カフェ好きで知られるモデル・斉藤アリスが、東京はもちろん、日本全国そして世界のカフェをご案内!羽田空港から飛行機で約2時間、向かったのはグルメタウン福岡県。太宰府にある庭つきの一軒家カフェを訪ねました。It took about 2 hours by plane from Haneda Airport to go to Fukuoka, a city well-known for delicious food. I visited a cafe with a garden in Dazaifu.「面白いことをしようと常にアンテナを張っています」と話すのは、オーナーの小林理高さん。小林さんのつくる斬新なメニューが、いまSNS上で話題沸騰中。The cafe owner, Mr. Kobayashi, said “I am always on the lookout for something new”. His unique menu is gaining popularity through social media.カスバーナーを使って目の前であぶり仕上げたのは、季節のデザート。1パック分のイチゴをぜいたくに盛り付けて、アイスクリームの上のきび砂糖をキャラメリゼしたら完成です。The seasonal dessert is finished off in front of you with a quick sear from a gas burner. They generously use one whole pack of strawberries and top the ice cream with caramelized brown sugar.まんまる大きなイチゴを口に頬張ると...幸せ〜グラスの中のアイスや焼き菓子もすべて手作りしているそう。I feel happy when I take a bite of the big, round strawberry. Everything inside the parfait glass is handmade.ドリンクにも楽しい仕掛けがいっぱい。たとえば、タイ原産の蝶豆花というハーブティーを使った「自家製レモネード」。レモン汁をかけると...Also, you can feel a sense of fun originality in their drinks. For example, their homestyle lemonade is made with Thai blue tea. When you add lemon juice...スカイブルーだったレモネードが、紫色に変身。こんなに鮮やかだけど、自然なお茶の色なんだそうです。不思議っ!The sky-blue lemonade becomes purple! The vivid colors are all natural. Mysterious!季節のデザートは、桃やリンゴなど訪れる時期によって変わります。詳細はインスタグラム(@coba_cafe_dazaifu)をチェックしてね。The desserts are made with seasonal fruits such as peaches and apples. Check out their Instagram @coba_cafe_dazaifu for more information.(photo : Keiichiro Todaka,Saito Alice)〈coba cafe(コバカフェ)〉福岡県太宰府市宰府2-7-411:00~21:00不定休2-7-4 Saifu Dazaifu-shi FukuokaCLOSE: Irregular前回の「分厚くて可愛いあんこトーストはいかが?福岡〈Good up Coffee〉で名物メニューを体験。」はコチラから。連載記事一覧ページはコチラから
2020年02月07日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、大学生時代によく訪れていた池袋へ。埼玉に住んでいたその頃、1番近い東京がここだった。通っていた大学の近く(といっても私は新座の方だったのだけど)、文字通り花に囲まれながらカレーを味わえる場〈HANABAR〉があります。扉をくぐった瞬間、おとぎの国に迷い込んだような空間。壁、天井、咲き乱れる花々。ファンシーすぎる空間はちょっとドキマギしてしまうのだけど、不思議と心地がいい。そっと寄り添うアンティーク調のインテリアや、深みのある色合いが優しく空間を紡いでいるから。このセンスのよい一間を切り盛りする、油井大樹さんと奈々さんご夫婦。元々、群馬の方で生活を営んでいたお二人。油井さんは音楽を、奥さまは自身のアトリエで美容師を。その頃の住まいは、祖母が持っていた空き家を「予算100万」と決め、2人でDIYしてつくったもの。元は昔ながらの平家。それがこの変貌ぶり。もはや違う家である。壁の色、床、装飾、ましてや風呂のタイル替えや浴槽までお二人で改装…。世の中のDIYの範疇を超えたプロ顔負けのリフォームだ。お分かりの通り、〈HABABAR〉にもこのDNAがぎゅっとつまっている。当時から料理が大好きで、家で奥さまに手料理を振る舞っていた油井さん。美容師業の傍ら、趣味ではじめたドライフラワーの魅力に誘われた奥さま。生活と趣味を大事にしていた2人。ある日、知り合いから「東京に一間空いたから、何かやってみない?」と声がかかり、はじまったのがこの〈HANABAR〉。「特別に強い目標や欲があって、ここを始めたわけではないんです。好きなことをしていたら、自然とこの場所にいました」。視覚は奥さま、味覚は油井さん。2人の好きと得意が抽出されて具現化した場所。味わえる料理も、2人のこだわりが咲きほこる。ランチ時に味わえる「イエローカレー」950円カレーに咲くパンジー。こんなおめかしをしたカレーは、はじめまして。口に運ぶ前から、胸がきゅーんと愛らしい気持ちになる。口の中で、優しい甘さが広がり、一間おいて、スパイスの香りが膨らみ弾ける。可憐な少女のような姿だが、中身は上品で洗練された女性。カルダモンの高貴な香りと口に残る辛味が心地いい。味の核となるココナッツクリームとミルクは、メニュー開発のために訪れたタイで、現地の料理人から「ココナッツミルクはこれじゃないと…」とレコメンドされたもの。上品なコクと甘みは、確かなる本場からの便り。この「イエローカレー」の開発も、タイで色々と食べ歩き、スパイスを仕入れ、試行錯誤の結果仕上がったもの。視覚、味覚ともにディテールまで飾りつけられたカレーは、〈HANABAR〉が始まってから今日まで、多くのお客さんに愛されている。お供に頼んだドリンクも、センスのスパイスが香る。「アンチャンティー」550円青いお花から抽出した青いお茶。見た目の個性の強さとは相反して、味や香りにはクセがなく、水のようにごくごく喉を通る。実はアンチエイジング効果も高いと噂の「アンチャンティー」。肌や髪、眼精疲労が気になる方にはおすすめのお茶だ。見た目、嬉しい効用の他にも、まだまだ仕掛けが。備え付けのレモンの果汁を垂らす。みるみるうちに「青」から鮮やかな「パープル」の液体に変身。科学の実験に立ち合うようなサプライズと、美しいパフォーマンス。あぁ、どこまでも私たちを魅了させる〈HANABAR〉。油井さん夫婦の、美しく、あたたかなおもてなしに、すっかりハートを鷲掴みされた私。取材中、「彼女の好きなことは僕も好きなんです」と自然にこぼした油井さん。そのとき、私のハートは「きゅいん」と音を立てて、猛烈にクラッシュ。こんなに居心地がいいのは、この夫婦間に流れる優しい空気が正体ね。視覚、味覚、そして温度感。ふんだんに癒しの要素がある一間。大変ご馳走さまでした。〈HANABAR〉東京都豊島区西池袋3-30-6 磯野ビル1F03-6874-5459[月〜金]11:30〜15:00(L.O.14:30)、18:00〜24:00(L.O.23:30)[土日祝]11:30〜17:00(L.O.16:30)、18:00〜24:00(L.O.23:30)不定休※店内ではドライフラワーアーティストである奥様の作品も購入可能。詳しくはこちらから。(photo:Kayo Sekiguchi)前回の「洗練された空間で食べる上品なカレー。銀座の真ん中に突如現れた〈Mrs.Dada〉へ!」はこちらから。連載『カレーときどき村田倫子』ページはこちらから。
2020年02月07日実はワタクシ、2016年に三重県四日市市の観光大使を拝命し務めさせていただいております。といっても堅苦しい感じでは全くなく、四日市市が誇るゆるキャラ「こにゅうどうくん」の可愛さをシェアしたり、街の情報をお届けしたり、四日市市のイベントや式典に参加したりという感じで、楽しく続けています。昔は「観光大使ってどんな人がやっているのだろう?」と思っていたけど、まさか自分が任命されるなんて!人生は本当に予想外の連続です。ということもあり、地元の方にはよく「四日市でオススメのパンはありますか?」って聞かれます。これまでの連載でも、四日市市のパンを紹介しているのですが(第3、9回)、最近は出来ていなかったかと思うので、今回は、最近出会ったばかりの四日市市のパン屋さんをご紹介しようと思います。そしておとなり、いなべ市に最近出来たばかりの話題のパン屋さんにも行ってきました!予約必須!?食感に惚れるパン…〈Pea Green〉四日市市在住の友人がオススメしてくれたのが、〈Pea Green〉のパン。中でも、食パンは予約をしないと買えないほど大人気らしい!そんなウワサを聞いてゲットするタイミングを逃していたら、なんとオススメしてくれた友人が買ってきてくれましたー!神様ー!!「塩パン」ふっかふか。これはあまりにもあれだ、あれなんです。そう、天日干ししたお布団のようなのです。そう表現してしまうのは安易すぎやしないか。もっと他の表現だってあるはずだと、舌で味わいながらイマジネーションの旅に出ます。でも、でもでも、ダメだ。浮かばないよ、他の表現なんて(完敗)!この全幅の信頼を寄せられるような安心感はまさにお布団のそれだし、空気をたっぷり含んだふかふかの厚みは、お日様の下、太陽の光をたっぷり吸い込んだ午後のお布団にだって似ています(布団好きか!)。とりあえず伝わりましたか、ふかっと感。伝わっていたら嬉しいです。そこからむぎゅ、もちーっとした弾力が徐々に出てくると、歯が最後押し切る直前にもっちもっちと1番の抵抗が。1番といっても、子供がやる気なさそうにおしくらまんじゅうしているような押し返し。えぇいーそんな可愛い抵抗してもこのお布団でくるんでやるんだからー!と、キュンキュンしながら口内から消えるよりも先に次の一口をどんどん入れたくなっちゃうので、結局すぐに食べ終わっちゃいます(寂しい)。中央のバターの住処の空洞からふかっとぬける空気も塩気もちょうどいいです。寂しくなっちゃうから(おそらく私だけでしょうが)、みんなで食べたいパン。「角食」持ち上げるとズシッと重みが。はい、注目!これが食パンの保水力を物語っているのです。そのままでも美味しいみたいですが、なんだかんだでトーストが好きな私はトーストに。むふふ。やはりトーストしても水分をたっぷり抱えた重みは健在です。まるで真っ白なはんぺんのように(褒め言葉です!)しゅわしゅわと消える口溶けは、ピュアで儚く繊細で、甘みがゆっくりと広がります。舌に残るほど甘くないのがいいのです、とても。そして、表面の薄くカリッとした膜と内側のしっとりしなやかな質感の鮮やかなコントラスト!美味しい食パンの醍醐味ですよね。こちらは耳まで柔らか。繊細な内側に合わせてびっくりしないように(そうなの?)、繊細な柔らかさが続いています。バターだって、チーズだって、ジャムだって、何色にだって染まる、私たちの味方でいてくれる食パンさんです。山を眺めながら本格派なドイツパンを…〈Freibäcker SAYA〉昨年12月に、名古屋からいなべ市へ移転オープンしたばかりの〈Freibäcker SAYA〉。自然豊かな藤原岳の麓に立つお店へ、オープン11時に行ってみると、すでに大行列。列が進み、ショーケースに近づいてくると見えたのは、本格的なドイツパン。ドイツパンにあまり詳しくない私からすると聞きなれないパンの名前ばかりで、おまじないを唱えるように口に出したくなります。知らないものに出会う楽しみ!ルンルンしますね。「メアコルンバウアルン」「メアコルン、バウアルーン!!」…でしょ(なれなれしい)?変身できそうな気がしてきませんか(いかにもドイツ語身につかなかった人)?しっかりとした酸味、もちっとしつつ密度の高い生地、じわじわとゆっくり立ち上がってくる穀物とライ麦、小麦がブレンドされた旨味。これこれ、これぞドイツパンなお味です。そこにぷちっと雑穀がはじけると、森の香りをのせたような香ばしさが高らかと歌い舞います。それは時折コーンフレークのような親しみやすさもみせながら、力強く鼻に抜けるのです。そんなドイツパンに合わせるなら、やはりチーズとハムがいいのでは?と合わせてみたら、大正解!バターよりもチーズと合わせるのがオススメです。チーズのまろやかなコクが、パンの酸味をやわらげ穏やかな表情をつけてくれます。「カイザーゼンメル」人生の転機が何度かあるとしたら、私にとって、大学2年生の夏は転機だったのかもしれません。それはドイツでこのパンに出会ったこと。そこからパンにより興味がわいたこと。幼い頃から親しんだ甘い食パンやロールパン、日本のオーソドックスなパンしか親しみがなかった私にとって、ドイツで食べたパンというのは衝撃でした。音楽のセミナーで滞在していたドイツの寮のご飯で、毎食出てきたこの「カイザーゼンメル」。甘くない、密度が高くてぎっしり。初めましてのパンだったから、周りのドイツ人やヨーロッパからきた生徒さんをマネして半分に割り、間にスライスチーズやロースハムを挟んで食べてみたら、それは日本のサンドイッチとは異なる食べ物。こんなにシンプルでカラッと爽快なサンドイッチがあるのか。歯にかかる負荷はあっても、こんなに甘くなくて塩気と小麦の香りがダイレクトに届くのかとカルチャーショックを受けました。そこから毎日毎日(ほぼ毎食)同じセットを食べ続けています。それでも飽きることがなく、周りのみんなを見ても、毎食そのセットを食べていました。パンが主食の文化を体験し、その美味しさを知って帰ってきたわけです。この子をかじった時とき、夏の思い出が駆け巡りました(思い出が長すぎました)。こちらはドイツの思い出よりも、密度の圧迫感は少なめでふかっとした抜けがあるので、ロールパン感覚でもいただけます。それでいて、絶妙に効いてくる塩気もちゃんとあるし、トップに覆うゴマはパリパリと香ばしく、“洗練”というトッピングもプラスされています。だけど、美味しいを押し切るわけでも声高らかに主張するわけでもない。ただ毎日食べたいと思い、これからも日常にあったらいいなと願うパンなのです。ドイツパンのよさがきちんとあって、私の記憶が大変喜んでおりました。パンを買ってテラスに出ると絶景が待っています!春は、ここでサンドイッチを食べたい!3月14日に〈1966カルテット〉で三重県いなべ市でのコンサートがあるため、プロモーションで帰省したとき、思いがけず三重県北勢地区でいまアツい(死語?)パン屋さんを味わうことができました。四日市市のパン屋さん、いなべ市のパン屋さん、どちらも車じゃないとなかなか行きづらい場所にありますが、この辺りは景色もご馳走!ドライブがてら足を伸ばしてみませんか?お知らせ!コンサートをします!ぜひ聴きにいらしてくださいね!『1966Quartet 10th anniversary Tour -Spring Carnival』【日時】3月14日(土)開場13:30/開演14:00【場所】いなべ市北勢市民会館 さくらホール(三重県いなべ市北勢町阿下喜3083-1)いなべ市芸術文化協会(0594-82-1551)詳しくはコチラから前回の記事「そう、出会いは突然に…〈skywalker bakery & cafe〉と〈osanji time.〉」はコチラから『花井悠希の朝パン日誌』連載一覧はコチラから
2020年02月06日鈴木真由子24歳。納豆が好きでライブ配信を趣味で始めたところから始まり、今の「なっとう娘」という活動を仕事にすることを決める。納豆のより幅広い楽しみ方を一人でも多くの方に届けたいという想いで始めたコラム、ぜひ覗いてみてください今回は渋谷にある〈Moga cafe〉を訪れました。納豆の可能性を引き出してくれている!〈Moga cafe〉@渋谷今回のお店は渋谷が舞台!渋谷駅から徒歩10分ほどのところにある〈Moga cafe〉。道を歩いていると見える置き看板に従い、ビルの2階にのぼると、店の前にたどりつく。実はこのお店、インスタグラムで「#納豆ハンバーグ」を調べていたときに、投稿からヒットして見つけたお店なのである。早速メニューを見ると、納豆メニュー自体は少なく、「納豆ハンバーグカレーライス」のみがメニューに記載されている。しかし、納豆の扱いがあるならトッピングをお願いできないだろうかと、店員さんに聞いてみることに。快く承諾いただき、「アボカドタコライス」に納豆をトッピング。いや、それにしてもタコライスのサイズがでかい。(写真では伝わりにくいが、ゆうに2人前はあるだろうと伺える)食欲をそそる、肉肉しくスパイシーな香りと、納豆のにおいが絡まり合う。もう写真なんて撮っていられなくなりそうなほど、我慢できなくなってくる香りが鼻孔をくすぐる。一口食べれば、食欲の導火線から火薬に火がついたかのように爆発する。目玉焼きの黄身のまろやかさと納豆のコク、タコライスのスパイシーさがご飯を口へと運ぶスプーンをノンストップに加速させる。店内はネオンサインや可愛くてレトロな看板などが装飾されており、とても居心地のいいお店。一品一品、ボリューミーなのでしっかりお腹をすかせていくのが吉。渋谷でガッツリ納豆グルメを堪能したい方はぜひ一度訪れてみては?〈Moga cafe〉03-3464-6090東京都渋谷区宇田川町4-9 くれたけビル 2F[月~土]11:45〜23:00[日・祝]11:45〜22:00無休※詳細はお電話にてご確認ください【今週の納豆】〈SELECTシリーズ小粒ラー油奈良漬け〉/「納豆BAR小金庵」購入価格 : 291円(70g×1P)ねばり 4.3/5.0納豆のかおり 4.2/5.0豆のかたさ 3.7/5.0においはキツ過ぎず、食べやすい。ラー油のピリッとした辛味と、奈良漬の食感がほんっとうによく合って、最高に美味しい一品。通販だと4ヶ月ほどかかるらしいので、直営店か催事イベント出店の際に購入することをおすすめします。前回の「ネバネバ納豆にピリッが合う!納豆トッピングがマストの汁なし坦々麺。」はこちら連載「なっとう娘の「ねばログ」」はこちら
