6日、ワシントンD.C.で第32回ケネディ・センター名誉賞授与式が行われ、ロバート・デ・ニーロやブルース・スプリングスティーンをはじめとする5名の受賞者が出席、バラク・オバマ大統領も彼らを讃えるために登場した。この賞は、ワシントンD.C.にある文化施設「ジョン・F・ケネディ・センター」で、アメリカの文化に芸術を通して貢献した人々を表彰するに贈られるもので、デ・ニーロ、スプリングスティーンのほかにメル・ブルックス監督、ジャズピアニストで作曲家のデイヴ・ブルーベック、オペラ歌手のグレース・バンブリが受賞した。エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジャック・ブラック、マシュー・ブロデリック、シャロン・ストーンなど、300人の招待客の中には受賞者と縁の深いセレブたちの顔もたくさん。来夏に第3作が公開予定の『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズでデ・ニーロと共演しているベン・スティラーは、デ・ニーロ紹介のために登場するや、ステージ上を見回して、「ブルース・スプリングスティーンがいる!ブルース!!」と絶叫、さらに「あ、ノーベル平和賞の人も!」とオバマ大統領にも言及した。同じくステージに上がったメリル・ストリープは『ディア・ハンター』、『恋におちて』で共演したデ・ニーロについて「彼は、私や演劇学校の友人たちが夢に見たことを実際にやってのけました。自分を消し去って、演じる役に溶け込んでしまうんです」と、その才能を絶賛した。(text:Yuki Tominaga)記念撮影に臨む受賞者たち。ヒラリー・クリントン国務長官の姿も。© REUTERS/AFLO■関連作品:グッド・シェパード 2007年10月20日より日劇1ほか全国にて公開■関連記事:秋の夜長、人恋しくなったときに──vol.2孤独な男の人生で人恋しさに浸る生涯をCIA諜報員としての生活に捧げた男のドラマ『グッド・シェパード』13年ぶりの監督作『グッド・シェパード』を引っさげてロバート・デ・ニーロ来日!GTFトーキョーシネマショー2007『グッド・シェパード』試写会に5組10名様をご招待
2009年12月08日12月になり、いよいよ来年3月の第82回アカデミー賞を目指す前哨戦がスタート。まずは3日、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(全米映画評論委員会)賞が発表され、ジョージ・クルーニー主演、ジェイソン・ライトマン監督の『マイレージ、マイライフ』が最優秀作品賞ほか、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞に輝いた。監督賞は『インビクタス/負けざる者たち』のクリント・イーストウッドが受賞。主演男優賞は前述のクルーニーと『インビクタス/負けざる者たち』でネルソン・マンデラを演じたモーガン・フリーマンが受賞、主演女優賞は『An Education』(原題)のキャリー・マリガン。助演男優賞は『The Messenger』(原題)のウディ・ハレルソン、助演女優賞は『トワイライト』シリーズでおなじみのアナ・ケンドリック(『マイレージ、マイライフ』)。メリル・ストリープ主演の『恋するベーカリー』が最優秀アンサンブル演技賞を受賞した。ちなみに作品賞トップ10は『マイレージ、マイライフ』のほかに、『An Education』(原題)、『(500)日のサマー』、『ハート・ロッカー』(原題)、『イングロリアス・バスターズ』、『インビクタス/負けざる者たち』、『The Messenger』(原題)、『A Serious Man』(原題)、『スター・トレック』、『かいじゅうたちのいるところ』が選出された。今後は毎週のように何らかの映画賞発表が続き、ゴールデン・グローブ賞は来年1月17日に発表、本家のオスカーは3月7日に授賞式開催予定だ。(text:Yuki Tominaga)写真は11月末にL.A.で開催された『マイレージ、マイライフ』のプレミアの際のジョージ。© Reuters/AFLO■関連作品:マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDかいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXスター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and MagicTM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.恋するベーカリー 2010年2月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国©2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ハート・ロッカー (原題)THE MESSENGER (原題)A SERIOUS MAN (原題)AN EDUCATION (原題)第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:“かいじゅうたち”の秘密、制作秘話を大公開メイキング画像も!渡辺謙、イーストウッドとの再会に喜び『インビクタス』ワールドプレミアジョージ・クルーニー、恋人と母親を連れて新作プレミアに出席クリント・イーストウッド、N.Y.のアメリカ映像博物館から表彰され最新作を上映痛快エンタテイメント!『イングロリアス・バスターズ』バスターズ・バッグを3名様にプレゼント
