once 2 weeks zine " low r ider 2017"写真家・Volcomアンバサダーである嶋本丈士(Joji Shimamoto)が約2年ぶりとなる写真展を「Basement GINZA」にて、10月30日まで開催中。本展会場には暗室をイメージした特設ブースや、グラフィティライター、インスタレーション作家など、親交の深いアーティストを招致し、コラボレーション作品等も展示予定。なお、作品はライカQで撮り下ろしたほぼ新作での構成となる。嶋本丈士のシンプルな撮影スタイルはクラシックな写真の魅力を目一杯に包括し、捉えた画面の中には、湿度や音、匂いや響きなど、手で触れない・目に見えないものが閉じ込められており、鑑賞者の視覚から五感へ訴えかけ追体験へと誘う。また、会期中にはライカカメラジャパンとプロスケーターのbuchiこと川渕裕聡氏を招いてトークショーを開催予定。嶋本丈士にしかできないこの新しい出会いは、オリンピックを双方の文化発展へ大いに貢献するだろう。once 2 weeks zine "ryota abe st volcom store tokyo 2017"他にも、自身がアンバサダーを務めるVolcom主催の写真コンペティション「2017 TRUE TO THIS PhotoContest #TTTPHOTO」のブースを設置し、プロモーションを実施。作品発表のみならず、シーンに熱を持たせ、次世代多世代、多文化をも刺激する。 ようやく世間がモノからコト消費へとシフトした昨今、嶋本丈士はカメラを手にした少年時代より、何よりも「現場」を大切にし、記録を残してきた。写真文化やカメラ技術への愛情はファッションや音楽、スケートボードやグラフィティなど、瞬間的な熱風を巻き起こす多文化への造詣により、いっそう浮き彫りになるかのようだ。彼のレンズを通し、現代東京のエクスクルーシブな魅力を詰め込んだ本展を是非お見逃しなく。1983年千葉県出身の嶋本丈士は、2007年にAcademy of Art University, SanFrancisco, CA 写真科を卒業後在米中に数々の写真展を開催、企画。2008年の帰国後は新宿の「The Artcomplex Center of Tokyo」で大規模な写真展を開催した。2009年『STUDIO VOICE』の別冊として発行された「日本の100人の写真家」にも選ばれ、近年ではラフォーレ原宿やBLUE NOTE TOKYOでの写真展示、ニューヨークで開催された「NEW CITY ART FAIR」のメインイメージ写真に使われる等、クリエイティブディレクターとしてだけではなく、作家活動にも精力的に取り組む。【展覧会詳細】会期:10月18日〜10月30日会場:Basement GINZA()住所:東京都中央区銀座4-3-5 Ploom Shop 銀座店 B1F時間:11:00〜21:00料金:入場無料休館日:会期中無休
2017年10月22日博報堂は5月15日、新しい「発想」が生まれるカフェ「HASSO CAFFE with PRONTO(ハッソウカフェ ウィズ プロント)」を同日開業の複合ビル「テラススクエア」(東京都千代田区)内にオープンする。同社が全国で初めてプロントコーポレーションとコラボレーションしたカフェ。その仕掛けを、一足先に体験してきた。○博報堂ならではの新しくて、面白いカフェテラススクエアの一部は、1930年に完工した博報堂の旧本館を復元している。「開業に伴い、何か新しいこと、面白いことをやりませんかと声をかけられた。ちょうどプロントが開店することが決まっており、だったら面白い形のカフェをできないかというスタートで、このプロジェクトは始まった」と博報堂執行役員で博報堂生活者アカデミー主宰の嶋本達嗣氏は言う。昨今のカフェが持つ多様性と、広告代理店である博報堂の資源「生活者の情報」を組み合わせた同店。来客した人と情報が出会える場を作りたい、というコンセプトだった。○ぶらっときた人も立ち止まってしまう壁このカフェには、文字通り発想を刺激するための三つの装置が用意されている。一つ目は、「発想の壁」。これは、神田警察通り側から入ると最初に目に入る大きな壁。博報堂が企画した展示が定期的に行われる。オープニング企画は「%展」。壁に大きく「10%」「50%」「66%」と書かれている。独自に用意した質問に、どのくらいの人がYESもしくはNOで答えているのかを表したものだ。ここに発想を刺激する仕掛けがあるという。それぞれの数字がYESの数字なのかNOの数字なのかは書かれていない。答えよりも質問とその数字に注目してほしいとのことだ。数字が気になったら、問いを読んでみる。自分にまったく関係のない問いが、発想を刺激するとのこと。多くの生活者調査を行う、博報堂ならではの企画だ。○入り口から出口まで一つのテーブル二つ目の装置は、「発想の卓」と呼ばれる長い卓。入り口から出口まで一連なりとなっている。その長い連なりによって、人から人へと無意識のうちに発想が連鎖していくという。卓の中央には、%展の展示がつり下げられている。○町とのつながりを生み出す窓三つ目は「発想の窓」。「窓から外を見ることは、発想を外へ広げる」との考えから、窓枠に書籍が展示してある。窓枠においてある書籍は、神保町の古本屋のもの。発想の窓には、地域とのつながりが意識されているようだ。発想を外へ広げ、神保町や神田を歩いてみるのもいいだろう。神田神保町の新しいスポットとして開店する、HASSO CAFFE with PRONTO。考えが煮詰まってしまったら、ぜひ足を運んでみてほしい。営業時間は平日7時~23時、土日祝日10時~18時。ラストオーダーは閉店の30分前まで。席数はテラス席を含めて81席。提供するメニューは「カフェ&バー プロント」と同様で、「ホットコーヒー」(レギュラーサイズ/税込220円)「アイスコーヒー」(レギュラーサイズ/税込240円)など。※記事中の情報・価格は2015年5月取材時のもの
2015年05月15日