人は好きなこと、夢中になることを諦めてでも結婚しなくてはいけないものかというと、そうではありません。今回はこういったお悩み相談です。■有名人にしか恋をできないのではと不安に(Sさん・37歳・家事手伝い)30歳前から数年間、あるミュージシャンの追っかけをして、日本全国のライブへ足を運んだり、ファンレターやプレゼントを送ったりしていました。仕事が忙しくなってから追っかけする余裕がなくなり、体を壊して退職しました。静養している間、また彼のライブへ行きたくなり、開催されたライブに参加しましたが、出待ちしないで帰っても満足できました。以前はそのミュージシャンに恋みたいな感情を抱いていたと思います。その気持ちも落ち着き、やっと身近な男性に目を向けることができるかなと漠然と思っていました。でも、最近はプロ野球にハマり、ある元野球選手のファンになってしまいました。油断したらその人の追っかけを始めてしまうかもしれないです。年齢などの自分の状況を考えたら、いつまでも追っかけなんてやっていられないのになと思いつつも、身近な男性との恋愛や結婚ができる自分を想像できません。ずっとテレビの中のスーパースターにしか恋をできないんじゃないかと不安になります。■Sさんへの回答好きでいたいだけなら、好きでい続ければいいんじゃないでしょうか? もちろん、そこから相手への見返りを求めるようになるとおかしなことになるので、やめておいたほうがいいのですが。Sさんに限らず、有名人に恋をしてしまうことはあるでしょう。ただ、一般的には、そういう人とは付き合える可能性は低いことを理解し、実際に心も体も触れ合えるような愛情関係を望むこともあり、身近な人と付き合ったり、結婚したりするパターンが多いのでは? だからといって、付き合いたい相手がいないのに、無理に恋愛をする必要はありません。ある意味、バーチャルな妄想と現実の境目をきちんと認識しているのであれば、今のまま気が済むまで有名人を好きになってもいいのではないでしょうか? ■人生で何が一番大事? これは追っかけにかかわらず、仕事や趣味も同様です。仕事や趣味が面白すぎて、恋愛よりも優先する人は少なくありません。ただ、人生において、恋愛よりもそっちに心が惹かれているのであれば、しょうがないですよね。中には人生設計を考え、「何歳までに結婚して、何歳までに子供を生んで、老後は旦那さんと二人で旅行を楽しむ」なんて理想を抱いている人もいるかもしれませんが、おそらくそれを本当に望んでいる人、さらにそういう人生が向いている人なら、無理に恋愛や結婚をしようとしなくても、そっちの道に進むような行動を自然としているのでは。つまり、そっちに気持ちが向かないのは、自分の幸せはそこではないかもしれないのです。自分らしくワクワクすることをやって、日々を過ごしていくことは人生において大切なこと。ある意味、恋愛を忘れるくらい好きなことに出会えているというのも幸せなことなんです。ただし、「何かを得たら何かを失う」というように、好きなことをやるための環境を整えることは大事です。今は家事手伝いとのことですが、親が自分よりも長生きすることはめったにありませんし、親の遺産で一生困らないほどのお嬢様でない限りは、好きなことをやり続けられるためにも、自力で生きていける経済力はつけておいたほうがいいでしょう。そんなに有名人を愛し、応援する気持ちがあるなら、それを生かした仕事につくのもありだとは思いますよ? なにはともあれ、人生において、恋愛や結婚が全てではありません。自分が好きだと思うことを否定することなく、自分らしく幸せに生きていける準備をしていきましょうね。その延長に、自然と運命の人と出会うことだってありますしね。▼あなたの恋のお悩み&エピソードを教えてください!・ コラムニスト・ひかりの『恋愛お悩み相談』募集中
