Netflixは直木賞作家・今村翔吾の小説「イクサガミ」シリーズの実写化を発表。この度、主演・プロデューサー・アクションプランナーを担当した岡田准一と藤井道人監督、そして原作者・今村翔吾氏のクロストークが公開された。主演のみならず、初のプロデューサーとして本作に挑む岡田さん。岡田さん自らが「監督は彼以外考えられなかった」と語る藤井監督、そして本作の生みの親である原作者・今村氏が、かつてない挑戦への熱い想いを語り合った。企画の成り立ち――Netflixの高橋信一さんから、岡田准一さんにプロデューサー&主演オファーが届いたのが始まりだったと伺いました。岡田:高橋さんにお声がけいただいたとき、ちょうど僕は役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて「日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか」を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています。今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました。そして、自分がプロデューサーとして入るうえで「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」を目標に掲げました。では、誰に撮っていただくか。僕は藤井道人監督以外は考えられませんでした。『最後まで行く』でご一緒した際、芝居を大切にしながらエンタメ性を追求する素晴らしい才能に感銘を受けたのです。正直、「藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります」という想いでアタックしました。藤井:とても光栄です。僕はこれまで、好き好んで時代劇を観てきた人間ではありません。ただ、自分たちが生きていくうえで絶対に避けては通れないのが“時代”ですし、岡田さんがいてくれるなら面白いものができるのではないかと思い、まず今村さんの原作小説を読ませていただいて「こんなに面白い本があるのか!」と衝撃を受けました。30代が多い僕のチームが本作に携わるのはめちゃくちゃ試練だと思いましたが、この年齢でこんな勝負をできるのはものすごく恵まれていると自覚して、お受けさせていただきました。今村:実は僕も「世界に通用する時代小説」をコンセプトに『イクサガミ』を書いていました。「日本の若い世代、ひいては世界に受け入れられるような、エンタメに振り切った時代小説を書く!」という想いで始めたんです。いまだから言うわけではないのですが、編集者さんと「Netflixさんしか映像化は無理だから、どうか届いてほしい」と話していたので、オファーをいただいた際にはとにかく嬉しかったです。しかも主演が岡田准一さん!執筆中に主人公・愁二郎に岡田さんのイメージを重ねていたので、二重に驚きました。脚本作り/目指すビジョン――原作を読んでいても「どう映像化するんだ!?」と感じましたが、脚本作りはどのように進められたのでしょう。藤井:まず岡田さんと「日本、そしてその先にどう届けるか」を話し合いました。日本人が持っている心や様式美がアクションやエンターテインメントに交じり合うことでその目標が達成できるのではないかと結論付け、日本人としての誇りを大事にして脚本を作ろう、と決めました。その後に今村先生にお話を伺ったのですが、「小説と映像で想いが一緒であれば問題ない。藤井監督たちが思う『イクサガミ』を届けて下さい」という優しい言葉をいただけて、安心して「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながらも自由に書かせていただきました。今村:僕からすると「原作ではこうですがこう変更して大丈夫ですか?」と最大限配慮して下さって、真摯に向き合って下さっているのが伝わってきたので、何の心配もありませんでした。小説を書いた身としても「ここは映像では違う風に表現した方が届きやすいだろうな」と思っていましたし、その見せ方については藤井監督や岡田さんのチームを信じていました。脚本も読ませていただきましたが、率直にすごくよくできていると感じました。小説と変えている部分も、映像ならではの視覚的にハラハラさせる演出が加わっていて面白かったです。岡田:何回本打ち(脚本の打ち合わせ)を行っただろうか……というくらい改稿を重ねましたが、藤井さんが最後に綺麗に直してくれて、どんどんキャラクターに心が通っていきました。海外も視野に入れている以上、キャラクターの作り方もこだわった部分の一つです。日本の時代モノで難しいのは、侍を描くにあたって主従関係が付随することにより「お殿様の部下である武士たちは個性を消す」になってしまいがちなことです。つまり、キャラ立ちを優先しすぎると世界観を破壊しかねないため、どう組み立てていくか。アクションプランナーとしても、原作に最大の敬意を払いながら「今村さんが描こうとしていること」を見失わず、そのうえで映像としての方法論を見つけていくのには頭を悩ませました。――複数のエピソードからなるドラマシリーズですから、そのぶん労力もかかったかと思います。藤井:岡田さんはプロデューサーとして全国各地のロケハンに同行してくださって、ロケ地を一緒に決めて「じゃあここでこういったアクションをしよう」と話すことができました。そのアクションにしても、岡田さんが全部に的確なコンセプトを付けて下さるんです。「ここは混乱を生む場所、ここでは“狩り”をテーマにしよう」といった風に。そうすると目的が明確になってくるんです。シーンやキャラクターに応じたコンセプトを設けて下さるから俳優も演じやすいでしょうし、あの岡田さんがやって下さるからこそ脚本に強度が生まれたのだと感じます。岡田:それを映画3本分のボリュームでやらなければならないわけです。脚本だけでものすごい分量ですし、登場人物も多いなか、それぞれの見せ場もちゃんと拾っていきたいので、アクションプランナーの仕事は脚本段階から始まっていて、各シーンで「こういうことをしたい」ということを提案し、OKが出たものを入れ込んでいただく形をとりました。藤井監督は本質を見失わない強さを持っていて、映像で嘘をつかず、誤魔化さないのが魅力だと感じています。衣装も約300人分以上用意したり、スタッフ含め全員が「いいものを作ろう」という気概で妥協なく、本当に攻める姿勢で臨んでいます。藤井:映像的には、僕たちはいつも通り「感情を撮る」を重視しています。この中で起こっていることはいまの社会にも当てはめられるでしょうし、友情や絆といった守るべきもの・時代の流れの中で失われてしまったものは普遍だと捉えています。「いま自分が心動くものを撮る」を念頭に置きながら、エンターテインメントとして面白いかを研究して作っています。自分は時代劇を勉強してきた人間ではありませんから、専門性という意味では不安があります。でも時代劇に影響を受けつつ、その枠にとどまらない自由度を有したエンターテインメント作品を目指していければ、僕にも面白いものが作れるのではないかと。その考えは、今村先生が「イクサガミ」シリーズで時代小説を開拓してくださったことにも通じるのではないかと個人的には考えています。そして、僕の隣には時代劇の継承者である岡田さんがいてくれる。今村先生と岡田さんという無敵の両翼があるので、僕は自分とチームが信じる”いい仕事”に徹そうと思っています。期待と意気込み――今村先生が楽しみにされているシーンや、注目ポイントはございますか?今村:こんなことを言って無理させたくはないのですが、やっぱり岡田さんのアクションを一刻も早く観てみたいです。「どんな感じになるんだろう」と僕が一番楽しみにしています!岡田:ありがとうございます。いま撮影が始まって3日目(取材日時点)ですが、「チャレンジするってこういうことだよな」と大変さと充実感を味わっています。そもそも出演者だけで292人以上いますから出演者としてもプロデューサー、アクションプランナーとしてもてんてこ舞いではありますが、これまでの「時代モノはこうあるべきだ」という常識を覆すような「攻めるぞ!」という熱量を感じる現場になっています。まずは日本の皆さんに「こんなに凄いものを作れるんだ!」と認めていただけるようなものをしっかり創り上げて、そこから「これを世界に届けようぜ!」と思ってもらえるように邁進したいです。この作品は、僕の身体が無事だったらとんでもない作品になります。藤井:唯一無二の環境を作っていただいているぶん、責任感は伴います。出演者が300人近くいるということは、スタッフも同じだけの人数が関わっているということ。総勢600人以上が現場にいて、それぞれの家族やファンの方にもこの作品が枝葉のように広がっていくと考えると、作品を背負わないといけない感覚も強まります。だからこそ、僕たちは観たことのないものをしっかり届けないといけません。最高のストーリーとキャスト・スタッフ、映像――その全てをアップデートして「日本、そして世界に届く」作品を生み出すことが、今回僕がチャレンジしたいと思った理由でもあります。(取材・文:SYO)Netflixシリーズ「イクサガミ」はNetflixにて世界独占配信予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月19日俳優の岡田准一が、Netflixシリーズ『イクサガミ』で主演、プロデューサー、アクションプランナーを務めることが19日、発表された。第166回直木賞をはじめ数々の賞を受賞してきた時代小説家・今村翔吾氏が、武士の時代の終焉を迎えた明治を舞台に描き、”最高のエンタメ時代小説”とも各界から称される同名小説『イクサガミ』シリーズを実写化する本作。「無意味に生きる愚か者たち。殺し合え、最後のひとりまで」。時代に取り残されし志士たちのバトルロワイアルを描く。時は明治11年、深夜の京都・天龍寺。莫大な賞金を得る機会を与えられた腕に覚えのある志士たち292人がこの地に群がった。告げられたのは、各自に配られた木札を奪い合い、東京に辿り着いたものに賞金が与えられるゲームのルール。主人公・嵯峨愁二郎(岡田准一)は、妻と子を病から救うためゲームへの参加を決意する。主演のみならず、初のプロデューサーとして本作に挑む岡田准一、岡田自らが「監督は彼以外考えられなかった」と語る藤井道人監督、そして本作の生みの親である原作者・今村翔吾氏がクロストークを行い、熱い思いを語り合った。○■企画の成り立ち――Netflixの高橋信一さんから、岡田准一さんにプロデューサー&主演オファーが届いたのが始まりだったと伺いました。岡田:高橋さんにお声がけいただいたとき、ちょうど僕は役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて「日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか」を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています。今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました。そして、自分がプロデューサーとして入るうえで「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」を目標に掲げました。では、誰に撮っていただくか。僕は藤井道人監督以外は考えられませんでした。『最後まで行く』でご一緒した際、芝居を大切にしながらエンタメ性を追求する素晴らしい才能に感銘を受けたのです。正直、「藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります」という想いでアタックしました。藤井:とても光栄です。僕はこれまで、好き好んで時代劇を観てきた人間ではありません。ただ、自分たちが生きていくうえで絶対に避けては通れないのが“時代”ですし、岡田さんがいてくれるなら面白いものができるのではないかと思い、まず今村さんの原作小説を読ませていただいて「こんなに面白い本があるのか!」と衝撃を受けました。30代が多い僕のチームが本作に携わるのはめちゃくちゃ試練だと思いましたが、この年齢でこんな勝負をできるのはものすごく恵まれていると自覚して、お受けさせていただきました。今村:実は僕も「世界に通用する時代小説」をコンセプトに『イクサガミ』を書いていました。「日本の若い世代、ひいては世界に受け入れられるような、エンタメに振り切った時代小説を書く!」という想いで始めたんです。いまだから言うわけではないのですが、編集者さんと「Netflixさんしか映像化は無理だから、どうか届いてほしい」と話していたので、オファーをいただいた際にはとにかく嬉しかったです。