2020年02月06日Hanako本誌連載「Hanako Beauty Skin Care Editor’s Pick-up!」1181号よりお届け。春先など、季節の変わり目は肌のゆらぎにご用心!デリケート肌用コスメに切り替えて深刻なトラブルになる前にケアしよう。1. スカスカ肌を埋めてしっとり密に整える〈Barrier Repair〉毛穴の1万分の1の大きさで肌に浸透する、ナノショットカプセルを配合。乾いて隙間が空いてしまった角層を埋めて、刺激が侵入するのを予防。高い保湿効果で、一日中肌がしっとり潤う。「ナノショットローション」220ml 1,200円2月17日発売(マンダム 0120-37-3337)2.シールドバリアで刺激をブロック!〈PHIL NATURANT〉ヒアルロン酸の5倍の保水力を持ち、 肌の上で「疑似バリア膜」を作る海 苔由来の天然高分子を配合。潤いを 密閉して弱った肌を立て直し、健やかに整える。肌に優しい処方。「エクスバリア リペア ゲル AL」50g 4,000 円(ドクターフィルコスメティクス 0120-16-6051)3.硬い肌をほぐして水分をブースト〈DECENCIA〉敏感肌では、角層が硬くなる硬化が 起こり、潤いをため込めないことに 着目。角層をふっくら柔らかく整え、 肌自ら水分をため込む力をサポート する。紫外線や乾燥から守る働きも あり。「ディセンシー デイエッセンス[医薬部外品]」30ml 11,000円(ディセンシア 0120-714-115)4.寒暖差による肌ダメージを防ぐ〈d program〉季節の変わり目などに起こりやすい、 気温差による肌の刺激にアプローチ。 洗顔後の肌に使うことで潤いのバラ ンスを整え、化粧水の浸透をバック アップ。乾燥や刺激に負けない肌へ と導く。「カンダンバリアエッセンス」40ml 3,000円(資生堂インターナ ショナル 0120-81-4710)5.みずみずしいジェルで肌を継続的に保湿〈naturie〉昔から肌荒れ対策に役立てられてき た、ハトムギのエキスを配合した美容液ジェル。肌の表面に水の保護膜を作り、角層に水分を送り続ける。 顔はもちろん、ボディにもたっぷり使える大容量。多めに塗れば、ナイ トパックにも。「ハトムギ保湿ジェル」180g 900円(イミュ 0120-371367)(Hanako1181号掲載/photo:MEGUMI styling : Momoko Miyata text : Yumiko Kazama)
2020年02月05日みなさまこんにちは。木村ミサです。突然ですが、ついつい寄ってしまう場所はありますか?私は、渋谷に行くと〈ヒカリエ〉に寄ってしまう傾向があり、ついふらっと寄っては何かしら買い物をしてしまいます…!中でも〈久世福商店〉は、楽しい商品が常にあるので大好きなお店。(お出汁パックが好き)今回は、さまざまな商品を販売している〈久世福商店〉のおすすめハーブティーをご紹介します。【本日の1杯目】「八女煎茶 ハーブティー 目覚め」「ザ・ジャパニーズグルメストア」をコンセプトにしている〈久世福商店〉のハーブティーは、日本茶とハーブのブレンドティー。福岡県で作られた八女茶を使用し、ペパーミント、ヒース、マテ、レモングラスのハーブが入っています。日本茶とのブレンドティーは、ハーブティーが苦手な方にも親しみやすいイメージ。それぞれのシーンにあったお茶があり、こちらは“目覚め”をテーマにしています。ただ今、朝9時。いただいてみましょう。キレイなグリーンの色味が可愛い。緑茶の青々とした爽やかな香りとともに、ペパーミントのすっきりした香りが鼻にスッと通り、シャキッとさせてくれます。バランスがいいのでとても飲みやすいです。寒い時期は寝起きが悪いので、朝起きて、一杯飲むだけで背筋をピンとさせてくれつつ、暖かさで体を包んでくれるのがありがたい。これにジンジャーパウダーを入れてピリッとさせるアレンジもオススメです。【本日の2杯目】「八女煎茶 ハーブティー 癒し」“癒し”も八女煎茶を使用。お次のシーンは“癒し”。癒しは年中無休で欲しいですよね。こちらで内側から癒されちゃいましょう。九州のお茶はすごく好きなのですが、八女煎茶も、苦味と甘味がバランスのいい煎茶なので、ブレンドしたときに美味しさが際立ちます。こちらにはヒース、マローブル、ジャーマンカモミール、マテといった癒し効果がありそうなハーブばかりで期待がふくらみます。八女煎茶のグリーンに、ジャーマンカモミールの黄味がちょっと混ざったような、黄金色に近い感じ。いただいてみると、煎茶のほろ苦さと甘みと癒し抜群のカモミールがふわっと香り、“THE癒し”を演出してくれます。普段のカモミールティーのようなハーブティーとの違いは、煎茶とのブレンドによって、どちらかと言うと煎茶の香りや味が引き立つところ。どちらも好きな方にはたまらない一杯です。「あられ 千の葉」も〈久世福商店〉で買いました。煎茶とハーブのバランスがよく、飲みやすいので、お茶のお供に買ったあられと一緒にいただきます。ところで、みなさんのお茶のお供といえば何ですか?甘味もいいけど、やっぱり私はあられやおかきと一緒にいただくのがすごい好き。小さい頃に祖母の家に行ったとき、3時のおやつに出てくるお茶とおかきが本当に好きで、この組み合わせでいただく度にほっこりとした気持ちになる。思い出に浸りながら、この組み合わせにたくさん癒されました。【本日の3杯目】「八女ほうじ茶 ハーブティー 和み」最後は、ほうじ茶で和みましょう。こちらは八女ほうじ茶をベースにしたハーブティー。ラベンダー、ジャーマンカモミール、マローブル、リンデンといったリラックス効果のある甘い香りのハーブで、香りが一番好き。ラベンダーが入っているだけで見た目も香りもいいですよね。低カフェインなので、夕食後や寝る前にもオススメ。一日の締めに、食後に一杯いただきましょう。ほうじ茶が和みカラーなのも相まって落ち着きを運んでくれるので、いい眠りにつけそうな予感。煎れる前はラベンダーの香りが強いですが、お湯を注ぐとほうじ茶の芳醇な香りが顔をのぞかせます。ほうじの香ばしさにラベンダーの甘い香りが、意外にもマッチしているのが新たな発見でした。ほうじ茶は食後の胃の脂っぽさなどをすっきりさせてくれるので、和みの相乗効果が抜群に良いですね。祖母にプレゼントしてあげたい一杯です。ザ・ジャパニーズグルメストアを掲げているだけあり、〈久世福商店〉のハーブティーは日本茶の旨味がしっかり感じられるのが印象的。色々なシーンに寄り添ってくれそうです。今回は、1日の時間軸で朝、昼、夜にいただきたい一杯を選んでみましたが、まだまだ種類があるのでまた試してみようと思います。どのお茶をいただくかによって、「どんなときに誰と飲みたいか」といったシチュエーションを考えながらいただくのもお茶の楽しみだったりしますよね。それを考える過程も含めて、お茶は深くて楽しいからやめられない…!それでは、本日の一杯、召し上がれ!前回の「まるで台湾!?自由が丘にニューオープンした〈蓮月庭〉で台湾本格茶藝館を堪能しよう。」はこちらから。『本日の至福、この一杯より。』連載ページはこちらから。
2020年02月04日弱冠22歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入!酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは?第八夜からは二夜にわたって、娘と父が二人っきりの九州旅で実際に酒蔵を巡って選んだ6本をご紹介。旅の思い出の聞き手として母・ミキも加わった第八夜、2本目は熊本の肥沃な土地から生まれた美味なる日本酒。(photo:Tetsuya Ito illustration:Miki Ito edit&text:Kayo Yabushita)第八夜2本目は、香り抜群、飲み心地のやさしい「花の香 和水 純米大吟醸」熊本県和水(なごみ)町にある花の香酒造。和水町で育った山田錦を100%使用し、仕込水も菊池川の伏流水という、すべてが“和水”という土地だからこそ生まれた日本酒。「花の香 和水 純米大吟醸」720ml 1731円(税別・ひいな購入時価格)/花の香酒造株式会社娘・ひいな(以下、ひいな)「この『花の香』っていうお酒は熊本県玉名郡和水町のお酒だよ」父・徹也(以下、テツヤ)「そうそう、福岡の八女から熊本へ」ひいな「まずは飲んでみよ!」一同「乾杯〜!」冷やの状態でワイングラスに注ぎ、みんなでゴクリ。母・美樹(以下、ミキ)「うわぁ、おいしい!ふわっと香りが入ってきた!」テツヤ「これは冷え冷えがうまいわ。ちょっと温度が足りなかったら、重くなるかも」ひいな「うんうん、冷やして飲んだ方がおいしいね」テツヤ「うんまいねぇ、このお酒!意外に後からくるね」ひいな「ちょっと酸味があって」テツヤ「酸でキレてる感じあるね」ひいな「なんかね、はちみつとか花の蜜みたいな甘みも感じない?蜜を口の中で回してる感じ」ミキ「うんうん、わかる。でも少し酸もあって、さっと消えていく感じ」ひいな「そうそう」テツヤ「あのさ、試飲する時によくやる、空気を入れながら飲むやつ、あれやってみたら味変わるかな?」ひいな「あれね、あんまりよくないんだって(笑)」テツヤ「マジかー?」ひいな「この前ね、とある講座を受けに行ったの。その時、口の中で回さないで、普通にゴクンと飲んでくださいって言われて。飲んだ瞬間に、お酒の入り口と真ん中と後味を把握してくださいって」テツヤ「なるほど〜。まぁ、飯食いながら、口の中でお酒回したりやんないもんな(笑)」熊本県和水町、きれいな川沿いに建つ〈花の香酒造〉の様子はこちら!写真をみせながら母・ミキに見学の様子を説明!ひいな「どうしてこの蔵を選んだかっていうと、前に日本酒のセミナーを受けたことがあって。その時の講師が『花の香』の方だったの」ミキ「これはギャラリー?」ひいな「そう。写真を飾ってあったよ。他にも意外だったのが、農業部のオーガニック推進係があって。最新の設備も投入しながらも、昔ながらの造り方も推進していて、両極端のことを一緒に進めているのがユニークだなと思って」ミキ「すごいね。おもしろい!」ひいな「ね。そのことにすごい好感を持って。セミナーの時も、実際にその土地に行ってみないとわからないこともあるから、ぜひ和水町に来てみてくださいって社長さんがおっしゃっていて。それで実際に行ってみたの」テツヤ「時間のない中、蔵を全部案内してくれたんだよな」蔵を案内してくれたのは代表取締役社長の神田清隆さん。ひいな「そう。お話も聞かせていただいて、すごくあったかい蔵だった」テツヤ「娘さんがすごい素敵だったよね。かっこよかったな」ひいな「そう、神田道子さんがオーガニック推進部係なんだよね。試飲もさせてくださって」オーガニック推進部係の神田道子さんとバーカウンターで試飲。テツヤ「ああ、自分たちで田んぼも持ってるんだよね?」ひいな「そう、最近は自分たちでオーガニックでお米を育て始めてるんだって」ミキ「わぁ、それはすごいね」菊池川沿いに建つ花の香酒造。土地の恵みを活かした酒造りを目指す。ひいな「この先が全部畑になっていて、川挟んだ向こう側も自分たちの畑なんだって。全量、和水町のドメーヌ化に取り組み始めてるのね。2019年度から始まったらしくて。去年は台風で大変だったから、お米がなかなか採れなくて初年度から大変だったっておっしゃってた」テツヤ「ドメーヌ化ってわかりますか?」ミキ「よく聞くけれど、ちょっとわかってないかも…。今までも何度か話に出てきてたよね?」ひいな「ドメーヌ化っていうのはね、その土地に湧く水を、米を育てる水にも使うし、お酒の仕込水どちらにも同じものを使って、和水町の土地のものでお酒を造ること」テツヤ「それってワインの世界でも同じことだよね?」ひいな「うん、同じだね。この『和水』は、お水もそうだし、お米も和水町という土地にこだわって造ったお酒なんだよね。すごく自然が豊かな和水町だから生まれたお酒ってこと」テツヤ「ほら、実際に鴨の、なんだっけ?」ひいな「合鴨農法!田んぼに鴨を放して、雑草や虫を食べさせることで、農薬を減らしたり使わない農法のこと。その鴨たちはどうするんですか?って聞いたら、いまは違う施設で肥やさせて食肉として食べるというサイクルを作っている段階なんだって」ミキ「うん。ううん!?鴨は食べられちゃうの?」テツヤ「そう。いただきますの精神だね」ひいな「この蔵の2階が、日本酒とお米を育ててくれた鴨を食べられるレストランになるんだって」ミキ「土地の恵みを全部いただく、っていうことなんだね」ひいな「それがワインじゃなくて、日本酒でっていうのがいいよね」テツヤ「すごくいいところだったな」ひいな「熊本って実は“水の都”っていわれてて、水道の水源の80%が地下水なんだって。普通は20%くらい。それくらい地の力っていうか、土地の力が強い場所なんだね」「花の香 和水 純米吟醸」に合わせるのはピリッと山椒が効いた「生麩田楽」!ひいな「このお酒に合わせる料理は、生麩です!」テツヤ「うわ、絶対合うな」ミキ「おいしそう!」ひいな「左から、あわ麩、よもぎ麩、ごま麩です!上にかけた田楽味噌は、群馬県の永井酒造から買ってきたものだよ」ミキ「上にかかっているのは山椒?」ひいな「そう」ミキ「山椒が効いてるね!このお酒に山椒がすごく合ってる」テツヤ「これさ、もはや水と合わせてもうまいんじゃないかっていうくらい生麩がうまいね」ひいな「ちょっと(笑)。ちゃんと日本酒と合わせて!」テツヤ「なんかさ、四合瓶の減るペースが早いんだよな」ひいな「確かに、減りが半端ないね」ミキ「おいしいし、グラスが大きいからなみなみと入っちゃう」テツヤ「山椒がいいね。この組み合わせ、最高」ミキ「山椒のふわっとくる香りとお酒の香りが合う。負けてない。」テツヤ「このお酒は何になるの?純米大吟醸?」ひいな「そうだよ」テツヤ「だから香りが強めなんだね」ひいな「蔵がね、高揚感のあるお酒を作りたいって言ってて、濃い味のものと合わせてほしいって聞いたから、これは田楽味噌と山椒のペアでやってみようかなと思って」テツヤ「なるほど。腑に落ちるおいしさだね」ミキ「麩だけに」一同「(笑)」ひいな「ちょっと油を多めに、揚げ焼きにするのがポイントかな」ミキ「どうして、山椒を合わせようと思ったの?」ひいな「ちょっとアクセントがほしかったから」テツヤ「これ、家にある山椒?」ひいな「そうだよ。生麩って脇役なイメージだけど、それを主役にするにはスパイスかなと思ったんだよね」テツヤ「なるほどなぁ。味噌に山椒って合うね。旅館の突き出しでもいける!」ひいな「グビグビ飲んじゃうね」テツヤ「酒蔵の人の意図通りになってるね」ひいな「濃い味と合わせて」テツヤ「でも、こんな強い味でも負けないお酒だね」ミキ「和水町って位置的には内陸にあるのかな?」テツヤ「そう。川があって、山に囲まれている地域だね」ミキ「あぁ、だからこういう味噌とか合うんだろうね」ひいな「生キャラメルとかでも合うと思うな」テツヤ「それ、おもしろい!」ひいな「煮詰めた角煮とか」テツヤ「っていうか、やっぱりうなぎでしょう!」ミキ「うなぎ食べたい!」ひいな「間違いない!」テツヤ「川も近いし、川魚合うんだろうな」ひいな「そうやって、このお酒がいろいろな食べ物を連想させてくれるのは、お酒として完成してるってことだと思うんだよね。ぜひいろいろ試して飲んでほしい!」純米大吟醸のあまりのおいしさに、開眼!?テツヤ「いままであんまり大吟醸系を押したことなかったじゃない?」ひいな「かなり抑えめな純米大吟醸でしょう?」ミキ「華やか過ぎなくて、でも上品で」テツヤ「うん、そうそう。ほかの蔵でも大吟醸系を買ってみたかったんだけど、ちょっと値段が高いから手が出せないのがいくつかあって…」ミキ「大吟醸ってそんなに値段が違うの?」テツヤ「ぜーんぜん違う!」ひいな「うん、倍とか違うよ」テツヤ「これはね、すごくいい純米大吟醸だね」ひいな「お値段もお手頃だしね。さて、How much?」ミキ「2400円!」テツヤ「3200円!」ひいな「ハズレ!なんと1700円!」テツヤ&ミキ「え〜〜〜〜〜!安い!」テツヤ「今までの純米酒と変わらないじゃん!仕入れて、高く売りたいよ(笑)」ミキ「うわ、お得だね」テツヤ「これ、相当うまいよ!」ひいな「一升瓶でも3400円だって」テツヤ「一升瓶で買う買う!でも、入れる場所がないからなぁ。一升瓶入るセラー買うか」ひいな「買ってくれる(笑)?」テツヤ「もうさ、値段で選べないね」ひいな「日本酒ってそうなの。値段が高いからおいしいっていうわけじゃない。蔵の価値観もあるし、値段も含めて、蔵の良心で完成してるから」テツヤ「2019年ベストかもね」ひいな「おぉ?アワードやってもいいかもね。今までの振り返り」テツヤ「年度末にやろうよ!真摯にやってる蔵をやっぱり応援したいよね」ひいな「うん、すばらしいお酒をもっと知ってほしい」ミキ「パッケージも、なんか真面目な感じがするね」ひいな「この風土を感じて飲んでほしいから、ぜひ蔵にいってほしいな」ミキ「写真見てると行きたくなるよ」テツヤ「鴨に合わせて飲みたくなってきたな。Uber Eatsで鴨料理、配達してくれるとこないかな」ひいな「鴨料理、あるかな…(笑)」テツヤ「これ喜ばれると思う、ほかのジャンルの料理にも合うし、山椒が合うっていうことは中華にも合うと思う!」ミキ「あ、麻婆豆腐!」テツヤ「俺、今から作ろうか?」ひいな「得意料理だもんね」テツヤ「ここまでみんなの評価が高いお酒、なかなかなくない?」ひいな「試飲で1本なくなったの初めてかも(笑)」花の香酒造株式会社のみなさま、ありがとうございました!(次回は2月9日(日)更新です!)第八夜1本目「喜多屋純米吟醸 吟のさと」はこちらから連載まとめはこちらからインスタグラムでも日本酒情報を発信中
2020年02月02日本誌連載企画の「#HanakoTravel」は人気女性インスタグラファーが旅で体験したグルメ、アクティビティ、絶景などをお届けします。今回は1月28日(火)発売号「2020年 最高のスイーツ!」から、静岡県・ご縁めぐりの旅をお届け!二峠六宿、旅人を癒す東海道で 「ご縁めぐり」スタンプラリー!#東海道ご縁めぐりスタンプラリーハンカチ #自分だけのハンカチをカスタム今回のメインイベント、「しずおか東海道ご縁めぐりスタンプラリー」を体験!早速スタンプラリー用ハンカチをゲットしてご縁めぐりスタンプ集めの旅へ出発。#清水湊次郎長生家 #ノスタルジーまずは〈清水湊次郎長生家〉や国登録有形文化財〈旧五十嵐邸〉へ。#旧五十嵐邸 #国登録有形文化財#駿府匠宿 #職人技の工芸体験歴史を感じるたたずまいに感動しつつ、〈静岡市東海道広重美術館〉では版画刷り、〈駿府匠宿〉では静岡の伝統工芸である駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)で花器やミニかご作りの体験も。#みほしるべ #浮世絵 #ビジターセンター #羽衣伝説世界文化遺産、三保松原(みほのまつばら)にあるビジターセンター〈みくのうざんほしるべ〉の屋上展望や、久能山山頂にある〈久能山東照宮〉からの景色も格別。#久能山東照宮 #1159の石段 #登った #汗だく #ロープウェイもあるよ#東海道由比宿交流館 #えび雛 #桜えびスタンプ集めも絶景も一日だけじゃもったいなく、次回はゆるり旅をしようと決めた「ご縁めぐり」でした。【Information】しずおか東海道まちあるき静岡市の東西を結ぶ東海道の各宿場とその周辺の食事処や観光施設を紹介したWebサイト「しずおか東海道まちあるき」は、ナビ機能もついているから、東海道をめぐる時に便利!スマホでこのサイトを開いて、ハンカチスタンプラリーに参加しよう!shizuoka.tokaido-guide.jp/今回旅へ出たインスタフォトグラファーは…?@6151Instagramリリース初期から活動。東京を拠点に、何気ない日常をテーマとした写真撮影を手掛ける。コーヒーの在る空間が好き。(Hanako1181号掲載/photo&text:6151)Hanako公式Instagram(@hanako_magazine)でも写真をアップしています。ハッシュタグ「 #hanakotravel 」をチェック!『#HanakoTravel』のまとめページはこちら!
