●「もっとすごいアニメグッズ」を実現アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する拳銃「DOMINATOR(ドミネーター)」を、家電ベンチャー・Cerevoが再現した電動玩具「DOMINATOR MAXI(ドミネーター・マキシ)」(※開発コードネーム)。作中同様、なめらかな動きで自動変形する様子が公開されたと同時に、アニメの中の動きを"完全再現"したと話題になっている。インタビュー前編では、ネット接続家電を手がける同社が「ドミネーター」を開発したきっかけを語っていただいたが、後編では、自身もアニメを愛好しているという同社の岩佐代表が、今回の製品をはじめとした「スマートトイ」、ひいてはアニメ業界のグッズ展開にかける思いについて迫った。――動くものは今回御社が発表したものが初めてですが、ドミネーターはすでにさまざまなメーカーが製品化しています。価格帯でいえば御社のものが最も高額ですが、差別化に際して工夫されたことはほかにありますか?工夫、という部分ではないかもしれないのですが、価格ではなくクオリティを追求したことが、何よりの差別化だと思っています。僕自身、すごくアニメが好きなんです。そうした趣味がある場合、決してお金持ちではないにしても、いわゆる社会人をやっていてある程度の収入があるとなったら、本当に好きな作品のためであれば、5万円でも10万円でも出そうと思ったら出せる、という気持ちを持ったファンの方は多くいらっしゃるのではないかと思っています。例えば、15万円前後のBlu-ray BOXが販売されているアニメ作品はいろいろとありますし、アイドルものアニメの等身大ポップがひとつ2万5,000円で、それをメンバー6人分そろえたら合計10万円、みたいな商品展開もあるわけです。要は、欲しい人はお金を出しても良いものが欲しいというニーズがあるのだと感じています。ですが、アニメ関連事業に限らず、メーカー側がそういう事業構造になっていないのでしょうけれど、いわゆるアニメ作品の関連グッズって、何と言ったらいいのでしょうか…。――おっしゃるような高額商品は少数派で、ストラップやタオル、缶バッジなど、作品種別を問わず同じような低額商品が展開されがちですね。ライン化しているというか。そうです、ライン化しているのと、参入している企業が基本的に限られているためでしょうね。もちろん、そうした状況を否定するものではないですし、僕もキーホルダーとか好きで集めていたりするので、それはそれでいいんです。その一方で、家電業界の費用感と技術で、もっとすごいものができるんだということも知られてほしいと思っていました。近年、ハードウェアスタートアップが増えているのは、少ない開発費と小規模なロットで、高機能な製品を生産できるような土壌が整いつつあるからです。今回のドミネーターも、モーターが中国の部品メーカーから簡単に購入できるようになったこと、500台~1000台から組み立てを受けてくれるEMSと言われる工場が出てきたこと、製品化に際してCPUを入れるのですが、社内で開発しなくても、デジカメやスマートフォンに入っている物と同じ高性能なチップを、メーカーから買って組み込めるというような状況があって実現しました。その上、各ソフトウェアもある程度オープンソースで配布されています。例えば顔認識だったら、シビュラシステムの開発のご質問の時にも挙げたOpenCVなどのライブラリが有名です。要するに、家電業界では「いつでも来い!」と言えるような状況が整っているものの、コンテンツ業界、そして玩具やプライズなどの周辺産業がなかなか追いついてこなかったんですね。そんな中で、このドミネーターが「こんなこともできるんだよ」という、フラッグシップ的な製品というか、ひとつの実証にはなるのかな、と。――既存の展開にはないモノを実現したかった、ということですね。繰り返しになるのですが、既存の製品展開が悪いという話ではないんです。僕らは逆に、そうしたメーカーが得意とする、大量生産して原価を1円、あるいは1銭単位で下げて、利益を回収していくみたいなやり方は苦手なんです。自分の好きなアニメのグッズが、500円のものから10万円のものまであるって面白いじゃないですか。こうした製品展開の例としては、一時期話題になったマスターレプリカ社が製造した『STAR WARS』の「FXライトセーバー」があります(注:現在はハズブロ社が販売)。ライトセーバーのおもちゃって、トイザらスで2,000円くらいで売ってますけども、マスターレプリカ社の物の価格は約2万円でした。完全に「大人のためのライトセーバー」ですね。本来、ライトセーバーは1m以上ある竹刀みたいなものですが、子供用のものは輸送費を低減するために、刀身の部分は組み立て式になっていたり、伸縮式になっていたりするんです。一方、大人用のそれは箱がやたら大きいことで有名で、つまり輸送コスト低減をとらずに、刀身をきれいに再現することを優先したんです。しかもLEDがたくさん入っていて刀身が満遍なく光り、衝撃センサーと加速度センサーが入っていて、つばぜり合いや回転という動作でそれにあった音が鳴る。アメリカの"いい大人"がこれを2本くらい買って、家に飾って自慢げにしているのをよく見ていたのですが、STAR WARSが本当に好きな方にとって、1本2万円というのは、そんなに驚くような値段じゃないという感触がありました。