窪塚洋介主演で全編パリにて撮影された映画『UGLY/アグリー』の完成披露試写会が12月5日(月)、都内で開催され、窪塚さんを始め、共演の桃生亜希子、メガホンを握った柿本ケンサクと半野喜弘の両監督が舞台挨拶に登壇した。ホウ・シャオシェン作品の音楽などを手がける半野さんと数々のPVを世に送り出し注目を集める新鋭・柿本監督、そして多岐にわたる活躍を続ける窪塚さんの3人の出会いにより生み出された本作。パリを訪れたカメラマンの青年を中心に、理由も理屈もなく現代を生き続ける等身大の若者たちの生のうごめきを描き出す。本作は3月10日に撮影が開始されたが、2日目に遠く離れた日本では大震災が発生した。窪塚さんはようやく作品を披露できることへの喜びを語ると共に「いま、日本がこういう状況で僕らができることは少ない。僕も日本に帰ってから炊き出しに行ったり、救援物資を持って被災地に行きましたが、撮影中から言っていて本当にそうだと思ったのは、僕らが一番得意なことをやるのが大事だということ。この作品がどういうメッセージとなって届くかは観るみなさんに委ねています。おれは、危機に立っても何もできない日本人の若者の代表というつもりで演じました。そこから何かを感じてもらえたら」と熱い口調で観客に訴えた。桃生さんは旧知の仲である柿本監督を「弟のような存在」と語り、「久しぶりに電話がかかってきて『ちょっとパリで映画が撮りたい』って(笑)。ノリと勢いで、脚本もあってないようなもので『向こうに行かないと分かんないから』という感じで、ケンカをしたこともありました。でも、どこかで『何かが絶対にある』という直感のようなものがあった」とこの作品に賭けた思いを明かした。元々、本作はインターネット上にオープンさせた映画館“THEATRE TOKYO”の記念すべきオープニング作品として上映された作品。柿本監督は「ちょうどミニシアターが次々と閉まっていった時期で、こういう映画の受け皿や土俵がいま無くなっていくのを何とかしたかった」と語り、そこから劇場公開までこぎつけたことに「嬉しいです」と笑顔を見せた。監督だけでなく原案、脚本、音楽を務めた半野さんは「映画音楽はあくまで映画の中で存在するものであり、映画の中で音楽は最も“フィクション”なもの」と自らの哲学を語る。そして本作については「パリに移って11年。その中であった出来事にインスパイアされることが多かった。『死をどう捉えるか?』、『生をどう理解するか?』ということが根底にあります」と物語に込めたメッセージを語った。『UGLY/アグリー』は12月10日(土)より22日(木)までシネクイントにて期間限定で公開。■関連作品:UGLY/アグリー 2011年12月10日よりシネクイントほか全国にて公開© 2011「UGLY」フィルムパートナーズ■関連記事:窪塚洋介主演『UGLY』舞台挨拶つき試写会に10組20名様をご招待
2011年12月05日俳優の別所哲也が、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送される特別番組「カンヌ映画祭を観る -受賞作品から知るその魅力-」(5月4日放送)に出演することになり、4月12日(火)、横浜にある「ブリリア ショートショート シアター(Brillia Short Shorts Theater)」にて収録を行った。同局では5月11日(現地)から開催される第64回カンヌ映画祭に合わせ、「カンヌ映画祭スペシャル2011」と題し、関連番組が特集放送される。別所さんが出演する「カンヌ映画祭を観る −受賞作品から知るその魅力−」は、過去の受賞作やトリビアなど映画祭をより楽しむための情報を届けるオリジナル番組。別所さん自らが“審査委員長”となり、過去にカンヌで受賞したすべての作品の中から、「俳優賞」、「音楽賞」、「賛否両論賞」、そして最高にあたるパルム・ドールならぬ「ヴェッショ(別所)ドール」を独断で(!?)で選定するというユニークな内容だ。収録が始まると、早速「Bonjour Comment allez-vous(ボンジュール コマンタレヴ)」(こんにちは。