2020年02月01日モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第42回目は赤坂を街詣で。前回訪れた〈神田明神〉は〈江戸城〉の表鬼門を、〈日枝神社〉は裏鬼門を守っているということを知り、早速訪れたくなりやってきました!結界なんて聞いてしまうと、都市伝説好きの心が疼いてしまいます(笑)。それでは早速!詣でましょ〜う!東京メトロ赤坂駅から徒歩5分、外堀通りのそばにある白いおっきな鳥居!赤坂近辺に訪れたことがある人の多くは、目にしたことがあるのではないでしょうか。ちなみに〈日枝神社〉は結構な高台にあるのですが、裏参道(山王橋)から入るとエスカレーターが完備されているんです!階段を登ってゼィゼィ…なんて息を切らすことなく境内まで到着できちゃいます。エスカレーターを登り、右手にくるりと回ると立派な神門が見えてきます。なんとも艶やかですね〜!よく見てみるとマークが。正式には「猪の目」と呼ばれていて、魔除けの意味があるのだとか。確か〈明治神宮〉にもありましたよね!見つけるとなんだか嬉しくなります!社殿に到着!高台にあるため、空が広々と清々しい!そうそう、〈日枝神社〉の社殿は他の神社と大きく違うところがあります。どこでしょう…?そう、いつもなら狛犬が鎮座しているところにお猿さんが!社殿向かって左手の赤ちゃんを抱きかかえたメスの神猿像には、「子宝・安産・縁(猿=えん)結び」を祈願する女性、右手のオスの神猿像には「商売繁盛」「社運隆昌」を祈願するスーツ姿の男性が多い印象でした。拝殿向かって右側の通路を抜けると〈日枝神社〉の末社があり、向かって右側に〈猿田彦神社〉〈八坂神社〉、左側に〈山王稲荷神社〉が並んでいます。特に〈猿田彦神社〉には年始のこの時期に是非訪れていただきたい!その理由は…〈猿田彦神社〉に祀られている猿田彦神は、「古事記」にも出てくる重要な神様で、「みちびきの神、みちひらきの神」として物事をいい方向へと導く神様ともいわれているから。なので年の初めのこの時期、いい一年のスタートを切りたい!これから進む人生のヒントを授かりたい!そんな方におすすめの神社なのです。左側の〈山王稲荷神社〉には、この土地に元から地主神として倉稲魂命が祀られており、こちらの地主神にきちんとご挨拶をすることも一つの大きなポイント。おいなりさんの御眷属(お使い)である狐さんもとっても可愛いですね〜!絵馬はなんと鳥居の形!小さな鳥居が並んでいる様子はちょっと物珍しくて、こちらもなんだか可愛らしい!他にもたくさんの種類の絵馬があり、〈日枝神社〉の象徴でもあるお猿さんの絵柄もありました。そして、西参道に続く稲荷参道の千本鳥居。陽の光が差し込み、なんとも神秘的な光景に思わずうっとり。稲荷参道を抜けるとちょっと珍しい立派な黒色の鳥居がありました。入り口が3つもあるんだ!って思っていたのですが、見つけられなかった4つ目があるのだそう。どこだったんだろう!お参りを終え、神門を潜ろうとすると…いつもは矢大臣、左大臣が奉安されているところに神猿(まさる)さんを発見!〈日枝神社〉を夫婦一対で見守られている様子になんだか微笑ましい気持ちになりました。江戸から東京へと時代を超え、裏鬼門を守ってきた〈日枝神社〉。そこは清々しい境内と可愛らしい“まさるさん”が、都会の喧騒から解き放ってくれる素晴らしい神社でした。”江戸郷の総氏神”と謳われた趣と風格に身が引き締まり、いい一年のスタートが切れそうです。それでは皆様もいいお参りを〜!前回の「日本屈指のパワースポット〈神田明神〉へ。お詣りの際に寄りたいグルメスポットも。」こちらから!『本山順子の迷子のお守り。お寺と神社、お散歩アラカルト』記事一覧ページはこちらから!
2020年02月01日本誌連載企画の「#HanakoTravel」は人気女性インスタグラファーが旅で体験したグルメ、アクティビティ、絶景などをお届けします。今回は1月28日(火)発売号「2020年最高のスイーツ!」から、静岡・静岡市の旅をお届け!かつて浮世絵に描かれた「ふじのくに」へタイムスリップ。#薩埵峠 #絶景ドライブ #東海道五拾三次今回やってきたのは“ふじのくに”こと静岡県は静岡市。浮世絵「東海道五拾三次」でも知られる薩埵峠(さつたとうげ)から望む富士山や、とろろ汁がおいしい〈元祖丁子屋(ちょうじや)〉、羽衣伝説で有名な三保松原(みほのまつばら)など、どれも描かれた景色そのもの。時代を超えて愛される絶景スポットです。#丁子屋 #浮世絵とそっくり#元祖丁子屋 #定食#三保松原 #羽衣伝説 #神の道#木漏れ日と紅葉 #のんびり#朝露と静岡みかん #さった峠 #海の見える山#由比桜えび通り #海老門#ホテルマイステイズ清水 #朝焼け地元の台所として親しまれる清水魚市場〈河岸市(かしの)〉では〈ととすけ〉の絶品のマグロ丼をいただき、〈日本平ホテル〉では静岡の町や海を見下ろしながらのアフタヌーンティータイムを堪能。宿泊は〈ホテルマイステイズ清水〉へ。港と富士山を望む客室からは美しい日の出が見られました。#御幸亭 #茶室 #日向ぼっこ#小山園 #茶鍋 #お茶大好きお土産は駅ビルにある〈小山園〉でお茶選び。広い空と海と富士山に癒され尽くした旅でした。【Information】駿河 東海道おんぱく 2月1日~3月1日静岡市のまちを舞台とし、この土地ならではのグルメや文化、技、歴史、自然を体験できる「駿河 東海道おんぱく」。かつて東海道として栄えたこの地でまだ見ぬ魅力に触れ合い、新しい“しずおか”を五感で楽しもう。詳細は「womoおんぱく」で検索。またはサイトから。今回旅へ出たインスタフォトグラファーは…?@6151Instagramリリース初期から活動。東京を拠点に、何気ない日常をテーマとした写真撮影を手掛ける。コーヒーの在る空間が好き。(Hanako1181号掲載/photo&text:6151)Hanako公式Instagram(@hanako_magazine)でも写真をアップしています。ハッシュタグ「 #hanakotravel 」をチェック!『#HanakoTravel』のまとめページはこちら!
2020年01月31日第22回は、シンガポールの朝ごはんメニュー・ナシレマについて。お米を炊く際に、暑い国らしいあの果実を入れて風味づけしています。リーズナブルな屋台ナシレマ、シェフが工夫を凝らしたレストランナシレマをご紹介。昼には売り切れ御免!人気ホーカー〈Xiang Xiang Nasi Lemak〉子どもが早寝をするようになったのは嬉しいのですが、同時に早起きにもなりました。朝の時間がたっぷりできたので、朝食を外へ食べに出ることも。アジアらしい朝食といえば、屋台朝食。ここシンガポールにも屋台朝食の文化があり、朝6時頃から開いているホーカー(屋台)が多数。朝食メニューの代表格はお粥やカヤトースト(第8回参照)なのですが、ここに加えて、ナシレマというものがあります。ナシレマはマレー半島で親しまれてきた料理で、ココナッツミルクで炊いたごはんのこと(水での炊飯よりも甘みが増し、ココナッツの香りが鼻腔をくすぐります)。これに揚げた小魚やナッツ、サンバルソース(甘辛い味噌)が付く基本セットに、好みでフライドチキンや魚のすり身、ソーセージなどをトッピングしていただくんです。ローカルの知人によれば、ゴムの畑が広がり、身体を動かす労働者が多かった時代、炎天下での作業であっという間に体力を奪われたため、効率よく熱量を摂取できるようにと考案されたのがナシレマだったのだそう。労働者のパワー飯だったからなのか、現在でも3ドル(約240円)前後と安価に食べられるメニューです。ホーカーセンター(屋台が集まるフードコート)へ行けば必ず1軒はナシレマ屋台が見つかるはず。わたしが家族で行くお気に入りは〈Tanjong Pagar Plaza Market&Food Centre〉に入っている〈Xiang Xiang Nasi Lemak〉。屋台のナシレマはココナッツミルクのパンチが強めなことが多いものの、こちらはお米自体の風味も残っていて、香りのバランスがいいんです。欲しい皿数と、その場で食べる(Having Here)か、持ち帰る(Take Away)かを伝えたら、あとはショウケースに並ぶおかずを指差しオーダー。おすすめの具材はフライドフィッシュ(えぐり取ったかのような内臓処理の大胆さ!)。ガリっとしっかりめに揚げてあって食感がよく、脂っぽさや臭みはゼロ。常に列をなす人気屋台で、昼ころには売り切れ終いになっていることもあるので、ブランチよりはモーニングの時間帯を目指すのがお薦め。〈Xiang Xiang Nasi Lemak(シャンシャン・ナシレマ)〉MRT・East West Line(緑)「Tanjong Pagar」駅から徒歩約 2分Block 6, Tanjong Pagar Plaza Market & Food Centre #02-08, Singapore 081006究極のナシレマはここで。〈THE COCONUT CLUB〉さて、先ほどナシレマはお安いと言いました。これに「まったー!」をかけた店があります。それが〈THE COCONUT CLUB〉。店主は、もとは洋食を得意としていたのだそう。が、「せっかくのマレー半島独自料理なのに、屋台で2〜3ドルで食べられるもの、って軽視されている気がして。だから、高いお金を払うに値する究極のナシレマを作ってやろうって決めたんだ」と、ナシレマを主役にしたレストランを開くことを決意。12.8ドル(約1,024円)そこからナシレマに合うココナッツを探し求め、炊飯のバランスを検討し、2年をかけ、納得のレシピを完成させました。やや小粒の米粒は口当たりがさらっとしていて、ココナッツの香りはとても上品。さすが元洋食のシェフと感じるのは、フライドチキン。表面はカリカリなのに、肉はふっくらジューシー。脂の甘みをスパイスがキリッとまとめています。もも肉か胸肉かを選択可能。個人的にはもも肉に軍配、です。12.8ドル(約1,024円)と一般的なナシレマの4倍近いお値段ではあるものの、払う価値あり。屋台ナシレマと食べ比べてみていただきたいです。〈THE COCONUT CLUB(ザ・ココナッツ・クラブ)〉MRT・North East Line(紫)またはDowntown Line(青)「Chinatown」駅から徒歩約7分28 Ann Siang Road, Singapore 069708そうそう。ナシレマって、美味しそうに写真を撮るのがとても難しいメニューだったりします。盛り付けが広がっていたり、逆に具材同士が混ざり合っていたり…上から俯瞰で撮っても、斜めから撮っても、接写しても、わたしの腕では上手に撮れません。撮るコツをつかんだかたがいらしたら、ぜひ教えてください!前回の「シンガポール在住者に人気のグルメスポット4軒。「ケオン・サイク・ロード」をそぞろ歩きしよう。」はこちら
2020年01月31日旅行先で買ったり、おみやげでもらったストックフード、キッチンに埋もれてませんか?料理家さんたちが提案する、日本各地のストックフードを使った簡単レシピの連載をコツやポイントとともに紹介します。今回は、料理研究家の上田悠さんが鹿児島県の「奄美もずく 塩蔵」をアレンジしました。本日のストックフードは…「奄美もずく 塩蔵」「奄美もずく 塩蔵」200g 270円(ムソー06-6945-5800)奄美大島特有の方法で養殖された栄養豊富なもずくは、コシが強く歯ごたえ抜群。自然海塩で塩蔵にしているので常温で半年間も保存でき、料理に合わせて自在に使える。【From 鹿児島県(大島郡龍郷町)】奄美大島の北部の美しい海でもずくの養殖が行われている。収穫は5月で生もずくが食べられる。作り方はこちら材料(2人分)あさり…100g素麺…1束しょうが…少々水…600mlラー油またはごま油…お好みで【A】奄美もずく…50gプチトマト…3個青菜…お好みの量醤油…大さじ11.あさりは砂抜きをしておく。しょうがは千切りにし、プチトマトは半分に、青菜はざく切りにする。もずくは流水でもみ洗いしてしっかり塩抜きする。【poin】塩蔵もずくは塩分が強いため、流水でしっかりと洗い、塩抜きしてから使用しないとしょっぱくなる。2.鍋に水を入れて沸かし、あさりとしょうがを入れ、素麺を細かく折って入れて1分ほど煮る。3.【A】を加えて、さらに1分ほど加熱したら器に盛り、ラー油かごま油をお好みでかける。「奄美もずくとあさりの台湾麺線風」の完成です。台湾で人気の“麺めん線せん”を素麺ともずくでだしいらずで再現!今回レシピを教えてくれた先生は…上田 悠(うえだ・はるか)/神奈川県葉山町生まれ。葉山のオーガニック料理教室「白崎茶会」のアシスタント、講師を経て独立。〈MEALS〉としてケータリングを行う。(Hanako1181号掲載/photo:Chihiro Oshima text&edit:Kayo Yabushita)前回の 「玄米角もちのトッポギ風甘辛炒め」はこちら!『日本の美味しさ簡単レシピ』のまとめページはこちら!
