゃ撮れないわが子のかわいい写真がてんこ盛り!買わないわけがない!!!!!!!!毎回、「く…写真屋さん、こんなに撮りやがって…! 悔しいけど買ってしまう~~~~!! かわいい写真をありがとう~!」と思って注文してます(;´∀`)これからも娘のかわいい写真をよろしくお願いいたします、写真屋さん!!!!!
2018年08月03日プロポリスの新サプリ「粒ポリス」ブラジル産のプロポリスを専門で取り扱う「ブラジルプロポリス本店」は、新商品のサプリ「粒ポリス」を発売した。プロポリスとは蜜蜂の巣の一部として、植物の新芽や樹脂などを練って作られたもの。ミネラルやアミノ酸、フラボノイドなど、健康面や美容面で効果的とされる物質を、なんと300超も含む注目の天然物質だ。中でもブラジル産のプロポリスには、桂皮酸誘導体の一種であるアルテピリンCが多く含まれていることが一番の特徴。アルテピリンCは、プロポリスに含まれるフラボノイドの効果を高めると言われている貴重な成分だ。プロポリスパワーがギュッと詰まったサプリメント同商品には、高品質と名高いブラジル産のプロポリスに、ポリフェノールの一種であるヘスペリジンや複数のビタミン類をプラス。プロポリスが持つ抗酸化作用や血行促進の効果を向上させ、若々しい肌を保つ効果が期待される。また、腸内環境を整えるラクリス菌が配合されているのも嬉しいポイントだ。更に同商品のプロポリス含有量にも注目だ。一般的なサプリメントの平均含有量が50~150mg(1日あたり)程であるのに対し、「粒ポリス」には280mg含まれている。それにも関わらず約1ヶ月分で2,980円(税抜)という低価格で提供できるのは、専門店だからこそ。プロポリスの美容成分がギュッと詰まったサプリメントを試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※コパル物産株式会社のプレスリリース(@Press)
2018年01月18日株式会社わかさ生活株式会社わかさ生活が開発した「ルテイン プロ」は、機能性表示食品としての届け出が受理された。2016年1月より、取り扱い医療機関で購入可能となる予定だ。「ルテイン プロ」は、ルテイン、ゼアキサンチンを含む商品。これらの成分は、黄斑部の色素密度を上昇させることにより、光の刺激を和らげコントラスト感度を改善する働きがあるという。ルテイン プロ「ルテイン プロ」は、62粒入り(約2ヵ月分)で3,990円(税込み)。1日の摂取目安量は1粒だ。服用方法は、噛まずに水などで飲むもので、機能性関与成分は、1粒あたりルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgとなっている。ブルーベリーアイ プロ「ルテイン プロ」の機能性表示食品の届け出受理は、2015年11月に受理された「ブルーベリーアイ プロ」に続くもの。「ブルーベリーアイ プロ」は、ブルーベリー由来のアントシアニンよって目の疲労を和らげるサプリメントだ。「サプリメント業界品質ナンバー1」を目指す同社は、創業以来、大学や研究機関と共同でブルーベリーやルテインについてアイケア成分の研究をおこない、学会発表や論文発表を実施してきた。今後も医療機関専用サプリメントを開発し、予防医学に貢献していきたい考えだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・目の調子を整える機能性表示食品『ルテイン プロ』わかさ生活から誕生!
2015年12月28日日本女子プロ野球機構が運営する日本女子プロ野球リーグは3月24日、「女子プロ野球Walker」を発売した。角川書店との共同制作による同書は、日本女子プロ野球の魅力に迫る雑誌。女子プロ野球ヒストリーや選手名鑑、三浦伊織選手・川端友紀選手・里綾実選手・只埜榛奈選手へのインタビューや、タレント・伊集院光さんと4球団監督の対談、元プロ野球選手の石井一久氏によるインタビューなどを収録している。また、「女子プロ野球なんでもランキング」や「女子プロ野球あるある」、「女子会TALK」のほか、選手のグラビア、4カ所の本拠地のグルメガイドなども掲載。そのほかにも、2015シーズンの戦力分析やシーズン観戦案内、日程などの情報も掲載している。販売は、京都フローラ、兵庫ディオーネ、埼玉アストライア、東北レイアの4球団の地域に合わせ、京都、兵庫、埼玉・東京、宮城周辺の書店にて取り扱うほか、公式戦やイベント、オンラインショップでも対応する。価格は907円(税別)。
