ミラ・ジョヴォヴィッチが帰ってきた!『バイオハザード III』の日本での公開と時を同じくして、同作の監督、ポール・W・S・アンダーソンとの間に授かった第一子を出産。その後、いくつかの作品に参加しているが、まもなく公開される『THE 4TH KINDフォース・カインド』が復帰後初めて日本で公開される作品となる。彼女が演じるのは一児の母であり、夫を何者かに殺された未亡人であり、不眠症が蔓延する街の心理学者。催眠療法によって人々の不眠の理由を解明しようとした結果、世にも恐ろしい映像を目撃することになり、街を覆う恐るべき秘密に直面することに――。この実話を基に、実際に残された記録映像をも使用して製作されたこの衝撃作について、彼女が口を開いた。実際の記録映像を観て「頭を殴られたような感じ」「まず、脚本を受け取って読んでみて、この題材に惹かれたの」と本作に携わる最初の経緯について語るミラ。それが彼女自身、本作の製作を通じて体験する“衝撃”の始まりだった。「それで当然、本物の記録映像を見せてもらったんだけど、頭を殴られたような感じだった。圧倒され、ショックを受け、怖くなったわ。私は動揺して泣きながら『まさか嘘でしょ?』って繰り返してた。その後で、『このストーリーを伝えなきゃダメよ。とても大事なことだもの』って言ったわ。それまで経験したことのないものだったし、自分に理解できない物事に対する見方が完全に変わったわ。人生において、ふと立ち止まり『もしかすると、世の中には自分が全く理解できない何かが存在するのかもしれない』と考えるいいきっかけになったと言えるかもしれない」。ミラが演じる心理学者のアビゲイル・タイラー博士は実在しており、実際にこの事件に直面した人物。この役にミラはどのようにアプローチしたのだろうか?「残念ながら、タイラー博士に直接お会いすることは出来なかったの。彼女は、私たちがこの物語を映画で伝えることを望んでいたけれど、誰にも会いたがらなかったから。私だけでなく、ほかの出演者たちも、自分が演じた人物には会えなかった。だから、私たちは記録映像からできるだけのことを感じとり、彼らになりきろうとしたの。彼らの体験、彼らの声をじっくり聴くことで、彼らの本質を捉えようとしたのよ。私は女優として、あんな目に遭ったこの女性に対する思いやりと共感を自分の中に見いだそうとした。私も母親であり、気持ちはよく分かるわ。そうやって本質を捉えることで知らない部分を埋めていき、私は全力を尽くして彼女という人物を描こうとしたの」。“母”として役を作る上で避けて通ることが出来なかったある想像実際に劇中では、“母”として誰よりも娘を愛し、守ろうとする彼女の姿を見ることができる。やはり、母親になったことで「もしも、自分の娘の身にこのようなことが起きたら――」と考えずにはいられなかったようだ。彼女はそれを「この映画の中で最もつらい作業のひとつだった」と語り、こう続ける。「そういう境遇の役を演じたことはなかったし、もちろん、自分が行きたくない場所に踏む込むという意味で、この役に惹かれたとも言えるわ。恐ろしいからこそ、やってみなければ、という気持ちだったの。どんな親にとっても考えるだけで最も恐ろしいことよ。正直、私も自分が演じたタイラーのように気持ちを強く持てるかどうかは分からないし、(こういう役を)もう一度やりたいかどうかも分からないわね」。最後に彼女は「世の中には理解不能な現象が実際はたくさんあり、それをアタマから否定してはいけない場合もある、ということをみなさんに理解してほしい。実際に、否定できない目に見える形で人生を変えるような出来事が人々に起こっているのだから。私たちはフィルムメーカーとして、そういうことが起こり得るという事例のいくつかをこの映画で見せているの」とこの映画の“意味”を語ったミラ。“覚悟”を決めて映画館に足を運ぶことをお薦めしたい。© Mayumi Nashida■関連作品:THE 4TH KINDフォース・カインド 2009年12月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 GOLD CIRCLE FILMS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ミラ・ジョヴォヴィッチ、映画でしっかり“母”の顔に!主演2作品が立て続けに公開あなたは信じる?『THE 4TH KINDフォース・カインド』試写会に15組30名様ご招待
2009年12月03日2007年の11月に娘のエヴァーを出産、そしてこの夏にはそのエヴァーも出席して、幸せいっぱいのウェディングを挙げたミラ・ジョヴォヴィッチがまもなくスクリーンに復帰!12月18日(金)に公開を迎える『THE 4TH KINDフォース・カインド』で、ミラは出産後初めてとなる母親役を演じているが、ミラ自身のプライベートでの画像かと見まがうような愛情あふれる“母”の顔を見せる彼女の姿を捉えた場面写真が到着した。映画の舞台は300人以上の不眠症患者を抱えるアラスカ州の街・ノーム。ミラは、夫を何者かに殺害された、この街在住の心理学者アビゲイル・タイラーに扮している。彼女が街の不眠症の人々に催眠療法を施し、彼らが眠れない理由を解明していくプロセスで、夫の殺害にも関わる恐るべき“謎”が解き明かされていくというサスペンス。