●遺伝子検査は一生に一度でOKハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんが受けたことで一気に注目を集めることとなった遺伝子検査。アンジェリーナ・ジョリーさんは乳がんの遺伝子検査の結果、乳房切除手術を決断した。一方、日本国内へと目を向けると、ヤフーやディー・エヌ・エーでも一般向けの遺伝子検査サービスを開始し、話題となっている。筆者は1年半ほど前に出産を経験したアラフォーママだ。出産後、子どもへの愛情が増すにつれて、「子どものためにもいつまでも元気でいないと」という気持ちが強くなった。しかし、もともと体力には全く自信がなく、健康への不安は常に抱えていた。そんな時に知った遺伝子検査。「自分に何かしらのリスクがあるのなら、早めに対処したい」という気持ちから受けることにした。○遺伝子検査は"一生もの"今は唾液を郵送するだけで結果が送られてくる遺伝子検査もあるが、結果が悪かった場合、医師からしっかりとしたアドバイスを受けたいと思い、今回はクリニックで受けることにした。向かったのは東京・銀座にある「AACクリニック銀座」。同クリニックは、薄毛や抜け毛で悩む人向けの女性専門頭髪外来と、アンチエイジング外来があり、今回お世話になったのは後者。同クリニックの遺伝子検査は、生活習慣病の発症リスクを調べるためのもの。検査項目によって費用は異なるが、「肥満」「脂肪代謝」「脂肪代謝異常による動脈硬化」「その他の原因による動脈硬化」「高血圧」「血液凝固・血栓」「メタボリックシンドローム」「酸化ストレス症」「慢性腎臓病」「感染抵抗低下」「自己免疫・アレルギー」の11項目の場合、16万2,000円(税込)となる。正直「安い」とはいえないが、これで将来の発病リスクがわかるのなら受けてみる価値はある。それに、同クリニック院長・浜中聡子医師によると「遺伝子に変化はないので、遺伝子検査は一生に一度でいいのです」とのこと。「一生ものの検査」と考えれば、この金額も前向きに考えられるのではないだろうか。しかし、検査項目に「がん」がないのはなぜだろうか。浜中医師に聞くと、同クリニックではアンチエイジングドックやホルモンドックの検査項目として、乳がん・卵巣がんといった女性向けのものに加え、肝臓がん、すい臓がん、大腸がんの腫瘍マーカーも調べることができる。こういった検査の人気も高いのだが、生活習慣病に関する遺伝子検査を受けるメリットとしては、ハイリスクという結果が出たとしても対処の方法があるという点。今すぐに治療の必要がなくても、これからの生活習慣を改めることで発症リスクを低くすることが可能なのだ。そして、AAC生活習慣遺伝子検査を受ける場合、アンチエイジングドッグ(10万8,000円)の併用を勧めている。アンチエイジングドッグでは、「血管年齢検査」「骨年齢検査」「酸化ストレス度・抗酸化力測定」「筋肉・体脂肪量検査」「ホルモン量検査」を受け、身体の現状を把握する。そして遺伝子検査では、その名の通り遺伝子情報を知る。セットで実施することで、より深く自身の身体を知ることができるのだ。●「風邪をひきやすい人」と遺伝子的にも証明さて、いよいよ検査スタートだ。まず問診表を記入した後にカウンセリングを受け、医師による診察へ。そこで生活習慣や健康に関する悩みなどを伝え、必要があればAAC生活習慣遺伝子検査の他にもアンチエイジングドック等を実施。採血の他、前述の通り骨年齢検査や筋肉・体脂肪量検査などを受けていく(アンチエイジングドック併用の場合)。○「感染抵抗低下」の項目が突出結果は約1カ月~2カ月後に判明する。筆者は人間ドックなら何度か受けたことがあるが、遺伝子検査は初めて。大病こそないが、風邪は頻繁に引く。ひどい時だとひと冬に4、5回は風邪をひく。最近では子どもが風邪をひけば100%移る。この抵抗力のなさも何か悪い結果として出てくるのではないだろうか……。大きな不安を抱えながら再びクリニックへと向かう。浜中院長から受け取った検査結果を見ると……レーダーチャートの「感染抵抗低下」が飛び抜けている。健康な人ならほとんど感染しないようなウイルスや細菌に、人より感染しやすいらしい。