朝ごはんをしっかり食べると、目も覚めますし、燃料が入ったような気持ちになりますね。ファストフード、ファミレス、喫茶店、牛丼屋など、多くの外食屋で「モーニングセット」が用意されていて、お得な価格で朝ごはんが食べられます。他の国ではいくらぐらいで何が食べられるのでしょうか。調べてみました。アメリカに旅行した人ならご存知でしょうが、朝ごはんをお店で食べると最もポピュラーなのは「two eggs any style」です。玉子2つをお好みの調理法で、というものです。サニーサイドアップ、ターンオーバー、ゆで卵、オムレツを選んで、これにお肉料理が付きます。たいていベーコン、ソーセージのどちらかを選びます。それにトーストとハッシュポテト、コーヒー、オレンジジュースですね。全米にいろいろな(日本で言うと)ファミレスチェーンがあり、またダイナーも多く、朝ご飯が食べられます。$3.99~なんていう店もありますが、大体$7-$8(1ドル=約80円:560円-640円)ぐらいで食べられるようです。某掲示板で海外の人に聞いてみたところ、シカゴにお住まいの人から「玉子2つ、ソーセージ、トーストで大体$4-$6(1ドル=約80円:320円-480円)だろ」というお答えがありました。これぐらい出せば食べられるようです。フランス人に聞いてみると、あまり朝からガッツリいく人は少ないようです。チョコレートペーストを塗ったトーストとコーヒーでおしまい、などの意見で「小食なんだなあ」という印象です。フランス人から「コーヒーにペイストリー(クロワッサンかチョコレートペーストを塗ったパン)を2つ。それにオレンジジュース。普通のショップで大体4-5ユーロ(1ユーロ=103円:約412円-515円)。パリの旅行者エリアでは7-8ユーロ(1ユーロ=103円:約721円-824円)」というお答えをもらいました。フランス人は朝に焼き立ての「クロワッサン」と「カフェ・オレ」なんだと思っていたら「カフェ・オレは飲まない」「クロワッサンなんか朝から食べない」などの意見も。私のイメージは時代遅れだったようです。「豆汁を飲まない者は北京人にあらず」という言葉があるそうです。豆汁をご存知でしょうか? 豆乳ではありません。緑豆を煮て、それをすりおろして作った豆乳を乳酸発酵させて作ります。北京の伝統的な味で、昔は屋台で食されていましたが、今では供される店を見つけるのが難しくなっています。この豆汁に焦圏(小麦粉を練ってリング状に揚げたもの)を乗っけて食べれば、昔ながらの北京の朝ごはんです。豆汁が1-2元(1元=約12円:約12円-約24円)。焦圏は大体セットで付いてくるようです。油条(小麦粉を練って揚げたパン状のもの)と一緒に食べるのであれば、油条が1元ぐらいで、合わせて3元(1元=約12円:約36円)。カンボジアの朝ごはんと言えば、名物「バーイ・サッチュル」。日本語では「豚ご飯」と訳されることが多いようです。豚肉を炭火であぶって、ご飯の上にのっけて食べます。生姜焼き丼みたいな感じですが、味が違います。カンボジアなので薬味と甘酸っぱいタレがかかっています。妙に癖になる味で、カンボジア旅行者でハマってしまう人も。普通の食堂でたいてい朝からこれが食されています。値段は2,000-3,000リエルぐらい。リエルはカンボジアの通貨で、1円が約50リエルですので、40円-60円ぐらいの朝ごはんです。イスラエルは、1948年に独立宣言したため、国家としては、例えば「100年前から食べられている」というような伝統食というのはないそうです。ただ、世界中に分散していたユダヤの人々がイスラエルに自分の住んでいた地域の食文化を持って戻るため、さまざまな「食」があるとのことです。イスラエルの人に朝ごはんについて聞いたところ、以下のようなお答えでした。5$ for falafel inside a pita with orange juice great way to start the day「ピタ(中がポケット状になっているパン)にfalafelを挟んだものとオレンジジュース。5ドル(1ドル=約80円:約400円)以下」falafel(ファラフェル)というのは、簡単に言うと「中東の野菜コロッケ」です。ヒヨコマメやソラマメから作ります。前述の通り、イスラエルは多文化食なので、これは一例です。アメリカ風朝ご飯なども普通に食べられているようです。(谷門太@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日プライスウォーターハウスクーパースは米・Partnership for New York City と共同で、第5回目となる年次レポート「世界の都市力比較 2012」を発表した。同レポートは、世界の産業・金融・文化の中心となる主要27都市の「都市力」を調査。2011年および2012年に収集したデータをもとに、10の領域・60の変数を用いて分析している。全27都市の総合評価では、ニューヨークが1位となった。2位はロンドン、3位がトロント、4位がパリ。ロンドンとパリは、昨年よりランクアップした。ランクアップの理由として、今年より新しく用いた領域「都市の国際性」でそれぞれ1位、2位と高い評価を得ていることが挙げられる。東京の総合評価は、昨年から4ランク上昇して27都市中10位となった。アジアの都市の中では、1位のシンガポール、2位の香港に続いて、東京は3位。「交通・インフラ」(4位)および「テクノロジーの水準」(6位タイ)の領域が高い評価を得ており、それが3位にランクインした理由のようだ。また、「都市の国際性」、「ビジネスのしやすさ」、「知的資本・イノベーション」、「経済的影響力」という領域でも、東京はトップ10入りを果たしている。一方、「産業・生活のコスト」の領域は、最下位の27位。ビジネスおよび生活におけるコストが改善されていないことがうかがえる。また、「持続可能性と自然環境」の領域も下位。「自然災害のリスク」は、昨年に引き続き今年も最下位となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日MasterCard(マスターカード)は、今年で2年目となる、年に一回発表する世界渡航先に関するInsightsレポートの最新版「世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」を発表した。「世界渡航先ランキング」では、海外からの渡航者総数と、渡航者による渡航先都市での海外消費額で世界の都市をランク付けしている。同ランキングで、2012年の渡航者数及び渡航者による消費額で1位となったのはロンドン。今年はエリザベス女王即位60周年記念式典「ダイアモンド・ジュビリー」を開催するなど、世界で最も注目を集めている都市で、今年も最も人気の渡航先であることがわかった。海外からの渡航者による消費額でも、ニューヨーク、バンコク、パリ、シンガポールを抑えて、ロンドンは2年連続で世界一となる見通し。その理由として、名所として名高い博物館や美術館、ワールドクラスのレストラン、ウェストエンドの劇場があること、さらにビジネスのしやすさが魅力でもあるという。海外からの渡航者数で見た場合、リオ・デジャネイロ(28.6%増)、東京(21.5%増)、アブダビ(17.9%増)、チュニス(17.7%増)、イスタンブール(14.7%増)、トロント(7.6%増)が、それぞれの地域で最も高い伸びを示している。アジア・太平洋地域は、全地域の中で、2012年に最も高い伸びを示すと予測。特にバンコクは、同レポートで急上昇中の都市の一つであり、海外からの渡航者数と渡航者の消費額で見たアジア・太平洋地域で第1位の都市になっている。また、渡航者による海外消費額に関しては、東京での消費額は、2011年東日本大震災の影響から回復して、4ランク上昇して14位に。海外消費額の増減率では、世界3位(24.2%)となった。渡航者増加率で見た世界の渡航先上位20都市でも、東京は2位に入っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日