2020年01月30日鈴木真由子24歳。納豆が好きでライブ配信を趣味で始めたところから始まり、今の「なっとう娘」という活動を仕事にすることを決める。納豆のより幅広い楽しみ方を一人でも多くの方に届けたいという想いで始めたコラム、ぜひ覗いてみてください今回は渋谷にある〈担担担 渋谷道玄坂GB店〉を訪れました。カウンター席でいただく納豆汁なし坦々麺@渋谷今回のお店は渋谷が舞台!渋谷駅から徒歩7分ほどのところにある〈担担担 渋谷道玄坂GB店〉。バーのような外見のお店のこちらは、間借りでオープンしている汁なし担々麺屋さんなんだそう。バーカウンターでいただく、納豆トッピングの〈汁なし担々麺〉に胸を躍らせつつ、いざ入店。オーダーシートでの注文。早速、トッピングメニューの中にひきわり納豆を発見し、Aを選択してシートに記入。納豆の味わいを楽しむことを考慮して痺れは0、辛さは2を選んだ。程なくすると、「汁なし担々麺」とともにひきわり納豆が到着。これは間違いなく美味しいやつ...!麺に乗せ、混ぜる。納豆の粘り気が「汁なし坦々麺」と絡み合い、色気を帯びていく様子がたまらない。少しだけ感じる山椒のピリッとした辛さに、納豆のまろやかさとコクがマリアージュし、己の吸引力の止まらなさに困惑するほどの勢いで食べてしまう。具材が底に残ってしまった場合は、追いごはんができます。(+100円)普通盛りでも十分にボリュームのあるメニューなので、私は計画的に麺と具材を平らげました。使っている納豆は、こちらの「プロ仕様 ひきわり納豆」。〈肉のハナマサ〉に売っているもので、割とあっさりした味わいのひきわり納豆である。そして、なんとこちらの〈担担担 渋谷道玄坂GB店〉でコラボさせていただくことになりました!2月から毎月第1週目を「ネバたんウィーク」と称し、なっとう娘セレクトの納豆を期間限定で置いていただけることになったのです。嬉しい…。毎月、私のセレクトした納豆が1週間、各日限定5食で提供されます!ぜひ渋谷に訪れた際は足をお運びくださいませ。〈担担担 渋谷道玄坂GB店〉03-6416-9848東京都渋谷区道玄坂2-22-6 1F11:30~16:00無休※詳細はお電話にてご確認ください【今週の納豆】〈京納豆〉/「藤原食品」購入価格 : 134円(80g×1P)ねばり 3.4/5.0納豆のかおり 3.6/5.0豆のかたさ 4.3/5.0味のある色使いやフォントがぐっとくるパッケージの納豆。大粒の豆は、口の中でほろほろと砕けるような食感です。塩か醤油のシンプルな食べ方をおすすめしたい一品。前回の「タラコとウニの組み合わせがクセになる!恵比寿〈アンクル・トム〉の濃厚納豆パスタを召し上がれ。」はこちら連載「なっとう娘の「ねばログ」」はこちら
2020年01月30日「雑司が谷の手創り市に一緒に行かない?」と、友人からひらりと届いたお誘い(正確にはピコンと届いた通知)。この「手創り市」は、雑司が谷にある〈鬼子母神堂〉と〈大鳥神社〉をメイン会場に、月に一回、朝から開催する手作りのものが集うマーケットです。テーマはその時々によって変わるのですが、私の出身大学が〈鬼子母神堂〉の裏だったこともあり出掛けたことがありました。以前はパン祭り。朝からすごい人で、少し出遅れて11時くらいに行くと完売続出だった記憶があります。今回のテーマは、冬の陶器市。1月だったこともあり、どうやら出店する作家さんの陶器でお雑煮もいただけるらしい。少しのんびりした気持ちで出掛けてきました。ワークショップ形式でお餅を焼きます。好きな器を選び、朝日をたっぷり浴びながらお雑煮。最高ではありませんか。お腹も心も満たされたところで、「手創り市」を散策。陶器市がテーマだったので、陶器ばかりかと思いきや、普段の「手創り市」のように、手作りのものもいろいろ並んでいます。と、そこで見つけてしまったのです、パンコーナー!パンもあったのねー!聞いてないぜーー(ただの予習不足)。ゆったりお雑煮食べていたし、結構売れちゃっているのではないか!?少しの焦りを抱きながら、恐る恐るショーケースやテーブルの上をのぞくと、まだパンたちが待っていてくれました(そう見えた)!ほっ。そして、素敵なパン屋さんに出会えたのです。珠玉のマフィンたち…〈skywalker bakery〉素敵なパン屋がたくさん出店されている中、ひと際目を引いたのが〈skywalker bakery〉さん。木枠のショーケースに、ジュエリーのようにキレイに並べられたマフィンたちに目を奪われた瞬間、私の行動は早かった。5mはゆうに離れていたのにも関わらず、ひゅるりとその身を翻し、ショーケースの前に目にも止まらぬ速さでかけつけました(※あくまでもイメージです)。お話を聞くと、静岡県から「手創り市」のためにいらしたそう。見れば見るほど、どの子も主役オーラを放ち、私の優柔不断は翻弄されます。「焼き芋のマフィン」でもやっぱりこの子は外せませんでした。「いま流行りの甘味が高くねっとりとした焼き芋をそのまま入れています」って聞いちゃったら、抗う方が罪ってものです(大袈裟)。ほんのり温めていただきます。生地はふわっとしなやかかつ繊細な口当たり。たんぽぽの綿毛が草原を転がるように、ふわりふわりと弾みます(急にメルヘン)。奥行きのあるコク深い甘さが口どけにのっかるようにじんわりと広がると、あれ…?どこかで食べたことのあるような味わいがしてきました。そうだ、カステラです。そこにねっとり甘い焼き芋がこっくりとした甘い生地に加勢すれば、懐かしいような、でもどこか新しいような(どっちだ!?)。生地の間を抜ける空気からもコクのある香りがして、口内でハムハムと何度も何度も何度もバウンドさせたくなります。もれる空気すら美味しいのです。表面の焼けた部分のカリカリした香ばしさまで味方につけたら、もはや向かうところ敵なし。焼き芋に目がないあなたもそうじゃないあなたにもきっと、同じ熱量で“美味しい”を届けてくれるはずです。「チョコバナナカスタード」こちらはチョコ!チョコ!!チョコ!!!(しつこい)。生地のほろっと柔らかな口当たりは、チョコレートが入ることによってさらにしっとり感が増しているように感じます。焼き芋の子がフワフワ系だとしたら、この子はもう少し落ち着いたおしとやか系。繊細な口溶けです。でも人は外見じゃわからないんですよ(パンだけど)。内側に抱え込んだバナナは、おしとやかとは言い難いエネルギーに満ち溢れています。その目覚ましい主張は外側の生地にまで香ってくるほど。まだ表面あたりで、中のバナナゾーンまで少し距離がありそうなのに。バナナの自己主張のエネルギーはあなどれません。チョコレートの森の中、バナナの香りを嗅ぎ分けてようやく到達した真ん中には、とろりんとしたカスタードが待っていました。シュークリームの中のようなハラハラするほどとろけるカスタードじゃなくて、わずかにコシを残したというか、ほんの少し重さのあるカスタード。だから舌と生地の間を流れるのではなく、絡みながらしっかりと己の痕跡を残していくんですね。中央には、生地にまで香ってきていたバナナも待っています。しとやかな生地ととろりんカスタードと華やぐバナナの果肉感、異なる3つの質感と香りの違いがあって楽しいマフィンです。穏やかな香りに包まれて…〈osanji time.〉こちらは大宮にある焼き菓子のお店。シフォンケーキやパウンドケーキ、クッキーなど、さまざまな素材を組み合わせて作る焼き菓子たちは、どの子も興味をそそられるものばかり。近づいてじーっと説明書きや名前を見ていたら(恐らく結構な前屈みスタイル)色々と説明してくださり、ますますどの子も美味しそうに見えて迷ってしまいました。「ラムりんご」その中から、朝パンにもなりそうなパウンドケーキを。朝から思いっきりお酒が使われているチョイスかーい!と思われそうですが、「生地やりんごのキャラメリゼに、ふんだんとラム酒を使っているけど、結構穏やかな感じなんです」と聞いて、なんかそそられちゃったんですよね。オーブンで焼いている間に、熱でじっくり時間をかけて刺激が飛ぶのかなー?その飛んだアルコールがオーブンの中でモワンと膨らんで、それをまた生地が吸ってまろやかに落ち着いていくのかなー?なんて想像して、じゅるり。包みを開くとラムの香りがほわり。でも決してお色気ムンムンな強さはなく(勝手に洋酒の香りはそういうイメージ)、穏やかに立ち上がります。あぁいい香りー!って顔をうずめたくなるくらい、柔らかなラムの香りに心が緩んでいくよう。小麦の甘みが広がると、口どけのいい生地がラムを口内にゆっくりと移していくようにしっとり溶けていきます。りんごのシャキッとしたアクセントと、わずかに苦みも感じるキャラメルの甘みがアクセントになって、まろやかなラム酒風味の生地と共に優しい印象を届けてくれるパウンドケーキです。せっかくなので、母校にも寄り道して1枚撮ってもらいました。お日様の下、のんびり歩いてとても気持ちのいい時間を過ごせた「手創り市」。実際に作ってらっしゃる方と近距離で会話が出来たり、直接オススメしてもらえたり。どうやって作っているかまで聞けちゃうのは作り手さんが直接販売をするマーケットならではですよね。目の前のパン達への想いはさらに膨らんでいくばかり。3割増しで可愛く思えるし、美味しく感じます。次回の「手創り市」は3月15日(日)とのこと。お散歩がてら、一期一会の出会いを探しに出掛けてみませんか?お知らせ!バレンタインの2月14日(金)、表参道ヒルズで開催される「地チーズ博」のハナコラボトークショーに出演します。コチラからにて随時更新されるのでチェックしてみてください。前回の記事「世界でも珍しい「もち小麦」を知っていますか?…〈manon〉と〈BREAD STORY〉」はコチラから『花井悠希の朝パン日誌』連載一覧はコチラから
2020年01月30日日々国内外を旅している前田紀至子が楽しく美しく、時にはマニアックに旅を満喫するコツをナビゲート。今回はホノルルの中でも、王道であり鉄板のワイキキエリアでの過ごし方を紹介。ショッピングやグルメに加え、滞在中に一度は訪れたいファーマーズマーケット情報も交えてお届けします。前開きブラウス&ポシェットスタイルでショッピングへGO!いわずもがな、お買い物が楽しいハワイ。洋服にコスメに、スーパーマーケットに…と歩き回るので、疲れにくい服装が大前提ながら、他にも意識しておくと便利なことが。まずはトップス。日本と違い、試着の際にフェイスカバーがないというお店も少なくないので、メイクで襟もとが汚れないためにも、前開きのブラウスなどがベター。また、治安がいいとはいえども、最近はひったくりなどのニュースも聞くので、常に腕で押さえておけるフタのついたポシェットが安心です。トップスは〈マディソンブルー〉、デニムは〈アーペーセー〉、シューズは〈エルメス〉、バッグは〈ストラスベリー〉のもの。リゾート地のみならぬ日本でもたくさん着られるトレンドをおさえたアイテムを買うなら、やはりカラカウア通りの〈インターナショナル マーケットプレイス〉内にある〈サックス・フィフス・アベニュー〉や〈アラモアナショッピングセンター〉内の〈ニーマン・マーカス ハワイ〉が感度高め。セールの時期であれば、〈フランク&アイリーン〉のシャツも日本よりずっとお値頃です。同じくカラカウア通りと〈アラモアナショッピングセンター〉にある〈セフォラ〉は、ビューティー好きなら一日中いられる楽しさ。日本未発売かつ全米で大人気の〈フェンティ ビューティー〉は、リアーナが手がけているコスメブランド。どんな肌の色でも楽しめる、きらめきや発色が一級品なアイテム揃いだからこそ、自分や仲の良い友人へのお土産にぴったりです。ハワイ通から密かに人気な〈TRHインスパイアード〉でキュートなお土産を。ピンク色の可愛らしい外観から、“ピンクパレス”とも呼ばれる〈ロイヤル ハワイアン ホテル〉。建物内にある〈TRHインスパイアード〉の、〈ロイヤル ハワイアン〉を象徴するピンク色のアクセサリーケースは、ファッション関係者からも支持が高い一品です。ホテルがプリントされたタオルは、気軽なお土産にもぴったり。曜日限定や連日売り切れまで!食べておきたい絶品フード。グルメの情報が絶えないホノルル周辺では、曜日限定やタイミングによっては売り切れているものも多々。チャンスを逃さないためにも、食事は計画的に。ホノルル有数の「オックステールスープ」は、実は〈ニーマン・マーカス ハワイ〉の2階にある〈マーメイド・バー〉にあり。毎週木曜日のランチ限定だから、木曜は地元の人たちで大にぎわい!早めに行かないと売り切れていることもあるので、「木曜日のランチは早めに」が合言葉です。日本人の口に合うシーフード&ステーキが根強い人気の〈アズーア〉はオーシャンフロントの眺望も素晴らしいから、特別な日のディナーにおすすめ。特に「シェフ厳選アズーア風海鮮盛り合わせ」は、新鮮なカウアイ島の海老やあわび、ロブスター、タラバ蟹、生牡蠣、アヒのお刺身と、時価でも食べる価値ありな最高のごちそう!リブアイステーキは450gとボリューム抜群なのに、食べやすい味付けと丁寧な火入れはさすがです。ステーキの人気店〈BLステーキ〉は、お寿司やデザートも自慢。なかでも〈クレープスフレ、パッションフルーツソース〉は、オムレツ型のふわふわのスフレに感激間違いなし。ハワイで長年愛されている、1950年創業の老舗パン屋さん〈リリハ・ ベーカリー〉の3号店が、なんと〈アラモアナセンター〉の〈メイシーズ〉3階にオープン。人気店なのでショーケースの前に列ができることも。整理券をもらい、自分の番号が来たら購入したい商品を伝えて支払うのがスムーズです。クリームたっぷりのドーナツはくせになるおいしさ。〈バンク・オブ・ハワイ〉前のファーマーズ・マーケットは立地も抜群。毎週月曜日、火曜日、木曜日にカラカウア通りの〈バンク・オブ・ハワイ〉前で16〜20時に開催されている〈ファーマーズ・マーケット〉は、ふらっと行ける場所が魅力。フレッシュなフルーツがずらり。ホテルの部屋に持ち帰って、1日の終わりのリラックスタイムにゆっくり食べたい。たくさん買えば安くなるから、友達や恋人と様々なフレイバーのマラサダを食べ比べて、自分好みの味を見つけてみて。覚えておきたいチェックポイント3つ1:ショッピングは、身軽かつ試着しやすいスタイルで行くのがベスト2:友達とおそろいのお土産なら大切に使えるものを3:人気のフードは買い逃さないように、発売する曜日や時間も要チェック前回の記事「ハワイ旅のおすすめフライトとホテルといえば?持ち込みコスメ一式も大公開。」こちらから。連載『前田紀至子のビューティートラベル』ページはこちらから。
2020年01月29日OLの傍ら、趣味のゴルフに打ち込み「インスタゴルフ女子」として活躍!そんなOLゴルファー西野沙瑛と、ゴルフを始めるきっかけを与えてくれた徳永早希が「さきさえコンビ」でスタートしたゴルフ連載。第2回は私、西野沙瑛がお届けします。皆さん初めまして、西野沙瑛です。茨城県ひたちなか市出身の26歳です。現在は都内在住、SNSマーケティング会社でOLをしながらゴルフインスタグラマーとして活動しています。ゴルフ暦4年半、ベストスコアは84。この度、大学からの友人であるさきと、「インスタゴルフ女子」として連載を書かせていただくことになりました!ゴルフ初心者の1年間は全くはまらず。ゴルフのイメージといえば、「おじさんがやるスポーツ」「ダサい」「そもそもスポーツ?」など…。家族もゴルフをやらないので、本当にゴルフとは無縁だったんです。そんな私がゴルフを始めたのは大学4年の終わり。さきがシミュレーションゴルフに誘ってくれたのがきっかけでした。初のゴルフ練習。へっぴり腰だし、いかにも下手そう(笑)。ただゴルフを始めて1年、全くはまらなかったんです。ラウンドへ行っても自分より断トツでゴルフが上手な方は多く、初心者の私はついていくのに必死。申し訳ない気持ちで、ゴルフを楽しめませんでした。はまったきっかけは同世代のゴルファー!「楽しい」と思わせてくれたエンゴルコンペ。そんな私がゴルフにはまったのは、たまたま誘っていただいた20代中心のコンペに参加したのがきっかけ。スコアは当時の私と同じ100〜120くらいの方が多く、スコアを気にすることなく、人とのコミュニケーションを純粋に楽しめました。それから猛練習開始。週2〜3回はシミュレーションゴルフに通い、コンペにも積極的に参加しました。その頃から、ゴルフ専用のインスタグラムも開設し、自分のゴルフ成長日記としてスイング動画やラウンドへ行った際のスコアをアップし始めました。今となっては、「インスタゴルフ女子」はかなり多い存在ですが、私が始めた頃は有名な子がほぼいなかった。そのタイミングで始めてよかったなと思います。ゴルフコンペを開催する理由。ゴルフにはまったことをきっかけに、同世代のゴルファーや、ゴルフを楽しいと思ってくれる人を増やしたいと思うように。私自身の経験から「同世代のゴルファー限定でコンペを開催すれば、きっとゴルフの楽しさを広められるはず!」と考え、当時インスタグラムのフォロワー数は2万人ほどいたので、思い切ってインスタグラムでコンペの参加者を募りました。すると、初回は30名、第2回は60名ほどの参加者が集まりました。来ていただいていてこんなこと言うのもアレなのですが、会ったこともない私のコンペによく参加してくれたぁって思います。私だったら怖いし、勇気もないです(笑)。第2回の参加者のほとんどがインスタグラムから来てくださいました。そこからだんだん輪が広がり、今では「インスタゴルフ部コンペ」と、さきと主催している「SS CUP」を合わせて年間8回ほど開催しています。始めは同世代に絞っていたのですが、全体のレベルが上がっていくにつれて、上手な方ともラウンドしてみたい!と言う声もいただくようになったため、今では大学生〜50代まで幅広い年齢層の方が参加してくれます。「会社の人としかゴルフしたことがなく、ゴルフ仲間が欲しかったので参加してよかった」「このコンペがきっかけでゴルフにはまっちゃった」と感想をいただくことも。コンペの開催は大変ですが、毎回やりがいを感じています。私自身は、ゴルフの腕を上げなければいけないなと思いながらも、初心者に親しみやすいゴルファーになりたいと思っています。私にとっては「エンジョイゴルフ」が最優先!ゴルフに興味がある方もない方も、ゴルフを少しでも身近に感じてもらえるような内容を伝えられたらなと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