この製品の発想のルーツのひとつといえると思います。翻って、日本のアニメゲームの作品を見ても、大人用のライトセーバーにあたるものってほぼないなと思ったんです。ガンダムには一部近いターゲットの商品ラインナップがありますが、買っている人たちも楽しそうだし、作っている側も楽しいだろうなって思うんです。どっちも幸せそうにやっている感じがして、そういうものを会社として組織的に作って、事業としてちゃんと成功することはできるんじゃないかっていうのが発想の原点ですね。●代表自らコスプレした理由/今後の販売予定――発表にあたって、メインキャラ・常森朱に扮したコスプレイヤーが同機を構えるデモンストレーションを実施されていましたね。会見でのコメントでも、岩佐さんが電池の持ちは「撮影会に耐えるぐらい」と回答されるなど、対象ユーザーを想定した展開が印象的でした。コスプレでの利用をメインに想定されているのでしょうか?いえ、一番多くなると想定しているのは、趣味で買って家に置いておくという使い方をされる方なんですけど、その次にコスプレイヤーの方が多くなってくるだろうなと思っています。なので、コスプレを楽しむ方のご意見やユースケースにある程度お答えできるように作ろうと考えています。コスプレの撮影にかかる時間はまちまちで、平均を取るのが難しいのですが、ある一定時間動いて、レイヤーさん自身が容易にバッテリーの交換や充電をできる構造にできればと想定しています。――発表会の場では、岩佐社長ご自身が宜野座伸元のコスプレをされていましたが、普段からコスプレもされるのでしょうか?弊社の中にコスプレが好きなメンバーがいて、当日会社に来ると、全てが用意されていたという…(笑)。僕はどちらかと言うと撮影をする方なので、撮られるのはあまり得意ではないですね。今回配信したプレス用素材も、撮影はすべて僕が行いました。宜野座をチョイスしたのもそのメンバーです。僕が普段から眼鏡をかけているからでしょうか。ただ、ドミネーターを持ってデモをするにあたって、狡噛(狡噛慎也、同作1期の主人公)のコスプレだと、最新の物語(テレビ版2期、劇場版)の展開上、齟齬が出るという理由もあったかと思います。――話が少し戻るのですが、「ドミネーター マキシ」への反響が大きいのは国内と海外ではどちらでしょうか。今一番"バズっている"のは、実は海外です。数日前にオーストラリアのアニメ系のFacebookページに取り上げてもらったのをきっかけに、動画が100万再生を超えました。コメントを見ていると面白くて、英語の書き込みって実は半分ぐらいしかないんですよ。残りは韓国語と中国語とスペイン語とポルトガル語など、多岐にわたっていました。返信しようとも思ったのですが、言語数が多すぎて…。――販路に関してはまだ先の事だと思うんですけれど、そうした海外の反応もあることで、インターネットで注文を受けるような形式にされるのでしょうか。販売についてはさまざまな方にご心配いただいていて。まず「ちゃんと売るのか」ということ、そして「数量限定で、欲しい人が買えないんじゃないか」というような不安の声をいただいています。――いわゆるプレミア化への懸念ですね。この製品を待ってくださっている方々にひとつお約束をしたいなと思っているのが、確実に製品化をしますし、数量限定という形ではなくて、欲しいと思ってくださる方には全員買っていただけるような形でご提供したいと考えています。具体的な販路はまだ決まっていないのですが、少なくともどなたでも、インターネットでご発注いただけるような方法をご用意します。――それを聞いて安心する方は多くいらっしゃるでしょうね。もうひとつ、購入希望者の懸念としては価格があると思うのですが、発表会でおっしゃった「10万円以下」という予価について、今後コストを下げて価格を低減する方向にいくのか、クオリティを追求して10万円以内に収めるようにするのか、どちらの方向が近いでしょうか?正直に申し上げて、僕たちも原価がいくらになるか現段階では言えないんです。対外的には5~10万円とお伝えしていて、そこから極端に上がることはないようにしますが、もう少しお時間をいただけるとありがたいです。というのも、最終的なギアやネジの数、金型の値段、そして何よりドル・円の相場も価格に影響してくるためです。ここ半年ぐらい相場は安定していますが、半年前~18カ月前の間で、ドル円レートは15%~20%ぐらい変動しています。例えば原価が5万円となったら、5%の差でも販売価格は約6~7万円と変動してしまうので。その時のさまざまな状況を見て価格を決定することになりますが、そうした不確定な状況を鑑みても、10万円を超えることはさすがにないだろうということで、予価を申し上げたところです。――次の情報公開は、およそいつぐらいをめどに予定されていますか。これからは徐々に進んで行ってゴールにたどりつくような動きになるので、大々的にというよりは、継続的に情報を出して行きたいなと思っています。なので、ご興味を持っていただいた方には、ぜひ弊社のTwitterアカウントや、Facebookページを見ていただけると嬉しいですね。「こんなのできました」とか、「今こんな状況です」みたいなことは、なるべく細かく発信していくことで、お客様としっかりつながって、商品発売まで一緒になってご期待いただけたら。――これから「ドミネーター」が発売に向け動き出す中でお伺いするのは気が早いかもしれないですが、今後のスマートトイへの取り組みに関してコメントをいただけますか?実は、すでに第2弾がある程度動き始めています。具体的な作品名はまだ申し上げられないのですが、ファンタジー色の強い世界の作品というよりは、やや現実世界よりの、いわゆる近未来作品みたいなものです。そういった作品に出てくるアイテムの方が、われわれのノウハウで劇中のイメージに近いものを作ることができ、結果的にお客様に「本物の●●が出た!」という風に喜んでいただけるのだと思っています。なおかつ、そうした作品のテイストの方が、僕らの会社のイメージとも合致しますので、僕らとしては取り組みやすい題材になるかなと思っています。
