TOGA(トーガ)の2024年春夏コレクションから新作バッグが登場。TOGAの2024年春夏バッグ“リボン”バッグTOGAが2024年春夏シーズンに贈るのは、ハンドルに“リボン”のディテールを施したフェミニンなバッグ。イチオシは、ストーンレザーハンドバッグだ。大きさや色味の異なる2種類のストーンを全面に施すことで、インパクトのあるデザインに仕上げた。マグネット開閉式の便利なリボンバッグもラインナップ。横長シルエットと、A4サイズも入るビッグサイズの2型が揃う。カラーはそれぞれ3色展開で、横長シルエットのバッグはゴールド、ホワイト、ブラック、ビッグサイズのバッグはピンク、ホワイト、ブラックからセレクトできる。人気ロゴトートから新色&新型また、2023年秋冬シーズンにリリースされ、人気を博したロゴトートバッグの新作も登場。ロゴが大胆に施された、ショッピングバッグのようなデザインのスクエアトートに、新色としてピンクとブルーが仲間入りする。さらに今回は、ロゴトートバッグのスモールサイズも展開。小さいながらもしっかりとマチが付いた、収納力に優れたバッグだ。【詳細】TOGA 2024年春夏バッグ発売時期:2024年春夏シーズン販売場所:トーガ 直営店、公式オンラインストア価格例:・ストーンレザーハンドバッグ 各88,000円・レザーリボンバッグ 各64,900円・レザーリボンバッグビッグ 各75,900円・ロゴトートバッグ 各28,600円・ロゴトートバッグスモール 各22,000円【問い合わせ先】TOGA 原宿店TEL:03-6419-8136
2023年10月21日TOGA(トーガ)の2024年春夏コレクションから新作シューズが登場。TOGAの2024年春夏シューズTOGAが2024年春夏シーズンに贈るのは、シャープなポインテッドトゥが目を引くフラットシューズ。リボンを配したフラットサンダルリボンサンダルは、その名の通り、大ぶりのリボンが配されたフラットサンダルだ。リボンにストーンを配したモデルは、ホワイト、オレンジ、ブラウンの3色展開。光を反射するパテントレザーを使用したモデルは、ホワイトとブラックのモノトーンカラーに加え、ゴールドを取り揃える。ポインテッドトゥのレースアップシューズベーシックなレースアップシューズも、鋭利なポインテッドトゥを合わせることでエッジィな佇まいに。リボンサンダルと同様にストーンを配したモデルと、シンプルなワンカラーの2種類からセレクトできる。【詳細】TOGA 2024年春夏シューズ発売時期:2024年春夏シーズン販売場所:トーガ 直営店、公式オンラインストア価格例:・リボンサンダル 81,400円、86,900円【問い合わせ先】トーガ 原宿店TEL:03-6419-8136
2023年10月19日2023年9月28日、ウエディングドレスブランド『preparage(プレパラージュ)』が2024年春夏パリ・ファッションウィークで新作コレクションを発表しました。HP : Instagram: BACK STAGE 1■新作コレクションについて【コレクションテーマは“La Rose Malade”】イギリスの詩人 WILLIAM BLAKE の詩、The Sick Roseを題材にしたバレエの演目です。目に見えない邪悪な虫の秘められた愛。それとわかっていても虫の情熱に惹かれ共鳴し、離れられず崩壊していく薔薇。棘を持った気高い薔薇の花びらが一枚一枚散っていくその朽ちていく姿すら美しい。そんな様子からイメジネーションを受け制作したコレクションです。【ブランドのコンセプトは『一生に一度を身に纏う』】人生の新たなスタートをきる大切な日に特別な一着を身に纏ってほしいという願いが込められています。愛する人と人生の新たな一歩をスタートする大切な日。これからの人生が丁寧で豊かで美しい日々であるために、その一歩を歩み出すためのドレスを制作しています。新作ドレスのご試着は東京・目黒のアトリエで11月中旬頃から開始予定です。LOOK1LOOK7-2■ブランド概要デザイナー:坂口 絵里ファッションスクールを卒業し、SONIA RYKIELのライセンスブランドデザイナーとして従事。その結果、自由な発想力、型破りな素材選び、デザインアイディアのスキルを身につけました。2016年よりファッション感覚を持ち合わせたウエディングドレスブランドとして展開しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月19日ユキ トリヰ(YUKI TORII)の2024年春夏コレクションが2023年10月13日(金)に発表された。自分らしく“ハッピー”になれる服今季ユキ トリヰが提案するのは、自分らしさを大切にしながら“ハッピー”になれる服。コレクションは、着ている人はもちろん、見ている人までもを幸せな気分にしてくれそうな、楽し気で華やかなムードで満ち溢れている。デニムをエレガントにまず最初に提案されたのは、軽やかなブルーのデニムが主役のルック。本来であればカジュアルさが際立つデニムを、スタイリングやデザインによってエレガントなムードへと引き寄せているのが印象的だ。サイドスリットが程よい抜け感を演出するスカートにはスカーフプリントを施した上品なトップスを、シンプルなデニムスカートにはゴールドのボタンが煌めくジャケットを合わせている。みずみずしいフラワープリント楽し気に生き生きと咲き誇る花のプリントは、見ているだけで元気を貰えそうな華やかな表情が魅力的。Tシャツやスカート、ハットなどに落とし込まれたフラワープリントは、所々にスパンコールをあしらうことで、みずみずしい印象に。サークルを描く花々のプリントは、ブルー、グリーン、ピンクなど鮮やかな色味を合わせることでグラフィカルな世界観を演出した。プレイフルなトロンプルイユシリーズショー中盤で提案されたトロンプルイユシリーズは、コレクションに漂うプレイフルなムードを盛り上げていくもの。薔薇のプリントTシャツにライダースジャケットを重ねているかのような、リアルなプリントが目を引く。フェミニンンなドレスそしてラストは、ハッピーなオーラを纏ったフェミニンンなルックがランウェイを席巻。センシュアルな肌見せを叶える水玉模様のドレスや、繊細な花々が身体の周りを浮遊しているように見えるシアーなドレスが登場した。中でも、ホワイトのリボンを全体に刺繍したドレスは、大胆なスクエアネックとふわりと膨らんだ袖がロマンチックなムードを演出する1着で、コレクションの中で一際大きな存在感を放っていた。
2023年10月16日フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)の2024年春夏コレクションが、2023年10月11日(水)に東京・恵比寿のザ・ガーデンホールにて発表された。テーマは“islanders”。暗闇から目覚めて真っ暗なコンサートホールに響き渡るヒールの足音。期待と興奮に満ちた暗闇を割るように登場したのもまた、どこまでも深い闇の色を纏った衣服であった。コレクション前半を構成するのは、執拗なまでのブラックカラー。クラシカルなレースディテールにフレアスカートを組み合わせたドレスに始まり、光沢のあるマテリアルをハート型のように仕立てたキャミソール、オリエンタルなムードを讃えたナイトドレスまで、“黒”という制約の中で多彩な表情が次々と披露される。赤の誕生そこから一転、無垢な光を彷彿とさせるホワイトレースのブラウスやノンシャランなテーラードスタイルを経由し、鮮烈な“赤”が生み落とされる。ビッグシルエットをベースに何枚ものフラップを配したセットアップや、縫い目を感じさせず洒脱な余裕をも漂わせるドレス、生き生きとした花が咲くパンツは、命が生まれ出る強い力を打ち出しているかのようだ。水色と多様なスタイリング後半を彩ったのは、“抜けるような青い空”や“透き通るような青い海”とはこんな色を指すのかと思われるような、どこまでも軽やかで透明感のある“水色”のルック。民族衣装を彷彿とさせるタッセル付きのブラウスや、メンズライクなシングルブレストジャケットと透け感のあるフリルスカートのスタイリング等からは、青い地球に息づくあらゆる人々を繋ぐようなメッセージ性が感じられた。揺らめくジュエリーの輝きアクセサリーは、動く度にイエローゴールドが輝きを放つタッセル状のイヤージュエリーや、チョーカー風の地金とタッセルモチーフを組み合わせたネックレスなどが並ぶ。歌手・UAが「水色」「情熱」などを歌唱コレクションの最後は、「情熱」「悲しみジョニー」などの曲で知られる歌手・UAがミニライブを披露。中でも冒頭に歌われた「水色」の歌詞ーー「季節は限りなく回り続けてるけど、わたしのこの心に光る水色は、いついつまでも変わらない空と海の色。思い出よ、ありがとう」ーーは、コレクションに通底する想いを代弁するかのようであり、訪れた人々の旨に郷愁にも似た余韻を残した。