2015年05月27日偶然、好きになった相手に彼女がいた、なんてことは、恋愛においてよくあるでしょう。だけど、一度恋に落ちたら、簡単に諦めることはできないはず。何とかして好きな人を振り向かせたい、と思ってしまうのも自然なことです。さて、どうしたら恋人のいる彼の心をつかむことができるのでしょうか?■1.チャンスが訪れるのを待つ「カップルがずっと上手くいくとは限らないから、彼が彼女と別れるのを待つのもいいんじゃないかと思う。私は好きな人が彼女と付き合っているときは、応援したし、相談にも乗った。だけど、彼自身が彼女とこれ以上、付き合えないと判断したとき、彼の意志で私を次の彼女に選んでくれたよ。待つって辛いこともあるけど、彼のことが本気で好きならやってみてもいいと思う」(28歳/事務)じっと待っている間はとても辛いかもしれません。しかし、相手のことが本気で好きなら、彼の幸せを願いつつ待ってみるのも有効な手段のひとつ。いつも親身になって相談に乗ってくれるあなたが、彼の次の恋人になる可能性も十分にあります。■2.彼との関係を切らずに前向きに過ごす「過去に一度、彼女がいる人を好きになって、セフレになってしまったことがあった。でも、後悔はしていないよ。セフレになった時点で、彼は何らかの魅力を私に感じていたはずだしね。彼のことが好きだったから、関係は続けて、自分のことに全力投球した。結果、美に磨きがかかったのか、複数の男性から交際を申し込まれるようになった。その頃から、彼の態度が変わってきて、私が本命になっちゃった」(29歳/金融)まったく何とも思っていない相手と関係を持てる男性というのは、実は少ないのかもしれません。彼女がいる彼とセフレ関係が続いているようなら、今の関係は維持しつつ、自分磨きに力を入れるといいでしょう。そのうち、相手のあなたに対する気持ちが変わってくるかもしれません。■3.ときめきを与える「私が好きになった相手は同じ職場の彼女ありの人。でも、どうしても諦められなくって・・・。そこから彼を振り向かせるために、ときめきを与える作戦を実行した。彼、彼女と付き合って5年目とかで、きっとマンネリ化しているし、恋のときめきを忘れていると思ったんだ。だから、偶然を装って、彼がよく行くお店でランチをしたり、毎日、笑顔で声をかけるようにした。そしたら、彼はいつの間にか彼女と別れていて、私に告白してきた」(26歳/WEBデザイナー)彼女との交際期間が長い彼は、一見振り向かせるのが、難しいように思えますが、考え方によっては、そこが狙い目になることも。確かにマンネリに陥っている可能性は十分ありますし、そこに新たなときめきを与えてくれる女性が登場したら、恋に落ちてしまうかも。■4.好きな人の幸せを願う「あまり大きな声では言えないんだけど、私がすごく好きになった人は既婚者だった。ただ、私は不倫をしてまで、彼を振り向かせたいとは思っていなくて、彼の幸せを願っていた。好きな人の幸せを願うと、自分まで幸せな気持ちになれたから、継続できたのかも。そんな状態が2年ほど続いたあと、彼と奥さんが離婚危機に陥った。そのときに、私は彼の話を真剣に聞いて、励ました。彼の幸せを願ったからこその励ましだったんだけど、彼の心を知らない間につかんでしまったみたいで、彼は奥さんと離婚した後、私に交際を申し込んでくれた」(32歳/派遣)1番と似ているようで考え方は全く違いますね。虎視眈々と彼と彼女が別れるタイミングを伺うのではなく、ただひたすらに彼の幸せを願う。なかなか本心から願えないものですが、それが逆に実を結ぶこともあるということでしょう。■おわりにこうしてみてみると、好きな人に彼女がいても、実はあまり関係ないのかもしれませんね。恋愛はタイミングがすべてと言いますが、そのタイミングをつかむためには、好きな人と自分との関係における努力が重要なようです。(羽音/ハウコレ)
2014年11月18日脈なしっぽいけど、なかなか諦められないのが恋愛ですよね。きっぱり諦めて次の恋愛にいけたら楽なんですが、そうはいかない方がほとんどだと思います。本当に脈なしなのか?もしかしたらまだチャンスはあるんじゃないか?でもどうやって判断するの?たくさんの悩みがあると思います。そこで、今回は脈なしっぽい男性を振り向かせる方法をご紹介します。■1.ワンギリ作戦まずは気になる男性にワンギリをしましょう。ワンギリに気づいた彼からどんな形でもいいので、連絡があれば次のステップに進みます。もし全く反応がなければ残念ながら完璧な脈なしです。頑張ってどうにかなるものではないと思ってください。