2015年07月25日●ネット家電のメーカーが特殊拳銃「ドミネーター」を"完全再現"アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する拳銃「DOMINATOR(ドミネーター)」を、家電ベンチャー・Cerevoが再現した電動玩具「DOMINATOR MAXI(ドミネーター・マキシ)」(※開発コードネーム)。作中同様、なめらかな動きで自動変形する様子が公開されたと同時に、アニメの中の動きを"完全再現"したと話題になっている。だが、同社の事業領域は「ネット接続家電」。スマートフォン連携スノーボード「XON SNOW-1」、スマートフォンで操作可能な電源タップ「OTTO」など、これまで手がけてきたプロダクトには、アニメはもとより、何らかのエンタテインメント・コンテンツとコラボレーションしたモノは見当たらない。だが、本体に内蔵したLEDの数は100個以上、劇中と同じ声優(日高のり子氏)を起用した撮り下ろしボイス、グリップに仕込んだタッチセンサーで「不正ユーザーへの警告」を再現するなど、同社の「本気」が見て取れる、ファンから見ても「隙の無い」仕様となっている。それでは、今回同社が「ドミネーター」を再現した製品を"本気で"開発するきっかけはいったい何だったのだろうか。今回は、同社が居を構える秋葉原の「DMM.make」にて、代表取締役・岩佐琢磨氏からお話を伺った。――アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」(以下、サイコパス)に登場する「ドミネーター」を完全再現されたということで、発表以来、ソーシャルを中心に話題になっています。記者会見の情報も拡散されていますが、その直後に開催された朗読会での展示が大盛況だったようですね。はい、非常に多くの方に足を運んでいただけました。Webで情報を見て反応してくださる人たちと、イベントへ実際に足を運ばれる方というのは、層が違っているようでして、(ネットでドミネーターのことを)まったく見たことがないという方もいましたし、TVのニュースでちらっと動画を見たことがきっかけで来場された方もいらっしゃって。――なるほど。ネットの反響抜きでそれだけの反応があったということは、この作品が好きな方にとっても、"忠実に動くドミネーター"の登場は予想外だったというところでしょうか。まずは、開発のきっかけについてお聞かせください。明確なきっかけになったのは、われわれのオフィスがある「DMM.make」を運営しているDMM.comさんに橋渡しをしていただいたことですね。同社は、この「DMM.make」という施設によって、世の中に無かった面白いモノを生み出す支援をすることが大きな目的になっていて、その先にあるビジネスに興味を持たれているんです。そうした中で、DMMさん側がサイコパスの製作委員会の皆さま方とお話しする機会があって、「何か面白いモノ」を作れないか、という企画が持ち上がったそうです。――そこで盛り上がった話がCerevoに持ってこられたんですね。はい。2年ほど前から、僕は各所で「スマートトイが今後面白くなっていく」と語ってきました。日本ではスマートトイ、アメリカではアップトイと言われることが多いんですけれど、どちらも「スマートフォンやクラウドとつながったおもちゃ」という意味です。スマートトイに参入したいけれどきっかけがつかめずにいた弊社側と、何か面白いモノを作りたいという企画を抱えていたDMMさん側の思いがうまく合わさって、「じゃあ、ちょっと作ってみようか」というような流れになりました。――ちょっと作った、とは思えないクオリティですが、最初からドミネーターを作る計画だったのでしょうか?そうですね。何が作れるのかっていうのは、やはり物を作る側でないとわからないので、僕の方で最初の企画書みたいなものを書きました。今の技術で実現可能で、現実的な価格で作れるものは何かという話をしたときに、ドミネーターなら行けるかな、と。当初からデコンポーザー(注:ドミネーターの最終形態ともいうべき最大威力のモード)への変形はあきらめて、パラライザーからエリミネーターへ持って行くように設計しました。カメラを内蔵して、相手の写真を撮るというのも、技術的には十分できるだろうと。皆さんがお持ちのスマートフォンに入ってるカメラなんて、小指の第一関節ぐらいの大きさなので、筐体の中に収まるだろうというようなことも大体分かっていたので、「作ってみようじゃないか」と。そもそも、僕らの会社はIoT、つまりインターネットにつながるハードウェアに特化して製品開発をしています。すべてがクラウドにつながっているというサイコパスの世界観ともフィットしていましたね。