2009年12月07日米アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞の第37回ノミネート作品が12月1日、国際アニメーション協会(ASIFA)より発表され、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリック監督によるファンタジー・アニメ『コララインとボタンの魔女3D』がディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』と並ぶ8部門で、最多の10ノミネートを獲得した。本作は、少女コララインがある日、家の扉の先に見つけた“もう一つの世界”での冒険を描くファンタジー作品。ストップモーション・アニメ独特の世界観や質感が高い評価を呼び、作品賞を始めキャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞を含む8部門でノミネートされた。アニメ界のアカデミー賞と称され、今後の賞レースを占う意味でも、前哨戦と言われる同賞にあって、これだけのノミネートを果たしたことで、今年の賞レースにおいて一歩リードを果たしたと言えそう。ほかのノミネート作品では、ディズニーのプリンセス・ラブストーリー『プリンセスと魔法のキス』が作品賞を含む5部門8ノミネート、全米でロングランヒットを記録した『くもりときどきミートボール』が4部門にノミネート。また、ウェス・アンダーソン監督による初アニメーション作品で、ジョージ・クルーニーやメリル・ストリープら豪華スターが声優として参加した『Fantastic Mr. Fox』(原題)は監督賞を含む3部門。日本からの参戦では、スタジオジブリ『崖の上のポニョ』の宮崎駿が監督賞に、久石譲が音楽賞に選出されている。果たしてどの作品に栄誉が?授賞式は2月6日(L.A.時間)にて開催。■関連作品:コララインとボタンの魔女 2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Focus features and other respective production studio and distributors.カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.プリンセスと魔法のキス 2010年3月6日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.くもりときどきミートボール 2009年9月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2009 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開© 2008 二馬力・GNDHDDT■関連記事:ノムさん、ウエディング姿の夫人を優しくエスコート「母ちゃんのおかげで私がいる」榮倉奈々、声優初挑戦!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督最新作でディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待『カールじいさん』来日会見にアニマル浜口夫妻が気合いの乱入!世界制覇目指す還暦ランナー・寛平、ニューヨークの街を風船で大冒険!
2009年12月03日年の瀬も迫り、いよいよ、本年度の日本映画界の賞レースがスタート!先陣を切って第34回報知映画賞の全9部門が発表され、山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が作品賞を受賞し、本作の主演を務めた渡辺謙が主演男優賞に輝いた。渡辺さんの受賞は2006年の『明日の記憶』以来3年ぶり2度目。また、主演女優賞には『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』、『K-20 怪人二十面相・伝』の松たか子。松さんは1997年に『東京日和』で新人賞、2004年『隠し剣 鬼の爪』で主演女優賞を受賞したのに続いての栄誉となった。このほかの部門で目を引くのが、海外の映画祭でも大きな話題を呼んだ『ディア・ドクター』。西川美和監督が女性としては初の監督賞に輝いたのを始め、瑛太が助演男優賞(※本作以外に『余命1ヶ月の花嫁』、『ガマの油』、『なくもんか』)、八千草薫が助演女優賞(※本作以外に『ガマの油』、『引き出しの中のラブレター』)と最多の3部門での受賞を果たした。