1986年に発足し、今年で26回目を迎える仙台の冬の風物詩、『SENDAI 光のページェント』が今年も12月2日(金)より開催される。暗い冬の夜空に光を灯すことで、「小さな光を見て心から美しいと感動したい」「ページェントのあかりの温もりや落ち着きが市民の心を豊かにし、さらに活気あるまちづくりを」と始まったこのイベント。今年は3月に発生した東日本大震災を受け、「鎮魂の光」「命の光」「復興の光」「夢と希望の光」と特別な想いを込めての開催となる。毎年、企業の協賛や街頭募金活動など、幅広い層からの協力で成立してきたこのイベントだが、今年はさらに、LED電球を保管していた倉庫が津波の被害に遭い全損という難局にも直面している。それでも「被災地として復興への希望の灯りをともしたい」との思いがあり、「光の和、想いをひとつに!」のスローガンのもと、今年の開催が決定した。開催は12月2日(金)から31日(土)まで。毎日17時30分から22時まで(31日のみ23時まで)、定禅寺通・東二番丁通~市民会館前の区間がライトアップされる。なお、チケットぴあではこのイベントを支援する募金を一口1000円で受け付けている。
2011年11月16日歌手の坂本美雨が9月10日(金)、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで映画『ネコを探して』(ミリアム・トネロット監督)の続映決定記念トークショーに出席した。フランス、日本など世界各国に住むネコの姿を追いつつ、ネコと人間の関係を映し出したフランス発のドキュメンタリー。テーマに共鳴した、動物と人間の関係を考える団体「FreePets」が公開前から同作を応援。先月14日(土)から公開され、好評を得ての続映決定の“朗報”に、愛猫家で知られ、同団体のメンバーでもある坂本さんが、同じメンバーで動物愛護団体「Rencontrer Mignon」を主宰しペットサロン&カフェ「pet salon Mignon」を経営する友森玲子さんとこの日、来場した。トークショー開催のきっかけについて、坂本さんは「フリペ(FreePets)のTwitter上でいろいろ書いていたら、すごい勢いで監督がリツイートしてきてくださった。本当は監督が来日できればよかったんですが叶わないので、フリペとしてはひとりでも多くの人に観てもらいたいと思いまして」と説明。続けて、年間30万匹と伝えられる犬猫の殺傷処分の問題に触れ「とても深刻で大きな大きな問題ですが、友森さんはそのことを大きく訴えるのではなく、明るくパワフルに向かっている。ちゃんと生と向き合っている人なので、何かお手伝いができたらと思い、手伝わせていただいていますが、そんなシンプルでいいんだなと思う」と呼びかけ。友森さんが「深刻に考えるのは嫌いで、ウチでできることは世話できるコを連れて帰って面倒を見る。例えば週2匹助けられれば月8匹。50年続ければ凄いことだなぁと。続けるしかない。楽しみながら続けることが大事」と前向きな姿勢で訴えた。同団体は今年3月からTwitter上で活動をスタートさせ、同5月に公式ホームページを立ち上げ、8月26日(木)に社団法人化された。メンバーは坂本さんのほか、父親の音楽家・坂本龍一、作家の渡辺眞子ら各界文化人を中心にした22人。坂本さんは「それぞれの職種で忙しい人が集まっていますが、できる範囲で何かできることがまだまだたくさんある」と話した。『ネコを探して』はシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開中。FreePets公式サイト(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ネコを探して 2010年8月14日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開© La bascule and Ana films
2010年09月10日