2020年01月28日お酒業界での広報歴11年!児島麻理子が、実力派の若手バーテンダーをご紹介します。第3回目の登場は、日比谷〈ザ・ペニンシュラ東京〉の最上階24階にある〈Peterバー〉の田中 大智さん。ホテルバーは敷居が高い?そんな不安を笑顔で吹き飛ばしてくれる田中さんのいる〈Peterバー〉でホテルバーデビューはいかがでしょう?本日のバーテンダーは…田中 大智さん田中 大智バーテンダー歴:3年生年月日:1992年4月25日星座:牡牛座血液型:A型趣味:テニスと将棋。去年から近くのバーで将棋を習い始めました。「分析ぐせがあるんです。テニスをやっていたときも“テニスノート”をつけて、プレイを振り返っていたので」と語るのは、インターハイに出場経験があるバーテンダーの田中 大智さん。分析ぐせはカクテル作りにも活かされていて、バーテンダー経験3年にして、フランス産リキュール「コアントロー」のカクテルコンペで日本代表としてアジア大会に出場するなど、めきめきと頭角を現している注目の若手バーテンダーです。体育会系を感じさせる爽やかな笑顔ながら、バーテンダーを目指したのは、意外なきっかけから。「元々コミュニケーションが得意ではなかったんです。でも、ちょうど友人がダイニングバーでバーテンダーとして働いていて、それがかっこいいなあと。人と接する仕事ですし、コミュニケーション能力が鍛えられるかなと思って始めました」場所柄、外国人も多く、様々な人が来るホテルバーでは、十分にその能力も鍛えられた様子。「外国人と接するときは日本人の感覚を忘れて話しています」という言葉の通り、持ち前の明るさも武器にしながら、スムーズに接客をこなします。「ここにはさまざまな方がいらっしゃいます。普段出会えないような方に会う機会も多いです。カクテルを飲むことだけでなく、バーテンダーとおしゃべりしにきたり、常連さんに会いに来たり、様々な理由で来ています。そんな場にいることが楽しいです」鍛えられた腕とコミニケーション能力を活かし、出場したカクテルコンペでは「自分の成長を感じられた」と笑う。「大会では3つカクテルを作ったのですが、1つ目が即興、2つ目は条件が70%公開されていて、3つ目はすべて公開されて準備できるというものだったんです。アジア大会までの時間がない中、練習や準備をしていたのですが、忙しすぎて逆に楽しかった。ランナーズハイみたいな感じですね。大会を通じていろんな国のバーテンダーと仲間として繋がれて、バーテンダーの仕事の楽しさをさらに感じました」カクテルコンペ出場者が多いペニンシュラのカクテルメニューには、大会受賞カクテル「アワードカクテル」のページがありますが、そこには2月から田中さんの日本大会優勝カクテル「One & Only」(2,200円)も並びます。そんな田中さんに最も好きなカクテルを尋ねると、意外にもビールという答え。「ビールはやっぱり疲れが飛ぶんですよね。いつかビールを超えるカクテルを作るのが夢です」ホテルバーは敷居が高いかも、そう思う方でも田中さんのいるカウンターなら大丈夫。ビールにもとびきりの笑顔で応えてくれるはずです。ハナコラボからの質問Q.「一人で来る女性のことをどう思いますか?」A.「かっこいいと思います!常連の方でお一人でいらっしゃるお若い女性の方なのですが、「今日は20分しかいられないので、上着は預かってもらわないでいいです」とか「今日はゆっくりいられるので、上着お願いします」というように過ごし方を決めていて、自分のスタイルがあっていいなあと思います。かっこいい女性が好きなんです」このお店のこの一杯「ストロベリーナイト」「ストロベリーナイト」2,200円イチゴが旬の3月中旬までの期間限定カクテル。ストロベリーシロップにアーモンドシロップやミルク、レモンジュース、ヴェルモットを合わせながら、実はベースはテキーラとアブサンという大人のイチゴミルク。お酒と楽しむ一皿「国産牛のPeterバーガー」「国産牛のPeterバーガー」3,900円ダイニングに併設されたバーならではの本格的なバーガー。パテに美しく塗られたアイリッシュポーターチーズ、ポテトに添えられた特製のバーベキューソースは絶品。黒ビールを使った手作りバンズに挟まれたバーガーは、ペニンシュラ特製ビールと味わいたい。「Peterビール」(ピルスナー、ペールエール、スタウト)各1,500円。田中 大智さんのいるお店はここ。金属の木々や枝で彩られた幻想的かつ近未来的なデザインのバー。毎日17:00〜20:00はスパークリングワインやスタンダードカクテルが1,000円で楽しめるハッピーアワーも。東京都千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京 24階03-6270-288812:00〜24:00(日〜木)、12:00〜25:00(金・土)*上記金額は消費税・サービス料(15%)別。メニュー内容・料金は変更になる場合があります。第2回:代々木上原〈No.(number)〉の荻島 渉さんはこちらから。
2020年01月27日弱冠22歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入!酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは?第八夜から二夜にわたって、娘と父が二人っきりの九州旅で実際に酒蔵を巡って選んだ6本をご紹介。1本目は地元酒米を使ったこだわりの酒から。(photo:Tetsuya Ito illustration:Miki Ito edit&text:Kayo Yabushita)第八夜1本目は、地元産の酒米100%で醸した「喜多屋純米吟醸 吟のさと」から。福岡県八女市で生まれた老舗酒蔵「喜多屋」。米、水ともに豊かな筑後地方に合わせて開発された酒米「吟のさと」を100%使った香り豊かな純米吟醸酒「喜多屋純米吟醸 吟のさと」720ml 1408円(税別・ひいな購入時価格)/株式会社喜多屋娘・ひいな(以下、ひいな)「今回は、11月に2人で九州の酒蔵を回った時のおいしいお酒たちをご紹介します!」父・徹也(以下、テツヤ)「もうすでにボトルとか酒の名前を見るだけで懐かしいねぇ」ひいな「ね、2人で旅行したのも久しぶりだったしね」テツヤ「しかも、ひいなは自分でアポを取って取材したのが初めてだったんだよな」ひいな「そう!人生初取材。11月は新酒の仕込みに入っていて、蔵にとってはとても忙しい時期なのに、本当にみなさん忙しい中、取材に対応してくださって。本当にありがとうございました!」テツヤ「ありがとうございました!」ひいな「じゃまずは、福岡県八女市にある『喜多屋』から!」テツヤ「まず、乾杯しよっか!酒蔵を巡っていた時は車を運転していたから飲めてないんだよね(笑)」ひいな「そうそう、私だけが飲んでたね(笑)」(それでは今宵もかんぱ~い)テツヤ「あ、この徳利とおちょこについてちょっと語ってもいい?福岡の八女で一目惚れして買ったやつなんだけど」ひいな「この深い色がいいね」テツヤ「熊本にある『小代焼ふもと窯』っていうところの作品。昔、ここは炭鉱の町だったらしくて、石炭を土に混ぜて焼く技術があったらしいのね。それで独特の黒さが出るらしくて。でもその土がもうなくてなかなか作れないんだって。一目惚れして思わず買ったんだよね」ひいな「思い入れのあるおちょこで飲むとさらにおいしくなるね」テツヤ「あぁ〜!うまいねぇ、これ」(旅の写真を振り返りながら、お酒を飲むテツヤとひいな)母・美樹(以下、ミキ)「ねぇねぇ。私も入れて」(ひょっこり)そこへ、母・ミキが初登場!ひいな「ちょ!どうしたの?」ミキ「九州の旅、どんなだったのかなぁと思って」ひいな「そんなに見たい?」ミキ「見たい!見たい!見せて〜」ひいな「いいよ、一緒に見よ!」テツヤ「いよいよ、母も登場(笑)」ひいな「次は妹のひびきも呼んじゃおう」テツヤ「とうとう伊藤家、全員集合だね!」一同「(笑)」ひいな「じゃ、みんなで乾杯しよっか!」一同「乾杯!」ミキ「うわ〜華やか!」ひいな「なんかさ、口の中で白い小さな花が咲いてる感じしない?」テツヤ&ミキ「え!?」ミキ「うん、でもわかる気がする。ふわっと香りがしてくる感じ。いいね」福岡県八女市にある自然豊かな「喜多屋」の酒蔵に訪問した時の様子はこちら!ひいな「お父さんが撮ったこないだの酒蔵旅行の写真だよ」ミキ「うわ〜、たくさんあるね!いろいろ教えて!」ひいな「これがまず一軒目に行った『喜多屋』。外観からすごく趣があって。すごく素敵な場所だったね」ミキ「うわぁ、なあにこれ?」テツヤ「ほら、新酒ができると作る『杉玉』っていうやつ。(ライター注:杉の葉を集めて球状にしたもので、酒蔵の軒先に吊るし、新酒ができたことを知らせる。吊るしたては緑で青々としている)」ミキ「うわ!こんなに大きいの?」テツヤ「ここまででっかい杉玉を見たのは初めてだったね。中が空洞のものが多いらしいんだけど、ここの杉玉には中まで全部詰まってるって言ってた」ひいな「最初は緑色で、葉っぱに含まれてる水分があるからすごく重いらしいだけど、水気がどんどん飛んで枯れて軽くなるみたい」テツヤ「4年に一回変えるって言ってたね」ミキ「知らないことだらけだ。行ってみるっていいね。ここの酒蔵はどんな酒蔵だった?」(蔵の中を案内してもらいながら説明を熱心にメモ!)ひいな「人をね、すごく大事にしてるっていうのが印象的だったかな。蔵に行く前日に『蔵開き』(ライター注:蔵を解放し、見学や試飲などができ、新酒が味わえる)があったらしくて、その時に若手だけで造ったお酒を特別に販売したんだよね。それを社長さんも絶賛してたらしくて」テツヤ「そうそう。伝統に縛られないで自由な発想で造ったって言ってたね。たしか、そんなに本数もなかったはず」ひいな「もともと造り手も7〜8人とかだと思うんだけど、その中の若手だけでお酒を造れるチャンスがあるってなんかいいなと思って」ミキ「飲んでみたくなるね」ひいな「この蔵のおもしろいところがね、 HP を見ると、お酒の造り方がぜんぶ載ってるの!」テツヤ&ミキ「えー!?」ミキ「企業秘密なのに…!そんなことしちゃっていいの?」ひいな「どうして公開してるんですか?って聞いてみたら、『手順を教えたからと言って簡単に作れるものじゃないから』って」ミキ「そこには絶対の自信があるんだね」ひいな「そう。技術に対する信頼と人に対する信頼が強いんだなっていうのを、話を聞いていて思ったな」ミキ「試飲もしてる!いいな〜」ひいな「試飲させてもらったところが、社員食堂みたいになってて。会う人会う人、みなさんがすごく元気にあいさつしてくだって」テツヤ「いい会社だったよねぇ」今回案内してくれた企画担当マネージャーの田中久信さん。ひいな「この蔵は米と水と人、“オール福岡”にこだわってるんだって。JA福岡八女と協力して『吟のさと』っていうこの土地に適した酒米を開発したらしくて」ミキ「お米にこだわってるんだね!」ひいな「そう。その『吟のさと』を100%使ったのがこのお酒」ミキ「へぇ〜」テツヤ「吟のさと』は、『吟醸』の吟なんだよね」ミキ「なるほど」ひいな「そういうお米のこだわりと、水も釈迦ケ岳の伏流水を使っていて水にも自信を持っていて、“地域の力”を大事にしてるの」テツヤ「水がおいしいところには、必ずおいしい酒があるよな。またさ、八女っていう古い町がよかったよね」ひいな「そう。街並みがすごく素敵だった。この煙突もね、今は使ってないんだけど、モチーフとして残してるって言ってて」ミキ「町のシンボルなんだねぇ」「喜多屋純米吟醸 吟のさと」に合わせるのは、父・テツヤ特製のこだわりの「目玉焼き」!テツヤ「このお酒おいしいね」ひいな「おいしいよね」テツヤ「いつも飲みすぎちゃうよね」ひいな「1本目の減りが早いよね(笑)」ミキ「私も加わったからなおさら。フルーティなんだけど、ほど良い感じだからするっと飲んじゃう」ひいな「このお酒、ベルギーで開催されたSAKE-Selection-2018の純米吟醸酒部門でプラチナ賞を獲ってるんだって!」ミキ「へぇ〜!」テツヤ「プラチナって一番いいの?」ひいな「そうじゃない?」テツヤ「プラチナカードってあるもんな」ミキ「だとすると、ゴールドの上じゃない?」テツヤ「だな(笑)。すごい!」ひいな「この純米吟醸に合わせるのは、なんと目玉焼きです!」ミキ「えぇ!?」テツヤ「しかも、俺が作ります!」テツヤ「はい、おまたせ〜!テツヤ特製の目玉焼き〜!」ミキ&ひいな「わ〜い」テツヤ「しかも普通の目玉焼きじゃなくて、こだわりの目玉焼きだからね!」ミキ「すっごくきれい!」テツヤ「 樋口直哉さん直伝の目玉焼きだからね。水様卵白ってやつを取り除いて、白身と黄身だけを焼いてるよ」ひいな「しかも、白身にだけ塩を振るんだよね」テツヤ「そう!」ミキ「黄身には振っちゃだめなの?」テツヤ「黄身に振ると塩に水分が吸収されて斑点がついちゃって美しくないから」ミキ「あぁ、だからこんなにきれいなんだね」ひいな「白身からいただきます!お酒とめちゃ合う!」ミキ「白身だけでも?」ひいな「白身だけでもめちゃくちゃ合う。バターのほんのりとした甘さがあって」テツヤ「これ、口内調味?」ひいな「お好きなほうで(笑)」ミキ「うん、おいしい!バターがお酒と合うのかな?」テツヤ「うん、このお酒にバター、確かに合うね」ひいな「黄身を崩して食べてから飲むとたぶんもっと衝撃がくると思う」ミキ「崩しちゃお!」テツヤ「崩すとまろやかさがさらに増すね!いい!」ひいな「合うでしょ?」テツヤ&ミキ「いいね!いいね!」テツヤ「水様卵白のない目玉焼きって、濃厚でおいしくなるね」ミキ「うん、いつもの目玉焼きとぜんぜん違う」ひいな「ひと手間だけでね」テツヤ「ざるで一回こして、ざるに残った卵だけをバターで焼くんだけど、バターで焼くと温度が上がりすぎなくていいらしいんだよね」ミキ「普通の油よりも?」テツヤ「うん。って、樋口さんの本に書いてあった(笑)。水様卵白があると、そっちに火が通り過ぎちゃって白身が固くなっちゃうんだって」ひいな「おつまみの新しい展開だね」テツヤ「おつまみの新境地!」ひいな「この企画をやってるとさ、紹介するおつまみが真似できないって言われることがあって。だから目玉焼きでも、こんなにおいしくお酒が飲めるんだよっていうのを伝えたくて。目玉焼きとお酒を合わせた時のやわらかさを感じてほしい!」テツヤ「ぜひ、水様卵白を外して焼いてもらえたら」ミキ「蓋をしたりもしないんだよね?」テツヤ「蓋をすると黄身が白くなっちゃうじゃない?あれはあれで味わいがあるんだけどさ。あと、白身の端って焦げるでしょ?それが旨味でもあるんだけど、バターの焦げとこのトロッと感だけでも十分おいしい」ひいな「目玉焼きについて語るねぇ〜」ミキ「日本酒についてはひいなが語るから、今日は語らせてあげて(笑)」テツヤ「俺、樋口さん信者だから(笑)。樋口さん、これでよかったでしょうか?」ひいな「今日は“目玉焼きの晩酌”だね。お母さん、今日のお酒どうだった?」ミキ「お酒については素人だから気の利いたことは言えないけど、香りが良くてとってもおいしい。さらに夫の作った目玉焼きもすごくおいしくて、お酒ととっても合うね。2人ともごちそうさまでした」テツヤ&ひいな「いいえ。どういたしまして」株式会社喜多屋のみなさま、ありがとうございました!(次回は2月2日(日)更新です!)第七夜3本目「フモトヰ 雄町 きもと純米吟醸」はこちらから連載まとめはこちらからインスタグラムでも日本酒情報を発信中