しかも主演が岡田准一さん! 執筆中に主人公・愁二郎に岡田さんのイメージを重ねていたので、二重に驚きました。○■脚本作り/目指すビジョン――原作を読んでいても「どう映像化するんだ!?」と感じましたが、脚本作りはどのように進められたのでしょう。藤井:まず岡田さんと「日本、そしてその先にどう届けるか」を話し合いました。日本人が持っている心や様式美がアクションやエンターテインメントに交じり合うことでその目標が達成できるのではないかと結論付け、日本人としての誇りを大事にして脚本を作ろう、と決めました。その後に今村先生にお話を伺ったのですが、「小説と映像で想いが一緒であれば問題ない。藤井監督たちが思う『イクサガミ』を届けて下さい」という優しい言葉をいただけて、安心して「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながらも自由に書かせていただきました。今村:僕からすると「原作ではこうですがこう変更して大丈夫ですか?」と最大限配慮して下さって、真摯に向き合って下さっているのが伝わってきたので、何の心配もありませんでした。小説を書いた身としても「ここは映像では違う風に表現した方が届きやすいだろうな」と思っていましたし、その見せ方については藤井監督や岡田さんのチームを信じていました。脚本も読ませていただきましたが、率直にすごくよくできていると感じました。小説と変えている部分も、映像ならではの視覚的にハラハラさせる演出が加わっていて面白かったです。岡田:何回本打ち(脚本の打ち合わせ)を行っただろうか……というくらい改稿を重ねましたが、藤井さんが最後に綺麗に直してくれて、どんどんキャラクターに心が通っていきました。海外も視野に入れている以上、キャラクターの作り方もこだわった部分の一つです。日本の時代モノで難しいのは、侍を描くにあたって主従関係が付随することにより「お殿様の部下である武士たちは個性を消す」になってしまいがちなことです。つまり、キャラ立ちを優先しすぎると世界観を破壊しかねないため、どう組み立てていくか。アクションプランナーとしても、原作に最大の敬意を払いながら「今村さんが描こうとしていること」を見失わず、そのうえで映像としての方法論を見つけていくのには頭を悩ませました。――複数のエピソードからなるドラマシリーズですから、そのぶん労力もかかったかと思います。藤井:岡田さんはプロデューサーとして全国各地のロケハンに同行してくださって、ロケ地を一緒に決めて「じゃあここでこういったアクションをしよう」と話すことができました。そのアクションにしても、岡田さんが全部に的確なコンセプトを付けて下さるんです。「ここは混乱を生む場所、ここでは“狩り”をテーマにしよう」といった風に。そうすると目的が明確になってくるんです。シーンやキャラクターに応じたコンセプトを設けて下さるから俳優も演じやすいでしょうし、あの岡田さんがやって下さるからこそ脚本に強度が生まれたのだと感じます。岡田:それを映画3本分のボリュームでやらなければならないわけです。脚本だけでものすごい分量ですし、登場人物も多いなか、それぞれの見せ場もちゃんと拾っていきたいので、アクションプランナーの仕事は脚本段階から始まっていて、各シーンで「こういうことをしたい」ということを提案し、OKが出たものを入れ込んでいただく形をとりました。藤井監督は本質を見失わない強さを持っていて、映像で嘘をつかず、誤魔化さないのが魅力だと感じています。衣装も約300人分以上用意したり、スタッフ含め全員が「いいものを作ろう」という気概で妥協なく、本当に攻める姿勢で臨んでいます。藤井:映像的には、僕たちはいつも通り「感情を撮る」を重視しています。この中で起こっていることはいまの社会にも当てはめられるでしょうし、友情や絆といった守るべきもの・時代の流れの中で失われてしまったものは普遍だと捉えています。「いま自分が心動くものを撮る」を念頭に置きながら、エンターテインメントとして面白いかを研究して作っています。自分は時代劇を勉強してきた人間ではありませんから、専門性という意味では不安があります。でも時代劇に影響を受けつつ、その枠にとどまらない自由度を有したエンターテインメント作品を目指していければ、僕にも面白いものが作れるのではないかと。その考えは、今村先生が「イクサガミ」シリーズで時代小説を開拓してくださったことにも通じるのではないかと個人的には考えています。そして、僕の隣には時代劇の継承者である岡田さんがいてくれる。今村先生と岡田さんという無敵の両翼があるので、僕は自分とチームが信じる”いい仕事”に徹そうと思っています。○■期待と意気込み――今村先生が楽しみにされているシーンや、注目ポイントはありますか?今村:こんなことを言って無理させたくはないのですが、やっぱり岡田さんのアクションを一刻も早く観てみたいです。「どんな感じになるんだろう」と僕が一番楽しみにしています!岡田:ありがとうございます。いま撮影が始まって3日目(取材日時点)ですが、「チャレンジするってこういうことだよな」と大変さと充実感を味わっています。そもそも出演者だけで292人以上いますから出演者としてもプロデューサー、アクションプランナーとしてもてんてこ舞いではありますが、これまでの「時代モノはこうあるべきだ」という常識を覆すような「攻めるぞ!」という熱量を感じる現場になっています。まずは日本の皆さんに「こんなに凄いものを作れるんだ!」と認めていただけるようなものをしっかり創り上げて、そこから「これを世界に届けようぜ!」と思ってもらえるように邁進したいです。この作品は、僕の身体が無事だったらとんでもない作品になります。藤井:唯一無二の環境を作っていただいているぶん、責任感は伴います。出演者が300人近くいるということは、スタッフも同じだけの人数が関わっているということ。総勢600人以上が現場にいて、それぞれの家族やファンの方にもこの作品が枝葉のように広がっていくと考えると、作品を背負わないといけない感覚も強まります。だからこそ、僕たちは観たことのないものをしっかり届けないといけません。最高のストーリーとキャスト・スタッフ、映像――その全てをアップデートして「日本、そして世界に届く」作品を生み出すことが、今回僕がチャレンジしたいと思った理由でもあります。【編集部MEMO】Netflixは、190以上の国や地域で2億6,000万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービス。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズや映画、ゲームなどを多くの言語で配信している。
2024年04月19日俳優の岡田准一が主演、プロデューサー、アクションプランナーを兼任するNetflixシリーズ『イクサガミ』の制作が決定した。監督を藤井道人氏が務め、第166回直木賞をはじめ数々の賞を受賞してきた時代小説家・今村翔吾氏が、武士の時代の終えんを迎えた明治を舞台に描いた小説『イクサガミ』シリーズを実写化する。時は明治11年、深夜の京都・天龍寺。莫大な賞金を得る機会を与えられた腕に覚えのある志士たち292人がこの地に群がった。告げられたのは、各自に配られた木札を奪い合い、東京に辿り着いたものに賞金が与えられるゲームのルール。主人公・嵯峨愁二郎(岡田)は、妻と子を病から救うためゲームへの参加を決意するのだった。Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター兼エグゼクティブ・プロデューサーの高橋信一氏は「『時代劇を継承しながらも、新たな時代劇を作る。時代劇を新しいステージに。』主演であり、アクションプランナーであり、プロデューサーでもある岡田さんが本作を制作するにあたって掲げた想いです。その大きな挑戦に向かってNetflixが共に挑めることが何よりうれしく思っています」と思いを語る。撮影が始まって数日が経過。「その志を共にする藤井監督はじめとする演出チームが『Netflixだからこそできるストーリーテリング・新たな時代劇』を顕現すべく、多くのスタッフ・キャストの皆さんと共につむぎ出すスペクタクルあふれる映像は、ご覧いただく方々に驚きを巻き起こすこと想像に難くありません。この制作発表以降にも多くの驚きが本作には隠されています。『新たな時代劇への挑戦』という戦いの火蓋は切られました。続報を、そして完成を刮目(かつもく)してお待ちください」と期待をあおっている。主演のみならず、初のプロデューサーとして挑む岡田、岡田自らが「監督は彼以外考えられなかった」と語る藤井監督、そして今作の生みの親である今村氏がクロストークを行い、かつてない挑戦への熱い想いを語り合った。■岡田准一×藤井道人×今村翔吾――Netflixの高橋信一さんから、岡田准一さんにプロデューサー&主演オファーが届いたのが始まりだったと伺いました。岡田:高橋さんにお声がけいただいたとき、ちょうど僕は役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて「日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか」を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています。今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました。そして、自分がプロデューサーとして入るうえで「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」を目標に掲げました。では、誰に撮っていただくか。僕は藤井道人監督以外は考えられませんでした。『最後まで行く』でご一緒した際、芝居を大切にしながらエンタメ性を追求する素晴らしい才能に感銘を受けたのです。正直、「藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります」という想いでアタックしました。藤井:とても光栄です。僕はこれまで、好き好んで時代劇を観てきた人間ではありません。ただ、自分たちが生きていくうえで絶対に避けては通れないのが“時代”ですし、岡田さんがいてくれるなら面白いものができるのではないかと思い、まず今村さんの原作小説を読ませていただいて「こんなに面白い本があるのか!」と衝撃を受けました。30代が多い僕のチームが本作に携わるのはめちゃくちゃ試練だと思いましたが、この年齢でこんな勝負をできるのはものすごく恵まれていると自覚して、お受けさせていただきました。今村:実は僕も「世界に通用する時代小説」をコンセプトに『イクサガミ』を書いていました。「日本の若い世代、ひいては世界に受け入れられるような、エンタメに振り切った時代小説を書く!」という想いで始めたんです。いまだから言うわけではないのですが、編集者さんと「Netflixさんしか映像化は無理だから、どうか届いてほしい」と話していたので、オファーをいただいた際にはとにかくうれしかったです。しかも主演が岡田准一さん!執筆中に主人公・愁二郎に岡田さんのイメージを重ねていたので、二重に驚きました。――原作を読んでいても「どう映像化するんだ!?」と感じましたが、脚本作りはどのように進められたのでしょう。藤井:まず岡田さんと「日本、そしてその先にどう届けるか」を話し合いました。日本人が持っている心や様式美がアクションやエンターテインメントに交じり合うことでその目標が達成できるのではないかと結論付け、日本人としての誇りを大事にして脚本を作ろう、と決めました。その後に今村先生にお話を伺ったのですが、「小説と映像で想いが一緒であれば問題ない。藤井監督たちが思う『イクサガミ』を届けてください」という優しい言葉をいただけて、安心して「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながらも自由に書かせていただきました。今村:僕からすると「原作ではこうですがこう変更して大丈夫ですか?」と最大限配慮してくださって、真摯に向き合ってくださっているのが伝わってきたので、何の心配もありませんでした。小説を書いた身としても「ここは映像では違う風に表現した方が届きやすいだろうな」と思っていましたし、その見せ方については藤井監督や岡田さんのチームを信じていました。脚本も読ませていただきましたが、率直にすごくよくできていると感じました。小説と変えている部分も、映像ならではの視覚的にハラハラさせる演出が加わっていて面白かったです。岡田:何回本打ち(脚本の打ち合わせ)を行っただろうか…というくらい改稿を重ねましたが、藤井さんが最後に綺麗に直してくれて、どんどんキャラクターに心が通っていきました。