作家・山田悠介の同名小説の実写版として大ヒットを記録した作品の続編、『リアル鬼ごっこ2』。劇中、“佐藤”姓の者が鬼たちに狩られるという設定にちなんで、4月22日(木)に全国から佐藤さんを観客として集めた特別試写会が実施され、主演の石田卓也、三浦翔平らが舞台挨拶に立った。会場には、石田さんの役名と同じ“佐藤翼”さんも来場しており、これには石田さんも大喜び!一方、“佐藤美沙”を演じた渡辺奈緒子は「美沙はいないんですか?」とちょっぴり不満そう。石田さんと渡辺さんは前作に続いての出演となったが、石田さんは「(続編製作が決まり)びっくりしたのもあったし、撮影がハードだったので、『またあれやるの?』という気持ちにも…」と胸の内を語った。渡辺さんは、前作では石田さん演じる翼の母親役だったが、今回は全く別の役柄とあって「前作では(石田さんを)息子と思って演じていたので、正直、戸惑いましたね。イケナイことしているような…」と苦笑を浮かべた。三浦さんは「山田さんの作品は好きで読んでいました」と言うが、役柄については「前作では大東俊介くんが演じていた役で、大東くんが前作の最後で入院して、続編の始まりで退院したら俺になってる(笑)。プレッシャーも感じました」と語った。蕨野友也は現実世界では刑事、パラレルワールドではレジスタンスを演じているが、12月の寒い時期の撮影にもかかわらず、衣裳がタンクトップだったということで相当辛かったよう。渡辺さんが「(蕨野さんが)『寒い!』って言って腕立て伏せとかやってました」と明かしたが、蕨野さんは「撮影後にみんなは風邪引いたのに、俺だけなぜか大丈夫だった」とアピール(?)。会場は笑いに包まれた。この日「人生初めての舞台挨拶」に臨んだ吉永淳は少し緊張した表情を浮かべながら「石田さんに『散歩でもするようにやればいいよ』と先ほどアドバイスをいただきました」と明かし、映画出演についても「最初はどうなるかと思いましたが、優しい共演者のみなさんに囲まれてできました」と笑顔で語った。この日は、主題歌を歌う「High Speed Boyz」も登場。柴田一成監督は彼らを主題歌に抜擢した理由を聞かれ「真面目に、名前で選びました(笑)」と映画とぴったりのバンド名であることを挙げた。最後に一同は、全国から集まった佐藤さんと一緒に記念撮影し、舞台挨拶は幕を閉じた。『リアル鬼ごっこ2』は6月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:リアル鬼ごっこ2 2010年6月5日より全国にて公開■関連記事:石田卓也、前作超え宣言『リアル鬼ごっこ2』撮影現場初公開“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!
2010年04月24日TBS系ドラマ「タンブリング」の制作発表会見が4月13日(火)、ロケ地の埼玉県内の廃校で行われ、連ドラ初主演の山本裕典、共演の大東俊介らが新体操の演技を初披露した。高校の弱小男子新体操部を舞台に、ひょんなことから入部した高校の“アタマ”をはる東航(あずま・わたる=山本さん)を始めとするヤンキー5人ら部員たちが、新体操に打ち込み成長する姿を描く青春スポ根物語。男子新体操は日本での競技人口約1,000人というマイナースポーツながら、プロデューサーの米田理恵さん(DHE)が、国士舘大学の男子新体操部の演技を見て魅了され、3年越しで企画した。山本さんら部員役9人は男子新体操に初挑戦。昨年10月から練習を重ね、現在、新体操の吹き替えは一切ナシで、体当たりで撮影中だ。白のユニホームで登場した9人は、円陣を組み「ウォッス!」と気勢を上げると、フロアマット前に整列して凛々しい顔つき。音楽に乗せて、床上での前宙、バク転、バク宙などタンブリングと呼ばれる一連の回転技を次々披露し、アクロバティックに躍動。教師役で出演するダンス&ボーカルグループ「EXILE」のパフォーマー、AKIRAは「これだけ動けるようになるのは本当に大変。それを短期間でできるなんてすごい」と舌を巻き、取材陣からは何度もどよめきが。