2023年10月14日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)は、10月2日19時30分(現地時間)より、 2024年春夏 Co-Ed コレクションを開催しました。Courtesy of Maison MargielaCo-Ed Spring-Summer 2024 Collection継承とは変容していく行為である。ある所有物がひとつの世代から別の世代へと受け継がれるとき、その遺伝子は修正され、進化します。2024 年春夏”Co-Ed”コレクションで、メゾン マルジェラは、受け継がれたワードローブの世代間でのアダプテーションに反映される個々の真実の探求を演出します。クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノは、ある時代の「メモリー・オブ」を次の時代の先鋭的な目を通して呼び起こし、メゾンが現在進行形で描いている主人公、カウントとヘンの年代記の中で想像されるフラッシュバックの物語の中で、時代とアティテュードの化学反応を引き起こすのです。Courtesy of Maison Margielaメゾン マルジェラ本社のロビーには、20 世紀イギリスの港町の屋根の上にそびえ立つ大西洋横断船の映像が投影され、ショーを予感させます。アメリカへの航路で、カウントとヘンの両親の思春期の頃の出会いが繰り広げられます。一人は貧しい貴族の子息、もう一人は見せかけだけの工業一家の娘です。このシーンは、航海中の厳しい気候や登場人物、そして最終的に未来の子孫たちの手に渡ることになる、衣類が詰まった旅行用トランクを積んだ貨物をイメージしたコレクションに繋がります。Courtesy of Maison Margiela現代の真実を反映したカスタマイズを求める世代的な衝動を示すように、ドレスには剥離したようなデザインが施されました。ここでは、内側の構造を見せるためにビスチェの表地を剥ぎ取り、スカートの上に重ね、レリーフ効果をもたらすようラミネートしています。これは、ドレスやシャツのドレープやシワにラミネート加工を施し、スーツケースの中で押されて平らになったようなシワを残す新しいテクニック「プレサージュ」を反映しています。アダプテーションの精神により、輝くリボンの破片がドレスにあしらわれます。このモチーフは、テープや「ワーク・イン・プログレス」のステッチで偶発的にカスタマイズされた、不格好なイブニングのシルエットにも用いられています。Courtesy of Maison Margiela受け継がれるテーラリングの研究において、首の周りに涼しげにかけられたスポーツクロスの「メモリー・オブ」が染み込んだブレザーは、モーブギャルソン(悪い少年たち)のアーカイブ画像に見られるノンシャランなボディランゲージをイメージしています。カッティングを駆使することで、ジャケットのシュラッグ、ポケットのカバー、裾のひらひらなど、私たちが自然と身につける衣服に刻み込む無意識のジェスチャーが反映されます。なじみのあるキャラクターのパレイドリックな輪郭を思い起こさせるメゾンの「ロールシャッハカッティング」は、プリントの千鳥格子とラミネート加工を施したオーガンザのスカートや、ベロアのコートに取り入れられ、「ロールシャッハドット」へと進化します。Courtesy of Maison Margielaアウターウエアとスーツは、マスキュリンなワードローブとフェミニンなワードローブの古典的な文法の比喩を融合させ、彫刻的なバスクに支えられたコートで最高峰の仕上がりになります。踊るような裾のキュロットは、切り刻んだミッドセンチュリーのドレスを再利用したもので、そのフォルムランゲージはデニムのカーコートに施された彫刻のようなカブトムシの背中のシルエットや、海兵隊のような襟がついたコートに反響します。「タビ」ブローグシューズと「タビ」スペクテーターシューズは様々な形で解釈され、デッキシューズは物語の前提に寄り添います。ショッピングバッグ、ボーリングバッグ、ベースバッグは「ロールシャッハドット」を応用し、帽子は単純な構造でミッドセンチュリーの形を模倣しています。Courtesy of Maison MargielaCourtesy of Maison MargielaCourtesy of Maison MargielaCourtesy of Maison MargielaCourtesy of Maison Margielaマルジェラ ジャパン クライントサービス0120-934-779maisonmargiela.com
2023年10月11日イザベル マラン(ISABEL MARANT)は、9月28日(現地時間)に2024年春夏コレクションを発表しました。@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANTイザベル マランの2024年春夏コレクションは、シルククレープ生地のTシャツやジャージーコットンのドレスなど、イザベルの反抗的で型破りな発想をより一層揺るぎない物として示しています。@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANTコレクションは装飾的なアールヌーボーの曲線と輝きからインスピレーションを得ています。職人技が光る刺繍はチュールのトップスやドレスに有機的なモチーフを描き、襟元あしらわれた複雑なレースと共鳴します。@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANTデニムルックには金色の糸で星座模様があしらわれ、この新しいシーズンから神秘的で天空的な次元が加わったことを示しています。パレ・ロワイヤルの庭園はミッドナイトブルーに染まり、カズ・マキノ作曲のもとブロンド・レッドヘッドによって奏でられるサウンドが、会場を幻想的な雰囲気で包み込みました。@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANTパラシュート素材にウェッジソールのクロッグサンダルがシルエットを強調し、構造的なシルバーイヤリングが、モビールのように浮遊してステップに合わせてきらめきます。@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANTこのコレクションは詩的でありながら、軽やかさと女性らしさを求めるノンシャランな欲望を呼び起こすーその究極がワイルドで煌びやかなイブニングルックに込められているのです。@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANT@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANT@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANT@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANT@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANT@Alex Dobé/Courtesy of ISABEL MARANT
2023年10月10日アクオド(ACUOD)の2024年春夏コレクションが2023年10月5日(木)、東京・レッド 東京タワー スカイスタジアム(RED°TOKYO TOWER SKY STADIUM)で開催された。ランウェイには、BE:FIRSTのRYOKIとして活動する俳優・三山凌輝らがモデルとして参加した。新たな旅路へ今季よりアクオド バイ チャヌからブランド名を改め、新たなスタートを切ったアクオド。デザイナー・チャヌ自身が内面を見つめ直すことで、自己との闘いの結末を迎え、自己を再発見して新たな展望へ向かっていく『アベンジャーズ/エンドゲーム』をテーマに掲げた。自らを犠牲にしてでも人のために能力を使うヒーローのように、纏う人に喜び・楽しさを与えるコレクションを展開する。洗練されたスポーティー今季を象徴するのは、スポーティーかつ軽やかなルック。メッシュなど透け感のある素材に、ミリタリー調のポケットをあしらったジャケットやトップスが、歩くたびに“ふわりと”流れるシルエットを描き出す。足元はいずれもアディダス(adidas)のラインソックスとスニーカーでまとめ、コレクション全体に統一感をもたせた。大胆なグラフィック大胆なグラフィックデザインも今季ならでは。万華鏡のように美しい幾何学模様のモチーフを、全面にあしらった総柄トップスから、アクセントとして生地やポケットに配したウェア、さらにバッグにまで幅広く使用していたのが特徴だ。また、これまでのアクオドでは珍しかったミニマルなシルエットのパンツにもグラフィックが施されていた。三山凌輝とのコラボレーションジュエリーもアクオドと俳優・三山凌輝のコラボレーションジュエリーも見逃せない。スターリングシルバーにゴールド仕上げを施したチェーンのネックレスは、三山凌輝のオリジナルキャラクター「りょき坊主くん」の立体的チャームを組み合わせることで、力強さと遊び心の効いたデザインに。ネックレスのほか、リングやピアスなど全4アイテムを展開する。“戦隊モノ”にちなんだカラーパレットカラーパレットは、ホワイトやブラックのモノトーンをベースに、ポイントとして“赤・青・黄・緑・ピンク”の戦隊カラーを採用。戦隊モノのミュージックが流れる中、モデルが着用しているウェアのカラーに合わせて、会場のスクリーンに同色のグラフィックが映し出されるといった、臨場感あふれる演出も印象的だった。