調子はいかが?の意)とフランス語の挨拶を決めた別所さんは、「これでカンヌに行く準備はバッチリ」とご機嫌。その後、次々と受賞結果を発表し、番組収録は順調に進んだが「うーん、『賛否両論賞』だけは言いにくい(笑)」と悪戦苦闘。それでも「今年は順調。去年はリテイクの嵐だった。こうやって、歴史が刻まれていくんですね」としみじみした様子だった。果たして、栄えあるヴェッショドールの行方は?気になる結果は番組でチェックされたし。このほかにも過去のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『ブリキの太鼓』や、本年の審査委員長を務めるロバート・デ・ニーロの主演作『グッドフェローズ』、木村佳乃と伊勢谷友介が共演した第61回オープニング作品『ブラインドネス』、同じく第61回の特別招待作品でイ・ビョンホンが主演した『グッド・バッド・ウィアード』なども放送予定。そして、5月22日(日)には、別所さんがナビゲーターを務める「日本独占!第64回カンヌ映画祭授賞式ライブ」が放送される。「カンヌ映画祭を観る -受賞作品から知るその魅力-」は5月4日(水・祝)放送。「日本独占!第64回カンヌ映画祭授賞式ライブ」は5月22日(日)生放送。■関連作品:第64回カンヌ国際映画祭 [映画祭]
2011年04月13日生田斗真主演で映画化されることが決まった『源氏物語』の共演陣が発表され、紫式部役を中谷美紀、陰陽師・安倍晴明役を窪塚洋介、そして藤原道長を東山紀之が演じることが明らかになった。平安時代に成立した古典文学の傑作で、光源氏が宮廷内で紆余曲折を経ながら、栄華を極めていくさまが、様々な恋と共に描かれる。映画は作家・高山由紀子による「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、物語の中の光源氏の世界と物語を執筆した紫式部の世界が交錯する形で、夢と現実を往き来しつつ展開する。先日、映画の製作と共に生田さんが光源氏役を演じることが発表されたが、このほど明らかになった共演陣は3人。「源氏物語」を執筆する文豪・紫式部を中谷さん、時空を超えて、現実と物語の世界の2つの世界を往き来し怨霊と戦う陰陽師・安倍晴明を窪塚さん、そして紫式部に物語を執筆させる人物であり、光源氏の辿る軌跡が自らの人生と重なる、栄華の頂点に立つ男・藤原道長を東山さんが演じる。壮大なる愛の物語を生み出すという役柄に、中谷さんは「千年の時を経て今も尚語り継がれる物語を綴った紫式部が、長い髪と重い装束の内側に隠した修羅を演じることは、光栄であると同時に恐ろしくもありますが、鶴橋(康夫)監督を信じてついて行きます」と意気込みを語る。窪塚さんは「みんなが見たことのない、安倍晴明を御覧に入れます。京都/嵐山なう」とコメント。窪塚さんは役作りのため、晴明神社や京都・嵐山を巡り、勉強しているとか。かつてTVドラマで光源氏役を演じたこともある東山さんは「人生で二度も同じ文学作品に携われるなんて大変光栄です。日本文学最高峰を生み出した“紫式部”。僕は“藤原道長”を演じることをとても楽しみにしています。斗真には負けないぞ(笑)!」とこちらも気合十分の様子。撮影は本日9月20日(月・祝)にクランクインし、年内にクランクアップの予定で、岩手や京都を中心に行われるという。『源氏物語』は2011年公開予定。■関連作品:源氏物語 2011年完成予定