9人はきれいに引き締まった筋肉美でも女性記者陣の視線を釘づけにした。初挑戦の新体操にハマったきっかけを、山本さんは「国士舘大学の方たちの演技を初めて見たとき、ビックリして泣きそうになった。その後、2、3回練習して、あのときこみ上げてきたものが、たった3分間の競技時間のために全てを注ぎ込んでいるとか、そういうことだと分かり、楽しくなった」と熱っぽく吐露。「吹き替えナシでやりたいと思った。弱小チームが頑張るって最後にどうなるか、ヘタでもいいから頑張ってやっていく過程を見てほしい。数字(視聴率)が良くても悪くても結果がどうであれ、気持ちがいい」と“ガチンコ勝負”に燃えている。この日の演技の自己採点を山本さんは「60点」。目標に「3つバク転やった後にスワン(伸身宙返り)」と大技を挙げ、気合十分。一方、大東さんは「国士舘の方が倒立しながら本読んだり音楽聴いたりする姿を見た。僕らみんなで倒立しながら競走できるようになりたい」。三浦翔平も「90%ムリですが、国士舘の方が踊ったそのものができるようになりたい」と思い思いの言葉で熱血宣言していた。会見にはほかに部員役の瀬戸康史らと高校のコーチ役の国仲涼子、航の母親役の大塚寧々らが出席した。TBS系ドラマ「タンブリング」は4月17日(土)より放送開始(土曜9時〜放送)、初回は2時間スペシャル。(text:Yoko Saito)© TBS■関連作品:きな子〜見習い警察犬の物語〜 2010年8月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「きな子〜見習い警察犬の物語〜」製作委員会矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト■関連記事:阿部寛山下達郎の音声メッセージに「本当に山下さん?」“ストロベリー”石橋貴明、メイサに抱きつき暴走矢島美容室イベント夏帆、撮影地・香川県に「ああ、ただいま!」愛犬きな子と一緒に映画ヒット祈願【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年04月14日昨日閉幕した第2回沖縄国際映画祭で主演映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』(三池崇史監督)が初披露された俳優、哀川翔が3月26日(木)、宜野湾市内のホテルでインタビューに応じ、同作に込めた思いを語った。冴えない小学校教師が、憧れていた「白黒つけるぜ」が決めゼリフの特撮TV番組のヒーロー“ゼブラーマン”に扮し宇宙生物と戦う姿を描いたアクションドラマの第2弾。第1弾は2004年に哀川さんの主演100本目として監督・三池崇史、脚本・宮藤官九郎とのコラボレーションで誕生し、シマウマをモチーフにした唯一無二の奇抜なヒーローぶりで人気を呼んだ。今回の続編は昨年の哀川さんの俳優デビュー25周年記念作。テーマの1つは「善と悪」で、象徴的に黒ゼブラ、白ゼブラが入り乱れた戦いが展開。自身は、自分の中の善と悪を“アニキ”の愛称に相応しい大人の心構えで上手くコントロールしている様子だ。「“悪”の部分って、日常をちゃんとしていくと出ないうちに終わっちゃう。多分、早寝早起きしていたら悪が出ずに終わるだろうと。だから早寝早起きして十何年経ちますけど、悪はほとんど出ていない。人間の中の善悪って51対49ぐらい、僅差で善が勝っているから仕事ができると思っている。それを早寝早起きにしたら悪が出ずに終わってしまう。そういうことじゃないかと思います。誰にでも悪の部分ってあると思うけど、それ出さなかったら普通に暮らしていけるんだなって」。続編といっても別作品を思わせるほどの過激な内容。撮影はワイヤーアクション中心で、全体の3分の2、延べ約200時間と前作以上にハードな内容をこなした。「三池監督が死ねばいいのに…なんて思ったりね(笑)。でも過酷な現場ほどいい作品ができる。過去の例で『あれキツかったな〜』っていうのがあると、いいのができているんですよ。だから『こりゃ、いいのができるぞ!』と思いながらやっていましたね」。