9月23日は秋の真ん中、「秋分(しゅうぶん)」です。いつのまにか季節はすっかり秋になりましたね。秋分は太陽が真東からのぼって、真西に沈む日。いにしえの時代から、特別なエネルギーに満ちあふれる聖なるときとされてきました。朝日と夕日を眺めて「実りの秋」のエネルギーをチャージしましょう。今日はこの時季の七十二候と、オトナ女子におすすめしたい、神秘の風景をご紹介します。七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。今はエネルギー満ちあふれる秋分!9月22~27日は「雷乃声を収む(かみなりすなわちこえをおさむ)」。今年の夏は台風の上陸が多かったせいか、いつもより多く雷の声を耳にしましたね。あれだけ激しかった雷もそろそろなりをひそめる頃。もともと稲妻は、「稲の妻」という意味を持ち、雷が稲をはらませると思われていたとか。『美人の日本語』の著者としておなじみの山下景子さんが、お米は「天と地が結ばれた愛の結晶」という表現をしていて素敵だなと思いました。雷の多い年は豊作。今年もまもなく雷と稲の愛の結晶をいただく、新米の季節がやってきますね。秋分の日は二十四節気を4つに分ける重要な節目。「冬至」「夏至」「春分」「秋分」の4つを基準として設けられた季節の目盛りが「二十四節気」です。二十四節気をさらに5日ごとに分けて、より細かく季節をとらえたものが「七十二候」。七十二候は、ぴったりこの日からこの日までの5日間と正確に分けられるものではありません。何日頃という感覚でとらえましょう。私はさまざまな神社仏閣、聖地をめぐり記事を書いていますが、遺跡も取材したことがあります。春分、秋分といえば世界中で、光が遺跡をつらぬき、海面や地上に光の道が生まれる神秘的な現象を見ることができます。高知県の「トオルマの夕日」、秋田の「大湯環状列石」、松山の「白石(しらいし)の鼻巨石群」など。つい先日、ご縁をいただいて秋分の少し前に、松山の「白石の鼻巨石群」を訪れました。伊予のストーンヘンジ誰が何のために、どのように積み上げたのか謎のベールに包まれた伊予のストーンヘンジは、春分と秋分の前後の数日間、積み上げられた三ツ石の中央に夕日がさしこむことがわかり、パワースポットとして注目を集めています。「春分に龍が舞い降り、秋分に龍が舞い上がる」といわれる白石の鼻巨石群。春分から秋分までの約1週間、夕日の光がさしこみ、龍が海を泳ぐがごとく、荘厳な太陽の反射光を見ることができますよ。石をつらぬく光は、まるで夕日のダイヤモンドのようですね。愛する人と三ツ石を見渡せる龍神社を参拝し、夕日を一緒に眺めることができたら、一生忘れることのできない素敵な思い出になるでしょう。「冬至」には三ツ石のそばにある「亀石」を通過する神秘的な夕日を眺めることができます。今年の冬至は12月21日水曜日。冬至、来年の春分の日に合わせて、美しい光のエネルギーを体いっぱい浴びる旅の予定を計画してはいかがでしょう。あなたの心ひとつで幸せが決まる秋は学校年度の区切り、会計年度でも半期が終了、事業でも春にたてた計画などの結果が出る時季。結果が「あきらかになる」ときといわれています。スパッと「あきらめる」ときでもあるそうですから、結果があきらかになり、ダメだなと思ったら次の目標をたてて仕切り直しましょう。自分の気持ちさえ決めてしまえば、あとは自然の大いなるサポートをいただいて、意外にすんなり気持ちを切りかえることができるかもしれませんよ。縄文の人々は夕日に太陽の死を、朝日に太陽の再生を思い、祈りを捧げました。太陽が真東からのぼって真西に沈む秋分は、やはりいつも以上に、エネルギーがうごめくときといえるでしょう。後ろ向きなことばかり考えているとエネルギーは下降するジェットコースターのように、いっきにダウンするかも。この時季は前向きな発言と行動がチャンスを呼ぶでしょう。「ノルウェイの森」で風流な枯野見いにしえの人は荒れ地に生える草花を愛でる「枯野見(かれのみ)」を楽しんでいたそうです。「ちょっと地味じゃない?」と思った皆さん、村上春樹原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地となった兵庫県「砥峰(とのみね)高原」はご存知ですか?西日本で有数の約90haにおよぶススキの草原が広がる高原です。「ノルウェイの森」上映後、若い女性を中心に、多くの映画ファンが訪れています。ススキが光を受けてきらきらと輝きながら風にそよぐ姿は圧巻。心が自由になれる癒しの聖地です。今は秋のど真ん中、美味しい食べ物と一緒に、秋ならではの風景を味わってみませんか?【参考】『毎日が満たされる 旧暦の魔法』さとうめぐみ/河出書房新社