2023年10月08日サカイ(sacai)が、2024年春夏ウィメンズコレクションを発表しました。Courtesy of sacaiThe more simple we are, the more complete we become.シンプルになればなるほど、人はより完全になる。見慣れた服から新しいシェイプを彫り出す。sacai の核心にある優しさと強さを併せもつエレガントなフェミニティの考え方で、着る人の身体を包み込む、優しく柔らかなスカルプチャー。つまり、予期せぬパターンや服の構造、スラッシュやカット、オフセンターのアシメトリーから生まれる新しいスカルプチャーのようなシルエットを探求する。円形のパターンから生まれる優しいコクーンやバルーンのシェイプは、新しいシルエットを形成するために形作られ、見慣れた服から新しいシェイプを彫り出すスカルプチャーの考えによって、その構造の複雑さは、見たことのある衣服のアーキタイプをシャツやデニムのクラシックな素材に適用することで相殺される。シャツはその円形のパターンがボリュームを生み出し、フェアアイル・セーターはその円形のパターンが衣服の構造の基礎となり、球体のシルエットへ再構築されている。sacai のランジェリーのヘリテージとともに、シグネチャーのハイブリダイゼーションを再考し、キャミソールやスリップドレスは、コートやシャツに取り付けられ、立体的で着崩しているかのような新しいシェイプを生み出し、ワン・ピースの着こなしを連想させ、イージーでリラックスしたアーティチュードを提案する。服全体のストラクチャーを支えながらも、対照的にシアーシフォンやフリンジのスカートからは動きが生まれる。カットとスラッシュは、生地が落ち魅惑的なスラッシュ(裂け目)によって本来あるメンズの形を新しいシルエットへと変化させ、服の前身頃として見慣れたものは、オフセンターにシフトすることで、見慣れたスタイルをプレイフルに着崩す。阿部の考え方の根底に流れるメッセージは何か?常に、揺るぎなく、永遠に-Love is best.Courtesy of sacaiCourtesy of sacaiCourtesy of sacaiCourtesy of sacaiCourtesy of sacaiCourtesy of sacaiCourtesy of sacaiCourtesy of sacai
2023年10月08日マリンライクで春夏に出番が多いボーダーですが、実は秋にももってこいのトップスだって知っていましたか?特に昨冬から今年秋にかけて、ヒットしているのが、色やピッチ、フォルムなどに少しアレンジを利かせたボーダートップス。春夏だけでなく、秋冬のロングコートなどにも合いそうな、大人っぽなボーダー服が今、世に増えています。そこで今回は、マリンらしさを抑えつつ、ボーダートップスを使ったおしゃれなスタイリングをご紹介します。カラーボーダーで遊び心をプラス出典:Instagramマリンライクを抑えるポイントの1つ、色鮮やかなカラーボーダーを選ぶこと。ボーダーのカジュアルさと明るいカラーで遊び心をプラスした大人カジュアルコーデを楽しむことができます。ボトムスにはなんでも合わせることができますが、裾フレアのティアードスカートなどレディライクなアイテムを合わせると、大人かわいいカジュアルコーデに仕上がります。肩掛けボーダーニットでアクセントをプラス出典:Instagram「トップスは着ないといけない!」と思っている人が大半ですが、実はコーディネートの小物として使い回すことができるんです。ポイントは肩掛けをすること。シンプルなトップスではどこか物足りない印象だけど、ボーダートップスを肩からかければ無地のシンプルコーデも立体感のあるスタイリングに早変わり!今持っているボーダートップスを肩から羽織るだけで完成するので、ぜひ試してもらいたいスタイリングです。定番ボーダーも肩見せでトレンドコーデ出典:DHOLICボーダーを着てみたいけれど、カジュアルになりすぎるのはチョット…というあなたには、オフショルデザインのボーダートップスがおすすめ。今季はボートネックやオフショルダーなど肩のラインがさりげなく出るデザインが注目されているので、トレンドも抑えることができて一石二鳥。ボトムスはシンプルにデニムスタイルはもちろん、ウエストがギュッとしまったフレアスカートなどを合わせた綺麗めスタイルも◎ 。ボーダー × チェックの柄on柄で上級者コーデ出典:Instagram「ノーマルなボーダーコーデに飽きちゃった!」というあなたには、ボーダー × チェックの柄on柄のコーディネートにトライしてみて。ダークトーンの細めのチェックに、細めラインのボーダーを合わせれば、柄同士が喧嘩することなくまとまりのあるスタイリングに仕上がります。特に今季はチェック柄が注目されているので、トレンドコーデを楽しむことができるのも嬉しいポイント。どうしても柄同士の組み合わせが気になってしまう…という場合は、無地のベストをボーダートップスの上から合わせボーダーの見える面積を少し抑えても◎ 。シアージレでボーダーコーデをアップグレード出典:Instagramボーダー × デニムのシンプルなスタイリングは流行り廃りなく定番で着回せる組み合わせ。でもせっかくおしゃれをするなら、もう一捻りしたいですよね?そんな時は、上からシアー素材のジレをプラスしてみて。シアー素材は昨年に続きまだまだ人気のアイテムで、ボーダー × デニムのシンプルな雰囲気は残したまま、シアー素材のふんわり感がスタイリングに動きと華やかさをプラス。ノーマルなボーダーコーデを簡単にアップグレードできるおすすめアイテムです。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事ではDHOLIC、@yui_life__様、@ymk3rd様、@chiikotop様、@0yukik0様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。Writer:onifumi
2023年10月07日シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)の2024年春夏コレクションが発表された。軽快に、ロマンティックにロマンティックで愛らしいムードと、現代のユースカルチャーを絶妙に掛け合わせるシモーネ ロシャ。今季は、ブランドの得意とするフリルやドレープ、ギャザーを駆使したボリューミーでファンタジックな要素に、スポーティーなエッセンスを織り交ぜ、軽快さを演出しているのが特徴的だ。スポーティー×フェミニンを掛け合わせてたとえば、薄く軽量なナイロン素材のマウンテンパーカーは、ロマンティックな薔薇の装飾とふんわり膨らむパフスリーブ、ダスティピンクのカラーで、とことんフェミニンな印象に。またボトムスにも、同素材のペンシルスカートを合わせ、セパレートドレスのようなエレガントなスタイリングを叶えた。アウトドア的な性格を持つナイロン素材と、女性らしいシルエットとの意外性のある組み合わせが、なんとも新鮮だ。“本物の薔薇”を閉じ込めたドレスコレクションの中でもひときわ目を惹くのは、シアーなチュールの中に“本物の薔薇”を忍ばせたチュールドレス。淡いヴェールを纏った生花は、いきいきとして、でもどこか儚げなムードを掻き立てる。甘辛ミックスで絶妙なバランスをウエディングドレスを思わせる純白のチュールドレスは、パンキッシュなシルバーのライダースジャケットを羽織ることで、甘さと辛さの絶妙なバランスをキープ。メタリックでハードな質感のジャケットと、ふんわりとエアリーなチュールのコントラストが面白い。夢見心地なパステルカラーカラーパレットは、ホワイトやブラック、シルバーなどを中心に、淡いブルーやベビーピンク、ミントグリーンといったパステルカラーを織り交ぜているのが印象的。コレクション終盤には、情熱的なレッドカラーが差し込まれ、夢見心地でファンタジックなムードをピリッと引き締めた。パールやビジューが輝くシューズ&アクセサリー毎シーズン注目を集めるシューズ&アクセサリーも充実。たっぷりビジューをあしらったソックスや、パールを大胆にデコレーションしたバッグなどが散見された。大粒パールとビジューが煌めくスリッポンシューズは、クロックス(crocs)とのコラボレーションによるものだ。