劇中の強敵として新キャラクター、黒ゼブラ&ゼブラクイーン(仲里依紗)が登場。哀川さんは、本格アクション初挑戦となった仲さんを上手に“エスコート”して、見ごたえ十分の壮絶なバトルを展開した。「歌とか踊りと違って、殺陣は(人同士が)絡むじゃないですか。そこにはテクニック、秘技があるんですよ。これはみなさんにはお話することはできませんけど(笑)。相手が空回りしないやり方とかもあって、お互いに戦い合うシーンだから最大限に力を引き出したいじゃないですか。あそこには秘技25周年の集大成が出ていますよ(笑)」。三池監督とは本シリーズ以外にも映画『DEAD OR ALIVE』シリーズなどコラボが多く、好相性を活かして映画ファンを喜ばせてきた。「三池監督が『右に走れ!』と言えば、右に目一杯突き抜けることしか考えてない。現場に立ったらテーマは三池さんを笑わすこと。『クスッ』と笑い声が聞こえたら、よし!やり切った!シーンとしたらやべぇな、みたいな。監督が笑えばこっちの勝ちですよ。今回の勝負?うーん、五分五分かな(苦笑)。三池さん、走りまくってますよ、ひたすら俺は追いかけている。そんな感じですね」。さらなる続編の可能性については「『3』?ないです」とキッパリ言い切るが…。「あそこまでやりきっちゃってますから。クドカンも三池さんも『白黒つける、絶対決着をつけてやる』って感じで挑んでいますから。自分は前回から白黒つけて進んでいましたから自分の中では完全燃焼している訳です。多分ないでしょう、って前回も言っていました(笑)」。ところで、沖縄と本シリーズには意外な接点があったという。「沖縄は泡盛美味いし、泡盛とコラボしようかと言ってるんです。新里酒造っていうところに島旨(シマウマ)って泡盛があるのよ。工場まで行ったら、何じゃこれ?シマウマあるじゃん、みたいな。で、美味い。だからそれにコーヒー豆入れて、シマウマコーヒー焼酎作ろうぜ!って。結構美味しかったよ。ラベルがシマウマなのよ、飲んでみて」。昨年、25周年を迎え30周年、40周年…へ向けて全力疾走中。今後の抱負も「走る」ことだ。「とりあえず60(歳)までは走ろうと思っているんですね。一気に25年、26年来ましたから、あと10年、11年は走ろうと。60過ぎたら趣味に走ろうかなと、カブトムシ三昧、釣り三昧。沖縄には、どうしても獲りたいマルバネクワガタってのがいるんですよ。聞いたことない?おかしいな、そりゃ(笑)」。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】ロバート秋山竜次、出演場面13秒の映画で舞台挨拶【沖縄国際映画祭】間寛平、イランから衛星中継でギャグ3連発【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶
2010年03月29日哀川翔が主演する映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』(三池崇史監督)の本編が3月25日(木)、初公開された。沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターほかで開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作として同所内シアターで公式上映されたもので、この日のために作られた特別バージョンを最初で最後としてお披露目。哀川さんはスコールの中、シアター前のレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。この日は、スコールと強風のため3月下旬の沖縄では珍しく、肌寒く感じるあいにくの空模様。だがレッドカーペット上に透明のビニール傘を斜めに掲げたスーツ姿の哀川さんが登場すると、カーペット脇からは「キャー!」の大歓声と「翔さーん!」の野太い呼びかけの大合唱。熱気が急上昇した。哀川さんは握手を求めるファンにハイタッチなどで快く丁寧に応じた。舞台挨拶では「『ゼブラーマン』が6年の時を経て、新たに完成しました。