彼から折り返し連絡があれば操作ミスなどワンギリしたことを謝ります。これをキッカケに他の話題に発展し、メールを続けていきましょう。相手がメールを続けたい感があれば尚よしです。電話が緊張しちゃう方は連絡を続けるため、彼から折り返しがかかってきても何か理由をつけて出ないで、メールで対応しましょう。■2.特別感を演出どんな男性でも好意を持たれたら気になってしまうものです。そこから振り向かせるには「あなたは私にとって特別な存在です」つまり特別感を伝えることが大事です。男性は特別感に本当に弱いですから。LINEや電話の終わりに「こんなに楽しいLINEは久しぶりだったよ」とか「また電話したいな」とかナチュラルでストレートな言葉をプレゼントしましょう。現代の女性はLINEのスタンプや、SNSの発展で感謝の気持ちをストレートに言える人が少なくなってるので、言葉のプレゼントは効果抜群なんです。注意したいのは、頻繁に連絡しすぎて、めんどくさい女にならないようにすること。自分が全く興味ない人にされたら嫌だな、めんどくさいなって思うことはしてはいけません。■3.長期戦を覚悟どんだけ気持ちが盛り上がっても相手側の立場も考えて行動しましょう。もちろん会うのもそうです。デートに誘うのもはじめは二人きりじゃなくグループにしましょう。メンバーは気が許せるメンバーで、できるならあなたの長所が際立つメンバーの選出がいいです。これも恋愛を成就させるテクニックの一つです。複数で何度もこれを続けるとあなたの良さに気づいてくれるはず。長期戦を覚悟しましょう。■4.掴めそうで掴めない距離感何度も複数で遊ぶのに成功すると、あなたは彼にとって、気が許せる存在になってます。ここから大事なのが特別感もそうですが、こいつが離れたら嫌だな。と彼の独占欲をくすぐることです。男性は独占欲が強い生き物です。相手から連絡がきたらウハウハせずに、少し連絡を我慢して忙しいフリをするとか、他の男性と遊んでる話を小出しにするとか。嫉妬してる表情や、逆にあっちからの連絡がもっと増えてれば完全に振り向いていますよ。あと少しです。■5.サービスのキャッチボールファミレスで店員さんが笑顔で挨拶してくれたら気分がいいですよね?逆に無愛想ならイライラしてしまいます。これはファミレスにいけば店員さんが挨拶してくれるのを当たり前だと思っているからです。恋愛も同じで、サービスを常にされると嬉しいですし、そしてそれが無くてはならないものになっていきます。好きな人がなにを望んでるのか、何をすれば嬉しいのか考えて、サービスを常に提供しましょう。でも、やり過ぎはダメです。例えば誕生日を祝ってくれるのは嬉しいですが、高価なプレゼントを買えば、逆にそれと同じくらいのお返しをしなければならないとプレッシャーになるからです。相手の立場になり、自然にサービスを小出しに続ければ、近くにいてほしい存在になっているはずです。■おわりにいかがでしたか?長期戦を覚悟して、相手の立場になり行動し、想い続ければいつか結ばれるかも。諦めないでください。(AKI/ハウコレ)
2014年07月06日大人になるにつれ、好きという感情だけではどうにも乗り越えられない事情や、状況に戸惑うことも増えてくるのでは?今回は、お互いに好きだけれどやむを得ず彼を諦めた人、一度は諦めかけたけれど頑張って結ばれた人、それぞれの経験をした女子たちのエピソードをご紹介します。【好きだけど諦めた理由】■食べ物の好き嫌いに耐えられず「2年ほど同棲してた元カレのこと、とても尊敬していました。仕事ができるし、読書家で知識も豊富だし。見た目も中身も大好きだったので、付き合おうと言われた時は本当に幸せでした。ただ、食の好みだけがNGポイント。好き嫌いが激しい(魚介類はほぼ食べられないとか!)のはもちろんですが、好みが細かいので覚えるのも一苦労。例えば、赤いパプリカは大丈夫だけど黄色いのはニオイがダメなど、こちらからしてみたら何が違うの?という感じでした。調理法にもいろいろこだわりがあるし。だからといって彼が料理してくれるわけでもなく。毎日彼に合わせてレシピを考えなければならないうえ、自分が好きなものは食べられず、だんだん憂うつになってきました。