新人賞には、『ハルフウェイ』、『ホノカアボーイ』、『重力ピエロ』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』と立て続けに出演作が公開され、めざましい活躍を見せる岡田将生。また、『プライド』、『愛のむきだし』、『クヒオ大佐』で印象的な役柄を演じた満島ひかりにも同じく新人賞が贈られた。新人賞に2人の俳優が選ばれるのは10年ぶりのこと。海外部門で作品賞に輝いたのはクリント・イーストウッド監督・主演の『グラン・トリノ』。そして6月に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンが予定していたロンドン公演のリハーサルの様子を綴り、短い期間での公開ながら爆発的なヒットを遂げた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』に特別賞が贈られた。昨年は『おくりびと』の独走状態だった日本国内の賞レース。だが、今年に関してはかなりの混戦が予想される。もちろん今回受賞した『沈まぬ太陽』、『ディア・ドクター』などが今後の賞レースを引っ張っていくことになるだろうが、選から漏れたノミネート作品を見ても『風が強く吹いている』、『空気人形』、『サマーウォーズ』、『誰も守ってくれない』など公開時から評価が高く、受賞作と遜色のない質の高い作品が並ぶ。主演男優賞でも浅野忠信(『劔岳 点の記』、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』)、大森南朋『ハゲタカ』、『笑う警官』)、佐藤浩市(『誰も守ってくれない』)、堺雅人(『南極料理人』、『クヒオ大佐』)など実力派俳優がズラリ。この混戦の賞レースを制するのはどの作品か?今後の展開が楽しみだ。第34回報知映画賞 受賞一覧作品賞 邦画部門:『沈まぬ太陽』監督賞:西川美和主演男優賞:渡辺謙主演女優賞:松たか子助演男優賞:瑛太助演女優賞:八千草薫新人賞:岡田将生/満島ひかり作品賞 海外部門:『グラン・トリノ』特別賞:『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 2008年12月20日より全国東宝系にて公開© 2008「K-20」製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Projectなくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会ガマの油 2009年6月6日より全国にて公開© 2008「ガマの油」製作委員会引き出しの中のラブレター 2009年10月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員ホノカアボーイ 2009年3月14日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOTハルフウェイ 2009年2月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町2丁目ほか全国にて公開© 2009「ハルフウェイ」製作委員会重力ピエロ 2009年4月25日より宮城にて先行公開、5月23日よりシネカノン有楽町1丁目、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『重力ピエロ』製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会プライド 2009年1月17日より丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2008プライド製作委員会愛のむきだし 2009年1月31日より渋谷ユーロスペースほかにて公開© 愛のむきだしフィルムパートナーズクヒオ大佐 2009年10月10日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『クヒオ大佐』製作委員会グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」明日開幕東京フィルメックス「ツイてる」西川美和監督トークイベント満員“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…クリント・イーストウッド、フランスの勲章を2度目の受勲
