7人組グループ・なにわ男子の長尾謙杜が、13日放送のTBS系バラエティー『この歌詞が刺さった!グッとフレーズ春…出会いと別れに刺さる歌詞SP』(後7:00)に出演する。ジュニア時代の長尾に“あるきっかけ”をくれた先輩グループの名曲の“グッとフレーズ”を紹介していく。同番組は数ある名曲の「心に刺さった歌詞」に注目し、名曲の魅力を再発見する歌詞特化型の音楽番組。スタジオにはアーティストゲストとして小渕健太郎(コブクロ)、橋口洋平(wacci)、前川真悟(かりゆし58)が登場。そしてスタジオゲストには、土田晃之と岡田結実に加え、初登場の近藤春菜(ハリセンボン)、陣内智則、そして長尾を迎える。21歳から54歳までの幅広い世代の出演者たちが歌詞を紐解きながら楽しくトークを展開してゆく。長尾が刺さった“グッとフレーズ”は、春の季節にぴったりな先輩グループの名曲。受験生や受験を経験した人に馴染みのある曲だが、実はジュニア時代の長尾に“好きなもの”に突き進むきっかけを与えてくれた曲であり、今の長尾にも大きな影響を与え続けているのだそう。そして陣内が“あの件”以来、約17年会っていなかったという小渕と久しぶりの共演。小渕から知られざる当時の思いが明かされる。さらにサザンオールスターズの名曲「希望の轍」に出てくる道路、通称「エボシライン」のフレーズを歌詞に入れた意味をスタジオで考察するほか、沢田研二の名曲「TOKIO」について、「TOKYO」ではなく「TOKIO」と表記した理由を作詞した糸井重里本人に直撃する。大好評の「本人解説」のコーナーでは、多くの学校の卒業式で歌われている名曲2曲を、それぞれ作詞した本人が解説する。コブクロの名曲「卒業」の歌詞に込めた、先生や友人への思いや、大人になるにつれての気持ちの変化を小渕が解説。また、かりゆし58の「オワリはじまり」の歌詞やタイトルに込められた意味、完成までに長い年月をかけて制作された秘話を前川が解説する。さらに、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2クールエンディングテーマである「愛は薬」を作詞した橋口が歌詞に込めた想いを語る。アーティスト直々の熱い解説に、加藤も思わず「作詞したご本人に解説してもらえるって、めっちゃぜいたくだね!」とうなる。
2024年04月12日J-WAVEは25日、4月からの番組改編について発表。クリス智子がナビゲーターを務める『GOOD NEIGHBORS』(月~木後1:00~4:00)は28日をもって終了し、4月からは、クリス智子が担当する『TALK TO NEIGHBORS』(月~木後1:00~1:30)、長井優希乃が担当する『PEOPLE’S ROASTERY』(月~木後1:30~4:00)となる。J-WAVEで長年ナビゲーターを務め、平日昼のワイドプログラム『GOOD NEIGHBORS』では2000人以上のゲストを迎え、心地よいトークを届けてきたクリス智子。雰囲気を大切に、その瞬間にしか聴けないゲストの言葉を引き出すプロフェッショナルとしてリスナーに愛されてきたが、新たに始まる『TALK TO NEIGHBORS』で、より時間をかけて一人のゲストと濃密なトークを繰り広げる。幅広い年代、ジャンルのゲストに日々の活動や出来事、心惹かれるもの、自分の栄養になっているものなどを聞きながら、より豊かで鮮やかなライフスタイルのヒントを届けていく。放送後には、放送された内容に加え、Podcastでしか聞けない話も交えて配信される。世界32ヶ国をめぐり、多様な世界を体験した経験を持つ長井。世界中のミュージックシーンからのグッドミュージックと、東京と世界をつなぎ、さまざまなジャンルのゲストとの会話を通じてリスナーの感性を刺激する話題を届ける。イチオシPodcast紹介や、街のカフェやショップがセレクトする20分間のミュージックゾーン、さらにイベントやグッズなど番組発のコンテンツ展開も予定。ラジオを聴く「あなた」が「あなた」らしく、そして心が豊かになる時間を生み出していく。
2024年03月25日<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBS================久保田智子さんが監督を務めた映画『私の家族』は、久保田さん・夫の典昭さん・特別養子縁組で迎えた娘「はなちゃん」(仮名)という三人家族の軌跡、そして久保田さんの両親との関係性を再構築する対話を捉え、家族のあり方に真摯に向き合った作品です。当事者であり、取材者であり、監督でもある久保田さんに、この作品に込めた思いを聞きました。「原爆が落ちた日」のことばかり聞いていた自分職業柄、「人の話を聞く」のは得意な方だと思っていたという久保田さん。オーラル・ヒストリーを学び、重要なことに気づいたといいますーー映画『私の家族』には、久保田さんが結婚して築いた「家族」との会話はもちろん、ご実家のご家族との会話もたくさん出てきます。久保田智子さん(以下、久保田)じつは私の実家では、家族の会話があまりにも少なかったんです。長くそれを問題とも思っていませんでした。でも振り返ると、私自身、父母や妹、そのほかの人たちの話をきちんと聞いてきたつもりでしたが、相手の気持ちをわかっていなかったなと思うこともあり、人の話を聞く難しさを感じていました。「インタビュー」は自分にとって仕事でもあったので、夫の海外赴任に伴うニューヨーク滞在時に「オーラル・ヒストリーを学んでみよう」と思ったんです。オーラル・ヒストリーというのは簡単に説明すると、様々な出来事の体験者に聞き取りし、研究する学問です。==========【オーラル・ヒストリー】文字史料では明らかになりにくい対象や領域について、当事者やその関係者にインタビュー形式などの調査を行い、既存の口述史料の分析を行うことでアプローチする研究方法。==========ーー実際に学ばれてみて、「話を聞くこと」の意識が変わりましたか?久保田話を聞くこと自体の難しさはあるとしても、それでも私は職業的に得意なほうだろうと思ってたんですね。だけど本当はそうじゃないのかも……ということに気づかされました。私は戦争体験者に戦争の記憶を聞くインタビューを長く続けてきたのですが、語り手によって見ている景色が全然違ってくることがわかったんです。たとえば広島への原爆投下について私が持っていたイメージは、教科書的な知識から得たものにすぎないのに、それでわかった気がしていました。でも、それぞれの方の生活にどんな影響を与えたのかを丁寧に聞くと、その人ごとに違うストーリーがある。もっと言うと、原爆が落ちた当日のことだけでなく、それ以降にも大変な思いがあって、それを含めて「被爆した大変さ」です。それなのに自分はどうして原爆が投下された日のことばかりを聞いていたのか。それはメディアで表現しやすく、自分にとって印象的な日だからです。私は間違っていたと思いました。ーー大切なのは、思い込みやバイアスをなくして相手の話をそのまま聞く、ということでしょうか。久保田そうだったんです。ライフストーリーアプローチというのですが、1人の人間として誕生から現在までの人生を振り返ってもらうと、その人にとって「原爆が投下された日」は一つのコマでしかない。その日以外のところに、たくさんの思いが散らばっています。人の話って、こうやってじっくり、自分の思い込みを抑えながら聞くことで、やっと理解が深まるんだということを知りました。「どうしてそう思うのか」を一緒に探っていく<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSーーそのことに気づいてから、ご両親との会話は変わりましたか。久保田先にお話しした通り、私は家族と本音での会話がなかったと思っているんですが、オーラル・ヒストリーを学んで、本音の会話は対等な関係じゃないと難しいことに気づきました。上下関係があると下の人が上の人に気を遣ってしまうので、対等な会話はすごく難しいんですね。親が子どもに寄り添えば対等に話せるのですが……。ーー確かに子どもは力関係で大人に敵いません。そのままでは対等な関係になれませんよね。久保田そう、絶対になれません。だから大人がきちんと意識して、子どもが委縮せず対等に話せるようにする必要があります。そうして生まれるのが、会話……というか対話「ダイアローグ」です。そうでない会話はじつは独白「モノローグ」で、一方的なものになりかねません。世代的なものもあるかもしれません。昔は特に年功序列の社会で、学校教育でも先生が生徒に向けて一方的に話(モノローグ)を聞かせるのが普通でした。今では子どもの声に耳を傾けること、子どもの主体性を促すことが推奨されるようになってきていますが、私の親世代では一般的ではありませんでした。ーー「対話」というのは、具体的にはどのようにしたらできるのでしょうか?久保田オーラル・ヒストリーでは、「何を問いかけるか」を重視します。そして、まだ言語化されていない部分を共同作業で言葉にしていきます。具体的には「なぜそう思うんですか?」という質問を重ねます。たとえば「沖縄戦」というテーマについて、話すとしましょう。年号や結果どうなったかなど教科書的な知識で答えられる問いをするのではなく、「なぜ沖縄戦が起きたと思いますか?」と、シンプルな正解のない問いかけをします。すると、その人の答えから「どうしてそう思うのか」を一緒に探っていくことができます。そういう対話の深め方をしていくんです。これは親子関係でも同じです。子どもの動機や気持ちが知りたい場合には「どうしてそう思ったの?」と聞く。同じように、自分が子どもに何かを禁じたり、すすめたりする場合には、子どもの「なぜ」を解消するために理由をしっかり説明することが必要です。ーーなるほど。でも我が子に対して、毎回きちんと丁寧に対話できるかというと……多くの保護者が心配になるのではないでしょうか。久保田「なぜ?」に答えるのは、すごく大変だし、面倒くさいことですからね。「これはなんですか?」に「水です」と答えるのは簡単だけれど、「これをなぜ水だと思うんですか?」と問いかけられたら、面倒くさいじゃないですか(笑)。そんなやり取りをするのが面倒だから、お互いに勝手に判断することが出てくる。特に家族という親密な間柄だと、それまでの積み重ねもあって「この子はいつもこうだから」「またワガママ言ってるんだね」って済ませてしまうことがあります。こうした決めつけをしないようにすることが大切です。親子関係の悪循環をほどくかつては親子の会話が極端に少なかった、と久保田さん==========「父は子どもの頃、怖くて対話ができない人だと思っていた」「母は私にとってネガティブ思考が強い人。『そんなの無理じゃない?』とよく言われていた」という久保田さん。映画『私の家族』では、そんなご両親との“対話”も映し出しています。==========ーー久保田さんはなぜ、ご実家の家族と対話をやり直そうと思われたのでしょう?久保田うーん。いろいろあるんですけど、やっぱり私は親や家族が好きなんだと思います。そして、「わからない」と思う相手こそ、その背景に面白さがあると思うんです。予想通りのことを言う人より、思いもよらないことを言った人の背景を聞くほうが面白いんですよね。つまり、水を「これは水じゃないよ」と言う人。そこには「その人の事実」があるんです。「その事実がどうして生まれたのか」という部分に面白さがあります。私はうちの両親に対して「どうしてこんなにダメダメ、無理無理って言うんだろうな〜」と思っていて、そういう理解できない部分に好奇心が湧いたのかもしれません。ーー実際にご両親の話を聞くにあたって、どんなことを意識しましたか。久保田先ほど親子は上下関係があると言いましたが、子どもが成人して自立し親が年をとると、今度は親より子どものほうが力関係で上になることがあります。うちの場合も私が就職してから、「うちの子はテレビに出てるし偉いのかな」と親が思ったらしく、ずいぶん前から私のポジションが上になっているように感じていました。対等な会話をするためには、今度は大人になった子どもが親に寄り添う必要が出てくる。そうしないと親の本当の気持ちはわかりません。だから、こちらから寄り添うことを心がけました。ーーお母様が久保田さんに「あなたのほうがずっとしっかりしてる」とおっしゃる場面が印象的でした。このときはどう思われましたか?久保田「お母さんがしっかりしてないから、私がしっかりしなきゃって思ってたんだよ!」と思いました(笑)。実家で暮らしていた頃の私は、なんでも自分でしなきゃって気持ちが強かったんですね。進学する高校や大学を選ぶときも全く親に相談しなかったし、就職活動をしてアナウンサーになるのも内定が出るまで言いませんでした。親に頼れないことだというだけでなく、言ってもきっと応援してもらえないと思っていたからです。ーー希望を伝えても、「ダメダメ」「無理無理」と否定されるかもしれないと思われていたのでしょうか。久保田そう、それが怖かったんだと思います。頑張っている時にネガティブなことを言われたらつらいなあって。だから親に相談しないで1人で決めてきました。だけど、もしも親がきちんと話を聞いてくれて頼りになっていたら、私はこんなにしっかりしていなかったかもしれない。裏を返せば、私がなんでも自分でしっかりやろうとしてきたから、母は私と関わりづらいというか、必要とされていないと思ったのかもしれない、とも思いました。そうして親子で会話ができなくなって、すれ違いの溝が深まり、誤解されたまま関係性が崩れていく……という悪循環だったんでしょうね。