人気K-POPグループ、SUPER JUNIORの世界ツアー「SUPER SHOW4」のDVD完成記念上映会が24日、メルパルクホール東京で開催され、メンバーのウニョク、リョウク、キュヒョン、ドンへ、カンインが出席した。SUPER JUNIORのDVD上映会の写真同イベントには、『Sexy, Free&Single』(8月22日発売)の購入者9万通の応募の中から選ばれた4500人(1公演1500人)が参加。会場が割れんばかりの大歓声に包まれる中、上映会を前に、ウニョクは「ここは『SUPER SHOW4』のDVDを観る場なんですが、カンインさんは参加できなかったのに、なぜここにいるんですか?(笑)」とカンインをチクリ。入隊のため同ツアーに参加できなかったカンインは、腕時計をしきりに触って聞こえないふりで「今、一緒にいるのが少しきまり悪いです(笑)。僕もなぜここにいるのか分かりません。ファンのひとりとして来ました。そちら(客席)に座るべきだったかも」とジョークを飛ばして沸かせた。DVDにはソロ・ステージなどが収められ、特に印象に残っている演出を聞かれると、ウニョクが「カンインさんがお話しするのが一番いいと思います(笑)」と促し、カンインは「あの時のことを思い出すと胸に迫るものがあります。キュヒョン君のソロが印象深かった。チャンミンさん(東方神起)が東京も大阪も一緒にステージに立ったんだよね?」と惜しい回答。実際には、チャンミンは映像で出演しており、キュヒョンは「実はチャンミンさんの人気を借りようと思って登場してもらったんですが、僕が出た時より歓声が大きくて後悔しました」と話し、自分のソロ・ステージについて「『SUPER SHOW4』のハイライトといえます。最高の4分間といえます!」と自信たっぷりで笑いを誘った。メンバー同士の漫才のようなやりとりや会話に会場は爆笑の連続で、ドンへとウニョクのユニットについて、ウニョクが「思ったより気に入ってくださってびっくりしました。どこにいても『オッパ オッパ(お兄さん)』って叫んでくださいね」と呼びかけると、カンインは客席に「『カンイン オッパ』(って呼んで)とおねだり。客席からの「カンイン オッパ」の声に満足気な笑顔。そして、11月と12月に神奈川と兵庫で開催されるグループ派生ユニット・SUPER JUNIOR-K.R.Yのライブに触れ、ウニョクが「K.R.Yのコンサートの後、僕とドンへ君の“オッパオッパコンサート”が…」と期待を持たせたところで、リョウクが「ありません」とばっさり切り捨て、客席を爆笑の渦に巻き込んだ。10月31日(水)発売のDVDは、昨年12月に京セラドーム大阪、今年5月に東京ドームで開催されたライブ映像が6時間45分に渡って収められ、この日は約60分が初公開された。
2012年09月24日石原裕次郎の没後25年の節目となる今年、『黒部の太陽』『栄光への5,000キロ』の完全版を全国で上映するプロジェクト“裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会”が発足され、23日に都内で行なわれたプレミア上映会に渡哲也、石原まき子夫人らが登壇した。その他の写真1968年に初公開された『黒部の太陽』は、三船敏郎と石原裕次郎が主演し、世紀の難工事といわれた黒部ダム建設の苦闘を描いた超大作だが、裕次郎氏の「映画は大きなスクリーンで観てほしい」という生前の願いを汲み、これまで特別上映以外に一般公開やビデオ・DVD化されてこなかった幻の作品だ。今回は劇場公開より44年ぶりの上映となり、石原プロモーションとCSエンターテインメントチャンネル「チャンネル銀河」の協賛で行われる本プロジェクトの収益は東日本大震災の被災地に寄付される。実行委員の応援団長を務める渡は「『黒部の太陽』は日本人の魂と勇気がテーマです。そして三船敏郎さんと石原裕次郎さんの勇気と決断がなければ実現しなかった映画でもあり、特に裕次郎さんにとっては思い入れの強い作品でした」とコメント。まき子夫人は「今から44年前、裕次郎さんが33歳だったときに製作した作品をみなさまに拝見していただけてうれしい。