これがまったく関連のないような作品ですと、これまでの事業展開との違和感が出てしまうので。――製作委員会から提供されたデータというのは、ドミネーターのガワというか、形状のみだったのでしょうか。それとも、動作機構も含まれていたのでしょうか?いいえ、ガワだけですね。中身はすべて弊社で設計しました。アニメの中で設定されているドミネーターの動作って、側面についているエラみたいなパーツなど、さまざまな部分が空中に浮いているんですよ。現実世界でモノを浮かばせるというのはほぼ不可能で、特殊な磁石か反重力物質でもない限り無理なんですけども、アニメの中ではそういった作りになっていて、各パーツが本体とつながっていないんです。――駆動部の接続が無いんですか。無いんです。ガンダムのファンネルのイメージが近いでしょうか。例えば、ロボットアニメで、肩に何か部品がついていて、その中から銃が出てくる変形シーンがあるとします。コマ送りで見てみると、空中にふっと肩の一部が浮かび上がって、銃が中からが出てきて、浮かんだ部品は空中を浮遊して肩の横にくっつく…というような内容になっています。――不思議な磁力か浮力的な物で動いていると。そうですね。でも現実では、リンク機構があって、肩の部分が開いて…というところを考える必要があるんです。ドミネーターに限らず、こういった変形シーンは空中を浮遊して位置変更を行っていることが多いです。もちろん、"空中浮遊"はアニメーションや映画の表現として十分で、何ら問題ないんですが、それを現実に作ろうと思うと、やっぱり何かで本体とつながないといけない。それは一体どこでつながってるんだろうっていうのを、考えないといけないんです。映像をそのまま再現するとしたら、実はドミネーターのこのエラのような部品は、もう少し外側に張り出して、空中に数ミリ浮いたぐらいの位置に存在してるんですね。その位置関係を再現しようとすると、本体に棒を付けざるを得ないんですが、それって格好悪いんじゃない?みたいな話もあって。それならば、設定よりも本体に近づけて、開く角度を小さくしようだとか、デザイン的に破綻しない範囲に収めつつ、実際に変形できるように、設定資料を僕らなりに解釈して、設計し直した部分はいくつもあります。製品化にあたって、設計し直さないといけない部分は増えていくかと思いますし、ここが課題ですね。●「メカメカしい」本体機構と「シビュラシステム」の開発――ここに行き着くまで、どれぐらい試作されましたか?およそ4世代くらいでしょうか。間にバージョン3.5みたいなものもあったりするんですけど。――作中のなめらかな変形動作がこれだけ忠実に再現されている、ということが話題の核だと思うのですが、ここはうまくいった、と思う部分は?ものづくりって、1カ所ここだ!っていうのはあまり無いんですけれども、まあ、よく入ったな、と(笑) ほぼ1/1のサイズの筐体の中に全てのパーツを入れられた、というところでしょうか。製作委員会からご提供いただいた資料を見て、これだったら行けるだろうという判断をしたものの、やはり現場の皆さんの頑張りがなければ実現できませんでした。この筐体の中に複雑なメカ機構っていうのを入れるというのは大変なことで、そこはしてやったり、というか。中を見ていただくと分かるのですが、かなりメカメカしくて細かいモーターやギアが詰め込まれているんです。上の部分なんかも機構が複雑に作られていて、下からこうのぞき込むように見ていただくと面白いかもしれません。こっちにもギア、あっちにもギアという構造で。――外側だけを見ているとモデルガンのような仕上がりですが、中を見ると機械らしさが感じられますね。ギアがあって、バネがあって、モーターがあって。そして、光らせるためにLEDも必要です。LED自体はすごく小さいものなんですが、満遍なく光を伝えようと思うと、光を導く板が必要なので、そういったものを全部入れて行くのはかなり厳しい戦いでした。あと、何と言っても、部品が入っても変形できなければ意味が無いので。このプロジェクトは、現状はメカが先行していて、変形機構を頑張って作った段階です。ここからはソフトウェアが頑張って、最終的な製品としてできあがるというような流れですね。――少しソフト側のお話も伺いたいのですが、作中の核となる設定「シビュラシステム」はどういった技術で実現されるご予定ですか? 犯罪係数を計測する、というのは現実的に基準を決めるのが難しそうですが。※注:シビュラシステム=「サイコパス」劇中に登場する、人間の心理状態や性格を数値化するシステム。その中で犯罪に関する数値は「犯罪係数」と呼ばれ、一定値を超えると罪を犯していなくても「潜在犯」とみなされる。「ドミネーター」はこのシステムに接続されており、計測数値に合わせた形態に自動的に変形し、対象を裁く。その点は今詳細を詰めているところです。ベースとなる部分はOpenCVなどの画像処理ライブラリを使って、カメラから撮影した画像をもとに、何らかの値を計算するというアルゴリズムを組み込む予定です。――ランダムではなく、実際に何らかの"係数"を算出するんですね。単純なランダムではやはり面白くないですし、「スマート感」が出ないので、そこはきちんとインテリジェンスなアルゴリズムを使って、"らしい値"を出そうと思っています。といっても、測定対象になった方が本当に危なそうかどうか、というのを測るわけでは当然ないですが。