2023年10月07日ルイ・ヴィトンは、10月2日21:30(日本時間) 、アーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールによる2024 ウィメンズ 春夏コレクションのショーを発表しました。©LOUIS VUITTONショーはシャンゼリゼ通り103番地の伝説的なパリの大通りにある、19世紀のアール・ヌーヴォーを象徴する歴史的建造物で開催されました。この建物は今後のルイ・ヴィトンの新しいプロジェクトの施設となる予定です。©LOUIS VUITTONまた、ニコラ・ジェスキエールは、今回で3度目となるプロダクション兼デザイナー、ジェームズ・チンランドとのコラボレーションを実現。スペインのプロダクション兼エージェンシー、Peniqueと共同でショーの舞台美術を構想しました。©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTON©LOUIS VUITTON@LOUISVUITTON @NICOLASGHESQUIERE#LOUISVUITTON #LVSS24ルイ・ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年10月06日シャネルは、10月3日21:00(日本時間)に2024年春夏 プレタポルテ コレクション ショーを開催しました。© CHANEL「2024 年春夏 プレタポルテ コレクションは、自由と動きへの讃歌であり、ヴィラ ノアイユの庭園から始まる物語なのです」ヴィルジニー ヴィアール© CHANEL南フランスにある、海から少し離れたところにそびえるイエールの丘で、たっぷりとした陽の光を浴びているのは、マリー=ロール、シャルル ド ノアイユ夫妻のモダニズム様式の邸宅。この建物は、1923 年に建築家ロベール マレ=ステヴァンスによって設計されました。さまざまな光景が楽しめる入江と、いくつものテラスガーデンに囲まれたこの場所は、ゆったりとしていて、自由な雰囲気に満ち溢れています。© CHANEL2024 年春夏 プレタポルテ コレクションを輝かせているのは、南向きのこの大きなヴィラや屋外の空間―キュビズムの影響を受けたとされるチェッカー模様の庭から、くぼみに作られた花壇まで―が放つ強い生命力です。光と色彩が織り成す高揚感、ふんだんに使われた幾何学モチーフ、遊び心溢れるアシンメトリーやパッチワーク、ライン、チェック柄、ストライプ使いは、エレガンスと気ままさという、ヴィルジニー ヴィアールにとって大切なアリュールに新たな解釈を施し、今回のコレクションにリズムを与えています。© CHANELマルチカラー、ブラック、ピンクのガウンや、あらゆる色を用いたストライプのテリークロスのジャケット。ネオプレンのスーツに、花のモチーフが付いたレースのドレスやパンツ。生きる喜び(joie de vivre)は、これらのアイテムや、サンレイプリーツのショートドレスとトップス、グレー、ホワイト、レッドのストライプが入ったネイビーブルーのバミューダパンツ、ポケットに手を入れて前を開けて着るダブルのジャケットからも伝わってきます。© CHANEL「洗練と気取らなさ。コレクション全体に使われたツイード、スポーツウエアとレース。このコレクションでは、対極にあるもの同士をできるだけクールな方法で結びつけようとしました。庭とプールというヴィラ ノアイユのその唯一無二の背景が、それに素晴らしくマッチしています」スイムウエア、オーガンザのベビードール、スポーツウエア、イブニングドレスはどれもみな、太陽のキスを浴びたように、輝きながらランウェイを進みます。ここでは、服は束縛からも構造からも解放されるのです。低い位置のウエストに、フラットヒール。スーツは軽くしなやかで、エポーレットも裏地もありません。解放感とともにドレスのように着られるジレやカーディガン、ポケットのついたパンツ、ブルマー、リボン、プリーツが、命あるものの躍動感をとらえ、コレクションを完成させます。また、透け感があるブラックのオーガンザを何枚もレイヤードしたドレス、シャツ、ペチコート、ブラトップからは、ある種の官能的なムードがにじみ出ています。© CHANELゴールドチェーン付きのブラックのサングラスは、類まれな強い個性、そしてアヴァンギャルドな芸術的感性がもたらした友情によって結ばれたマリー=ロール ド ノアイユとガブリエルシャネルの関係にインスパイアされたものです。喜び、スポーツ、賛美によって活気づけられた 2024 年春夏 プレタポルテ コレクション。エレガントでありながら、気軽さも兼ね備えたこのコレクションは、新鮮な空気の中で人生を謳歌するよう人々を誘うのです。© CHANEL© CHANEL© CHANEL© CHANEL© CHANEL#CHANELSpringSummer
2023年10月05日ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)の2024年春夏コレクションが、東京・室町三井ホールにて発表された。活気あふれる花火大会2024年春夏のジョウタロウ サイトウは、“Party”がテーマ。実に4年ぶりの開催となった2023年7月の隅田川花火大会がインスピレーション源だ。夜空に“パッと”開く壮大な花火や100万人にも及ぶ観衆のエネルギーをデザインに昇華させ、“新しい時代の幕開け”をデザイナー・斉藤 上太郎なりに表現したコレクションを展開する。感動の余韻を残して今季のムードを最も体現しているのが、“まるで打ち上げ花火”のような楕円形モチーフの着物たち。ウィメンズはライトグレーにピンク、ブルーにオレンジなどの華やかな色味で、メンズはネイビーに若草色といったダークトーンで登場した。また月をあしらった羽織や、星と丸を全面に施した着物、“ピンク・濃紫・ホワイト”のグラデーションカラーの帯が、大輪の花火が夜空に打ちあがった後の余韻を表しているようだ。直線的なデザインもまたランウェイには、流れるようなニュアンスの着物が多く披露される中、直線的なデザインのルックも散見された。印象的なのは、縦横のラインから浮かび上がる幾何学模様や、太さの異なるラインを掛け合わせたユニークなチェック柄の着物などだ。小物には、ひし形を様々な形に組み合わせた帯やクラッチバッグが展開された。多彩なカラーパレットカラーパレットは、グレーやネイビーといった落ち着いたベーシックカラーを軸に、深みのあるレッドや大胆なピンク、やさしい山吹色、明るいブルーなど多彩な色合いを採用。時折、シルバーの帯やイエローの帯締め、ホワイトの傘などを差し込むことで、パーティーの華やかなムードを表現していた。
2023年10月05日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2024年春夏コレクションがフランス・パリで2023年9月30日(土)に発表された。色の衝突ブランドを象徴するカラーである「黒」をベースにしたルックが出てこない、珍しいコレクションとなった今シーズン。ランウェイには、赤、青、ピンク、オレンジ、パープルと沢山の色で溢れている。個性豊かな柄が幅広く提案されたのも印象的。力強い筆致で描かれたフローラルプリントが登場したかと思えば、リズミカルな幾何学模様やクラシカルなチェック柄も登場。西洋画を落とし込んだようなピースは一際存在感を放っていた。レース、チュール、メタリック素材と、素材も色や柄と同じようにバリエーション豊かに。上から順に艶めくブルーの素材、メタリックなシルバーの素材、カラフルなスパンコールが煌めく素材を重ねたルックは、“光沢感”という1つの共通点によって不思議と調和しているように感じられる。シルエットは、前後左右に大きく膨らませてとにかくボリューミーに。ハーネスに付いたリボンや襟のようなディテールも、服に負けないほど巨大化させている。足元に彩りを添えるシューズにも今季のムードが反映されており、カラフルなシューズに大ぶりのストーンやフラワーモチーフなどを敷き詰めて、楽し気な印象に仕上げた。