2016年09月22日東京タワーでは、昨年に引き続き「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」が開催されます。開催日は秋分の日、2016年9月22日(木・祝)です。「東京タワーで初秋を味わおう」をテーマに、炭火で香ばしく焼き上げた大船渡のサン マが合計3,333名に無料配布されます。参加料は無料です。ほかにもサンマ本来の旨味と香りが味わえる大船渡の伝統料理「さんますり身汁」や、大船渡のご当地バーガー「大船渡さんまバーガー」が登場します。秋分の日は東京タワーで、秋の味覚を思う存分堪能してみてはいかがでしょうか。秋の恒例行事「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」が今年も開催!今年で8回目を迎える「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」は、岩手県大船渡産の炭火焼さんまが3,333匹も無料で振る舞われる、東京タワーの秋の風物詩です。大船渡港に水揚げされたサン マや、水産物の販路拡大PRと東日本大震災からの復興活動の一環として、大船渡産のサンマが最盛期を迎える秋分の日に毎年開催されています。●新鮮な炭焼さんまを3,333人に無料配布!当日は獲れたての新鮮なさんま3,333匹が、岩手・大船渡港から東京タワーへ直送。大船渡市からこのイベントのために上京したスタッフたちが、「さんまに良く合う塩」をまぶして熟練した炭火焼の技でさんまを香ばしく焼き上げます。さんまを引き立てる大根おろしに鹿児島県肝付町の「辺塚だいだい」が添えられ、千葉県山武市の「さんまに良く合うしょうゆ」とともに無料配布されます。美味しい炭火焼きがいただけるのは3,333人。この数字は三陸の「三」、サンマの「サン」、東京タワーの高さ333m、東京タワー創立の昭和33年が由来です。●整理券配布は早朝7:30から!さんまを受け取るには、まず整理券を手に入れなければいけません。当日は朝7時30分より会場で「さんま引換整理券」が配布され、引換券に記入されている時間に会場へ戻り、炭火焼さんまを受け取るシステムになっています。引換券は無くなり次第終了です。なお2014年、2015年は、10時前には整理券配布が終了しています。「さんまのすり身汁」や「大船渡さんまバーガー」が販売予定!会場ではサンマ本来の旨味と香りが味わえる大船渡の伝統料理「さんますり身汁」が限定2,000杯で登場する予定です。さらに新鮮なサンマのすり身をテリヤキ味にしてレタスやトマト、ガーリックポテトチップ、タルタルソースと一緒にバンズに挟んだ大船渡のご当地バーガー「大船渡さんまバーガー」も限定1,000食販売されます。炭焼さんまとはまた違った風味が楽しめますよ。「さんますり身汁」と「大船渡さんまバーガー」の限定販売 詳細商品名:さんますり身汁価格:1杯200 円※2,000杯限定)商品名:大船渡さんまバーガー価格:1個600 円※1,000食限定ステージイベントなども充実!また、会場内の特設ステージでは三陸出身アーティストの生ライブやラジオ日本公開生放送などが終日開催されます。明石家さんまさんのモノマネでお馴染みのほいけんたさんや、大船渡市のマスコットキャラクター・おおふなトン&ノッポンも登場する予定です。さらに大船渡の特産品「塩蔵わかめ」のプレゼント企画も行われます。東京タワー展望券を持参した方、先着333人に9:30から配布される予定です。イベント詳細名称:第8回 三陸・大船渡 東京タワーさんままつり2016会場:東京タワー屋外特設会場住所:東京都港区芝公園4‐2‐8アクセス:大江戸線赤羽橋駅赤羽橋口から徒歩約5分開催日:2016年9月22日(木・祝)開催時間:9:30~16:30時間(整理券配布は7:30より)※小雨決行ですが、荒天の場合は中止します入場料:無料公式サイト:
2016年09月10日