2020年01月26日ファッションモデルから執筆活動まで、分野を超えて軽やかに行き来する小谷実由さん(通称:おみゆ)。意外にも、趣味らしい趣味がないのだとか。夢中になれる、一生モノの趣味と出会うべくしてはじまったのがこちらの連載。9回目は、電動ろくろを使った器作りに挑戦しました。技法はさまざま器ができるまでの工程を教わる。家にお花を飾るのが好きなおみゆさんは、お気に入りの花瓶を見つけるのがちょっとした楽しみでもあるそうです。最近も、ふらりと立ち寄った古道具屋さんで“味があっていい感じ”の花瓶を見つけて購入したとか。いつか自分で花瓶を作れたら…!そんな思いを抱いて、今日は土のあたたかみを感じる多彩な器が並ぶお店〈at Kiln AOYAMA〉が開催する陶芸教室を訪ねました。土橋美緒さん(以下、土橋)「陶芸にはいろんな技法がありまして、球状の粘土から器の形を作る玉作りや、ひも状の粘土から形を作るひも作り、板状にした粘土と石膏型を使うタタラ作りなどががあります。そして今日おみゆさんに体験していただくのは、電動ろくろを使った作り方です」小谷実由さん(以下、おみゆ)「電動ろくろはずーっとやってみたかったんです!」色と質感を出し、コーティングの役割もする釉薬。4種類から好きなものを選べます。今回、おみゆさんが作る器は注ぎ口のついた“片口”。食器として使うなら、ドレッシングやソース入れにするのがおすすめだとか。仕上げの釉薬の色は、深みのあるブルーが美しい“なまこ釉”を選びました。土橋「まずはろくろを使って成形し、乾燥させた後は、750度で素焼きします。それから釉薬につけて、今度は1,230度で本焼きしたら完成です」おみゆ「今日は成形ですね。わー焼き上がりが楽しみだなぁ!」step1.電動ろくろの基本「準備と姿勢」用意するものは、粘土、粘土を湿らす水、スポンジ、なめし革、糸(シッピキ)、粘土を切り離すときに使う切り弓など。土橋「では、電動ろくろの使い方を説明しますね。右足部分のペダルを奥にぐっと踏み込むとろくろが回ります。大きいものはゆっくり回し、小さなものは速く。今日は中間くらいの速さにしますね。最初から最後までこのスピードを止めずに作っていきます」まずは先生がお手本を見せてくれます。まるで魔法のように器ができていく…。おみゆ「はい!姿勢はどうしたらいいですか?」土橋「中央にろくろがくるように足を広げて座ったら、かなり前傾姿勢になります。目線は回転の中心の上です」おみゆ「こうでしょうか。あー緊張してきた!上手にできる自信がない…」ろくろを前に大緊張のおみゆさん。step2.粘土の中心に穴を開ける。土橋「まず、粘土が乾くと歪みやひび割れの原因になるので、手を水でしっかりと濡らすことがポイントです。両手を伸ばしたら、粘土を包みこんでみてください」おみゆ「おおお〜思ったより硬い!」土橋「まず左手の親指で真ん中に穴をあけます」おみゆ「わああああ、親指が吸い込まれていく!」グーっと力を入れて粘土を押していきます。土橋「いいですね。そしたらそーっと手を離していただいて、もう一回両手を濡らしてください」おみゆ「本当にすぐ粘土が乾いちゃうんですね。心配でいっぱい水をつけちゃうから手がびしょびしょ」土橋「その方がいいですよ、手の滑りもよくなりますから。では、両手の親指を今度は下まで突っ込んでください」おみゆ「うおおおお」土橋「今度はそのまま左右に引っ張っていって底を作り始めます」おみゆ「あああああ、不思議な感覚!」step3.器の底を作る。器は焼く前に底の高台部分を削り出します。周りは削ることになるので内側の形が重要です。おみゆ「先生、慎重さと大胆さどっちが大事なんでしょうか?」土橋「うーん、どっちも大事ですね。特に底の部分は丁寧に作りましょう」おみゆ「そっか、内側が大切なんですよね!」土橋「底を平らにするつもりで何回か真ん中から広げながら指で押していきます。この作業が甘いと亀裂が入りやすいのでしっかりと」おみゆ「……」土橋「けっこう慎重ですね」おみゆ「慎重派です」土橋「うんうん、いいですね。今度は今真ん中が凹んでいるのを平らにしましょう。右手の中指と薬指を中心に当てて、自分の方に向かって左に沿わせます。ここが一番亀裂が入りやすいので水で十分湿らせてくださいね」おみゆ「ふああああ、なんか、目が回ってきました」Step4.側面を引き上げる。粘土を引き上げるときは、手は時計の7時と8時の位置に。指の形はキツネにします。土橋「ここまでできたら横の粘土を引っ張り上げて器の側面を作っていきます。このとき、手はキツネの形に。縁部を時計の円とすると、手の位置は7時と8時のところ。ゆっくりゆっくり下から上に引き上げていきます」おみゆ「わあああ、高くなっていく」土橋「1回転ごとに手を引き上げていくイメージですね」おみゆ「あううー、難しい」土橋「手が流れにのまれちゃってますね。右肘をもう少し目の前で構えて、左手に体重をかけ、左手に右手を合わせる感じにしましょう」おみゆ「右は力を抜いて…あああー!やっちゃった…」粘土はぐにゃっと曲がってしまいました…。「予想通りの展開です」と、おみゆさんは苦笑い。土橋「力加減が難しいですよね。気を取り直して、口元が薄くなってきたところで、横から見て出っ張っている部分を手で挟んで薄くしていきます」横から見て厚くなっているところを引き延ばしていきます。おみゆ「いつの間にかだんだん大きくなってきました!」土橋「うん、いいろくろ目がつきましたね。厚みもいいです」おみゆ「よかった!格闘した跡ですね!」“ろくろ目”とは、粘土を引き上げ形を作っていく際に、ろくろの回転につれて付く指の跡のこと。このでこぼこが表情豊かな味わいになります。Step5.口元を整える。土橋「では、口元をなめし革できれいに整えましょうか。縁にあてて滑らかに仕上げます」こちらは鹿の革。水を含ませてから使います。おみゆ「ふう〜、できました!」土橋「最後に注ぎ口を作りましょう。お好きな場所をつまむようにして口を作ります」おみゆ「うーん、ここかな…!」土橋「あ、最後はけっこう大胆ですね…(笑)」Step6.器を切り離して完成!土橋「それでは、仕上がった器をろくろの台から切り離します。シッピキという糸を底の部分に一周回したら、素早く右に引き抜いてください」どうしてもやりたくなってしまう「必殺仕事人」のおみゆさん。おみゆ「えいや!」土橋「お上手です。では、両手をピースの形にして、底の部分を挟んで持ってください」おみゆ「…着地!できました!わーい、ちょっと肉厚だけど大満足!」土橋「ろくろ目もきれいだし、すばらしい仕上がりです。焼き上がりが楽しみですね!」電動ろくろ体験を終えて。おみゆ「なんだか、今日は声を出したなぁ……(笑)。初めての電動ろくろ、緊張しました。もっと粘土がぐにゃぐにゃに柔らかいと思っていたんですけど、しっかりどっしりとしていてびっくり。気をぬくと回転の流れにのまれてしまうから、踏ん張りつつ、でも力を抜いて……というバランスが難しかったですね。憧れの花瓶が作れるようになるまで修行しないと!」土橋「花瓶のような背の高い器は、腕まで使って粘土を引き上げるので、やっぱり難易度が高いですね。でも、自分で作った器や花器のある生活は素敵だと思いますよ」おみゆ「そんな生活できたらいいな…。今日自分で作った器も大切に使います!」後日、釉薬を塗って焼きあがったおみゆさんの片口がこちら。焼成されてひとまわり小ぶりになった片口は、“なまこ釉”が施され、艶やかなブルーが目を引く趣のある仕上がりに。表情豊かなろくろ目も印象的です。器の底には、手書きの”OMIYU”の文字も。「自宅で中国茶を淹れる時の”湯冷まし”として使いたいです!」とおみゆさん。今回教えてくれたのは?今回、指導してくれたのは〈at Kiln AOYAMA〉のスタッフ土橋美緒さん。女子美術大学工芸学科在学中に陶芸と出会い、卒業後、オブジェ作品の製作をしながら陶芸教室の講師として9年従事。ご自宅で使う器はやはりご自身で作ったものだとか。電動ろくろのワークショップは基本的に土・日・祝日に開催。来店時か電話にて予約を受け付けています。詳しくは下記のWEBサイトをご覧ください。〈at Kiln AOYAMA〉東京都港区南青山6-6-2203-5778-3196インフォメーション(photo : Natsumi Kakuto, text : Renna Hata)前回の「新年は、自分で着物を着てお出かけしたい。」はこちらから小谷実由の『趣味がなかなか見つからなくて』の連載ページはこちらから
2020年01月26日予算は即決価格の2,000円以内!眞鍋かをりさんがネットで見つけた美味しいお取り寄せ商品を紹介する本連載、第59回は〈レザン・ファン・ギャテ〉の「スウィーツテリーヌ」です。おとりよせ界では有名な、〈レザン・ファン・ギャテ〉のお惣菜テリーヌ。以前お取り寄せしたことがあるのですが、とても美しく、味も素晴らしい一品でしたそこで今回は、スウィーツテリーヌをおとりよせしてみることに!〈レザン・ファン・ギャテ〉の「スウィーツテリーヌ」1枚 80g 864円。カットされた1枚が、箱に入って届きます。必ず冷凍保存で、食べるときは解凍してその日のうちに食べなければいけません。箱から出すと、こんな感じ。見た目はパウンドケーキのようですが、かぼちゃやさつまいもがゴロゴロ入っていて、スイーツというよりもお野菜テリーヌのよう。原材料名の欄にも、お野菜や果物から書かれています。なんてヘルシー!コーヒーと一緒にいただきます。美しい…!断面のお野菜たちがみずみずしくて、食欲をそそります。まずは、かぼちゃからいただきます。しっとりしていて、とってもジューシー!甘さはかなり控えめで、素朴ながらも上品な味わいです。大きな栗も贅沢に入っています。コーヒーや紅茶にも合うけど、ぜひワインのおともにしたい!甘過ぎないので、赤ワインだけでなく白にも合わせられそう。スイーツというか、もはやひとつの料理ですね。ゆっくり大人の時間を楽しめそうな、贅沢なテリーヌでした。
2020年01月25日いつもどこかのカフェで過ごしているという、インスタグラマーきょんさんが、京都のカフェ&喫茶店をご案内。そこで見つけた「ここにきたらぜひオーダーしたい一皿!」を、ピックアップ。京都で迎えた朝。どこで食べるか、という選択肢だけでも多岐に渡ると思うけど、そもそも何を食べるか、とまで考え始めると迷宮入りしてしまうこともしばしば。そんなときにもし、焼きたてのパン・スイーツ・静かな場所、三つを希望するのなら、東山にあるベーカリーカフェ〈Lignum〉を訪れれば、全てを叶えてくれます。主役のパンをあらゆるカタチで。明と暗のコントラストが美しい空間。店内には自家製もパンもずらり。「フレンチトースト」700円甘系朝食の代表格・フレンチトースト。しっかり甘く、しっとりトロけて、すんなりお腹に収まるエアリー感で、朝に食べるにはもってこいなサイズ感が絶妙ハーブソーセージ(250円)やスクランブルエッグ(200円)などなど、豊富に揃う副菜はオプションとして追加可能なので、塩っけを求めてる方は併せて味わうもよし。「フルーツトースト」1,200円その季節の旬となるフルーツ(冬季はいちご)を合わせたボリュームたっぷりのスイーツのようなトースト。と言っても甘すぎるということは決してなく、こぼれ落ちそうなほど乗せられた高知産のいちごと練乳の相性バッチリな甘さ、そして、中に忍ばせたブルーベリージャムのほのかな酸味が相互作用。いつもよりスペシャルな朝食にもってこい。「季節のフルーツサンド」1,200円トーストと合わせてチェックしたいフルーツサンド。先ほどのトーストとは対照的にこちらはとても軽やか。ふわりとしたパンでまろやかな生クリームをぎゅっと包み、大粒のいちごをそれぞれにサンド。いちごの酸味が後から追いかけてくるあっさり感が特徴的で、余韻はとても爽やか。メニュー内にはないけど、販売されているパンは持ち帰りはもちろん、店内でいただいてもOK!平安神宮や京都国立近代美術館といった京都を代表する名スポットが徒歩数分圏内にあるので、朝の拠点としても恰好の場所なのです。今回ご紹介したメニューはどれも朝からオーダー可能なので、まずは早起き目指してえいえいおーっ!〈Lignum(リグナム)〉京都府京都市左京区岡崎円勝寺町36-1 1F8:00~18:00 月休Instagram:@lignum_pastry前回の「茶葉のポテンシャルを最大限に引き出すティーラテ専門店〈CHAVATY〉が京都・嵐山に。~カフェノハナシin KYOTO vol.56〜」はこちらから。『カフェ ノ ハナシ in KYOTO』まとめページはこちらから。
2020年01月25日10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第55回は子どもと一緒に参加した味噌作りについてのお話です。「季節には、季節ごとを。」そんなことを楽しむようになったのは、四季の移ろいが実感できる鎌倉に居を移してからかもしれません。先日のとある寒い1日に、友人家族と一緒に味噌作りを体験してきました。訪れたのは、鎌倉の浄明寺にある糀屋〈sawvih(そうび)〉さん。住宅街にポツンと佇む、糀を使ったアイテムやスイーツを販売するお店です。味噌は実は通年で仕込むことができる発酵食だそうですが、冬の時期に仕込むことを”寒仕込み”というそうです。〈sawvih〉店主の寺坂さんは、ご実家が米農園を営んでいらっしゃり、糀屋という職を代々受け継いできた糀のスペシャリスト。無農薬米100%使用した糀は、〈sawvih〉の自信作なんだそう。早速味噌作りにチャレンジ。容器をホワイトリカーなどのアルコールで消毒したのち、蒸した大豆、糀、塩を潰して混ぜていきます。この潰す作業は息子でもできたので、みんなで順番にこねていきました。そして手のひら大のボールを作って、容器に敷き詰めていきます。空気を抜いて、表面を平らにしたら完成となります。ここから半年ほど発酵を進めて食べられる状態に仕上がるそう。店主の寺坂さんから「自分で作った味噌が、世界で一番美味しい味噌」だと教えてもらいました。〈sawvih〉さんでは、糀をつかったドリンクや、米粉のロールケーキ、チーズケーキなど、カフェメニューも充実していてついつい長居をしてしまいます。味噌の教室は1年中受け付けているようなので、ご興味ある方はぜひ!〈sawvih〉神奈川県鎌倉市浄明寺5−6−1046-737-518810:0〜18:00水休そして、”季節には季節ごと。”というのは、お花にも言えること。たくさんの草花が咲き誇る少し前のこの時期は枝物を楽しむのに最適な季節。我が家では、モクレンの大きな枝を飾って楽しんでいます。ゆっくりと花を咲かせていくのが枝物の魅力。ここから、どのように蕾をほころばせていくのか、毎日変化を眺めるのがとても楽しみです。枝物は、お花を飾るよりハードルが高く難しいようですが、とても長く楽しむことができるのでこの時期おすすめです。思い切り長めの枝を一種類でごそっと飾ると、その木本来の枝ぶりでとても素敵な空間になりますよ!冬ならではの”季節ごと”を楽しんで、よい週末をお過ごしください。前回の記事「「行きつけの花屋さん」見つけてみませんか?鎌倉にオープンしたフラワーショップ〈CHIC〉へ。」はコチラから連載「前田有紀の『週末・気分転〈花〉』」一覧はコチラから
2020年01月25日ひろなかあやか…勤務地、六本木。職業、アナウンサー。テレビという華やかな世界に身を置き、日々働きながら感じる喜怒哀楽の数々を、自分自身の言葉で書き綴る本連載。今回はメンタルヘルスに欠かせない意外な存在について。「ベンゾーさんとわたし」「僕は綾香ちゃんのベンゾーさんだから」と言ってくれる人がいる。言われたときは私も頭の中がハテナマークで一杯になった。この“ベンゾーさん”というのは『キテレツ大百科』のキャラクターらしいのだが、詳しく私は知らなかったので調べてみると、ベンゾーさん(正式には勉三さん)はキテレツくんやコロ助の近所に住む浪人生で、ガリ勉でどんくささ満点なのだけど、ちょっとしたタイミングで豊富な知識や人生経験からアドバイスをくれる存在だった。そんなベンゾーさん的お兄さんが私には付いている。と言うと、何だか意味深なイメージを持たれてしまいそうだけど、端的に言うと、私の英語の先生のことだ。英語とポルトガル語が話せる日本人。とてつもなくクレバーな方で、私には何のことだかわからないような分野の論文を出したり、本も出したりしている。平日は何だか難しそうなお仕事をしているのだけど、家庭教師のアルバイトがずっと続いてしまった、くらいのカジュアルな感じで休みの日に英語を教えているという、何とも世話好きの一面がある。そして、いつも穏やかで人の悪口を言わない人格者だ。しかも褒め上手!そんなことより「え、英語を勉強してるの?」という皆さんの驚きの顔が目に浮かぶ。いや、そうなんです。一応2015年くらいから教えてもらっているから、かれこれ4、5年学んでいることになる。この程度でやっていると言うのも恥ずかしいだけなので、今まであまり言ってこなかったのです。しゃべれるようになったわけでもなく、一人で海外に行けるレベルには程遠いし、ただ、細く長く続けているだけ。最初こそ、もっと話せるようになりたい、とかちゃんと聞き取れるようになりたい、とか思っていたけれど、最近の私はこのベンゾーさんに話を聞いてもらうためだけに、月2回レッスンの約束をしている。このベンゾーさんとの出会いは、学生時代にまで遡る。当時付き合っていた彼氏の英語の先生だった。彼はベンゾーさんと本当に仲が良くて、実の兄のように慕っていた。ひいては、私のことも色々相談していたらしい。なんで綾香が怒っているのかわからない、とか、何をプレゼントしたらいいか、とか。私もよく彼から話だけは聞いていて、とあるタイミングで彼から紹介されたのだが、警戒心の強い私はまったく打ち解けられず、そこからは挨拶するくらいの関係性で何年間か過ごした(後にベンゾーさんが言うには、当時の綾香ちゃんがこんなにオープンマインドになるとは想像できなかったらしい)。その後、私はテレビ朝日に入社し『ミュージックステーション』を担当することになった。ここで、絶対に使うはずないとタカをくくっていた英語を使う場面が登場するという現実を知ることになる。というのも、しばしばMステには超大物外タレが来るのだ…。私が初めてMステを担当した回にはKISSの皆さんが来た。そのあともジャスティン・ビーバー、レディー・ガガ、ケイティ・ペリー、ブルーノ・マーズ。ほかにも、何でこんな大物が来るんだろう?というくらい、沢山の海外アーティストの方とお会いする機会があった。通訳さん全て訳してくれるオンエア上はまだ良かった。困るのは、リハーサルのとき。頼みの綱の通訳さんはスタッフと動きの確認とか台本の打合せで大忙しで駆け回り、アーティストの方と私だけポツンと座っているなんてことが、ときたま発生する。そうすると、皆さん優しいから話しかけてくれるのだ!「昨日はロボットレストランに行ったんだ」とか、「日本のお寿司が世界一だよ」とか。私も何とかしてコミュニケーションを図りたいのだが、いかんせん英語力がついてこない。これは日本の恥だ!せめて会話でおもてなししなければ!と思い立ち、あのベンゾーさんに連絡をし、レッスンをしてもらうことになった。ベンゾーさんとのレッスンはいつも「最近どう?」から始まる。たどたどしい英語で、会わない間に起きたことを話す。仕事のことももちろん話すし、プライベートのことも話す。言語が変わると不思議なもので、日本語だとやんわりオブラートに包んで言ってしまいそうなことも、直接的になる。心の中のモヤモヤした感情がどんな言葉に当てはまるのか考える動作がひとつ生まれる。日本語だったら、何だかなあ、で分かってもらえるニュアンスも、伝えるには単語を見つけないといけない。ショックだったのか、呆れたのか、はたまたイライラしたのか。少ない単語を駆使して伝えようとするから不自由さはある分、そこにはいつも丸め込んでしまうような感情が浮き彫りになってくる。ああ、私こんな風に思っていたんだなあ、と改めて振り返ることも。あまり人に言いたくないことも吐き出してみると、少しすっきりする。悩みはもちろん、こうしてみたい、とかちょっと口に出すには恥ずかしい願いも。聞き手はベンゾーさんだ。色んなことにもがいている私をたしなめるでもなく、諭すでもなく、最後まで話しを聞いて「いつも僕は綾香ちゃんの味方だ」と言ってくれる。日本語だとそんなこと言われたらびっくりしちゃうけど、英語だからすんなりと受け入れられる。私のメンタルヘルスにおいて欠かせない時間。だからレッスンをした後は頭を使ったぞ!という充実感よりも、何だか心がさっぱり落ち着いているような妙な爽快感がある。貴重な時間をいつもありがとうございます。ちなみに、この彼が光のベンゾーさんだとしたら、もうひとり私には影のベンゾーさん的存在がいまして(本当に恵まれている!)、これはどこかで既に言っているあの人、なのだけれど。彼に関してはまた長くなるので、後日書きたいと思います。photo:moron_non第18回「かわいいの向こう側」はこちらからこれまでの連載一覧はこちらから(次回1月24日更新予定)