「風邪をひきやすいということはありませんか」と浜中医師に聞かれ、「はい! 」と即答する。それも、この感染抵抗力の低さと関係しているのだという。なるほど……。しかし、抵抗力が日本人の平均より低いということは、何か重大な病気にかかりやすいということではないのだろうか。それに関しては、「高齢者を除くと、その心配はほとんどないですよ」とのこと。高齢になると抵抗力がなくなっていき、例えば肺炎を発症して命の危険につながることもあるというが、現在筆者は37歳。この年齢なら、命にかかわるような病気に人よりかかりやすいということはないのだという。ひとまず安心だ。他の項目を見ると、「酸化ストレス」も日本人の平均値より高く、抗酸化力が不足している状態とのことだ。これにより、早期の老化、慢性的な炎症などにつながる可能性が高くなるそうだ。それ以外の項目は、「メタボリックシンドローム」「糖尿病」「高血圧」「慢性腎臓病」「心筋梗塞」「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」といった項目で発症リスクは平均的か低めで、骨密度や筋肉バランス、動脈硬化度などの項目も心配するような結果ではなかった。浜中医師は、「病気の発症に遺伝子が起因するのは2~3割。あとの7~8割は生活習慣によるものです」という。今回は生活習慣遺伝子検査なので、ハイリスクという結果が出たとしても、生活習慣を見直すことで改善が可能だ(もちろん要治療レベルであれば、専門医を紹介してくれる)。○日々の生活に取り入れられる方法を私の場合は、抵抗力や抗酸化力を上げるためのアドバイスが浜中医師からあった。全身の筋肉量が少ないため、まずはこまめな運動が必要。「多忙な人は、ジョギングや水泳をしようと思っても長続きしませんよね。エレベーターを使っていたところ階段にする、といった小さな積み重ねが有効ですよ」とのこと。また、「とにかく風邪をひきたくない! 」という私の要望には、「即効性を求めるなら高濃度ビタミンC点滴ですね。高い抗酸化作用で免疫力の強化も期待できます」。さらに続けて、「おなかの調子はいかがですか? 」と聞かれ「過敏性腸症候群です」と答える。実は、腸の働きが悪いと抗酸化成分を腸が吸収できず、抗酸化力が低下するのだという。これに関しては、「納豆を摂取したり、整腸剤を試してみてはいかがでしょう」とのアドバイス。また「水分はしっかり摂取できていますか」とも聞かれ、こちらも「いえ、あまり……。オフィスのトイレが遠くて、行くのが億劫なので……」。水分は、こまめにとることで代謝がアップするのだという。こちらも今日から見直すとしよう。日常の中で取り組める具体的なアドバイスをたくさんいただいた。帰り道、早速整腸剤を買った。そして、実は検査結果を聞いた1週間後、秋に入ってもう3度目になる風邪をひいたことから、AACクリニック銀座に高濃度ビタミンC点滴を受けに来た。ビタミンC15g配合で1万800円(初診料、検査費別)。診察と検査、点滴で所要時間は90分ほどだ。あくまでも私個人の場合だが、いつもは風邪薬を飲まなければ1カ月ほどは引きずる風邪が、今回は服薬しなくても3日後には完治。その後のハードな仕事もらくらく乗り切れた。定期的に高濃度ビタミンC点滴をしていきたいと考えている。また、出社時には9階にあるオフィスまでエレベーターを使わず階段でのぼるようにもした。日ごろ運動をしていないので、2回ほど休憩を入れないとのぼりきれない情けない状況なのだが、今回の検査結果を受けて日々の生活に少し運動を取り入れられた。子どもはまだ1歳。これから子どもと一緒に元気に生活するために受けた今回の検査、生活によい影響を与えられていると思う。食生活も徐々に改善しながら、健康維持に取り組んでいきたい。
2014年12月11日ノーリツ鋼機グループのNKメディコとサインポストは12月10日、遺伝子検査ビジネスで提携し、サインポストの遺伝子検査サービスをNKメディコが販売すると発表した。この遺伝子検査は肥満、高血圧、動脈硬化など生活習慣病と関連性の高い14分野の遺伝子を分析し、遺伝的な体質リスクを評価するというもの。同サービスでは遺伝的な体質リスクを踏まえ、受診者ごとに推奨されるライフスタイルや栄養素を提案する。同サービスは、全国の医療施設、検診・人間ドック施設などに向けて販売される予定で、受診したい場合は、医療機関にて申し込むこととなる。また、保険適用外の自由診療となり、医療機関によってコースや料金が異なるため、詳しく知りたい場合は各医療機関に問い合わせる必要がある。