初めて知った、母の本音プライベートな部分に深く踏み込んだ作品作りをするにあたって、「当事者」であり「取材者」である観点から悩んだことも……ーー映画の中でお母様は、自身が子ども時代に厳しくされてきた、褒められてこなかったから……と本音をおっしゃっていましたね。久保田それを聞いて、母から私へのネガティブな発言は、母にとっては「娘を守るための手段」だったんだと思いました。その方法を、良かったとは思いません。でも、母は別に私のことを本当にダメだと思っていたり、期待していなかったりしたわけじゃない。ここに気づけたのは大きかったです。「失敗した時につらいから、その前にやめといたほうがいい、心構えをしたほうがいい」というのは母が自分の育つ過程で得た「自分の守り方」で、同じことを私にもしていたわけです。こうして母を理解できたことで、今も似たようなことを言われますが、「ああ、なるほどね。そんなふうに思うんだ」と穏やかに受け止められるし、「でも、私はそう思わないよ」と素直に意見を言えます。ーーお父様は車の中で、そんなお母様への尊敬の気持ちも表していましたね。ご家族との関係性は大きく変わりましたか?久保田もちろん!今はすごくいい関係になりました。じゃないと、こんな映画出せません(笑)。よくOKしたなって思いましたもん、うちの親も。だけど不思議なもので、インタビューすると驚くほど話してくれるんです。昔は父も母も仕事や家事や子育てに追われていてそれどころじゃなかったけれど、今は語りたいことがあるんだなあって。もしかしたら話を聞かれてこなかった寂しさっていうのもあったのかもしれません。今、それをきちんと聞いてあげるのも、お互いにとって大切だなと思います。ーーそうした場面も含めて非常にプライベートな部分に踏み込んだ作品ですが、制作していて悩まされたところはどこでしょうか?久保田当事者でありながら取材者であるというのが、難しい部分だと思いました。当事者としては「これを出していいの?」と迷う部分も、取材者としては「あれもこれも出したい!」と思いますし、線引きが大変で……。その辺りは編集時に、信頼できるプロデューサーや手伝ってくださった方々に相談しながら、取捨選択しました。また、自分が当事者で取材者だと、なんとなく良い感じのことを言えるし、視聴者側から求められるだろう映像を撮ることも可能です。でも、そんなことをしたらノンフィクションではなくフィクションになって何も残りません。できるだけそうならないよう、映画のためでなく、普段から撮りためていたプライベートな映像を使うようにしました。ーーこのような形で映画化することに対するご家族の反応はどうだったんでしょうか?久保田夫も娘も応援してくれていて、父や母、妹の子どもである姪たちも賛成してくれました。家族の合意があったから公開することができました。ただ、娘が将来なんて言うかな?というのは、一つの懸念点です。成長に合わせて気持ちは変わりますから……。完成した映画はまだ見せていないのですが、家族みんなで一緒に見たいと思っています。ーーそれは素敵ですね。直接言ったことはないというお父様からお母様への思いも、とうとう伝わっちゃいますね。久保田映画の中で父が母への気持ちを話していることを伝えたら、うちの母は「あら、ばからし!」って言っていました(笑)。でも今、私たちの家族には、はなちゃんや姪たちもいて、みんな仲良くてとても幸せです。(取材・文=大西まお、撮影=尾藤能暢)久保田智子(くぼたともこ)1977年広島県生まれ。大学卒業後、2000年にTBSに入社。アナウンサーとして活躍後、2017年TBSを退社、夫とともにNYへ。コロンビア大学にてオーラルヒストリーを学び、修士号を取得。2019年、特別養子縁組で娘を迎える。2020年に帰国し復職後は報道局デジタル編集部に所属。監督を務めた初のドキュメンタリー映画『私の家族』が3月15日~公開。TBSドキュメンタリー映画祭20242024年3月15日(金)より東京、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌の全国6都市で順次開催。第4回の開催となる映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を選んだ「ライフ・セレクション」、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品を選んだ「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選出された15作品を一挙上映する。<TBSドキュメンタリー映画祭2024開催概要>★東京=会場:ヒューマントラストシネマ渋谷|日程: 3月15日(金)~3月28日(木)★大阪=会場:シネ・リーブル梅田 |日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★名古屋=会場:センチュリーシネマ|日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★京都=会場:アップリンク京都 |日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★福岡=会場:キノシネマ天神|日程: 3月29日(金)~4月11日(木)★札幌=会場:シアターキノ |日程: 3月30日(土)〜4月11日(木)公式サイト: 公式X:@TBSDOCS_eigasai久保田智子初監督作品『私の家族』<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSSTORY2019年に特別養子縁組で新生児の娘を家族に迎えた久保田は、2歳になった娘に対し、生みの母の存在や出自について伝える“真実告知”を行うことを決意する。さらに、自身の両親・家族の過去とも向き合い、さまざまな対話を重ねる中で、久保田がたどり着いた“真実”と伝え方とは……。
2024年03月08日<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBS================20代のときに自身が不妊症で子どもを持つことが難しいとわかったという久保田智子さん。2019年に生後まもない女の子・はなちゃん(仮名)を特別養子縁組で迎え、家族になりました。久保田さんが監督を務めた映画『私の家族』は、久保田さん・夫の典昭さん・はなちゃんという三人家族の軌跡、そして久保田さんの両親との関係も含め、家族のあり方に真摯に向き合った作品です。当事者であり、取材者であり、監督でもある久保田さんに、この作品に込めた思いを聞きました。プロポーズされて「特別養子縁組を考えてる」と話したらドキュメンタリー番組がきっかけで、一気に「特別養子縁組」への理解が深まったという久保田さんーー久保田さんが初めて「特別養子縁組」を意識されたのはいつ頃ですか?久保田智子(以下、久保田)20代後半に、テレビで特別養子縁組のドキュメンタリーを見たことがきっかけだったように思います。もともと制度自体は知っていましたが、養子を迎えて幸せそうに暮らしているご家族の姿を見て「こういう選択肢が本当にあるんだ!」と。「制度」としてしか知らなかったものが、実際の映像を見ることによって解像度が上がって自分ごとになったんですね。ーーパートナーの「のりさん」とは結婚を決めた段階で「特別養子縁組」についても話し合っていたのですか。久保田夫にプロポーズされたとき、子どもができないことは伝えていました。同時に、私としては特別養子縁組を選択肢に入れたいと思っていることも話したんですけど、明るく「ああ、そうだね!いいと思う!一緒に考えていこう!」と(笑)。夫は何に関してもフラットで肯定的。「これもいいよね!」「あれもいいよね!」「その選択肢もありだね!」というタイプです。私は考えすぎて重苦しいタイプだから、夫婦ですごくバランスが取れていると思います(笑)。ただ、夫の仕事の都合でニューヨークへ行くことが決まっていたので、すぐなんらかのアクションを起こしたわけではありませんでした。ーーニューヨークから帰国して、すぐ行動に移されたのでしょうか。久保田はい。2018年12月に帰国し、「とりあえず話を聞きに行ってみよう」と、養親になるための説明会に夫婦2人で行きました。私は随分前から特別養子縁組制度を人生の選択肢に入れていたし、調べ物が得意なので、ある程度の知識を持っていましたが、夫はまだそこまででもなかったので、とりあえず説明を聞いたのがよかったです。ーーその時点では、久保田さんとのりさんとで知識量にかなり差があったんでしょうか?久保田そうです。私としては「ご縁があったら、すぐにでも迎えようよ!」という気持ちだったんですが、夫は「ちょっとだけ待って!きちんと調べて考えをまとめるから」と。彼は何事も軽やかに肯定的に受けとめるのですが、いざとなれば真剣に調べて考えます。今思えば、真摯な態度だったなと思います。2歳から伝えてきた「生みの母」の存在<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSーーその後、ご夫婦で意見が一致して、養親の登録まで進まれたのですね。久保田はい。養親の登録をするにあたって、特別養子縁組や子育ての研修を受けたのですが、これがとても良い内容でした。実は夫婦だけで話していると、「お互いがどこまで理解できているのか」がわかりづらいんです。でも、相談員さんが私たちにいろいろな質問をしてくれることで、夫婦双方の理解度や、気持ちがよくわかりました。ーーどのような質問をされるのでしょう?久保田たとえば「どうして子どもを育てたいのですか?」だったり、子育てについても赤ちゃんの育て方だけでなく「もしも反抗期に荒れたらどうしますか?」など先まで見据えたことを聞かれたりします。そういうひとつひとつが本当にためになることばかりで充実した研修なので、特別養子縁組を希望する人だけでなく、子育てする人みんなが受けられたらいいのにって思いました(笑)。ーー単に知識が得られるだけでなく、夫婦の相互理解も深まりそうですね!久保田そうなんです。夫婦2人だと話しづらいようなことも正直に話し合えたし、研修終了後にも2人でさらに深く掘り下げることができました。特別養子縁組をしたいけれど迷っているという方には、ぜひ一度説明会などに行ってみることをおすすめしますし、そのうえで率直に話をしてみてほしいと思います。==========養親登録を経て、2019年にご夫婦で赤ちゃんを迎えました。初めて産院へ会いに行ったとき、はなちゃんは生後5日め。病院で泊り研修の後、自宅で一緒に生活を始めました。==========ーーはなちゃんが2歳になった頃から久保田さんは、「生みの母」がいることを子どもに伝える「真実告知」をされています。久保田養子縁組についていつ伝えるかは家庭によるのですが、今は「子どもが自然に受け入れられるように」という考えから、多くの養親が幼いころから真実告知をしています。私が特に気をつけているのは、その伝え方です。特別なことではなく当たり前のこととして伝えたいので、生活の中でたとえば寝る前などに自然な流れでお話しています。産んでくれた人をどう表現するかについてはよく考えました。「ママが2人いるんだよ」と言うと、娘が戸惑うかも知れないと思ったんです。私は自分自身のことを母とは呼ばないので、産んでくれた人と言う意味を込めて「生みの母」という呼び方をすることにしました。伝え方や呼び方については夫とも共有し、混乱がないように気をつけています。ーー何年にもわたって、はなちゃんをはじめご自身の家族を撮影した映画『私の家族』の企画は、いつ頃スタートされたのでしょうか?久保田昨年のTBSドキュメンタリー映画祭への出品も考えていたのですが、なかなか内容がまとまらなくて構想に一年がかかりました。ーーどのシーンでも、はなちゃんの笑顔がとても自然でかわいらしいことが印象的でした。久保田じつは、この作品の映像の多くは、映画のために撮ったものではなく、私が日々ライフワークとしてスマホなどで撮ってきたプライベートなものなんです。血のつながりはありませんが、私たち家族は日々を積み重ねて絆を積み重ねる。毎日必ず動画や写真を撮り、アーカイブしてきました。基本はホームビデオだから、全員の表情や発言が自然だし、とてもリアルなのだと思います。「自分勝手」という表現は事実と異なる特別養子縁組は「可哀想なこと」ではなく「幸せなこと」だと知ってもらいたいーー『私の家族』では、はなちゃんとは直接関係のない方ですが、特別養子縁組で子どもを託した「生みの母」の女性が出演されていますよね。久保田これは『news23』の取材で撮った映像を使わせてもらいました。彼女は私が特別養子縁組で子どもを育てていると公表した後に、メールをくださった方なんです。彼女は養親について知りたいという気持ちがあり、私も「生みの母」についてもっと知りたいと思っていたので、3〜4年間メールのやりとりを重ね、番組の企画でやっとお会いすることができました。ーー「生みの母」という立場の女性、そして「養親」という立場の久保田さん。メールのやり取りと取材での対話を通して、どのようなことを考えられましたか?久保田もっとも考えさせられたのは、「生みの母」の声が可視化されていないことでした。それぞれの「生みの母」には、病気や経済的な問題など様々な事情があるにもかかわらず、「私は子どもを特別養子縁組に出しました」ということはなかなか言えません。だから「生みの母」の思いや状況は知られていません。なぜ言えないのかというと、周囲から責められかねないからです。すると、どういうことが起こるかというと、子どもを産んだのに育てないのは「自分勝手なんだ」「甘えがある」などとさらに誤解されてしまう。