2020年01月24日鈴木真由子24歳。納豆が好きでライブ配信を趣味で始めたところから始まり、今の「なっとう娘」という活動を仕事にすることを決める。納豆のより幅広い楽しみ方を一人でも多くの方に届けたいという想いで始めたコラム、ぜひ覗いてみてください今回は恵比寿にある〈アンクル・トム〉を訪れました。ランチは行列のできる人気店!〈アンクル・トム〉@恵比寿今回のお店は、東京都渋谷区に位置する恵比寿が舞台!恵比寿駅から徒歩4分ほどのところにある〈アンクル・トム〉。ランチタイムということもあり、お店の外には行列がズラり。パスタのお店として有名なんだそう。並んでいると、メニューを手渡される。ふむふむ…納豆パスタの種類が多いぞ…。濃厚で美味しそう&「タラコと納豆」と値段が変わらないという理由で、「タラコとウニと納豆」をチョイス。店員さんが外に来てくれるので、列に並んだまま注文。店内に入ると、開放的なキッチンにカウンター席がずらり、奥にテーブル席がいくつかあるという構造になっている。キッチンから漂う活気あふれる料理の香りが空腹を加速させる。席につくと目についたのが、フォークの形。先端に向かって少し外側に湾曲しているのがわかるだろうか。店員さんに訪ねたところ、フォークで巻いたパスタを落ちにくくするためのデザインなんだそう。フォークの豆知識に感心していると、パスタが到着。香りからして濃厚なのが伝わってくる。納豆の香りというよりは、タラコの香りが主張ある印象。口に頬張った瞬間に広がる、濃厚な幸福感。ウニのクリーミーでまろやかな旨味と、タラコのちょっとした辛味が食欲をそそる。納豆のとろみと発酵が織りなす深みはパスタ全体にまとまり、こなれ感を出してくれる。リゾット風にしても行けるなぁ。なんて妄想を膨らませていると、あっという間に食べ終わってしまった。店員さんに、納豆はどこの商品を使っているのかと聞くと、「おかめ納豆 旨味ひきわり」を出してきてくれた。やはり飲食店で使われている納豆は、〈タカノフーズ〉か〈ヤマダフーズ〉が多い印象。恵比寿に立ち寄る機会のある方は、ぜひ濃厚な「タラコとウニと納豆」パスタの海へ溺れにいくことをおすすめします。〈アンクル・トム〉03-3442-1934東京都渋谷区恵比寿1-14-7 山本ビル 1F[月~金]11:30~14:30、18:00~21:00[土]11:45~15:00日祝休※詳細は公式ホームページをご確認ください【今週の納豆】〈国産ひきわり納豆〉/「株式会社 豆紀」購入価格 : 130円(40g×2P)ねばり 4.0/5.0納豆のかおり 3.4/5.0豆のかたさ 3.3/5.0大阪のスーパーにて購入。納豆の香りが強くない、あっさりとした味わいが印象的。たれはダシ感が強く、ご飯とともにかきこみたくなるよう濃い目の味。40g×2パックのセットを2つずつしか買えないという、謎のシステムでした(笑)。前回の「渋谷・道玄坂の脇道にある〈福田屋〉で濃厚納豆そばを。そばと納豆の意外な組み合わせに舌鼓!」はこちら連載「なっとう娘の「ねばログ」」はこちら
2020年01月23日TOKYOを飛び出し、1泊2日の旅へ出かけました。羽田空港から飛行機で約2時間、向かったのはグルメタウン福岡県。I went on a trip for one night and two days. It took about 2 hours by plane from Haneda Airport to go to Fukuoka, a city well-known for delicious food.コロンと可愛いあんこトースト。ご一緒に冷たいアイスコーヒーはいかが?Check out this cute sweet bean toast! How about having an iced coffee with it?やってきたのは、八百屋さんの跡地を改装して始めた小さなコーヒーショップ。当時30歳だったバリスタ柴田さんが、仲間とDIYでオープンしました。I went to a coffee shop that was formerly a green grocer. Mr. Shibata, with the help of his friends, renovated the building by themselves when he was 30.柴田さん「お店を出すなら東京か、地元の山口か、福岡を考えていました。東京はすでにお店がいっぱいあるし、反対に山口は若者が少なくて。そう考えると、福岡はバランスがいいかな、と」He said “I thought about opening a shop in Tokyo, my hometown of Yamaguchi, or Fukuoka. Tokyo already has so many cafes, and on the other hand, Yamaguchi doesn’t have many young people. So I thought Fukuoka has a nice balance.”「街のハブになりたい」と話す柴田さん。地元のアーティストとコラボしたオリジナルグッズを制作したり、地域のコミュニティーを大切にしています。“We want to make the shop a gathering place in the community” he said. They collaborate with local artists to make original goods in order to support the local area.こだわりのコーヒーはラテも含めて、全てシングルオリジンの豆を使用。カフェラテには、華やかなエチオピアを使っています。They use single origin beans for all of their coffee drinks. In the cafe latté they use bright flavored Ethiopian beans.人気のフードは分厚いデニッシュを使った「あんこトースト」。仕上げに大粒の岩塩をひとつまみ。程よい塩気が癖になります。Their signature dish is a thick toast made from Danish sweet bread topped with sweet bean and a dash of rock salt to top it off.福岡のカフェってどこも本当にレベルが高いんです。街がコンパクトだから、一日にたくさん巡れるのも、カフェ好きには嬉しいかぎり。The cafes in Fukuoka are of very high quality. The town is compact, so I can go to as many cafes as I like.(photo : Keiichiro Todaka)〈Good up Coffee(グッド アップ コーヒー)〉福岡県福岡市中央区高砂1-15-1812:00~20:00 (Wed&Sun〜18:30) 木休1-15-18 Takasago Chuo-ku Fukuoka-shi FukuokaClose: Thu前回の「渓谷を望める奥多摩の喫茶店〈絶景カフェ ぽっぽ〉へ。絶景を眺めながらいただくコーヒーは絶品!」はコチラから。連載記事一覧ページはコチラから
2020年01月22日2020年一発目!明けましておめでとうございます。木村ミサです。昨年は、この連載を始めてさらにお茶のことが好きになり、今年はもっともっと深く知れる機会を増やすのが目標な私です。どんなお茶に出会えるか、今からドキドキしています。今回は、2019年最後に出会った、衝撃的な新店をご紹介します。自由が丘の、路地を一本入ったところ。そんな隠れ家的な場所に蓮月庭はあります。本格台湾茶藝館として2019年11月にオープンしたばかりの新店。以前旅行で台湾の茶藝館へ行った時に、美しい所作に魅了されてから、いつかまた行きたいと思っていたのですが、そんな本格的な台湾茶が日本で体験できるお店ができたと聞き、念願の蓮月庭。お店も路地裏にあるので、なんだか台湾に瞬間移動したような不思議な気分に。【本日の1杯目】「大禹嶺原始林」本場台湾の茶藝館で従事してきた店主の洪さんの、本当に美味しい台湾茶を多くに人に知ってもらいたいという思いもあって、台湾席茶を頼むと、目の前でレクチャーしながら一煎目は店主が丁寧に淹れてくれる。今回は「大禹嶺原始林」という台湾花蓮県の高山烏龍茶をチョイス。海抜2600m以上のほとんど人が足を踏み入れていない山奥でゆっくりと育った貴重な茶葉を使用。台湾茶が手にはいる場所は増えてきつつあるけど、日本で中々ここまで本格的な茶葉に巡り会える機会がないので嬉しい出会い。香り、色、味の変化など、五感で楽しむことができる席茶。茶葉を入れる時や、蒸らした後の香りも楽しみながら、ふわっと茶葉が広がる様子まで。じっと見ているだけで時間を忘れてゆったりリラックスできる空間が広がります。この日はど年末、師走真っ只中だったので、この時間が間違いなくそんな忙しさを癒してくれました。台湾でも珍しいこだわりの茶器とともに。丁寧に淹れられた一煎目。香りはほのかに花のような丸みのある香り。温度、香り、全てがちょうどいいタイミングで淹れられた一煎目は、すっきりとした高貴な味わいの中にしっかりと旨味も感じられつつ、香りとともに甘みも感じる。二煎、三煎とどんどん違う顔を見せてくれるのがまた楽しく、何度もお茶を楽しめるのも席茶の良いところ。席茶は1セットで2人で楽しむことができるので、恋人や友達とシェアしながら、ゆっくりとした時間を過ごすのも良いかもしれません。お茶菓子として出たドライマンゴー。そして、今回衝撃だったのがお茶菓子として出たドライマンゴー。台湾産の、糖分無添加でオーガニックにこだわって作られたもの。マンゴーの自然の甘みと酸味、硬さも今まで食べたことのあるドライマンゴーとは全然違うのです。これをお供にいただくお茶がまた至福…。ずっとカバンの常備品として持ち歩きたくなるくらい、やみつきになります。【本日の2杯目】「日月潭紅茶碗茶」席茶の他に気になったのがこの椀茶。大きめの茶碗に茶葉が入っていて、沈んだ頃にレンゲで湯呑みにすくっていただくスタイル。台湾でも見たことのない、〈蓮月庭〉ならではの新たなお茶の楽しみ方。そのまま飲むスタイルはあるけど、ちゃんとお湯を注いで、上品にいただける飲み方を店主が考えたんだそう。「日月潭紅茶碗茶」は、台湾中部の日月潭紅茶。大きな茶碗いっぱいに広がる茶葉や色の変化が綺麗に見えるのも椀茶の良さ。すっきりとした清涼感のある香りがしてきたところで早速いただいてみましょう。飲み口は紅茶のコクと深みのある味わいがしながら、日月潭の特徴である、メンソールのような清涼感のあるすっきりした香りが爽やかに吹き抜け、スッとした気分になれる不思議な感覚を覚えます。日月潭独特のこのすっきり感が台湾でも人気の茶葉だという理由がわかる。そして、茶碗から湯呑みに入れる工程も新鮮で楽しくいただけるので、ここでぜひ体験してもらいたい。【本日の甘味】「ピーナッツ豆花」ここでは台湾の本格的スイーツをいただけるのもポイント。今日本で人気のヘルシースイーツ豆花をいただいたのですが、これも衝撃的美味しさだったのでご紹介。豆乳から作られたヘルシーな豆花にピーナッツの自然の甘みで一緒にいただくと相乗効果抜群。優しい甘みなので、甘いのが好きな方はもちろん、苦手な方でもするすると食べられちゃいます。全く重くないので罪悪感なく食べられちゃうありがたいスイーツなのです。知る人ぞ知る、通な台湾茶藝館で本格的台湾茶をいただける蓮月庭。思わず人に教えたくなっちゃうくらい、丁寧でゆったりとした時間を届けてくれる場所。台湾に行かずとも、お店の中はもはや台湾へ行ったような気分にしてくれて、本格的台湾茶と台湾スイーツを堪能できる稀少な空間をぜひとも皆さんと共有したい。この週末の予定は、自由が丘で台湾へプチ旅行気分を味わって見ませんか?それでは本日の一杯、召し上がれ!〈蓮月庭〉東京都目黒区自由が丘2-15-10 A&Dハウス10203-5701-0033月~金 11:00~18:00 土・日11:00~19:00前回の「スリランカの茶葉をブレンド。常連になりたくなるお店〈モンマスティー〉で心に染みる一杯を。」はこちらから。『本日の至福、この一杯より。』連載ページはこちらから。
2020年01月21日ゴルフの楽しさに惹かれて、気づけば月の休みの半分はラウンドに。そんなOLゴルファー徳永早希と、大学からの友人、西野沙瑛の「さきさえコンビ」で、ゴルフのイメージを一新するような魅力を綴る連載、スタートします!まずは私徳永早希がお届け。皆さん初めまして、徳永早希です。皆さん初めまして。徳永早希です。まず、簡単に自己紹介をさせてください。1993年、兵庫県生まれの26歳。ゴルフを始めて7年目、ベストスコアは78です!一見ハードルが高いように見えますが、実際やってみるとこんなにも楽しいゴルフ!初回なのでまずは簡単に私の今までのゴルフ人生をお伝えさせてください。私がゴルフを始めた理由。私がゴルフを始めたきっかけは、ズバリ父です。幼い頃から父は趣味でゴルフをしていて、私が高校卒業と同時くらいに父にゴルフをするよう勧められました。当時、あまり乗り気でなかったものの、父にゴルフセットを高校の卒業祝いとして買ってもらったこともあり、始めてみることにしました。ただ、大学入学で上京することになった私は、父に買ってもらったゴルフセットを実家に置きっぱなしにしていたため、買ってもらったはいいもののゴルフをする機会はゼロ…。記念すべき初ラウンド!大学1年の夏休みに、実家に帰省した際、父に「1週間後ラウンド行くから練習しとけよ。」と言われ、それから毎日練習場に通いました。この1週間は本当に1日200球は練習していたと思います。自分なりに猛練習して挑んだ人生初ラウンド。ラウンドする前に父に言われていたのは、「とりあえず打ったらクラブを何本か持ってすぐ走るように。後ろの人に迷惑かけないように」ということでした。もうかなり前のことなので、鮮明に覚えているわけではないのですが、実際にラウンドしてみると、ボールにちゃんとクラブが当たらない、飛ばない…。ただただクラブを持ってゴルフ場を走り続けた1日になりました…(笑)そんな私の人生初ラウンドのスコアは144でした。練習場と違って本番のコースでこんなにも思うようにボールが打てなくなるのか…と、悲しい気持ちになりました。うまくなりたいとは思ったものの、大学3年の秋ごろまでは、春休みや夏休みに実家に帰省した時にゴルフをするだけで一向に上達せず…(笑)練習もしっかりしていますよ。でも父と一緒にゴルフに出かけるのが好きで、この時点でのベストスコアは110くらいだったと思います。そんな時、東京でゴルフをすることになり、初めて父が同じ組にいない環境でラウンドを回ることになりました。そこで初めて、ゴルフが下手すぎると恥ずかしい…という気持ちに。そのラウンドをきっかけに東京でもゴルフをする機会が増え、今では年間60~70ラウンドをまわるほどに!回数が増えるとどんどんスコアも良くなっていき、今ではレディースティーからですが、ベストが78に成長しました。ゴルフの良さが多くの方に届けられますようにスイングが上手くいったらやっぱり嬉しい!最初は、あまり乗り気ではなく始めたゴルフでしたが、ゴルフを通じて多くのゴルフ仲間に出会えたことが本当に良かったなと心から思ってます。また、ゴルフを定期的にするようになって始めたInstagramも今では7万人以上の方にフォローしていただき、これからもゴルフの良さを少しでも多くの方に発信出来ればと思っています!人口が少なくなっていると言われているゴルフですが、定期的に開催させていただいている主催のゴルフコンペでは若いゴルファー達が多く参加してくださるので、これからも微力ながらゴルフ業界を盛り上げられるよう、魅力を発信していきたいと思っています。これから二人で始めますよ~ということで、この連載では「ゴルフを始めたいけど何から始めればいいか分からない」「日焼けしそう…」「ゴルフウェアってどんなものがあるの?」など、女性がゴルフを始めるにあたって気になるであろうポイントを中心に、さえとお伝えできればと思っておりますので、参考になればうれしいです!