東日本とみなさま方の少しでもお役に立ちますよう実行委員会を成功させたい」と話し、会場からは大きな拍手が起こった。記者会見でまき子夫人は「33歳の裕次郎がそこから出てきたようで感慨無量です」と当時を振り返り、“敗戦後の焼け跡の中から文明を築いていく日本人の勇気の記録である”という作品の冒頭部分の言葉に触れ「戦争の体験者として、時間はかかっても立ち直っていただきたい。必ず日本は復興すると信じたい。裕次郎の作品を後世に残し、いまの時代の人たちにわかっていただけるチャンスをいただけたことは幸せ」と語った。“裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会”は、5月に九州地区からスタートし全国を縦断。被災地では無料上映会を行なう予定。
2012年03月23日2月4日(土)より公開される『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』のプレミア上映会が25日に都内で行なわれ、林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之、城田優、片瀬那奈ら主要キャスト総勢13名と飯塚健監督が登場し、川に見立てたブルーカーペットを練り歩いた。その他の写真本作は中村光原作の同名コミックをTVアニメ、ドラマ化に続いて映画化。劇場版では、原作やTVTVドラマでは描かれなかったオリジナルストーリーを加えて、大財閥の御曹司・リク(林)と荒川の河川敷に住む一風変わった人々との交流を描く。林は「いろんなプレッシャーを乗り越えて今このメンバーとこの場に立てて嬉しい」とあいさつするも、主役は相当な重圧だったようで「初日のロケ日に監督の前で泣きました」と告白。桐谷も「橋の下に住んでいるホームレスの金星人ニノ役と聞いて不安だった」と打ち明け、林から「ニノは桐谷さんです!」と励まされて乗り切ったことを話した。「村長を意識して、カッパ色を着てきた」と和装で登場した小栗は、原作コミックの編集部に電話で「実写として映画化したい」と直談判した経緯で出演が決まった。その際「僕が出たあかつきには友だちの山田も星役を演じると言っています」と交渉したそうで、「メチャクチャあり得ない話だけれど映画的で、みんながキズを持っているけれど支えあっている姿があり、コレを映画にしたらきっとおもしろいと思った」と語った。ちなみに山田がミュージシャン“星”役を引き受けた理由は「黄色い肌をしているので」とのこと。山田は「ニンニクを食べてきたので口を慎みたい」と独特のオーラを放ちつつも「ドラマを観てない人でも楽しめるし、同じシーンに見えてもちょっとずつ違うので、そういうところも楽しんでください」と真面目にPRしていた。シスター役の城田が撮影を振り返り「毎日アミューズメント・パークに遊びに行っている感覚。バラエティ豊かな荒川の住人はおもしろくてしようがなかった」と話すように、出演者の仲の良さが感じられる舞台あいさつで、最後に林と桐谷は「出演者とスタッフ、最高のチームワークで作り上げた。今の日本を元気にする映画です」とPRした。『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』2月4日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年01月26日三谷幸喜監督の映画最新作『ステキな金縛り』のプレミア上映会がニューヨークで現地時間19日に行われ、三谷監督のほか主演の深津絵里と TKOの木下隆之が登壇した。その他の写真アカデミー賞にゆかりのある“アカデミーシアター”で行われた試写会には多くの三谷ファンが来場し、客席220席に対して応募数が1500を超えたほど。三谷監督らは観客と一緒に映画を鑑賞し、上映中は観客の笑い声を肌で感じたという。上映後の舞台あいさつではそれぞれ英語でスピーチし、三谷監督は「みなさん、僕の英語が理解できますか? 僕は自分が何を言っているのかわかりません」とジョークを飛ばすと、深津も「子供のころからアメリカ映画が大好きでした。