「自分勝手」と表現するなら相手の男性はどうなのかと思いますし、「甘え」などではなく本当に困難な状況があるのに……。そうして、さらに声があげられなくなるという悪循環です。ーー確かに「養親」以上に「生みの母」の話を聞く機会は非常に少ないと思います。久保田本来なら特別養子縁組を選択肢に入れることができたはずの人が、制度を知らないため、また周囲から責められるなどの理由で、困難な状況下で出産・子育てし、追い詰められているケースもあるのではないか……と思います。ですから、特別養子縁組をするしないに関係なく、多くのみなさんに当事者の声を聞いてほしいのです。ーーそれは本当に大切なことですね。子どもたちを守るためにも広く知られてほしいことです。久保田さんの映画制作の動機は、そうしたところにあったのでしょうか。久保田そうですね。特別養子縁組に関わる人たちの声を知ってもらいたい、という思いがすごくあります。そして、特別養子縁組という選択肢の側面も知ってもらえたら。子どもの幸せが第一ですが、産んだ人も新たな一歩を踏み出すきっかけになり、養親も子どもとの生活へと歩き出すことができる。特別養子縁組は、この三者を前向きに支えてくれる制度です。この制度の理解が広まることで、どうにもならない状況に追いやられている人に新しい選択肢が生まれるのではないかと思います。なにより、制度へのネガティブな誤解が訂正されることで、養育を委託された子どもが「自分は望まれて生まれ、望まれて新たな家族のところに来た」と思えます。「きちんとしたママ」って、何だったのかな?<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSーー最後に、久保田さんにとって「母」とはどういうものでしょうか。映画の中で「ママごっこをしてるような虚構感」と口にする場面がありましたが、じつは出産を経験した私も、子育てが始まった当初は同じように感じていたことがあって、共感しました。新生児期からはなちゃんを育てている久保田さんを見て、「全然変わらない、同じだ」とも思います。久保田ええ!そうなんですね?そうなんだ……。当時の私は、自分がはなちゃんを産んでいないことに、劣等感があったと思うんです。妊娠期間がなかったので、急に母になった戸惑いもあったのかもしれません。「きちんとしたママにならなきゃ!」「私は本当にママなのかな?」という気負いがありました。でも、その「ママ」って、何だったのかなと、今では思います。「母乳じゃなくて育児用ミルクでいいのかな」と悩んだこともあったけれど、そんなのどっちでもよかった。やさしく穏やかな「理想のママ像」があったけれど、人は必ずしもそういうふうではいられませんし、私もイライラしたり、ついつい叱りすぎてしまうこともあります。でも、試行錯誤しながらも、日々を積み重ねていく中で徐々に、自分たちらしい関係性でいいんだ、と思えるようになりました。ママはママですから。ーー「ママはママ」、間違いなくそうですよね。久保田今、娘は夫のことを「ダダ」でも「パパ」でもなく、名前で「のり」って呼んでいるんですけど、そのうち私のことも「ママ」ではなく「智子」って呼ぶのかもしれません(笑)。それはそれで私たちの家族像ですから、いいのかもしれないなって。お互いが生きていく上で大切にしあえて、ほどよく依存しあえて、手助けし合える……そういう関係性が家族だと私は思います。あえて言えば私は「ママ」という役割なんですが、役割分担もあるようなないようなもので、私の実家でもその役割は流動的に変わってきました。そう考えると、最近は「ママ」という像からも解放されつつあるのかもしれません。(取材・文=大西まお、撮影=尾藤能暢)久保田智子(くぼたともこ)1977年広島県生まれ。大学卒業後、2000年にTBSに入社。アナウンサーとして活躍後、2017年TBSを退社、夫とともにNYへ。コロンビア大学にてオーラルヒストリーを学び、修士号を取得。2019年、特別養子縁組で娘を迎える。2020年に帰国し復職後は報道局デジタル編集部に所属。監督を務めた初のドキュメンタリー映画『私の家族』が3月15日~公開。TBSドキュメンタリー映画祭20242024年3月15日(金)より東京、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌の全国6都市で順次開催。第4回の開催となる映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など、多様な生き方や新たな価値観を見出せる作品を選んだ「ライフ・セレクション」、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、感覚を司る表現者たちやテーマを通して新たな感性に出会える作品を選んだ「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選出された15作品を一挙上映する。<TBSドキュメンタリー映画祭2024開催概要>★東京=会場:ヒューマントラストシネマ渋谷|日程: 3月15日(金)~3月28日(木)★大阪=会場:シネ・リーブル梅田 |日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★名古屋=会場:センチュリーシネマ|日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★京都=会場:アップリンク京都 |日程: 3月22日(金)~4月 04日(木)★福岡=会場:キノシネマ天神|日程: 3月29日(金)~4月11日(木)★札幌=会場:シアターキノ |日程: 3月30日(土)〜4月11日(木)公式サイト: 公式X:@TBSDOCS_eigasai久保田智子初監督作品『私の家族』<TBSドキュメンタリー映画祭2024>ライフ・セレクション上映作品『私の家族』監督・語り:久保田智子(c)TBSSTORY2019年に特別養子縁組で新生児の娘を家族に迎えた久保田は、2歳になった娘に対し、生みの母の存在や出自について伝える“真実告知”を行うことを決意する。さらに、自身の両親・家族の過去とも向き合い、さまざまな対話を重ねる中で、久保田がたどり着いた“真実”と伝え方とは……。
2024年03月07日映画『室町無頼』製作発表会見が2月11日(日・祝)、都内にて行われ、主演を務める大泉洋、共演の長尾謙杜らが撮影エピソードを語った。アクションや殺陣も見事にこなし、“大泉洋史上最高にカッコいい男”を演じ切った大泉さんなのだが、当の本人は「東映は“大泉さんを”と言ってますけど、長尾くんの映画です!俺はそう思ってるよ!」と隣の長尾さんに得意のぼやきを発揮し記者陣の笑いを誘っていた。『室町無頼』は垣根涼介による同名原作を映画化、『ビジランテ』、『AI崩壊』などで知られる入江悠が監督/脚本を務める。舞台は1461年、応仁の乱前夜の京。大飢饉と疫病の連鎖という混沌の世に、風のごとく現れた浮浪の徒・蓮田兵衛(大泉さん)。兵衛は彼の元に集うアウトロー(無頼)たちと空前の一揆を起こし、幕府軍に挑む。会見の冒頭では映画の一部が公開され、大スケールの様子が垣間見えた。出演が決まったときを振り返り、大泉さんは「タイトルを見ただけでワクワクしました。脚本を読んでも非常に痛快で、室町時代ですけど現代にも通じるような物語」とした上で、「ただ、スケールがでかいからどうする(撮る)のかなって。やってみるともうちょっとCGかなと思ったけど、思いのほか人力で(笑)。ある意味、贅沢なやり方だった」と、これまでにない規格外の撮影方法に驚いたと明かす。超人的な棒術を身に着ける才蔵を演じたのが長尾さん。長尾さんは大泉さんについて「映画の中で役としても、大泉さんにも、たくさん磨きをかけていただきました」と絶賛。「いざカメラが回ると格好いい感じで演じられて、座長としての雰囲気の作り方では面白い部分があったりされた」と緩急のある大泉さんという人物に、俳優としても人間としても魅力を感じたという。大泉さんも「長尾くんのアクション、本当にすごいです!この映画はほとんど長尾くんの成長物語なんですよ」と最初はねぎらいを返していたが、「東映は“大泉さんを”と言ってますけど…長尾くんの映画です。俺はそう思ってるよ!途中から段々腹立ってきて、最初は長尾くんとはまったくわからない(汚いヘアメイク)のに、どんどん格好よくなっていく!!」と、結果、長尾さんのよさを語るやさしい先輩の大泉さんだった。そのほか、製作発表会見には松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一が出席した。映画『室町無頼』は2025年1月17日(金)全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月11日映画『室町無頼』(2025年1月17日公開)の製作発表会見が11日に都内で行われ、大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠(監督・脚本)が登場した。同作は垣根涼介氏による同名小説の実写化作。1461年の応仁の乱直前の京を舞台に、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぐ自由人・蓮田兵衛(大泉)がひそかに倒幕と世直しを画策する。天涯孤独で棒術の才能を発揮する少年・才蔵(長尾)や、個性たっぷりのアウトローたちを束ね、かつての悪友・骨皮道賢(堤)率いる幕府軍への戦いに挑む。北村は大名の名和好臣、松本は高級遊女の芳王子、柄本は棒術の達人である唐崎の老人を演じる。○■映画『室町無頼』で棒術の才能を発揮する少年・才蔵を演じる長尾謙杜撮影について、長尾は「関所が爆発するシーンで『もし爆発を感じなかったら向こうの方で手を振ってますので、そちらを見てリアクションいただけたら』と言われて。いざ本番が始まってみると感じたことのないくらいの大爆発でバーン! となって。『ここまでやるか』と。それが初日の撮影だったんですけど、ここからの撮影が楽しみだなって」と振り返る。大泉も「『ドカーン!』といってるのに助監督がキュー出すから、わかるわ! 誰が見ても爆発してる!」と当時の撮影につっこんでいた。また長尾は「マネージャーさんからこのお話をいただいた時に『長尾くん、次、こっち系だわ』(両手で何かを振り下ろすアクション)と言われて、『刀振る系なんかな』『時代劇なのか』と思って、台本を見てみると、まず室町時代ということも驚きましたし、棒という稀に見るアクションの武器で『あ、刀じゃないんだ』というところからが始まり」と意外だった様子。「いざ練習してみると棒が難しくて。六尺あるので長くて使いづらかったりしたんですけれども、練習を重ねていくうちにちょっとずつ振れるようになってきて。初日は『じゃあまず100本振ろうか』と言われ、いろんな振り方があって500本ぐらい振らされたんですけど、泣きそうになりながら『これが続くのか』」と苦労を明かした。主演の大泉の印象について聞かれると、「カメラが回るとかっこよく演じていらしたんですけれども、座長としての雰囲気の作り方であったり、面白い部分があったりだとかでめちゃくちゃ笑かしていただいて、ご飯も連れて行っていただいたりして、すごい楽しく撮影させていただきました」と感謝。大泉は「長尾くんのアクション、本当にすごいです。この映画はほとんど長尾くんの成長の物語なんですよ。東映はね、『大泉さんを』とか言ってますけど、長尾くんの映画ですよ。俺はそう思ってるよ。途中からもうだんだん腹立ってきてね。長尾くんの映画じゃないかよこれ」とぼやく。長尾の演じた才蔵について「最初は汚いんですよ。もう全く長尾くんだってわかんない。それがどんどんかっこよくなってくる、アホみたいに。棒術もすごいし、かわいそうにふんどし一丁で延々稽古させられて……」と振り返る大泉。「この映画の3分の1ぐらいふんどしです」という長尾に、「だからちょろちょろっと見えてるかもわからんな」と下ネタをかまし、長尾は「やめてください! 見えないですから。危ないです」と立ち上がって抗議する。なおも「長尾くんのあれ、出てますよ」と続ける大泉に、長尾は「変な記事になるから!」とタジタジに。大泉は「長尾くんの無頼が。“長尾無頼”が。長尾くんの六尺棒が」と畳みかけ、長尾は「大泉さん、危ないです。かっこいい映画ですから!」とツッコミ。大泉は「書かないでください」とお願いしていた。
2024年02月11日映画『室町無頼』(2025年1月17日公開)の製作発表会見が11日に都内で行われ、大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠(監督・脚本)が登場した。同作は垣根涼介氏による同名小説の実写化作。1461年の応仁の乱直前の京を舞台に、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぐ自由人・蓮田兵衛(大泉)がひそかに倒幕と世直しを画策する。天涯孤独で棒術の才能を発揮する才蔵(長尾)や、個性たっぷりのアウトローたちを束ね、かつての悪友・骨皮道賢(堤)率いる幕府軍への戦いに挑む。北村は大名の名和好臣、松本は高級遊女の芳王子、柄本は棒術の達人である唐崎の老人を演じる。○■映画『室町無頼』製作発表会見に大泉洋が登場主演の大泉は掛け軸を掲げ『室町無頼』というタイトルを発表。「日本の映画史の中で言うと戦国時代が多いですけど、戦国時代に入っていく室町時代の最後の方、応仁の乱の直前で、荒廃したカオスな時代だったんだろうなと思いますから。何が起こるかわからない映画なんだろうなと、正直ワクワクしました」と作品のタイトルを聞いた時の感想を明かす。才蔵役の長尾は「今回の映画でたくさん新しいことに挑戦しました。アクションであったり、その他たくさんのことに挑戦して。映画の中でも大泉さん演じる兵衛殿にたくさん磨きをかけていただき、実際に大泉さんにもたくさんの磨きをかけていただき、人としても成長できた映画だなと感じております」と感謝した。撮影では埃だらけの様子を表すために“はったい粉”が舞っていたそうで、堤は「巨大な扇風機を回してはったい粉を飛ばすんですけど、もう口の中ジャリジャリなんだよね」と苦笑する。大泉は「監督がずっと『マッドマックス』観てて、『それ!?』『マッドマックス目指してんの!?』」と明かし、入江監督は「室町ってあんまり映画で描かれたことがないんですよ。手探りでやっているうちに『マッドマックス』に辿り着いて」と説明していた。