ひとつの例として、僕がパナソニックにいたころに関わった「眉毛診断」というものがあります。眉毛の形を写真から読み取って性格診断をするのですが、そういった顔のパーツなどを基準にするのもひとつの手だとは思っています。――すでに完成されているメカの部分で、ここでつまずいたというようなエピソードがあれば教えてください。どこもかしこもつまずいてるので、何とも言えないのですが、モーターとギアでしょうか。開発中はギアが割れたり、モーターの力が足りなくて開ききらなかったりしました。電池駆動にするためにはフルパワーのモーターを積めない上、LEDも同時に光らせなくてはならないなど、制約も多かったです。それに、電動変形、しかもそれが元の形状に戻るというのは、いわばパズルみたいなもので、ピースを1個間違うと完成しないんですね。そのために、こっちを立てるとあっちが立たない、みたいな状況がかなりありました。ギアでものが動くという機構は、家電のノウハウというより、玩具のノウハウに近い所があります。弊社の中にさまざまなバックグラウンドを持つエンジニアがいて、彼らの持っているスキルをうまく持ち寄ることで何とかできあがったんです。後編では、岩佐代表が「スマートトイ」に取り組む熱意と、記者会見で自らコスプレした理由など、さまざまなバックグラウンドが語られる。
2015年07月24日Cerevoは18日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場するアイテム「ドミネーター」を1/1スケールで再現したスマート・トイ「DOMINATOR MAXI」(開発コード名)を発表した。合わせて、ハードウェアのスタートアップ拠点「DMM.make AKIBA」で、発表会を開催。ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが司会を務め、Cerevo代表取締役CEOの岩佐琢磨氏が詳細を紹介した。「DOMINATOR MAXI」開発中実機も披露された。○劇中と同じ「完全自動変形」機構を実現「DOMINATOR MAXI」は、アニメ「PSYCHO-PASS」に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を1/1スケールで再現した製品。劇中のドミネーターは、対象者に向けることで犯罪者になる危険性を表した「犯罪係数」を測定でき、一定以上の数値が確認された場合は自動変形して対象者を執行(発砲)することができる。今回発表された「DOMINATOR MAXI」は、無線LANでスマートフォンと連携するスマート・トイ。最大の特徴である自動変形機構に加え、音声再生、LED、タッチセンサーなどを内蔵し、「PSYCHO-PASS」の世界観を再現した。搭載機能はスマートフォンからリモートで操作できる。変形機構は、基本モードの「パラライザー」から、執行モードの「エリミネーター」へ状態変化する。逆に「エリミネーター」から「パラライザー」への変形も可能。内部に2つのモーターを備え、変形時間は「設定資料の2秒間と、それより速いアニメ映像との中間」に調整。スムーズな可動を実現した。○スマートフォンと無線LANで連携変形時に再生される音声は、劇中と同じく、日髙のり子さんが担当。100種類以上の声を完全撮りおろしで収録し、グリップを握ったり、特定の人に向けたりする動作に応じて内蔵スピーカーから再生される。先端にはカメラを内蔵し、スマートフォンと無線LAN接続することで、相手の犯罪係数を専用アプリ上に表示。犯罪係数に応じて自動でモード変形するほか、執行(発砲)しない場合は、トリガーをロックするというこだわりの仕様。犯罪係数はランダムで表示。カメラを使った写真・動画撮影も可能で、専用アプリに写真を表示し、劇中の世界観でデザインされたUIをオーバーレイした撮影や、本体で撮影した動画のストリーミング再生などが行える。グリップ部分にはタッチセンサーを備え、グリップを握ることで効果音を再生できるほか、本来の持ち主でない不正ユーザーが手にした場合、音声によるメッセージとともに製品を利用できなくさせるという劇中設定も再現されている。○部品点数は約100点外観は、サイコパス製作委員会による3Dデータを基に作成。しかし実物へ落とし込むにあたり、「実際にどんな金具でパーツをつなぐのか、部品の厚みは何ミリなのかなど、自社で考えていく部分が多数あった」(岩佐氏)。電気を通すには課題もあったというが、製品化への作業は「家電スタートアップ企業として楽しい部分」という。重量は、現段階では約800g程度。部品点数は、基板を除き100点弱。表面素材は樹脂を採用し、一部金属も取り入れる。100個以上のフルカラーLEDも搭載し、通常・変形・執行のモードに合わせて発光状態が変化する。バッテリはグリップ部分に内蔵され、駆動時間は調整中だが、「撮影イベントで日中使える程度」をターゲットとする。○スクリーンから現実へ、「S2R」プロジェクト「DOMINATOR MAXI」開発の背景として、Cerevoは自社で「S2R」というコンセプトを掲げている。これは「From screen to the real」の意味で、家電のテクノロジーを用い、アニメやゲーム、映画などの劇中アイテムを、可能な限り現実に再現させる取り組みとのこと。