2015年03月24日円谷プロが生み出した数々のドラマをDVDでリリースするレーベル「円谷特撮ヒーローシリーズ」から、円谷プロとダイナミックプロが初タッグを組んだ特撮ヒーロードラマ『プロレスの星 アステカイザー』のDVDが2015年2月13日に発売される。「円谷特撮ヒーローシリーズ」は、2013年に50周年を迎えた円谷プロが『ウルトラマン』シリーズ以外にも特撮を効果的に駆使している作品をDVDで発売するシリーズで、これまでに『ミラーマン』『ジャンボーグA』『ファイヤーマン』『電光超人グリッドマン』がリリースされている。今回、同レーベルでDVD化されるのは、実写(特撮)とアニメが融合して生まれた唯一無二のヒーローが、恐怖の格闘集団「ブラック・ミスト」の野望を打ち砕くために戦っていく特撮ヒーロードラマ『プロレスの星 アステカイザー』(全26話)。本商品は全6巻で、2015年2月13日に第1巻と第2巻、3月13日に第3巻と第4巻、4月8日に第5巻と第6巻と、3カ月連続でリリースされる。価格は各4,104円。「作品解説書 4P(予定)」が封入され、「次回予告編」が映像特典として収録されるという。『プロレスの星 アステカイザー』は、1976年~77年にかけてNET(現:テレビ朝日)系列で放送された特撮ドラマで、実写にアニメを融合させた"ドラマメーション"と銘打たれた斬新な表現手法を採用。戦いの終盤になると実写映像からアニメーションに切り替る前代未聞のギミック「カイザーイン」は多大なインパクトで話題を呼び、今なお伝説として語り継がれている。本作の原作は、プロレスファンとしても知られる『ゲッターロボ』の永井豪氏&石川賢氏のコンビで、本放送に併せてこの2人による物語が学童誌で展開されていた。また、当時人気絶頂のアントニオ猪木率いる新日本プロレスが作品に全面協力しており、アントニオ猪木などの人気プロレスラーたちがゲストとして出演し、リアルなプロレスシーンを展開したことでも話題となった。(C)1976ダイナミック企画・円谷プロ
2014年11月04日お笑い芸人の方がプロの資格を持っていたり、新たにプロテストに合格したアイドルが話題になったりと、芸能界でも話題になったりしている麻雀の”プロ”。芸能人はともかく、そんな麻雀のプロ資格を持っている一般の人は、ぶっちゃけ儲かるのでしょうか? そこで今回は、麻雀のプロ組織に所属している方に収入面の現実を教えてもらいました。――プロの麻雀師はぶっちゃけ儲かるのでしょうか?いや、全然。麻雀での収入は微々たるものでしたよ(笑)。――微々たるとは、いくらぐらいでしたか?僕の場合は月に30,000円稼げたらいいほうでしたね。――30,000円!? では毎月の生活費はどうしていたんですか?基本的なお金はアルバイトをして稼いでいましたよ。週末はプロのリーグなどのイベントがあるので平日はアルバイトをして週末は麻雀をして……といった感じですね。なのでアルバイトではなく、普通のサラリーマンのプロもけっこういましたね。――なるほど。週末以外は自由なんですね。ではその30,000円というのは、どんな活動をして得た収入なんですか?ゲームセンターにある対戦型の麻雀ゲームにプロとして参戦するんですね。実際にゲームセンターに行って筐体に座ってゲームをするわけです。するとこなした試合数で手当てがもらえるんですよ。手当てを多くもらうためには多くのゲーム数をこなさないとダメなんですけど、アルバイトの方が稼げたりしちゃうのでなかなか……。――あ、たまにオンライン対戦で見かけるプロの方はそういった理由で参加されているんですね。そういったゲームに参加する以外では、どういった収入源があるんでしょうか?有名になると麻雀のイベントにゲストで呼ばれたり、講演会に講師として招かれたりするので、そのギャラですね。テレビに出るような有名なプロはこういう仕事が多いですよ。あとは書籍の監修をしたり、夕刊紙などの連載をしたり……まぁこれも人気のあるトッププロだけができる仕事ですね。――選ばれた人しかそういった仕事はできないという訳なんですね……。そういう仕事はやっぱりギャラがいいですからね~。僕のなにがどう間違ったのかわからないんですけど、地元のイベントに呼んでもらったことがあって、そのときは50,000円ももらえました。「僕下っ端なんですけどいいんでしょうか……?」ってなっちゃいましたね(笑)――なかなかに厳しい麻雀プロの世界ですが、麻雀のプロになるにはどうすればいいんですか?麻雀の協会や連盟などが実施しているプロテストを受けて、合格すればいいだけですよ。――そうなんですね! テスト受ける際の費用はいくらぐらいするんですか?僕のときは15,000円でしたね。それが試験代みたいなもんです。――なるほど。15,000円あれば麻雀のプロになれるんですね。もちろん試験を合格するだけの腕と知識が入りますけどね。まぁちゃんと麻雀を打っている人ならそこまで難しくないと思いますよ。でもプロと言っても資格みたいなもんですからね。逆に協会などに毎月お金を払わないとダメですし。――そうなんですか!?月謝みたいなもんですね。ま、それが10,000円ほどなので、毎月ちゃんと稼がないとマイナスになっちゃう訳ですね。――資格として寝かせておくわけにもいかないんですね……ま、なるには難易度はそんなに高くないし、趣味の延長みたいな感じでやる人もいますけど、それなりに厳しい世界ですよ(笑)やはりプロの世界は弱肉強食のようでした。話を聞くと、こういった現実を知らないで安易にプロ試験を受ける人もたまにいるそうです。「プロになる」ということの重大性と信念がないと、なかなか難しいとのことです。やはり「プロ」というのは、どの世界も厳しい世界のようですね。(高橋モータース@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日