2010年09月20日映画『東京島』の初日舞台挨拶が8月28日(土)、東京・新宿バルト9で行われ、主演の木村多江、共演の窪塚洋介、福士誠治、篠崎誠監督が出席した。人気作家・桐野夏生の同名小説を原作に、無人島に漂着した43歳の主婦・清子(木村さん)と男たち23人がサバイバルを繰り広げる姿を描く。男性キャスト陣に囲まれての撮影の感想を司会者から聞かれた木村さんは「窪塚さんから罵倒される台詞があってイライラして、終わった後もムカムカしました」と苦笑い。「だから俺、リハでビンタされたんですね」と合点がいったような顔の窪塚さんに、「はい、ついアタマにきて、叩いちゃったんです。だからマネージャーさんに『肉食べに行こう、肉!』って言って肉を食べていました」と殺気まじり(?)の笑顔で観客を笑わせた。昨年10月、11月に40日間以上、鹿児島・沖永良部島、徳之島でオールロケを敢行。窪塚さんは「約2か月、軟禁状態で島の外に出られなかったけど、島との距離感が近くなり、自然の力をもらった。例えば台本になかった歌を歌うシーンがあり、歌詞、メロディにインスピレーションをもらえたのも島のお陰。家族と会えない寂しさは別腹で置いておいて、悪くねえなと。それで俺がやった役のヘンタイぶりに拍車がかかっているといいです」。一方、福士さんは司会者から、撮影中にオネエ言葉が流行ったエピソードについて聞かれ「あー、僕じゃないけど、男性ばかりで女性が欲しかったからでしょうね、小さなスナックが開かれ、ママ、チーママ、新人さんまで揃っていました」と明かし、「僕も若干オネエ言葉を使いました」と“カミングアウト”。会場の笑いを誘った。『東京島』はシネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:木村多江インタビュー孤島でのサバイバルに自信アリ?衝撃!木村多江が豪快に蛇の皮を剥く『東京島』本編特別映像が到着現代のサバイバル、間もなく公開!『東京島』行楽シートを3名様プレゼント窪塚洋介がナマであなたの質問に回答!『東京島』公開記念、ネット上の生番組に出演木村多江のヘビ料理に窪塚洋介ら男性陣苦笑
2010年08月28日映画『東京島』の公開を記念して、出演者のひとりである窪塚洋介が、インターネット上で配信される生中継の番組に出演することが決定!ユーザーからの窪塚さんへの質問の募集が開始された。桐野夏生のベストセラーを原作に、夫と共に無人島に流れ着いた清子(木村多江)が、自分以外は全員男、というシチュエーションの中でたくましく生き抜いていくさまを描く。窪塚さんは、島に流れ着いた23人の男の内のひとりで変わり者のワタナベを演じている。このたびネット上で生放送される番組「窪塚洋介の東京島TV〜何にもないけど、何でもあるよ〜」のポイントはやはり、窪塚さん自身が“ナマ”の言葉で語るところ。映画についてはもちろん、自身のプライベートも含め、大胆なトークが展開される予定だとのこと。さらに、Twitterを通じて一般ユーザーからの質問を募集し、番組内で窪塚さん本人が答えるという企画も実施される。ちなみに番組名の「何にもないけど、何でもあるよ〜」というのは、劇中でワタナベが歌う歌の歌詞であり、漂流者たちが暮らす“東京島”の生活を言い当てた象徴的な言葉である。独自の哲学、感性で様々なシーンで独特の存在感を放ち続ける窪塚さん。その魅力の秘密や気になる“あんなこと”や“こんなこと”について、貴重な生中継の場で直接疑問をぶつけてみては?『東京島』は8月28日(土)より全国にて公開。「窪塚洋介の東京島TV〜何にもないけど、何でもあるよ〜」は8月24日(火)17:00より、以下のサイトで配信。<動画ライブ配信>【USTREAM】【MySpace】<文字ライブ配信>【東京島オフィシャルTwitter】【GAGAオフィシャルTwitter】※窪塚さんへの質問は自分のTwitterアカウントからハッシュタグ【#tokyo_jima_tv】を付けてツイート(本文とハッシュタグの間は半角スペースを空けて投稿)。■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:木村多江のヘビ料理に窪塚洋介ら男性陣苦笑シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第5回)一緒に無人島に流れ着きたい俳優は?“島”が人を呼び寄せ狂わせる?島を舞台にした注目作品が続々とリリース!話題の『東京島』も上映!「島フィルム・フェスティバル」に150組300名様ご招待木村多江が飛び出す!?本編は2Dの『東京島』の劇場予告編を3Dで上映!