自分でもかなり自信を持っております。笑えるところもあるかもしれませんが、本人はいたって真面目にやっております。昨年、デビュー25周年を迎え、その25周年記念で製作していただいた作品です。集大成という感じが出ております。自分はこの映像を5回、観ました。いろんな思いが秘められています」と清々しい表情。撮影をふり返ると「かなり過酷になると予測はしていましたが、予想以上でした。撮影の3分の2は吊られていましたね、ワイヤーに」と苦笑いで、会場の笑いを誘った。今回、新キャラクターで悪の象徴・ゼブラクィーンに扮する仲里依紗が、露出度大のセクシー衣裳3変化で登場することでも話題を呼んでいるが「かなりいいですよ!ドンときます」と太鼓判を押した。上映では物語の奇抜な展開に時折、観客からは笑いが何度か起こった。本編上映が終わりエンドロールが流れ始め、哀川さんの名前が出ると、会場から拍手が沸き起こった。同作は、父親としても小学校教師としても落ちこぼれの中年男性・市川新市(哀川さん)が正義のヒーロー、ゼブラーマンとして悪に立ち向かう姿を描いた物語の続編で、2025年、悪の新体制が敷かれたゼブラシティという名の東京を舞台に、人々を守るためゼブラーマンが再び覚醒する。昨年10月に行われた製作会見で三池監督は「観た人が納得するか、『バカヤロー、金返せ』と思うか、どっちかです」と振り切ったストーリー展開を強調していた。『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』は5月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日ヒット映画の続編『リアル鬼ごっこ2』の撮影現場がこのほど、東京・千代田区内で初公開され、続投で主演の石田卓也、新加入の三浦翔平らが前作超えを誓った。人気作家、山田悠介氏の同名小説を原作に、現実世界と無数に併存するパラレルワールドに迷い込んだ主人公の佐藤翼(石田さん)が、“佐藤”姓の人々を狩る謎の殺戮集団と捕まれば処刑という命がけの“鬼ごっこ”に巻き込まれるサバイバルアクション第2弾。昨年公開の前作は、当初の36館から100館以上に拡大公開され、興行収入約5.5億円とミニシアター系では異例の大ヒットを飛ばした。今作は、前作のラストの続きから物語が始まり、“鬼”を率いる“将軍”と“佐藤”姓らのレジスタンスの壮絶な戦いが展開する。撮影の合間の会見に姿を見せた石田さんは「続編をやると知った瞬間は正直、『あーまたやるのか』と思いました、撮影もハードだったので」とふり返りつつ「前作の反省点を踏まえて体力作りをして今回の撮影に入りました。受け身、殴り方、殴られ方、銃の構え、ラックルジャンプなど前作以上にアクションがスケールもスピードもアップしています」と精悍な顔つき。翼の幼なじみ・洋役に前作の大東俊介からバトンタッチして演じる三浦さんは「『あっち(前作)がよかった』と思われないよう、どうしようかと悩みに悩みましたが、いまはもうこれでいいんだと思ってやっている、自分のモノになっています」と気持ちが乗っている様子。同じく翼の妹・愛を谷村美月からバトンタッチして演じる映画出演2作目の吉永淳は「前作を見ていましたが、撮影で実際に追いかけられると本当に怖い。体力的にも精神的にも映画に追いかけられている感じ」と苦笑い。前作から続いてメガホンを取り、今回オリジナルストーリーを練り上げた柴田一成監督は「怒濤のアクションにキャラの掘り下げ。前作以上にこんな所へ逃げるのかよ、となっているし、あとラブストーリーを盛り込みました。かなり力を入れてバッチリです」とパワーアップを強調した。この日、石田らは自動車に乗って逃げる場面を撮影。暗闇の中、それぞれの役柄の緊張感を体現してみせる一方、合間には和気あいあいと会話しチームワークの良さをうかがわせた。年内いっぱい撮影予定。