海外も視野に入れている以上、キャラクターの作り方もこだわった部分の一つです。日本の時代モノで難しいのは、侍を描くにあたって主従関係が付随することにより「お殿様の部下である武士たちは個性を消す」になってしまいがちなことです。つまり、キャラ立ちを優先しすぎると世界観を破壊しかねないため、どう組み立てていくか。アクションプランナーとしても、原作に最大の敬意を払いながら「今村さんが描こうとしていること」を見失わず、そのうえで映像としての方法論を見つけていくのには頭を悩ませました。――複数のエピソードからなるドラマシリーズですから、そのぶん労力もかかったかと思います。藤井:岡田さんはプロデューサーとして全国各地のロケハンに同行してくださって、ロケ地を一緒に決めて「じゃあここでこういったアクションをしよう」と話すことができました。そのアクションにしても、岡田さんが全部に的確なコンセプトを付けてくださるんです。「ここは混乱を生む場所、ここでは“狩り”をテーマにしよう」といった風に。そうすると目的が明確になってくるんです。シーンやキャラクターに応じたコンセプトを設けてくださるから俳優も演じやすいでしょうし、あの岡田さんがやってくださるからこそ脚本に強度が生まれたのだと感じます。岡田:それを映画3本分のボリュームでやらなければならないわけです。脚本だけでものすごい分量ですし、登場人物も多いなか、それぞれの見せ場もちゃんと拾っていきたいので、アクションプランナーの仕事は脚本段階から始まっていて、各シーンで「こういうことをしたい」ということを提案し、OKが出たものを入れ込んでいただく形をとりました。藤井監督は本質を見失わない強さを持っていて、映像で嘘をつかず、ごまかさないのが魅力だと感じています。衣装も約300人分以上用意したり、スタッフ含め全員が「いいものを作ろう」という気概で妥協なく、本当に攻める姿勢で臨んでいます。藤井:映像的には、僕たちはいつも通り「感情を撮る」を重視しています。この中で起こっていることはいまの社会にも当てはめられるでしょうし、友情や絆といった守るべきもの・時代の流れの中で失われてしまったものは普遍だと捉えています。「いま自分が心動くものを撮る」を念頭に置きながら、エンターテインメントとして面白いかを研究して作っています。自分は時代劇を勉強してきた人間ではありませんから、専門性という意味では不安があります。でも時代劇に影響を受けつつ、その枠にとどまらない自由度を有したエンターテインメント作品を目指していければ、僕にも面白いものが作れるのではないかと。その考えは、今村先生が「イクサガミ」シリーズで時代小説を開拓してくださったことにも通じるのではないかと個人的には考えています。そして、僕の隣には時代劇の継承者である岡田さんがいてくれる。今村先生と岡田さんという無敵の両翼があるので、僕は自分とチームが信じる”いい仕事”に徹そうと思っています。――今村先生が楽しみにされているシーンや、注目ポイントはございますか?今村:こんなことを言って無理させたくはないのですが、やっぱり岡田さんのアクションを一刻も早く観てみたいです。「どんな感じになるんだろう」と僕が一番楽しみにしています!岡田:ありがとうございます。いま撮影が始まって3日目(取材日時点)ですが、「チャレンジするってこういうことだよな」と大変さと充実感を味わっています。そもそも出演者だけで292人以上いますから出演者としてもプロデューサー、アクションプランナーとしてもてんてこ舞いではありますが、これまでの「時代モノはこうあるべきだ」という常識を覆すような「攻めるぞ!」という熱量を感じる現場になっています。まずは日本の皆さんに「こんなにすごいものを作れるんだ!」と認めていただけるようなものをしっかり創り上げて、そこから「これを世界に届けようぜ!」と思ってもらえるようにまい進したいです。この作品は、僕の身体が無事だったらとんでもない作品になります。藤井:唯一無二の環境を作っていただいているぶん、責任感は伴います。出演者が300人近くいるということは、スタッフも同じだけの人数が関わっているということ。総勢600人以上が現場にいて、それぞれの家族やファンの方にもこの作品が枝葉のように広がっていくと考えると、作品を背負わないといけない感覚も強まります。だからこそ、僕たちは観たことのないものをしっかり届けないといけません。最高のストーリーとキャスト・スタッフ、映像――そのすべてをアップデートして「日本、そして世界に届く」作品を生み出すことが、今回僕がチャレンジしたいと思った理由でもあります。(取材・文:SYO)
2024年04月19日岡田准一が主演を務め、プロデューサー・アクションプランナーも兼任、『新聞記者』の藤井道人が監督を務めるNetflixシリーズ「イクサガミ」の制作が決定した。時は明治11年、深夜の京都・天龍寺。莫大な賞金を得る機会を与えられた、腕に覚えのある志士たち292人がこの地に群がった。告げられたのは、各自に配られた木札を奪い合い、東京に辿り着いたものに賞金が与えられるゲームのルール。嵯峨愁二郎は、妻と子を病から救うためゲームへの参加を決意する――。原作は、「第166回直木賞」をはじめ、数々の賞を受賞してきた時代小説家・今村翔吾が、武士の時代の終焉を迎えた明治を舞台に描き、“最高のエンタメ時代小説”と各界から称される「イクサガミ」シリーズ。岡田さんは、妻と子を病から救うため、ゲームへの参加を決意する本作の主人公・嵯峨愁二郎を演じる。Netflixシリーズ「イクサガミ」はNetflixにて世界独占配信予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月19日岡田准一、綾野剛、磯村勇斗、駿河太郎らが出演している映画『最後まで行く』のBlu-ray&DVDがリリースされる。本作は、イ・ソンギュン主演の韓国映画『最後まで行く』(’14)の日本リメイク。『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、『余命10年』が興行収入30億円の大ヒットと、現在の日本映画界をリードする藤井道人監督が、邦画史上類を見ない、手に汗握る極限のサスペンス・エンターテインメントを作り上げた。岡田さんが刑事・工藤、綾野さんが工藤と対決するエリート監察官・矢崎を演じ、陰謀に巻きこまれていく刑事とそれを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間=4日間の物語を描いている。今回リリースされる豪華版には、メイキングやイベント映像、フォトブックなどが収録される予定だ。『最後まで行く』Blu-ray&DVD商品情報2024年6月19日(水)発売<価格>ブルーレイ豪華版7,700円(税抜価格 7,000円)DVD豪華版6,600円(税抜価格 6,000円)DVD通常版4,400円(税抜価格 4,000円)<販売元・発売元>東宝©2023映画「最後まで行く」製作委員会(シネマカフェ編集部)■関連作品:最後まで行く(2023) 2023年5月19日より全国にて公開©2023映画「最後まで行く」製作委員会
2024年04月14日プロ雀士でモデルの岡田紗佳(30)が28日、自身のインスタグラムを更新。真っ赤なロングヘアスタイルを披露した。岡田は「昨日もテレ朝公式チャンネル、『動画はじめて見ました』で変な格好させられてます。笑」とつづり、1枚の写真をアップ。真っ赤なロングヘアスタイルに角を付け、黒の透けレース衣装を着こなす“別人級”ショットとなっている。この投稿に「えぐ可愛い」「すご~い!雰囲気一変するんだね」「需要ありあり」「悪魔?かわいい」「眼福ですな!」「小悪魔紗佳様」「これはすごい…大爆発してる…」などの声が寄せられている。
2024年03月28日俳優の岡田准一(43)が27日、大阪市此花区の正蓮寺川公園で行われた、自身プロデュースの立体パブリックアート作品『此花水龍』発表会に登場した。アート作品は、同公園を舞台にした此花区アートプロジェクト『konohana permanentale 100+(コノハナ ペルマネンターレ ヒャクプラス)』の第1弾作品として、大阪出身の岡田がプロデュース。現代アーティストの小松美羽氏(39)に制作を依頼し、水に恵まれた此花区らしいカラフルにきらめく“水龍”が完成した。岡田は、枚方市「ひらかたパーク」の超ひらパー兄さんとしても活躍中。この日は司会者から経歴を「超(ちょう)ひらパー兄さん」とアナウンスされ、岡田が「超(ちょう)ではなくて超(スーパー)ひらパー兄さん」と冷静に指摘し、笑いを誘う場面もあった。此花区には「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」があるが、岡田は今回のオファーを「大変光栄」と大歓迎。その理由を、ひらパーから最初にオファーを受けた際の“口説き文句”に絡めて明かした。当時、ひらパー「大阪から日本を元気に、大阪から世界を元気にしたい」と口説き、岡田はその心意気に打たれたという。此花区に来ても変わらず「地元・大阪を元気にしたい。貢献できることならなんでもしたい」と笑顔をみせた。そして「この企画は(正蓮寺川公園に)100個アート置いていく。僕は1発目だけど、100個皆さんが置いていけば、とんでもない企画になる」と未来に期待いっぱい。最後には超ひらパー兄さんの「おま!」ポーズでカメラに応えた。正蓮寺川はかつて清流だったが、高度成長期に汚染された。此花区制100周年をきっかけに、この場所を「環境問題克服の象徴」と位置づけ、2025年の大阪・関西万博、さらに未来に向けて、"命の輝き脈々と、未来へ”をテーマにアート公園として整備していく。今後、100以上のパブリックアート設置を予定する。
2024年03月27日俳優の岡田准一(43)が27日、大阪市此花区の正蓮寺川公園で、自身がプロデュースし、現代アーティストの小松美羽氏(39)が手がけた立体パブリックアート作品『此花水龍』を初披露した。此花区アートプロジェクト『konohana permanentale 100+(コノハナ ペルマネンターレ ヒャクプラス)』の第1弾作品として、大阪出身の岡田がプロデュースを引き受けた。「ひらかたパーク」の超ひらパー兄さんに続き、地元への思いがあふれた。正蓮寺川はかつて清流だったが、高度成長期に汚染された。此花区制100周年をきっかけに、この場所を「環境問題克服の象徴」と位置づけ、2025年の大阪・関西万博、さらに未来に向けて、"命の輝き脈々と、未来へ”をテーマにアート公園として整備していく。今後、100以上のパブリックアート設置を予定する。この思いに、岡田は「地元・大阪を元気にしたいと貢献できることならなんでもしたい」と快諾し、小松氏に直接オファーしたという。小松氏は日本の風土を大切に、山犬・狛犬・神獣をモチーフとした作品で、国内外で知られる。岡田は「世界的アーティスト」と紹介し、「彼女の祈りというものが世界で注目されている。大阪から世界に発表するものとして、この時代にふさわしいんじゃないか」といい、「本当言うと、小松さんがダメだったらこの話お断りしようと思っていたぐらい」とはにかんだ。完成したのは、高さ約3.4メートルで迫力がありながら、カラフルでかわいらしい水龍。岡田は「(汚染された川の)負の遺産だったものを循環して良いものに変えていく、意識を変えていくのが、次の世代に向けた僕らの役割」と説明。小松氏は「少しでもここを訪れる人の気持ちを温かくしたいと、キラキラさせたかった」と見上げた。色・造形・向きなど細部までこだわり、斜めの台座は「未来に向かって飛んでいくイメージ」が込められた。岡田が「“水龍ちゃんの場所で待ち合わせね”みたいなことも起きてくるかも」といえば、小松氏も「そうですね」と笑顔を見せていた。