2010年08月18日映画『東京島』の完成披露試写会が8月3日(火)、東京・恵比寿ガーデンプレイス内で行われ、主演の女優の木村多江が共演の窪塚洋介ら男性キャスト陣に珍スタミナ料理を振る舞った。人気作家・桐野夏生の同名小説(新潮社刊)を原作に、助けの来ない無人島に漂着したひとりの女・清子(木村さん)と男23人が生き抜こうとする姿を描く物語。木村さんが用意したというサプライズ料理の肉串が登場すると、男性キャストのひとり、福士誠治は「いい予感がしない」と勘を働かせて苦笑い。それぞれに1本ずつ配られた肉串をパクリと口に頬張った窪塚さんは「ブヨブヨする!」、鶴見辰吾は「旨い」と感想。篠崎誠監督は早々に完食した。木村さんが「実はコレ(の肉)です」と言い、劇中でも使用したという島ヘビの精巧な作りモノを取り出して握りしめ、「清子が劇中でヘビをさばいて料理をしているので」と種明かしすると、窪塚さんらは顔をしかめ、「自由解散〜!」とショックの雄叫び。MCが「今日の朝、獲れた島ヘビです」と説明を付け加えると、男性キャスト陣はますますしかめ面に。木村さんだけ、涼しい笑顔を浮かべていた。ほかに柄本佑、木村了らも出席し、ヘビ肉を試食した。『東京島』は8月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第5回)一緒に無人島に流れ着きたい俳優は?“島”が人を呼び寄せ狂わせる?島を舞台にした注目作品が続々とリリース!話題の『東京島』も上映!「島フィルム・フェスティバル」に150組300名様ご招待木村多江が飛び出す!?本編は2Dの『東京島』の劇場予告編を3Dで上映!【シネマモード】ソフィー・マルソー、木村多江らが示す映画とブランドの素敵な関係
2010年08月03日映画『東京島』(篠崎誠監督)の完成報告会見が4月7日(水)、東京・銀座のエルメス銀座店で行われ、主演の木村多江、共演の窪塚洋介らが出席。“孤島”ロケのエピソードを語った。人気作家、桐野夏生の同名小説を原作に、孤島に漂着した平凡な主婦・清子(木村さん)が、島で唯一の女性となりながら夫の死後も若者23人の中で生き抜く姿を通じ、女性の根本的な強さを描くサバイバルストーリー。昨年10月に行われた沖縄と鹿児島・沖永良部島、徳之島での約2週間のロケをふり返り、木村さんは「岩場を歩いたり撮影現場に行くまでが大変で、毎日こむら返りになりました」と苦笑いしつつ「でも、いままでにないタフさを経験し、新しい自分に出会えた」と充実の笑顔。清子役に「これまで、みなさんのイメージもそうだと思いますがネガティブな役が多かったので、なぜ私?と思いましたが、島に行ったら私も生きるために本性をむき出しにすると思う」と共感を寄せた。窪塚さんは、若者23人のうちただ1人、清子に敵対心を抱く変わり者のワタナベ役。ロケ中は「車を借りて島を周り、コーディネーターができるくらいになった。ビーチが本当にきれいで人が来ないし楽園のようだった」とオフを満喫した様子。旅に必要なアイテムを聞く質問には「パッと思いつかないんで、(思いついたら)メールします」と持ち前の率直な物言い。共演の福士誠治から「そういう答え、アリなんだ?」と妙に感心されていた。旅にちなみ「初めて海外旅行に行ったとき、友達に騙されて『印鑑を絶対持っていけ』と言われて持っていったけど、いつ使うんだろう?と思い続け、結局使わなかった」と失敗談も披露。会場の笑いを誘った。会見では、本作がフランスの高級ブランド「エルメス」のシルクスカーフ「エルメス・カレ」とコラボレーションすることが発表された。エルメスと日本映画のコラボは初の試み。カレは劇中、清子ら登場人物が様々な使い方をすることで“活躍”する。この日、木村さんらはエルメスのスカーフを身につけて登場した。カレの東京島スペシャルカラーが同日から銀座店で、翌8日(木)から全国のエルメスショップで発売。『東京島』は今夏、全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年夏、全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:40代主婦・木村多江、無人島で22人の男たちに囲まれ…桐野夏生「東京島」映画化!
2010年04月07日