映画『リアル鬼ごっこ2』は2010年、6月公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2008年2月2日よりテアトル新宿にて公開©「リアル鬼ごっこ」製作委員会リアル鬼ごっこ2 2010年6月、全国にて公開■関連記事:“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!「どこか人と違うことをやっていきたい」『グミチョコ』石田卓也の役作りと映画“鬼は内!”&恵方巻でヒット祈願!『リアル鬼ごっこ』初日舞台挨拶「気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った」大東俊介『リアル鬼ごっこ』を語る世の“佐藤さん”に朗報!『リアル鬼ごっこ』“佐藤さん割引き”実施
2009年12月16日「モーニング」(講談社刊)に5年にわたり掲載されている人気ギャグ漫画「昆虫探偵・ヨシダヨシミ」が、このたび芸能界屈指の虫好きと自他共に認める、哀川翔を主演に迎えて映画化されることが決定した。今回、哀川さんが演じるのは、どんな生き物とでもコミュニケーションをとることができる特殊能力の持ち主、探偵のヨシダヨシミ。虫と会話をし、虫の依頼を受け、報酬として「オオクワガタ」を受け取るという、昆虫専門の探偵だ。原作コミックの編集担当が、昆虫、特にカブトムシマニアで知られる哀川さんに同誌を送ったところ、本人から「おもしろいコミックがあるから映画化しよう!」と話を持ちかけ、本格的に企画が始動したとのこと。原作を読んだときの印象を「『あっ!これオレできる』、読み進んでだんだんオレに見えてきた。『ヨシダヨシミはオレしかいない』と思ったね」と自信満々の哀川さん。初めての“虫”との共演については、「大変だったよね。“虫待ち”とかあったからね」と楽しそうに語る。自宅ではなんと50匹以上の成虫とそれ以上の幼虫を飼育しているというが、「オレは、いかに長生きさせてやれるかをテーマに虫と付き合ってる」と言い切るほど。さらに主題歌と劇中歌も哀川さんが歌うというほどの熱の入れようだ。来年は『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』の公開も控える哀川さん。本作はそれに続くハマリ役になるか?『昆虫探偵ヨシダヨシミ』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:昆虫探偵ヨシダヨシミ 2010年春、全国にて公開© 青空大地(講談社刊「モーニングKC」)/昆虫探偵製作委員会
2009年11月30日“佐藤”姓を持つ人々だけを標的に、捕まれば処刑の命がけの“鬼ごっこ”を繰り広げるという、奇抜なストーリーで話題を呼んだ、山田悠介のベストセラー小説の映画化『リアル鬼ごっこ』。昨年劇場公開され、異例の大ヒットを記録した本作だが、その続編『リアル鬼ごっこ2』の製作・配給がこのたび決定した。昨年2月に公開された1作目では、当初は単館公開を予定していたものの、公開直前に大きな盛り上がりを見せ36館へ拡大、最終的には100館以上で公開され、興行収入5億円というヒットを記録した。携帯電話を利用した宣伝展開なども功を奏し、小・中・高校生など若年層の圧倒的な支持が勝因となった。また、DVD化された後も既に200万人以上が視聴しているという継続的な人気と、ファンから寄せられる多くの声から、続編製作の決定へと至ったという。前作の世界観を踏襲しつつ、「今度は“ゲーム”じゃない、“戦争”だ」とスケールアップを謳う本作。監督・脚本は前作に引き続き柴田一成が担当、石田卓也が再び主演を務めるほか、新たなキャストとしてTVドラマ「ごくせん 第3シリーズ」で脚光を浴びた三浦翔平や、蕨野友也などフレッシュな顔ぶれが加わる。“佐藤”翼役として、前作ではとにかく走って走って走りまくった石田さんだが、今回の続投について「すごく嬉しい反面、前作の撮影が体力的にもかなりハードだったので、またあの撮影の日々が始まるのかとも思いました(笑)。ただ、前作よりもいい作品にしたいし、自分の中で何か見つけられたらいいなと思います」とコメント。