2023年10月04日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2024年春夏コレクションが2023年9月30日(土)にフランス・パリで発表された。防具を思わせるルック防具の一種である鎖帷子(くさりかたびら)を思わせる、ミステリアスなルックからスタートした今シーズン。ボトムスには、トップスのハードな印象を引き立てるように、ボリューミーでソフトなチュールスカートを合わせている。続くルックでもレザーベストと花々が咲き誇っているようなスカートを合わせ、コントラストを効かせた。クリップを多用したドレスシアーなドレスは、素材が持つやわらかさを守るように、クリップ多用したドレスやサスペンダーを重ねてるのが印象的。ブランドの定番アイテムであるハーネスは、ここ数シーズンはボリューミーでインパクトのあるものを提案してきたが、今季はサスペンダーを再構築したようなシンプルなものが展開される。溢れんばかりのフリルショー中盤には、溢れれんばかりのフリルを配したルックが登場。よく見るとフリルが付いた帯の中央にはボタンが付いており、シャツの前立てを幾重にも重ねているよう。ハリのあるホワイトのフリルに、シアーなブラックのフリルを差し込むことで、アクティブなムードをよりいっそう加速させているようにも思われる。生命力を感じさせるドレスショーのラストは、造形美を感じるアートのようなピースを披露。ふわふわとした小花を咲かせるかすみ草でできたようなドレスから、タンポポの綿毛がそのまま服になったような可憐な表情のドレスまで、生命が宿っているかと思わせるほど瑞々しく繊細な佇まいのルックによって観客を魅了した。
2023年10月03日現在ヨーロッパ各地で開催中のファッションウィーク。その中でも、ロンドン在住ライターが2024年春夏 ロンドンファッションウィークから、注目ブランドの最新ルックをお届けします。今回は「シモーネ・ロシャ」にフォーカス。来場セレブのスナップのほか、FWで盛り上がるロンドンで話題のショップもご紹介します!チュールの内側に潜むローズ!ロマンティックなキーピース ウェディングスタイルをテーマにした最新コレクション。多数見られたロマンティックなドレスはどれもただ美しいだけでなく、どこかツイストが効いて前衛的なのが印象的です。バラの花束がチュールの内側にあしらわれたこちらのデザインは、もはやアートの領域!ホイップクリームを模したチュールがキュート!ウエディングケーキドレスリボン、チュールで飾られたウェディングケーキのようなドレス。足元は今シーズンコラボレーションしているクロックスのシューズです。リラクシーなコンフォートシューズがパールでクラスアップ。売り切れ必至の注目アイテムとなりそうです!トレンド継続のメタリックトーンで甘辛ミックスケーキのような甘いペールトーンのほかに、メタリックカラーのアイテムも数多く登場したコレクション。大きなリボンがフロントあしらわれたミニドレスは。独特なしわ加工にリュクス感が光り、金属的なシルバーカラーと愛らしいデザインのコントラストが魅惑的です。アレクサ・チャンはレザーのセットアップでフロントロウに登場2023年9月17日に、英国国立バレエ団のリハーサル会場であるムリヤン・センターで開催されたコレクション。フロントローにはモデルのアレクサ・チャンの姿が。キーマテリアルの一つであるレザーのセットアップにリボンがあしらわれたトップスを合わせたスタイリング。美脚を披露し、オーラを放っていました♡老舗デパート「ハロッズ」では「プラダカフェ」が大人気!ロンドンファッションウィークに合わせて、街でもちょっと特別なファッション企画が目白押し。その中でも、気になったのは、プラダのカフェです。ウェディングケーキがモチーフとなったバッグに注目が集まったシモーネ・ロシャのコレクションの話題に続いて、ロマンティックなスイーツが人気の「プラダカフェ」も、多くのファッションジャーナリストが集まっていました。デパート「ハロッズ」1階に期間限定で登場し、予約困難となっている話題のカフェです。店内は市松模様の床、グリーンのエレガントなベルベットのソファなどブランドイメージそのもの。ディビット・ベッカムファミリーなどセレブも来店しました♡セイジグリーンが美しいピスタチオケーキなど、味だけでなくヴィジュアルのレベルも高いスイーツは写真映え間違いなし! ポップアップとして2024年1月7日まで開催中です。ロンドンに行く機会があれば、覗くだけでも見てみて。プラダカフェSenior Writer:神田朝子
2023年10月03日ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)の2024年春夏コレクションが2023年9月30日(土)にフランス・パリで発表された。彫刻的なフォルムを探求硬くハードな印象の彫刻的なドレスから幕を開けた今シーズンのジュンヤ ワタナベ。素材や色味を変えながら、ダイナミックで構築的なコレクションを展開していく。ショー序盤で提案されたのは、オールブラックのルック。三角錐や筒状のフォルムなど、布地で構成されているとは思えないほど鋭利なラインを描くドレスは、そのダークな色味と相まって、よりエッジィな佇まいに仕上げている。レザーもまた今季らしい構築的なシルエットで登場。ライダースジャケットはショルダーラインを強調してみたり、斬新なカッティングを施してみたり、ベルトのようなディテールを随所に施して動きを出してみたりと、まさにレザーの可能性を探求するようなピースが次々と展開された。柔らかいデニムも立体的に仕上げるのが今季のジュンヤ ワタナベ流。ダブルステッチを縦に、横に、そして斜めに走らせることでよりアクティブな印象に仕上げている。端正に並べられたシルバーのボタンは、そのユニークなシルエットを際立たせているようにも思われる。ラストは、ワイドパンツに個性豊かなツイードジャケットを合わせたルックがランウェイを席巻。ツイードジャケットは、本来クラシカルな印象を与えるアイテムだが、独創的なシルエットを描くことによってパンキッシュな1着へと昇華させた。
2023年10月03日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)の2024年春夏ウィメンズコレクションがフランス・パリ市庁舎 (オテル・ド・ヴィル・ド・パリ)で2023年9月29日(金)に発表された。軽やかさを纏う“黒”今季も、ブランドを象徴する「黒」を軸にコレクションを展開するヨウジヤマモト。しかしながら、従来の春夏コレクション以上に軽やかなムードを纏っているように思われる。まず最初に注目したいのは、装飾的なワンピース。素足をしっかりと見せるミニ丈にしつつ、シアー素材でボリューム感を出すことで、まるで空気を内包しているかのようなエアリーなルックスに。ウエスト回りのレース切り替えは、センシュアルなムードを醸し出しながら、抜け感を演出するのに一役買っている。1枚で着用したクロップド丈のベストもまた、コレクションに軽やかな風を吹き込むもの。ウエストには、「Y」やハートなど大ぶりのモチーフを配したチェーンベルトを合わせ、メリハリとリズミカルなアクセントをプラスした。モデルの歩みに合わせてリボンやテープが揺れるドレスが繰り返し提案されたのも今季の特徴。着物の帯のようなディテールが胸元から裾に向かって垂れ下がるドレスは、白を差し込むことでよりいっそうアクティブな佇まいに仕上げている。テーラードジャケットやブラウスなどにあしらわれたポルカドット柄は、本来であればフェミニンな印象を与えるものだが、所々にプリントが剥げてしまったような加工を施すことでアンニュイな表情に。素材は、シアー素材を使用することで、ロングスリーブのアイテムであっても涼し気な印象に仕上げた。