2024年02月11日Kis-My-Ft2・千賀健永(32)となにわ男子・長尾謙杜(21)との交際が報じられた元セクシー女優の三上悠亜(30)。三上のSNSには”推し”を奪われたファンからの批判コメントが相次いでいる。9月6日に配信された「文春オンライン」の記事によると、千賀と三上は2~3年ほど前から交際関係にあったという。いっぽうの長尾は、最近になって三上と親しい関係に。長尾が三上の自宅マンションを訪れる数時間前には、同じマンションで千賀の姿も目撃されたという。千賀といえば、グループとしての活動に加えて「ジャニーズきっての美容オタク」と呼ばれるほど、美容に関する造詣が深く、今年5月には初の個展を開催するなど、マルチな才能を発揮している。いっぽう長尾も、『ViVi』(講談社)が実施する「国宝級イケメンランキング 2023年 上半期」において22歳以下の部門で1位を獲得するなど、その甘いマスクでもファンの心をつかんでいる。そんな人気者の2人との“二重交際疑惑”が浮上した三上。報道直後から、三上のインスタグラムのコメント欄には《くっそー!ておもったけど可愛いくてなんもいえねー!笑》と羨む声が。いっぽうで、悲しみや憤りのあまり心ない声を書き込む人も。なかには、9歳年上という年齢や8月に引退したばかりのセクシー女優という職業を理由に批判する声もみられた。《三角関係はだめでしょまじでない女として、どうなの?》《アイドル食うな》《謙杜を返して》《二股は、さすがに、、》《この女のどこがいいねん》
2023年09月07日9月6日、「文春オンライン」が、Kis-My-Ft2・千賀健永(32)となにわ男子・長尾謙杜(21)と元セクシー女優の三上悠亜(30)の親密交際を報じた。記事によると、2~3年ほど前から交際関係だったという千賀と三上。「文春」は千賀がたびたび三上の自宅マンションを訪れる様子を目撃。いっぽうの長尾は、最近になって三上と親しい関係に。三上の自宅マンションを訪れる長尾の姿もキャッチしていた。かつて手越祐也(35)との熱愛も報じられるなど、そのモテぶりでも注目を集める三上に浮上した新たなロマンス。そんななか、X(旧Twitter)のトレンドに急浮上した名前が。YouTuberのカノックスター(26)だ。「カノックスターは大食いなどの様子を配信する“モッパン系YouTuber”です。登録者数は166万人(6日現在)で、有名人ともたびたびコラボしています。写真集を発売するなど、イケメンぶりで女性を中心に人気を集めています」(スポーツ紙記者)YouTuberとしても活動する三上は、カノックスターとたびたびコラボ動画を投稿するなど、その親密ぶりが注目を集めていた。「三上さんとカノックスターは、2人でディズニーランドを訪れたり、三上さんの自宅にカノックスターが泊まったりした様子をYouTubeに投稿しており、仲の良さから交際説もたびたび囁かれていました。“美男美女カップル”として人気を博していました」(前出・スポーツ紙記者)三上が今年3月にセクシー女優の引退を発表した際も、カノックスターとの“今後”は大きな話題に。「三上さんが3月に引退を発表すると、“引退してカノックスターと結婚するのでは”とファンの間で話題になりました。両者ともに疑惑を否定していましたが、その後も別のセクシー女優とコラボするカノックスターに対し、三上さんが『どっちが好きなの?』と迫るなど、イチャイチャぶりは変わらず。そのため、ファンの間では“交際説”は未だ根強いものだったのです」(前出・スポーツ紙記者)そんななか報じられた、三上の千賀、長尾との親密ぶり。SNS上では、カノックスターのメンタルを心配する声が相次いでいる。《あれ、三上悠亜ってカノックスターかと思ってた。あれは表だけでなのかな。》《カノックスターはどう言う気持ち???》《今1番可哀想なのは他でもないカノックスター》《カノックスターのメンタルが心配(そこじゃない)》《カノックスター大丈夫かな》
2023年09月06日映画『春に散る』(8月25日公開)の公開初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦、瀬々敬久監督が登場した。同作は沢木耕太郎による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。今作を通してボクシングのプロテストにも合格した横浜は、迫力のボクシングシーンについて聞かれると、「リングに立つとその人の人生が出るんですよ」と明かす。「だから翔吾に関して言えば今この瞬間を大事に悔いなく生きられたらと思ってたし、仲間がいるので、仁さんや仲間の思いを拳に乗せて、一つ一つ大事に闘志に火を燃やしてリングに立っていたので、そういう彼らのファイトを見て、心から皆さんを熱狂させられたらいいなと思っています」と語った。そのシーンを観ていたという小澤も「結構時間をかけて撮ってて、ぶっちゃけて言うと4日かかってるんですよ、最後の試合を撮るのに。流星も窪田もストイックにボクシングをされてて、現場で見てると感動するんですよね。ストイックさがそのまま映画のスクリーンに反映されてる」と絶賛。山口も「物語ではあるけれど、リアルなドキュメンタリー映画でもあると思います。本物だから。本当の輝きだから」とプッシュしていた。また“胸熱”になる瞬間について聞かれると、横浜は「映画」と回答。「胸を熱くするのもそうだし、心を豊かにするのは他にないかなと。胸を熱くさせられましたし、熱くさせる自信があります」と胸を張った。
2023年08月25日女優の山口智子(58)が7月31日、都内で行われた映画『春に散る』のイベントに登場。27年ぶりの実写映画出演となった山口は、この日が50代以上の観客による「大人試写会」だったこともあり、“エイジング”に関する話題で会場を盛り上げた。会場で注目を集めたのは山口の金髪ヘアスタイル。黒髪ストレートのイメージが強い山口だけに、その“激変”ぶりはネット上でも様々な意見が投稿された。《ドラマ『ロングバケーション』のイメージから時が止まってたので、ちょっとビックリ》《58歳なんだから、シワなどあるのは普通。それでも綺麗です》《この髪型似合ってない!!せっかくのストレートが》また、「大人の悩み相談」コーナーでスタイルを維持するためのエクササイズについて聞かれた山口は、「エクササイズというものが大っ嫌いなんですよね。ジムも大嫌い」と回答。さらに、「私にとって一番効果があるのは脳みそを使うことで、ものすごいエネルギー消費量があると実感している」「おすすめはむっちゃ頭を使うことと、むっちゃ感動すること」「夢中になれることでむちゃくちゃドキドキすると、すごくカロリーを消費すると思う」などと熱弁した。そんな人気女優でありながら飾らない姿や話しぶりに対しては、歳をとっても変わらない“山口らしさ”が感じられた。ネット上でも好感の声が数多く上がっている。《あの山口智子さんがもう2年すると60歳か…。ずっと、良い年のとり方をしたいなーと思うときには思い浮かべる人の中の1人です。これからも色々な演技を見たいな。おばあちゃん役とかもいずれ見てみたいかも。》《顔が変わるくらいの過剰なエイジングケアはしてないだけ。歳を重ねただけのシワなどがあって、その時に合う役柄を演じる。ステキな女優さんの生き方だと思います。》
2023年08月03日映画『春に散る』(8月25日公開)の完成披露試写会が19日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、瀬々敬久監督が登場した。同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。27年ぶりの映画出演となった山口は、「信じられないです。時は早いですね」と自分でも驚いている様子。今回出演を決めた理由は「それはもちろん、浩市さんラブですから」と答え、佐藤を照れさせる。山口は「本当に俳優さんとしてすごい尊敬して大好きなんですよ。で、この(自分が演じた)令子という役も、原作を読ませていただいた時に、青春時代に仁一にほのかに恋心を持っていて、同じ青春時代、キラキラの時に、もうラブ! っていう気持ちでハートで見ていた」と設定を明かした。しかし、この会話の前に佐藤が「今回、いろんな人物の設定とか、背景とか、あえて映画で固まってないんですよ。なんとなく観ているお客さんが感じる、わかるという感覚で、僕と山口さんの役も何があったとか一切説明しないんですよ」と話していたため、「そこまで言ってないじゃん! にごしたいんですけども」とツッコミを入れる一幕も。山口は謝りつつ「ちょっと今、自分の感情と重なりながら。浩市さんとは絶対ご一緒したかったので、すごい幸せでした」と振り返った。
2023年07月20日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が出演する、ファイントゥデイ・シーブリーズの新WEB CM「こんな冷やし方しなくても。」編が、23日から公開された。新WEB CMでは、同商品をつけた後に風を当てることで涼しさをより一層感じられる「シーブリーズ×風=超爽快方程式」を、道枝と長尾がコミカルに紹介。真夏の下校途中に暑そうにしている2人だったが、道枝がおもむろに取り出したスイッチを押すと特大扇風機が動き出し、強風に吹かれる。半袖の制服姿で撮影に臨んだ道枝と長尾。道枝が少し緩めた襟元に手慣れた様子で「シーブリーズ」をつけ、涼しい表情で爽快感を表現すると、カメラをチェックしていたスタッフからは「おぉ~さすが!」と声が上がる。一方の長尾も、風が吹いている中で爽やかな表情を浮かべるシーンの撮影で、「もう少し下から風を当てたほうがいいかも!」とスタッフと協力する姿も見られた。また、特大扇風機に吹かれるシーンでは、体ごと吹き飛んでしまいそうな威力に2人は大爆笑。テスト撮影で、面白さと勢いのあるコミカルなやり取りを見せ、スタッフからは拍手と笑い声が巻き起こった。■道枝駿佑&長尾謙杜インタビュー――「シーブリーズ×風」の「超爽快方程式」を実際にしてみた感想を教えてください。長尾:こんなに大きい扇風機に吹かれたので、これまで感じたことないくらい涼しかったです。学生時代から「シーブリーズ」を愛用させてもらっていて、下敷きとか扇風機をあてるだけでも涼しかったのですが、今日これくらい大きい扇風機だったので超涼しかったです。今はハンディファンもあるので、便利に僕たちと同じ体験をしてもらえるんじゃないかと思います。道枝:(「シーブリーズ」は)色んな香りがあるので、風に吹かれて香りもあってより爽快感が増すと思います。いい気分になりますね。長尾:学校の席だったら、後ろの人にいい香りを届かせる感じでやっていただけたらと思います。――これから暑い夏の季節が始まりますが、この夏「アセをかいてがんばりたいこと、挑戦したいこと」を教えてください。道枝:今年の夏からライブツアーが始まり、44公演あってなにわ男子史上最多なんですが、しっかりと全国の方々に良いパフォーマンスを届けられるようにアセをかきながらがんばりたいなと思います。ファンの皆さんにも一緒に「シーブリーズ」を使っていただいて、ファンサービスでもエアーで塗ってあげたりできたらいいなと思います。長尾:新しいファンサービスできましたね! ライブではファンの皆さんがうちわを持って応援してくれるんですが、アセかいたなと思ったら「シーブリーズ」を塗って、僕たちのうちわであおいで「超爽快」を感じてもらえたらなと思います。