2024年03月27日俳優の岡田准一が29日、都内で行われたマムート「アウトドアフィールドで叶える夢」キャンペーン開催記念イベントに出席した。アウトドアブランド・マムートは、2024年春夏コレクションから新しいシーズンテーマとして「PLAY IT YOUR WAY - アウトドアフィールドは、無限の自由だ。」を掲げ、3月1日からシーズンテーマと連動した「アウトドアフィールドで叶える夢」キャンペーンをスタートさせる。同キャンペーンは、アウトドアフィールドでチャレンジしたい夢を募集し、マムートが夢の実現に向けたサポートを行う応援企画で、マムートアンバサダーの岡田准一がキャンペーンの審査員を務める。岡田は「夢を応援するというのは僕もすごくしたいことですし、参加させていただくのはうれしいです。アスリートのサポートはよくあると思いますが、一般の人を応援する企画というのはすごくいいなと思っています」と話し、「僕も応募していいんですか? 出したいくらいです」とお茶目に話した。イベントには、同じく審査員を務めるマムートアスリートの森秋彩(スポーツクライマー)、舟生大悟(アルパインクライマー)も出席。キャンペーンにちなみ、今年チャレンジしたい夢をそれぞれ発表した。岡田は「スイスの名峰マッターホルンに登ること」を夢に掲げ、「舟生さんが『とてもいいですよ』とおすすめをしていただいて」と説明。舟生は「マムートはスイスのブランドで、スイスを代表する山であるマッターホルンをおすすめしました」と話した。そして、岡田が「僕でも登れますかね?」と尋ねると、舟生は「岡田さんなら大丈夫だと思います」と太鼓判を押した。また、岡田は山の魅力について「不自由なんだけど自由を感じる場所。自由になりたいときに山に行っているのかもしれないです」と述べ、「ちょっとずつチャレンジをしていくことは年齢が上がってもしたいなと思うことですし、チャレンジをいかに作っていくかということは人生の課題だと思っています」とチャレンジに対する思いも語っていた。
2024年02月29日俳優の岡田准一が29日、都内で行われたマムート「アウトドアフィールドで叶える夢」キャンペーン開催記念イベントに出席。昨年11月末にSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)を退所して以降、初の公の場となった。マムートのスーツを着用して登場した岡田は、「前回、着心地が裸みたいと言ったんですけど、裸より気持ちいいです。これで山に行けるんじゃないかというぐらい着心地がいい」とご満悦の様子。「僕も普段社長業とかもやっていますので、スーツを着ることもあるので、よく着させていただいています」と普段からマムートのスーツを着用していることを明かした。そして、「現場に行くときもそうですが、ちゃんと社長としてお会いしなきゃいけないというときでも着ていくし、さっと羽織れてシワになりにくく、いろんなところにアクティブに行けて、でもちゃんとしている。僕は上半身がけっこうあれなんですけど、めちゃくちゃ動きやすくて、素材に対する思いを感じるスーツになっています」と魅力を熱弁。「動きやすい。これは本当にありがたい! 動きたい人にとっては」と語った。アウトドアブランド・マムートは、2024年春夏コレクションから新しいシーズンテーマとして「PLAY IT YOUR WAY - アウトドアフィールドは、無限の自由だ。」を掲げ、3月1日からシーズンテーマと連動した「アウトドアフィールドで叶える夢」キャンペーンをスタートさせる。同キャンペーンは、アウトドアフィールドでチャレンジしたい夢を募集し、マムートが夢の実現に向けたサポートを行う応援企画で、マムートアンバサダーの岡田准一がキャンペーンの審査員を務める。イベントには、同じく審査員を務めるマムートアスリートの森秋彩(スポーツクライマー)、舟生大悟(アルパインクライマー)も登壇した。
2024年02月29日俳優の岡田准一が、大阪市此花区が実施するアートプロジェクト「konohana permanentale 100+」におけるアート作品第1弾のプロデューサーに就任し、現代アーティスト・小松美羽氏による初の立体パブリックアートの制作が決定したことが12日、発表された。○■此花区アートプロジェクト「konohana permanentale 100+」とはかつて、環境汚染が問題視されていた正蓮寺川。その場所に「環境問題克服の象徴」として今も拡張工事により広がり続ける正蓮寺川公園を舞台に、2025年に開催する大阪・関西万博を契機とし、大阪・関西万博の機運醸成はもちろんのこと、アート作品の魅力による区外からの来訪者の増加促進、そして区民が誇りに思い、愛するアート公園となることを目的とするプロジェクトで、将来にわたって100以上のパブリック・アートの設置を予定している。プロジェクトのテーマは「いのちの輝き脈々と、未来へ」。区制100周年を記念し、100以上のアートを未来に向けて作り続けることで、人々がこれまで脈々とつないできた歴史とこころを継承し、未来につながり続ける命の輝き(well being)を表すとともに、長年にわたり増殖し、形を変えていく「konohana permanentale 100+」自体をコロニー型アートとしてとらえ、さらには、子どもたちが笑顔を輝かせ喜ぶアートを集めることで、多くの人々の笑顔を創り出し、その笑顔もコロニー型アートの一部としていく。○■第1弾は岡田准一プロデュースによるアート作品に決定「konohana permanentale 100+」プロジェクトの第1弾は、大阪府出身の岡田准一プロデュースによるアート作品に決定した。地元である大阪を盛り上げるために、そして未来の子供たちの笑顔のために、今回のオファーを快く引き受けた。岡田は、俳優として活躍する一方で、現代アートやクリエイターへの関心が深く、自身のラジオ番組でも数多くのアーティストと対談も行などアートに造詣があり、そんな岡田がアート制作のオファーをしたのは、日本の風土が生み出すものにこだわり、信州を拠点に世界にメッセージを発信する現代アーティスト・小松美羽氏。山犬・ 狛犬・神獣をモチーフにした作品で知られおり、今回は水龍をモチーフにした作品「此花水龍」を制作予定で、2024年春に完成する。小松氏が立体パブリックアートを手掛けるのは、今回が初めて。○■岡田准一コメント此花区アートプロジェクトの「konohana permantale 100+」のファースト作品のプロデュースをさせていただく事になりました。地元である大阪の皆様の生活の中にある公園作りをサポートさせていただける事が本当に嬉しいです。1970 年に行われた大阪万博で岡本太郎氏は、根源的エネルギーが受け継がれていく生命の歴史を太陽の塔で表現しました。では、今の時代に私たちが発信できるメッセージとは?この問いに答えていただくのは、世界遺産・東寺(教王護国寺)に作品が奉納されたり、フランスのモン・サン・ミシェル市が作品を所蔵するなど、世界的な女性アーティストである、小松美羽さんです。小松さんは祈りと願いを込めた作品を作って下さいます。大阪から日本を元気に、日本から世界に想いを。地元大阪への感謝を込めて。世界に誇るアートを皆様の生活の中に。超ひらパー兄さん、USJさんがある此花区へ。○■小松美羽コメント最初に、此花区の皆様、プロジェクトに関わる皆様、此花区に訪れる多くの皆様に感謝を申し上げます。プロジェクトに関わることで立体の作品を制作させていただける機会を下さり、作家人生の中で大きなチャンスをいただけたこと、深くお礼申し上げます。此花区に実際に足を運び、その土地の歴史や住まう人の想いを伺うことができました。過去現在未来という時間の中で、アートが多くの人の魂の救済や平安をもたらす力となりますように、また、その土地自体にアートが関わりを持ち作用することで、エネルギーと人が正しく調和していきすようにと、祈りながら立体で水龍のイメージを作り上げました。
2024年01月12日12月24日に放送された『M―1グランプリ2023』(テレビ朝日系)。決勝戦では8540組のエントリーの中から勝ち抜いた10組がしのぎを削り、今年初めて決勝に出場した令和ロマンが優勝した。そんななか、8位となったダンビラムーチョにまさかの注目が集まっている。ダンビラムーチョはボケの大原優一(34)とツッコミの原田フニャオ(34)からなるコンビ。初となる決勝戦では、カラオケネタを披露。BUMP OF CHICKENの『天体観測』の音源を人力でカバーする歌ネタなどで笑いを誘った。得点は伸び悩み、631点だった。放送後、SNS上では《ダンビラムーチョ 口カラオケよくやりきったな》《ダンビラムーチョのカラオケの方の人のマライア・キャリー良かった》とネタを評価する声とともに、立ち位置右の原田に対し、こんな書き込みが相次いだ。《ダンビラムーチョってオードリーの若林に似てるわ!》《ダンビラムーチョの原田がオードリー若林と顔似てる》《ダンビラムーチョのツッコミの人めっちゃ若林に似てるな》《ダンビラムーチョの背の高い方 オードリーの若林にめっちゃ似てる》お笑いコンビ・オードリーの若林正恭(45)に似ているというのだ。さらに、立ち位置左の大原に対しても《ダンビラムーチョのボケの人V6の岡田くんに若干似てる》《ダンビラムーチョのひと男前すぎるな。岡田准一っぽい》と、元V6の岡田准一(43)に似ているとの声があがっていた。総じて《ダンビラムーチョの岡田准一とオードリー若林のパチもん感が凄い》《ダンビラムーチョ、背の高い若林と背の低い岡田准一》とコメントする人も。大原に対してはその他に、中日ドラゴンズの立浪和義監督(54)に似ているという声も寄せられていた。
2023年12月25日2023年11月4日、俳優の岡田将生さんがInstagramを更新。プライベート感あふれる写真に、ファンから絶賛の声が上がっています。岡田将生の『オフショット』に反響同年10月4日に、Instagramのアカウントを開設したばかりの、岡田さん。その際、「全然分からないまま始めた」と、Instagramの使い方を知らずに開設した旨を明かしていました。それから1か月が経過した、同年11月4日。岡田さんは「インスタ勉強中」と、Instagramの使い方を誰かから学んでいた時の様子を写真付きで投稿しました。Instagramを教わっていた人物に撮影されたであろう、『オフ感』満載な写真をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 岡田将生/Masaki Okada(@masaki_okada.official)がシェアした投稿 丸い縁のメガネをかけ、スマホの画面を見つめる岡田さん。セットしていないような髪型や、襟付きのシャツとシンプルなパンツを身にまとった飾り気のない姿は、ファンにはたまらないオフショットでしょう!自然体な岡田さんの写真には、8万件以上の『いいね』と絶賛のコメントが寄せられました。・プライベートな写真、最高です!・瞬きするのを忘れた。なんでそんなにかっこいいの…!・『恋人感』がすごい。こういう写真をいっぱい載せてほしい!Instagramアカウントを開設後、フォロワーが急増した岡田さんは、1か月でおよそ36万人にフォローされています。ドラマや映画での活躍はもちろん、Instagramを学んだ岡田さんが今後どのような投稿をしてくれるのかを、楽しみにしているファンは多いでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月05日「岡田さんは事務所解体、エージェント新会社設立が発表される前から、退所の意思を固めていたといいます」(芸能関係者)10月2日、ジャニーズ事務所が再会見を開いた2時間後、公式HPで岡田准一(42)の11月末での退所・独立が発表された。《将来にわたってご一緒くださる関係者の皆様に、これ以上、ご迷惑をおかけしたくないという思いが強くございました。加えて、自身の年齢やこれからのキャリアを考え、より一層モノづくりや演じることを追究していきたいというビジョンを抱いていたことも、決断に至った理由となります》前出の芸能関係者は、岡田が早くから退所を検討していた理由をこう明かす。「演技力とアクションの評価が高い岡田さんは役者として配信系作品へのオファーが多いのです。しかし、外資の配信系企業はジャニー氏の性加害を大変問題視しています。岡田さんは今後は世界配信される作品により積極的に参加したい、という思いから退所に踏み切ったと聞いています」また、事務所が岡田について発表した文章の中にはこんな一節も。《これまでも、アイドルから俳優へとキャリアチェンジした自分だからこそ、弊社に残ることで後輩にできることがあるのではないかという考えから、ともに会社を良くしようと様々な提案をしてくれた岡田に対して、心から感謝いたしております》実際、かつて本誌は岡田が事務所の後輩たちのために“岡田部活”を主宰していたと報じている。自身も教わっている講師を呼んで英会話、武術、乗馬のレッスン、監督によるワークショップなどを提供していた。参加者には、関ジャニ∞の丸山隆平(39)やSexy Zoneの中島健人(29)らがいたという。テレビ局関係者は言う。「ドラマ・映画化された岡田さんの代表作『SP』は自らの持ち込み企画でした。仕事が来るのを待つのではなく、自身で率先して仕事を作り、タレントとしてどうなりたいかという強い意志を持ち、動いていくのが大事——そんな心情を伝えるために岡田部活を始めたそうです。その結果、岡田さん流のやり方を学び、自ら企画書を作り提案するタレントも増えてきています」岡田は今年9月にブラジリアン柔術の国際大会に出場している。「いまは得意な武術を生かして、悲願のハリウッドへ挑戦したいという気持ちが強いようです。生田斗真さん(39)やHey! Say! JUMPの山田涼介さん(30)もストイックな岡田さんをかねて慕っている“門下生”です。岡田さんの独立後は、後輩たちが後を追うようにして彼の新事務所に所属するケースもあるかもしれません」(前出・芸能関係者)海外進出は岡田軍団の後輩たちに大きな刺激になりそうだ。
