妊娠後期には、妊娠中期に感じた身体的なストレスがさらに大きくなります。それもそのはず、中期よりもさらに大きくなったおなかで胃や腸が圧迫され、循環する血液量が増えることで、心臓に負担がかかるからです。少し動いたら疲れてしまうのも当たり前。疲れた身体はストレスの原因です。疲れたら休む、余裕をもって行動するようにしましょう。また、大きくなったおなかのせいで、息苦しくなり不眠になってしまう人もいます。不眠もストレスの原因になります。でも、眠れないということを気にしすぎるのは、余計に不眠になるので、よくありません。横になって目を閉じているだけでも身体は休まるものです。安心して。初めての出産の場合、分娩とその後の育児という未知の体験に対する不安がストレスになることも。真面目な妊婦さんほど、人の体験談を聞きすぎて、私は大丈夫かしら?と心配になってしまうことがあります。分娩も育児も人それぞれ。100人妊婦さんがいれば、100通りの分娩があり、100通りの育児があります。人の噂などに惑わされず、あまり気にしないことが一番です。みんなどうだった? 妊娠後期の「ストレス」の体験談私は妊娠期に20kg近く太ってしまい、産後に元の体重近くまで戻すのに苦労しました。妊婦になるといろいろストレスを感じますが、やはり食べることで解消するのはそこそこにしないと産後のストレスの原因にもなってしまいますよ。(29歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日こんにちは、齋藤惠です。妊娠中はちょっとした変化にも敏感になってしまうもの。異変を感じたら、すぐにかかりつけの産院や病院へ診てもらうようにしましょう。しかしながら、妊娠は病気ではありません。つわりや便秘、足のむくみや味覚の変化など、体の変化が大きく心配になりがちですが、あまり不安をため込みすぎるのもかえってよくありません。難しいですね。そこで今回は、大葉ナナコさんの著書『体と心にやさしいナチュラルなお産』から、妊婦さんに人気の自然療法を6つご紹介します。プレママの皆さんは、ぜひ日ごろのセルフケアにプラスして取り入れてみてください。●妊婦さんに人気の自然療法6つ●(1)ホメオパシードイツ発祥の『同種療法』 と言われる自然療法です。200年前にハーネマンという医者が唱えた、「症状を発生させる物質は、症状発生時には抑える効果を持つ」という法則を利用して治療を行うものです。英国ではとてもポピュラーで保険診療の対象にもなっているそう。●(2)漢方・東洋医学(中医学)東洋医学は、一人ひとりの体質を細かく見ていく医学で、視診・問診・脈診 などによって不調の原因を探します。漢方は体調不良の際に、生薬の効果で優しく体質改善の手助けをしてくれるので女性にはうれしいですね。つわりのときには『半夏』、冷え性なら『とうきしゃくやくさん』などはご存じの方もいらっしゃるかもしれません。●(3)アロマセラピー芳香療法やアロママッサージなど、香りの効能と植物の精油の持つ力を借りるアロマセラピーは、むくみ、食欲不振、イライラや不安、肩こり腰痛、リラックスのために用いられます。ただ、妊娠中は禁止されているエッセンシャルオイルもあります ので、施術は経験豊富なアロマセラピストか看護師、助産師など医学的知識が豊富な人の判断を仰ぎ、自己流に行うのは避けましょう。●(4)薬膳・食養生薬膳は、『医食同源=全ての食材には身体に良い働きかけや薬効がある』という考え方にそって、その時期の季節や体調に適切な食事を実践するものです。妊娠中の体調・体重管理のためにも食事はとても大切なので、プレママさんは参考になることが多そうですね。●(5)クレニオセイクラルワーク(頭蓋仙骨療法)聞きなれない言葉でしょうか?これはアメリカで生まれた手技療法の一種です。わずか5gほどの圧を手で与え、後頭骨や仙骨の働きを調節し、脳脊髄液の循環を改善すると言われています。逆子 などに効果があるそうです。●(6)母子整体最近はハイヒールを履く生活や歩かない生活などのせいで、骨格がゆがんでいる 女性が急増しています。そのため近年は、助産師が運営している母子整体研究会の骨盤ケアで、妊娠中の腰痛などを解消するプレママが増えているそうです。骨盤のゆがみを治して安全なお産の準備をしたいという方にオススメです。----------いかがでしょうか?試してみたい自然療法はありましたか?ただ、最初にも述べたように、明らかな体の不調を感じたときにはご自身で判断せずに必ず検診先の病院へ相談してくださいね。心にも体にも健康的なマタニティライフをお過ごしください!【参考文献】・『ナチュラルなお産―体と心にやさしい』大葉ナナコ・著●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年02月22日