既婚の友達に相談したら、『結婚となると食の好みの違いは重大だよ』と言われ、悩んだ末、彼と別れることにしました。最初はわたしが我慢すればいいと思っていましたが、やっぱり食の問題は大きいですね…。」(36歳会計士)■分不相応だと思ってしまった「学生時代から3年ほど付き合った元カレ。交際当初から、なんとなくお金持ちなのかなと思ってたのですが、社会人になって結婚を意識し出した頃、彼の実家に行ってびっくりしました。都内なのに広い日本庭園のある豪邸で、玄関も旅館のように立派。こじんまりとしたマンションで育ったわたしには信じられないような生活でした。ご両親はとても素敵な方たちでしたが、あまりにも品が良いので、何か粗相をするのではないかと緊張しっぱなし…。ご両親は何かにつけて、彼にお小遣いをあげたり、高級車や時計を贈ったりしていました。また、『たまにはおいしいものでも食べて』と、彼とわたしのためにフレンチのコースを予約してくれたことも。ただ付き合ってるだけならありがたい話ですが、結婚を意識すると差を感じてしまい、自分の両親にも負担をかける気がして彼に別れを告げました。彼は、わたしと結婚できるなら親を捨ててもいいなんて言ってくれましたが、そんなことはしてほしくなかったし…。世の中には『玉の輿に乗れたらラッキー』なんて考え方もありますが、自分の立場として考えると良いことばかりでもないんだなぁと思いました。」(27歳カフェ店員)結婚とは育った環境や価値観が違う他人同士が家族になること。多くの夫婦はお互いの歩み寄りによってその溝を埋めようとするのだと思いますが、もともとの溝があまりにも深いと、頑張っても埋めるのは難しいんですね…。【それでもあきらめなかった理由】■一度フラれたけれど…「高校時代、家庭教師の先生に恋をしました。先生と生徒という関係だし、彼には彼女がいるかもしれない…。ダメ元で告白したけど、やっぱりフラれてしまいました。その後も変わらぬ笑顔で接してくれて、わたしが大学生になってからもたまにメールのやりとりをしたりしましたが、自然と疎遠に。6年経ったある日、取引先の会社で先生とばったり再会しました。これは運命だ!と感じたわたしはそれから積極的に連絡するようになり、何回か食事をした後、彼から告白してもらうことに成功。実は彼は、わたしをフッた後、しばらく後悔していたそうです。再会できたのは偶然だけど、一度フラれたからと諦めず、頑張ってアプローチして良かったと思っています。」(25歳飲食)■両親の反対を押し切って「3歳上の彼は無名の役者です。わたしは彼の才能を信じてるし、彼の夢を一番近くで応援し続けようと心に決めていました。けれど両親にはわたしの気持ちは届かず、『いい年して定職に就かない男に娘をやるわけにはいかない』と大反対されました。彼の親にも『息子の夢にあなたの人生を巻き込むのは申し訳ないから、身を引いてください』と言われ…。それでもわたしは諦めず、両親にも彼の親にも『自分の気持ちに嘘をつくことはできない。彼をずっとサポートし続けたい』と伝え、彼のそばから離れませんでした。そうこうしているうちに、彼がオーディションに受かり始め、小さいながらもいくつかの役をもらえるようになってきました。とはいえ、彼の無名時代はまだ続きそうですが…なんとか双方の両親を説得することができ、この夏、無事に婚約することができたので、幸せです。」(29歳販売)一度フラれても、両親に反対されても諦めない…一途に思い続けた結果、彼を自分のものにした、こちらのお2人の体験談からは勇気をもらえますね。今は難しい状況だけれど、前向きに彼と自分の幸せを考えていれば、チャンスは巡ってくる!そう信じることこそが、願いを叶える近道なのかもしれません。(文=なつみかん)