2023年10月19日ミュージカル『キャメロット』の初日前会見が6日に都内で行われ、主演を務める坂本昌行、桐山照史(ジャニーズWEST)、唯月ふうか、入野自由、今井清隆が登壇した。同作はアーサー王伝説を描いたT.H.ホワイト氏の『永遠の王』を原作とし、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナー氏と作曲家フレデリック・ロウ氏によって書かれた名作ミュージカル。日本初上演となる今回、主演のアーサー王を演じるのは今年2度目の読売演劇大賞優秀男優賞(第24回・第30回)を受賞し、確かな演技力と歌唱力で活躍する坂本。円卓の騎士ランスロットには、テレビドラマやバラエティ番組をはじめ、舞台の経験も著しい桐山(ジャニーズWEST)、アーサー王の妻グィネヴィアには、舞台を中心に話題作への出演が続き、女優として活躍の場を広げる唯月、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッドには、声優はもとより、ミュージカル界でも存在感を示す入野、そして、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアには、劇団四季退団後もミュージカル俳優としてその風格ある演技と歌声で魅了し続ける今井と多彩な実力派キャストが揃った。○■坂本昌行、日本初演版『キャメロット』に意気込み「自分なりのアーサー王を」主演の坂本は「このような中世ヨーロッパの伝説の王というものをやりたいと思っていたのですが、まさか自分がのところに(アーサー王役が)くるとは思っていませんでした」とコメント。「私の役は平和を願い、民の声を聞き、力ではなく笑顔で突き進んでいきたいと願いを持ちながらも、自らの気持ちを殺し、民のために苦しみ耐え、裏切られる心情の起伏が激しい役」と自身の役どころを紹介した。また「今回、日本初演版をやらせていただきます。非常に人間味あふれるアーサー王になっていますので、自分なりのアーサー王を作っていきたいと思います」と意気込みを語った。会見終了後には、ジャニーズ事務所からの退所を発表した岡田准一について質問が飛ぶ場面も。坂本は報道陣の問いかけに「井ノ原(快彦)から聞きまして……。応援するだけです」とコメントした。
2023年10月07日俳優の岡田准一が、2023年11月30日をもってジャニーズ事務所を退所することが、2日に同社の公式サイトで発表された。岡田は1995年にV6としてCDデビューし、俳優としても活躍。同事務所は「今回の決断は、この度の故ジャニー喜多川性加害問題に起因しておりますので、本来、所属タレントを守らなければならない弊社が、会社の問題により所属タレントである岡田に苦しい思いと苦渋の決断をさせてしまったことに、岡田に対しては勿論のこと、ファンの皆様やお取引先様をはじめとするステークホルダーの皆様に対しても大きな社会的責任を感じております」と発表。同事務所はさらに「ファンの皆様に辛い思いをさせてしまっていることや、将来にわたってご一緒くださる関係者の皆様に、これ以上、ご迷惑をおかけしたくない」「自身の年齢やこれからのキャリアを考え、より一層モノづくりや演じることを追究していきたいというビジョンを抱いていた」という岡田と話し合いを重ねた結果、今回の結論に至り、「今後の活動を陰ながら応援をしたいと考えております」とコメントしている。また「アイドルから俳優へとキャリアチェンジした自分だからこそ、弊社に残ることで後輩にできとがあるのではないかという考えから、ともに会社を良くしようと様々な提案をしてくれた岡田に対して、心から感謝いたしております」と感謝の言葉も綴られた。岡田自身も「今後は、事務所を立ち上げての活動になりますが、静かに、強く、優しく、柔らかくを信条に粛々とクリエイティブにまっすぐ向き合うことで、いい時間を過ごしていただける作品をつくることができるように精進してまいります」と報告している。○岡田准一より大切なファンの皆様へご報告皆様にご報告がございます。この度、2023年11月30日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所する運びとなりました。突然のご報告で驚かせてしまい大変申し訳ございません。皆様には、事務所のことで日々辛い思いをさせてしまっていることと思います。ご心配をおかけしており、本当に申し訳ございません。今回のことでファンの皆様、そしてお世話になっている関係者の皆様、これからお仕事をご一緒させていただく皆様に、ご迷惑やご心配をこれ上おかけしたくない、そして、何よりモノづくりのクリエイティブだけに向き合うという自分の中心を崩したくない、という思いからの退所でございます。事務所からも「役者岡田准一を大切にして欲しい。今後も活動を応援します。」とのお話しをいただき、今回このような決断をすることに至りました。いろいろなご意見があるとは思いますが、苦しみがらの決断である事をご理解いただけますと幸いでございます。これまで応援してくださったファンの皆さんには本当に感謝しています。いつも支えてくださっていることが日々励みになっています。環境を変えることにはなりますが、引き続き応援していただけるとありがたいです。関係者の皆様、ご心配とご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。引き続きご指導ご鞭達を賜れますと幸いでございます。今後は、事務所を立ち上げての活動になりますが、静かに、強く、優しく、柔らかくを信条に粛々とクリエイティブにまっすぐ向き合うことで、いい時間を過ごしていただける作品をつくることができるように精進してまいります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
2023年10月02日故ジャニー喜多川元社長による性加害問題に揺れるジャニーズ事務所は2日、都内で会見を開催。東山紀之社長、ジャニーズアイランドの社長を務める井ノ原快彦が出席し、社名変更や新会社設立などについて発表した。また、退所が報じられた岡田准一について言及した。社名は10月17日付で「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更すると発表。新社名は、3年前に社会貢献プロジェクトを推進していくために取得した商標だという。そして、「SMILE-UP.」について東山は「タレントマネージメント育成の業務から完全に撤退させていただきます。被害に遭われて苦しんでいる方々の補償、救済、心のケアを時間がかかっても最後まで全うさせていただきたいと思います」と説明した。さらに、「新しく会社を立ち上げ、ファンの皆さんのお力をお借りしながら、マネージメント育成業務をアップデートさせていく」と新会社設立を発表。タレントと個別に契約を結ぶエージェント会社となり、新会社の社名はファンクラブ会員から公募すると説明した。新会社の社長は東山。副社長には、ジャニーズJr.のプロデュースを行うジャニーズアイランドの社長を務めている井ノ原が就任する。この日、退所が報じられた岡田准一について質問が飛ぶと、V6としてともに活動していた井ノ原は「岡田准一に関しましては、連絡取っています。こんな言い方あれなんですけど、何も変わらないので我々の関係性が。『会社があって会社を出るとは関係ないよね』という話をしていて、エージェント会社にしていくということはそういう自由度があると感じています」とコメント。「これからしっかり発表してくると思いますので本人からさせてあげてください」と話した。
2023年10月02日元V6の岡田准一(42)が8月31日(日本時間9月1日)、アメリカ・ラスベガスで行われたブラジリアン柔術の「ワールドマスター柔術選手権」に出場。そこで岡田は世界11位という好成績を残し、ネットで話題となっている。岡田が出場したのは同大会のマスター3茶帯ライトフェザー級。1回戦を判定勝利で飾った岡田は、2回戦となる準々決勝でシード選手であるアンドリュー・スティーブ・シラフタ選手と対戦することに。試合中、アンドリュー選手を引き込んだ岡田はベリンボロで相手を転がし、バックを狙った。しかし、アンドリュー選手は引き込みからのスイープを決めるなどしてポイントを重ねていき、そしてクロスチョークを狙っていく。岡田は何度もディフェンスしていたものの、一本負けとなった。惜しくも準々決勝敗退となった岡田だが、世界ランク11位という結果を残すことに。そのためネットでは、健闘を称える声がこう上がっている。《準々決勝でも充分すごいです!世界大会ですから!お疲れ様さまでした》《ただただ岡田准一凄えな》《此処まで行くと俳優なのか武道家なのか聞きたくなった。信長も格好良かったしひらパー兄さんはいくつもの顔を持っている》《凄い!!本当にアイドルだったのか!?》事務所の後輩である二宮和也(40)も岡田へのメッセージであると明言していないものの、《いやいや、本当に凄い事を…。どっちも経験して更に高みへ 身体は大丈夫なのか?とにかくお疲れ様でした》と労う言葉をTwitter(現X)に綴っている。岡田の勇姿は、多くのひとの心に刻まれたようだ。
2023年09月01日大阪・北新地のキャバクラでNo.1を誇っていたインフルエンサー・みゆうが6日、夫の岡田一真さんとともに、京セラドーム大阪で開催された「KANSAI COLLECTION 2023 AUTUMN & WINTER」に出演した。みゆうは純白のウエディングドレス姿、一真さんは水色のタキシード姿で、腕を組みながらランウェイを闊歩。先端では見つめ合い、顔を寄せてポーズ。そして、帰りのランウェイは手をつないで歩き、ラブラブなムードが漂っていた。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。25回目となる今回は、「自分スタイルで進もう」をテーマとし、自分のスタイルを楽しみ、また自分以外のスタイルも受け入れる、認め合う文化を発信する。撮影:加藤千雅
2023年08月07日「7月23日に放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』で、岡田さん演じる織田信長が、本能寺で自害しました。徳川家康(松本潤)の乗り越えるべき“壁”である信長を演じきった岡田さんを絶賛する声が、SNS上で多数あがりました」(テレビ局関係者)『どうする家康』で信長を好演した岡田准一(42)。7月16日には信長が拠点とした安土城址がある滋賀県近江八幡市で、『どうする家康』のトークショーに登壇し、役作りについて語っていた。「家康にとって信長は兄のようで、師匠のようで、壁でもある。さらに『この人は急ぎすぎて(天下取りは)無理だった』と感じさせなきゃいけないので、すごく圧を出すことを注意してやっていました」1月15日に放送された『どうする家康』第2回『兎と狼』で、幼少期の家康を『兎のようだ』といい、相撲をとっては一方的に投げ飛ばし、威圧感を発揮していた岡田。以降もブレずに家康と対照的な狼・信長を演じ続けてきた秘訣とはーー。「格闘技の師範資格を持つ岡田さんは、毎朝サンドバッグ打ち100発などのトレーニングをしているそうです。“アクション俳優もアスリートと一緒で、常に練習していないと現場で力が出せない”という考えからだとか。こうした努力が“信長の怖さ”を生み出しているのでしょう」(芸能関係者)前出のトークショーでは、滋賀のイメージを「ジビエの有名なお店もある」と言い、「1年に1回はプライベートでも旅行で訪れる」と話していた岡田。訪れているジビエ料理店とはーー。前出のテレビ局関係者が明かす。「グルメな有名人たちがこぞって足を運ぶ名店です。県内の山奥にあり、猪や鹿などのジビエ料理を食べられます。なかでも冬の期間限定で出される数万円のコース料理の熊鍋が評判だとか。猟師が獲ったツキノワグマを味わうことができます。薄くスライスした熊のお肉を、お醬油をベースに蜂蜜で甘さが感じられるようにしたおだしでしゃぶしゃぶにして食べます。どんな食通も舌鼓を打つ絶品だとか」“最強&最怖”にこだわる岡田。これが功を奏したようで、’23年1月8日に「シネマトゥデイ」で配信されたインタビューで、松本潤(39)は、岡田のことを「怖いですね」といい、「一生頭が上がらない存在という意味では、劇中の信長と家康の関係に似ていると思います」と明かしていた。熊の力を借りて、“狼の信長”が生まれていた!?