女優になろうと思ったきっかけの映画は『猿の惑星』です」と場内を沸かせた。NYでの手ごたえをつかんだ三谷監督は「世界へ向けて日本のコメディを伝えていきたいです。いつかは(米国アカデミー賞に)ノミネートされたいと思っています。スピーチはすでに考えています(笑)」とコメントしている。また、プレミア上映会に参加した観客からは、「彼(三谷監督)の過去作品も観たことがあるけど、彼が作る世界観はいつも豊かで何層にも重なっていて、そのさまざまな世界が一つになる瞬間のマジックが彼の作品を深く、面白いものにしてくれるね」「一番印象的なシーンは、最初の金縛りのシーン。サムライが出てくるシーンだね。裁判のシーンも大好きだった。様々なキャラクターを裁判所の色々なところに登場させて、話が展開していく。監督はそれを巧みに描いているね」など、絶賛するコメントが寄せられた。本作は、三流弁護士のエミ(深津)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)を証人に招きいれ、容疑者が事件の夜“金縛り”にあっていたことを立証するべく奔走する法廷サスペンスコメディ。阿部寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、草なぎ剛ら豪華俳優陣が出演している。『ステキな金縛り』10月29日(土)より全国東宝系にて公開
2011年10月21日一般の人々が有志で映画を上映する“自主上映会”が、全国各地で盛り上がりをみせている。公共施設のホールなどで行われる上映会には多くの観客が集まり、上映終了後は監督や主催者と観客が熱いトークを繰り広げる。そんな自主上映会ブームの背景からは、ソーシャルメディア時代に求められる、映画上映の新しいスタイルが見えてくる。その他の写真自主上映作品として今最も注目を集めているのは、鎌仲ひとみ監督によるドキュメンタリー映画『ミツバチの羽音と世界の回転』だろう。先月、都内で行われた自主上映会&監督トークイベントには平日にも関わらず120人を超える観客が集まった。2010年の公開当時、マスコミにはほとんど取上げられなかったが、インターネットを中心としたクチコミで観客数を増やし、3月11日の震災後にようやく大手新聞各社に取上げられた。「小さな掲載でしたが、反応はすごく大きかった。若い人しか観に来なかったのが、紙媒体の情報のみを受け取る世代の人たちも観てくれるようになった」(鎌仲監督)。現在も週末には全国各地3~6カ所で上映が行われ、2010年6月からの自主上映回数は320回を超える。また、観客側にとっての大きな魅力は、ほとんどの自主上映会で監督や関係者と直接対話できる機会が設けられていることだ。「ひととひとが繋がる場を作りたかったので、始めから自主上映のスタイルにこだわった」と語るのは、遺伝子研究で知られる村上和雄博士のドキュメント『SWITCH…』を手がけた鈴木七沖監督だ。「この15年くらいでコミュニケーションの仕方が大きく変わってきた。バーチャルなコミュニケーションの力がどんどん大きくなると、今度は振り子のように全く反対のアナログのコミュニケーションの力が大きく働くんじゃないかと思う。昔の移動紙芝居のような、リアルな場が復活するのではないか。言葉を音のバイブレーションとして、耳で直接受け取る。そういうのはインターネットでは体感できないですからね」(鈴木監督)。もともと映画館は同じ時空間で同じ体験を共有するリアルな場として機能しているが、自主上映会では映像の作り手である監督や、情報発信者である主催者との縦のつながり、また受け手である観客同士の横の繋がりがよりはっきりと感じられる。すでにDVD発売されている映画の上映会でも観客が集まる理由に、こうしたつながりを求める心理が働いていると言えるのではないだろうか。このようなソーシャルメディア時代にフィットして支持される自主上映会のスタイルが、通常の映画上映の未来にも変化をもたらすことになるかもしれない。『ミツバチの羽音と地球の回転』全国各地の劇場にて上映&上映会実施中『SWITCH 遺伝子が目覚める瞬間』全国各地にて上映会実施中取材・文:渡部真里代
2011年10月11日