2013年10月15日好きという気持ちは自分でうまくコントロールできることばかりではありませんよね。恋した彼に相手がいたら…それでも諦められないくらい好きになってしまったら…。いけないとわかっていても気持ちが抑えられないこともあると思います。でもその純粋な気持ちも時として、危険な略奪愛に変わってしまうことがあるようです。今回は奪われる側、奪う側、それぞれの経験をした女性たちからお話を伺いました。まずは大好きな彼を略奪されたAさんのエピソードをご紹介します。---------■略奪されました!~Aさん(35歳病院事務)「7年ほど前、元カレからの猛アタックで付き合い始めました。最初はそれほど乗り気じゃなかったのですが、とても大事にしてくれるのでだんだん好きになり、このままずっと一緒にいてもいいかなと思いだした頃、急に彼の知り合いだという女の人に呼び出されました。待ち合わせ場所のカフェに行くと妊婦さんがいて『お腹の子は彼の子だから別れてください』と言われました。彼に電話して確認したら『覚えてないけど、酔った勢いでそういう関係になったのかも』と言われ、つらかったけど別れることに。彼は責任を取る形で彼女と結婚したのですが、出産後にDNA鑑定をしたら彼の子ではないことが判明。結局、すぐに離婚しました。その女の人は彼の高校の同級生で彼のことがずっと好きだったそうです。一度フラれたけど諦めきれず、友達として付き合うふりをしていつか彼を手に入れようと狙っていたのだとか。当時、奥さんがいる人と不倫していたのですが、妊娠が発覚したため、彼に『あなたの子だ』と嘘をついて迫った…と聞き、びっくりしました。」---------「女って怖い」と思わずにはいられないエピソード。この後、彼はAさんとヨリを戻したがったのですが、彼女は恋愛が怖くなってしまったため断ったそう。でもある程度は時が解決してくれたのか、数年前に新しい出会いがあり、今はまた恋愛を楽しめるようになったみたいです。次は彼女持ちの男性を略奪した経験があるKさんのエピソードです。---------■略奪しました!~Kさん(28歳プランナー)「学生時代、サークルの先輩に片思いしていました。仲良くしていたY子に話したら『応援するね』と言ったのに、数日後、彼女は私の知らないところで先輩に告白して付き合い始めました。自分も好きならそう言ってくれればいいのに…まさかの抜け駆けにムカついて彼を奪おうと決意。まずは連絡先を手に入れようと思いました。暑気払いの飲み会のとき、幹事を買って出て先輩の連絡先をゲット。先輩も幹事の一人だったから、普通に連絡することはできるようになりました。同時に先輩のTwitterの過去のつぶやきを全部見て、どんなことに興味があるのかをチェックしました。飲み会当日、先輩がトイレに行った後に私も席を立って待ち伏せし、『飲み会が終わると先輩に連絡できなくなるからさびしいです』と言ったら、『いつでも連絡しなよ』と言ってくれたので、1週間に一度ぐらい先輩が興味を持ちそうな音楽やサッカーのネタを織り交ぜてメールを送りました。先輩も最初は社交辞令みたいな返信だったのに、だんだん絵文字を入れてくれたりするようになりました。3カ月ぐらいそれを続けた頃、先輩とY子がうまくいっていないという噂を聞きました。ある日、音楽関係の仕事をしている親戚に頼んで、先輩が好きなバンドのライブのチケットを2枚もらい、思いきって誘ってみました。2人でライブに行った帰り、居酒屋で酔ったふりをして告白したら、先輩は困った顔をして『考えさせて』と言ったけど、結局Y子をフッて私と付き合うことに。Y子はすごく怒って奪い返そうとしましたが、先輩はもう相手にしませんでした。彼女は顔はかわいいけどわがままだし、先輩がいる前でわざと他の男の子と仲良くしてみせたりするので、先輩も疲れてたみたいです。」畑を耕し、種をまき、栄養を与えることで彼の心を手に入れたKさん。一方のY子さんは、他の女子が誰かを好きだと聞くと、ことごとく自分のものにしたくなるタイプだったそうです。そして、とりあえず奪略するけれど、本当に好きなわけではないからすぐに別れてしまうのだとか。このエピソードでは、そこまでドロドロの展開があったわけではありませんが、Kさんの、彼女との付き合いに疲れた男子の心のスキマに入り込むようなアプローチってかなり使えそう!?もしあなたが好きになった相手にすでに奥さんや恋人がいたらどうしますか?できれば人のものには手を出したくないけれど、幸せになるためには、時には略奪愛も必要なのかも!?でも“奪ったら奪われる”という説もあるし…奪略するときは、それなりの覚悟を決めてから臨んだほうがいいのかもしれません。(文=なつみかん)
2013年08月27日