2023年07月26日松本潤と岡田准一が、大河ドラマ「どうする家康」の静岡県ロケを終えた感想、今後の見どころを語るコメントが到着した。7月9日放送の第26回「ぶらり富士遊覧」は、安土へ戻る道中に家康(松本さん)が、信長(岡田さん)を接待する様子が描かれた。一部シーンは、雄大な富士山が望める静岡県で、今年4月にロケを行った。松本さんは「僕自身、こんなに近くで、きれいな富士山を見たのは久しぶりで、ロケに来られて本当に良かったと思いました」とふり返り、「第26回からは、『本能寺の変』という大きな事件に向かう流れが描かれていくのですが、その始まりに、信長さんと2人で楽しそうに馬に乗ったり、富士山を見ながらお茶をたてたりといったシーンを、現地で撮影できて感慨深かったです。作品の中でも重要な、意味のあるシーンになりますので、ドラマをご覧になる皆さんにも楽しんでいただけたらと思います」とコメント。岡田さんは「『どうする家康』は、LEDウォールという最新設備のあるスタジオでの撮影がメインなので、僕もこの作品でロケに行ったのは数回なんです。富士山で、信長が家康からもてなされたのは史実と聞いているので、まさにその場所に来て芝居ができたのは良かったですね。乗馬シーンは、少し年上の兄と弟のような気持ちでやりました。お昼にいただいた富士宮焼きそばもおいしかったです」と明かした。そして、今後の見どころを問われると、「ご覧になる皆さんが、今回の『本能寺』をどうご覧になり、解釈してくださるか楽しみですし、何より、自分たちが芝居で表現したものを、多くの方に楽しんでいただけたら幸いです」と松本さん。これから「もっともっと面白くなる」と話す岡田さんは、「家康が、自分が思い描く天下というものを強く意識するのが『本能寺』。信長とは思い描く未来が違うということに家康が気づくシーンがあって、僕はそこをすごく大事だなと思って演じました。『信長超え』と言ったら変ですけど、『本能寺』で3回目くらいのギアチェンジがあり、家康は『第3形態』になります。ちょうどそのあたりから、皆さんが知る天下人・徳川家康になっていく。そのギアチェンジのきっかけとしての僕の役割は、ここで家康の心に何を残せるかということに尽きると思ってやってきました。実は2日くらい前の撮影で、松本君がぐちゃぐちゃになる芝居を見られたので、僕の役割は果たせたのかなと思っています」と語っている。▼第27回「安土城の決闘」(7月16日放送)信長(岡田准一)を討つ計画を明かした家康(松本潤)に、驚く家臣一同。並々ならぬ家康の決意に、家臣団の意見は賛成と反対で真っ二つに割れるが、忠次(大森南朋)は、家康の決断を信じようと諭す。家康たちは富士遊覧の礼にと、信長から安土城に招かれる。その酒宴の席で、家康は魚料理がにおうと言いだした。信長は、接待役の明智(酒向芳)を激しく叱り、宴席から外してしまう。その夜、信長と2人きりになった家康は――。大河ドラマ「どうする家康」は毎週日曜日20時~NHK総合/毎週日曜日18時~BSプレミアム・BS4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年07月11日山下敦弘と宮藤官九郎が初タッグを組んだ話題作『1秒先の彼』より本編映像が解禁された。京都を舞台に、何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田将生)と1秒遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を巡る物語を描く本作。この度、解禁されたのは、映画をもっと楽しむためのヒントが隠された本編映像。可愛らしいラブストーリーと見せかけて、実は多くの映画的仕掛けが隠されている本作。映画の前半はハジメの視点で物語が展開されていき、彼の身に起こる不思議な出来事の数々が描かれる。そして映画の後半はレイカが主人公となり、伏線が一つずつ回収され、“消えた1日”に関する謎が明かされていくという仕組みとなっているのだ。解禁された映像では、一つの出来事をハジメとレイカのそれぞれの視点でとらえた2つのシーンとなっている。まずはハジメの視点。郵便局の窓口に、想いを寄せる桜子がやってくる。ハジメは嬉しそうに番号札を取るようにと合図するが、その様子をみた同僚の小沢がすかさず担当を横取り。桜子は以前ハジメと約束した通り、自身の歌のCDを渡しに来たのだ。ハジメは小沢からCDを奪うと、その裏には手書きのメッセージとともにLINEのIDが。自慢げに見せびらかすハジメに同僚は冷たい視線を向けるが、そんなことは意に介さず幸せをかみしめている様子だ。一方、レイカの視点では、レイカが番号札を取ろうとしていると、ハジメが誰かに気づいたように手を振る。その視線の先には、桜子の姿が。桜子からCDを渡され、はしゃいでいるハジメの様子をレイカは静かにじっと見つめている。レイカの視点の映像の後にハジメの視点の映像を見直すと、桜子がやってくるところで、番号札の発券機のそばにレイカがいることが分かる。ハジメは桜子に気を取られ、レイカは視界に入っていないようだが、ハジメと桜子の仲睦まじい様子を見つめるレイカの表情は意味ありげ…と、視点が切り替わることで、ふたりのすれ違いがみえてくるというシーンになっている。本映像のように「実はあの時…」といった細かな仕掛けが劇中には多く隠されており、二度三度楽しめる。なぜ1日は消えてしまったのか?レイカが毎日郵便局にやってくるワケとは?ハジメ視点の前半で張り巡らされた伏線がレイカ視点の後半で見事に回収されていく爽快感をぜひ味わってほしい。クリアファイルさらに、どこかレトロな雰囲気のあるデザインの公式グッズの発売が決定。公開日の7月7日(金)より各上映劇場(※一部劇場を除く)と現代オンラインショップで販売開始される。『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:1秒先の彼 2023年7月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023年06月19日京都を舞台に、何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田将生)と1秒遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を巡る『1秒先の彼』。この度、本ビジュアルと90秒予告、さらに一足先に本作を観た大久保佳代子、シソンヌじろう、佐久間宣行ら著名人からの応援コメントも到着した。解禁された90秒予告は、ハジメがデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日になるシーンから始まる。<覚えのない自分の写真><異常な日焼け><見知らぬ鍵><謎の手紙>。ハジメの身に起こる数々の不可解な出来事は一体…?そして後半では、消えた1日の秘密を握るレイカの視点に切り替わる。ハジメが勤める郵便局に毎日やってくるレイカは、手をつないで歩くハジメと路上ミュージシャン・桜子の様子を遠くから見つめていた。タイミングを逃し続けてきた2人の時間が重なるとき、起きる奇跡とは?レイカの「ありがとう、心の中で寄り添ってくれて」などの印象的なセリフと、幾田りらの主題歌「P.S.」に彩られ、甘酸っぱい恋の行方を予感させる予告となっている。また映像には、ハジメが恋に落ちる桜子(福室莉音)、バス運転手(荒川良々)、写真店店主(笑福亭笑瓶)、ハジメの妹とその彼氏(片山友希・しみけん)、ハジメの母(羽野晶紀)も登場。ハジメとレイカをとりまく個性強めな人々の姿も垣間見え、ストーリーの広がりに期待が高まる。併せて解禁となった本ビジュアルは、ハジメとレイカの優しくまっすぐな視線が印象的。2人の何気ない日常の姿が散りばめられており、“人とタイミングがずれる”ハジメとレイカに愛おしさすら感じさせる、キュートでポップな仕上がりとなっている。さらに、本作を一足先に鑑賞した著名人から推薦コメントが到着している。<著名人コメント(順不同/敬称略)>■大根仁(映像ディレクター)ONビートの宮藤官九郎とOFFビートの山下敦弘。映画さながらテンポのズレが生み出したこのNEWビート映画は、忘れかけていた“映画を観るという幸福な時間”を取り戻してくれる。そしてそれは映画館のスクリーンでしか味わえない。■大久保佳代子(タレント)優しい温かな気持ちになりました。「消えた一日」の理由にも、その通りと納得。ノスタルジック感が漂う京都の街でこの塩梅のファンタジー、大好きです。■佐久間宣行(テレビプロデューサー)目的地を行き過ぎたり、間に合わなかったり、見失ったりしても、人生は続く。いつもタイミング合わないことばかりの人たちへ。あなたの心が軽くなるような魔法がこの映画にはかかっている。■シソンヌじろう(芸人)僕は神様を信じている。日々モノに話しかけるし、もしかしたら異世界に通じるのでは、と壁と柱の間の狭い隙間を通ってみたりする。だから映画で描かれている一日もすんなりと受け入れることができた。40代のおじさんでは僕だけかもしれない。岸朝子さんが見たら「大変美しゅうございます」と感想を言うのではないでしょうか。何かを発信することで何千何万の視線を浴びることよりも、レイカのように静かで美しい生き方を選びたい。その思いは届いて欲しい人に届くのだから。■宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)少し不思議な京都に住まう、人とは少しテンポのずれた二人が、かわいくて、微笑ましくて、愛おしくて。岡田将生のヒロイン力と清原果耶の切ない健気さにそれぞれ5億点です!■ふくだももこ(映画監督・小説家)クドカン×山下敦弘であの傑作をリメイク!?どうなるの?2人は合うの?合わないの?そんな不安を開始5分で蹴散らしてくれる岡田将生。「京都はこの四角の中が洛中、外側は洛外~!」これぞ、みんなが大好きな岡田将生!山下敦弘、宮藤官九郎、岡田将生ファンの各位、絶対見た方が良いです。■浅田政志(写真家)レイカが写真を撮る、とあるシーンが頭から離れない。写真撮影の可能性を、宇宙にまで広げてくれた感じがした。■SYO(物書き)適者生存の世で、画一的な正しさを刻むメトロノーム。添えない人間は静かに緩やかに、容赦なく排斥されて。でもこの映画は、現実から我々を純な時間に連れ帰る。やさしくて、おかしくて。生来の呼吸を取り戻す魔法。■東紗友美(映画ソムリエ)成長しなくていい、変わらなくていい。あなたは、あなたのままで。そう教えてくれるこの映画はどこまでも優しい。''今''の自分を抱きしめてくれる。どこまでも可能性が広がるこの物語は私たちの人生までも祝福してくれているようだ。■中井 圭(映画解説者)リアリティを誇示する作品が増える中、リアリティから適切な距離をとることこそ重要な本作。緻密に設計された絶妙なバカバカしさにより、純度の高い感情を抽出することに成功した。■きさらぎ尚(映画評論家)少し先でも遅れても、愛すべきパーソナリティとして、まるっと受け入れているこの物語は時差が生む笑いが、だからこそどこか優しく楽しい。タイムパフォーマンス優先の今の世の中には、とにかく心がほぐれる。■松崎健夫(映画評論家)人よりもワンテンポ早い彼と、人よりもワンテンポ遅い彼女のごとく、ややミスマッチに思える宮藤官九郎脚本のリズム感と、山下敦弘監督のオフビート感。このふたつが調和した心地よさたるや!『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:1秒先の彼 2023年7月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023年06月16日岡田将生、清原果耶W主演の『1秒先の彼』より、本編冒頭シーンが解禁された。監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組み、岡田将生が何をするにも人より1秒早いハジメを、清原果耶が1秒遅いレイカを演じる本作。この度解禁となったのは、風変りな物語を予感させる本編冒頭シーン。ある日ハジメが目覚めると翌日になっており、何が起きたか理解できずに困っているシチュエーションから始まる。「なんで?なんで…?」と呟きながら、真っ赤に日焼けしたハジメが京都市内の交番を訪れる。ハジメは、紛失物届出用紙を記入するも、途中で手を止め「やっぱいいです。言うても信じてもらえへんし」と諦め気味。届出には、「紛失物:昨日」と書いてある。警察官が「昨日、何失くしたん?」と聞くと、「やなくて、昨日という一日が消えてなくなったんです」と言う。ハジメの奇妙な発言に「…酔っぱらってんの?」と警察官も呆気にとられた様子。ハジメの、意味の通らないことを言いながらも本人は至って真剣である様子や、警察官との会話のかみ合わなさが何ともユーモラスなシーンだ。なぜハジメは異常なほどに日焼けをしているのか?昨日を失くしたというその意味は?謎多き幕開けによって、不思議な世界観に一気に引き込まれるオープニングになっている。『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd
2023年06月12日監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組み、岡田将生と清原果耶がW主演を務める『1秒先の彼』。この度、岡田さん演じるハジメと清原さん演じるレイカの生い立ちが明かされる本編映像と場面写真が解禁された。「第25回台北映画祭」のガラ・プレゼンテーション部門へ正式出品が決まった本作。W主演の岡田さん、清原さんの脇を固めるのは、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉ら個性豊かな俳優陣。また、先日惜しくも他界された笑福亭笑瓶が、飾らない人柄そのままに本人役でハジメが聴いているラジオ番組のDJと写真店店主の一人二役として出演している。この度、ハジメとレイカの人物像が分かる本編映像が解禁された。「ハジメくんは京都の生まれ」という岡田さんのナレーションと共にハジメが徒競走でスタートするシーンが映し出される。京都に生まれたハジメはいつも人より1テンポ早く、徒競走ではフライングスタート。テストでも誰よりも早く名前を書き問題を解き始めるが、成績はあまり良くない。記念写真を撮ると必ず目を瞑り、毎朝目覚まし時計が鳴るよりも前に目を覚ます。一方で、人より1秒遅いレイカは天橋立のある街・京都の宮津の生まれ。徒競走では遅れてスタート。テストでもゆっくり名前を書き始めるが、成績はあまり良くない。そんなレイカの趣味はカメラ。父親から譲り受けた古いカメラを大事に使っているが、動いているものを撮るのはどうも苦手。留年し続けて現在大学の7回生のレイカはカメラ屋、スーパーのアルバイトを掛け持ちし、学費を稼ぐ苦学生。スーパーで売れ残った総菜を持ち帰り食費を浮かせていた。人より1秒早いハジメと1秒遅いレイカのこれまでの生い立ちが明かされ、一見交わることがないように見える2人が、今後どのように関わっていくことになるのか期待が高まる本編映像となっている。また、併せて未解禁写真も公開。記念写真で必ず目を瞑ってしまうハジメの中学生時代の写真は、岡田さんと山下敦弘監督が初めてタッグを組んだ『天然コケッコー』の劇中写真をあえて半目にアレンジして使用している。ハジメの幼少期を演じるのは、先日カンヌ国際映画祭脚本賞を獲得し話題の『怪物』で、メインキャラクターのひとりを演じ注目を集める柊木陽太。岡田さんと瓜二つな記念写真の写り方を披露している。そして普段は大人びた役を演じることが多い清原さんの、ツインテールが愛らしい貴重な制服姿を切り取った写真も。どことなく地味さ漂うハジメとレイカの姿が可愛らしい写真の数々となっている。『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:1秒先の彼 2023年7月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023年06月09日「今回の賞をいただけると聞いたとき、実はちょっと落ち込んでる時期でして、救われた思いでした」5月16日、「第32回日本映画批評家大賞」で特別主演男優賞に選ばれた岡田准一(42)はこう話した。同じく授賞式に出席していた中井貴一(61)の楽屋へ挨拶に行ったところ、思いがけない贈り物があったという。「『君の活躍、君のやっていること、君の思いを受けてこれを君に託します』とおっしゃって僕に渡してくれました」(岡田)それは、中井が故・高倉健さん(享年83)からゆずり受けた腕時計だった。実は岡田は“健さんゆかりのダイヤ”も所有している。そのダイヤは、昭和の名優・志村喬さん(享年76)がもともと持っていたものだという。「岡田さんはかねて健さんへの尊敬を口にしています。’15年の第38回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞した際には『人が人を思うことの大切さを伝えてこられた高倉健さんのおかげでここに立てている』とスピーチしています」(芸能記者)直接の面識こそない2人。だが岡田にとって、健さんとの絆を感じられる場所がある。兵庫県にある志村喬記念館だ。「’13年ごろ、岡田さんは“志村喬記念館で役者として勉強してきなさい”という健さんからのアドバイスを人づてに聞いたそうです。志村さんはあの健さんが憧れた役者。岡田さんは早速訪れましたが、人柄から演技まで学ぶものが多かったようですね」(前出・芸能記者)’14年に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)でも、岡田は同館を訪問。番組内で館長の宇治紘三さんが、岡田にとって思いがけない言葉を明かした。「健さんが“最近気骨のある男性俳優が出てきてうれしい”と岡田さんのことを評しているんです」思わぬ大先輩からの後継指名だった……。岡田は目頭を押さえ、「とてつもない大事なものを言われている気がする……」と絞り出すのが精いっぱいだった。その後も健さんの“遺言”を確かめるように記念館への訪問を続けている岡田。今回、館長の宇治さんにあらためて話を聞いた。「岡田さんはこれまでうちに5回来られていますが、いつも志村さんの生家跡に残る松の木を抱きかかえ、じっと幹に耳を当てるんですね。志村さんや健さんの声を聴いているのかもしれません」偉大な先輩たちの声に導かれ、俳優・岡田准一は更なる高みへ。
2023年06月02日俳優の岡田准一、竜星涼が出演する、日本マクドナルド「スパイシーチキンマックナゲット」の新CM「花火師の赤田さんとチキンな相棒」編が6日より放送される。新CMで、花火師役を演じる岡田と竜星。スタジオに登場してから撮影が始まるまで、ほとんど言葉を交わ さなかったが、1カット目のOKが出ると岡田から歩み寄り「元気してた?」とニッコリ。竜星も再会を喜ぶように「してました!」と満面の笑みで返し、岡田の赤い法被姿を「似合いますね〜!」と絶賛すると、岡田は「そう?」と照れくさそうな笑顔を見せていた。「しっけたツラしてんじゃね〜!」と岡田が誇張した演技を披露するたび大きな笑いに包まれるスタジオ。竜星が「笑われてますね」と小声で話しかけると、岡田は「だって監督が『江戸っ子だ』って3回も言うから(笑)」と苦笑い。勢いのある演技をオ ーダーした監督は、そんな岡田のセリフを「さすが! 演技の味付けが違う」と絶賛していた。岡田が微笑みながら優しくナゲットを差し出すシーンでは、スッと受け取った竜星が「まるで求婚されてるみたい(笑)」と笑いをこらえるひと幕も。映画に出てくるプ ロポーズシーンのような動作を繰り返すなか、ノリのいい岡田が 「これが指輪だよ(笑)」とアドリブのセリフを付け加えて周囲の 笑いを誘う場面も見られた。ナゲットを食べるシーンで「今日もキレイに作ってあるね。揚げ方も上手いな〜」と調理スタッフに感謝の言葉を伝えた岡田。パクリとひと口かじると、「うまい! (からさが) 後からくるね〜」と噛みしめるようにじっくりと味わいながら「あ、思わず上品に食べちゃった」と“江戸っ子”の演技を忘れてしまったことに照れ笑いしていた。2度目のCM共演ということもあり、空き時間があると笑顔で言葉を交わす姿が見られるなど、終始和やかな雰囲気で進んだこの日の撮影。打ち上がった花火を2人で見上げるシーンでは、岡田が竜星の肩にポンと手を乗せるアドリブも。そんな様子を眺めていた撮影スタッフは「本物の師弟愛を感じますね」と静かに言葉を漏らしていた。○■岡田准一、竜星涼インタビュー――前作に続いての共演となる新CMの撮影を終えた感想をお聞かせください。竜星:いやもう、ピッタシだったんじゃないですか(笑)。何も不安に思うことなく息ピッタリで、バシっと決まったような気がします。岡田:楽しかったですね。竜星君すごいよね、安定感。求められてる理由がわかる。すごいっすよ。竜星:今回も褒められております(笑)。ありがとうございます!岡田:めちゃくちゃ安定感ですよ。息ピッタリで、今回も楽しく。「から〜い!」も、あんなにシンクロすることないよね。竜星:いきなりですからね。合わせてるわけじゃないんで。感じ合いながら(笑)。――これまで岡田さんと竜星さんが「花火師」の役を演じたことはありますか?岡田:初めての役柄なので、昨日寝れなかったです(笑)。考えて臨むタイプなので。監督が「江戸っ子ぽっく」ってすごく言うんですよ。最初から「江戸っ子で」みたいな。江戸っ子押すや〜ん……みたいな感じだから、最初から(江戸っ子っぽい)動きを入れてたほうがいいのかなって。竜星:今回、岡田さんはそういう感じでいかれるんだ、って。すごい動きながら入ってくるのを感じたんです。「これが岡田さんの思う江戸っ子なんだ」って。岡田:花火師・赤田ですからね。ボクは岡田じゃなく赤田。竜星:ボクはチキンな新人・竜です。岡田:花火師っぽいね、赤田と竜。やり甲斐ありました。――スパイシーチキンマックナゲットを味わった感想をお聞かせください。竜星:おいしいっすよね。そのまま食べてもおいしいですけど、「サワークリームレモンソース」と「ガーリックハバネロソース」って、ソースも2種類ありますので。岡田:梅雨時期ですけど、なんか吹き飛ばす爽やかさがあるよね。「サワークリームレモンソース」はレモンも効いてて。「から〜い!」っていうのは後からくるからさなんだけど、いいからさっていうか。「ガーリックハバネロソース」もオススメです。クセになる。たっぷりつけて食べてもらいたいですね。竜星:(サワークリームレモンソースにつけて食べると)爽やかながらも、元のスパイシーチキンマックナゲットがピリッとしてるので、さらにサ ワークリームで少し落ち着かせつつ、ちょっとピリッとしてて丁度いい塩梅だなって。岡田:とってもおいしいですよね。「合うんだ!?」ってびっくりする感じ。――CMに登場する花火や「からさでアゲろ!」というメッセージのように「アガった」エピソードはありますか?竜星:久々にパズルをやり始めて。1,000ピースくらいなんですけど、けっこう難しくて。最初見えてこないものが時間を置いて「これいけるじゃん」って思った時にめっちゃアガりますね。「はまったよ!」って。岡田:ボクはですね、変な人だと思われるんですけど……「ちゃんと立てる」ようになってきたんです。竜星:それは……どういうことですか(笑)?岡田:骨でね、ちゃんと立てて……。「ちゃんと立てる」とか考えたことないでしょ? 生まれてから気づかない間にできたことは疑ったほうがいいですよ。気づかないっていうか、覚えてないでしょ。最近ね、分かってきたんです。ちゃんと骨で立って地面をしっかり押せるようになってきた。竜星:どうですか? ボク、立ててると思います?岡田:そうね……。みんな立ててるけど、「ちゃんと立つ」って違う(笑)。竜星:全然わかんないですよ(笑)。岡田:まずは骨を感じて、骨を感じることですね。そして、腸腰筋(ちょうようきん)を感じれられるかどうか。竜星:ちょっとごめんなさい、わかんないです。まだボクは立ててないです(笑)。「腸腰筋を感じる」、だそうです(笑)。――気分が落ち込みがちな梅雨を乗り越える習慣や秘訣などありましたら教えてください。竜星:ボクは落ち込んでもすぐその感じを捨てられるというか、あんまり落ち込まないかもしれないですね。岡田:大事ですよね。まあ寝れば治るよね。ほとんどのことは何日か寝れば……。竜星:何かあったらちょっと寝ちゃうのもいいかもしれないですよね。睡眠が大事ですよね。岡田:若い頃はいろいろやってましたけどね。すごい変な顔するとか。変な顔をして「馬鹿な顔してるな〜」って言って、ホッと笑えるとか。竜星:不意に笑う瞬間を自分で持っていくってことですか。岡田:いいときもあれば悪いときもあるし、梅雨時期にどうしても気分アガらないなとか、何か楽しいことないかなって、みんな思うと思うん ですよ。「何かいいことないかな」みたいなことが口癖だったりとか。そういう時期もありますけど、いつかはいいときもありますから。とりあえずスパイシーチキンマックナゲットを食べて。「から〜い!」って言ってくれたら(笑)。竜星:いいですね。岡田:発散するといいので、からいときに「から〜い!」って言ったり。良い感情にしてね、悪い感情じゃなくて発散するといいですから、ぜひ(スパイシーチキンマックナゲット)をそれに使ってもらえると良いと思います(笑)。竜星:スパイシーチキンマックナゲットを(笑)。岡田:いいからさですからね(笑)。――CMをご覧になる視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。岡田:2018年の初登場以来、唐辛子のからみとガーリックやオニオンの旨みであと引くおいしさのスパイシーチキンマックナゲットが、今年も登場します。竜星:特長的な赤い色味とからさで“アゲアゲ”の商品です。岡田:梅雨の季節も吹き飛ばすような、爽快なからさです!竜星:さらにスパイシーチキンマックナゲットにぴったりな2つの新ソース、「サワークリームレモンソース」と「ガーリックハバネロソース」も登場します。2人:からさでアゲろ!岡田:スパイシーチキンマックナゲット、6月7日より。竜星:ぜひ、全国のマクドナルドでお楽しみください!