2009年11月27日来年3月の第82回アカデミー賞授賞式を前に、同賞の名誉賞授賞式「ガヴァナー・アワード」が14日、ハリウッド&ハイランドのグランド・ボールルームにて開催され、往年のフィルム・ノワールのヒロインとして名を馳せ、いまも活躍中のローレン・バコールらが受賞した。85歳のバコールは『マンハッタン・ラプソディ』で助演女優賞候補になった経験はあるが、オスカー受賞はこれが初めて。デビュー作『脱出』で共演し、後に結婚した故ハンフリー・ボガートについて、「わたしに命を吹き込み、人生を変えてくれた」と話した。この日はボガートとの間にもうけた息子であるスティーヴン・ボガートと、死別後に結婚した元夫の故ジェイソン・ロバーズの息子・サムも母親に付き添って来場していた。ほかに、低予算のB級映画の帝王として知られ、最近はジェイソン・ステイサム主演の『デス・レース』などを手がけるプロデューサー、監督のロジャー・コーマン、『ゴッドファーザー』シリーズや『アニー・ホール』から『カイロの紫のバラ』までのウディ・アレン作品などの撮影を担当したゴードン・ウィリスが名誉賞を受賞した。トム・ハンクス、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ベイティ&アネット・ベニング夫妻、モーガン・フリーマン、スティーヴン・スピルバーグといった錚々たる顔ぶれが600人ほど招待された。例年はアカデミー賞授賞式中に発表される名誉賞が、授賞式本番前に授与されるのは初めてだが、TV生中継もないせいか、会場はリラックス・ムードだったという。(text:Yuki Tominaga)授賞式での一幕。ウォーレン・ベイティやスピルバーグ、ジョージ・ルーカスなど錚々たるメンバーと壇上に立つトム・ハンクス。© Reuters/AFLO■関連作品:デス・レース 2008年11月29日より有楽座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:意外と運転上手?「デートでも自分が運転したい」アッキーナが車で行きたいのは?バブルの時代再来?ブラザー・コーン「サザン活動休止のいまが復活のチャンス」いま、“死”が爆走する!『デス・レース』試写会に5組10名様をご招待バブルガム・ブラザーズ、コンビ“復活”宣言「一緒にデス・レース戦っていきたい」GTFトーキョーシネマショー2008『デス・レース』試写会に10組20名様をご招待
2009年11月17日あの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(ティム・バートン原作)の監督、ヘンリー・セリックの最新作で、先ごろ発表された第82回アカデミー賞長編アニメーション部門賞の候補作20本の一つにも選ばれた『コララインとボタンの魔女 3D』。来年2月に日本でも公開される本作の日本語吹き替え版の声優陣が発表され、主人公のコララインの声を榮倉奈々が、また、ココラインを見守るネコとコララインの母親を劇団ひとり、戸田恵子がそれぞれ演じることが決まった。ひとコマずつ人形を動かして撮影するストップモーション・アニメーションの技術と最先端のCGが融合し、全米で初登場3位を獲得!『崖の上のポニョ』、『ATOM』などの作品と共にオスカー獲得の挑戦権をつかんだ本作。引っ越してきたばかりの家で、ふてくされていた主人公の少女・コララインが、ふとしたことから別の世界へ。そこには“別の”パパとママがいるのだが、何かがおかしい…。見せ掛けの世界で本物のパパとママを救おうと奮闘するコララインの冒険が描かれる。ちなみにオリジナル版では、あのダコタ・ファニングがコララインの声を演じたが、今回の日本語吹き替え版での榮倉さんの抜擢について、配給会社は「コララインは、好奇心旺盛で頭の良い、おませな11歳の少女。女の子らしさの中にボーイッシュな爽やかさも併せ持つビジュアルの印象が似ている榮倉さんが真っ先に浮かびました。重要なポイントとなるのが、少女らしい繊細さと、ヒロインに不可欠な凛とした強さも出せる榮倉さんの声。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のように今後、世代を超えて愛される力のある作品だと考えるからこそ、老若男女問わず広く愛される榮倉さんのキャラクターがぴったりだと考えました」と理由を説明している。意外にも、本作が声優初挑戦となる榮倉さんは「幼いときからアニメーション作品が大好きで、ビデオを買ってもらっては、擦り切れるほど毎日のように見てました。そのとき目に映っていたものは、いまでも心に残り、私の心の中で永遠の憧れとなっています。私に夢を与えてくれた作品たち、その作り手側になるということ、とてもありがたく幸せに思います。経験がなく、未知の世界ではありますが、私もコララインの世界に飛び込んで、ドキドキ、ワクワクしたいと思います」と元気に意気込みを表明!また、劇団ひとりさんが演じるのは、二つの世界を自由に行き来できる黒ネコ。配給によると「ニヒルで、自立したかっこいいネコで、かわいい外見とは裏腹の知的でシニカルな声を表現できる」という期待から起用が決定!そして、コララインの母親――二つの世界にそれぞれ存在する、忙しくてピリピリした母と、優しい母、さらにその本当の正体――という複数の役を演じ分けるのは戸田さん。それぞれのキャラクターの特徴が見え隠れするキャスティングであり、完成が楽しみなところ。名作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のセリック監督最新作とあって、早くも日本でもファンの注目を集める本作。日本語吹き替え版にも期待が集まる!『コララインとボタンの魔女 3D』は2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:コララインとボタンの魔女 2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Focus features and other respective production studio and distributors.