2023年10月03日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2024年春夏コレクションがフランス・パリにある複合施設「Césure」にて2023年9月29日(金)に発表された。曖昧なものをカタチにテーマに「Grasping the Formless - 見えない形が見えるまで - 」を掲げた今シーズンは、風や光など大自然の中にある輪郭のないものなどから見出された形を、服づくりに取り入れてコレクションを展開。ショーは、風、水、光、炎など一瞬ごとに変化し続ける自然と同じように、留まることを知らない人の身体の可能性を明示するようなダンスパフォーマンスから始まった。ショー序盤で提案されたのは、身体のラインを優しく露わにするようなニットのセットアップやワンピース。シアーな前身頃はゆるやかなドレープを効かせ、後身頃はリブ編みを組み立てた。最初の3ルックは、モデルの顔を布で覆うことでぼんやりとした佇まいに仕上げている。夜明け前の霞んだ空や日没前の神秘的な海など、自然界の曖昧な景色を落とし込んだようなプリントも目を引く。一度フィルムに写した写真に対して、カメラのふたを開けてわざと露光させる手法を用いて作ったという柄は、色同士の境界線がなく、吸い込まれそうなほど美しい。ドレープや縫い目を最小限にした平面的なウェアにプリントすることで、柄の持つ美しさを際立たせているのも魅力的だ。ボリューミーなアウターやブラウスは、動いている瞬間を止める発想から生まれたシリーズ。アウターに見られる肩の部分の折り込みや角張りは、ねじれをプレスして作ったもの。直線的で大胆なシルエットを描くことから硬質な印象を受けるアイテムだが、軽量でストレッチ性のある素材を用いることで、心地よい着用感を実現した。ショーの終盤には、一枚の布をねじることで立体的なシルエットを生み出したウェアが登場。一緒に提案されたハットもまたウェアと同様に布地がたっぷりと使用されており、大らかさやゆとりを演出する。今季はニューバランス(New Balance)と共同制作したフットウェアもリリース。ニューバランスのトレイルランニングモデルの名作「MT10」ベースに、イッセイ ミヤケならではのデザイン性と配色を取り入れた。
2023年10月03日ロエベ(LOEWE)の2024年春夏コレクションがフランス・パリで2023年9月29日(金)に発表された。拡大されたディテールまるで魚眼レンズを通して見ているような、拡大されたディテールが印象的な今季のロエベ。驚くほど巨大な針が差し込まれたレザーパンツやドレスはその好例だ。また、太い毛糸で編み上げられたニットケープや裾の一部だけ長く設定されたティアードスカートも展開された。ポケットに手を入れて歩くモデルたちは、通常よりもぐっと腕を曲げている姿が印象的。ロングパンツはとびきりハイウエストに。テーラードジャケットは胸下にハンドウォーマーポケットが配されている。一見シンプルなアイテムにも、遊び心溢れるこだわりが詰め込まれているのがジョナサン・アンダーソン率いるロエベならでは。レザーのトップスとハーフパンツは裾を切りっぱなしにすることで、レザーが醸し出す上品なムードの中にラフなアクセントをプラス。ロングコートの裾は、左前の裾を折り返し、肩にかけたバッグの中に押し込んでいる。カラーパレットは、ブラック、ブラウン、グレーといったベーシックなカラーを基調に、パープル、ブルー、オレンジのヴィヴィッドなカラーや、淡いイエローやブルーのパステルカラーをプラス。中でも、煌めくフラワーモチーフが浮遊しているようなバイカラーのベストは、一際存在感を放っていた。コレクションに彩りを添えるアクセサリーは、会場に設置されたリンダ・ベングリスのオブジェとリンクする粘土のようにやわらかそうなメタルバングルや、虹色に輝くイヤーカフが登場。バッグは、ゴールドのチェーンが揺れる「スクイーズバッグ」や、グレインカーフの「ペブル バケットバッグ」が展開された。
2023年10月02日イザベル マラン(ISABEL MARANT)の2024年春夏コレクションが2023年9月28日(木)にフランス・パリで発表された。ボディコンシャスなアイテム身体のラインを強調するボディコンシャスなアイテムが目立つ今季のイザベル マラン。脚を大胆に見せる深いスリットや、女性ならではのウェーブシルエットを露わにするサイドのカットアウトなど、素肌を見せるカッティングも目を引いた。レースや透け感のあるニットワンショルダーのレーストップスやメンズの開襟レースシャツ、透け感のあるニットベストなど春夏らしい軽やかな素材使いも印象的。一方で、本来重たい印象を与えるレザーパンツはマイクロミニ丈に仕上げることで、涼しげなムードを纏わせた。リズミカルなプリントプリントは、花柄のようなパターンや細かい幾何学模様などリズミカルなものが主流。ホルダーネックのドレスは、サイドのカットアウトとドレープを効かせたスカート部分により、よりアクティブな印象に。ミラーなど輝く装飾ショー終盤は、モノトーンカラーのルックがランウェイを席巻。ミラーやスパンコールが輝くインパクトのあるルックを差し込みながら、開放的でリズミカルなコレクションをスタイリッシュに引き締めた。
2023年10月02日ロエベは、9月29日(現地時間)にパリのヴァンセンヌ城で、2024年春夏ウィメンズコレクションを発表しました。Courtesy of LOEWE要素を引き去り、ファッションはシルエットへ。輪郭に焦点を当て、比率で遊び、プロポーションを刷新。遠くから眺め、間近で見つめ、ディテールに目をこらす。Courtesy of LOEWE遠近法的ワードローブ:縦へと伸長した、垂直なシルエット。厳粛に提案されたデイウエア。その実用性。ブレザー、コート、ブラウス、Vネックセーター、カーディガン、ジーンズ、トラウザーズ。長いレッグ、高いウエスト、コンパクトなバスト。ポケットとスリットは身体を特定のポーズに促し、ジェスチャーがアイテムを定義します。Courtesy of LOEWE緊張感と、それを打破する官能性についての考察。質感豊かなニット:短くボリューミーなセーター、体を包む長いケープ、流れるような大ぶりのプルオーバー。レザーはテーラードされ、外皮のように体を覆います:片面が折り返され、バッグのように腕から下がるスリークなコート、噛み切られたような裾のTシャツとショートパンツ。Courtesy of LOEWE再び、予期せぬ手法が物事を覆してゆきます。きらめくブローチの集合体のようなトップス、消えてしまいそうなフェザー、生地を留める巨大なピン。斬新に変形したリング、カフス、ブローチ、イヤリング、ペンダントはアーティストのリンダ・ベングリスによるものです。結び、折り目をつけ、鋳造されたそれらは身につけられる彫刻として制作され、うつろいゆく世界を映しこんでいます。Courtesy of LOEWE静かなカラーパレット。キャメル、グレー、ブラウン、赤をアクセントにしたブラック、ブーゲンビリア、タンジェリン。丸みのあるトゥ、先の尖ったミュール、人間工学的なシューズ、スクールボーイシューズ。バックルは縮小または拡大されています。バターのようなレザーで作られたバッグは上質かつ流体的で、還元主義的な精神に呼びかけます。Courtesy of LOEWE魅惑的な持ち心地のハンドルにその名が由来するスクイーズバッグは、なめらかなナパレザーによりハンドクラフトされています。小石の形をしたメタルウエアが特徴的なペブル バケットバッグは、スムースでやわらかなグレインカーフを採用し、ミニサイズとミディアムサイズで異なるアティチュードが表現されています。Courtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWEアートワークについて今季もロエベはアーティストのリンダ・ベングリスとのコラボレーションを継続。ショーのセッティングとして大規模なブロンズ彫刻を展示し、共同開発したジュエリーを発表します。Courtesy of LOEWEリンダ・ベングリス(1941年 アメリカ ルイジアナ州レイクチャールズ生まれ)は、戦後アメリカ彫刻における巨星です。 60年にわたるキャリアの中で、彼女は形状と素材に関する絶え間ない革新を通じて、アートオブジェクトの概念を再定義してきました。 ポリウレタン、ラテックス、スパークル、紙、石膏、青銅、水などの多岐にわたる材料に動的かつ物理的にアプローチすることで、ベングリスは彫刻の認識への挑発的な問いを投げかけてきました。Courtesy of LOEWEランウェイショーのために、大規模なブロンズ製の彫刻が6点選ばれました。これらの作品はベングリス自身が“Elephant Necklace”(象のネックレス)と呼んだ一連の粘土彫刻を巨大化し、鋳造することで制作されています。いずれも、伸びたやわらかな粘土の形がツイストされ、成型されることでダイナミックな形態へ。ベングリスは1990年代初めから粘土による制作を行っており、素材に手を加えることをダンスになぞらえています。巨大化の手法は制作プロセスが残す傷や痕跡を、なまなましく誇張します。 磨きこまれたブロンズからマットなブラックのパティナ(古色)にいたるまで、素材のさまざまな表面がドラマティックに光を反射し、視覚効果が織りなす流転の光景を生み出します。Courtesy of LOEWE#LOEWE#LOEWESS24お問い合わせ:ロエベ ジャパン クライアントサービス03-6215-6116