また、「前回は初日で(走りすぎて)筋肉痛になってしまったので、今回はそういうことがないように、クランクイン前に、ジムで体力づくりしたり、家の近くの坂道を走りこんだり、アクション監督と出演者でアクション練習もばっちりしました」とのこと。現在も撮影中だが、「前作からはかなりレベルアップしてます。前作を観て、次どうなるか気になっている人、期待している人も多いと思うので、それに応えられるように頑張ります。楽しみに待っていてください」と手応えを感じている様子だ。今回は走りに加え、戦闘シーンなどのアクションも満載とのことだが、果たしてどんな“鬼ごっこ”が待ち受けているのか――。『リアル鬼ごっこ2』は2010年、全国にて公開。『リアル鬼ごっこ2』公式サイト■関連作品:リアル鬼ごっこ2 2010年、全国にて公開リアル鬼ごっこ 2008年2月2日よりテアトル新宿にて公開©「リアル鬼ごっこ」製作委員会■関連記事:「どこか人と違うことをやっていきたい」『グミチョコ』石田卓也の役作りと映画“鬼は内!”&恵方巻でヒット祈願!『リアル鬼ごっこ』初日舞台挨拶「気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った」大東俊介『リアル鬼ごっこ』を語る世の“佐藤さん”に朗報!『リアル鬼ごっこ』“佐藤さん割引き”実施全国の“佐藤さん”が消える?『リアル鬼ごっこ』試写会に25組50名様ご招待
2009年11月27日哀川翔の主演100作目を記念して製作され、哀川さんに日本アカデミー賞優秀主演男優賞をもたらしたヒット作『ゼブラーマン』の続編『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』が来年公開される。これに合わせて、本作のエキストラが募集されることになった。2025年の近未来でのゼブラーマンの活躍を描く本作。特に、この続編で注目を集めているのが、本作からの出演となる仲里依紗扮する“ゼブラクイーン”の存在。そのセクシーな衣裳については、本作と同じ三池崇史監督作で、今年大いに話題を呼んだ『ヤッターマン』のドロンジョ(深田恭子)以上との噂も!今回、エキストラが募集されている撮影日は12月3日(木)と5日(土)の2日間だが、3日(木)の撮影では、まさにそのゼブラクイーンのライブシーンの撮影が行われる。2010年の注目作の重要シーンをキャストの一員として体感できるチャンスだ。5日(土)の撮影では、クライマックスのゼブラーマンの戦いのシーンが撮影されるのでこちらも貴重な体験になりそう。参加された方には、非売品の『ゼブラーマン』オリジナルグッズがもらえる。誰よりも早く、ゼブラーマンの雄姿を見届けろ!『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』は2010年5月1日(土)より全国にて公開。『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』エキストラ募集概要<12月3日(木)>時間10:00〜19:00撮影場所:練馬区・東映東京撮影所撮影内容:スーパーアイドル、ゼブラクイーンのライブシーン募集人員:ライブ会場の観客役…年齢、性別問わず500名募集服装持ち物:詳細はご応募後にお伝えいたします(季節は11月設定)<12月5日(土)>時間15:00〜21:00撮影場所:都内近郊(詳細はご応募後に連絡いたします)撮影内容:クライマックスシーン(ゼブラーマンの戦い)募集人員:民衆役、老若男女(小学生以上)500名募集※小学生・中学生の方、参加時間は要相談服装持物:外出する普段着でお越し下さい(季節は11月設定)※エキストラ参加希望者は、メールに住所、氏名、性別、年齢、連絡先電話番号、参加希望日を必ず明記して「zebraman2ex@yahoo.co.jp」までご応募ください。※応募はメールでのみとさせていただきます。※メール確認後、エキストラ担当者からご連絡いたします。※ご提供いただく個人情報については、エキストラ出演にご参加いただく際の緊急連絡を目的としており、その他の理由により利用および提供・開示することはありません。写真は先日行われた本作の製作発表会見。■関連作品:ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!哀川翔「死に物狂いでやります」クドカン&三池監督と再タッグ『ゼブラーマン2』