2009年11月14日来年3月7日にロサンゼルスのコダック・シアターで開催される第82回アカデミー賞授賞式の司会を、スティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィンがコンビで務めることが決定した。コメディ俳優、脚本家としても知られるマーティンは2001年と2003年の授賞式で司会者を経験済み。今回が初挑戦となるボールドウィンは、2004年に『The Cooler』(原題)で同賞の助演男優賞にノミネートされている。長い歴史の中で、複数の司会者の登場はこれが初めてではないが、1987年にチェビー・チェイス、ゴールディ・ホーン、ポール・ホーガンの3人が司会を務めた後、1988年からは司会者はずっと1人だった。ボールドウィンは『私の中のあなた』の弁護士役などシリアスな役はもちろん得意だが、アメリカで人気のTVシリーズ「30 Rock」でエミー賞コメディ・シリーズ部門主演男優賞を2年連続受賞し、コメディ・センスにも定評がある。「オスカー授賞式を司会するのは、人生にまたとない機会。嬉しいです」と殊勝なコメントを発表。一方、マーティンは「私の敵、アレック・ボールドウィンと2人でオスカー授賞式の司会を務められて幸せです」とユーモアを効かせた。ちなみに2人は全米でクリスマス公開予定の『It’s Complicated』(原題)で、メリル・ストリープ演じるヒロインの元夫(ボールドウィン)と男友達(マーティン)を演じている。授賞式でも息の合ったコンビぶりを見せてくれそうだ。(text:Yuki Tominaga)写真は『私の中のあなた』のボールドウィン。アビゲイル・ブレスリン扮する少女・アナの依頼を受ける弁護士役を演じた。■関連作品:私の中のあなた 2009年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© MMIX New Line Productions,Inc.All Rights Reserved.■関連記事:ニック・カサヴェテス監督インタビュー“母親”キャメロン・ディアスの素顔を語る母娘レビューをチェック!『私の中のあなた』特製フォトマウスパッドを5名様にプレゼントトム・クルーズ&キャメロン・ディアス、急接近!『Wichita』現場写真が到着カサヴェテス監督は来場せず…も一青窈は熱唱!香椎由宇は“家族愛”を語る台湾のスーパースター、ジェイ・チョウがハリウッド進出
2009年11月05日9日間にわたって数々の映画作品を上映してきた第22回東京国際映画祭(TIFF)が25日(日)にクロージングを迎え、最高賞の「東京 サクラ グランプリ」には、カメン・カレフ監督による『イースタン・プレイ』(ブルガリア)が選ばれた。『イースタン・プレイ』は東京 サクラ グランプリに加え、最優秀監督賞(カレフ監督)と最優秀男優賞(フリスト・フリストフ)も受賞し3冠を達成!ちなみに、フリストフはこの映画の撮影直後に事故で亡くなっており、壇上に立ったカレフ監督は、感謝の言葉と共に亡きフリストフを偲び、冥福を祈った。本作は、音信不通だった兄弟の再会を描いたドラマ。久々に再会してみると、2人は人種差別を巡って正反対の立場に立っていることが判明する。それぞれに苦悩を抱えた兄弟が、再会をきっかけに自らを見つめ直し、希望を取り戻そうとする姿が描き出される。男優賞の代理受賞、自らへの監督賞、そしてサクラ グランプリと3度にわたって壇上に上がったカレフ監督は「いろんなトロフィーを受け取って、帰りの飛行機でチャージを取られないか心配です」とおどけながら喜びを語った。このほか最優秀女優賞は、苦境に立たされても負けじと立ち上がり、戦い続ける女性の姿を描いたフランス映画『エイト・タイムズ・アップ』主演のジュリー・ガイエが、審査委員特別賞は、人を殺してしまい、屋根裏部屋に隠れて暮らすことになった男と、その家で家政婦をするガールフレンドの奇妙な“遠距離恋愛”を映し出した『激情』が受賞した。またコンペティション部門以外では最優秀アジア映画賞を『旅人』(韓国=フランス合作)、アジア映画賞 スペシャル・メンションを『私は太陽を見た』(トルコ)が受賞、また、この7月に51歳の若さで逝去したマレーシアのヤスミン・アスマド監督にアジア映画賞特別功労賞が贈られた。第6回を数える「日本映画・ある視点」部門の作品賞には、松江哲郎監督が今年の元旦に、1シーン・1カットのみで撮影した74分のドキュメンタリー『ライブテープ』が輝いた。松江監督は「テープ1本で撮ったという、この映画際の趣旨に合った、非常にエコな作品でして…」と笑いつつ、スタッフや映画祭関係者への感謝を述べた。今年の審査委員長を務め、自身、『アモーレス・ペロス』にて第13回東京国際映画祭でグランプリを受賞しているアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は「(グランプリは)ほとんど満場一致で決まりました。