代表取締役CEOの岩佐琢磨氏は、今回発表した「DOMINATOR MAXI」を皮切りに、「S2R」プロジェクトを今後継続的に進めていきたいと語った。なお、「DOMINATOR MAXI」の名称は開発コード名であり、実際の製品名は変わる可能性がある。家電スタートアップであるCerevoは、2015年1月に、センサー類を内蔵しスマートフォンと連携するスノーボード用バインディング「XON SNOW-1」を発表している。今回の「DOMINATOR MAXI」は、ネットワーク機能を持たないバインディングと家電技術を組み合わせた「XON SNOW-1」のように、玩具と家電技術をつなげるスマート・トイであるという。「内部には基板やCPU、OSも搭載されており、構成はスマートフォンや家電などに近い。(トイとしては)オーバースペック気味であるとも思うが、この製品の登場によってトイ業界の動きも変わるだろう。今後出てくる第2第3の製品が自社の利益にもつながると考えている」(岩佐氏)。スマホやネットにつながるオモチャを作ろうと、同社も入居しているDMM.make Akiba内の企業から話があり、開発に至った。開発にあたっては「実際に動くようにする」という基本的な部分が一番苦労したという。発売は2015年度中。価格は未定だが、岩佐氏によると「個人が趣味で買える程度、少なくとも10万円以下にする」とのこと。今回発表された「DOMINATOR MAXI」開発中実機は、7月19日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催されるスペシャルイベント「【朗読劇】『PSYCHO-PASS サイコパス』-ALL STAR REAL ACT」の展示エリアで試作機が展示される。動作デモも確認できるとのことで、興味があるユーザーは足を運んでみると良いだろう。
2015年07月18日2015年1月にバンダイより発売された、人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃の玩具『PROPLICA ドミネーター』が、2015年7月に再販されることが决定した。『PROPLICA ドミネーター』は、人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃を玩具化したもの。昨年8月の発表から大きな話題となり、今年1月に発売したものの予約完売していた店舗もあり、多くの声を受けて再販が決まった。3月2日よりネット通販、一般店舗にて予約受付がスタートする。価格は21,600円(税込)。本商品は、劇中よりサイズを割り出した全長約360mmのビッグサイズとなり、外観を全塗装したリアルな質感で立体化。30個以上の多色LEDを搭載し、発光・サウンドを備えるとともに、「ドミネーター」の特徴である銃身各所の発光を多色LEDで表現。グリップと照門(リアサイト)下部の波打つような明滅を再現するだけでなく、不正ユーザー判定時の赤色発光など、ドミネーターの各状態に従った発光が再現されている。フォルムやサウンド動作は、ドミネーターの設定を行ったニトロプラス・石渡マコト氏による徹底監修。劇中でドミネーターを搬送する「運搬ドローン」のラックを模した専用台座も付属する。さらに、アニメと同様、「ドミネーター」の声を担当している日高のり子の音声を、劇中トラックより多数採録。起動メッセージからユーザー認証、犯罪係数測定まで疑似的にドミネーターの動作を体験することができる。動作モードには、無名監視官モード、無名執行官モード、監視官 常守 朱モード、執行官 狡噛慎也モード、不正ユーザーモードなど、音声には「携帯型心理診断鎮圧執行システム、ドミネーター起動しました」「ユーザー認証、常守 朱監視官、公安局刑事課所属。使用許諾確認、適正ユーザーです」「犯罪係数32、執行対象ではありません。トリガーをロックします」など多彩なサウンドが用意されている。「PROPLICA」シリーズは、これまで変身アイテムなどの劇中小道具(プロップ)を商品化してきたバンダイが、コレクターズアイテムの最新開発技術を導入し、一層の"本物感"を追求した大人向け玩具。これまでにアニメ『美少女戦士セーラームーン』シリーズの「キューティームーンロッド」や「ムーンスティック」が商品化され、大ヒットを記録するとともに「日本おもちゃ大賞2014」では、「ハイターゲット・トイ部門」で大賞を受賞している。(C)PSYCHO-PASS Committee
2015年02月20日1月9日に全国公開されたアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の最新PVが公開された。公開初日とともに解禁となったこのPVでは、SEAUn(東南アジア連合/シーアン)の首都・シャンバラフロートへ向かう主人公の公安局監視官・常守朱、彼女が追うテロ行為を手引しているという元執行官の狡噛慎也、シビュラシステムとドローン、そして大迫力のバトルシーンなど、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の見どころを凝縮した映像に仕上がっている。『PSYCHO-PASS サイコパス』は、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華クリエイター陣が制作も大きな話題を呼んだ近未来SFアニメーション。