実際の事件に基づいており、タイラー博士も実在。映画は博士の手による記録ビデオと記録音声および、ミラを始めとする俳優による再現映像で構成されている。決して笑みがこぼれるような明るい映画とは言えない本作だが、だからこそと言うべきか、ミラ扮するアビゲイルは何より大切な娘に対し、心からの愛情を示す。こちらの写真はまさに、そんな彼女の“母性”を感じさせるが、この表情はいまのミラだからこそ出せる表情と言えるのかも!それくらい自然で、母としての喜び、娘への愛情に満ちあふれている。また、日本のファンには嬉しい限りだが、ミラの主演作が『THE 4TH KIND』に続いて、年明け1月23日(土)より公開される。撮影は『THE 4TH KIND』よりも前で、実質的な出産後の初主演作品と言えるその作品の名は『パーフェクト・ゲッタウェイ』。こちらは極寒のアラスカの対極とも言うべき楽園・ハワイが舞台。ここで発生したある一組の夫婦の殺人事件を軸に、6人の“容疑者”の中から真犯人とその目的が少しずつあぶり出されていく。慢性的に人々が不眠を抱える街の精神科医に、美しいリゾート地で起きた殺人事件に巻き込まれる新妻――。出産後の復帰作としてはどうにも刺激が強過ぎるようにも思えるが、「母は強し!」といったところか。『THE 4TH KINDフォース・カインド』は12月18日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。『パーフェクト・ゲッタウェイ』は2010年1月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。なお、こちらは予告編も到着!予告編は『パーフェクト・ゲッタウェイ』作品情報ページおよびMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:THE 4TH KINDフォース・カインド 2009年12月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 GOLD CIRCLE FILMS LLC. ALL RIGHTS RESERVED. パーフェクト・ゲッタウェイ 2010年1月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 A Perfect Getaway, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:あなたは信じる?『THE 4TH KINDフォース・カインド』試写会に15組30名様ご招待
2009年11月28日ミラ・ジョヴォヴィッチが22日、彼女の主演作『バイオハザード』シリーズの監督であるポール・W・S・アンダーソン監督とビバリーヒルズの自宅で挙式した。2002年のシリーズ第1作の監督と主演女優として出会い、交際がスタートした2人はその後婚約し、2007年11月には娘のエヴァーが誕生している。土曜の夕暮れ時にスタートした結婚式には50人ほどが招待され、エヴァーは可愛らしいバレエのチュチュ姿で出席。People誌の報道によれば、パトリック・デンプシー夫妻の姿もあった。ミラは自らデザインした60年代風の白のノースリーブのミニのウェディング・ドレス姿。スペイン風建築の夫妻の自宅は赤と白のフラワーアレンジメントで飾られ、プールサイドでは式の前にカクテル・パーティが開かれ、ギターと女声による伝統的なスペイン音楽が奏でられ、雰囲気を盛り上げていた。バージンロードに見立てた裏庭の通路を歩いてきたミラと、アンダーソン監督が誓いの言葉を交わし、指輪を交換してキスをすると、招待客たちは歓声を上げて祝福。その後の披露宴では、キューバ音楽のミュージシャンたちによる演奏が披露された。ひとりっ子として育ったミラは「私にとって一番大切なのは我が子と家族。子供も絶対にもっと欲しい!」と語っているが、エヴァーの弟妹より先に夫妻が生み出す予定なのは『バイオハザード』シリーズ最新作の『Resident Evil: Afterlife』(原題)。ミラがもちろんヒロイン、アリスを演じ、当初メガホンはとらない予定だったアンダーソンが、やはり監督を務めることになりそうな本作は、今秋よりトロントで撮影開始予定だ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:バイオハザード III 2007年11月3日よりスカラ座ほか全国にて公開© Motion Picture Photography 2006 Constantin Film International GmbH. All Rights Reserved.■関連記事:サンドウィッチマン&優木まおみ『バイオハザードIII』大ヒット祈願式に登場!ついに明かされる!『バイオハザード III』DVDを3名様にプレゼントシネマカフェ的海外ドラマvol.53年末に「ヒーローズ」一気見のススメその2「3作目が一番いいわ!」『バイオハザードIII』ミラ・ジョヴォヴィッチ“クローン・アリス”が倖田來未を包囲!『バイオハザードIII』ジャパンプレミア
2009年08月24日