“現実”と“真実”とは異なるものですが、我々は映画の中に真実を発見した」とコメント。続けて、この映画祭で上映された作品が一作でも多く、今後、劇場公開されることを切望した。受賞結果は以下の通り【東京 サクラ グランプリ】:『イースタン・プレイ』【最優秀監督賞】:カメン・カレフ監督(『イースタン・プレイ』)【最優秀男優賞】:フリスト・フリストフ(『イースタン・プレイ』)【最優秀女優賞】:ジュリー・ガイエ(『エイト・タイムズ・アップ』)【審査員特別賞】:『激情』【観客賞】:『少年トロツキー』【アジアの風部門 最優秀アジア映画賞】:『旅人』【アジアの風部門 スペシャル・メンション】:『私は太陽を見た』【アジアの風部門 アジア映画賞 特別功労賞】:ヤスミン・アフマド監督【TOYOTA Earth グランプリ】:『Wolf 狼』【日本映画 ある視点 作品賞】:『ライブテープ』東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分
2009年10月25日いよいよ明日10月25日(日)にクロージングを迎える第22回東京国際映画祭。明日のセレモニーで15作品の中から最高賞の「東京 サクラ グランプリ」が発表されるが、それよりも一足早く、24日(土)に観客賞が発表され、カナダで製作されたジェイコブ・ティアニー監督によるコメディ『少年トロツキー』がその栄誉に輝いた。観客賞はその名の通り、コンペティション部門に出品された15作品を対象に、一般の観客の投票で最も多くの支持を得た作品に贈られる賞。実際に映画を観た観客が選ぶ賞ということで、“影の最高賞”とも言える。見事、今年の観客賞を受賞した『少年トロツキー』は、自らがロシアの革命家・トロツキーの生まれ変わりであると信じて疑わない少年が、自分が通う高校に革命家よろしく、改革をもたらそうとする姿を描いた青春コメディ。ほろ苦い恋や家庭の問題を乗り越えて突進する主人公の少年の姿に、観客の支持が集まった。六本木ヒルズアリーナで行われた授賞式には、ティアニー監督と彼の父親で、プロデューサーを務めたケヴィン・ティアニーが出席。監督は「ドウモアリガトウ!観客のみなさまが選んでくださったことを本当に嬉しく思っています。感動していると共に、身が引き締まる思いです。映画祭に関わる全ての方々、とりわけボランティア・スタッフのみなさまに御礼申し上げます」と受賞の感激と感謝の気持ちを語った。賞状と賞金1万ドル、トロフィー、花束が贈られると会場からは温かい拍手がわき起こり、記念に渡されたハッピに袖を通した2人は満面の笑みを浮かべていた。今回の受賞をきっかけに、今後の日本での劇場公開への期待も高まる。明日、執り行われるクロージング・セレモニーでは、本作を含む15作品から東京 サクラ グランプリほか各賞が発表される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日第77回アカデミー賞脚本賞に輝いた傑作ロードムービー『サイドウェイ』を、日本人キャストを迎えて新たに誕生させた『サイドウェイズ』。映画の公開に先駆けて10月5日(月)に完成披露試写会が開催され、主演の小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香の4人と、チェリン・グラック監督、そして本作の音楽を手がけたウクレレ・プレイヤーのジェイク・シマブクロが登壇し、和やかな雰囲気のもと舞台挨拶が行われた。キャストの登壇前には、ジェイクさんによる本作の主題曲「サイドウェイズ」を含むオリジナル・スコア3曲が生演奏で披露された。映画の舞台となるワインの本場・ナパの情景を想起させるような、素晴らしい演奏にたちまち観客は釘付けになり、拍手喝采が贈られた。作曲に際して映画を100回以上も観たというジェイクさんは、「観るたびに発見がありました。才能ある方々と競演できて感謝しています」と笑顔で語った。約1か月にわたり、全編カリフォルニアで現地のスタッフによって撮影された本作。主人公・道雄役の小日向さんは、実は海外は苦手のようで、「家が好きなもので、海外旅行はあまり好きじゃないんです。スタッフの英語が全く分からず、『OK』ってとりあえずニコニコ笑ってました。それがかなりのストレスだったらしく、1週間完璧に便秘になりました。顔では笑って、下はガチガチに…」と撮影時の苦労を明かし、会場を沸かせた。一方、積極的に英語で交流を図っていたという生瀬さんは、1か月の間にいろんな思い出ができたようで、「(男性の)助監督が、ラコステのポロシャツを見て『このワニは噛むんだよ』って胸をつまんできまして…、それ以来ホテルのドアを閉めるようになりました」と現地スタッフとの楽しい(?)交流をふり返った。キャスト4人だけという状況で、のどかな風景の中で結束を深めた様子の一同。菊地さんが「末っ子根性丸出しで、みなさんに甘えさせていただいて楽しい思い出でいっぱいです」と言えば、鈴木さんも「ワインも好きで、海外旅行も好きで、お仕事を忘れてエンジョイしてました」と満面の笑みを見せた。菊地さんによると、鈴木さんはご飯を全員にふるまっていたとのこと。