2023年10月02日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)の2024年春夏ウィメンズコレクションがフランス・パリで発表された。親しみがあるもので作る、フレッシュなムード「見たことのない、ありふれたもの」と銘打たれた今季のドリス ヴァン ノッテンは、そのタイトル通り、親しみがある素材を使いながら、アプローチを変えることによって、フレッシュなムードを纏ったコレクションを提案していく。たとえば、サルトリアル・ドレスの定番であるストライプのシャツ地は崩され、新しいフォルムへと変化。カジュアルな印象のウォッシュドデニムもまた、イブニングジャケットなフルレングスのコートなどフォーマルなアイテムへと昇華させている。伝統的なプリンス・オブ・ウェールズ・チェックのテーラードジャケットは、ハーフパンツとストライプ地のブラジャーを合わせることで軽やかな佇まいに。ポイントにテープが配されたジャケットは、シャツとボディスーツを合わせてヘルシーな肌見せを叶えた。スポーティなラガーシャツにも多彩なアプローチが見られる。レースアップのディテールが施されたアシンメトリーなドレスが登場したほか、ラガーシャツのデザインを踏襲しつつ、ハリ感のある素材と立体的な花の装飾を用いることでエレガントなピースへと昇華させたアウターも展開される。プリントは、イチョウの葉のようなパターンや、チェッカーボード柄と抽象的な柄を組み合わせたものなどモダンなパターンを披露。また、スパンコールやビーズを施したクチュールライクなアイテムも展開された。
2023年10月02日リック・オウエンス(Rick Owens)の2024年春夏ウィメンズコレクションが2023年9月28日(木)にフランス・パリで発表された。ミステリアスなスモークの中から……ピンクやイエローの色鮮やかなスモークが発生する、ユニークな演出をもって幕を開けた今季のリック・オウエンス。スモークの中から、1人また1人とモデルたちがゆっくりと現れる。その様子は幻想的でありながら、どこかミステリあるなムードが漂っている。まず最初に注目したいのは、リック・オウエンスのコレクションで毎回のように提案されているホーンディテールを施したトップスやジャケット。今季は斜め上に突き出ているような、より力強いデフォルメ的なデザインとなっている。まるで布団を纏っているような、ボリューミーなワンピースも目を引く。ワンピースの上にはテープが張り巡らされ、より複雑で力強さを感じさせる1着に。ショー終盤には、背中に配されたマントのように長い布が風にあわせてひらひらとなびくアウターが登場。アウターの下には、ショー序盤で提案されたボディコンシャスなワンピースと相反する、リラクシングなジャンプスーツを合わせている。カラーは、リック・オウエンスらしいダークなブラックを基調としながら、今季はレッド、ピンク、オレンジといったライトなカラーをプラス。その鮮やかな色味は、ショー中盤から客席に降ってきた、彩り豊かな本物の花びらのカラーにマッチしていた。
2023年10月02日ジバンシィ(Givenchy)の2024年春夏ウィメンズコレクションがフランス・パリで2023年9月28日(木)に発表された。軽やかなハーモニー今季、ジバンシィが提案したのは、春風を纏っているかのようなエアリーなコレクション。繰り返し提案したされた透け感のあるアイテムは、素肌を見せるようにあえて1枚で着用している。レザー×シアー素材本来重い印象を与えるレザーを使ったウェアは、シアートップスを1枚忍ばせたり手元に透け感のあるオペラグローブを合わせることで軽やかな印象へアシストした。ビーズのフリンジそんな軽快なコレクションにリズミカルなアクセントを加えるのは、煌めくビーズのフリンジ。胸元にフェミニンなレースを配したワンピースは、中にビーズフリンジのスカートを合わせることで、奥行き感と動きをプラスした。可憐なフラワーモチーフ水彩画のようなタッチで描かれたフラワーモチーフは、可憐な表情が魅力的。シアー素材の上に描かれた花の絵は、生地の繊細な質感と相まってよりいっそう儚げな佇まいに仕上げている。カチューシャ×ジュエリーカチューシャを使ったヘアスタイルが提案されたのも今季の特徴といえる。カチューシャによって顔周りをスッキリさせ、イヤリングやイヤーカフの輝きを引き立たせた。軽やかなペールカラーカラーパレットはブラックをベースに、イエローやミントグリーンといったペールカラーを織り交ぜて今季らしい柔らかくエアリーな印象に。ベージュとミントグリーンの優しい色味で構成したルックは、鮮やかなレッドのソックスとシルバーのバッグを差し込むことでメリハリのあるスタイリングに仕上げた。
2023年10月02日クロエ(Chloé)の2024年春夏コレクションが2023年9月28日(木)にフランス・パリで発表された。花々が咲き誇る楽園溢れんばかりの花々が咲き誇る今季のクロエ。繊細な花びらを思わせるティアードドレスや、立体的なフラワーモチーフを配したメッシュドレス、肩周りに大輪の花を咲かせたドレスなど、花々が持つエネルギーを凝縮したような華やかなピースが次々と登場した。シャープなショルダーラインを描くドレスは、袖口に花びらのような柔らかい装飾を施すことでまるで花束を携えているようなロマンチックなルックスに。柔らかい花びらとは対照的な硬いレザーで仕上げたドレスは、蕾のように膨らんだパフスリーブが目を引く。ドレスのサイドや胸元に施されたカットアウトも印象的。フルレングスのニットドレスは、肌を大胆に見せるネックラインも合まってよりいっそう開放的なムードに。素材は、レースやシアー素材といったフェミニンなものから、力強い印象のレザーまでバリエーション豊か。ブラックのレザーにホワイトのシアー素材を合わせたドレスは、両者の素材感を際立たせたインパクトのある1着だ。フィナーレには、ブラジルのアーティストたちが力強いダンスと演奏を披露。最後はモデルや今季をもってクリエイティブ・ディレクターを退任するガブリエラ・ハーストもダンスに参加し、楽しげなムードが包み込む中、幕を閉じた。
2023年10月02日バリー(BALLY)は、9月23日にミラノファッションウィークで、2024年春夏コレクションを発表。新たにデザイン ディレクターに就任したシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)による初のコレクションとなりました。Courtesy of BALLYシモーネ・ベロッティがデザインした2024年春夏コレクションは、ミラノのサン・シンプリチアーノ教会(Chiostro di San Simpliciano)の格式ある庭園でのショーを通して、1851年の創業以来BALLYが培ってきた、実用的なラグジュアリーに満ちたクラフトマンシップと伝統のコントラストを象徴しています。精密さと自然の有機性、厳格さと柔らかさについての考えがそこに表現されています。チューリッヒの街並みからアルプスの風景まで、スイスのアイデンティティは多岐にわたります。そしてそこには純粋さがあり、破壊的、学問的で本質的な遊び心が存在しています。Courtesy of BALLYコレクションはクラシックなデザイン原理を現代の生活という新しい文脈に置き、20世紀初頭、スイスのアスコーナ(Ascona)に定住したオルタナティブな知識人やクリエイティブな人々が集うユートピア、モンテ・ヴェリタ(MonteVerità)の精神に通じる落ち着いたエレガンスから出発します。自然環境と全身で交わるために都市の重圧を拒否する彼らの自由主義的なアプローチは、文学、ダンス、絵画、パフォーマンスの文化的革命でした。今回、ベロッティは1987年のイビサ島でのSummer of Loveムーブメントを自由奔放なバレアリックなサウンドで飾ったDJ Leo Masがこのコレクションのために特別に用意したサウンドを通して、モンテ・ヴェリタのボヘミアンな活気を思い起こさせます。Courtesy of BALLYマスキュリンとフェミニンなワードローブが融合した2024年春夏コレクションは、ベロッティの「いくつものレイヤーを持つブランド」というブランド ビジョンにインスパイアされ、人間の本質を映し出す二面性のコンセプトを取り入れています。スイスレッド、コバルト、シャルトリューズが、ニュートラルなパレットの中で輝き、都会的な統一感とアルプスの植物の柔らかなニュアンスの両方を呼び起こす色彩が広がっています。Courtesy of BALLY形、シルエット、布の親しみやすさが、縮小されたプロポーションとシンメトリーでの遊びを通して、強調されては弱まり、ドライコットンやリップストップ、ポプリン、ジャージー、タフタ、ポワンテル、ポリッシュドレザーによる、ドレープとスウィング、爆発的なボリューム、控えめな魅力といったジェスチャーが、豊富でありながらも軽やかなタッチで表現されています。