2023年06月23日映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が現在公開され、スタートを切っている。荒木飛呂彦氏による大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』の実写化作で、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴(高橋一生)が、奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。映画化にあたって選ばれたのは、シリーズのエピソードの1つで、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトのために描き下ろされたフルカラーの読切作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。美の殿堂・ルーヴル美術館を舞台に展開される「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う物語で、露伴の知られざるルーツが明らかにされることも話題を呼んでいる。今回は、若き日の露伴を演じた長尾謙杜(なにわ男子)にインタビュー。もともと好きだったという同作の魅力や、俳優として今後どのような人物になっていきたいか、話を聞いた。○■「自分が岸辺露伴になる」ことに葛藤も――若き日の露伴を演じるということで、話を聞いた時にはどのような気持ちでしたか?まずお話を伺ったときはすごくびっくりしましたし、「漫画の実写化に関わる」というのが一つの目標でもあったので、それが叶ってすごくうれしいかったです。しかも好きな作品なので、光栄なことでもあったんですけど、その分不安や恐さがあったり、葛藤しながら頑張りました。撮影自体は監督とお話をさせていただきながら作っていきまして、「自分が岸辺露伴になる」ということが最初は信じられなかったんですけど、監督とお会いして進んでいく中で実感が湧いてきて、衣装合わせでは「あ、岸辺露伴だ」とじわじわくる感じでした。撮影では、(木村)文乃さんが演じられる奈々瀬から色々な刺激をもらいつつ、それをパスするような形で、楽しく臨ませていただきました。――もともと原作のファンとのことですが、『ジョジョの奇妙な冒険』『岸辺露伴は動かない』のどのようなところに魅力を感じていましたか?絵のタッチやキャラクターも独特だし、色使いも荒木さんならではなので気になっていて、読んでみたらストーリーも面白くてハマりました。日本のカルチャーとしてアニメや漫画が盛り上がっていく中で、ひとつ異様な空気を漂わせているというか、一味違うものを感じたというか。海外の方からの支持もすごいですけど、そういったところで気になったのが初めての出会いでした。――露伴というキャラクターについてはどのように思っていましたか?最初は「何で荒木さんがここまで気に入っているんだろう?」と不思議に感じていました。たくさん魅力的なキャラがいる中でスピンオフまで作っているのは、自分と同じ漫画家という職業だからなのかな? とか、もしかしたら自分をモデルに描いてるのかな? とか思ったりして、ミステリアスで気になるようなキャラクターでした。――露伴から刺激をもらったり、勇気をもらったりすることもあるのでしょうか?あります。すごくフットワークが軽いじゃないですか。人気漫画家になって、普通の人間ならサボるところでも、現場に足を運んで本質を見て描く。普通の人間だったら怠けてしまったり、「そこまでできない」と思うことをやっていたりするので、自分としても「本質を見るために行動することが大切なのかな」と思うようになりました。他にもお手本になるキャラクターはたくさんいますけど、露伴から受ける刺激は多いです。やっぱり、普通の人ができないことをやるじゃないですか。「それ言う?」みたいなことを言ったりもするけど、自分に自信があるからこそで、岸辺露伴が輝いて見えますし、自信がない岸辺露伴なんて岸辺露伴じゃないんですよね。憧れであり、尊敬する人です。岸辺露伴から得たもので今でも印象に残っていることがあって、「指摘されたからには意見を受け入れる必要がある」というセリフがあるんです。こんなにもプライドが高くて自分を信じている人でも「そういうところは受け入れるんや」と驚きましたし、「露伴が言ってるならそうなんや」と思うようになりました。○■役者の仕事増え「自分でもびっくり」――シリーズでは「ジョジョ立ち」と言われるくらい独特なポーズが魅力だったりもすると思いますが、長尾さんが披露されることはありますか?『ルーヴルへ行く』の原作の表紙のポーズがあって、一生さんが作中で披露されているんですけど、僕がやっているのかどうかは、ぜひ本編を観て確かめていただいて(笑)――長尾さんはダンスもされていますし、普通の人が真似したい時にポーズがうまくいくようなコツなどありますか?ジョジョのポーズって特殊ですけど、たまにファッション誌に出させていただくと、「こういったポーズをしてください」と言われることはあるんです。心の中で「これ、ジョジョ立ちより特殊なポーズだなあ」と思うことはあります。僕としてはアドバイスできることはないですが、見よう見まねでやってもらえたらいいんじゃないかな(笑)――個人として、役者のお仕事がどんどん増えていると思います。反響も大きいと思いますが、いかがでしょうか?自分でもびっくりします。すごくうれしいことですし、もちろん活動がグループにも繋がればいいなと思っていますし、一つ一つの作品に僕が関わらせていただくことによって、より良いものにできるように頑張っていけたらと思っています。皆さんが反応してくださって、お声が返ってくるのはすごくうれしいことです。この撮影も去年のツアーの時に撮影していたので、発表されるまで何カ月かあって、それまで楽しみでしたし、YouTubeで「僕の好きな漫画は何か」と当てるクイズ企画があったんですけど、「ここで『ジョジョ』って言ったら“匂わせ”やな」と(笑)。あとで伏線回収されるし、なんかやらしいなとか思ったりして、その時は別の好きな作品について語ったんですけど、そういうことも気にしながら発表を待っている日々がすごく楽しかったですし、解禁された時の反応もうれしかったです。――今後活動していくにあたって、憧れている人物像などはありますか?嘘のないような俳優になっていきたいなと思います。お芝居やドラマだからこうしようというのではなくて、その時の気持ちを大切に嘘なく演じていきたいんです。その瞬間をいきいきと楽しみながら撮影していきたい。少年らしさを大切にしているので、そのためにも好奇心を持ち続けて、岸辺露伴先生みたいにフットワーク軽く生きていけたらと思います。(C) 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■長尾謙杜2002年8月15日生まれ、大阪府出身。2014年より活動を始め、2021年にアイドルグループ・なにわ男子としてデビュー。主な出演作にドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(19年)、『メンズ校』(20年)、『パパとムスメの7日間』(22年)、『王様に捧ぐ薬指』(23年)、映画『HOMESTAY』(22年)など。現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』に出演している。ヘアメイク:yuka(JOUER)、スタイリスト:小林美月ジャケット 198,000円、パンツ 106,700円、シャツ 45,100円、靴 182,600円/ヨウジヤマモト(ヨウジヤマモト プレスルーム)
2023年06月06日映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)の公開記念舞台挨拶が27日に都内で行われ、高橋一生、飯豊まりえ、木村文乃(リモート登壇)、長尾謙杜、美波、渡辺一貴監督が登場した。同作は荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』の実写化作。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴(高橋一生)が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。青年期の回想は会津で撮影されたというが、リモートで登場した木村は「青年露伴を演じる長尾さんとのシーンが多かったんですけど、大人になった露伴さんも意識しながら絵のことも意識しながら、たくさんやらなきゃいけないことがあって、監督と綿密なコミュニケーションをとりながら、本当に露伴さんが若い時、こうだったんだろうなと思う立ち振る舞いが素晴らしかったなと思いました」と絶賛する。長尾は「そういっていただけて本当に嬉しく思います」と喜びながら、「僕もフランスには行けてなくて日本の撮影だったんですけど、歴史ある素敵な旅館で撮影させていただけて、原作の中に入ったような旅館で、世界観に入り込んで撮影して楽しかったです」と振り返る。木村については「初めてお会いした時に、漫画で見ていた七瀬さんで。ミステリアスで、触れられないような感じがして、すごいなと感じました。触っちゃうと消えてしまいそうで」と表し、木村は照れた様子を見せていた。また作品に合わせて自分の黒いところについて聞かれると、長尾は「僕は生まれが関西なんですけど、すごく値段を気にしてしまいます。このお店でこの値段だとしたら、次のお店はもうちょっと安いんじゃないかなということを考えちゃって、買えない時とかあったりします」と説明。「そういうところはちょっとケチで黒いのかなと思います」としっかり者エピソードを語った。
2023年05月27日現在放送中の火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」のParaviオリジナルストーリー、「女王様に捧ぐ薬指」が長尾謙杜(なにわ男子)主演で配信されることが決定。本編とのリンクが見られるキービジュアルも公開された。「王様に捧ぐ薬指」は、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ主人公・羽田綾華(橋本環奈)と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ新田東郷(山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディ。本編第3話放送終了後より独占配信する本作は、長尾さん演じる綾華の弟・陸が主人公。“年下の貧乏大学生”と“年上の超お嬢様”が繰り広げる、逆転シンデレラストーリーだ。恋愛小説家を目指す大学生・陸は、恋愛がテーマになっている新人作家発掘コンテストに応募するため、執筆に取り掛かるが、まともな恋愛経験がない陸はすぐに行き詰まってしまう。そんな陸を助けるのが、大学の友人・望月レイ。レイは、若者向けのマッチングアプリを陸に勧める。アプリに登録した陸は、同い年で小説好きの二階堂美咲(若月佑美)と知り合う。しかし実は、美咲は綾華が勤める結婚式場「ラ・ブランシュ」の社員で28歳、有名デザイナーを母親に持つ超お嬢様だった――。今回、配信連続ドラマ単独初主演となる長尾さんは「本編では見られない陸や兄弟たち、親友レイも登場します。陸の初心な恋心にも注目です。チェックしてくださったらうれしいです!」とコメント。ドラマ本編では、綾華に反発の目を向ける美咲役の若月さんは「本編ではなかなか見せられないお仕事中ではないプライベートな美咲が描かれており、美咲の素の姿だったり感情をたくさんお見せできる内容になっているので、そちらも楽しんでいただけたらと思います!」とメッセージを寄せている。また、本編には登場しないオリジナルのキャラクターであるレイ役には、Instagramで話題になり、日本で芸能活動を開始、「花のち晴れ~花男 Next Season~」で俳優デビューを果たしたアメリカ・ロサンゼルス出身の翔。レイは、アメリカ人の母親と日本人の父親のミックスルーツを持ち日本語は勉強中。無口でクールに見え、女子からモテモテだが、実はある思いを秘めている。翔さんは「『女王様に捧ぐ薬指』は、『王様に捧ぐ薬指』とはまたちょっと違った色んな場面でキュンキュンできるからみんなにおすすめです」とコメントしている。「王様に捧ぐ薬指」Paraviオリジナルストーリー「女王様に捧ぐ薬指」は5月2日(火)22時57分~配信開始。「王様に捧ぐ薬指」は毎週火曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2023年05月01日表紙・巻頭特集は、話題映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』/長尾謙杜のスペシャルロンググラビア&インタビュー。濃密な作品世界の中で、役の陰影を心深く映し、解き放つ瑞々しい感性。美しい瞳の奥に湛えた〝表現者〟としての強い意志…、その核心へと迫る。株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2023年5月1日(月曜日)に、映画を中心としたエンターテインメントビジュアルマガジン『パーフェクト・メモワールJ Movie Magazineジェイムービーマガジン Vol.94』を刊行いたしました。J Movie Magazineは、公正な心(Justice)と独自の視点(Judgment)で、 心躍り(Joyful)グッとくる(Just)映画、舞台、ドラマの情報をお届けします。「J Movie Magazine Vol.94」書影【表紙・巻頭特集】『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』独占ロンググラビア&インタビュー長尾謙杜【豪華グラビア&インタビュー】松島 聡 ドラマ「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」ジェシー 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』岩﨑大昇×那須雄登×藤井直樹×金指一世 ドラマ「春は短し恋せよ男子。」福田悠太 舞台「ウィングレス(wingless)ー翼を持たぬ天使ー」板垣李光人 大河ドラマ「どうする家康」宮沢氷魚『はざまに生きる、春』光石 研『逃げきれた夢』【撮り下ろしステージレポート】堂本光一 舞台「Endless SHOCK」Snow Man 舞台「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」【映画 SHOOTING REPORT】岡田准一『最後まで行く』岸 優太『Gメン』【好評連載】辰巳雄大のボクのMOVIE道…and more!