2014年12月11日オリンパスは、航空機体などに使われる複合材料内部の接着不良や剥離を非破壊で検査する複合材検査用探傷器「BondMaster(ボンドマスター) 600シリーズ」を、20140年10月1日より海外での発売を開始したほか、同年11月初旬から国内で発売すると発表した。複合材検査用探傷器は、専用センサ(プローブ)を用いて検査対象物に超音波または可聴領域の音波を入射させ、対象物内部への伝わり方を解析することで、内部の接着不良や剥離を検査する検査機器。同シリーズは、多機能のハイクラスモデル「B600M」と、基本機能に絞ったエントリモデル「B600」の2機種を用意。いずれも従来比で、厚さを約24%減(236mm×70mm×167mm)、質量を約15%減(1.7kg、バッテリ含む)と薄型軽量化が図られたほか、約9時間の長時間駆動を実現したとする。また、大型カラーモニタを搭載することで、屋内外での視認性の向上も図られたとしている。なお同社では、航空機のメンテナンス現場では、検査対象物に応じたさまざまな検査を一貫して行いたいとのニーズがあり、既存の製品と今回の2機種を組み合わせて提供することで、そうしたニーズに応えていきたいとしている。
2014年10月03日ユニ・チャームは15日、尿吸引ロボ「ヒューマニー」を活用した介護負担低減と尿による肌汚れ面積低減について臨床研究を実施し、同製品を使用することで「“オムツの交換回数”と”オムツ内の肌汚れ面積”を低減させることができる」ことを実証したと発表した。同研究は、北海道大学 大浦武彦名誉教授監修のもと、一般社団法人TMG本部 看護局、医療法人社団 武蔵野会 新座志木中央総合病院、医療法人 医仁会 中村記念病院、彦根市立病院とともに行われ、研究成果は9日「日本慢性期医療学会」にて発表された。「ヒューマニー」は2009年5月、”自立支援を可能とする排泄ケア”の提供を目的に、ユニ・チャーム ヒューマンケアが発売した自動排泄処理装置。尿検知センサーを内蔵した「尿吸引パッド」、小型真空ポンプ・タンクを内蔵した「本体(採尿器)」で構成される。排尿があると、パッド内のセンサーが検知し、真空ポンプを作動させ、パッドから液体・気体を吸引し、タンクに尿をためる仕組みとなっている。2012年4月の介護保険法改正により、レンタル福祉用具となった。同社では、介護の質を落とさずに、負担を低減する排泄ケアの提供が求められている現状にあって、今回、同製品を使用することによる「オムツ交換回数の低減による介護負担軽減」と「オムツ内の尿による肌汚れ面積の低減」の2つについて検証したという。被験者は、終日オムツを使用している高齢者でベッド上での生活が主体の人26名。障害高齢者の日常生活自立度はランクCとなる。試験期間は2012年3月~8月。試験は、被験者を「試験品から使用開始」と「対照品から使用開始」の2つのグループに分け、各3日間使用。パッドの交換回数を原則として、試験品1日2回、対照品1日4もしくは6回とする。交換の際に肌の様子を確認し、評価を実施した。試験期間で使用したパッド全枚数に対するモレが発生したパッドの数の比で表した「モレ率」と試験期間中の被験者の肌状況を皮膚・排泄ケア領域の認定看護師によって判定評価された「肌観察」結果は、試験品と対照品に差は見られなかった。試験期間中の「パッドの1日あたりの交換回数」と「排尿によるパッド表面上の汚れ」を画像解析した結果と「オムツ内の残存尿量」を重量計測した結果は、いずれの項目も被験者すべてにおいて有意差を持って減少した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日ユニ・チャームは女性用の軽い尿もれ専用品「チャームナップ」シリーズに、「チャームナップ吸水さらフィ 少量用 羽つき15cc」を新たにラインナップした。