マリメッコ(marimekko)の創業者であるアルミ・ラティアの波瀾万丈な人生を彩り鮮やかに描いた映画『ファブリックの女王』が、ヒューマンストラストシネマ有楽町、渋谷他全国で5月より順次公開される。1951年の戦後間もないフィンランドでマリメッコを立ち上げ、瞬く間に世界的なブランドへと押し上げたアルミ・ラティア。同作では、ファブリックのデザインにとどまらず、人々の幸せな未来のためにライフスタイルをも変えようとするなど、当時では稀な女性起業家として、男性偏重なビジネス社会に乗り込むといった、パワフルで波瀾万丈な人生が鮮やかに描かれている。主演はミンナ・ハープキュラ。監督は初期マリメッコの役員のひとりでもあり、ベルイマン監督作『ファニーとアレクサンドル』のプロデューサーとしてフィンランド人で唯一のオスカー賞を受賞したヨールン・ドンネルが務めた。アルミ・ラティアを知る生き証人であるヨールン・ドンネの構想50年にも及ぶ熱い想いが込められている。また、劇中には数多くの美しいデザインの数々が登場。世界中の老若男女に愛され続けているシンプルかつタイムレスでユニセックスなマリメッコの先鋭的でしなやかなスピリットに触れられる映画となっている。
2016年04月16日アンドフィーカは、Swedenstyleとの共催による展覧会「北欧デザイナーによる一汁一菜の器『DUKA -北欧流シンプルな食卓』」を開催する。会場は東京都・六本木のスウェーデン大使館 ベルイマン展示ホール。会期は3月11日~24日 平日10時~17時30分(12:30~13:30は昼休み、最終日は16時30分まで)。入場無料。同展は、両社の共同事業である、さまざまな分野で活躍する北欧デザイナーたちによる北欧デザインのコレクション「Scandinavian Pattern Collection」の文化交流イベントの第2弾として開催するもの。日本の食文化の原点である「飯と汁」に着目し、26名の参加デザイナーが「一汁一菜」の器にそれぞれの気持ちをこめて飯椀や小皿、箸置き、テーブルマットとのコーディネートをデザインし、北欧の暮らしの中での楽しみ方を提案するという。また、展示されている品物は、同コレクションのコンセプト「デザインの背後にデザイナーの気持ちがあり、デザインの向こうに人々の暮らしがある」に沿って、普段使いの磁器の代表格である長崎県の「波佐見焼」で飯椀、小皿、箸置きの3ピースに焼き上げているという。これらは、カジュアルラインの「フェリエ」(20デザイン)と、プレミアムラインの「スヴァット&ヴィット」(8デザイン)の2ラインにて商品化され、「フェリエ」は、LOFT4店舗(渋谷、横浜、梅田、立川)にて3月11日より販売されるほか、同4店舗に加え、一部のデザインを除き、LOFTオリジナル商品を全国22店舗で同時発売されるという。一方の「スヴァット&ヴィット」については、アルコデザインにより3月11日よりオンラインにて予約受付を開始し、4月初旬より直営店舗で先行販売、4月下旬より全国百貨店や専門店を中心に展開される予定となっている。そのほか、今回の特別展示として、スウェーデンの人気イラストレーター、スティーナ・ヴィルセンが描いた食のシーンにまつわるイラストも展示されるという。さらに関連イベントとして、来日する参加デザイナーのインガ・カールソンとマリールイス・ヘルグレンによるパネルディスカッション「一汁一菜の器をデザインするということ」(3月14日 14時~)と、デザインコンサルタント山本由香氏(Swedenstyle代表)によるトークショー「DUKA:北欧流シンプルな食卓の楽しみ方」(同日16時~)が開催される。会場はどちらもスウェーデン大使館 オディトーリアム。
2015年03月02日