人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる警察のドラマを描き、緻密かつ大胆に書き上げたディストピアSF作品としてファンが拡大し、シリーズ構成に冲方丁氏が参加した第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が昨年12月に最終回を迎えた。その続編となり、完全新作のアニメーション映画として公開される『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の舞台は、日本政府が紛争国に「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始した2116年。公安局刑事課一係の常守朱は、ある男を追いかけ、「シビュラシステム」をかい潜るテロリスト捜査のため水上都市シャンバラフロートへ。新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになるという。(C)サイコパス製作委員会
2015年01月09日2014年10月よりフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて放送されているTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』のBlu-ray&DVD第1巻が12月17日に発売されることが発表された。『PSYCHO-PASS サイコパス 2』のBlu-ray&DVDシリーズ(全5巻)は、各巻に特典としてメインキャラクターそれぞれをフィーチャーした完全新作の「オリジナルドラマCD」(第1巻は常守朱をフィーチャー)と、収録話の完全シナリオやキャストインタビューなどが掲載された「スペシャルブックレット(約100P)」を封入。そのほかにも、『進撃の巨人』などのキャラクターデザインを担当した浅野恭司氏による描き下ろしイラストでデザインされた特製アウターケース仕様となっている。12月17日に発売される第1巻には、9月26日にパシフィコ横浜で開催されたスペシャルイベント「PSYCHO-FES サイコフェス」のステージの中から、第1期のメインキャスト8名による書き下ろしシナリオの「朗読劇(特別編集版)」が映像特典として収録。Blu-ray&DVDは以降毎月リリースされ、第2巻は2015年1月21日、第3巻は2015年2月18日、第4巻は2015年3月18日、第5巻は2015年4月15日に発売される。価格は、Blu-rayが7,020円(第5巻のみ8,100円)、DVDが5,940円(第5巻のみ7,020円)。TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』は、2012年から2013年にかけて放送され、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔 法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華なクリエイター陣によるハイクオリティな作品として大きな話題を呼び、幅広いファンを獲得した近未来SFアニメーションの続編。新たなシリーズ構成として、『天地明察』や『攻殻機動隊ARISE』などを手がけたSF描写のトップライター・冲方丁を迎え、人間の心理状態を数値化し管理する未来社会の警察・公安局に所属する常守朱ら刑事課のメンバーが、謎の人物が糸を引く数々の事件に挑む戦いを描いている。この『PSYCHO-PASS サイコパス 2』を経て、2015年1月9日には完全新作映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が全国公開される。(C) サイコパス製作委員会
2014年10月17日2015年1月9日に公開されるアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』のティザービジュアル、ストーリー、上映劇場が公開された。10月9日よりフジテレビの「ノイタミナ枠」で放送がスタートした『PSYCHO-PASS サイコパス2』に後続する新たなストーリーとして描かれる劇場版の舞台は、日本政府が紛争国に「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始した2116年。SEAUn(東南アジア連合/シーアン)は「シビュラシステム」を実験的に導入し、管理下に置かれた水上都市シャンバラフロートはつかの間の平穏と安全な生活を手に入れたものの、SEAUnから日本へテロリストが進入。「シビュラシステム」をかい潜るテロリストたちに見えるある男の影――そして刑事課一係の常守朱はシャンバラフロートの捜査へ旅立ち、新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになるという。そして、公開されたティザービジュアルでは、ドミネーターを手にした常守朱の姿に「私は戦う。銃が正義を支配する世界で」というコピーが明らかに。合わせて、『PSYCHO-PASS サイコパス』公式サイトにて上映劇場が発表されている。TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、2012年から2013年にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送され、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華なクリエイター陣によるハイクオリティな作品として大きな話題を呼び、幅広いファンを獲得した近未来SFアニメーション。人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる警察のドラマを描き、緻密且つ大胆に書き上げたディストピアSF作品としてファンの間で期待が拡大。10月9日からは『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の放送がスタートし、新たにシリーズ構成として、『天地明察』などで知られ、『攻殻機動隊ARISE』など手がけたSF描写のトップライター・冲方丁を迎えている。この『PSYCHO-PASS サイコパス 2』を経て、2015年1月9日に『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開される。2112年、新人監視官の常守朱と執行官の狡噛慎也は、ひとりの男と巡り合う。その男は、かつて起きた事件の黒幕。そして狡噛の復讐相手だった。その男――槙島聖護は、平和を支えるシステムの根幹を揺るがし、正義のありかを問いかけた。 やがて狡噛は自らの正義を槙島に遂行し、その身を隠遁してしまう...2116 年――日本政府は紛争国へ「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始。世界にそのシステムの手を広げようとしていた。内戦状態だった SEAUn(東南アジア連合/シーアン)は「シビュラシステム」を実験的に導入。管理下に置かれた水上都市シャンバラフロートはつかの間の平穏と安全な生活を手に入れた。だが、その SEAUn から日本へテロリストが送られる。「シビュラシステム」をかい潜り、中枢へ攻撃を仕掛けようとするテロリストたち。そこにはある男の影が落ちていた。刑事課一係の常守朱はシャンバラフロートの捜査へ旅立つ。新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになる――。■『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』スタッフ総監督:本広克行 監督:塩谷直義 ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)脚本:虚淵玄(ニトロプラス)、深見真 キャラクター原案:天野明キャラクターデザイン:恩田尚之、浅野恭司 総作画監督:恩田尚之音楽:菅野祐悟 アニメーション制作:Production I.G制作:サイコパス製作委員会(C)サイコパス製作委員会
2014年10月10日東京都交通局は10月11日より、テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の放送開始を記念し、「都営交通×『PSYCHO-PASSサイコパス』都営線完全包囲キャンペーン!」を実施する。記念の都営まるごときっぷを発売するほか、オリジナル待ち受け画像などが手に入る記念スタンプラリーも実施する。記念の都営まるごときっぷは大人700円(小児半額)で、10月11日の始発より販売開始。都電、都バス、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーを販売当日に限り何度でも乗り降りできる。図柄は都営新宿線・都営三田線各駅の自動券売機で販売されるA図柄と、都営浅草線・都営大江戸線各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、都営新宿線の新宿駅を除く)の自動券売機で販売されるB図柄の2種類。各図柄とも2万枚の限定で、なくなり次第販売終了となる。スタンプラリーでは、都営地下鉄内の8駅に設置されているポスターのQRコードを携帯電話やスマートフォンで読み込むと、『PSYCHO-PASS サイコパス』のキャラクター待ち受け画像が手に入る。8駅すべてを回ると、コンプリートした人だけに用意された限定待ち受け画像をもらえるほか、同作品のサイン入り台本など超レアグッズが当たる抽選に参加できる。スタンプラリー対象駅は、都営浅草線新橋駅、都営三田線日比谷駅・大手町駅、都営新宿線岩本町駅・市ヶ谷駅・神保町駅、都営大江戸線新宿駅・六本木駅。獲得できる待ち受け画像は、10月11日~27日のキャンペーン前半と10月28日~11月11日の後半とで入れ替わる。アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、人間の心理状態や性格的傾向を数値化できるようになった未来世界を舞台に、治安維持に当たる刑事たちの活躍や葛藤などを描く作品。10月11日より、フジテレビにて毎週木曜24時45分から放送を開始し、関西テレビ・東海テレビほか各局でも放送予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日