Courtesy of BALLYBALLYの172年にわたる上質な靴作りの伝統に根ざしたアーカイブモデルが新たなスタイルの柱として再登場します。ポインテッド・ヴァンプのバックル付きフラットのGlendale(1923年頃)、バーニッシュド・トゥのScribeオックスフォード・レースアップ(1951年頃)、スタッズのディテールを施したBallyrinaフラット(1940年頃)などのアーカイブを見直し、さらに洗練させることで、クラシックなフォーマルシューズのスタンダードに現代的な精密さを吹き込んでいます。ポリッシュ仕上げの「appenzeller(アッペンツェラー)」タリスマンベルトやツールドレザーベルは、いずれもスイスの習慣へのオマージュです。旅行鞄とハンドバッグは、ポリッシュドカーフスキンとゴールドのチェーンで仕立てられたストラクチャードブリーフケースやフレームパース、BALLYのリボンと紋章で縁取られたソフトキャンバス地のメッセンジャーバッグやウィークエンダーバッグの両方が並び、ここでも二面性が象徴されています。Courtesy of BALLYCourtesy of BALLYCourtesy of BALLYCourtesy of BALLYCourtesy of BALLYシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)/Courtesy of BALLY
2023年10月01日アンダーカバー(UNDERCOVER)の2024年春夏コレクションが2023年9月27日(水)にフランス・パリで発表された。夢幻的な異空間へスモークがたかれ、周囲が霞んで見える幻想的な会場。ランウェイには布がかけられたシャンデリアが置かれ、夢幻的なムードをよりいっそう高めている。そんな夢の中にいるような空間で発表された今シーズンは、会場の雰囲気と呼応するように、幻影のようにおぼろげで神秘的なムードを纏っているのが特徴だ。シアー素材を重ねて輪郭を曖昧にまず最初に注目したいのは、シアー素材を重ねたアイテム。テーラードジャケットやトレンチコート、フーディーなどコレクションを構成するあらゆるアイテムにオーガンジーのような素材を重ね、輪郭を曖昧にした。花柄のセットアップには、ブラックのシアー素材を重ねることで、まるで影を纏っているようなユニークなルックスに仕上げている。ドイツ人画家の作品にフォーカス今季はドイツの画家、Neo Rauchによるダイナミックな作品を落とし込んだピースも登場。宗教画を思わせる神秘的な絵画をコートやシャツに大胆にデザインし、作品のもつ力強さを際立たせた。ビッグシルエットのシアーシャツは、素材のもつ繊細な表情と相まってよりいっそう幻想的な佇まいに。“目のない肖像画”をモチーフにアンダーカバーのデザイナー・高橋盾が手掛けた、“目のない肖像画”の油絵をモチーフにしたスカートも目を引く。平面的な油絵をボリューミーなラッフルを使うことで立体的に表現したユニークな1着だ。蝶が舞うドレスショー終盤には、バラの花々が咲き誇るドレスがランウェイを席巻。立体的なバラのコサージュや蜘蛛の装飾が施されたドレスは、花束を携えているようなインパクトのあるデザインが印象的。ラストは、本物の花が咲き誇る中で蝶がひらひらと舞う、アートのようなドレスで締めくくり、観客を魅了した。
2023年10月01日ジバンシィは、2024年春夏ウィメンズコレクションを発表しました。エコール・ミリテールの敷地内に設置された、コラボレーティブ・アーキテクチャー・ラボラトリーのガブリエル・カラトラバ氏がデザインした現代的なスカルプチャーの中を舞台にショーは開催されました。Courtesy of GIVENCHYエレガンスとは本能的なものです。シフォンドレスのドレープ、彫刻のようなネックラインの曲線、手描きの花の優美さ。ジバンシィ2024年春夏ウィメンズコレクションでは、伝統の遺伝によって形作られたエレガンスと、シンプルでありたいという現代人の願望を重ね合わせます。クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズは、メゾンに対する直感的なアプローチを通じて、彼の周囲にいる女性たちのワードローブのメンタリティを反映させたエレガンスの現代的な文法を表現しています。Courtesy of GIVENCHYシルエットは緊張感とリラックス感を掛け合わせます。紳士用ウールの建築的な砂時計型テーラリングは、ネックラインとヘムラインに沿って半月型のカーブを描きます。背中が大きく開いたジャケットやドレスは、オートクチュールというワードを想起させます。逆に、ソフトな構造のダブルブレストのブレザーは、繊細なダッチェスサテンで作られたオペラコートの現代的なテイストと呼応して、包み込むようなフレームを作り出しています。スカートスーツは、アンクル丈のスカートとフライトジャケットで再び活性化されています。Courtesy of GIVENCHYエレガンスの永遠のシンボルである花は、ユベール・ド・ジバンシィの庭園に対する情熱のアーカイブの中で、マシュー・M・ウィリアムズがレクリエーションとインスピレーションの源として表現しています。花々は、刺繍や手描きのモチーフ、プリント、彫刻のようなメタル・ジュエリーなど、コレクションのパレットを彩り、全体を通して具現化されています。メゾンのエレガンスの象徴であるレースは、ドレスのラッフルに再び活かされます。パール、ガラス、クリスタルの格子模様のドレスやスカートでは、宝石が衣服に姿を変えるのです。Courtesy of GIVENCHYメゾンの象徴であるドレープを、半透明のオーバーレイの中にシースやシャーリング、ノットを施したセカンドスキンのフィルトラージュのドレスで表現しています。シフォン、タフタ、オーガンザといった異なる生地をつなぎ合わせ、同じ花柄をあしらったドレスがいくつも登場します。マッドシルクは絹を川の泥の中に沈めて染める明朝時代の染色技法で、優美なドレスに揺れ動くレザーのような効果を与えます。この素材は『ヴォワイユー』のバッグから取り入れたハードウエアのディテールが施されたレザーテーラリングと呼応します。Courtesy of GIVENCHYフォーマルウエアは、今シーズンの彫刻的なラインとフラワーモチーフを、ロゼットカクテルドレスやバラの形に渦を巻いたタフタやサテンのドレスで表現しています。透け感のあるシフォンのドレスはコレクションのドレープを象徴しています。クリスタルのチョーカー、フープイヤリング、イヤカフ、リングにはペンダントパールがあしらわれ、クラシックなパールネックレスに反映されています。クリスタルをちりばめたチョーカーとキューバンチェーンが融合し、リングにはメタル製のバラがあしらわれています。ヘアコーム型のヘッドバンドは、ゴールドやシルバー仕上げのアリスバンドに変身します。Courtesy of GIVENCHYメッシュのオーバーレイに包まれたポインテッド・スティレットは、アンクルストラップでブーツのシルエットへと広がり、レザーとクリスタルにブラックやパステルカラーのメッシュがあしらわれています。ポインテッド・ミュールに巻き付けられたマッドシルク、半透明のファブリック、レザーが花のような装飾を作り出しています。ドレープとツイストが施されたオープントゥのミュールはシャーリングのモチーフを取り入れたもので、シグネチャーの『シャークロックブーツ』はストレッチレザーのオープントゥのスティレットバージョンに再解釈されています。クラシックなエレガンスに敬意を表し、ミニマムなドルセーパンプスは、コレクションの洗練されたシルエットを引き立てています。Courtesy of GIVENCHY『ヴォワイユー』ラインは、徐々に変化するスライドチェーンストラップと、分厚いエッチングのハードウエアバックルで縁取られた新しい台形のフォルムで登場します。エンボス加工を施したクロコダイルやロゼット状にシャーリングしたスリムなクラッチバッグは、細い“ブラチェーン”をあしらったストラップが特徴です。ストラップで開閉する大型の軽量トートバッグとドレッシーなバックル付きトップハンドバッグはカーフスキンとキャンバス製。新しいハードウエアのモチーフは、ユベール・ド・ジバンシィの自宅のインテリアからインスピレーションを得ています。新しい4Gバックルはドレスとサングラスを装飾し、抽象的な鳥の装飾は柔らかいラムスキンのクラッチとショルダーバッグを建築的に表現しています。Courtesy of GIVENCHYCourtesy of GIVENCHYCourtesy of GIVENCHYCourtesy of GIVENCHYお問い合わせ:ジバンシィ ジャパン0120-218-025
2023年09月30日