またこの日、赤と白のぶどうの画が入った、自前の着物を身にまとって登場した鈴木さんだったが、菊地さんはそれを見て思い出したかのように、「ちなみに、アンダーウェアはぶどうです。何なら…」と大胆にも見せるふりをし、男性陣をドキッとさせた。このユニークなキャスト陣とスタッフの架け橋となったグラック監督は、「僕は添乗員みたいな気分で、これはみんなで作った手作りの映画です」と満足の出来栄えをうかがわせた。小日向さんが「アメリカ版『サイドウェイ』よりも本当に素敵な映画になったと自信を持って言える」と胸を張る『サイドウェイズ』。公開は10月31日(土)より全国にて。■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:菊地凛子、流暢な英語で「ワイン大好き」『サイドウェイズ』、本場ナパで大盛況舞台挨拶&生演奏付き!『サイドウェイズ』プレミア試写会に25組50名様ご招待ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年10月06日第33回モントリオール世界映画祭において、日本から出品されていた『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞受賞という嬉しいニュースが飛び込んできたが、この快挙について、監督と共に現地入りしていた主演の浅野忠信、および日本国内で、浅野さんから受賞のニュースをメールで知らされたという松たか子の両名のコメントが到着した。並外れた文才を持ちつつも、大酒飲みで借金持ち、おまけに浮気を繰り返すという、放蕩の限りを尽くす大谷役の浅野さんは「この映画の撮影中に監督と一緒に過ごした時間は、うそのない時間だった。そういう時間も全てひっくるめて演出していただいたことで、自分でも完璧と思える芝居を引き出していただいた。この賞をいただいたことで、その“答え”が出たと思う。監督には『おめでとうございます』だけじゃ言い尽くせない。僕は、勝手に自分のことのように思って嬉しいので『ありがとうございました』という気持ちです」とストレートに喜びを口にした。大谷に翻弄されながらも明るくしなやかに、力強く生きていく妻・佐知を演じた松さんは「監督、おめでとうございます」とまずは祝福。さらに「本当にこだわって、徹底して、この『ヴィヨンの妻』の世界を、太宰の世界を突き詰めていった監督の努力の結果であり、素晴らしい栄誉だと思います。(現地の浅野さんから)今朝、本当に『やりました』っていうメールをいただきまして、本当に何か分かち合いたいという気持ちが一番ではありますが、(浅野さんと)一緒に初めて向き合ってやった作品で、こんなプレゼントをもらえて、すごく嬉しいですし『やったね』っていう感じです」と喜びを語った。すでに海外作品に数多く出演している浅野さんはもちろん、松さんにとっても本作が海外進出のきっかけとなる可能性も!『ヴィヨンの妻』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送■関連記事:根岸吉太郎監督『ヴィヨンの妻』がモントリオール映画祭で監督賞受賞!ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!
2009年09月08日昨年『おくりびと』がグランプリを制し、アカデミー賞に向けた前哨戦としても注目を浴びるようになった、国際映画祭の最高峰のひとつ、モントリオール世界映画祭。8月27日(現地時間)より開催されていた、今年で第33回目を迎える本映画祭にて、ワールド・コンペティション部門に出品されていた、根岸吉太郎監督作『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』が最優秀監督賞を獲得した。日本文学史の代表的作家・太宰治の遺した数々の作品の中でも、異彩を放つ恋愛小説を原作に、松たか子と浅野忠信を主演に迎えて夫婦の愛を綴った本作。ほかにも広末涼子、妻夫木聡、堤真一といった豪華俳優陣が根岸監督の下、華麗な競演を遂げている。授賞式の壇上に立った根岸監督は、フランス語で「メルシー・ボク(=ありがとうございます)、メルシー・ボク、メルシー・ボク、メルシー・ボク、メルシー・ボク。何度お礼を言っていいかわかりません。モントリオールと言う映画が大好きな人々の映画祭でこの映画の第一歩を歩むことができました。本当にありがとうございます」と興奮を隠しきれない様子で感謝のコメント。さらに、「個人で撮った賞ですが、日本映画全体の名誉だと思っています。自分の名前が呼ばれたときは、自分の名前ってフランス語っぽいなぁ(笑)と感じていました。地味な演出の作品なので、賞を獲れるなんて思っていませんでした。この映画の東洋的なニュアンスをきちんと読みとってもらえて大変嬉しく思います」と並々ならぬ喜びを表した。今後の賞レース、さらに日本への凱旋も楽しみな『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送■関連記事:『ヴィヨンの妻』モントリオール監督賞受賞で浅野忠信、松たか子からも喜びの声が到着ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!
2009年09月08日