2009年11月22日映画『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』のクランクイン会見が19日(月)、東京・赤坂プリンスホテルの五色の間で行われ、主演の哀川翔が「死に物狂いでやります」と完全燃焼宣言した。主演・哀川さん、脚本・宮藤官九郎、三池崇史監督によるシマウマヒーロー、ゼブラーマンの活躍を描くアクションで、哀川さんの主演100作目記念作として製作された2004年公開の前作に続く6年ぶりの続編となる本作。今月24日(土)のクランクインを目前に、哀川さんは「みなさん、親戚でもないのに多数集まってくださりありがとうございます。撮影は始まってないですが、ピークを迎えています。このエネルギーをそのままぶつけて死ぬ気でがんばります」と発奮。ビデオレターで“出席”した宮藤さんから「3がやりたくないからじゃなく、ちゃんときれいに終わらせてほしい。ケガをしないでがんばってください」などと飄々とした調子でメッセージが送られると、三池監督は「すごい脚本を書いてきた。いいなぁ、脚本家って。書いて『ケガしないように』って無理ですよ」と苦笑いし、結末について「納得するか、怒るか、『なるほど』と思うか『バカヤロー』と思うかですね」とパワーアップした過激ぶりを解説。哀川さんは「前回は両足が肉離れになってしまったけど、改善法はいろいろあるし、50歳までもうちょっとですが大丈夫、死に物狂いでやりますよ」と意気込んだ。会見には、新加入の若手キャスト3人も出席。悪のヒロイン、ゼブラクイーンを演じる仲里依紗は「昨日、二十歳になり、なって早々に真っ黒(な役柄)にならないといけないので大丈夫かな?と思いますが、染まっちゃおうと思っています」。衣裳について司会者から、同じく三池監督の手による『ヤッターマン』のドロンジョ以上にセクシー? と質問が飛ぶと三池監督が「理想は“何も身に付けない”ですが、それじゃ公開できないので、じゃあこれぐらい付けとくか、みたいな」。役柄についても「日本映画史上最悪の女ですね」とドロンジョ越えを予告。仲さんは「最悪にならないといけないんですね。緊張しますが、がんばります」と笑顔。さらに、本作のために真っ白に染めた哀川さんのヘアについて感想を求められると「今日初めて哀川さんにお会いしましたが『王子様だ!』と思いました。光ってました。『かっこいいー!』って思っちゃって(笑)」と目をハートにしてみせた。さらにゼブラクイーンの側近・新実(にいみ)を演じる阿部力も「アクション作品に対応できるよう前からムエタイジムに通っていますが、今回、日本刀を初めて使います。いままで優しい感じの役ばかりでしたが今回は悪役ですし、気持ちよくバッサバッサと斬りたいと思います」と新境地にやる気十分。哀川さん扮する主人公が過ごすことになる、あるコミューンのリーダーを演じる井上正大は「前作を観させてもらい、最初は『こんなヒーロー、嫌だな…』と思いましたが、最終的にものすごいかっこいいと思って、哀川さんが僕の中のヒーローになりました」とこのシリーズにホレボレ。だが哀川さんからは「最初は嫌だなと思ったんだ…。俺もやだなと思ったよ」と軽く突っ込まれていた。哀川さんと三池監督は終始、軽妙なトークを展開。冒頭から三池監督は「そろそろ日本アカデミー賞でももらって文化人っぽくなって、過酷な現場から足を洗って…“目指せ崔洋一さん”ということで(笑)」と挨拶し、関係者、取材陣を爆笑させていた。『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』は2010年5月1日より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲 2010年GW、全国にて公開
2009年10月19日