2023年06月01日岡田将生と清原果耶がW主演を務める映画『1秒先の彼』が、「第25回台北映画祭」のガラ・プレゼンテーション部門へ正式出品が決定。岡田さん、山下敦弘監督、脚本・宮藤官九郎が参加する。現地では、記者会見やフォトコール、Q&Aを実施予定。2021年に台湾アカデミー賞(金馬奨)の最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞した原作、『1秒先の彼女』を手掛けたチェン・ユーシュン監督、キャストのリー・ペイユー、リウ・グァンティンの特別参加も決定しており、オリジナル版キャスト・スタッフと初めて交流することになる。『1秒先の彼女』なお、本作は「第25回上海国際映画祭」GALA部門でのワールドプレミア上映も決定。『苦役列車』以来11年ぶりの参加となる山下監督の舞台挨拶の登壇も予定されている。▼山下敦弘監督コメント台北映画祭で『1秒先の彼』を上映していただけること、とても光栄です。台北映画祭には2019年に審査員として参加しました。その映画祭に今度は自分の映画で参加できることが、とても嬉しいです。チェン・ユーシュン監督作品は面白くて完成された世界観を持っています。僕たちなりに日本でリメイクすることの意味を考えながら、悩みに悩み、素敵なスタッフ・キャストとともに『1秒先の彼』という作品を完成させました。オリジナルとは設定を少し変更し、舞台を京都にしたことで、日本でのリメイク作品としての意義を持ち、物語やキャラクターが生き生きとしたものになったと思います。『1秒先の彼女』を観て、「台湾に行きたい!」と思いましたが、『1秒先の彼』を観て、台湾の方々にも「京都に行きたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。台湾の皆さんがこの作品を観て、どう思うのかな……と緊張しながらも、チェン・ユーシュン監督はじめ、オリジナルのキャスト・スタッフの皆さんにも楽しんでいただける作品になっていたら本望です。『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd1秒先の彼 2023年7月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023年05月31日一人の男を轢いてしまったことをきっかけに、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描く、藤井道人監督映画『最後まで行く』より、撮影現場の様子や初日舞台挨拶の様子を映し出すスペシャル映像が公開された。今回公開された映像では、昨年1月のクランクイン映像や、岡田准一演じる刑事・工藤が、突然飛び出してきた尾田(磯村勇斗)を撥ねてしまう、手に汗握る本編冒頭シーンの撮影を行っている様子が見られる。また、工藤と監察官・矢崎(綾野剛)が対決をする金庫内での撮影は、本来なら数日かかる予定だったものが、岡田さんがアクション演出のサポートに加わったことで、わずか1日で終了したという。インタビュー映像では、岡田さんが「細かいことをハイクオリティで詰めていく芳醇な現場でした。(自分が演じた工藤は)ダメだけど愛すべきキャラクターということを藤井監督と話ながら作っていきました」と語るように、藤井監督と綿密なディスカッションを重ねながら本作を作り上げていく様子も見られる。一方、岡田さんの渾身のモノマネシーンや、綾野さんの狂気的な演技、カーチェイスのメイキングなども加わり、盛りだくさんな映像になっている。『最後まで行く』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:最後まで行く(2023) 2023年5月19日より全国にて公開©2023映画「最後まで行く」製作委員会
2023年05月26日岡田准一×綾野剛×藤井道人監督のタッグで話題を呼んでいる映画『最後まで行く』(公開中)。2014年に公開された韓国映画をリメイクした同作は、ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンスで、二転三転する状況と岡田&綾野のハードな対決が見どころとなっている。今回、同作に出演する広末涼子にインタビュー。広末は、刑事・工藤祐司(岡田)の別居中の妻で、一人娘を育てながらも工藤との関係に苦悩している工藤美沙子を演じる。主演の岡田とは約20年ぶりの共演で、藤井組の熱さも感じたという今作にういて、また自身が仕事で心掛けていることについても話を聞いた。○■監督に尋ねた「どうして…」――今作について、広末さんも「すごい作品になった」とコメントを寄せていましたが、どういうところにすごさを感じたのか教えていただけますか?初号で観た後に、現実世界で2人(岡田&綾野)がご健在で本当によかったと思いました(笑)。アクションが激しすぎて、ノンストップエンターテイメントと謳われている通りで。私は普段、あんまりアクション映画を観ないので、息するのを忘れていたので、観慣れてない方には「ちゃんと息をしてください」と言いたいです(笑)撮影現場のスピード感もすごかったんです。私がクランクインしたときはすでにある程度アクションのシーンが撮られていたので、監督が短く編集されている映像を見せていただきました。スピード感、光、音、世界観、すべてにわくわくしました。しかも監督は撮影しながら同時進行で編集してまとめていて、途中から参加する私にも全体の雰囲気や温度感がわかるように見せてくれて、初日から勢いや熱量を感じさせてもらったんです。――藤井監督も乗りに乗っているし、チームのすごさを感じられたのでしょうか?勢いのある監督さんとチームだからこそできる作品なんじゃないかなと思いました。ここまでハードな現場も久しぶりに体験した気がします。熱量を持って全力で挑んでいるスタッフさんたちがいて、アクションはもちろんのこと、気の抜けないシーンの連続が多く、集中を切らしたら怪我や事故につながるので、一致団結していました。――岡田さんとは、2000年のドラマ『オヤジぃ。』(TBS系)以来久々の共演で夫婦役とのことですが、印象の変わった部分などはありましたか?もう本当に、大きくなって(笑)。完全に厚みは出てるんですけど中身は全然変わっていなくて、あの頃のままで。随分お会いしていなかったのに、懐かしく、幼馴染に会ったような気持ちでお芝居ができました。歌番組や他の現場で少し会うようなことはあっても、共演するのは20年ぶりくらい。緊張感や探り合いみたいなこともなく、やっぱり同世代感、同じ時代を生きてきたことが大きいんだろうなと思います。――お二人だからこそ、しっくりくる夫婦感があったように思いました。大丈夫でしたか? 私は台本の時点で、美沙子がどうしてこんなに怒ってるのかがあんまりわからなくて(笑)。もちろん、お母さんが危篤なのになかなか病院に来ないとか、お葬式の場で遅れてくるとか、工藤がひどいところはあるんですけど……。だから監督に「美沙子が工藤を焦らせたり、イライラさせたりするのは、彼が追われているという緊迫感を煽る要素の一つですか?」と聞いたんです。そしたら監督が「そうではないんです」と、映画の中で描かれていない夫婦の物語や美沙子の生きてきた背景を説明してくださって。「出会った時にこういうことで救われたんだけど、例えばこんなことで裏切られてきて、こんなこともされてきたから、もう期待もしていない」と。とてもありがたくて、納得してお芝居ができました。それでも現場では「もっと酷くしていいです」と言われたので、岡田さんと久しぶりの共演だったのに、冷たい目線ばっかりぶつけていて、芝居とはいえ申し訳ない気持ちでした。――じゃあ、あまり夫や父親としての工藤にツッコミをいれるようなことはなかったんですか?そう言われれば、自分の夫がこの人だったら嫌です(笑)。本当に、困った人ですね。でもそれもわかってて美沙子は必要としているんだろうなと理解しています。○■幼かった時からプロフェッショナルな人たちを見て来た――例えば最近だと朝ドラ『らんまん』での母親役などもあり続いていますが、実際に母親としての経験が活きることはありますか?「母親だからこそ」みたいなことを言われたりもしますが、私はあんまりそこは考えたことがなくて。子どもがいるいないに関わらず、素晴らしい母親を演じられる方はたくさんいらっしゃいます。自分の経験を反映するというより、その物語に入りたいと思っているのであまり意識していないです。とはいえ「娘が誘拐された」なんてシチュエーションは、その一言を聞いただけでも、悪寒が走る感覚があります。頭で考える前に体が反応するくらい感情的になるところがあるので、自分の子どもと照らし合わせているところはあるのかもしれません。職業病かもしれないんですけど、お芝居をしていると物語の中で非日常的な出来事が起こるので、自分の生活でも心配症になってしまうところがあります。周りのママが気にしていないようなことも、気になってしまったり。例えば、芝居ではしょっちゅう「死」を経験していて。でも、だからこそ生きていることのありがたみや日常の幸福感に対して、余計敏感になれるのかもしれません。今回演じた美沙子も、警官の妻だからこそ、夫に危険が迫ることも実感しているだろうし、非日常の中で生きているという点では、似ている部分があるのかなと思いながら演じていました。――物語で体感しているからこそということですね。職業病というお話もありましたが、いつもお仕事で心掛けていることはありますか?常に全力投球。手は抜かない、努力は怠らない。そこは絶対に心がけています。やっぱり自分がなりたくてなった女優という職業に就いて、小さい頃から夢だったステージに立たせてもらってる以上、最善の形で自分を送り出したいし、作品の力になるような素材でありたくて、できる限りのことはしたいという気持ちで挑んできました。もちろん自分が納得いかなかったこともあるし、反省したこともあるけど、全力でやったら、「できなかった」と思ってもそれはその時の自分の実力だから、次の機会で成長するように頑張ろうと思えるじゃないですか。でも、そこで手を抜いてしまっていたら、「なんでもっとやらなかったんだろう」と後悔につながってしまう。大好きな仕事だからこそ、全力でと思っています。――これだけのキャリアを持ちながら、ずっと全力でできるのもすごいです。まだ幼かった時からプロフェッショナルな方たちとお仕事させてもらって、かっこいい大人をたくさん見てきているんです。役者さんたちはもちろんのこと、技術部さんなどのスタッフの方たちも含めて、皆さん方が仕事に挑む姿勢や技術を見ていると感化されるし、自分も上手くなりたい、役に立ちたいと思うようになりました。だから逆に、今は自分がもう若い方から見られてる方の立場だと思うと、失敗できないからちょっと嫌で(笑)。女優って評価として何か点数つくわけじゃないし、年齢を重ねたからって偉くなるわけでもないんですけど、キャリアや年齢的に、失敗しない前提でキャスティングされていると思うと……。自分の芝居に精一杯になってる場合じゃなくて、若い子とどう関わるかとか、全体のフォローに協力できるかとか、それを考えなければいけない立場になってきたんだと感じています。――ちなみにご自身の若い頃、大学の時などの思い出や得たものはありますか?早く仕事を始めさせてもらったけど、自分の世界を仕事だけにするのは怖くて、大学進学を決めました。学生時代の友達は本当に財産で、価値観も似ているし、一生ものです。今はみんな子育てをしているから、共通の話題と価値観をもとに情報交換もできるし、人間性もわかっている親友たちと出会えて、自分はラッキーだなと思います。住んでいるところや選ぶ進路が違っても、大切にしているものが一緒だからなんだか心強いです。■広末涼子1980年7月18日生まれ、高知県出身。1994年にCMオーディションでグランプリを受賞し、ドラマ、映画、音楽等多岐にわたって活躍。近年の主な出演作にドラマ『ユニコーンに乗って』(22年)、連続テレビ小説『らんまん』(23年)、『グレースの履歴』(23年)、映画『コンフィデンスマンJP』シリーズ(20年~)、映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(22年)、『あちらにいる鬼』(22年)など。
2023年05月25日