※岩﨑大昇さんの「﨑」は「たつさき」になります。概要雑誌名:パーフェクト・メモワールJ Movie Magazineジェイムービーマガジン Vol.94出版社:リイド社ISBN978-4-8458-6554-3ページ数:フルカラー104ページ判型:A4変型判発売日:2023年5月1日(月曜日)社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月01日映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』完成報告イベントが4月25日(火)に行われ、主演の高橋一生、共演の飯豊まりえ、長尾謙杜(なにわ男子)、安藤政信、渡辺一貴監督が登壇した。高橋さんは露伴を続投、そして本作で青年期の露伴を長尾さんが演じる。長尾さんは撮影がない日だったが、高橋さんの露伴を見学しに行ったというエピソードを披露。「お芝居されるのを間近で見て、すごく勉強になりました。私服で現場に行っていたので『おはようございます』と挨拶しても一生さん、気づいてくれなくて(笑)。3回くらい挨拶したとき『長尾さんですか!』と。スタッフさんだと勘違いされていて(笑)、でも気づいたとき『よろしくお願いします』と言ってくださってすごくうれしくて。その日に出会えたのが一生の思い出です」と目をキラキラさせた。高橋さんは苦笑いを浮かべつつ、「当日のシーンは、説明が難しいんですけど…僕が露伴ではなく、いつもと違う露伴の扮装で」と、いつもと違う露伴だったために「こうなって(真っすぐ)いた」と言う。「もちろん長尾さんを存じ上げていたんですけど、まったく周りが見えていない中年だったと思う(笑)。まさか見学しにきてくださるなんて、大変申し訳ないことをしたな、って」と思い返し、頭をかいていた。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』はシリーズ累計発行部数1億2,000万部超を誇る、荒木飛呂彦氏による大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ「岸辺露伴は動かない」の映画化。2000年より高橋さんを主演に迎え実写ドラマ化され、大反響を呼び、2期・3期を経て待望の映画化となった。なお、本作にはドラマの制作陣が再集結した。映画化が決まったときの気持ちを聞かれて、高橋さんは「ドラマの1作目のときに監督と雑談をしていて『それはルーヴルの撮影に残しておいてください』と冗談として夢想していたんです。あれよあれよと反響をいただき、いよいよきましたね、と。冗談の雑談が本当になっていくのは不思議な感じでした」と感慨深けな表情。1期から露伴先生といいバディを組んでいる編集者の泉役の飯豊さんは「本当にうれしかったです!1~3期と続いて映画化。…フランスロケがあるので行けるのかという心配もあって『泉くんは行けますか?』と聞いたら『フランス語がしゃべれないといけないかも』と言われたんですけど、無事に行けました(笑)」と、にっこり笑顔を見せていた。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年04月25日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が出演するボディケアブランド「シーブリーズ」の新WEBCM「FACE,SHOULDER,KNEES&TOES feat.フェイス&ボディシート」篇が25日、公開された。CMでは、爽やかな衣装を身にまとった道枝と長尾が、リニューアルしたフェイス&ボディシートを片手に登場。「Let’s wipe out body and soul! Here we go!」(身体と魂を拭き散らかせ! さあ、行くぞ!)という言葉を合図に、大学生や社会人などに扮したダンサーたちと踊り始める。『Head, Shoulders, Knees and Toes』の音楽に乗せ、顔から身体の隅々まで、フェイス&ボディシートで拭うような、息の合った華麗なオリジナルダンスを披露。「it can still wipe!」(まだまだ拭ける!)というセリフを機に、さらに音楽はテンポアップ。見事踊りこなした2人は、最後にフェイス&ボディシートで汗をサッと一拭きし、「気持ちいい~!」と笑顔を浮かべる。見どころは、華麗で息の合った“全身ワイプダンス”。「デカい! 厚い! サッと爽快!」というキーフレーズの通りに、顔や身体全身に使用できるフェイス&ボディシートの特徴をそのままに表現した個性的な振り付けは、チャレンジしやすいものになっている。得意のダンスを披露している同CMで2人は、時間がない中での撮影にも関わらず、すっかりダンスを自分のモノに、カットがかかると自分たちのダンスをモニターで真剣にチェック。個性的な振り付けを難なくこなす姿に、スタッフからも思わず「おぉ~~!」と歓声が起こった。耳馴染みのある、キャッチ―な英語の歌に合わせたダンスに長尾は、「無意識に歌っちゃうね」とノリノリでダンス。動きをミスしてしまい悔しそうな道枝を、長尾が茶目っ気たっぷりな表情で和ますシーンも。身体を拭く滑らかな振付を爽やかに踊り、振付の先生は「ゴージャス!!」と大絶賛。終始笑顔の絶えない、和やかな現場となった。
2023年04月25日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が出演する、ファイントゥデイ・シーブリーズの新CM「とある青春プロローグ」編ほか2本が、11日より公開されている。新CMは、「アセのち、ハレ!」をテーマにした2023年新CM「とある青春」編の番外編。「とある青春プロローグ」編は、長尾が真剣な表情でサッカーの練習に打ち込む様子を、「とある青春サイドストーリー」編では、自分たちと同じように練習に集中する仲間を見て「自分たちももう一度頑張ろう」と2人が気持ちを切り替える様子を、本編とは異なる目線から描いている。そして、高校卒業後の2人を描いた「とある青春エピローグ」編には、スーツや私服に身を包んだ大人な雰囲気の2人が登場。「シーブリーズ」を片手に、思い出のグラウンドで“青春のつづき”を始める。また、「とある青春プロローグ」編では、関西ジャニーズJr.・AmBitiousの吉川太郎も長尾の部活仲間として出演している。
2023年04月12日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が16日、都内で行われたシーブリーズ新CMキャスト発表会に出席した。中高生のアクティブな毎日を応援するボディケアブランド「シーブリーズ」の2023年新CMキャストに、道枝と長尾が決定。シーブリーズ史上初の男子2人組キャストとなり、きょう16日に新CM「とある青春」篇が公開される。CMタイアップソングには、なにわ男子の書き下ろし最新楽曲「Blue Story」が起用されている。この日の発表会には、CMで着用している制服姿で登場。道枝は「ドキドキします。学生時代を思い出すので懐かしい記憶がよみがえってきます」と述べ、長尾は「制服を着ると青春を思い出すような感じに。今日制服に着替えるとき、朝登校するときに制服に着替える感じを思い出しました」と話した。CMで道枝と長尾は、同じサッカー部に所属する同級生という役どころだが、実際に2人は同じ高校に通っていた同級生。長尾が「同期で同級生で、同じ高校に通っていたんですけど、その2人が一緒にCMに出させていただける日が来るなんて、びっくりやね」と言うと、道枝も「びっくりです」と返した。シーブリーズの思い出を聞かれると、道枝は「学生時代、友達と使っていて、友達からすごくいい香りがしてきたんですよ。『シーブリーズ?』って聞いたら、『シーブリーズやで』って返してくれて、一緒に同じ香りをシェアして使ったりしていました」とエピソードを披露した。長尾は「体育の授業のあととか、汗をかいたあとにシーブリーズを愛用していました。僕はシートもウォーターも使っていたんですけど、1つ持っているだけですごい人気者になる。『貸して貸して!』って。僕はウォーターもシートも二刀流でやっていたので、今の大谷翔平さんくらいクラスの中で人気でした」と笑いを誘い、道枝が「やめとけ(笑)」とツッコんでいた。
2023年03月16日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が16日、都内で行われたシーブリーズ新CMキャスト発表会に出席した。中高生のアクティブな毎日を応援するボディケアブランド「シーブリーズ」の2023年新CMのキャストに、道枝駿佑と長尾謙杜が決定。シーブリーズ史上初の男子2人組キャストとなり、きょう16日に新CM「とある青春」篇が公開される。CMタイアップソングには、なにわ男子の書き下ろし最新楽曲「Blue Story」が起用されている。道枝と長尾は、なにわ男子のメンバーであり、学生時代は同じ学校に通った同級生。メンバーとして、同級生として、様々な場面で汗を流しながら切磋琢磨してきた経験は、2人だからこそ作り出せる自然な空気感にも表れ、CMに等身大のストーリーとして反映されている。この日の発表会には、CMで着用している制服姿で登場。道枝は「20歳ですけど、まだ大丈夫なのかなと不安に思いながら着させていただいたんですけど、意外と体から着慣れた感がにじみ出てきてドキドキします。学生時代を思い出すので懐かしい記憶がよみがえってきます」と述べ、長尾は「久しぶりなのでより新鮮に感じますし、制服を着ると青春の気持ちになれるような、また青春を思い出すような感じに。今日制服に着替えるとき、朝登校するときに制服に着替える感じを思い出しました」と話した。また、シーブリーズのCM出演について、長尾は「びっくりしました。学生時代とかCMを見ていたので、起用していただきすごくうれしい気持ちになりましたし、より良さをお伝えできるようなCMにしたいなと感じました」と心境をコメント。道枝も「シンプルにうれしかったですね。しかも史上初の男性2人でのキャスティングということでありがたいですし、本当に光栄なことなのでめちゃめちゃありがたいです」と喜んだ。
2023年03月16日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が、ボディケアブランド「シーブリーズ」の2023年新CMキャストに決定。シーブリーズ史上初の男子2人組キャストとなり、きょう16日に新CM「とある青春」篇が公開される。「シーブリーズ」の今年のテーマは「アセのち、ハレ!」。青春を全力で過ごし、夢中になってアセをかくことで得られる晴れやかな充実感を「シーブリーズ」が応援したいという想いが込められている。そんなブランドの想いを道枝と長尾が体現している。道枝と長尾は、なにわ男子のメンバーであり、学生時代は同じ学校に通った同級生。メンバーとして、同級生として、様々な場面で汗を流しながら切磋琢磨してきた経験は、2人だからこそ作り出せる自然な空気感にも表れ、CMに等身大のストーリーとして反映されている。CMタイアップソングには、なにわ男子の書き下ろし最新楽曲「Blue Story」が起用されている。CMで道枝と長尾は、同じサッカー部に所属する同級生という役どころ。ある日、シュート練習に打ち込むもなかなか上手くいかない道枝を見た長尾は、「ちょっと休憩しよ!」と道枝の手を取って走り出す。校内ではさまざまな部活で自分たちと同じようにアセを流して頑張る生徒たち。そんな姿を見て「よし」と気合いを入れなおす道枝は、長尾と一緒にデオ&ウォーターを付けもう一度練習に戻り、「シーブリーズ」でリフレッシュし、ハレな気持ちに切り替わったことで最後にシュートを決める。「ナイッシュー! 帰るか」と長尾は駆け寄るが、「まだまだこれからでしょ! 青春は」と道枝は決め台詞。最後は仲良く校門をくぐる。