10月9日より発売開始する。「チャームナップ吸水さらフィ」は、軽い尿もれに対する不安を軽減できるパンティライナー。従来の吸水タイプは、3cc(パンティライナー)と50cc(中量用)だけだったが、同商品は「少量用(15cc)」。よりニーズに近い商品を選んで使用できるようになった。従来モデルのパンティライナー中量用と同様に、少量用もショーツにぴったりフィットする羽付きタイプになっている。しっかり立ち上がったギャザーと、ショーツとズレないテープ付きで、横モレをガードする。チャームナップ少量用羽つきは26枚入りで価格500円。中量用羽つきは14枚入りで価格500円。パンティライナー羽付きは32枚入りで価格315円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日ゼビオは自分の体質に合ったスポーツ・トレーニングを見つけられる、「スポーツ関連遺伝子検査」の運用を開始する。検査は同社が全国に展開しているスポーツショップ「スーパースポーツゼビオ」内、スポーツドラッグストア「Xiasis」にて行う。同社によると、遺伝の影響を受けると考えられている筋繊維は2タイプに分かれているという。1つは持久力はないが大きな力が出せる「速筋」で、もう1つは大きな力は出せないが持久力のある「遅筋」だ。その速筋の発達と遅筋の形成に関連するのが「ACTN3遺伝子」といわれている。同検査ではこの遺伝子が作り出す“アクチニン3タンパク質”が、遺伝的にどう作り出されているかを検査した。この検査によって、「速筋の発達と遅筋の形成に関わる遺伝子のタイプ」「どんなスポーツが自分に向いているか」「スポーツでより高いパフォーマンスを出すための、トレーニング方法」が分かる。適性からスポーツを限定するのではなく、その中でもより適したポジション・役割を見極めることができる。そのため、より有効なトレーニング方法を見つけることができるのが特徴とのこと。同検査は店頭で検査の申し込み受付し、その場で綿棒を使って簡単に口腔(こうくう)粘膜を採取。口腔粘膜を検査機関に送り検査を行う。検査は約2~3週間かかり、検査結果を基に作成された報告書が依頼者に渡される。サービス開始は9月1日から。実施店舗は長岡千秋店(新潟県・2012年9月中旬オープン)、キャナルシティ博多店(福岡県・2012年9月中旬オープン)、あすと長町店(宮城県)、横浜みなとみらいクイーンズイースト店(神奈川県)など全国11店舗。料金は5,800円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日ネコがかかりやすい病気アリアンツ・ペット保険が12月20日より明年1月31日まで、「ねこちゃんを尿路疾患から守ろう」キャンペーンを開始した。これは「ニャンとも清潔トイレ」のモニター募集を兼ねた試み。同社によれば、ネコがかかりやすい病気の1つに尿路疾患があるという。この疾患の予防には、愛猫の尿の色や量、トイレ中の様子をチェックするという習慣が大切であると同時に、定期的な尿検査ができればなお理想的となる。ニャンとも清潔なトイレそのため今回のキャンペーンでは、検査のための尿採取が行いやすいよう工夫された「ニャンとも清潔トイレ」のモニターを募集し、応募者には特典やプレゼントが当たる。応募にはアリアンツが運営する、同社のペット保険に入っていなくても無料でできる「Pet People Club」への登録が必要。モニターは、同社の顧客向けサービス「24時間ペット健康相談」を半年間利用できる。各コースの内容は下記の通り。詳しくは同社まで。Aコース:先着20名様「ニャンとも清潔トイレ」のモニターと「24時間ペット健康相談」サービスのご利用権(2011年6月末日まで)をセットでご提供。Bコース:抽選で10名様「ニャンとも清潔トイレ」のモニターと「24時間ペット健康相談」サービスの2011年6月末日までご利用権利をセットでご提供。さらに、ニャンと猫パンチTVがあなたのねこちゃんのお写真にセリフをつけます!セリフ付きにゃんこ写真は、後日、公式サイトにて発表します!
2010年12月23日