先日、婚約と妊娠を発表したナタリー・ポートマン。まもなく発表となるゴールデン・グローブ賞では主演女優賞(『ブラック・スワン』)にノミネートされており、アカデミー賞受賞の最有力候補ともささやかれている。プライベートでも女優としてのキャリアでも充実を感じさせる彼女だが、主演を務めると共にプロデュースも手がけた『抱きたいカンケイ』での、これまでにない役柄が大いに話題を呼んでいる。1月7日(現地時間)には、アメリカ、ロサンゼルスのフォーシーズンズ・ホテルにて、共演のアシュトン・カッチャー、監督のアイヴァン・ライトマンらと共に会見に出席した。本作でナタリーが演じるのは、働きづめで恋する暇もない医者のエマ。アシュトン演じるアダムと、長年にわたるオトモダチだったのだが、ある日、2人はひょんなことから愛もないままに一線を越えてしまう。恋愛感情も、嫉妬もデートもないままに、日頃のストレスを発散するというカジュアルでありながらも、激しい“関係”が続くのだが、徐々に互いの気持ちにズレが…。“セックス”から始まるラブストーリーがユーモラスに描き出される。7日に行われた会見には、およそ100人の報道陣が集まり、ナタリー、アシュトン、監督に次々と質問を投げかけた。俗に言うところの“セックスフレンド”を演じているとあって、アシュトンには「愛情抜きでセックスだけという関係はうまくいくと思うか?」という質問が。これには「そんな関係になったことがないので正直分からないけど(笑)」と返しつつ「うまくいっている結婚生活とか長続きしている夫婦を見ると、彼らはまず友達同士なんだよね。友情というのはお互いに対する愛がないと成立しないものだから、恋愛感情抜きのセックスはアリかもしれないけど、人間関係としてはうまくいかないんじゃないかな」と語った。さらにアシュトンは、ロマンティック・コメディ初挑戦となるナタリーについて尋ねられ、「ナタリーはすごく経験豊富な女優だし、『終わりで始まりの4日間』みたいなコメディっぽい映画にも出ているから僕ができることなんか何もなかったよ。でも、身長ネタのジョークをいっぱい飛ばしてからかったね。『車の運転席のペダルにちゃんと足が届くの?』なんて聞いたりしてね(笑)」と冗談交じりに語ってくれた。また、ナタリーは主演に加え、エグゼクティヴ・プロデューサーを務めた感想を聞かれ「とてもワクワクするような経験だったわ。脚本が改稿されていく作業に参加して、どうやって変えていくのか、どうして変えていくのかということを見たり、アイヴァンが映画の終わりの方で『ここは登場人物たちにもっと動きを持たせなきゃ』と言って、物語のペースに変更を加えるのを見たりするのは、本当にエキサイティングだったのよ」と語り、充実した表情を見せた。己の内面に潜むダークな一面を見せ付ける『ブラック・スワン』での演技とはまた違った表情を見せるナタリー。プライベートでの充実があるからこそ、こうして自らの壁を壊し、新たな役柄に挑戦し続けることができるのかも?今後、ナタリーからますます目が離せない!『抱きたいカンケイ』はGW、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:ブラック・スワン 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.抱きたいカンケイ 2011年GW、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.■関連記事:婚約、妊娠が明らかになったナタリー・ポートマンが喜びのコメントを発表【ハリウッドより愛をこめて】マライアのベイビーは双子?ガガ&E・ジョンがコラボ『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表わがままプリマドンナを演じたウィノナ・ライダーが思い出した初恋の人とは?
2011年01月12日ナタリー・ポートマンがフランス人バレエダンサーで振付師のバンジャマン・ミルピエと婚約、現在彼との間の第一子を妊娠中であることを代理人を通してアメリカの芸能誌「People」誌に発表した。お相手のミルピエはナタリーより4歳年上の33歳。ニューヨーク・シティ・バレエ団のダンサーだが、ナタリーの主演作『ブラック・スワン』で彼女をはじめキャストにバレエを指導、自身も映画に出演している。昨年秋頃から交際が始まったが、ナタリーは公の場でミルピエについて語ることはなかった。だが、やはり今回は特別のよう。「People」誌に続き、「Entertainment Weekly」誌上でナタリーは「ずっと私生活をを語らないようにしてきましたが、いまは言葉に表しようがないほど幸せで、妊娠を経験していることを心から感謝しています」と喜びのコメントを発表した。代理人は挙式や来年の出産予定日については明らかにしていない。ナタリーは『ブラック・スワン』の熱演でボストン映画批評家協会賞主演女優賞を受賞、来月発表のゴールデン・グローブ賞、映画俳優組合(SAG)賞の主演女優賞にもノミネートされ、オスカーの呼び声も高い。子供も授かる来年は、彼女にとって歓喜に満ちたものになりそうだ。(text:Yuki Tomiaga)© Splash/AFLO■関連作品:ブラック・スワン 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.第68回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]第83回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マライアのベイビーは双子?ガガ&E・ジョンがコラボ『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表わがままプリマドンナを演じたウィノナ・ライダーが思い出した初恋の人とは?9年愛に終止符。レイチェル・ワイズとダーレン・アロノフスキーが破局
2010年12月28日ナタリー・ポートマンを主演に迎えた映画『ブラック・スワン』(仮題)が9月1日よりイタリアで開催されるヴェネチア国際映画祭のオープニングで上映されることが決定した。12月1日より全米公開されることも決まった本作。監督を務めるのは、低予算作品ながら各方面で激賞され、数々の映画賞を受賞した『π』、ミッキー・ロークを完全復活させた『レスラー』など、話題作を世に送り出してきたダーレン・アロノフスキー。ニューヨーク・シティ・バレエ団を舞台に、ナタリー演じるダンサーのニナが、プリマの座を争うライバルとの競合の中で、狂気を帯びていくさまを描く心理スリラーとなっている。「白鳥の湖」という、純粋で気品のある白鳥と狡猾さと官能性を併せ持つ黒鳥の二面性を求められる役柄を巡り、敵対心からねじれた友情を発展させていく2人のダンサー。やがてニナは、自らを崩壊させかねないある危険な方法で、自らのダークサイドを見出していく――。写真からも見てとれるように、“鬼気迫る”という言葉がピッタリのナタリー。踊ることに全てを捧げてきたニナの狂気を見事に体現している。共演には、バレエ団の芸術監督を務めるトーマス・リーロイをヴァンサン・カッセルが、ニナのライバルとなる新人ダンサーのリリーをウクライナ出身のミラ・クニスが演じるほか、ウィノナ・ライダーがこれまでバレエ団でプリマを務め上げてきたベスに扮している。ダークサイドに堕ちていくナタリー…。ヴァンサン・カッセル、ウィノナ、ミラといった共演陣とどのように絡んでいくのかも注目したいところ。そしてヴェネチアっ子たちは彼女の変貌ぶりをどのように受け止めるのか?『ブラック・スワン』は日本では2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。■関連作品:第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]ブラック・スワン (仮題) 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:清水崇、アジア代表でヴェネチア入りジャパニーズ3Dホラーに1,000人驚愕!続報!ニコラス・ケイジ主演作をめぐる米独の監督2人のバトルのゆくえM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちジョージ・クルーニー、恋人についての質問にCMのキメ台詞で切り返し!マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!
2010年08月23日