2023年03月16日橋本環奈と山田涼介(Hey! Say! JUMP)のコミカルな夫婦バトルとピュアな胸キュンシーンに注目の新ドラマ「王様に捧ぐ薬指」。この度、本作に坂東龍汰と長尾謙杜(なにわ男子)が出演することが分かった。本作は、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”の主人公・羽田綾華(橋本さん)、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田さん)が繰り広げる胸キュンラブコメディ。現在放送中の「リバーサルオーケストラ」に出演する坂東さんが演じるのは、綾華の高校時代の同級生で、綾華の初恋相手・神山絢斗。研究者として海外に留学していたが、現在は日本に戻っており、運命のいたずらなのか、結婚した綾華と東郷の前に突然現れ、2人に大きな関わりを持つことに。「少女漫画は姉の影響で小さい頃からたくさん読んで育ってきたので今回お話をいただいたときは素直にうれしかったですし、ワクワクドキドキしております」と心境を明かした坂東さんは、「橋本環奈さんとは今回で4回目の共演になるので、今までとはまた違った役柄でご一緒できることが今からとても楽しみです。山田涼介さんとはいつかご一緒してみたいとずっと思っていたので緊張していますが、とても光栄です」とコメントしている。「パパとムスメの7日間」『HOMESTAY』に出演した長尾さんが演じるのは、綾華の弟で羽田家の長男・陸。現在は大学生で小説家志望。あけすけな物言いで生意気な面もあるが、家族思いで綾華のことを心配している。また、勘が鋭い陸は、あることがきっかけで綾華と東郷の新婚生活に疑念を抱くようになる。長尾さんは「先輩の山田くんは、ライブを観に行かせていただいたりプライベートでお会いすることはありましたが、共演は初めてです。これを機にもっと仲を深めていきたいと思っています」と意気込み、「お2人を見て、色々な形はあるけれど「結婚って素敵だな」と、思ってくれる方が増えればいいなと思います。監督さんや周りの方々にアドバイスをいただきながらしっかりと羽田陸を演じていきたいと思っているので、楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せている。「王様に捧ぐ薬指」は4月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年02月28日現在放送中の松本潤主演大河ドラマ「どうする家康」に、新たに伊東蒼、岡崎体育、長尾謙杜(なにわ男子)、白洲迅、毎熊克哉が出演することが分かった。武田信玄・勝頼親子や、織田信長からプレッシャーが掛かる中、国や家族を守るのにまだまだ必死の家康。今回発表されたキャストが演じるのは、そんな家康をめぐる人たち。大河ドラマ初出演となる長尾さんが、家康の母・於大(松嶋菜々子)と久松長家(リリー・フランキー)の間に生まれる、本当の信玄を知る家康の異父弟・久松源三郎勝俊。白洲さんが、家康の娘・亀姫(當真あみ)が嫁ぐ奥平家当主・奥平信昌。毎熊さんが、徳川家嫡男・信康(細田佳央太)を補佐する岡崎城奉行・大岡弥四郎を演じる。長尾さんは「大河ドラマに出演することが僕の中で一つの夢、自分が描く道という思いで頑張っていたので、それを実現できて本当に嬉しいです」と喜び、松本さんとの共演については「潤くんとは事務所の大先輩という関係ですが、役では異父兄弟。でも家康殿。距離が近くなったのか遠くなったのか難しいです笑笑事務所の後輩としては先輩と距離を縮められたら嬉しいです!!」と話す。長尾謙杜白洲さんも「初の大河出演のお話をいただき、とても嬉しく、光栄に思いました。また、戦国時代を描く作品に出演するのも初めてなので、戦国の世に生きた人間の力強さを、丁寧に、熱く表現したいと思います」と意気込み、毎熊さんは「弥四郎の行動は見る角度によって正義にも悪にもなり得ます。この作品の重要な軸になる部分を担わせて頂くので、しっかりと演じていきたいです」とコメント。毎熊克哉そして、「平清盛」に出演し、今回大河2作目となる伊東さんは、お市(北川景子)と家康を繋ぐ浅井家の侍女・阿月役。岡崎さんが奥平家の地侍、“ろくでなし強右衛門”こと鳥居強右衛門役で出演。伊東蒼伊東さんは「北川さんは、本当にいつでもお市様のように仕草が美しくて、見惚れてしまうことが多かったです。一緒に撮影をしていくうちに、阿月がお市様を慕っていたように、私も北川さんにそのような気持ちになって行きました。松本さんは衣装合わせや現場でお会いしたときは、必ず声をかけてくださって、途中から撮影に参加したのですが、安心してお芝居をすることができました。現場の皆さんが殿!と呼んでいたので、私も実際には呼ぶことはできませんでしたが、心の中でいつも殿!と呼んでいました」とエピソードを明かす。岡崎さんは「大河ドラマは子供の頃から祖父と一緒に観ていたので、そんなシリーズに出演できて嬉しいです」と大河ドラマ初出演を喜んだ。大河ドラマ「どうする家康」はNHKにて放送中。※総合テレビ日曜日20時/BSプレミアム・BS4K日曜日18時(cinemacafe.net)
2023年02月10日高橋一生、飯豊まりえが続投し、ドラマ「岸辺露伴は動かない」制作陣再集結で贈る映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波が出演することが分かった。役柄に扮したビジュアルも公開された。「PICU 小児集中治療室」で自身初の月9ヒロインを演じたことが記憶に新しい木村文乃が、本作のカギを握る“この世で最も邪悪な「黒い絵」”の噂を知り、若き露伴が淡い気持ちを抱くミステリアスな女性・奈々瀬役。「なにわ男子」の長尾謙杜が、漫画家デビューしたばかりの若き日の露伴役で出演。木村文乃/奈々瀬役木村さんは「原作がありそして国内外に熱烈なファンの方々がいる物語なのでプレッシャーも大きかったですが、そんな最高のスタッフキャストの皆さんに支えて頂き、お芝居の方法も役柄も世界観も、これまでの経験とは全く違うアプローチの挑戦が叶ったように思います」とコメント。長尾謙杜/若き日の露伴役長尾さんは「原作に登場する露伴先生の過去の一コマ一コマを頼りにたくさん想像して監督の渡辺さんともお話ししながら作っていきました。素敵なスタッフの皆様にもたくさん支えていただき楽しく撮影させていただきました」とふり返る。また、映画オリジナルのキャラクターとして、ルーヴル美術館のコレクションの調査員であり、東洋美術の専門家の辰巳隆之介を、近年は『るろうに剣心 最終章 The Beginning』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』などに出演した安藤政信。安藤政信/辰巳隆之介役ルーヴル美術館の職員として、露伴と京香を館内へ案内するエマ・野口を、『Vision』『MINAMATA-ミナマタ-』に出演した美波が演じる。美波/エマ・野口安藤さんは「必ず皆さんに最高の状態で作品を届けられると確信しています岸辺世界の僕を楽しみに待っていて下さい」と呼びかけ、美波さんは「高橋さん、飯豊さん、渡辺監督、そして現場スタッフさんたちの信頼関係の築き上げを肌で感じ、幸せな撮影日々を過ごした。本当に楽しかった。漫画とは一味違う、美しく、妖しいお話が、皆さんの眼に届く日を心待ちにしています」とコメントしている。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年02月01日高橋一生が主演を務める映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が5月26日(金)に公開される。この度、本作の重要キャラクターとして木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波の出演が発表され、それぞれの役柄に扮したビジュアルも解禁された。荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』は、2020年末より実写ドラマ化され、放送の度にSNSで話題になるなど反響を呼んだ。映画ではドラマシリーズの制作陣が再集結し、美の殿堂・フランスのルーヴル美術館を舞台に、芸術とエンタテインメントが融合した極上サスペンスが描かれる。この度、本作の重要キャラクターとして、木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波の出演が発表された。青年期の露伴が出会う謎の多い黒髪の女性・奈々瀬役には、ドラマ『PICU 小児集中治療室』で自身初の月9ヒロインを演じ、ドラマ&映画の人気シリーズ『七人の秘書』など話題作への出演が続く木村文乃。木村は「お芝居の方法も役柄も世界観も、これまでの経験とは全く違うアプローチの挑戦が叶ったように思います」とコメントしており、本作のカギを握る“この世で最も邪悪な「黒い絵」”の噂を知り、若き露伴が淡い気持ちを抱くミステリアスな女性を艶やかさと儚さたっぷりに好演している。漫画家デビューしたばかりの若き日の露伴を演じるのは、2021年に“なにわ男子”としてデビューし、ドラマ『パパとムスメの7日間』やAmazonオリジナル映画『HOMESTAY』で主演を務めるなど俳優としても活躍中の長尾謙杜。「原作に登場する露伴先生の過去の一コマ一コマを頼りにたくさん想像して、監督の渡辺さんともお話しながら作っていきました」と語る長尾は、露伴の知られざるルーツが明らかにされる本作で、デビュー間もない漫画家としての葛藤や、奈々瀬との忘れられない出会い、若き露伴の繊細な一面を丁寧に演じきる。映画オリジナルのキャラクターとして本作を盛り上げるのが、ルーヴル美術館のコレクションの調査員であり、東洋美術の専門家・辰巳隆之介役を演じる安藤政信。紳士的でありながら、どこか怪しげな雰囲気を漂わせる辰巳を演じる安藤は「人気シリーズ企画の岸辺露伴作品に参加が出来てとても嬉しく思います。(中略)必ず皆さんに最高の状態で作品を届けられると確信しています」とコメント。さらに、ルーヴル美術館の職員として、日本から来た露伴と、飯豊まりえ扮する泉京香を館内へ案内するエマ・野口役には、日仏合作映画『Vision』やジョニー・デップ主演映画『MINAMATAーミナマター』に出演し、国際色豊かな活躍を見せる美波。フランス人と日本人の両親を持つ美波は、劇中で流暢なフランス語を披露し本作にさらなる深みを持たせ、悲しい過去を抱えたエマをナチュラルな魅力とともに体現。「漫画とは一味違う、美しく、妖しいお話が、皆さんの眼に届く日を心待ちにしています」とコメントを寄せた。ルーヴル美術館に所蔵される「黒い絵」に宿る謎、世界を代表する美の殿堂に隠された暗部、そして露伴自らの知られざる過去とは?日本を飛び出して描かれる圧倒的スケールと、美しさと奇怪さが極まるルーヴル美術館を舞台に繰り広げられる極上サスペンスに注目だ。長尾謙杜「この素晴らしい世界を楽しんでいただけたら」【キャストコメント全文】■木村文乃(奈々瀬役)『岸辺露伴』チームには初めての参加になりますが、これまでシリーズを作り上げてきた皆さんのチームワークにはとても余裕があって、ひとつひとつのシーンを総合芸術として作り上げる!という熱い思いがとても伝わる現場でした。原作があり、そして国内外に熱烈なファンの方々がいる物語なのでプレッシャーも大きかったですが、そんな最高のスタッフ・キャストの皆さんに支えていただき、お芝居の方法も役柄も世界観も、これまでの経験とは全く違うアプローチの挑戦が叶ったように思います。そして、自分が出演した以外の撮影もどのようにされていたのか、完成を心待ちにされている方々と同じ気持ちで映画を観ることを、楽しみにしています!© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■長尾謙杜(青年期/岸辺露伴役)お話を頂いた時は驚きが大きかったです。原作はもちろん、高橋一生さんが演じるドラマ版も視聴者として楽しませて頂いてましたので、この世界に自分が入ることができ、とても嬉しく思います。原作に登場する露伴先生の過去の一コマ一コマを頼りにたくさん想像して、監督の渡辺さんともお話しながら作っていきました。素敵なスタッフの皆様にもたくさん支えていただき楽しく撮影させていただきました。最後に、シンプルに言います。是非劇場に足を運んでください!この素晴らしい世界を楽しんでいただけたらと思います。© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■安藤政信(辰巳隆之介役)人気シリーズ企画の岸辺露伴作品に参加が出来てとても嬉しく思います。Parisでの撮影が楽しみでしかたありません。必ず皆さんに最高の状態で作品を届けられると確信しています。岸辺世界の僕を楽しみに待っていて下さい。© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■美波(エマ・野口役)子供の頃、兄の漫画を盗み読みしては一人で怖がっていた、荒木飛呂彦氏の世界。イメージが夢に出てきては、飛び起きていた。時が経ち、近所の本屋さんで見つけた『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。恐る恐る手に取り、ページをめくった。摩訶不思議な物語に吸い込まれ、虜となった。細部までが芸術的に感じられ、自分が大人になった事を確認できた瞬間でもあった。今、私はこの物語の一人を演じている。未だに信じられない。衣装も、セットも、正に露伴ワールド。高橋さん、飯豊さん、渡辺監督、そして現場スタッフさんたちの信頼関係の築き上げを肌で感じ、幸せな撮影の日々を過ごした。本当に楽しかった。漫画とは一味違う、美しく、妖しいお話が、皆さんの眼に届く日を心待ちにしています。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』5月26日(金)公開
2023年02月01日アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が10日、東京・赤坂氷川神社で行われた「2023年ジャニーズ事務所成人式」に参加した。2006年以来17年ぶりに開催されたジャニーズ事務所の成人式。新成人の所属タレント11人、道枝駿佑(なにわ男子)、長尾謙杜(なにわ男子)、作間龍斗(HiHi Jets)、猪狩蒼弥(HiHi Jets)、佐藤龍我(美 少年)、佐々木大光(7 MEN 侍)、川崎皇輝(少年忍者)、安嶋秀生(少年忍者)、内村颯太(少年忍者)、深田竜生(少年忍者)、小柴陸(AmBitious)が出席し、立会人として国分太一、井ノ原快彦、菊池風磨(Sexy Zone)も参加した。道枝は「20歳としてもっと大人の自覚を持って、これから携わらせていただくお仕事に、個人としてもなにわ男子7人としても真摯にしっかり向き合っていって、これからも皆さんに笑顔を届けられたらなと思います」と決意を新たに。長尾は「20歳になれたということで、育ててくださった家族やファンの皆さんに感謝を伝えていけたらと思いますし、その恩返しをどんどんしていけたらなと思っています。僕たちの世代がこんなにもたくさんいるので、みんなと日本全国を幸せにしていけたらと思います」と語った。2人は袴姿で参加。道枝は「大倉くんから『成人式をするなら袴を着たほうがいいよ』とアドバイスをいただいたので、2人で袴にしようと決断しました」と、なにわ男子のプロデュースを務める関ジャニ∞の大倉忠義からのアドバイスを明かし、長尾は「選ぶときも楽しかったです」とうれしそうに話した。なお、岩崎大昇(美 少年)は体調不良のため欠席した。