2020年01月21日弱冠22歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入!酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは?第七夜のテーマは「お燗がおいしいお酒」。その3本目は、生酛造りで純米吟醸のお酒をなんと燗酒に?(photo:Tetsuya Ito illustration:Miki Ito edit&text:Kayo Yabushita)今宵3本目は、燗にすると甘みが抜群に増す「フモトヰ 雄町 きもと純米吟醸」で〆。山形県は鳥海山の麓にあることからその名がついた。ミネラルウォーターの採水地にもなるほどの名水から生まれた酒はすべて昔ながらの生酛造り。「フモトヰ 雄町 きもと純米吟醸」720ml 1650円(税込・ひいな購入時価格)/麓井酒造株式会社娘・ひいな(以下、ひいな)「蒲田にある〈ひかりや〉っていう地酒とワインのお店でお話しさせてもらったら、燗をつけるならこのお酒がいいよって勧められて」父・徹也(以下、テツヤ)「お、気になるねぇ。え?でもこれ純米吟醸なんだ」ひいな「そう。普通はこのお酒、燗にしないと思うんだけど、燗にしたらどう変化するか?まずは普通に飲んでみよ!」テツヤ&ひいな「んじゃ、乾杯!」(しみじみと……おいしさが五臓六腑にしみわたる)テツヤ「あぁ、芳醇…」ひいな「うん。で?それだけ?誰かに例えてみて」テツヤ「加藤登紀子さんだね」ひいな「え〜わらかない(笑)」テツヤ「いや、風吹ジュンの間違いだった(笑)」ひいな「わかるようなわからないような例え…」(テツヤの例えがひいなに伝わらない…父娘のジェネレーションギャップ)テツヤ「俺は好きだなぁ。俺、これが一番好きかも」ひいな「それ、また言ってる(笑)」テツヤ「飲むたびに、一番おいしいものが更新していくのもいいんじゃない(笑)?」ひいな「まぁ、いいか。酔っ払ってるし(笑)」テツヤ「このお酒、酸がいいね、冷酒でも十分おいしい」ひいな「フルーティな感じもあるよね」テツヤ「うん、すごくバランスがいいし、クセがないね。するする飲めちゃう」ひいな「実はね、山形の生酛のお酒なの」テツヤ「えぇ!そうなんだ!」ひいな「『麓井』の良さはね、水の良さ。鳥海山の麓に湧く水だからすごくおいしいの」テツヤ「鳥海山の“ふもと”だから、麓井なんだな」ひいな「当たり!」それではお燗に。生酛造りの純米吟醸はどんな味に変化するのか?(魔法瓶にお湯を入れて、ちろりで温めるだけで燗酒が簡単にできちゃいます。やり方は前前回記事を参照!)テツヤ「これを燗にしたら一体どうなっちゃうんだろう?今回は何度?」ひいな「45度で上燗(じょうかん)って言うよ。温度が低いほうから日向燗(30度くらい)、人肌燗(35度くらい)、ぬる燗(40度くらい)、上燗(45度くらい)、熱燗(50度くらい)、とびきり燗(55度以上)になるよ」テツヤ&ひいな「燗にして、乾杯!」テツヤ「おぉ!!! これは燗にしたほうがうまいねぇ」ひいな「うん、どんどん入ってくる!」テツヤ「これはね、バカの俺でもわかる。うまい」ひいな「そんなに?」テツヤ「これは絶対、燗だな」ひいな「うん!まったくの別物だよね」テツヤ「温度もいいね。45度だっけ?」ひいな「うん、より甘みが増したね」テツヤ「今回の中で、一番しっくりきたのがこの温度かも。一番好き」ひいな「日本海側のお酒って燗に合うイメージあるんだけど、このお酒は燗にするお酒じゃないなって思ってたんだよね」テツヤ「挑戦してみようっていうひいなみたいな気持ちがなければ、絶対、冷酒で飲んじゃうやつ」ひいな「そうだよね。何事も挑戦だね」テツヤ「そう、大事。失敗したっていいんだからさ」ひいな「いただきました。酔っ払った父からのアドバイス」テツヤ「(笑)。今まで飲んだ中で、一口目の驚きはやっぱりこの『フモトヰ』かな」ひいな「うん、意外性があったね」テツヤ「ひいなはさ、これだけいろいろ飲んでたらさ、県の方向性とかってあるの?例えば山形のお酒ってこんな感じとか」ひいな「私、地域でひとまとめにして考えたことないかも。酒蔵によって違うから」テツヤ「なるほどねぇ。それもひいならしい」「フモトヰ 雄町 きもと純米吟醸」に合わせるのは、贅沢な「中とろと黒毛和牛のニンニク醤油漬けの炙り」!漬けにした分厚い中とろに和牛を巻きつけて、一気に炙る!その香りだけで何杯でもイケる!テツヤ「やっぱりさ、つまみに合わせて飲んでみたいね。今回は何なの?」ひいな「中とろと黒毛和牛のニンニク醤油漬けの炙り!」テツヤ「うわ!名前だけでうまそー!でもこの酒の甘みに、ちょっと脂っこくないか?」ひいな「いやいや、これは脂に合うぞって思って。でも、この組み合わせをしたがるのは私ぐらいかもしれない(笑)」テツヤ「うん、ひいなだけだと思うよ(笑)」ひいな「上品な甘みが『フモトヰ』にはあって、そこに脂を足すことで、さらにワンランク上のお酒になるんじゃないかなと思ったんだよね。お酒を合わせることで、食がおいしくなるのはもちろんなんだけど、これはどちらかというとそっちよりもお酒をおいしくするための脂を選んだって感じ。コクを出すために、お父さん特製のニンニク醤油につけて」テツヤ「そりゃ、最高だね。もうさ、これ手で食べていい?」ひいな「手?熱いよ?」テツヤ「俺さ、こういうのって手で食べたくて。コロッケとかさ」ひいな「コロッケも熱いよ!」テツヤ「まぐろと牛肉を合わせて、さらに炙っちゃうんだもんな〜。あぁ、いい匂いだねぇ。高級な鉄板焼きの匂いがするね。お先にいただきます!」ひいな「前のバイト先で、ウニとリブロースっていう組み合わせをやっていて。中とろの炙りもやってるところがあったから、組み合わせたら絶対おいしいだろうなって思って、合わせ技にしてみました。今回は脂を求めてたから」テツヤ「いい脂onいい脂だもんね。肴はあぶったイカでいい〜 ひいなこの曲知ってる?」ひいな「女は無口なひとがいい〜でしょ?」テツヤ「知ってるんだ(笑)」(手で食べたテツヤの右手は脂でべとべと。そこですかさず、ひいなが盃を口元へ!娘の優しさ…)ひいな「おいし〜!こんな海と山の合体があるなんて!最高だね」テツヤ「炙りってものを発明した人、天才だね」ひいな「おいしくないわけないもんね」テツヤ「香ばしくい香りも、ちょっと火が通った感じも最高!」(口内調味中のテツヤ。脂と酒が混じり合い、この顔)テツヤ「この口内調味は、洗い流してるの?」ひいな「いや、切ってるわけじゃなくて、脂と一緒に溶けるみたいな感じ?」テツヤ「これ、エンドレスでいけちゃうやつ。最高。間違いないうまさだね。うんま!」ひいな「顔がとろけてるよ」テツヤ「たまんないね。牛肉と中とろなんてさ、なんかバブルっぽい組み合わせだなと思ったけど、バブルっぽくないね。見事に庶民に昇華されてる」ひいな「よくわからない(笑)」テツヤ「ぜんぜん嫌味がないってこと!おいしいから海と山が合体しちゃったわけで、ウニとフォアグラだとダメだね、きっと。マジでうまいよ」ひいな「よかった〜。これが一番心配だったから」テツヤ「脂と脂なんだけど、ぜんぜん脂っぽくないという不思議。お酒が溶かしてるんだな。ほんとに好き 今日の一番はこれだね。ひいなの創作性のすごさが発揮されたね」ひいな「ありがとう。べた褒めだね(笑)」(次回は2020年1月26日(日)更新です!)第七夜2本目「「日置桜 鍛造にごり 山田錦」」はこちらから連載まとめはこちらからインスタグラムでも日本酒情報を発信中
2020年01月19日モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第41回目は神田を街詣で。令和最初の初詣は毎年訪れている〈浅草寺〉に詣でたのですが、いつも大晦日のお散歩で大行列が気になっていた〈神田明神〉へ日を変えてお邪魔することに初詣には30万人もの方がここ、〈神田明神〉に訪れるのだそう…!それでは早速!詣でましょ〜う!年が明けてから幾分か日も経っていたので参拝の方も落ち着いているのかな?なんて思っていたのですが、この日は会社祈祷の人達も含めまだまだたくさんの人で賑わっていました。アニメ「ラブライブ」の聖地としても有名な〈神田明神〉ですが、〈神田明神〉ではラブライブだけではなく、たくさんのアニメと公式にコラボレーションしており、御朱印帳やお守り、グッズなども豊富!私もとあるアニメの御朱印帳をゲットしちゃいました絵馬にもイラストがたくさん!そして、みなさん本当にお上手でついつい楽しく眺めてしまいました!気持ちを込めて丁寧に書かれたことが伝わってきます。中にはなんとプロの方もいらっしゃいました!〈神田明神〉には神様が三柱祀られており、一之宮には縁結びのだいこく様、二之宮には商売繁盛のえびす様、三之宮には勝負運のまさかど様が御祭神とされています。こちらのだいこく様はいしづくりとしては日本一の大きさなのだそうですよ〜。また、〈神田明神〉は正式名称を〈神田神社〉といい、元々は大手町付近にあったのを江戸城の表鬼門を守るために徳川家康のブレーンでもあった天海が現在の場所に移したのだそう。江戸の三大祭とされている〈神田神社〉の「神田祭」、浅草寺の「三社祭」、日枝神社の「山王祭」は、江戸城の表鬼門と裏鬼門を浄める大事な意味が込められているのだとか!へぇー!かっこいい!この話をお伺いした時になぜだかテンションがすごく上がりました。笑。そんな〈神田明神〉は創建1300年、遷座400年!社殿の葺き替え用の屋根の銅板に、氏名の入ったシールを貼り奉納するという記念事業もやっておられました。これまで脈々と受け継がれてきた歴史を紡ぐお手伝いができるなんて!なんだかすごくロマンありません!?ゆるりとしていたらすっかりお腹が減ってしまい、向かったのは以前から気になっていた〈栄屋ミルクホール〉。終戦の1945年創業の神田名物の老舗。外観からもノスタルジックないい雰囲気が漂います。「ラーメン カレーセット」どちらも食べてみたくてセットを注文。ん〜!これこれ!”昔ながら”のラーメンをいただきたかったんです!そしてラーメンのベースで作られたというカレーも深みがあって美味しい!人情味のある亭主さんと女将さんに温かく迎えられ、いい街詣での締めくくりになりました!ごちそうさまでした!〈神田明神〉からみる神社仏閣の歴史と、学校の授業で習った日本史とがどんどん紐づく興味深い体験ができました。行ってみたい神社やお寺、お祭りなどもドドンと増え、収穫の多い街詣でとなり大興奮!令和最初の初詣を存分に満喫することができました。それでは皆様も良いお参りを〜!前回の「石川県・金沢市にある〈大乗寺〉で初詣。幻想的な雰囲気と自然を感じて!」こちらから!『本山順子の迷子のお守り。お寺と神社、お散歩アラカルト』記事一覧ページはこちらから!
2020年01月19日ついに今年、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。数々の種目がある中で、特に注目を浴びているのが「水泳」。今回は、Hanako本誌連載『LOCKER ROOM』よりインタビューをお届けします。事なかれ主義なので争い事は苦手です。…木村敬一選手リオデジャネイロ・パラリンピック競泳男子(視覚障害)では銀2、銅2のメダル4個を獲得し、読売新聞社制定『第1回日本パラスポーツ賞』の大賞にも選ばれるなど、日本のパラスポーツ界を牽引する木村敬一選手。その素顔はとっても気さくでオチャメ。取材時、大ファンだという広瀬すずさんの話になると声が弾み、週3回行うウエイトトレーニングの話題では「すごく楽しくて、ジムには毎日でも行きたい。ボディビルダーを目指したいぐらいです」と、軽快なトークで周囲を楽しませてくれる。30分ほど準備運動を行ってから入水。本誌でも少し触れているが、日本大学卒業後は同大の大学院にも進学。大学院では教育学を学び、ゆくゆくは教員の道も?「学校の先生や大学の講師だったり、そういう道が開けたかな。…あ、開いてはいないか。そういう道もあるということを知ったぐらいです(笑)」。フレンドリーな木村選手だったら、生徒たちにもきっと大人気!ただし、ちょっぴり不安材料も。「あまり強く言えるタイプではないので、言うことを聞かない生徒がいても叱れないかも…。基本的に“事なかれ主義”なので(笑)。先生としてはダメですよね」。世界で戦い続けるトップアスリートも、プライベートでは争い事が苦手。「ホントはみんなと仲良くやりたいんです。でも、そこは勝負の世界なので、やるからには勝ちたい。競技と私生活では矛盾が生じています(笑)」birthday:1990/9/11blood type :Oheight:171cmbirthplace:SHIGAきむら・けいいち/2歳の時に病気で視力を失う。10歳で水泳を始め、高3で北京パラリンピック出場。続くロンドンでは2つのメダルを獲得し、リオでは50m自由形と100mバタフライで銀、100m平泳ぎと100m自由形で銅メダルを獲得。(Hanako1128号掲載/photo : Rie Odawara text&edit : Naoko Sekikawa)撮影協力: 立教大学香りフェチのイケメンスイマー!…江原騎士選手練習が終わり、インタビュールームにやってきた江原騎士選手からは、とってもいい香りが!聞くと、本誌の私物チェックコーナーで紹介してくれた愛用の香水をつけてきてくれたそう。「紹介するので、つけたほうがいいかなと思って!」と、そのニクい心配りにもキュン香水のつけ方にもこだわりをお持ちのようで、「お風呂上がりやプール上がりにすぐつけて、1時間ぐらい経ち、肌になじんだときの匂いがベスト」なのだとか。香水の他にも、洗剤や柔軟剤、ボディクリームなど、香りへの思い入れが強い江原選手。「柔軟剤は大学1年生の頃からピンクの『ラボン』を愛用中。洗剤との組み合わせによっても香りが変わるので、いろいろと試してみましたね(笑)。プールに入っていると塩素によって肌が乾燥するので、ボディクリームも使っています。とくに、女性の水泳選手はボディクリームを使用している人が多く、いい匂いだと、何を使っているのか聞いたり。気になっちゃうんです」とニッコリ。興奮気味に話す様子がかわいかったです。Birthday:1993/7/30Blood:typeAHeight:172cmBirthplace:YAMANASHIえはら・ないと/専門は自由形。2016年、リオ五輪に出場。4×200mリレーでは2泳を務め、52年ぶりの銅メダル獲得に貢献。今年4月の日本選手権では800m自由形で初優勝。200m、400m自由形では2位に。7月の世界水泳ブダペストにも出場。(Hanako1144号掲載/photo:Rie Odawara text&edit:Naoko Sekikawa)
2020年01月18日