2023年01月10日【前編】寂聴さん元秘書が語る出家前の“はあちゃん”の素顔と孤独より続く故・瀬戸内寂聴さんを、秘書として公私ともに支え続けてきた長尾玲子さん。寂聴さんのいとこの母とともに、中学時代から寂聴作品の資料集めなどをしてきた。自殺を心配されるほど悩んだ出家前、50代で発症したくも膜下出血、「青空説法」誕生秘話、お茶目さと対極にある孤独の影……。初めて語る、寂聴さんの知られざる素顔。京都市・嵯峨野に寂庵ができて、寂聴さんは東京と京都を行ったり来たりの生活へ。そして出家からおよそ1年が過ぎた’75年の年明け早々、寂庵から1本の電話が入る。「はあちゃんがくも膜下出血で入院したとの報を受けて、急ぎ、母と私が京都に駆けつけました」病院のベッドの上で、寂聴さんはまひした左手をさすりながら、怪しいろれつのまましゃべり始めた。「あたし、書けなくなるかもしれない」しかし、幸い発作は一度で済み、少しずつ日常を取り戻していった。「周囲には気づかれませんでしたが、ラ行の発音は年末まで戻りませんでしたね。売れっ子だっただけに、当時、病気は公表されませんでした」その2年後、大学3年生になっていた長尾さんに、当の寂聴さんから電話があった。「書庫の整理に、寂庵に来てちょうだい」こうして長尾さんは大学の休みなどを利用して寂庵に泊まり込みで通うようになり、卒業後に正式に秘書となった。「昼間は執筆作業を手伝い、疲れ切って夜中に寝てたら、いきなり起こされて『寝ちゃった?』とくる。だって自分が『あたしは徹夜で書くから先に寝てなさい』って言うから寝てたのに(笑)」それから、2人だけの深夜の宴会となった。話題は世間話に噂話。「お酒はなんでも余っているものでよくて、アテは寂庵の裏の3坪の畑からねぎなどを摘んできて、瀬戸内自ら料理もして。切り昆布と梅干し、かつお節をくしゃくしゃと混ぜただけの簡単なものでも、これが意外においしいんです」このころ、長尾さん自身の私生活でも変化があった。25歳で結婚し、翌年には長男も生まれた。「出産や子育てで忙しい間は、母が私の代わりに手伝いに行ったりもしていました」大病をしたあと、再び以前と同じように精力的に仕事をこなしていた寂聴さんだったが、長尾さんは、明らかな変化を感じ取っていた。「瀬戸内にとって、あのくも膜下出血という、書くことを奪われるかもしれないほどの体験をしたことは、自分の人生を深く振り返るきっかけになったと思うんです。全作品を読み返した私ですが、瀬戸内は、病気をする前、作品中に自然描写のほとんどない作家でした。それが、あの大病を境に、ものの見方も、文章も明らかに変わりました。早くも療養中のエッセイから水彩画のような自然の色や描写が出てくるんです」。■出会いから60年超ーーもっとも近くにいた“相棒”が心に刻み続けた奔放作家“心の声”「これは誰にも話したことがなかったんですが、先日、瀬戸内の出家について考えていて、思い出した会話があったんです」くも膜下出血での退院後、2人で寂庵を散歩していたときのことだという。寂聴さんが庭の緑を見ながら、ぽつりとつぶやいた。「私、傲慢だったわね」「どうして?」珍しく弱気な言葉を発する寂聴さんに、血縁の気安さもあって率直に尋ねた長尾さんだった。すると、こんな答えが返ってきた。「去年は咲いていた名も知らない花をすっかり忘れちゃっても、また1年たって同じ花が咲いている。それを当たり前だと思っていた私は、すごく傲慢だった」そもそも出家後、寂聴さんは、来し方を顧みるような言葉を幾度も発するようになっていた。「傲慢だったというのは男女関係のこともあったのでは。不倫関係に悩む女優さんなどにも、世間的にまっとうな回答をして、がっかりされることもたびたびでした。『あたしは、自立しているので不倫相手の家族には迷惑をかけてないと思っていたけど、違うのよ。存在そのものが迷惑なんだと気づいた』と」傲慢という言葉を思い出して、寂聴さんの心のうちに思いを馳せた長尾さん。そこで見えてきたのは、やはり寂聴さんの、書くことについての強い決意だった。病気の前の出家も、作家としての行く末を考えてのことではないかと、長尾さんは言う。作家として、書くことに馴れてしまった自分を許せなかった。「『ウケるように、売れるように書くテクニックはいくらでもあるが、それは使いたくない』と言っていました。そんな書き方も傲慢ということだと思うんです。当時はそこに、ハードワークや更年期もあり、さらに当時、4歳で徳島に置いてきた娘さんが結婚したのですが、何もできなかった。そうして作家としての新たな地平を開くことが、自分のすべてだと思うようになったのでしょう」出家や大病を経験し、まさしく生まれ変わった寂聴さんに、さらなる変化が起きていく。お経を唱えながら、お金や食べ物を受けて回る托鉢を体験したあとには、こんなことを語った。「『あたしは、あっち側の人間になっていたのでは』と言うんです。徳島の少女時代には、瀬戸内の実家の仏壇店は商店街にありましたから、巡礼の人たちに対して、店先に施しの接待袋を置いていました。でも、大店ほど接待をしないものだったと。成功した作家として過ごすうちに、駆け出しのころに食うや食わずの生活をしていた自分を忘れ、いつかあっち側、贅沢をしている大店側に安住してしまったのではないかと」やがて、作家業とともに、社会に対して奉仕する無償の活動が増えていく。寂庵や、岩手県の天台寺住職に就任したのを機に同寺で始まる、本誌連載でもおなじみだった「青空説法」を始めた。軽妙ながら奥深い語り口で、人生指南の達人としても多くのファンが生まれた。’91年、湾岸戦争後には医薬品などを持って、バグダッドに飛んだ。「生業の書くことはきちんと報酬を得る、講演は主催者の提示した報酬をいただく。しかし、僧侶としての活動と、自発的に行う社会活動は無償だと、自分の中で決めているようでした」青空説法などにも秘書として付き添い、マスコミ対応なども一人でしていた長尾さん。「日本中を飛び回って、1年間に説法と講演を108回も行った年がありました。瀬戸内が言うんです。自分のために出家したけど、出家してわかったのは、そうじゃないんだと。世のために働かなきゃいけないんだと。『こんなことなら、出家するんじゃなかった』とこぼしながらも、本当に身を削るように一生懸命にやっていましたね」■忘れられることを恐れた寂聴さんのことを、これからも書いていく寂聴さんと強い信頼関係を築きながら、長尾さんが’10年に秘書を辞めたのにはこんな理由があった。「直接のきっかけは、私が体調を崩したからです。瀬戸内の仕事をして3回、倒れていますが、特に最後は毛細血管が破裂して目と鼻と耳から血が噴き出したほど。このころは19kg痩せました。辞めたあとは私もシングルマザーになったりして、なかなか直接は会えませんでした」今も思い出すのは、長尾さんだけに見せていた、人間らしい姿だ。「瀬戸内は、いつも自分が世の中から忘れられることをいちばん恐れていました。『5年もしたら作家は忘れられる』が口癖だったほど。作家としてもですが、やはり一人の人間として、みんなに忘れられたくなかったのでは」晩年には、こんな言葉も漏らしていたという。「あたしの作品で残るのは、西行について書いた『白道』などの評伝と『源氏物語』、あとは『夏の終り』くらいだろうね」長尾さんは秘書を辞めたあと、昨年まで日本文藝家協会で著作権管理部長を務めた。「著作権の仕事で瀬戸内に連絡すると、以前の調子で『来ない?』って言われるんですが、私も忙しくて。やがてコロナ禍となり、久しぶりに電話で話したときには、『だあれも来ないの』なんて言いますから、やっぱり寂しいんだと思いましたね」昨年11月9日に訃報を聞き、その4日後に、身内だけの家族葬が執り行われ、長尾さん母子も最後のお別れができたという。「娘さんやお孫さん、母と私など30人弱の集まりでした。その直後からですね、母がはあちゃんのことを語りだしたのは。今、母がよく言っているのは、深夜早朝の長電話の相手がいなくなって寂しいということです」長尾さん自身、寂聴さんに教わったことを大切にしながら、書くことは続けていきたいと語る。「『夏の終り』『源氏物語』はもちろん、『いずこより』など私も大好きな瀬戸内の小説のこと、まだまだ語っていない2人のエピソードも、みなさんに知ってほしい。それが、はあちゃんを忘れないことにつながればうれしいですね」
2022年12月30日佐藤浩市×横浜流星W主演映画『春に散る』のヒロインを山口智子と橋本環奈が務めることが分かった。山口さんが演じるのは、元ボクサー・仁一(佐藤さん)がかつて所属していた真拳ジムの現会長で、仁一に恋心を抱いていた真田令子。実写映画は『スワロウテイル』(’96)以来27年ぶりの出演。橋本さんは、翔吾(横浜さん)の恋人で仁一の姪・広岡佳菜子を演じる。人生に輝きを取り戻そうとボクシングにかける男たちを見守るWヒロインにも要注目だ。さらに、新旧ボクサー役も発表。仁一の昔のボクシング仲間で世界チャンピオンを共に目指した、刑務所から出所したばかりの藤原次郎役で哀川翔。同じく昔の仲間で、仁一と翔吾の挑戦を支える佐瀬健三役で、ボクシング経験が豊富な片岡鶴太郎。東洋太平洋チャンピオンとして、翔吾の対戦相手となる大塚俊役で、「未来への10カウント」でもボクシングに挑戦した坂東龍汰が出演する。<キャストコメント>・山口智子ボクシングについて全く無知であった私は、まず沢木耕太郎さんの小説を開きました。一気に引き込まれて、あっという間に読み切りました。「ボクシングは荒々しい男の世界」というそれまでの思い込みは、清々しい力に満ちた一陣の風にすっかり吹き飛ばされ、「どう生き切るか」という、命ある者全てへの問いかけに、自分も挑み直してみたいという思いが湧き上がってきました。「今」というこの瞬間に、熱く、濃く、己の心に偽りなく、力を注げるか。私たちの一生は、自分と向き合う孤独な戦いであると同時に、人と人が出会って結ぶ豊かな実りに満ちている。命を輝かせるリングと人生を重ねながら、今まで知らなかった世界に学んでいきたいと思っています。日々猛練習を積み、心身ともにボクサーへと生まれ変わりつつある佐藤浩市さんと横浜流星さんの気迫に圧倒されています。まるでドキュメンタリーのような、リアルで純な輝きを放つ彼らの記録映画とも言える本作に関われる喜びと共に、本気で我が命を生きる覚悟で臨みます。・橋本環奈『春に散る』は登場人物の葛藤が織りなす苦悩や挫折を、ボクシングという熾烈な戦いのスポーツに夢や情熱をかける事によってそれぞれが新たなる道へと歩む。それは花を散らし新たなる再生へと誘う、春の風のように爽やかで潔い人生の縮図のようです。私が演じる佳菜子は佐藤浩市さん演じる仁一の縁遠かった姪で、横浜流星さん演じる翔吾の恋人となる存在です。叔父の仁一と再会するまでは父の介護で貧しく漫然と過ごしていましたが、ボクシングという共通の夢や過去を持った人々と出会い大きく人生が変化してゆきます。そんな佳菜子を敬愛してやまない先輩俳優の皆さんと共に演じられる事を心から幸せに思います。私が今まで演じてきた役とはタイプの異なる役なので、自身で殻を破るつもりで新境地に挑みたいと思います。・哀川翔ボクシングしか無い男達の葛藤、不器用な男達が必死に生きる物語、春に散る!久しぶりの佐藤浩市さんとの共演、楽しみにしてます。スチール撮影での穏やかな表情が印象的でした!・片岡鶴太郎原作が沢木耕太郎さんで「一瞬の夏」など沢木さん自身もボクシングが好きな作家さんでボクシングを通して描く視点や人物像の背景などが原作の中にきっちりと織り込まれているので脚本を読む前から期待をしておりました。ボクシングものだと、ストーリー的に平坦な作品になりがちですが今回の作品はこれからチャンピオンを目指す選手と一時代を終えた中年の男、仁一。その仁一を中心としたサセケン(佐瀬健三)や次郎という三人の仲間が入り組んでストーリーを面白くしていると思います。私が演じるのはボクシングに青春をかけた男でリタイアしたあと、ボクシング以上に魂を燃やすことができずどこか、人生に投げやりになっていたところ翔吾に出会い、仁一に再会しボクシングという自分の青春にまたもう一度魂を燃え滾るという男の役です。私自身もプロライセンスを取りボクシングにのめり込みました。サセケン(佐瀬健三)の気持ちも分かりますし自分自身の年齢とも重なるところがあり、この良きタイミングでこの役に出会えてよかったです。しばらくボクシングトレーニングをしていませんでしたが、この機会にジムに通いトレーニングをしボクサーとしての身体をつくり撮影に臨みたいと思います。・坂東龍汰脚本を読ませて頂き、心が震えました。怒り、苦しみ、悲しみ、後悔。人は皆何かしらの負の感情を抱えながら生きていてそれらを孤独としたら、その孤独は何かと出会い大きな力に変わる瞬間がある。ボクシングという美しいスポーツの中に見える、男同士の火花を儚く散る花びらのように繊細かつ大胆に表現できたらと思います。一つ役者人生の中で大切な1ページになり、世に残り続ける作品が出来ると確信しています。大尊敬する方々とお芝居ができること、その中に立たせて頂けることに感謝を忘れず頑張ります。『春に散る』は2023年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:春に散る 2023年公開予定©2023映画『春に散る』製作委員会
2022年11月29日